私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

掲示板 2003年11月分過去ログ (1699~1722)

2003年11月21日 21時53分50秒 | 掲示板過去ログ2003年分

1722.果たして東京でテロは起こるか(1)
名前:疲れ目 日付:11月21日(金) 21時53分
 トルコのイスタンブールで悲惨きわまりないテロが続いている。
 若い方はご存じないかもしれないが、日本でもかつて、これと同じ形態のテロが東京で連続して起きた。
 たとえば1974年に、東アジア反日武装戦線「大地の牙」と称する日本人テロリストグループが、丸の内の三菱重工業本社を爆破し、私の記憶では、三菱重工業の社員が8人死亡し、社員を中心に100人を越える負傷者が出た。(私は彼らに関するノンフィクションを読んだことがあるが、彼らは「日本大企業が行っている第三世界への搾取」に反対して反日闘争をしていた。)
 彼らの一部は、のちに日本赤軍がハイジャックした飛行機の乗客と交換で、服役していた刑務所を出て、反イスラエル・パレスチナ闘争に積極的に関わるが、下記の年表(大地の牙などの裁判資料集より)を見ると、彼らが、一つには、今イスラエルでテロを起こしているイスラム過激派勢力ともつながっており、もう一つは、こちらのホームページでも紹介されている興亜観音像などの爆破を行い、日本の植民地支配への苛烈な批判姿勢があり、また、赤軍派のよど号ハイジャックで分かるように、北朝鮮との人的つながりもあることが伺える。

(東アジア反日武装戦線に関する年表)
★は東アジア反日武装戦線三部隊(狼.大地の牙、さそリ)関連
☆は日本赤軍関連
※は国際・社会情勢に関するもの      

1970年 3月31日 赤軍派、よど号ハイジヤック
1971年11月11日★「狼」前身部隊、興亜観音像と殉国七士の碑を同時爆破
           ☆秋よリ『赤軍―PFLP・世界戦争宣言」上映連動
(投稿者注:PFLPは、アラファト傘下の、武装闘争も行うパレスチナゲリラ組織)
1972年 2月19日~28日 連合赤軍、あさま山荘銃撃戦
      4月 6日★「狼」前身部隊、総持寺納骨堂を爆破
      5月30日☆テルアビブ空港、リッダ闘争
(テルアビブ空港で奥平、岡本が銃を乱射してイスラエル人26人を殺し、73人が重軽傷を負った。生き残った岡本は一躍、パレスチナの英雄になった)
     10月23日★「狼」前身部隊、北海道大学北方文化研究施設と「風雪の群像」を爆破


1721.果たして東京でテロは起こるか(2)
名前:疲れ目 日付:11月21日(金) 21時51分
(1)より続く

1973年 7月20日☆日航機をハイジャック、ドバイ闘争
      8月 8日※金大中拉致事件 
     10月 6日※第4次中東戦争勃発
1974年 1月31日☆シンガポールのシェル精油所を爆破
      2月 6日☆在クウェート大使館占拠、シェル精油所爆破の4名を奪還
      3月 1日★『腹腹時計』V0L.1発行
      8月 9日※アメリカ、ニクソン大統領、ウオーターゲート事件で辞任
      8月14日★虹作戦(天皇列車爆破計画)中止
      8月15日※文世光、ソウル光復節式典会場で朴大統領狙撃未遂
      8月30日★「狼」三菱重工を爆破
      9月13日☆オランダ、ハーグのフランス大使館占拠、同志奪還闘争
     10月14日★「大地の牙」三井物産を爆破
     11月25日★「狼」帝人中央研究所を爆破
     12月10日★「大地の牙」大成建設を爆破
     12月23日★「さそリ」鹿8建設PH工場を爆破
1975年 2月28日★三部隊、間組本社6階、9階、大宮工場を爆破
      3月22日 泉水博、千兵刑務所で病者への医療を求めて決起
      4月19日★韓産所、オリエンタルメタルを爆破
      4月27日★間組江戸川作業所を爆破
      4月30日※ベトナム解放
      5月 4日★間組江戸川作業所のコンプレツサーを爆破
      5月19日★8名一斉逮捕
      6月25日 釜ヶ崎共闘会議の船本州治、皇太子訪沖に焼身抗議
      7月19日 北海道警察本部爆破(声明:東アジア反日武装戦線)
      8月 4日☆★日本赤軍クアラルンブールのアメリカ大使館、スウェーデン領事館占拠「狼」の佐々木規夫を含む5名釈放

