石破茂前地方創生担当相「このままではもう一度、国民の支持を失う」と危機感示す
2017/07/08
自民党の石破茂前地方創生担当相は8日午前の読売テレビ番組で、東京都議選の惨敗について、政権から転落した平成21年衆院選を引き合いに「野に転じたときも、おごりやたるみがあった。このままではもう一度、国民の支持を失う。緊張感と責任感を取り戻さなければいけない」と危機感を示した。
石破氏は野党時代を振り返り、「反省会とざんげの日々だった。国民の感覚とずれていることが敗因だったと徹底的に分析し、どんなにやじられても怒鳴られても、街頭に出た」と述べた。
その上で来年秋の自民党総裁選を見据え「政策は徹底的に研ぎ澄まし、党のあり方は徹底的に改める。それに戻れるかどうか。安倍(晋三首相)総裁がやってくれると期待する」とくぎを刺した。
(産経新聞)
(引用終了)
平成21年8月の衆院選で大勝した民主党は念願の政権交代を成し遂げ、鳩山政権が誕生して自民党は下野した。麻生元総理は野党に転落した責任をとって、自民党総裁も辞任していることから、誰かが総裁になる必要があった訳だが、野党なので、総裁になっても総理にはなれないことから、誰が総裁になるか関心があったが、その役を引き受けたのは谷垣氏であった。
自民党が下野して苦しい時に、総裁に就任した谷垣氏には敬意を表したいし、野党に転落した自民党はこれからどうなるのかと不安の毎日だったであろう。それでも多くの所属議員は自民党から逃げることはなかったので、再び政権を奪還することが出来た訳であり、政権交代を許した民主党は民進党と名を変えて党勢の回復に躍起になっているようだが、支持率は一桁代で、また日本人かどうか疑わしい者が代表となれば党崩壊は近いのではあるまいか。
谷垣氏が自民党総裁になった時に、今まで何度も総裁選に出馬している石破茂氏は自民党が下野しているからなのかなぜか出馬しなかったのは、石破氏支持が広がらなかったためとされているが、確かに、あの顔では自民党のイメージは下がる一方になることが所属議員も分かっているからであろう。
この所、その石波氏がメディアに露出することが多くなった気がするが、ポスト安倍を狙ってメディアと共同歩調を取っているとしか思えない。産経新聞よれば、8日午前の読売テレビ番組に出演した石波氏は東京都議選の惨敗について、政権から転落した平成21年衆院選を引き合いに「野に転じたときも、おごりやたるみがあった。このままではもう一度、国民の支持を失う。緊張感と責任感を取り戻さなければいけない」と危機感を示したそうである。
かって自民党が下野して細川政権が出来た時に、自民党を見限って離党したことがある石波氏が何を言っても説得力はないし、政治家の中で最も信用出来ないのはメディアを利用して、あたかも自分は正しいことを言っているかのように仲間の背後から鉄砲撃ってる石波氏のような連中ではなかろうか。
自民党内で石破氏を支持する方が少ないのはその証左で、いくら自民党を批判し、貶めたとしても、自分への評価が上がる訳ではないし、批判しか出来ない民進党が、その手本を示しているのを知らないようであり、前述したように自民党が下野した際に離党したり、総裁選に出馬すらせず、責任を回避しようとした石波氏に都議選の惨敗について、あれこれ言う資格はあるとは思えない。
石波氏は、まさに裏切り者であり、自民党内にも石波氏を支持する方は少ないとなれば総裁選出馬に必要な推薦人を確保出来ないであろうし、そもそも人権擁護法案、外国人参政権、女系天皇などの推進派となれば、内閣総理大臣として論外であり、その器ではないだろう。
また安倍総理批判となれば何でもやる偏向マスコミのお気に入りで、だから出演依頼が多いのであろうが、所属している自民党を批判するのであれば国会議員を辞めて政治評論家になれば良いし、かってTBSの「時事放談」に出演したことがあるので偏向マスコミとの関係も良さそうだから、是非そうして欲しいものである。
(2017/07/10)
写真:石破茂氏=6月22日午後、東京・永田町の衆院第二議員会館(斎藤良雄撮影)