6月1日は衣更え。旧暦では4月1日に衣服だけではなく、掛け軸など室内の調度品や装飾を夏ものに更新したそうだ。京都の町家では今もその習慣があり、今の時期になるとふすまや障子をはずしたり、軒先にすだれやよしずを掛けたりと「建具替え」を行うという。
制服を着ていた中学校の頃は、蒸し暑くなってくる5月の下旬から、6月1日の衣更えが待ち遠しかったものだ。最近の学校では、柔軟性を持った生活指導で、5月ごろからどちらを着てもよいとされる学校が多いという。
現代の服飾には季節感があまりないかもしれない。気温だけでなく気分に合わせて冬でもTシャツを着たり、夏もクーラーの効いた室内でセーターを羽織ったりする。そんな生活の中で、わが家もいつの間にか一日かけてたんすの中身を入れ替えて、冬物を虫干しするような衣更えをしなくなった。
「亡き人に 肩たたかれぬ 衣がへ」(久保田万太郎)という句を知った。実家のたんすに入れっ放しになっている母の和服も、たまには虫干しぐらいしなければと思う。
□南雲つぐみ(医学ライター)「衣更え ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月1日)を引用
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制服を着ていた中学校の頃は、蒸し暑くなってくる5月の下旬から、6月1日の衣更えが待ち遠しかったものだ。最近の学校では、柔軟性を持った生活指導で、5月ごろからどちらを着てもよいとされる学校が多いという。
現代の服飾には季節感があまりないかもしれない。気温だけでなく気分に合わせて冬でもTシャツを着たり、夏もクーラーの効いた室内でセーターを羽織ったりする。そんな生活の中で、わが家もいつの間にか一日かけてたんすの中身を入れ替えて、冬物を虫干しするような衣更えをしなくなった。
「亡き人に 肩たたかれぬ 衣がへ」(久保田万太郎)という句を知った。実家のたんすに入れっ放しになっている母の和服も、たまには虫干しぐらいしなければと思う。
□南雲つぐみ(医学ライター)「衣更え ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年6月1日)を引用
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