1976年 1月 6日 平安神宮放火(声明:世界赤軍日本人部隊闇のつちぐも)
      3月 2日 北海道庁爆破(声明:東アジア反日武装戦線)
      8月10日 道庁爆破で大森勝久逮捕
      9月 9日※毛沢東死去
1977年 1月 1日 京都梨木神社爆破(声明:世界赤軍日本人部隊闇のつちぐも)
      2月21日 大阪東急観光爆破
      5月 2日 東大法文1号館爆破(声明:世界革命戦線大地の豚)
      6月30日 三井アルミ社長宅爆破(声明:世界革命反日戦線タスマニア1876)
      9月28日 ★☆日本赤軍、日航機ハイジャック(ダッカ闘争)
             浴田由紀子、大道寺あや子、泉水博を含む6名釈放
(投稿者注:浴田、大道寺はいずれも大地の牙のメンバーで、飛行機の乗客と交換で釈放された)
     10月27日 神社本庁爆破(声明:世界革命戦線大地のブタ)
     11月 2日 東本願寺大師堂爆破(声明:世界赤軍日本人部隊闇のつちぐも)
     11月 3日 国連総会、ハイジャック防止法決議採択
1978年10月28日 間組第二ハザマビル工事現場爆破(声明:東アジア反日武装戦線)
1979年 1月16日※イラン革命
      6月 9日 磯江洋一、山谷マンモスポリポックスの警官刺殺
     10月26日※朴韓国大統領、射殺
     11月12日★東京地裁大道寺将司、片岡利明に死刑、黒川方正に無期、荒井まり
     12月   ※ソ連、アフガニスタンヘ侵攻
(年表終わり)


1720.果たして東京でテロは起こるか(3)
名前:疲れ目 日付:11月21日(金) 21時49分
(2)より続く

1974年から5年にかけて、三井、三菱、間組、大成建設、鹿島建設など、日本の一流企業が次々にテロの標的になった頃、日本人は連続テロに震撼していたが、果たして、現在はどうか。
 大地の牙のような日本人テロリストグループが、今現在、爆弾闘争を行えるだけの力を国内で蓄え得るとは考えにくい。だが、まったくあり得ないとは言えない。たとえばオウムも、内部に北の工作員が複数入っていた疑いがあるという報道もあり、もともとはただのヨガ団体だったのが、北朝鮮の工作を受けてサリンを作り始め、日本攪乱破壊工作としてサリンテロを行ったのではないかという状況証拠が、実はかなり報道されている。旧社会党にも北朝鮮の工作が入っていたのは、半ば公然の秘密になっている。
 オウムのように水面下で工作を受け、内部でテロリストを養成しているような団体が、ほかに、まったく無いと断言は出来ない。その場合はテロリストは日本人ということになり、警察も、顔の違う外国人と違って、補足しにくいということはあるかもしれない。しかし、用心する必要はあるが、その可能性は、それほど高くないと言えると思う。
 私個人が心配するのは、日本人のテロリストより、総聯傘下の学習組など、北朝鮮や国内で工作員教育を受け、工作活動を行ってきたと言われる勢力が、今後どのような活動をするのかということだ。総聯にも学習組にも、破防法の適用はなく、いまだに彼らの全貌が分からない。
 では、アルカイダが日本でテロを敢行できるか。私は、顔や言葉がまったく違うので、彼らが集まって計画を練ったり爆弾を調達するのは、相当困難であることから、テロを実行するのはほとんど無理だと思う。
 私がいちばん心配するのは、「日本人はテロにひるむ」「テロに屈服する」というイメージを、もし北朝鮮が抱けば、「一発、東京でテロを敢行して、日本や日本世論を屈服させ、対日交渉を今より有利に進めよう」という発想が出てこないのかということだ。北朝鮮の専門家や、匿名でテレビなどに出てくる元総聯の幹部などは、北の工作員は、まだ国内で数百人の単位で活動していると言っている。
 スパイ防止法もなく、学習組などへの破防法の適用もなく、テロに対する備えは万全なのか。私は、テロの脅威に怯えることじたいが、テロリストにテロの効果を学習させ、逆にテロを呼び込むおそれがあると思う。しかし、テロを恐れないためには、テロを起こさないためのシステムや法の整備が必要だ。スパイ防止法は、ほかの国では常識的に整備されている法律であり、日本では、この法律がないためにスパイ天国と言われ、工作活動で捕まった工作員が、微罪ですぐに釈放されている。テロへの備えは、甘いのではないか。
 

参考までに、東アジア反日武装戦線のホームページにあるかれらの主張を見ると、今のアルカイダの主張と、共通する論理を見ることができる。東アジア反日武装戦線が反日で、アルカイダが反米の違いはあるが、論理の組み立て方は不思議に共通している。

http://share.dip.jp/hannichi/nenpyou/kiseki.html


 1719.続日本経済を占う
名前:桑原洋一郎 日付:11月21日(金) 19時56分
* 信用買い残の評価損率20%接近が底入れのメドか

しかし、今回の信用のしこりは深刻だ。代表的人気株のソフトバンクについては、高値で信用買いした投資家が多く、平均コストは6000円台前半、すでに評価損率は約4割まで拡大している模様。中堅証券株なども似たり寄ったりのようだ。春先は信用の売りと買いがほぼ均衡していたが、夏場以降急速に買いだけが増加し、特に投機色の強い銘柄に集中している。

