ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

上流では金太郎が…広瀬橋

2019-10-12 19:51:18 | 橋のユニークな親柱
東筑摩郡生坂村を流れる金熊川(かなくまがわ)は犀川に合流するのですが、その合流直前にかかる橋が広瀬橋(ひろせはし)です。





親柱にはブドウがデザインされています。生坂村の名産品のひとつなんですね。(参考サイト

ところで、金熊川の名前の由来について触れます。昔、八坂(現在の大町市八坂)の高い山に住んでいた大姥(おおうば)が有明山の八面大王との間に金太郎をもうけます。金太郎は大姥のもとで育ったので大姥の住んでいた山(大姥山)は金時山とも呼ばれます。その山の麓の川で金太郎は幼少の頃よく熊と遊んでいたので、のちにその川は金熊川と命名されたのだそうです。(参考サイト

対岸の親柱にはカルガモの親子でしょうか。これは前回の日野橋のところでも書いたように生坂村の「名物」なんでしょうね。



2004年3月竣工。



橋自体はそんなに長くありませんが、深夜はとにかく真っ暗。ハイビームで照らしてもこの程度の明るさです。

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カモざんまいの日野橋

2019-10-12 07:48:29 | 橋のユニークな親柱
東京に日野橋(ひのばし)という橋がありますが、こちらの犀川にかかる橋は日野橋(ひのはし)。東筑摩郡生坂村にあります。







親柱にはカモのレリーフが施されています。



照明の関係で色が付いていないように見えますが、実際には緑色。



欄干にもカモ。



橋全体はまあまあの長さがあります。



1994年9月竣工



それにしてもなぜ「カモ」なんでしょうね。そんなことを思いながら付近をキョロキョロしていると橋の竣工記念碑と建設の経緯の記された碑を発見。





これによれば、昭和8年に「八丁橋」という吊り橋が完成。昭和39年には生坂ダム建設に伴い、従来の吊り橋をコンクリート製の橋にし、名称も「日野橋」となる。さらに平成5年には交通量の増加と通行車両の大型化を鑑み、現在の橋が完成したとあります。この橋にカモのデザインが採用されているのは、おそらく生坂ダムに多数生息するカモに因んだものなのではないでしょうか。
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