武漢から帰国の日本人2人が当初ウイルス検査を拒否 傍若無人な行動に出た理由を探る
2020/02/01
「これではバイオテロ」の声も
朝日新聞(電子版)は1月29日の午後10時26分、「帰国者の入院、12人に 症状ない2人が検査に同意せず」と報じた。
ほぼ同じ時間帯で、NHKは「武漢の邦人200人余帰国 12人が入院 2人が肺炎と診断」とのニュースを電子版の記事として掲載した。
この記事によると、武漢から初のチャーター便が200人を超える日本人を乗せて羽田空港に着陸したのは、同日の午前8時40分過ぎだったという。ちなみに、NHKの記事に「検査拒否」の文言は存在しない。
「検査を拒否した日本人が2人いる」————この事実が報じられ、世間に広まっていく過程で、YAHOO!ニュースのトピックスに記事が転載されたことも大きな影響を与えたに違いない。
1月30日、時事通信の記事「安倍首相、帰国邦人の検査拒否『残念』 新型肺炎、政府が対策本部」がトピックスに掲載された。
安倍首相は、この日の午前中に行われた参院予算委員会で2人がウイルスの検査を拒否したことに触れ、「大変残念だ」と発言。ニュースは更に拡散し、当然ながらSNSは異論で満ち溢れた。取材した記者が振り返る。
「SNSなどでは基本的に『信じられない』、『これではバイオテロ』という声が多く、『チャーター機の費用は2人に負担させるべき』、『武漢に送り返せ』といった過激な意見もありました。『氏名を公表しろ』という書き込みも少なくなく、政府が2人の個人情報を一切、開示しなかったことも影響したのかもしれません。結果、ネット上では揣摩憶測が乱れ飛ぶ事態となりました」
目についたのが「本当に日本人なのか?」という疑問だ。中には「日本に帰化した外国人ではないのか」という根も葉もない書き込みも散見された。
更にネット上ではよく見られる現象だが、“大喜利”的なウケ狙いの投稿も行われた。それらをまとめたサイトがいくつかあり、閲覧してみると、「宗教上の理由」、「偽装パスポートの発覚を恐れた」、「絶対に出社しなければならないブラック企業の社員」といった書き込みが紹介されていた。
いずれにせよ、共通するのは「理解できない」という感覚だ。医療関係者も「ウイルス検査は、被験者に負担を強いるようなものでは全くありません」と語る。
説得する職員を動画で撮影
「ウイルス検査とは、要するにDNA検査です。検査に必要な“検体”を採取する方法として、厚生労働省は『喉の奥を綿棒で拭き取る』ことを推奨しています。さらに代替の選択肢として血液、痰、尿などを列挙していますが、喉の奥を綿棒で拭う方法が最も正確な検査が可能です。チャーター便で帰国された方々も、相当数が綿棒で採取されたと思います。激しい苦痛を与えるようなことはなく、インフルエンザの検査で鼻腔を棒で拭うくらいの痛みしかありません」(同・医療関係者)
テレビ朝日などは2人が拒否する理由として「自分には症状がない」、「日本に帰国したのだから家に帰りたい」と訴えたと報道した。
さらに日本テレビなども、職員が「ご自身のためにも検査を受けるべき」などと説得しようとすると、怒りだして動画を撮影し始めた、などと放送した。
当然ながらSNSでは怒りの投稿であふれたわけだが、「家に帰りたい」のが本音だったのではないかと見る向きもある。何が何でも帰宅するため、検査を拒否したという推測だ。
「NHKの報道によれば、ウイルス検査の結果が出るまでの措置として、自宅に帰るための条件として2つが提示されたそうです。いずれも帰宅後は外出を控えることを前提とし、1つ目は『東京や、その近郊に住む人は、政府がバスで自宅近くの駅まで送迎する』、2つ目は『家族や勤務先の関係者が運転する車で迎えにきた場合は、どこにも立ち寄らず自宅まで送迎する』です。この2つが無理だという場合は、千葉県勝浦市のホテルに移動し、待機することになりました」(前出・取材記者)
ただし、前出の朝日新聞によると、チャーター機の乗客206人から入院者や検査拒否者などを除き、ホテルに泊まった者は191人に達したという。要するに大多数は自宅に帰らなかった、もしくは帰れなかったのだ。