相場が下げ始めてからも買い残が増加している銘柄が多く、規模から見て今日の下げで投げが一巡したとは思えない。反面、下げが急速だったためにテクニカル的には売られ過ぎの銘柄も増えており、今後の下げ余地はさほど大きくないといえる。一方、最近まで大きく上げており、高値からの下落率が15%以内にとどまっていた景気敏感セクターが急速に下げ始めたのは気がかりである。

NEC、東京エレクトロン、 NTN、安川電機、千代田化工などがこのグループ。インデックスが一段と下げるとすればこれらのセクターにネガティブな見方が強まった場合だろう(例えば米国景気の先行き不安が強まるなど)。注目されるのは大型優良株で本日プラスで引けたものが結構あったこと。

これは三共、武田、電力・ガス大手、JR各社、NTTグループなどで、ディフェンシブ、金利敏感株といわれるセクター。このことはヘッジファンドの介入があったのを感じさせ、いずれ彼らは反対売買してくるものと見られる。逆にふだんあまり目立たない中堅小型の優良銘柄に大きく下げるものが多かったのは注目される。

これは信用顧客の担保処分の売りやTOPIX型の裁定売りが大量に出たときによく見られる現象。今日の場合は前者だろう。

*  次のチャート上のメドは9423円、9224円テクニカル的には、中期的には弱気、目先的には強気と判断したい。日経225を基準に見ると、10月21 日の高値11238円から最初の急落の下げ幅が1052円。その後の戻り高値10869円から同値幅を差し引いた9817円は、本日の安値が9756円なので達成済みである。25日移動平均線からの乖離率―7.9%は売られ過ぎだし、騰落レシオ25日の79.4%は3月19日以来の80%割れで、下落銘柄の範囲も相当拡大してきたといえる。

しかし、中期指標で見ると、前述のマドを作って下げたこと(ギャップダウン)によるアイランド・リバーサル、高値での三尊天井型、26週移動平均線を下抜いてきたことなど、楽観を許さないものが多い。とはいえ、それ以上長期のパターンは、依然として上昇相場中の押し目の範囲という解釈ができ、あまり弱気になることもないだろうと思う(ただし米国が今後本格調整に入るとなると少し困ったことになるが)。

現在よりも下げた場合の重要なサポート価格を上げておくと、4月安値から10月高値までの上げ幅の半値押しとなる9423円、8月7日の安値9224円である。


1718.日本経済を占う
名前:桑原洋一郎 日付:11月21日(金) 19時31分
日本株:日経225が1万円割れ、需給の崩れは短期的

* 4つの悪材料が重なる
 
本日の株式市場は寄り付き後間もなく日経225、TOPIXとも大台を割り込み、その後も安値圏で推移するという厳しい展開となった。上昇過程でマドを開けていた10100円付近を、今度は下向きのマドを形成して下がったことにより、上値に巨大な罫線のかたまりを残した「アイランド・リバーサル」と呼ばれるパターンが形成され、しばらく下値でのもみ合いが濃厚と見られることになった(ただし近日中にこのマドより上まで反発すれば逆に強気のシグナルとなる)。

本日の下げは4つの悪材料が重なったことで説明がつく。第一が、先週以来下げの原因となっていた信用取引の含み損拡大による投げ売り。第二に、米国市場でハイテク株主導の下げがあったことで外国人が売りに出たこと。第三が、JASDAQのシステムにトラブルが発生し、10時半まで取引が停止になっていたこと。

第四に、テロ組織のアルカイダが、日本政府が自衛隊をイラクに派遣すれば東京にテロを仕掛けるとの発言をしたこと。それぞれがバラバラに伝えられたなら1%程度の下げで収まったと思うが、一斉に圧力として加わるのが分かると、無理に流れに逆らおうとする投資家はいなくなるので、買い注文の真空地帯ができてしまい、一気にサポートと目されていた9800円前後のレベルまで叩き込まれてしまったのである。

4つの悪材料はそれぞれに重要な意味合いがあるが、基本的に長期的な売り圧力となるものはなく、とりわけ短期的な信用絡みの売り物が一巡すれば下げは一巡、企業の実体価値に較べて割安との見方が次第に強まって、反発に向かうと見ている。収益トレンドが上向きであることに変わりはなく、企業の手元流動性が潤沢であるため自社株買いが再び増勢となり、また公的年金(株高となったため株式の比率が高まり買いを手控えていた)の買いも再開されると考えられる。

昨年度のような猛烈な銀行の売りは今では存在しない。短期の需給が原因の下げはむしろ買いのチャンスとなるだろう。外国人は株価が割高と見れば売るが、割安であれば買いに来る。ハイテク株や銀行株などはヘッジファンドの関与が多く、ネガティブなニュースが出ればその都度売りに来るだろうが、全体としてドカッと売りに来るような環境にはない。

