語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【佐藤優】「あぶない一神教」一覧

2017年06月30日 | ●佐藤優
●第3章 キリスト教の限界
【佐藤優】イエス・キリストは「神の子」か ~ キリスト教の限界(1)~
【佐藤優】ユニテリアンとは何か ~ キリスト教の限界(2)~
【佐藤優】ハーバード大学にユニテリアンが多い理由 ~ キリスト教の限界(3)~
【佐藤優】サクラメントとは何か ~ キリスト教の限界(4)~
【佐藤優】何がキリスト教信仰を守るのか ~ キリスト教の限界(5)~
【佐藤優】第一次世界大戦という衝撃 ~ キリスト教の限界(6)~
【佐藤優】なぜバルトはナチズムに勝ったのか ~ キリスト教の限界(7)~
【佐藤優】皇国史観はバルト神学がモデル? ~ キリスト教の限界(8)~
【佐藤優】米国が選ぶのは実証主義か霊感説か ~ キリスト教の限界(9)~
【佐藤優】無関心の共存は可能か ~ キリスト教の限界(10)~

●第4章 一神教と資本主義
【佐藤優】資本主義は偶然生まれたのか ~一神教と資本主義(1)~
【佐藤優】なぜ人間の論理は発展したのか ~一神教と資本主義(2)~
【佐藤優】最後の審判を待つ人の心境はビジネスに近い ~一神教と資本主義(3)~
【佐藤優】15世紀の教会はまるで暴力団 ~一神教と資本主義(4)~
【佐藤優】隣人が攻撃されたら暴力は許されるのか ~一神教と資本主義(5)~
【佐藤優】自然は神がつくった秩序か ~一神教と資本主義(6)~
【佐藤優】働くことは罰なのか ~一神教と資本主義(7)~
【佐藤優】市場経済が成り立つ条件 ~一神教と資本主義(8)~
【佐藤優】神の「視えざる手」とは何か ~一神教と資本主義(9)~
【佐藤優】なぜイスラムは、経済がだめか ~一神教と資本主義(10)~

□佐藤優『あぶない一神教』(小学館新書、2015)/共著:橋爪大三郎
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【佐藤優】「安倍“暴走”内閣」一覧

2017年06月30日 | ●佐藤優
【佐藤優】日中を衝突させたい米国の思惑 ~安倍“暴走”内閣(10)~
【佐藤優】国際法を無視する安倍政権 ~安倍“暴走”内閣(9)~
【佐藤優】日本に安保法制改正をやらせる米国 ~安倍“暴走”内閣(8)~
【佐藤優】民主主義と相性のよくない安倍政権 ~安倍“暴走”内閣(7)~
【佐藤優】官僚の首根っこを押さえる内閣人事局 ~安倍“暴走”内閣(6)~
【佐藤優】円安を喜び、ルーブル安を危惧する日本人の愚劣 ~安倍“暴走”内閣(5)~
【佐藤優】中小企業100万社を潰す竹中平蔵 ~安倍“暴走”内閣(4)~
【佐藤優】自民党を操る米国の策謀 ~安倍“暴走”内閣(3)~
【佐藤優】自民党の全体主義的スローガン ~安倍“暴走”内閣(2)~
【佐藤優】安倍“暴走”内閣で窮地に立つ日本 ~安倍“暴走”内閣(1)~

□対談:副島隆彦×佐藤優『崩れゆく世界 生き延びる知恵』(株式会社キャップす、2015)の「第1章 安倍“暴走”内閣で窮地に立つ日本」
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【佐藤優】「昭和史大論争」一覧

2017年06月30日 | ●佐藤優
【佐藤優】日本人が苦手な類比的思考 ~昭和史(10)~
【佐藤優】地政学の目で中国を読む ~昭和史(9)~
【佐藤優】これから重要なのは地政学と未来学 ~昭和史(8)~
【佐藤優】近代戦は個人の能力よりチーム力 ~昭和史(7)~
【佐藤優】戦略なき組織は敗北も自覚できない ~昭和史(6)~
【佐藤優】人材の枠を狭めると組織は滅ぶ ~昭和史(5)~
【佐藤優】企画、実行、評価を分けろ ~昭和史(4)~
【佐藤優】いざという時ほど基礎的学習が役に立つ ~昭和史(3)~
【佐藤優】現場にツケを回す上司のキーワードは「工夫しろ」 ~昭和史(2)~
【佐藤優】実戦なき組織は官僚化する ~昭和史(1)~

□佐藤優「昭和史を武器に変える10の思考術」(「文藝春秋SPECIAL」2015年秋号)
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【佐藤優】「戦争を知らなければ世界は分からない」一覧

2017年06月30日 | ●佐藤優
【佐藤優】戦争を知らなければ世界は分からない ~ヨーロッパ~
【佐藤優】戦争を知らなければ世界は分からない ~ウクライナ~ 
【佐藤優】戦争を知らなければ世界は分からない ~中東(2)~ 
【佐藤優】戦争を知らなければ世界は分からない ~中東~


□池上彰/佐藤優「特別対談 戦争を知らなければ世界は分からない」(「文藝春秋SPECIAL」2014年秋号)
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【南雲つぐみ】レム睡眠と過食

