12月23日から25日の3日間、友人と鹿児島に行ってきました。今年の3月に職場を退職して、故郷にUターンした友人宅を訪問するのが、主な目的でしたが、以前から是非見学したいと思っていた知覧特攻平和会館を訪れてみました。
この知覧特攻平和会館はパンフレットによると「太平洋戦争末期、沖縄決戦に、人類史上類のない爆装した飛行機もろとも肉弾となり敵艦に体当りした陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録等貴重な資料を収集・保存・展示して当時の真情を後生に正しく伝え世界恒久の平和に寄与するものです」と書かれております。
見学をしていて、私が特に印象の残ったのは20歳前後の若者が書いたとは思えない達筆の遺書の数々でした。国を思い、父母、妻、兄弟などを思い、永遠に平和を願いながら出撃して行く時の素直な気持ちを綴った遺書の一つ一つ読みながら何度か涙を流してしまいました。
戦争に反対し、軍事に関して拒否反応を示す人もいますが、このような大きな犠牲を何と思うのでしょうか。無駄死だと思っているのでしょうか。このような若者たちが、自を犠牲にすることによって国の安泰を願っていたという事を忘れてはいけないと思います。会館内には、戦史の資料や隊員の遺品なども展示されていますが、修学旅行などで訪れたのでしょうか中学校や高校の生徒の作製した千羽鶴が壁一面に飾られているのも印象に残りました。
会館のそばには特攻平和観音堂がありますが、友人とともに合掌して隊員の霊をお慰めしました。この若者達の犠牲があるからこそ今の平和がある。それを誰もが永遠に記憶しなければいけないと思います。
(2002/12/25)
この記事は「今日のコラム」
「知覧特攻平和会館を訪れて」
としてHPに掲載されていたものです。
この知覧特攻平和会館はパンフレットによると「太平洋戦争末期、沖縄決戦に、人類史上類のない爆装した飛行機もろとも肉弾となり敵艦に体当りした陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録等貴重な資料を収集・保存・展示して当時の真情を後生に正しく伝え世界恒久の平和に寄与するものです」と書かれております。
見学をしていて、私が特に印象の残ったのは20歳前後の若者が書いたとは思えない達筆の遺書の数々でした。国を思い、父母、妻、兄弟などを思い、永遠に平和を願いながら出撃して行く時の素直な気持ちを綴った遺書の一つ一つ読みながら何度か涙を流してしまいました。
戦争に反対し、軍事に関して拒否反応を示す人もいますが、このような大きな犠牲を何と思うのでしょうか。無駄死だと思っているのでしょうか。このような若者たちが、自を犠牲にすることによって国の安泰を願っていたという事を忘れてはいけないと思います。会館内には、戦史の資料や隊員の遺品なども展示されていますが、修学旅行などで訪れたのでしょうか中学校や高校の生徒の作製した千羽鶴が壁一面に飾られているのも印象に残りました。
会館のそばには特攻平和観音堂がありますが、友人とともに合掌して隊員の霊をお慰めしました。この若者達の犠牲があるからこそ今の平和がある。それを誰もが永遠に記憶しなければいけないと思います。
(2002/12/25)
この記事は「今日のコラム」
「知覧特攻平和会館を訪れて」
としてHPに掲載されていたものです。