アルカイダの話は全然具体性がなく、現時点では自衛隊のイラク出動に対する予防線を張っておいたと考えるべきだろう。地合いの悪さが必要以上の恐怖心を呼び起こしたと見ている。JASDAQの停止は、信用取引の追い証(含み損が一定以上になると請求される追加担保)の調達にトラブルが発生するかもしれないという疑念を起こさせ、開いている市場での換金売りを一段と加速される要因となった。

だが、逆に言えば、そういう売り急ぎ要因が重なったために株価は本来の位置より安くなっており、中長期的に見ればよい買い場提供となっている銘柄も多くなったと感じている。


1717.愕堂先生と中野先生がいたら
名前:桑原洋一郎 日付:11月21日(金) 19時13分
政党政治家としての苦悩―中野正剛―

「国運を危急に救ふも、禍を転じて福となすも、皆国民各自の責任である。職業的政治屋は天下の大事を託するに足らぬ」(「総選挙に望む国民の責任」『東方時論』1920年4月号)

1920年衆議院議員に初当選した中野正剛は、議会でのその鋭利な質疑によって、政党政治家としての名声を高めていった。

だが世界恐慌と満州事変という事態に直面し、中野は苦悩した。立憲民政党を脱党して以降の中野は、挙国一致の国民組織化を試み、国民同盟や東方会を組織していった。けれども中野のそうした模索は、その政治的人生に複雑な影を投げかけていくことになる。

確かに、中野先生が言うところの政治屋に付託した所で今迄どうにも為りませんでした。誠に政治屋という言葉も政治を食い物にする輩が時代は変われでもいるということであろう。


1716.言霊神宮提供 いろは風味の讃美歌
名前:波江究一 日付:11月21日(金) 18時37分

聖堂の薔薇窓透きて
母子に燃え揺る陽ぞ薫り
懺悔声無く凝視め居ぬ
落ち合ふ室辺我や寝よ

せいたうのはらまとすきてほしにもえゆるひそかをりさんけこ絵なくみつめ居ぬおちあふむろへわれやねよ

クリスマスを信仰抜きにツリーを飾り、ケーキを食べサンタクロースのお土産を貰ふ祭りにしておいても仕方無いと思ひ、いろは風味の讃美歌を提案します。薔薇窓とはノートルダム大聖堂にある
ステンドグラスです。ここで礼拝賛美されて居るのは三位一体の神では無く、創めに言葉ありきといふその言葉であり、言霊です。かういふものに曲つけて、クリスマスソングとして逆輸出するやうになれば、日本も真の意味で国際化し、歴史を生き抜くしたたかさを身ににつける事になると思ひます。将来この歌に霊感得て実際に日本教の聖堂を造りあげてしまふ、建築家美術家もあるかしれません。提供は言霊神宮です。
http://8504.teacup.com/namie/bbs


1715.桑原さんへ
名前:マモー 日付:11月21日(金) 17時54分
素晴らしい文章ですね。
感動しました。
政治のあるべき姿がいきいきと表現されていますね。


1714.日本はイラクに自衛隊を派遣しないとの選択肢はない(疲れ目さんへ)
名前:forest(管理人) 日付:11月21日(金) 17時35分
疲れ目さん、管理人のforestです。素晴らしい長文の書き込み有り難うございます。全面的に同意致します。

イラクへの自衛隊派遣を巡り、小泉総理は決断しているようなしていないような曖昧な話をしています。確かに治安が安定しておらず、テロリストが横行しているようなところに自衛隊を派遣して、もし戦死者(殉職者)が出たらどうするとの声がありますが、それが普段から自衛隊員が訓練などで殉職しても哀悼の意を表したことがない連中が、そう言っているのだから奇妙なのです。

もしイラクへの自衛隊派遣が決まり、万一自衛官に犠牲が出たとしたら、誠に悲しむべきことですが、それにひるまず自衛隊員が戦死しても日本が任務を中断せず遂行したということになることが、日本がテロと戦う毅然たる意志を示したことになり、ひいては悪魔のテロ国家北朝鮮への「日本は犠牲を払ってもテロと戦う。日本はこのまま拉致問題が解決しなくても良いと思っている訳ではない。いざとなったら日本は戦う意志があるぞ」と言う大きなメッセージとなるのです。であるから、日本はイラクに自衛隊を派遣しないとの選択肢はないと言いたいです。

前に主張にも書きましたが、日本はテロに屈しない国ではないのでしょうか。自衛隊を派遣しないとの選択肢をとれば、日本はテロに屈した臆病な国だと言われ続けるでしょう。過去に日本赤軍らが起こしたハイジャック事件で、日本政府はテロに屈した解決策をとり、世界から「日本はテロリストを持参金付きでばらまいた」と批判を受けました。その屈辱を忘れたのでしょうか。テロリストと対決するには、こちらも犠牲を覚悟しなければなりませんが、戦闘を職業とする軍人としてそれは覚悟の上であり派遣命令が下れば辞退する者はいないと確信しています。