2017年06月30日 | 医療・保健・福祉・介護
 レム睡眠は「夢を見る睡眠」ともいわれる。レムとは「目が動いている」という意味で、夢を見ているとき、まぶたの下で眼球が動く状態を指す。人の睡眠サイクルでは、寝入りの際に最も深い睡眠となる。心拍も血圧も下がり、体も脳も深く休息する。その後、脳が活動していて夢を見るレム睡眠と、脳も寝ていて夢を見ないノンレム睡眠が交互に表れるとされる。
 人はなぜ、夢を見るのだろうか。レム睡眠は記憶の整理に関係するとされ、感情の疲れを癒やすために必要だという説がある。疲れているときは夢など見ないで寝たいものだが、脳が疲れているからこそ夢を見る。それで何らかの情報処理を行い、心の安定を保っているというのだ。
 筑波大学の研究によれば、マウスのレム睡眠を妨げると、糖分や脂質の摂取量が増加したそうだ。睡眠不足が続くと過食になり、肥満になりやすいことは以前から指摘されてきた。これはレム睡眠の不足と関係していたのかもしれない。
 よく眠っていい夢を見ることは、ダイエットにも効果があるようだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「レム睡眠と過食 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月5日)を引用
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 【参考】
【南雲つぐみ】ビートルズと日本武道館 ~6月29日~
【南雲つぐみ】首を冷やさないで ~扁桃の免疫機能~
【南雲つぐみ】日本人の睡眠 ~世界で2番目に短い~
【南雲つぐみ】ウニの色と栄養
【南雲つぐみ】夏至 ~6月21日~
【南雲つぐみ】北見のハッカ油 ~毎月20日は「ペパーミントの日」~
【南雲つぐみ】足がつったとき ~こむら返り対症療法~
【南雲つぐみ】朝のグーパー体操
【南雲つぐみ】アイソメトリック・トレーニング ~家の中や職場で手軽に~
【南雲つぐみ】消費期限を守る ~ウイルス性の食中毒から細菌性の食中毒へ~
【南雲つぐみ】低コレステロール ~痩せ形の女性~
【南雲つぐみ】血糖値スパイクに注意
【南雲つぐみ】ストレスから救う方法 ~東洋の「感謝の原理」~
【南雲つぐみ】はやぶさの日 ~6月13日~
【南雲つぐみ】稲妻は農作物にいい
【南雲つぐみ】トマトをちょい足し
【南雲つぐみ】「落ちる」事故に注意 ~法の不備~
【南雲つぐみ】気になる汗の臭い
【南雲つぐみ】歯と口の健康週間 ~6月4日から~
【南雲つぐみ】旬のピーマンを生で味わう
【南雲つぐみ】梅雨時の熱中症 ~傾向と対策~
【南雲つぐみ】衣更え ~6月1日~
【南雲つぐみ】WHOが認めた耳のツボ ~耳鳴りの東洋医学療法~
【南雲つぐみ】ヴァージニア・ウルフが指摘するように ~食生活と行動~
【南雲つぐみ】夫婦の会話
【南雲つぐみ】ヒジキの栄養 ~今が旬~
【南雲つぐみ】禁煙を成功させる
【南雲つぐみ】小満 ~5月21日~
【南雲つぐみ】女性の健康検定 ~女性活躍推進法~
【南雲つぐみ】からしの味わい方 ~カラシナ~
【南雲つぐみ】地中海料理と健康
【南雲つぐみ】夏ミカンのにおい
【南雲つぐみ】ソラマメ ~美味しいのは3日間だけ~
【南雲つぐみ】神田祭 ~今年は陰祭り~
【南雲つぐみ】ナイチンゲールの誕生日 ~5月12日~
【南雲つぐみ】チューリップフェア ~富山~
【南雲つぐみ】長良川の鵜飼い開き ~5月11日~
【南雲つぐみ】ビタミンDの効果 ~筋力強化・抗鬱・抗癌~
【南雲つぐみ】呼吸の日 ~5月9日~
【南雲つぐみ】タケノコご飯
【南雲つぐみ】ちまき ~屈原の逸話~
【南雲つぐみ】ギョウジャニンニク(行者葫) ~アイヌネギ~
【南雲つぐみ】笑うヨガ ~体調回復~
【南雲つぐみ】スズランの毒 ~スズランを贈るフランスの風習~
【南雲つぐみ】子供の事故に注意 ~特に7歳児~
【南雲つぐみ】クルミとの組み合わせ ~果実と健康~
【南雲つぐみ】春キャベツとアサリ
【南雲つぐみ】手を振る気功術 ~貧乏ゆすりの精神衛生~
【南雲つぐみ】ちゅうりっぷ体操 ~表情を豊かに~
【南雲つぐみ】二日酔いの朝に
【南雲つぐみ】駅弁の由来 ~明治18年「白木屋旅館」~
【南雲つぐみ】歯周病と原因菌
【南雲つぐみ】口角炎のケア
【南雲つぐみ】ガガーリンはいかにして地球へ帰還できたか ~ソ連の宇宙衛星~
【南雲つぐみ】ビールの日 ~日本でもドイツでも~
【南雲つぐみ】「4月こと座流星群」 ~こと座流星群の名称変更~
【南雲つぐみ】チラシの読み方 ~「Zの法則」~
【南雲つぐみ】高齢者の事故防止 ~認知機能検査~
【南雲つぐみ】女性が美しく撮影してもらうテクニック
【南雲つぐみ】良い眠りのために ~「眠りの相談所」開設~
【南雲つぐみ】相手の視線からうそを見抜く
【南雲つぐみ】電動歯ブラシ ~大事なことは~
【南雲つぐみ】平熱は一定でない~年齢、一日の時刻~
【南雲つぐみ】桃源郷へ ~山梨県、福島県~
【南雲つぐみ】家電の省エネ ~冷蔵庫ほか~
【南雲つぐみ】スナップエンドウ
【南雲つぐみ】出会いはストレス? ~4月~
【南雲つぐみ】面倒でも試みよう ~認知症防止の第一歩~
【南雲つぐみ】軽度認知障害 ~その予防法~
【南雲つぐみ】あんぱんの日 ~4月4日~
【南雲つぐみ】散歩しながら会議
【南雲つぐみ】立って仕事 ~座り過ぎは喫煙と同じほど体に悪い~
【南雲つぐみ】カテキンの効果 ~殺菌・消臭・口内の衛生~
【南雲つぐみ】健康にいい食べ方
【南雲つぐみ】春休みの時差ぼけ
【南雲つぐみ】菜種梅雨 ~春雨、催花雨~
【南雲つぐみ】お花見 ~3月27日は「さくらの日」~
【南雲つぐみ】カテキンの効果 ~殺菌・消臭・口内の衛生~
【南雲つぐみ】冷えのぼせに注意 ~血行不良~
【南雲つぐみ】栄養はバランスよく ~若者より高齢者の方が健康的~
【南雲つぐみ】クロロゲン酸の効用 ~珈琲~
【南雲つぐみ】潮干狩り ~アサリの旬~
【南雲つぐみ】風が吹けば桶屋が儲かり、歯の数が減ると医療費がかさむ
【南雲つぐみ】春は突風に注意 ~飛来物・落下物・転倒事故~
【南雲つぐみ】春苗の植えどき ~ハーブ、青菜、花~
【南雲つぐみ】お彼岸 ~その心~
【南雲つぐみ】せきを抑えるツボ ~自衛法~
【南雲つぐみ】加齢黄斑変性とその治療法
【南雲つぐみ】頭痛が続く時 ~「気象病」~
【南雲つぐみ】クラゲの癒やし ~ストレス解消~
【南雲つぐみ】アレルギー性結膜炎 ~目の花粉症~
【南雲つぐみ】遺伝子検査と生活習慣
【南雲つぐみ】早春の香り ~匂いとセラピー~ 
【南雲つぐみ】白酒と甘酒 ~甘酒は栄養豊富~
【南雲つぐみ】背骨の新しい治療法
【南雲つぐみ】ビーナスベルトと地球影 ~西の空~
【南雲つぐみ】火災を防ぐ ~春季全国火災予防運動~
【南雲つぐみ】温泉かれい ~北陸~
【南雲つぐみ】がんと就労 ~仕事と治療の両立~
【南雲つぐみ】富士の笠雲
【南雲つぐみ】歩き方いろいろ ~室内でできるスロージョギング~
【南雲つぐみ】飲酒のメカニズム ~前頭葉を刺激~
【南雲つぐみ】ハリーアップ症候群 ~時間に追われると~
【南雲つぐみ】おでんの日 ~車麩~
【南雲つぐみ】フローズンショルダー ~肩関節周囲炎~
【南雲つぐみ】更年期女性と心疾患 ~微小血管狭心症~
【南雲つぐみ】梅の季節
【南雲つぐみ】皮膚の乾燥やかゆみ ~傾向と対策~
【南雲つぐみ】お菓子の日とビタミンB1
【南雲つぐみ】午の時刻、方位、初午の名物料理
【南雲つぐみ】添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
【南雲つぐみ】揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
【南雲つぐみ】海苔の日 ~「海の緑黄色野菜」~
【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
【南雲つぐみ】体の痛みが示すもの ~臓器の健康~
【南雲つぐみ】飲む乳酸菌の役割 ~明日2月3日は「乳酸菌の日」~
【南雲つぐみ】マスクで花粉症の予防 ~ダイエットにもなる~
【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~
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【保健】だるいときほど階段昇降を ~カフェインより効果的~

