私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

新首相官邸の公開を要求する、大学院生

2002年06月01日 21時47分39秒 | 偏向マスコミ
~投稿を利用して、取材制限の撤廃を求める朝日新聞の魂胆~

 5月27日の朝日新聞の声欄には、大学院生である谷田川知恵氏の「新首相官邸を見学したいが」との投稿が掲載されていたので、世間には色々な考えの人がいるのものだと思い、このあさはかな、また自己中心的な大学院生と、その論調に迎合するような意見を掲載する朝日新聞を批判したいと思う。

 投稿の内容は要約すると「新首相官邸では報道機関は3階までしか行けないので、権力中枢の動きが見えない。一般国民の立ち入りはどうして認められないのか。正門の警官に告げたら、『そんなことやっていない』と言われ驚き。内閣府に電話したら、『なぜ見学したいのか』と聞かれまた驚いた」とのことである。

 さらに「税金で建てた日本の最高権力者の執務施設に興味を持つのは当然ではないか」と言っても問答無用に断られたという。また、この投稿主は「恐らく警備上の理由から一般国民を排除しているのだろうが、国民の知る権利の応えようとする視点があれば、日時や人数、コースを制限しても公開する方策はいくらでもあるはずだ」と結んでいる。

 このあさはかな、また自己中心的な大学院生は、新首相官邸への一般国民の立ち入りが認められないのに驚いたとのことだが、私は、その大学院生がわざわざ新首相官邸に出向いて、警備の警官に尋ねたり、内閣府に電話して、見学を要求するなどの言動や行動に驚いている。

 首相官邸の他にも、国家の中枢施設の全部は、この大学院生の言う通り、税金で建てたものであろうが、警備上の問題や防衛・外交機密などの関係から一般国民には公開出来ない施設や部分はあるだろう。

 この大学院生は「恐らく警備上の理由から一般国民を排除しているのだろう」と言っているが、まさにその通りで、情報公開も結構だが、いくら首相が不在で執務していない時間であったとしても、ツアーみたいに、ぞろぞろと一般国民が首相官邸の中を歩きまわられては、国家の中枢施設の安全を考えると問題がある。 

 私には、このような投稿を掲載した朝日新聞の魂胆がよく分かる。それは、新首相官邸になってから、旧官邸より3倍の広さになったことから警備の万全を図るために、内閣府がマスコミが取材出来る範囲を制限していることに、いらだちを募らせた朝日新聞が、読者の投稿という方法で、新首相官邸の取材制限撤廃を求めていることに他ならない。税金で建てたものであれば、何でも公開しろと言わんばかりの、このあさはかな大学院生の投稿を採用し、掲載した朝日新聞の見識を疑わざるを得ない。
(2002/06/01)         

この記事は「私の主張」第117号
「新首相官邸の公開を要求する、大学院生」
~投稿を利用して、取材制限の撤廃を求める朝日新聞の魂胆~
としてHPに掲載されていたものです。