疲れ目さんの投稿にありますイラク在住日本大使館員が、治安が安定していない地域でありながら、テロの屈することなく、また撤退もせず業務を継続しているとは本当に頭が下がります。自分で自分の身を守るすべがない外交官が、未だにイラクに止まっていることは、まさに勇気がいることであり、イラク在住日本大使館員は治安が安定していない地域で業務に励んでいることを多くの国民は知るべきです。

しかしイラク在住日本大使館を他国に警備して貰っているといるとは日本は何と情けない国なのでしょうか。日本大使館員は日本人ではないのか。同胞を守れずして何が国家だと言いたい。国家とは同胞が国外にいようが、これを守るのは責務ではないのか。日本人の身は日本人が守れずして誰が守ってくれるのでしょうか。もし自衛隊がイラクに派遣されても任務の中に大使館警備が入っていないとは本当ですか。日本大使館員とて自衛隊が警備していたらどんなにか心強く安心していられるのでしょう。では日本大使館が攻撃される事態になった時自衛隊がイラクに派遣されていたとして、大使館員の救助にも駆けつけず見殺しにするつもりでしょうか。

昭和25年に自衛隊の前身に当たる警察予備隊が発足して以来の殉職者は1737人であるという。これほど多くの自衛隊員が殉職していることは、まさに有事を想定した訓練をしているからではありませんか。疲れ目さんのおっしゃるとおり、尊い犠牲は何であったのでしょうか。イラクに自衛隊を派遣しないと言う選択をした場合、日本はテロに屈した情けない国だと言われることが、英霊達の御霊をお慰めすることが出来るでしょうか。テロリストの脅迫には絶対に屈しないという気概を示さないで、これから、北朝鮮というテロ国家と対決していく覚悟が日本政府にあるのか今国民は注目しているのです。


1713.温故知新
名前:桑原洋一郎 日付:11月21日(金) 16時27分
今月の咢堂言行録
(『世界と議会』2003年7月号より)
バックナンバー
咢堂言行録
世界の改造と日本の将来
専制政治の国なら、独断専行、強力手段に訴えて、すぐに効き目のあらわれるような手の打ち方もあろう。しかし立憲政治の国では、国政を一人の力でおこしたり、ねかしたりすることは許されない。国民一人ひとりが自覚して、国難を救う政治に協力し、その責任を分担する以外に途はない。

したがって、一服飲めばすぐ直るような薬はない。やっぱり、急がば回れで、国民の自覚・自主・自助・自制・自律を待つ他はない。……明治の王政維新は少数の勤皇志士でやり遂げたが、今度の民政維新は、国民総がかりでやらねば成就しない。…民政維新に最も必要なものは批判的精神である。上からの命令や指令を鵜呑みにして盲動するような国民では、とても民政維新を成就することは出来ない。行動する前に先ず批判せよ。

それが誰からの命令・指令であろうとも一度自分の良心のふるいにかけて、しかる後に行動する。そして、その行動に対しては、どこまでも責任を取る覚悟を持った人々によってのみ、民政維新は成し遂げられるのである。

王政維新は形式的維新であった。頭の上のチョンマゲを切ったが、心の中のチョンマゲは切れなかった。立憲制度は輸入したが、これを運用する精神は輸入しなかった。近代文明の皮相は学んだが、これを生むにいたった根本の精神は学ばなかった。……民生維新は、王政維新のごとき単なる外形の上のサルの人まねに止まらず、進んで精神革命にまで徹底しなければならぬ。


1712.忘れてはならない人
名前:K.N 日付:11月21日(金) 13時23分

もう一人付け加えるなら、あの東条内閣を批判して自決に
追いこまれた中野正剛氏でしょう。(現在では右翼扱い
されていますが)

私事ながら、通っていた東海大学の総長さんが、中野氏の
娘婿でした。


1711.Re:オーストラリアについて
名前:Y.K 日付:11月21日(金) 12時38分
私も新婚旅行でオーストラリアへ行きました。
シドニーですら、あのオリンピックが無かったらどうなっていただろう
というくらい田舎でした。
日本から永住で向こうへ行かれているガイドさんが言っていましたが、
日本人とは根本が違うから慣れるまでは大変だったと、しかし、慣れ
てしまうとこれほど楽な物は無い、給料は安いが休みはたっぷり
あるし、言うこと無いです。とのことでした。もう何年も日本に
帰っていないと言っていました。飛龍さんのおっしゃるとおり、
帰国がつらいのかもしれないですね。
とにかく、永住なんてとんでもないと思いました。日本はいろいろ
当たり前のように恵まれてることが多いです。よ。