2017年06月30日 | 医療・保健・福祉・介護
 (1)低気圧続きで体が「だるい」「集中できない」季節だ。
 低気圧に自律神経系が反応して、「休息とエネルギー温存モード」の副交感神経優位に切り替わることが原因だ。省エネのため血圧や体温、血糖値は下がるわ、心拍数は減るわで、昔ながらの狩猟採集生活なら休日一直線だ。
 しかし、そこは現代社会の悲しさ。何とか覚醒しようと、コーヒーやエナジードリンクなどカフェン飲料に頼る人も多い。

 (2)ところが先日、「やる気モード」の起動には「カフェインより階段昇降」という研究が米ジョージア大学運動学部から報告された。
 被験者は慢性的な睡眠不足に悩む18~23歳の女子大生18人。
 特に激しい運動習慣などは持たず、1日40~400mg程度のカフェインを普段から摂取する普通の学生たちだ。
 被験者は、次の3パターンを別々の日に実施。そのあとで気分や作業記憶、集中力に関する検査を受けた。
   ①20分間、椅子に座って休んだ後で階段の上り下りをゆっくり10分間行う(およそ30階段)。
   ②30分間休んだ後に、50mgのカフェインを飲む。
   ③30分間休んだ後に、カフェイン剤のプラセボ(偽薬)を飲む。
 その結果、階段の上り下りをした後は「やる気が出て、元気になった」と感じることがわかった。
 一方、カフェン剤、もしくは偽薬を飲んでも気分に大きな変化は認められなかった。
 また、作業記憶や集中力については、3パターンに有意差はなかった。

 (3)確かに運動の刺激で「闘争か逃走かモード」の交感神経を目覚めさせるのは理に適っている。
 研究者は、「階段昇降は会社員でも簡単にできる運動刺激」というが、果たしてカフェインより階段昇降を選ぶ奇特な人がどれだけいるか。
 最近は、無理に覚醒させるよりも、逆に10~15分程度の仮眠をとったほうが作業効率が上がる、というデータも複数報告されている。階段昇降よりも現実的だ。
 ということで、集中力が落ちてきたら仮眠をとろう。ただし、30分以上眠ってしまうと、夜の睡眠に影響するから注意が必要だが。

