語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~

2017年02月11日 | 医療・保健・福祉・介護
 カミモールやミントなどのハーブエキス(薬草成分)や、蜂蜜、プロポリスを含んだものなど、喉あめにもいろいろあって困るほどだ。ドラッグストアでは医薬部外品や医薬品としてトローチも売っている。せきが止まらない時や喉が痛い時、喉あめよりも効果はありそうだがどうだろうか。
 呼吸器専門医の大谷義夫氏が書いた「長引くセキはカゼではない」(KADOKAWA、1,404円)によれば、抗菌や殺菌作用の高い成分が含まれていても、カゼのウイルスは細菌ではないため、喉あめやトローチでは風邪の症状を撃退する効果は薄いという。
 ただ、あめをなめること自体は、唾液の分布を促してくれる。唾液には、ラクトフェリンやリゾチームなどの抗菌作用のある物質が含まれ、気道にある線毛の働きを高めて、ウイルスや細菌を体外に排出するのを助けるとされる。
 キャンディーやガムを口に入れていると、その間は口を閉じ、鼻呼吸になる。このこともまた、口から細菌やウイルスが入るのを防いでくれるのではないだろうか。

□南雲つぐみ(医学ライター)「喉あめの効果 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月24日)を引用
     ↓クリック、プリーズ。↓
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ  人気ブログランキングへ  blogram投票ボタン

 【参考】
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
【南雲つぐみ】海苔の日 ~「海の緑黄色野菜」~
【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
【南雲つぐみ】体の痛みが示すもの ~臓器の健康~
【南雲つぐみ】飲む乳酸菌の役割 ~明日2月3日は「乳酸菌の日」~
【南雲つぐみ】マスクで花粉症の予防 ~ダイエットにもなる~
【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。