言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

原田マハ『本日は、お日柄もよく』で映画を撮るとしたら

2023年05月17日 17時37分56秒 | 評論・評伝
 
 ゴールデンウィーク中に読めた本は、この一冊のみ。毎日外に出て「遊ぶ」ことを自分に課すやうにしてゐたから、それで満足。教へ子の披露宴にも出席した時期とも重なつて、いい本を読んだと思つてゐる。
 この本は、家内に勧められたものだ。そこで読後に、「もしこの本で映画を撮るとしたら、役者は誰がいい?」といふ話になつた。
 それで考へた私の案を書いて、読後の感想に代へる。それにしても知つてゐる役者があまりにも少ないといふのが、感想である。
(話は、OLの「二ノ宮こと葉」が、思ひを寄せてゐた幼馴染の厚志の披露宴に出た折に、感動的なスピーチに出会ふところから始まる。その話し手が久遠久美(くおん・くみ)。スピーチライターでもある久遠に弟子入り。ライバルとなる和田日間足(かまたり)とのからみがあつて、やがて二人は結ばれる。幼馴染の厚志の父親は代議士だつたが、これからといふ時に亡くなる。その遺志をついで厚志も代議士になるが、対抗馬のスピーチライターが和田、そしてこと葉は当然ながら厚志のスピーチライター。それぞれが考へる「名スピーチ」が面白い。もちろん、それが最良なのかどうかは判断が分かれるところ。それぞれの趣味に合ふかどうかだらう。私にはどうかなといふものもあつた。)

二ノ宮こと葉       松岡茉優
その祖母         宮本信子あるいは夏井いつき
久遠久美         中谷美紀(家内は天海祐希推し)
今川厚志         赤楚衛二
今川厚志の父(代議士)  光石研 
その政党の党首      佐藤浩市
総理大臣         岸部一徳
厚志の競合代議士     鶴見辰吾
和田日間足        永山瑛太  

どうだらうか。
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