□井出ゆきえ(医学ライター)「だるいときほど階段昇降?/カフェインより効果的 ~カラダご医見番・ライフスタイル編 No.353~」(「週刊ダイヤモンド」2017年6月17日号)
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 【参考】
【保健】成人ADHDの予備診断 ~六つの質問でクリーニング~
【保健】“ベンゾ系薬剤”に注意 ~常用量でも薬物依存を形成~
【保健】ギャンブル依存症ってなに? ~最新の定義は「プロセス依存」~
【保健】グルテンフリー食の功罪 ~結局、2型糖尿病に?~
【保健】アジア系2型糖尿病でも全がん死リスクが上昇
【保健】「男の更年期」改善効果に疑問符 ~テストステロン補充療法~
【保健】狩猟・採集民族のチマネの人々に学ぶ ~現代的な生活は健康リスク~
【保健】玄米でカロリー消費! ~30分程度の運動に匹敵~
【保健】1日あたり0.5合程度が上限 ~認知症を予防する飲酒量~
【保健】電子たばこで禁煙補助? ~英米で見解の相違~
【保健】二つの睡眠時無呼吸症候群 ~閉塞性か中枢性かで違い~
【保健】不安やうつはがんの初期症状? ~結腸・直腸、膵臓などで関連~
【保健】赤身肉は魚や鶏肉に置き換えて ~大腸憩室炎の発症リスクを軽減~
【保健】学会監修の防災セットが限定発売 ~心臓を守るリストも~
【保健】前立腺癌の手術で優れているのは ~ダ・ヴィンチvs人の手~
【保健】サウナで認知症リスクが低下 ~本場フィンランドの報告~
【保健】ポケモンGOで運動量up! ~仲間でワイワイの効果~
【保健】「過剰診断」か「見落とし」か ~マンモグラフィー検診のリスク~
【保健】悪性腫瘍ばりの「足の狭心症」 ~運動・喫煙で早期に対応を~
【保健】ワクチンを接種し損ねても ~インフル予防に補中益気湯~
【保健】高齢者は健康な生活、他方、若い世代は生活習慣に課題
【保健】子供の感染性急性胃腸炎に ~家庭でできる経口補水療法を~
【保健】痛風発作の薬は低用量で/米国のガイドラインが推奨
【保健】社会文化的伝統は肥満のもと ~年末~春は危険だらけ~
【保健】サルコペニア肥満で糖尿病!? ~筋肉減でインスリン分泌低下~
【保健】子どもの砂糖摂取量は1日25g以下に ~肥満症対策のため清涼飲料より水~
【保健】偽薬効果は学習効果? ~慢性的な腰痛が軽減~
【保健】中高年の性行動と認知機能
【保健】揚げ物はレジリエンス(心の弾力・回復力)に悪影響?
【保健】カロリー制限か運動療法か、どちらか一つじゃダメか?
【保健】遺伝子検査で再発リスクを評価 ~乳癌、抗癌剤治療の回避も~
【保健】慢性疲労症候群に関係か ~腸内細菌叢~
【保健】脳トレに有酸素運動をプラス ~認知機能と記憶力が向上~
【保健】標準体重なのに2型糖尿病?/BMIが「1」増加しただけで
【保健】受動喫煙は確実に癌、脳・心疾患、乳幼児突然死症候群を生む
【保健】嫌な気分の時こそ、動く ~うつ病治療に行動活性化療法~
【保健】孤独リスクも欧米化する?/宴会文化が廃れた後は
【保健】茶カテキンによる肝障害でノルウェーがサプリメント含有量規制へ
【保健】学んで4時間後に運動すると記憶が定着 ~記憶術~
【保健】飲む抗癌剤で生存率改善へ ~膵臓癌の再発を抑制~
【保健】恐竜も腫瘍を患う ~癌は進化の宿命~
【保健】高血圧にはモーツァルト ~安静に寝ているより効果的~
【保健】塞栓症リスクが低いピルは?/エストロゲン量と黄体ホルモンで違い
【保健】悲しいと食べすぎる ~食べ放題は幸せなときに~
【保健】「夏の蚊対策国民運動」 ~ジカ熱対策~
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【保健】ジャガイモに高血圧リスク/ノンオイルでも要注意 
【保健】ADHDに「ゲーム療法」?/2製品が臨床試験へ
【保健】男性は運送業、女性は医療・介護 ~メタボになりやすい業種~
【保健】健康生活の王道は「食」 ~食事バランスガイドと死亡率~
【保健】眼底検査で何がわかるか ~眼疾患だけではない~
【保健】弾性ストッキングが効果的 ~エコノミークラス症候群対策~
【保健】マインドフルネスで腰痛改善 ~認知行動療法と同じ効果~
【保健】歯磨きが心血管疾患を予防 ~毎食後で発症リスクを軽減~
【保健】ガン=生存時代の就労支援 ~治療と仕事の両立に指針~
【保健】糖尿病患者の降圧目標値 ~140mmHgでよい?~
【保健】睡眠不足でスナック菓子を渇望、体重増加 ~大麻並みの快楽
【保健】コーラ1缶で薬の吸収率がアップ ~抗癌剤の薬効~
【保健】その一言で妻の2型糖尿病リスクが減少 ~「先に寝ていて」~
【保健】先進国では認知症が減少? ~予防の鍵は生活習慣の改善~
【保健】生活設計は長期戦か短期決戦か ~癌の臓器別・病期別生存率~
【保健】イチゴとオレンジはEDに効く ~米国の研究報告~
【保健】高齢者の服薬適正化にGL ~容易な多剤併用に警鐘~
【保健】朝食抜きに脳卒中リスク 阪大など調査 大規模調査で1.18倍高
【保健】下剤は脳・心血管疾患リスク> ~背景にストレスや運動不足~
【保健】高脂肪食でシナプスが消失? ~動物実験~
【保健】2型糖尿病とフライド・ポテトとの関係 ~ポテトは煮物で~
【保健】世帯の所得と健康リスクの関係 ~食習慣と飲酒習慣~
【保健】抗がん剤の価格差は最大4倍以上 ~WHOの調査~
【保健】より危険な睡眠時無呼吸 ~脳・心疾患のリスク増~
【保健】初日の出の心身的効果 ~鬱対策は光を浴びて~
【保健】日本人肥満男性の食事と運動 ~糖尿病予防~
【保健】適性な「降圧目標値」 ~120未満で関連疾患が3割低下~
【保健】自由な裁量権でスリムに ~ストレスでメタボ~
【保健】目の老化には赤と緑と橙色 ~加齢黄斑変性症の予防~
【保健】早期発見のためにエコーと併用 ~乳がん検診~
【保健】骨折予防はカルシウムのほかに・・・・
【保健】前糖尿病患者は食習慣の改善を ~全国糖尿病週間~
【保健】糖質制限より脂質制限? ~体脂肪を減らす~
【保健】受動喫煙が歯周病リスクに ~ただし男性のみ~
【保健】貧乏ゆすりが命を救う? ~マナーより健康~
【保健】「高収入の勝ち組」の健康リスク? ~50歳以上の有害な飲酒~
【保健】照明用白色LEDのブルーライトは安全か?
【保健】目の愛護デー ~緑内障による失明を予防~
【保健】長時間労働は脳卒中リスク ~週41~48時間でも上昇~
【保健】ほぼ毎日食べると、死亡リスクが14%減少 ~唐辛子~
【保健】水族館でリラックス効果 ~血圧・心拍数に好影響~
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【南雲つぐみ】ビートルズと日本武道館 ~6月29日~

2017年06月29日 | 医療・保健・福祉・介護
 今から51年前、1966(昭和41)年6月29日にイギリスのロックバンド、ビートルズが来日した。この日はファンによって「ビートルズ記念日」となった。
 法被を着たメンバー4人が手を振りながら飛行機のタラップを下りてくる映像が今でも放映されるが、台風の影響で飛行機が遅れ、日本に到達したのは午前3時39分だったそうだ。税関を通らず滑走路からそのまま高速道路に乗り、交通規制が敷かれていたことで、羽田空港から永田町のホテルまでわずか19分10秒だったという。
 日本武道館でコンサートを行ったロックバンドとしてはビートルズが初めてというのも、よくテレビで紹介される話だ。
 日本武道館ができたのは64(昭和39)年9月で、コンサートの2年前だった。これは同年10月の東京オリンピック開幕に合わせて、日本の国技である柔道が初めて正式競技に採用されたからでもあった。総工費はおよそ20億円。63年10月に着工し、工事期間はわずか11カ月だったという。この時代、日本はものすごく動いていたのだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「ビートルズと日本武道館 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月29日)を引用
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【豊洲】と築地の両立案は頓挫する ~策士策に溺れた小池都知事~

2017年06月29日 | 社会
 (1)「築地は守る、そして豊洲を生かすことを、基本方針の一つとさせていただきます」
 侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が交わされる築地市場移転問題。小池百合子・東京都知事は、6月20日の記者会見で、中央卸市場を東京・豊洲に移転し、築地を再開発して何らかの市場機能を持つ「食のテーマパーク」とする案を明らかにした。

 (2)すでに完成した豊洲市場の建物を活用しつつ、「築地ブランド」も模索する・・・・一見、築地と豊洲の両方のメリットを生かした妙案に見える。
 だが、築地市場で商売をする取引業者の間では、ただ困惑だけが広がっている。
 というのも、豊洲は中央卸売市場の機能を優先すると口では言いながら、築地は5年後をめどに再開発した上で「仲卸の目利きを生かしたセリ・市場内取引を確保・発展」させる、と会見で配布された文書に書かれてあるのだ。
 しかしながら、そもそも卸売市場は、全国の産地から集められた商品を仲卸が買い取って卸に、卸が飲食店や小売店に販売するという一連のプロセスを一ヵ所で行える場所でなければ意味がない。市場機能が豊洲と築地に分散することは、取引業者にとって豊洲移転への賛否を問わず、到底受け入れられるものではない。
 小池知事は、築地の再開発後に一部の取引業者が豊洲から戻ることも想定しているようだが、とりわけ日々の品質管理をまさに職人技で行う仲卸業者にとって、度重なる引っ越しの負担は耐えがたい。ある市場関係者は吐き捨てるように言う。
 「再び築地に戻るのは最悪のアイデアだ」