「ひょっとすると検査を拒否した2人は、どうしても自宅に帰りたかったのかもしれません。しかし都内にも、その近郊にも自宅がなく、家族や勤務先の関係者などが車で迎えに来てくれることもなかった。そのため、検査を拒否して自宅に帰るという強硬手段に出たという可能性はあると思います」(同)
ところが1月30日、厚労省は「検査を拒否した2人が、『検査を受けたい』と」申し出てきた」ことを明らかにした。
世論も振り回されてしまった格好だが、このような混乱を再発させないためにも法整備が必要、という声も強い。だが、ある政府関係者は「その必要はない」と否定する。
「『たとえコロナウイルスが指定伝染病とされても、発症していない人には手の打ちようがない』という報道もあるようですが、これは事実とは異なります。政府は2月7日としていた指定感染病とする政令を、2月1日に前倒しました。指定伝染病となれば、たとえチャーター便の乗客が検査を拒否しても、ある種の強制力を伴った検査が可能になる。なので、それ以上の法整備は必要ありません」
ならば、もっと早くに指定伝染病としておけばよかったのではないか、という疑問を持つ方もいるだろう。しかし厚労省は「ウイルスの拡大や感染状況を注視した結果、適切なタイミングで指定伝染病とした」と判断しているという。
(デイリー新潮)
(引用終了)
国内で新型のコロナウイルスに感染していることが確認された方は、2月1日現在で20人になったそうであり、今後も見えない敵とも言えるコロナウイルスとの戦いが続く訳であり、感染しないためにはどうしたら良いのか様々な手段を講じる必要があるだろう。支那における感染者は毎日にように増加しているようだが、死者が何人で、感染者が何人と発表されても、あの支那のことゆえ信用出来ないし、実際は数倍か数十倍と思っていた方が正解ではなかろうか。
感染しないためにはどうしたら良いのか思案する毎日だが、しばらくは観光地など、ともかく人の多い所には行かないことや、買い物もスーパーなどではなく、個人商店して、なるべく人との接触を少なくするしかないし、近所の農家の方とは「当分は家と畑の往復だけにした方が良い」と半分冗談のようでもあるが真剣な話をしている。
政府は支那の武漢にチャーター機を派遣して日本人を帰国させているが、1月29日に、その最初の便が200人余を搭乗させて羽田空港に着陸し、そのうちの12人が入院し、2人が肺炎と診断されたが、なぜか、ウイルス検査を拒否し、そのまま帰宅した者が2人いたそうで、既に報道されている通りである。
ウイルス検査を拒否した2人は何者かを探るのは週刊誌の絶好のネタになるだろうから、早速、デイリー新潮が報じているようで、その2人の身元までは特定されていないようだが、「これではバイオテロだ」とのネット上の声や、検査に同意するように説得する職員を動画撮影するなど理解し難い行動があったようだ。
その後、翌30日になって、検査を拒否した2人が検査を受けたい旨に申し出があり、その結果は陰性だったそうだが、いくら症状がなくとも感染していることがあるとの恐ろしい病気であるにも関わらず、「やはり陰性ではないか」と、そのまま帰宅したことを正当化し、この2人は厚生労働省などに抗議したのであろうか。
武漢にチャーター機を派遣した費用は、帰国した者には負担させず、税金で賄われることになったとなれば、タダで武漢から脱出したことになるが、にも関わらず、感染者を増やさないため検査と一時隔離に同意せず、帰宅した2人の行動は許しがたいものがある。
2人の身元は公表されておらず、帰宅した所がどこなのか分からないので不安で仕方ないが、帰国した翌30日になって検査に応じるとした心境の変化の理由は何であろうか。もし、家族がいれば、陰性であること確認が出るまで帰宅にはためらいがある筈だが、それでも帰宅しようとしたため家族が激高したか、勤務先の会社から検査を拒否したままでは出勤させる訳にはいかないとして解雇を示唆されたかも知れない。
政府職員に対しての敵意とも言える言動と、犯罪被害者でもないのに説得する職員を動画撮影するようでは思想的に相当偏っているとしか思えないし、今回は仕方なく検査に応じたが、今でも納得出来ないと思っているならば日本外国特派員協会などで顔と名前、勤務先の会社名などを出して会見し、お得意の日本政府批判をすれば良いのではあるまいか。
(2020/02/03)