私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

国土が狭く災害が多い日本では太陽光発電は不向きだ

2018年01月05日 22時10分18秒 | 社会問題

低コスト化の見通し立つ「太陽光・風力発電」なぜ普及しない?

2017/12/29

 経済産業省は、原子力発電所の新設や建て替えの必要性に関する議論を近く始めるという。これを報じたYahoo!ニュースのコメント欄には《いつ福島の件が最終決着するか分からない。新設の議論は時期尚早》、《諸問題解決するめどが立たないのに新設するの?それなんか意味あるの?》など否定的な意見が圧倒的に多かった。

 温室効果ガス削減の枠組み『パリ協定』に日本は参加している。そのため、化石燃料による火力発電を減らさなければならないが、その代替エネルギーとして原発を挙げる声が主に経済界には多い。だが、欧米を中心にいま、猛烈な勢いで太陽光発電が普及している。そのため、海外からは奇異な目で見られている。

 11月18日に行われた『ソーシャルイノベーションフォーラム2017』(日本財団主催)で講演したブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスの黒崎美穂氏は次のように言う。

 「アメリカは『シェール革命』が起きたこともあって、現在は天然ガスの発電コストが一番安くなっています。しかし、2025年より前に太陽光(メガソーラー)と風力の方が安くなります。中国とインドも現在は石炭が一番安いのですが、2020年には太陽光と風力の方が安くなるといわれています」

 
■世界で太陽光発電は普及し続けているが…

 日本では再生可能エネルギーは高コストだというイメージが強いが、世界水準ではそんな話はとうに過去のものとなっているのだ。

 欧州のソーラーパワー・ヨーロッパ(旧欧州太陽光発電産業協会)は、世界の太陽光発電設備の2016年新規導入量について発表している。これによれば、前年比49.6%増で2年連続過去最高を更新しており、国別では中国が1位で128%増と急増した。2位がアメリカ、3位が日本、4位がインドなのだが、日本は22%減っている。

 「日本では大手電力会社を中心に、原発を再稼動させたい勢力の声が大きく、再生可能エネルギーのデメリットばかりを強調するメディアもあります。中国は国を挙げて再生可能エネルギーの導入に力を入れており、今年5月には世界最大出力の水上設置型太陽光発電施設を完成させました。再生可能エネルギーの将来は、国の方針や制度次第で変わります。安倍晋三政権や自民党が原発寄りである限り、大きな期待はできないかもしれません」(経済記者)

 日本では太陽光バブルは終わったと見る向きもあるが、バブルが終わったとすれば、これからは地に足のついた形で本格的に普及させる時期になる。IT業界がそうだったように、企業の淘汰が行われるのは新しい業界の常である。
(まいじつ)

(引用終了)


 数ヶ月前の話だが、知り合いの農家の方から、太陽光発電のセールスマンが来たが、何だか良く分からないので、どうしたら良いものかと相談されたことがある。もう高齢な方なので、十分な畑仕事も出来なくなっていることから、発電した電気を売ることが出来るならばと言う訳だが、私が「止めた方が良い」と話したので、この話は立ち消えとなり畑が壊されることはなかった。
 
 太陽光発電の業者は、荒れた畑や田んぼがあれば、必死になって持ち主に営業攻勢をかけているであろうが、自然にやさしいエネルギーと言われながら、パネルが災害の原因となって自然を破壊していることが次第に認知されるようになっている。それでも、何の基礎工事をせずにパネルを設置し、台風で飛ばされるなど、いい加減で怪しげな業者も未だに存在するようで、だから評判が悪くなる一方であり、農家の方も騙されないようにお願いしたい。
 
 まいじつによれば、欧州のソーラーパワー・ヨーロッパ(旧欧州太陽光発電産業協会)が、世界の太陽光発電設備の2016年新規導入量について発表し、前年比49.6%増で2年連続過去最高を更新しているものの、日本は22%減っていると報じている。ある経済記者は、日本では大手電力会社を中心に、原発を再稼動させたい勢力の声が大きく、再生可能エネルギーのデメリットばかりを強調するメディアもあり、また安倍晋三政権や自民党が原発寄りである限り、大きな期待はできないと、世界が太陽光発電導入を推進しているのに日本は遅れをとっているとも書いている。
 
 太陽光発電の問題点をあげると、安定した発電が出来ないことであり、夜間は発電せず、昼間でも雨や曇りの日には需要をまかなえるだけの発電をしないからであり、現代は電気なしの生活は不可能だし、わずか1秒であっても停電は許されないことから、天候に左右されず、夜間であっても十分な発電が出来る火力や原子力などに頼らざると得ないのである。
 
 日本が国土が狭い上に平地が少なく、約70%が森林であり、その森林を伐採してまでソーラーパネルを設置すれば、景観が損なわれるだけでなく、保水能力が失われて、災害の原因となるのは明らかで、もし、原発を廃止して太陽光発電で電力を補うとすれば、日本の森林はすべてなくなることになるが、それでも反原発を訴える連中は仕方ないと思っているのか。
  
 自然と環境にやさしい太陽光発電と言われながら、今や環境破壊の代表になっているとの感があり、原発1基分(100万kW級)と同等の発電量を得るには約58平方キロメートル(山手線の内側面積とほぼ同じ)の面積が必要となるようで、また、いわゆるメガソーラーと言われているものでも、原発1基分の1%にも満たない発電量しかないのである。
 
 かって、ある電力会社の「今使っている電気は今作っている電気です」とのコマーシャルがあったと記憶しているが、電気が必要な時に、十分な供給が出来ることが電力会社の使命だと言えるだろう。国土が広く、ほとんど平坦で、雨も降らず、人も住めないような土地が広がっている国であれば太陽光発電も良いだろうが、日本には四季があり、台風による風雨や地震などにより災害の多い国であることから、不向きであることは間違いない。
 
 前述した知り合いの農家の方に太陽光発電を止めさせた際にも話したが、ソーラーパネルには寿命あるし、また災害などで破損した場合に不要になったパネルの処分方法が決まっておらず、まして個人で処分出来るものではなく、もし設置した業者が倒産しているとなれば、処理不能の産業廃棄物となる恐れがあるからである。
 
 日本の海が魚介類や海草類の宝庫なのは、国土の約70%を占める森林から豊富な栄養素を含んだ水が流れ出し、それが川となって海に注いでいるからで、だから海にとって山は母なのであり、だから森林を伐採してまで太陽光発電を推進すれば、日本の海がどうなるか小学生でも分かるであろう。
(2018/01/05)