 (3)なぜ、現場の実態を無視したこんな提案がなされたのか。
 6月23日には、都政最大の政治決戦である都議会議員選挙の火ぶたが切られる。小池知事は、従来、天敵である自民党東京都連から「決められない知事」と批判され、早期の決断を迫られていた。その上、豊洲移転は小池知事と連携する都議会公明党が強く主張してきたものであり、その意向を汲んだものなのだ。
 一方で、小池知事自ら「築地ブランド」を身捨てるかのような言動をとれば、従来の支持者の反発は避けられない。都幹部を中心とした検討では、ちょうど、築地市場の跡地を貸し出せば安定した収入を得られる、との試算が出されたため、これに乗っかったのだろう。

 (4)かくして小池知事は、政局や選挙をにらんで、この八方美人的な奇策を示すに至ったようだ。
 しかし、現場の実態に合わない以上、取引業者の反発は目に見えている。都議選で自ら率いる都民ファーストの会が躍進しても、市場移転をめぐる議論が行き詰まれば、小池知事は結局、自分の首を絞めることになる。

□岡田悟(本誌)「策士策に溺れた小池都知事 築地・豊洲両立案は頓挫する」(「週刊ダイヤモンド」2017年7月1日号)
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 【参考】
【片山善博】【豊洲】市場問題 ~都議会のなすべきこと~
【豊洲】都庁は伏魔殿 ~小池百合子・都知事の力量~
【豊洲】新市場、解析データで浮かび上がった謎 ~盛り土による地盤沈下にズレ~
【豊洲】は「空洞問題」で終わった ~当事者との合意形成が欠如~
【豊洲】市場では「安全宣言」を出せない ~土壌汚染対策法~
【豊洲】市場移転:宇都宮健児が小池百合子・都知事の決断を分析
【後藤謙次】築地市場の移転延期の決断が小池都知事の手足を縛るリスク
【五輪】が都民の生活を圧迫する ~汚染市場・アパート立ち退き~
【食】移転先の土壌、ヒ素汚染残して開場 ~築地市場~
【選挙】石原都政で何が失われたか ~福祉・医療・教育・新銀行破綻・汚染市場~


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【食】GM作物から撤退する農家、禁止する国 ~世界のGM作物栽培面積最新情報~

2017年06月29日 | 医療・保健・福祉・介護
 (1)ISAAA(国際アグリバイオ事業団)が、5月4日、2016年の世界でのGM(遺伝子組み換え)作物の栽培面積を発表した。
 それによれば、総栽培面積は1億8,510万ヘクタールで、前年1億7,970万ヘクタールに落ち込んだ面積がまた拡大している、と報告している。作物としては、相変わらず大豆、綿、トウモロコシ、ナタネがほとんどで、世界の全栽培面積に占めるGM品種の割合は、大豆78%、綿64%、トウモロコシ26%、ナタネ24%だった、という。

 (2)報告をよく見ると、栽培面積が大きく伸びているのはブラジルと米国だけで、ブラジルが前年より490万ヘクタール増加の4,910万ヘクタールで、米国が200万ヘクタール増加の7,290万ヘクタール。この2ヵ国以外はほとんど増加していないか、減少していることが示された。
 米国は前年の落ち込みが大きく、まだ一昨年の栽培面積を回復していない。事実上ブラジルの伸びだけが目立つ形となった。
 そのブラジルの伸びについて英国の市民団体「GMウォッチ」は、2015年8月からの1年間に熱帯雨林が約200万エーカー(約81万ヘクタール)失われるなど、大豆畑拡大が大規模な森林破壊をもたらしている、と指摘している。

 (3)また、オーストラリアの市民団体「ジーン・エシックス」のボブ・フェリプスは、GM作物の約90%が北南米の8ヵ国で栽培されており、偏りが大きく、世界的に拡大しているわけではない、と指摘している。
 作付け国は26ヵ国で、前年より2ヵ国減少している。
 栽培を停止した国は、ルーマニアとアフリカのブルキナファソ。ルーマニアは、ヨーロッパで長い間GM大豆を栽培してきた国だが、その栽培を禁止して非GM大豆の栽培を進め、欧州市場での非GM大豆の供給に大きく寄与し始めている。ブルキナファソは、GM綿の栽培を進めてきたが、昨年、GM綿から非GM綿へと全面的に切り替えた。2017年1月17日付け「ロイター・オンライン版」によると、繊維が短くなるという綿の室の低下が起き、収量も落ちたことがその理由だという。再び従来の品種に戻した結果、収量は増え、繊維の短縮もなくなった、と同国政府の農業大臣が述べている。

 (4)アルゼンチンや中国、インドは大幅に栽培面積を減らしている。
 モンサント社は、2016年8月、アルゼンチンのマルビナスにあるGM種子生産のプラントを閉鎖すると発表した。このプラントは、350万ヘクタール分のGMトウモロコシを生産する規模だが、2015年は250万ヘクタール分しか生産できなかった、という。この閉鎖は、農民などによる反対運動が功を奏したもので、70万ヘクタールという大幅減少はこれが直接影響したものと推定される。
 中国は、栽培面積を約24%減少させている。その要因は、食の安全に対する中国の消費者の関心の高まりや、東北部の黒龍江省でのGM作物栽培禁止にありそうだ。
 インドは、GM綿の栽培が行われてきたが、害虫の影響で大幅な収量の減少が起きており、それが影響したものとみられる。

 (5)ヨーロッパの数少ないGM作物栽培国のスペインでも、農家の間でGMトウモロコシは高コストで低収量であるとして撤退し、在来の種子への転換を図る農家が拡がっている。2016年7月6日付け地元紙「エコノミア・デジタル」によれば、GMトウモロコシは種子代が高いのに、市場価格は25%ほど安いため、農家は利益を得ていないからだという。
 このようにGM作物の問題点が示されるとともに、その将来性に赤信号がともり、栽培面積にもそれが反映されるようになってきた、といえる。

□天笠啓祐「世界のGM作物栽培面積最新情報 そろそろ各地でGMは限界!?」(週刊金曜日 2017年6月16日号)
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【片山善博】図書館の可能性を考える

2017年06月28日 | ●片山善博
★菅谷明子『未来をつくる図書館 ニューヨークからの報告』(岩波新書、2003)

