かつて、志方町を東西に貫通した「湯ノ山街道」を探しています。
湯の山街道は、昔日の面影をほとんど残していません。
でも、点として分かっている場所があるので、それをたよりに歩いてみます。
分かっている地点の整理しておきます。
第一の地点は山中の集落のすぐ西の「腹切り地蔵」のところです。
第二は原の大池の東北隅です。
ここから東(志方町・しかたまち)への道は、すっかり変わっていて元の道は、はっきりしません。
でも、第三点は前回紹介した原の道路元標のある場所だろうと思われます。
志方町(しかたまち)の道標
第四点は、志方町に入り道標(写真)の残っている場所です。
今日は、この標識を見学します。
道標の文字は少し判読しにくくなっていますが次のようです。
(左面) 左 三木有り馬
(中央) 右 □□□□
左 石のほうでんそねの松
(右面) 右 法花山
道標の「左 三木有り馬」のあるのは、左の道は三木・有馬へ通じる道であることを表しています。
つまり、三木・有馬へ通じる「湯ノ山街道」のことです。
(「湯ノ山街道」は、湯山道・湯山街道・有馬道・有馬街道など、いろんな呼び方をされます)
この道標の辺りは、すでに志方城下町に入っています。
ですから、少し複雑な道となり、「湯ノ山街道(24)」で紹介した二子池の「ありまみち」の道標の場所へ通じていました。
次回では、志方城下町(しかたまち)を走った「湯ノ山街道」を歩いてみます。