1710.オーストラリアについて
名前:飛龍 日付:11月21日(金) 11時29分
初めての投稿です。しんしんさんんのHPからの紹介です。オーストラリア
は新婚旅行で1週間くらい滞在しました(かなり前)短期滞在にはいいとこ
ろです。しかし蝿が異常に多い。半端じゃありません。永住する場所ではな
いです。とにかく時間にルーズで、覇気が無い。彼の国のお国柄といえば、それまでですが、ホテルのボーイもロビーで仲間同士でふざけている。車が異常
な速度でぶっ飛び、信号が青に変わると0→400GP並に飛ばし、タクシーの
運転手は逆バンクでタイヤを鳴らして走る。印象としては国全体にピシッとし
た感じがなく、いい加減(悪い意味で)であり、日本的感覚ではそのうちブチ
切れてもおかしくありません。あの国に慣れると、帰国したらかなり辛いでしょう。体全体に力が入らず、タラーツとしてしまいそうです。


1709.そうですね。
名前:マモー 日付:11月21日(金) 8時42分
斎藤隆夫氏や
浜口雄幸・井上準之助・幣原喜重郎のような
人材が必要だと思います。
岳飛と秦繪の秦繪を
もう少し評価すべきだと僕は思います。
南北宋王朝は僕の理想の王朝です。


1708.今の政治家
名前:K.N 日付:11月21日(金) 1時18分

残念ながら今の日本の政治家には、幕末から大正デモクラシーに
かけての立派な政治家たちのような人は、ほとんどいないと思わ
れます。(政治屋だから仕方ないかもしれませんが)

少なくても陸軍と「腹切り問答」をやった浜田国松氏、「反軍
演説」を行なった斎藤隆夫氏ぐらいの肝のすわった人達に出て
来てもらいたいものです。


1707.たしかに。
名前:マモー 日付:11月21日(金) 0時22分
鶏鳴狗盗さんへ
僕は役に立てば良いと思います。
ただいかに愛国心があっても私利私欲に走れば台無しです。
韓非子はいささか厳しすぎると私は思います。
無私・無欲にただ1個の機械のように仕事をする人が
必要ではないでしょうか?


1706.何と言うか・・・
名前:mumu 日付:11月21日(金) 0時21分
今時、政治家に無私・無欲を求める人がいるということ自体、私には信じられない気持ちです。
政治は決して綺麗事では出来ない仕事です。
その程度は、今じゃ常識中の常識だとも思っています。
なので政治家は清濁併せ持ち、それを臨機応変に使い分け、ベストでなくても可能な限りベターな方向へと国と民を導いていくように務めるのが、望ましい姿勢のひとつでもあるような気がしますね。

これまでにもクリーンなイメージを売り物にしていた政治家は掃いて捨てる程出て来ては、ほんのわずか有権者の気を引きはするものの、クリーンなままのイメージを保てたにしても、さっさと見限られていたようにしか思えないのに比べ、アクの強さと濁り?も抜きん出て強い現都知事が極めて高い支持を保ち続けているという現実を見れば、清廉潔白など政治家にとっては寧ろ害でしかないのでは、とさえ思えますね。

個人的には、政治家は一般人よりももっと欲深であってほしいと思っています。
日本を色々な面において世界でも優れている国だとする為に、欲を出しまくって外国からだろうと見慣れない新しいものであろうと、積極的に取り入れ、尚且つ日本古来の良さも残したままに、というような感じで。
あれもこれも一気に、というくらいの気概は必要だとも思いますので。


1705.豪州の話題があるのはなぜだ?
名前:ego 日付:11月21日(金) 0時1分
豪州なんて、G8にも入っていない弱小国ですよ。
確かに大自然と資源は豊富です。
ただそれだけですよ。
教育、産業など日本アメリカの上に成り立ってる他力本願な国ですよ。
それから気になっていますが、豪州は州によって法律が変わります。
NSW、QLD、VIC州は、多少栄えていますが、
他は手付かずの広大な土地があるだけで、ほとんど砂漠です。
なんで豪州がどうのこうのの話になるのか不思議です。
ただ、どなたかが仰るとおり、アンザックデーという祝日は、
日本にとって、羨ましい限りですね。
パレード反対勢力もいるのでしょうか?
見た事ないですが。
日本なら在日右翼街宣車が出動し朝日毎日TBSあたりが、昔の日本軍の悪行と題して特集するでしょう。
そのような事が無いオーストラリアはその点、日本より健全なのでしょう。
オリンピックでアボリジニが主役であった事もなんとなく良かった。
まあ、豪州人はいい加減でレイジー怠け者が多いでしょうから、
日本の勤勉さには、足元にも及ばないでしょう。


1704.政治家は精錬・潔白を基準にするではなく、愛国心を基準に評価すべきと思います
名前:鶏鳴狗盗 日付:11月20日(木) 23時27分
>マモーさん

はじめまして。
「無私・無欲な政治家」が役に立つかは疑問です。
使いようがないとは言いませんが、そのような存在が有害になることもあります。
一般論として、無私・無欲な人物にパワーを感じたことがありますか?
パワー溢れる人はクセがあって、傲慢で、嫌われていることのほうが多いのです。

