ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

亡き若者が見守る熊野川ダム

2019-10-25 19:59:36 | 富山(ダム/堰堤)
神通川水系の熊野川ダムは富山県土木部が手がけた8番目のダムで、洪水調節、利水、発電の役割を担っています。1984年竣工。

到着しました。なかなか大きいダムです。



ダム名の書かれた石かな…と思いきやダム建造に使われた原石かい!



案内図と概要。





管理事務所がお出迎え。





定礎は1983年6月。



やっとダム名の登場。



では、ダム上を進んでみます。



取水ゲートのプレート。



おなじみの「水利使用標識」



上流の貯水側。



下流側の景色。



対岸に来ました。面白いことに小さな砂防ダムがあります。



階段があるので展望台に行ってみます。



その途中にはダム建設の最中に亡くなった27歳の若者の慰霊碑が。



やはり展望台というだけあって、眺めは最高。

コメント

地域のために…横江頭首工

2019-10-25 08:39:03 | 富山(ダム/堰堤)
前回の小俣ダムを見終えて県道67号に戻り、常願寺川沿いに下って行くと何やら見えてきました。



あれっ、ここにもヘーベル君たちがいる(詳しくはコチラをご覧ください)。懐かしさのあまり立ち寄ってみることにしました。

横江頭首工(よこえとうしゅこう)だそうな。









富山県の常願寺川は急流河川として知られ、昔から洪水などの「悪さ」をしてきました。そこで洪水防止の策として1956年に作られたのが横江頭首工です。その後2009年3月までに改良され、現在の姿になっています。

それにしても頭首工とはまたイカツイ名称ですね。これは河川や湖沼から水を取り入れる農業水利施設の総称をいう用語ですが、たぶんこの名称になったのは英語の「head works」に由来するのでしょう。でも堰やダムを意味する「weir」を訳しておけばこんなイカツイ名称にならなかったのにね。そうすれば横江堰で、スマートじゃん。まあ、いいですけど。

対岸には立派な管理事務所があります。





取水する一連の流れを見てみましょう。上流の水は取水ゲートに流れ込み、



レールみたいな沈砂池で砂を取り除き、



このゲートから農業用水として用水路へ流れていきます。



ゲートの脇には「水利使用標識」。なんか久しぶりに見た気がします。



取水ゲートへ行かない水はそのまま常願寺川の下流へ流れていきます。



最後にヘーベル君のご尊顔を眺めてみましょう。



う〜ん、やっぱり上のリンク先でご紹介した拾ケ堰のほうが男前だなぁ。こちらはハイパー・ヘーベル君かな。

コメント