○時事評論の最新號の目次を以下に記します。
どうぞ御關心がありましたら、御購讀ください。
1部200圓、年間では2000圓です。
(いちばん下に、問合はせ先があります。)
●
6月號が発刊された。
安保法案についてのことが一面に書かれてゐる。喫緊の課題であると与野党とも認めてゐるのに(共産党は違ふだらうが、しかし彼らも自衛隊廃止とまでは言はない。結構いい加減なのである。「一貫して護憲政党」などといふのは嘘八百だ)、審議を尽くしてゐないと言ふ。しかし戦後七十年、あるいは主権回復後の六十三年、安保について議論してきたはずだ。「何もしない平和」主義者には、「何もしない」が理想なのであつて、「何かする」こと自体がいけないのだから、安保法案を口に「する」こと自体に反対で、さういふ輩と議論を尽くしても何も出てくることはない。何千時間審議しても「それでも反対だ」で終はり。
困りましたね、である。
自説以外はダメと言ふ人は決して「信念の人」なのではない。我がままに近い。
コラム「北潮」はわが郷土の代官「江川坦庵」に触れてゐる。韮山の反射炉が世界遺産に登録されるといふことで話題になつたが、先日帰郷するとやはり賑はつてゐた。明治日本の産業革命遺産といふことらしい。なるほど、さう言はれれば、といふのが地元の気持ちである。洋学者があのやうな田舎に誕生したといふのが面白い。文明の衝突する場所には、やはり逸材が生まれるといふことだらうか。
今月号と来月号、留守先生のコラム休載。残念。松原正氏の全集、大詰めか。
☆ ☆ ☆
安保法案論議に欠けているもの
――相も変わらぬ「平和憲法」を守れの大合唱――
ジャーナリスト 山際澄夫
●
イスラム過激派その歴史と現状
イスラム研究家 小滝 透
●
教育隨想
「自虐史観の横行に歯止め」報道は誤り――歴史教科書を再考する(勝)
●
橋下劇場7年の功罪
『南木倶楽部全国』代表 南木隆治
●
コラム
ベストセラー『家族という病』が教えてくれること(紫)
「在外日本研究者声明」への対応(石壁)
学校は市場主義では語れない(星)
長い物に巻かれる國(騎士)
●
問ひ合せ
電話076-264-1119
ファックス 076-231-7009
どうぞ御關心がありましたら、御購讀ください。
1部200圓、年間では2000圓です。
(いちばん下に、問合はせ先があります。)
●
6月號が発刊された。
安保法案についてのことが一面に書かれてゐる。喫緊の課題であると与野党とも認めてゐるのに(共産党は違ふだらうが、しかし彼らも自衛隊廃止とまでは言はない。結構いい加減なのである。「一貫して護憲政党」などといふのは嘘八百だ)、審議を尽くしてゐないと言ふ。しかし戦後七十年、あるいは主権回復後の六十三年、安保について議論してきたはずだ。「何もしない平和」主義者には、「何もしない」が理想なのであつて、「何かする」こと自体がいけないのだから、安保法案を口に「する」こと自体に反対で、さういふ輩と議論を尽くしても何も出てくることはない。何千時間審議しても「それでも反対だ」で終はり。
困りましたね、である。
自説以外はダメと言ふ人は決して「信念の人」なのではない。我がままに近い。
コラム「北潮」はわが郷土の代官「江川坦庵」に触れてゐる。韮山の反射炉が世界遺産に登録されるといふことで話題になつたが、先日帰郷するとやはり賑はつてゐた。明治日本の産業革命遺産といふことらしい。なるほど、さう言はれれば、といふのが地元の気持ちである。洋学者があのやうな田舎に誕生したといふのが面白い。文明の衝突する場所には、やはり逸材が生まれるといふことだらうか。
今月号と来月号、留守先生のコラム休載。残念。松原正氏の全集、大詰めか。
☆ ☆ ☆
安保法案論議に欠けているもの
――相も変わらぬ「平和憲法」を守れの大合唱――
ジャーナリスト 山際澄夫
●
イスラム過激派その歴史と現状
イスラム研究家 小滝 透
●
教育隨想
「自虐史観の横行に歯止め」報道は誤り――歴史教科書を再考する(勝)
●
橋下劇場7年の功罪
『南木倶楽部全国』代表 南木隆治
●
コラム
ベストセラー『家族という病』が教えてくれること(紫)
「在外日本研究者声明」への対応(石壁)
学校は市場主義では語れない(星)
長い物に巻かれる國(騎士)
●
問ひ合せ
電話076-264-1119
ファックス 076-231-7009