 図書館を“暇人用の無料貸本屋”と揶揄する人がいる。図書館を「賑わい空間」に変える試みもあるが、「見てくれ」重視からか、天井まで届く書架にダミー本を詰め込んだ光景は、もはや図書館とは似て非なる存在でしかない。
 本来、図書館は知の拠点であり、万人の知的自立を支援する場だ。企業人やビジネスマンなど忙しく働いている人たちも図書館サービスを享受してほしい。それによって個人が力を付け、やがては社会全体を潤すことになる。これこそが図書館がもたらす恵沢といえる。市民の才能を芽吹かせるために図書館はどんな役割を果たせるか、市民にはどんな利用が可能か。
 本書が紹介する米ニューヨーク公共図書館での取り組みは、わが国にも大いに参考になる。

□片山善博(慶應義塾大学教授)「図書館の可能性を考える  ~名著味読再読~」(「週刊ダイヤモンド」2017年7月1日号)を引用
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 【参考】
【片山善博】「東京大改革」とは何か ~小池知事への疑問~
【片山善博】「男子の本懐」を遂げるには ~浜口雄幸『随感録』~
【片山善博】古今の政治を“透徹”する ~マキャヴェッリ『ディスコルシ「ローマ史」論』~
【片山善博】小池都政を「一輪車」にしてはならない ~都議会の無責任を示す一例~
【片山善博】【豊洲】市場問題 ~都議会のなすべきこと~
【片山善博】今も変わらぬ社会の病理 ~福翁自伝~
【片山善博】都議会改革は都庁改革 ~都の政策に責任を持つのは誰か~
【片山善博】情報公開が首長を守る ~舛添都知事辞任の教訓~
【片山善博】大切なことに時間を使う ~セネカ『人生の短さについて』~
【片山善博】二度も続いた東京都知事の失脚-その教訓を都政の改革に生かす
【片山善博】参議院選、鳥取島根ほかの「今回の合区は憲法違反」
【片山善博】教育、図書館、議会の力 ~カーネギー自伝~
【片山善博】らの鼎談 違法性がなくても知事の適性がない ~舛添は日本の恥(2)~
【片山善博】&増田寛也&上脇博之 舛添知事は日本の恥だ ~辞任勧告~
【片山善博】舛添都知事問題は自治システム改善の教材
【社会】防災体制の点検、真剣に ~平素の備えが大切~
【片山善博】口利き政治の弊害と政治家本来の役割
【片山善博】選挙権年齢引下げと主権者教育のあり方
【片山善博】TPPから見える日本政治の悪弊 ~説明責任の欠如~
【片山善博】政権与党内の議論のまやかし ~消費税軽減税率論議~
【経済】今導入すると格差が拡大する ~外形課税=赤字法人課税~
【片山善博】【沖縄】辺野古審査請求から見えてくる国のモラルハザード
【片山善博】川内原発再稼働への知事の「同意」を診る
【片山善博】違憲と不信で立ち枯れ ~安保法案~
【片山善博】【五輪】新国立競技場をめぐるドタバタ ~舛添知事にも落とし穴~
【片山善博】「ベトナム反中国暴動」報道への違和感
【片山善博】文部科学省の愚と憲法違反 ~竹富町教科書問題~
【片山善博】都知事選に見る政党の無責任 ~候補者の「品質管理」~
【片山善博】JR北海道の安全管理と道州制特区
【政治】地方議会における口利き政治の弊害 ~民主主義の空洞化(3)~
【政治】住民の声を聞こうとしない地方議会 ~民主主義の空洞化(2)~
【政治】福島県民を愚弄する国会 ~民主主義の空洞化(1)~
【社会】教育委員は何をなすべきか ~民意を汲みとる~
【社会】教育委員会は壊すより立て直す方が賢明
【社会】「教員駆け込み退職」と地方自治の不具合
【政治】何事も学ばず、何事も忘れない自民党 ~公共事業~



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【南雲つぐみ】首を冷やさないで ~扁桃の免疫機能~

2017年06月28日 | 医療・保健・福祉・介護
 昔から「首を冷やすと風邪をひく」といわれ、風邪のひき始めに首や背中が震えることがある。頭の後ろから背中にかけて、「風門」「風池」「風府」と、「風」という字のつぼが三つ並んでいる。東洋医学ではこの場所を通って、体内に風邪が入ると考えられていた。
 現代医学では、喉(咽喉)にある「扁桃」が外敵から体を守る免疫器官の最前線と考えられることが多い。扁桃はリンパ節の集合体で、リンパ球やマクロファージなどの白血球がたくさん集まって、細菌やウイルスなどの外敵を待ち構えている。
 空気や食べ物に混ざって細菌やウイルスなどが体内に入ると、マクロファージが外敵を発見し、リンパ球が外敵にとりついて除去する。これで一件落着なのだが、喉が冷えていると、マクロファージやリンパ球がうまく働かず、免疫力が下がってしまう。
 エアコンの風があまり首や背中に当たらないようにしたい。冷えを防ぐことで、リンパ球やマクロファージが働いてくれる体内環境をつくろう。

□南雲つぐみ(医学ライター)「首を冷やさないで ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月22日)を引用
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【南雲つぐみ】日本人の睡眠 ~世界で2番目に短い~

2017年06月28日 | 医療・保健・福祉・介護
 OECD統計(2014年)によれば、調査した29カ国のうちで日本人の睡眠時間は韓国に次いで2番目に短い。また、NHK「国民生活時間調査」によれば、1995年以降、平日、土曜日、日曜日とも睡眠時間が減少し、日本人の睡眠不足が進みつつあったが、2015年の同調査では、それにストップがかかったようだ。
 1日の睡眠時間の平均は平日7時間15分、土曜日7時間42分、日曜8時間3分(国民全体)。これを10年前の同調査と比べてみると、平日はどの年代でもほぼ同じで、土日はほとんどの世代で微増している。
 平日の睡眠時間が短いのは50代女性の6時間31分で、逆に、休日に一番よく寝ているのは、10代女性の9時間2分だった。
 男女の世代別にみると、睡眠時間が短いのは仕事や家事などで忙しい平日の男性30~50代、女性40~50代。曜日による睡眠時間の差を見ると、男女とも10~50代は平日と土曜・日曜の差が大きく30分から1時間近い差があるが、60代以上では差がほとんど見られない。

□南雲つぐみ(医学ライター)「日本人の睡眠 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月17日)を引用
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【欧州】のゴミ箱扱いに憤慨する東欧諸国 ~深まるEUの東西分裂~

