○時事評論の最新號の目次を以下に記します。どうぞ御關心がありましたら、御購讀ください。1部200圓、年間では2000圓です。 (いちばん下に、問合はせ先があります。)
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11月號が発刊された。
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政治家の言葉の輕薄は目に餘る。落選することだけを恐れて、次の選擧のことだけを考へて生きてゐるから、さうなるのである。さういふ事態を前にすれば、一票の格差だとか、議員定數の削減だとかは、瑣末なことである。
政治家を支へる國民の不在、言葉を蔑ろにした國民の爲體、それを論じる言論こそがいま必要である。
福田恆存の生誕百周年の記念シンポジウムについて書かせてもらつた。山田太一さんの講演がよかつた。それから福田恆存研究がいよいよ新しい世代に入つてきた、それを印象附けるシンポジウムであつた。私は私の言ひたいことを書かせてもらつた。
今月の「この世が舞臺」は泉鏡花である。日本に生ながら鏡花を讀まないのは「折角の日本人たる特權を抛棄してゐるやうなものだ」との中島敦の言葉が印象的である。
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非常識と非論理の言葉ども
――尖閣、防衞白書、憲法――
宮崎大學准教授 吉田好克
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横井小楠 日本近代化の立役者
傳統思想を否定せず、近代化を遂げ得た日本
早稻田大學教授 古賀勝次郎
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教育隨想
明治の御代に學ぶ、――尖閣實效支配強化の方途 (勝)
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福田恆存生誕百年 眞實の言葉へいざなふ人
文藝評論家 前田嘉則
この世が舞臺
「照葉狂言」 泉鏡花
圭書房主宰 留守晴夫
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コラム
エコノミストといふ名の賣國奴 (菊)
「戰前囘歸」カルト (石壁)
追悼 丸谷才一(星)
共産主義を嗤へるか(騎士)
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問ひ合せ
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