例えば、伯夷と叔斉の兄弟を知っていますか?
周に仕えるを潔しとせず、餓死しました。
韓非子は書のなかで、この兄弟をボロクソに言っていたような気がします。
「こんな奴ら、生きていても役に立たない。むしろ有害だ。」と。
韓非子の思想には私も同意します。

マキャヴェリも「欠点のある君主のほうが、民衆は近親感を持つもの。だから君主は女をたくさん囲え。」など言っていたはずです。

>疲れ目さん

禿同です。良い話を聞かせていただきました。
十分な装備を与えたうえで、一刻も早く派遣してほしいものです。


1703.憲政の神様
名前:桑原洋一郎 日付:11月20日(木) 20時9分
尾崎 行雄(咢堂)

 尾崎行雄(咢堂)は、真の民主政治と世界平和の実現にその一生を捧げた政治家である。若くして自由民権運動に身を投じ、保安条例によって東京退去を命じられるが、国会開設(1890年)とともに衆議院議員に選ばれ、以来、議席にあること63年、世界議会史上の記録を打ち立てた。
 彼は民主政治の確立を目指し、あらゆる権力の弾圧にも屈せず、常に民衆の側に立って闘った。その雄弁は天下に鳴り、憲政擁護運動が起こると、人は彼を「憲政の神」と呼んだ。また、軍国主義が一世を支配するに及んでも、平和の信念を曲げず、国に警告することをやめなかった。そして「世界連邦」を提唱し、議会政治の父と仰がれつつ一生の幕を閉じた(1954年永眠、享年95歳)。
 咢堂(がくどう)とは、尾崎行雄の雅号(ペンネーム)である。尾崎は青年時代、「学堂」 と名乗って執筆活動をしていた。1887年(明治20年)12 月、政府の発した保安条例によって東京退去を命じられ、愕然としたことから「愕堂」と改める。そして50歳頃より、りっしんべんを取って「咢堂」とした。


1702.今の
名前:マモー 日付:11月20日(木) 18時35分
日本は危機的状況です。
大久保利通公は日本史上最高の政治家であります。
大久保公のような無私・無欲の政治家がはたして
現在の日本にどれほどいるでしょうか?
それを思うと悲しくなります。


1701.偏ったテレビ番組
名前:K.N 日付:11月20日(木) 17時14分

昨日のNHK“その時歴史が動いた”「勝海舟-江戸無血開城
の謎」で幕末の公武合体運動のことを共和運動だといいくるめて
いました。

以前にも尊皇攘夷運動のことを過激派だと決めつけていました


1700.テロに屈しない日本人もいる(1)
名前:疲れ目 日付:11月20日(木) 17時13分
 イラク在住日本大使館が、小銃で十数発、銃撃されたという報道があった。しかしその後、大使館員が引き上げたとか、大使館業務を縮小したという報道は出ていない。日本大使館は、銃撃にもひるまずに、今後も業務を続けるようだ。
 首相特別補佐官の岡本行夫氏が、単身イラクに行ったとき、CPA(連合軍暫定当局)に外務省から出向している奥という参事官は、岡本氏と一緒に自爆テロにあった国連本部に行き、爆発で吹き飛んだ建物に、デメロ国連特別代表ほかの犠牲者を悼んで国連の半旗が掲げられているのを見やって、「岡本さん!これを見て引けますか!」と振り絞るように言ったそうだ。
 その奥氏は、岡本氏によると、住居にしているホテルから10メートルも離れていない場所にロケット弾を打ち込まれたのに、「これで当分あいつ等もこちらには打ち込んでこないでしょう」と言って、相変わらずイラク中をこれといった警備もつけずに走り回っているそうだ。
 日本大使館の代理大使は、田中真紀子氏から秘書官をクビになったことで有名になった上村氏だが、岡本氏によると、上村氏も大使館にこもり、部下のために食事を作りながら業務に励んでいるという。CPAや大使館に出向している日本人は数十人単位だが、テロに屈せず、日本に引き揚げることもせずに、それぞれの持ち場で業務を続けている。
 韓国軍は、イタリア軍への自爆テロ以降、当分は基地から出ないで状況を見るとのことだが、軍隊をイラクから引き上げることもなく、KBSニュースによると、来年3月には、3000人規模の軍による人道支援チームをイラクに増派することが固まったようだ。
 自爆テロで多数の被害が出たイタリアでは「今、軍を撤退すれば、兵士の死が無駄になる」ということで、政府はイタリア軍駐留の方針は変えないという。左系メディアの論調も、「兵士の死を無駄にしてはならない」といったものが多かったそうだ。BSでは、そういう趣旨のイタリア制作のニュースがあったあとになぜか、NHKニュースが、「イタリアではイラク派兵に批判が強まっている」といった、イタリア制作ニュースの趣旨と、正反対のニュースを流していた。
 日本のほかに、英軍にもオーストラリア軍にもテロ攻撃の予告があったらしいが、イギリス軍もポーランド軍もオーストラリア軍も、すでに軍をイラクに派兵し、テロ予告があった後も、撤退していない。
 日本は、世界中に向けて送ると言った自衛隊を送らずに、このまま様子見を続けていくのだろうか。テロリストから見ると、日本は、脅迫のメール一本で、ほかに何の費用もかからず、実質的な活動も何も必要なく、自衛隊の派遣を見送るという、「脅迫」の費用対効果の非常に大きな国ということになる。


