語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

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【派遣】中高年の節約術 ~中高年派遣社員物語7~

2017年02月28日 | ノンフィクション
 (1)高級取りではなくなる中高年は、「第二の財布」といわれる節約でお金を融通し、生活をエンジョイしたい。
 筆者=森川氏は、福祉施設育ちで、調理用具を揃える経済的余裕がなかった。30代になって教師として赴任した長崎で釣に夢中になり、魚を自分でさばき、料理を覚えた。どうしたら効率よく料理、掃除ができるか、光熱費を節約できるかを考えた。育児以外は、妻と五分五分以上の家事をこなしている。ちなみに、結婚したのは49歳。子どもが生まれたのは59歳。

 (2)電気。
 要は、基本料金金を下げる、LEDに換える、待機電力をなくす、複数の電気製品を同時に使わない。
 わが家はマンション購入時、40アンペアだったものを30アンペアに換えた。これだけで毎月の電気代が280円下がる。
 天井照明は、毎月1個ずつ1万円前後のLEDに買い替え、最後に11個の電球を一気に転換。この時かかった費用は2万円少し。LED転換前と後を比べると、電気料金が3割下がり、毎月4~5,000円で済んでいる。
 待機電力をなくすため、こまめにコンセントを抜くとか、スイッチ一つで待機電力をなくせる個別スイッチが付いたコンセント(節電タイプ)で、こまめに電気を消している。
 ウォシュレットも個別スイッチが付いたコンセントで、使うたびにスイッチを入れて使っている。
 暖房も、最初はエアコンで暖め、部屋が暖かくなったら電気ストーブに換えている。寝る前には、エアコンで部屋を十分に暖めた後は、エアコンのコンセントを抜いている。

 (3)ガス。
 以前は、フライパンを洗った後、ガスであぶっていたが、今は水を切った後、ティッシュで拭いている。
 揚げ物は一度で揚げず、一度油から出して余熱で内部まで火を通し、二度目は高温でからったと揚げる。
 炒め物は材料をフライパンに入れ、蓋をして蒸し煮のようにし、材料が柔らかくなったら炒める。
 煮物や豆料理も長くコトコト料理せず、蓋をして火を止め、余熱で具を柔らかくする。
 ・・・・といった工夫でガス代は3割下がり、今。月に4,000円台。

 (4)水道。
 まずは洗面所のシンク下にある止水栓を少し堅く締めて、水が勢いよく出ないようにするのがよい。
 また、シャワーの湯を出すときは、暖かくなるまでは浴槽に水を流すとか、汚れがひどい食器を洗う時は他の食器の下に置き、洗っている間に水が溜まるようにしている。
 風呂の水は使用後に一度だけ、翌日水を足して使っている。
 このような工夫で、上下水道料金は隔月で8,000円を切る寸前である。

 (5)交通費。
 地下鉄・バスに乗らずに歩く。
 歩きこそが一番の健康法・節約法だ。
 しかし、究極は、歯科費用を節約することだ。筆者は若い時コカ・コーラが好きで、飲んだ後歯を磨かなかったために、3本も歯を抜いて、1本30万円のインプラントにしている。
 甘い物を食べたら歯を磨く。これが究極の節約法である。

□森川海守「中高年の節約術 ~中高年派遣社員物語7~」(「週刊金曜日」2017年2月日号)
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 【参考】
【派遣】原子力損害補償業務はホームズの赤毛組合? ~中高年派遣社員物語6~
【派遣】中高年、手に資格を ~中高年派遣社員物語5~
【派遣】ハローワークは使えるか? ~中高年派遣社員物語4~
【派遣】転職・就職サイトに登録しまくる ~中高年派遣社員物語3~
【派遣】FXでの損が運の尽き ~中高年派遣社員物語2~
【派遣】余はいかにして派遣社員となりしか ~中高年派遣社員物語1~
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【南雲つぐみ】がんと就労 ~仕事と治療の両立~

