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コラム
日中韓首脳会談の意味(紫)
今号の紹介です。
今号で何より印象に残るのは、2面の荒木氏の言葉である。安倍晋三元総理の暗殺の後、マスコミはとんでもない方向に報道を導いてゐる。
「警察からすれば統一教会で騒いでくれることによって警備の決定的なミスで元総理の暗殺を許したというとてつもない責任から世論の目をそらすこともできる」。まさにこの通りである。あの暗殺事件は、警察の大失態であり、そのことにこそ批判の矢は放たれるべきである。そして、山上の動機は一体何だつたのか。あの手製の銃は殺傷能力があるのかである。
新聞もテレビもすべて山上に、そしてそれを利用する左翼弁護団にジャックされてしまつた。このことを正面切つて言ふジャーナリストはゐない。
3面の伊藤氏は「国民の心は立憲民主党から離れている」と書いてゐるが、果たして「離れている」のだらうか。もともと近くにゐなかつたのだから、何も変化はないといふのが私の見立てである。金輪際、彼らの発言が国民の心をとらへることはないだらう。「立憲民主」といふのであれば、国民を叱るぐらゐのことができなければならない。しかし、国民に寄り添ふといふのであれば、政治家は不要だ。つまりは、彼らの集団は政党ではない。「寄り添ふ」やうな存在とは、近くにゐない存在であるといふことの証明だ。
どうぞ御關心がありましたら、御購讀ください。 1部200圓、年間では2000圓です。 (いちばん下に、問合はせ先があります。)
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ウクライナ戦争は世界大戦への序章か?〈下〉
独裁国家が「信頼性の罠」に陥る危険性
軍事史家 山本昌弘
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コラム 北潮(小林秀雄の言。進歩的知識人は不平を言ふ人間)
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あえて安倍元総理を批判する
「この政治家ならやってくれる」は捨てよ
拓殖大学海外事情研究所教授 荒木和博
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教育隨想 「秋篠宮バッシング」は何を狙つてゐるのか(勝)
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国民の心は立憲民主党から離れている
安倍元首相の国葬儀で露見したその幼児性
政治評論家 伊藤達美
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コラム 眼光
妄想に操られる社会(慶)
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コラム
切れ目のない歴史(紫)
美術品を売って貧困がなくなる?(石壁)
「往き」と「還り」(星)
マスメディアの頽廃(梓弓)
● 問ひ合せ 電 話 076-264-1119 ファックス 076-231-7009
北国銀行金沢市役所普235247
発行所 北潮社
今号の紹介です。
世のマスコミの偏向振りは、度し難いものとなつてゐる。左翼が勢ひづいてゐるといふ構図である。きつかけは7・8事件であるが、そのことの解明はどこかに行つてしまひ、安倍憎し、保守憎しのルサンチマンの炎が日本の言論界・世論を焼き尽くしてゐる。3年後に訪れる冷静な振り返りは、きつとさう記録するであらう(さうあつて欲しい)。あるいは、まさに戦時中になつてゐて、それどころではないかもしれない(今は戦前の様相でもある)。
まさに惨状である。そんな中で本紙だけは、そのことに異を唱へてゐるやうに見える。現状は、世界的には第三次大戦前夜であり、国内的には左翼の跳梁跋扈であり、「個人主義をうまく利用した全体主義」と「個人を相対化する共同体主義」とが対立してゐる。個人、国家、世界でこの世界観の対立してゐるといふ深層の構図を明確に示してゐるのが、今号の主題のやうに読み取れた。もちろん、それは意図的に組まれたといふのではなく、執筆者の主張が見事に編集者によつて引き出され、編まれたといふのが本当のところであらう。かういふ思潮は決して言論の、あるいは世論の主流にはならないだらう。が、法灯として保存され、点され続けてゐることに希望を感じてゐる。
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ウクライナ戦争は世界大戦への序章か?〈上〉
過去の「大戦」を顧みての今後
軍事史家 山本昌弘
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コラム 北潮(少数民族問題は、法の支配の下でのみ解決できる)
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『日本共産党暗黒の百年史』を上梓して
「党史」を「真実」とするカルト信仰から開放されて
元日本共産党板橋区議会議員 松崎いたる
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教育隨想 指導者と忠誠心ー菅前首相の弔事に思ふこと(勝)
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池上彰・佐藤優対談『日本左翼史』への疑問
池上・佐藤両氏の思想基盤は何なのか
NPO法人アジア母子福祉協会監事 寺井 融
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コラム 眼光
岸田氏に足らざるもの(慶)
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コラム
弔意の表明(紫)
戦果報告・報道の難しさ(石壁)
「保守」であることの難しさ(星)
かはいさうな安倍元首相(梓弓)
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発行所 北潮社
今号の紹介です。
久しぶりに投稿した。あまりの日本の現状の悲惨さに打ちひしがれてゐたところで、中澤編集長から何でもいいから書いてくれと言はれ、思ひのたけを書いたのが本稿である。「日本は病んでゐる」この言葉に尽きる。本来の姿ではないと思ひたい。けれどそれは無理なのかもしれない。宿痾と書けば難しいので、持病と書いた。日本人の持病が顕在化してゐる。どんどんその持病は悪化してゐる。しかも、そのことに気づいてゐる気配はない。むしろ、「悪化を食ひ止める運動」=「正常化運動」の旗手として先頭を切つてゐる輩こそが、持病の象徴になつてゐる。そして彼らに信を置いてゐる大衆。彼らは傾向として全体主義に親和性が強い。個の独立を遠ざけ、日本の独立を阻止しようとする。その主張は我が国の周辺に存在する全体主義国家を利することに通じてゐる。そのことを大衆は見ない。これは病と言はずして何であらうか。
お上に依存し、「諸国民の平和」に期待する。それは怠惰以外の何物でもない。そのことに気づいてゐない。これは病である。
病を病であると認識できないのを認知症といふのであれば、もはや認知症なのである。それは真直ぐ死に通じてゐる。死への恐怖さへ失ふほどの認知症になれば、それは幸せといふことなのだらう。
安倍元首相の国葬儀に反対するためのデモに気炎を上げてゐる人人は、死出の旅を楽しんでゐるのであらう。人を呪はば穴二つ。さういふ諺が彼らのかざすプラカードには書かれてゐるやうに私には見える。
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最高指揮官としての自覚なき岸田首相
これでは核恫喝に対抗できぬ
福井県立大学教授 島田洋一
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コラム 北潮(ロシアについて)
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岸田政権では日本は持たぬ
政治家たる者、「暴力」を是認せよ
コラムニスト 吉田好克
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教育隨想 安倍元首相の国葬を機に、考へたいこと(勝)
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日本人といふ病 大悪招く怠惰な習性
文藝評論家 前田嘉則
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コラム 眼光
『踏み絵の愚かなる光景』(慶)
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コラム
不沈空母の役割だけでなく(紫)
リスクを冒さないことが最大のリスク(石壁)
変はれない日本人(星)
陰謀論は何のためか(梓弓)
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