今号の紹介です。
性的マイノリティへの理解増進法を巡る自民党の迷走ぶりを的確に批判した一面の島田洋一氏の論考に賛同する。性は身体に基づく、これが倫理である。自身の性と身体とに違和感を表明することも倫理的行為である。そして、その苦悩を他者が理解しようとすることもまた倫理である。
しかし、性同一性障碍者が性別変更を求めた際には「生殖腺」の切除を求めたことは違憲であるとした最高裁の判決は不当である。性自認を当該個人の「心理」だけを根拠としては、過去と現在と未来との当該個人の心理さへ不安定であるのに、ましてや他者には想像できない個人の内部に対して当該者の性別の判断など到底不可能だ。
困りましたね。四年前までは合憲とされてゐた判断が、たつた四年で違憲になるとは。
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性別変更条件緩和 タマゲタ最高裁判決
福井県立大学名誉教授 島田洋一
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コラム 北潮(何すべく生き来しわれか薪割る)
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ガザ戦闘の宗教、思想的状況 ハマスのイスラエル侵攻
ノンフィクション作家 小滝 透
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教育隨想 慰安婦像撤去なしに、日韓関係の改善はない(勝)
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「日本」を愛し、「日本」に依拠する
一「反〇〇」式言論からの脱却ー
元論壇チャンネル「ことのは」副編集長 今西宏之
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コラム 眼光
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拉致問題の背景には戦後日本の弱点がある(紫)
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