2017年06月28日 | 社会
 (1)欧州を東西に分断した鉄のカーテンが開かれたとき、チェコやスロバキア(当時はチェコスロバキア)の国民は隣のオーストリアへなだれ込んだ。映画でしか見られなかった西欧の製品を手にとって買えるようになったからだ。
 西欧の企業はこぞって「製品」を東欧へ売り込んだ。
 しかし、同じ名前がついていても、西欧の「製品」の質と東欧のそれとは違った。1989年にベルリンの壁が崩れてから28年経った今も、その事情に変化はない。

 (2)その事例。
  (a)ダノン、ネスレ、ペプシコなど、欧米の多国籍企業は同じブランド名を冠しながらも、東欧では人口甘味料を多用し、肉・魚肉の含有量を低くし、高い脂肪分の原料を使っている。さらに、西欧では健康に害を及ぼす可能性があるため使用をやめた部分水素化油脂を、東欧では使用している企業が多い。
  (b)チェコで売られているネスティ-レモン(ネスレとコカ・コーラの共同製品のアイスティー)に入っている紅茶成分のエッセンスは、ドイツのものよりも40%も少ない。
  (c)ドイツで売られているスプライトは砂糖だけで甘みを出しているが、チェコのものはシロップと人口甘味料で味付けされている。
  (d)欧州冷凍食品大手のイグロ・グループのフィッシュ・フィンガース(魚肉の冷凍食品)も、魚肉の含有率がオーストリアでは65%なのに対して、スロバキアとハンガリーでは58%だ。
  (e)独ライプニッツ社のビスケットも、ドイツでは12%のバターを含んでいるが、ポーランドではたった5%な上に、ドイツでは使用していないパーム油(バター代用品)を使っている。

 (3)多国籍企業は、現地人の好みに合わせて現地の人が使い慣れたレシピを使用している、と反論するが、東欧向け製品のコスト削減を行っているのは明白だ。
 さらに、製品の広告をドイツのベルリンで見て、チェコのプラハで買う人もいる。同じ製品の品質がドイツとチェコで全く違えば、消費者をだましたといわれても弁明の余地はない。

 (4)「東欧は欧州のゴミ箱の扱いを受けている」と憤慨するチェコ、スロバキア、ハンガリー、ポーランドの東欧4ヵ国からなる地域協力機構「ヴィシェグラード・グループ」は、2016年末から食品の東西格差を調査している。彼らは欧州委員会に対して、「一つの史上、一つの基準」を貫くべきだ、と働きかける予定だ。
 反欧州連合(EU)を掲げて国家主義を進展させたいハンガリーのヴィクトル政権にとって、この「最大級のスキャンダル」は、国民に訴えかける格好の題材だ。

 (5)しかし、食品をはじめとする消費財は、主に中流家庭をターゲットにしている。中流といっても、西欧と東欧の購買力には倍近くの差がある。EU統計局のユーロスタッフによれば、2015年時点の食品価格はポーランドではEU平均の63%だが、オーストリアでは平均の120%だ。東欧では価格を抑えなければ買ってもらえないのが現実なのだ。
 EUは、食の安全は規制するものの、多国籍企業からの圧力もあって、企業の品質管理には関与しないスタンスを崩さないだろう。
 しかし、「ヴィシェグラード・グループ」は、「東欧への食の人種差別」の解消に向け、断固たる姿勢を貫く構えだ。EU内の東西分裂の溝は、深まる一方だ。

□竹下誠二郎(静岡県立大学経営情報学部教授)「「欧州のゴミ箱」扱いに憤慨する東欧諸国 深まるEUの東西分裂」(「週刊ダイヤモンド」2017年7月1日号)
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 【参考】
【英国】の地政学的優位性がBrexitで喪失 ~領内で高まる独立気運~
【欧州】北欧も難民入国規制強化へ ~形骸化するシェンゲン協定~
【スウェーデン】文化多元主義の限界 ~移民問題~

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【保健】【旅】長時間フライトでの快眠法 ~世界を飛び回るCAが伝授~

2017年06月27日 | □旅
 (1)華やかに見えるキャビンアテンダント(CA)だが、深夜勤務や海外との時差などが日常的で、実はハードな職業だ。そんなハードワークをCAはどうやって乗り切っているのか。
 フライトによって異なるが、長時間飛行の場合、CAも休みをとって機内で仮眠をとる。
 〈例〉成田~ニューヨーク便の勤務スケジュール。
 ■出発前日
  21:00 早めに就寝
 ■出発当日
  16:20 搭乗開始
  16:50 成田空港出発
        お客さまサービス開始(約3時間)
  19:50 機内販売、化粧室清掃など(約1時間)
  20:50 交代で食事(約1時間)
  21:50 2班に分かれて交代で休憩(各人約2時間)
        お客さまへの軽食サービス
  02:50 到着前の最後のお客さまサービス(約2.5時間)
  05:35(米国東部時間16:35) 到着
 ■到着後
  23:00 夜になってから就寝
 ■到着翌日
  08:00 起床&朝日を浴びる
  終日   街歩き&CA仲間と食事

 (2)離陸後の約4時間は、乗客への食事サービスや機内販売、化粧室の清掃などを行う。次の約6時間は、乗客が眠る時間帯に入るので、CAも交代で食事や休憩をとる。最後の約2.5時間は、再び乗客にサービスを提供する。
 休憩は2交代制で約2時間。実は、機内にはクルーレストと呼ばれる秘密の部屋がある(保安上の理由で非公開)。一人ずつのスペースに区切られ、フルフラットの状態で仮眠をとることができる。
 ぐっすり眠れるが、すぐに寝付けないこともある。そんなときも「眠れないことを気にしないことが大事」だ。
 ただ、限られた時間でぐっすり眠るための工夫は欠かさない。機内は冷えるので、海外で購入したベビー用の湯たんぽをおなかに乗せ、体を温めるとよく眠れる。ほかにも、好きなアロマをかけたマスクを着けたり、カフェインレスの温かい飲み物を飲んだりしてリラックスする。仕事と休憩のメリハリをつけることで、長時間勤務でも集中力を維持するのだ。
 現地時間の夕方に到着後は、疲れていても夜まで眠らないよう気を付ける。現地では、向こうの時間に合わせて生活し、街に出たり、同僚と食事したり、アクティブに活動してメリハリをつけるのが時差ボケ解消の秘訣だ。

 (3)CAが見る「できるビジネスパーソン」の時差ボケ解消法は、
 「慣れたお客さまは、乗った瞬間から到着地の時間で動き、そのときに現地が夜なら、耳栓とアイマスクを着けてすぐ眠っていますね」

□コラム「世界を飛び回るCAが伝授 長時間フライトでの快眠法」(「週刊ダイヤモンド」2017年7月1日号)
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 ★ファシーというブランドの湯たんぽはベビー用品なので機内に持ち込むにもサイズがちょうどよい。
 
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【佐藤優】痛みを無視しない、前大戦で「前線」と「銃後」の区別がなくなった、情報を扱う仕事の最大の武器

