5月12日は近代看護教育の母、ナイチンゲールの誕生日。大英帝国の繁栄を築き上げたヴィクトリア女王と同年代に生まれた。クリミア戦争【注】での従軍看護師としての活動がよく知られている。
このことにちなんで1990年からこの日を「看護の日」に制定している。日本看護協会では、同日を含む1週間を「看護週間」としてイベントなどを行っている。
最近、ナイチンゲールの著書「看護覚書」を手に取る機会があった。初版は1859年だから、160年近くも前の本だが、現在も看護学のサブテキストとして読み継がれているそうだ。
序章に「すべての病気は回復過程である」と記されている。これは、病気を「ウイルスや細菌などの有害物質から身を守るために、体が免疫機構を活性化し、もとのバランスのとれた状態に戻そうと奮闘している状態」と捉えているのだとの解説に感銘を受けた。
当時は自己治癒力や免疫力という概念はなかった。ナイチンゲールは実体験からこの概念にたどり着き「回復する力を支援する」ことを看護と考えたという。
【引用者注】1853~56年、於クリミア半島ほか。
□南雲つぐみ(医学ライター)「ナイチンゲール ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月12日)を引用
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このことにちなんで1990年からこの日を「看護の日」に制定している。日本看護協会では、同日を含む1週間を「看護週間」としてイベントなどを行っている。
最近、ナイチンゲールの著書「看護覚書」を手に取る機会があった。初版は1859年だから、160年近くも前の本だが、現在も看護学のサブテキストとして読み継がれているそうだ。
序章に「すべての病気は回復過程である」と記されている。これは、病気を「ウイルスや細菌などの有害物質から身を守るために、体が免疫機構を活性化し、もとのバランスのとれた状態に戻そうと奮闘している状態」と捉えているのだとの解説に感銘を受けた。
当時は自己治癒力や免疫力という概念はなかった。ナイチンゲールは実体験からこの概念にたどり着き「回復する力を支援する」ことを看護と考えたという。
【引用者注】1853~56年、於クリミア半島ほか。
□南雲つぐみ(医学ライター)「ナイチンゲール ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月12日)を引用
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