言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

福田恆存講演集『人間の生き方、ものの考え方』書評

2015年04月05日 21時17分10秒 | 日記

文藝春秋から『人間の生き方、ものの考え方』が出版された。待望の福田恆存講演集である。

近年、評論集、戯曲全集、対談・座談集が立て続きに出版されてきたが、やうやく講演集が出版された。これらを合はせれば福田恆存の全貌がうかがはれる。

中でも、この講演集は、とびきり重要な本になると思ふ。本屋でぜひ一度手にしてほしい。日本の近代化のいつたい何が問題で、今一体何を問ふべきかといふことが分かる。有り体に言へば、いま問はれてゐる、たとへばグローバル化への対応などといふことは、むしろ些末な問題であるといふことが分かる。是非とも読んでほしい本である。

ちなみに、今月号の『正論』に書評を寄せた。



コメント