2017年06月27日 | ●佐藤優
 ①伊藤誠二『痛覚の不思議 脳で感知する痛みのメカニズム』(講談社ブルーバックス 920円)
 ②イアン・カーショー『地獄の淵から ヨーロッパ史1914-1949年』(白水社 6,200円)
 ③滝鼻卓雄『記者と権力』(早川書房 1,500円)

 (1)①によって、「痛み」という現象の意味がよく分かる。
 <ヒトの場合はどうなのでしょう。痛みはどのような行動が自分に利益をもたらすのか、避けるべきなのかを判断する信号となります。痛みに関する学習とその罰は行動の意思決定に重要な影響を及ぼします。避けられない多くの痛みを伴う出来事のため、適応できない体験やストレスが慢性痛の引き金となり、維持されるのに重要な要因となります>
 痛みがあってもギリギリまで我慢するのは、避けるべき行動についての脳からのシグナルを無視することになる。痛みを余り我慢しないほうがいい。

 (2)②は、現代史研究の第一人者、カーショーの手になるヨーロッパ200年史の第3巻だ。第2次世界大戦で総力戦が確立し、「前線」と「銃後」の区別がなくなった、という指摘が重要だ。
 <第二次世界大戦における前線と銃後の隔たりは、それに先立つどの戦争の場合より小さかった。多くの場合、隔たりはまったくなかった。両戦線は多かれ少なかれ融合していたのである。東欧各地では、ヒトラーとスターリンの軍が暴れ狂いながら前進と後退を繰り返し、そしてパルチザン活動が広がって、前線と銃後の個別の意味をほぼすべて消し去ってしまった。他のヨーロッパ各地では、違いはもっとはっきりしていた。すべての交戦国の国民は、多くは占領ドイツ軍の長靴の下で、さまざまな形で生き地獄に耐えたのである>
 21世紀の対テロ戦争も、その本質において第2次世界大戦と同じ総力戦なのである。

 (3)③は、元読売新聞東京本社社長による自伝的なメディア論だ。東京大学紛争の際のエピソードで、次の話が面白い。
 <もちろん身分と名前を名乗り、深夜(記者の常識ではそれほど深夜ではないが)の訪問を詫びた。用件についても、あいまいなことは言わず、はっきりと紛争のことで来たと伝えた。「先生の専門分野について聞きたい」などと、訪問の本当の目的をぼやかすような、一種の“詐術”は、一切行使しなかった。この入り口づくりは、私の流儀だった。たまには回り道をとって取材の真の目的に迫ることもあったが、結局のところ、回り道でいくと、ソースとの信頼関係は次第に薄れてしまう>
 面倒な取材をするときに記者は、「詐術」を用いることがあるが、それでは情報源との信頼関係を構築することができない。その結果、重要な情報を取り逃がしてしまうのだ。情報を扱う仕事においては、正直が最大の武器だ。

□佐藤優「情報を扱う仕事の最大の武器 ~知を磨く読書 第204回~」(「週刊ダイヤモンド」2017年7月1日号)
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 【参考】



【佐藤優】海上権力を維持するために必要な要素 ~イギリスの興亡の歴史を通して~
【佐藤優】女性の貧困を追跡したノンフィクション、師弟関係こそ教育の神髄、イランは国際基準から逸脱した国
【佐藤優】2000年の時を経て今なお変わらないインテリジェンスの「真髄」 ~孫子~
【佐藤優】財政から読みとく日本社会、ラジオの魅力、高校レベルの基礎の大切さ
【佐藤優】嫌韓本と一線を画す韓国ルポ、セカンドパートナーの実態、日本人の死生観
【佐藤優】人間にとって「影」とは何か ~シャミッソー『影をなくした男』~
【佐藤優】文部省の歴史と現状、経済実務家のロシア情勢分析、中国の対日観
【佐藤優】学習効果が上がる「入門書」、応用地政学で見る日本、権力による輿論のコントロールを脱構築
【佐藤優】大川周明『復興亜細亜の諸問題』 ~イスラーム世界のルール~
【佐藤優】女性と話すのが怖くなる本、ネット情報から真実をつかみ取る技法、ソ連とロシアに共通する民族問題
【佐藤優】ヨーロッパ宗教改革の本質、相手にわかるように説明するトレーニング、ロシア・エリートの欧米観
【佐藤優】なぜ神父は独身で牧師は結婚できるのか? 500周年の「革命」を知る ~マルティン・ルター『キリスト者の自由』~
【佐藤優】政界汚職を描いた古典 ~石川達三『金環蝕』~
【佐藤優】生きた経済の教科書、バチカンというインテリジェンス機関、正しかった「型」の教育
【佐藤優】誰かを袋だたきにしたい欲望、正統派の書評家・武田鉄矢、追い込まれつつある正社員
【佐藤優】発達障害とどう向き合うか、アドルノ哲学の知的刺激、インターネットと「情報犯罪」
【佐藤優】後醍醐天皇の力の源 「異形の輩」とは--日本の暗部を突く思考
【佐藤優】実用的な会話術、ユーラシア地域の通史、宇宙ロケットを生んだ珍妙な思想
【佐藤優】キブ・アンド・テイクが成功の秘訣、キリスト教文化圏の悪と悪魔、理系・文系の区別を捨てよ
【佐藤優】企業インテリジェンス小説 ~梶山季之『黒の試走車』~
【佐藤優】中東複合危機、金正恩の行動を読み解く鍵、「型破り」は「型」を踏まえて
【佐藤優】後世に名を残す村上春樹新作、気象災害対策の基本書、神学の処世術的応用
【佐藤優】地学の魅力、自分の頭で徹底的に考える、高等教育と短期の利潤追求
【佐藤優】日本人の特徴的な行動 ~日本礼賛ではない『ジャパン・アズ・ナンバーワン』~
【佐藤優】知を扱う基本的技法、ソ連人はあまり読まなかった『資本論』、自由に耐えるたくましさ
【佐藤優】後知恵上手が出世する? ~ビジネスに役立つ「哲学の巨人」読解法~
【佐藤優】トランプ政権の安保政策、「生きた言葉」という虚妄、キリスト教の開祖パウロ
【佐藤優】「暴君」のような上司のホンネとは? ~メロスのビジネス心理学~
【佐藤優】物まね芸人とスパイの共通点、新版太平記の完成、対戦型AIの原理
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【佐藤優】トランプの「会話力」を知る ~ワシントンポスト取材班『トランプ』~
【佐藤優】「不可能の可能性」に挑む、言語の果たす役割の大きさ、NYタイムズ紙コラムニストの人生論
【佐藤優】人生は実家の収入ですべて決まる? ~「下流」を脱する方法~
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