1699.テロに屈しない日本人もいる(2)
名前:疲れ目 日付:11月20日(木) 17時11分
(1)から続く
 また、讀賣新聞の報道によると、イラクの日本大使館を警備しているのは、イラクの民間人だという。(イラクの民間警備会社に頼んでいるそうだ)日本大使館はイラクの中の日本と言ってもいい存在だが、現行法では、自衛隊の任務の中に大使館警備が入っていないため、自衛隊が大使館を守ることが出来ない。イラクはいまだ国家機構が確立していないため、イラク軍やイラク警察に警護してもらうことは出来ない。従って、在イラクの他の国の大使館は、それぞれ自国の軍や警察が大使館を警備しているが、日本大使館は、正体不明の銃撃があった後、CPA(連合軍暫定当局)に巡回警護してもらうか、米軍に警護してもらうという案が出ているそうだ。
 しかし、日本の主権の出先機関である日本大使館を警備するのは、日本自身の責務なのではないだろうか。自衛隊を派遣できないだけでなく、日本大使館の警備まで、CPAや米軍に警備してもらうというのは、一つの国として、自立した姿と言えるのだろうか。
 そもそも、CPA・米軍等がテロの標的になっているから、治安が悪化しているからと言う理由で、自衛隊が派遣できないと主張するならば、そのテロの標的になっているCPAや米軍に日本大使館を警備してもらおうというのは、論理矛盾であろう。

もし、イラクに自衛隊が派遣されたとして、万が一自衛官に犠牲が出たら、それは悲しむべきことであり、イラクに自衛隊を送るにあたって最大限の安全を確保する配慮は当然のことと思う。
 だが、戦後五十数年のあいだ、自衛官は一人も殉職していないというのは、誤った認識であり、自衛官はみな、日々、危険で厳しい訓練を受けており、訓練中の事故や、搭乗した訓練機の故障や事故などで、すでに戦後、1000人余の人が殉職されている。なぜ、自衛官がこれだけの苦しく危険な訓練に耐えているかと言えば、日本を守るため、日本の国益のため、自衛隊員の肩の上にかかった責任を果たすためだろう。
 「イラクが危険だから」という理由だけで、もし、イラク派遣に正当な正当な理由があるにもかかわらず、自衛隊を派遣しないと決定したとすれば、厳しい訓練で命を落とされた1000人余の自衛官の存在は、何だったのかということにならないか。
 国益、国の安全を守ると言うことは、それだけの負荷を伴うことであり、どうすれば国を守れるか、どうすればテロリストや独裁政権の干渉を排して国の自主性を守れるかと言うのは、国民一人一人が考えなければならない課題であろうと思う。
 先日、テロリストによる「東京自爆テロ予告」があったが、実は、東京をはじめ、日本は、すでに世界に類のない大規模なテロに見舞われている。言うまでもなく一つは地下鉄サリン事件であり、一つが被害者が三桁に上がると言われる北朝鮮による拉致である。地下鉄サリン事件は、大量破壊兵器(化学兵器)に使われるサリンを武器に使い、5000人を越える被害者が出た。この事件は、殺された村井氏がたびたび北朝鮮に渡っていたなど、北朝鮮との関わりが強く指摘されているが、全貌はいまだに分からない。拉致は、北朝鮮が国家として行ったことがすでに判明している。
 拉致に関しては、特定失踪者問題調査会が、拉致を行った組織やシステムはまだ日本国内に温存されており、もし、北当局の指令があれば、あしたにでも再び拉致を再び行えることははっきりしていると言っている。このように、テロに対する備えは、テロリストが日本を脅迫しようとしなかろうと、日本としては、当然やっていかなければならないことだと思う。テロに対する備えが出来ていれば、テロリストの脅迫は、より通じにくくなる。
 その意味で、スパイ防止法、入国管理の徹底を、日本の安全を考える上で、前向きに考えていかなくてはならないだろうと私は思う。
 日本のマスコミは、スパイ防止法に関して、「取材に制限が加わる」とか「人権侵害につながる」といった理由で、ほとんどの社が反対をしているが、すでに数々の大規模なテロに見舞われ、テロを行ったシステムがまだ温存されているとさえ指摘される日本としては、必要不可欠な手続きだと思う。