2017年02月28日 | 医療・保健・福祉・介護
 今、日本では、2人に1人は、一生のうちに1回はがんになるといわれている。がんを宣告されると、余命を考えてしまうが、早期診断や治療技術の進歩により、治るがんは増えてきた。
 国立がん研究センターの最新のデータを見ると、治療の目安とされる5年相対生存率は全がん平均で約6割。甲状腺がん、精巣がん、乳がんでは8~9割を超えるという。
 通院治療をしながら仕事を続ける人も増えてきている。これまでは「(がんになったら)治療に専念したほうがいい」という考え方が主流だった。しかし、治療を続けながらよりよく生きるために、経済的な意味も含めてどう働くかが重要な要素となってきている。こうした中、昨年12月に成立した「改正がん対策基本法」では、仕事と治療を両立するために、企業に対して、がん患者の雇用継続に配慮を求めた内容を取り入れた。さらに、小児がんの子どもたちが学業と治療を両立できる社会環境の整備や早期発見が難しい難治性がんや希少がんの研究を促進することなども盛り込まれている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「がんと就労 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月16日)を引用
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 【参考】
【南雲つぐみ】富士の笠雲
【南雲つぐみ】歩き方いろいろ ~室内でできるスロージョギング~
【南雲つぐみ】飲酒のメカニズム ~前頭葉を刺激~
【南雲つぐみ】ハリーアップ症候群 ~時間に追われると~
【南雲つぐみ】おでんの日 ~車麩~
【南雲つぐみ】フローズンショルダー ~肩関節周囲炎~
【南雲つぐみ】更年期女性と心疾患 ~微小血管狭心症~
【南雲つぐみ】梅の季節
【南雲つぐみ】皮膚の乾燥やかゆみ ~傾向と対策~
【南雲つぐみ】お菓子の日とビタミンB1
【南雲つぐみ】午の時刻、方位、初午の名物料理
【南雲つぐみ】添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
【南雲つぐみ】揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
【南雲つぐみ】海苔の日 ~「海の緑黄色野菜」~
【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
【南雲つぐみ】体の痛みが示すもの ~臓器の健康~
【南雲つぐみ】飲む乳酸菌の役割 ~明日2月3日は「乳酸菌の日」~
【南雲つぐみ】マスクで花粉症の予防 ~ダイエットにもなる~
【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~
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【本】国谷裕子『キャスターという仕事』

2017年02月27日 | 社会
 
 誰にも、醸成・熟成が足りずに人には伝えられていない「内なる言葉」があります。それを「外に向かう言葉」にするにはどうすればよいか。「世界は誰かの仕事でできている」の名コピーで知られるコピーライターが、自らの手法を明かしたのが『「言葉にできる」は武器になる。』【引用者注:梅田悟司、日本経済新聞出版社、2017】。
 著者は、言葉にできないのは考えが足りないからだ、と痛烈な前提を示した上で、内なる言葉の「解像度を上げる」手法を示します。注目は単純なスキル本ではないこと。言葉が持つ熱や重み、豊かさをいかに自らのものにするかということの重要性を説くのです。
 そうした努力の意味を実感させてくれたのが、NHK「クローズアップ現代」のキャスターを23年間務めた著者による『キャスターという仕事』。東西冷戦が終わったり、2度の大震災に遭遇するなど国内外で価値観が大きく変動した時代に、キャスターとして「言葉の力を信じ続けてきた」。テレビが伝える真実は映像であって言葉ではないといわれますが、「映像はパワフルであるが故に、想像力を一瞬にして奪ってしまう。それ故に現実を十分に伝えられない」という自省をなくしません。
 キャスターは、取材者と視聴者の中間にあってあらゆる判断材料を提供するフェアネスが必要であり、それは「きちんと伝えること」に尽き、だからこそ内なる言葉を鍛えなければなりませんでした。最近、これほど線を引いたり、ページを折った本はありません。(後略)
 
□宮野源太郎「名物キャスターが向かい合った伝えられない「内なる言葉」 ~目利きのお気に入り~」(「週刊ダイヤモンド」2017年3月4日号)を引用
□国谷裕子『キャスターという仕事』(岩波新書、2017)

  *

 ■「クロ現」の23年を自己検証
 NHK「クローズアップ現代」が打ち切りになり、国谷裕子(くにやひろこ)キャスターの顔がテレビから消えたのは昨年の3月だった。
 折からアメリカは大統領選のさなか。その8カ月後には、ヒラリー・クリントンがあのまさかの結果にみまわれる。
 ヒロコとヒラリーになにが起こったのか。いま、ゴルフに興じる新大統領と日本の首相を目のあたりにすると、そこに世界の流れが見えてくるのだが。
 その話はさしあたり本書の主題ではない。23年つづいた番組「クロ現」とはなんだったのか。テレビ報道のスタイルをどう変えたのか。それを当事者が振り返って検証している。
 第1章のタイトルには「ハルバースタムの警告」とあるが、メディア業界以外の人には「それ誰?」だろう。もとより気軽にすらすら読める本ではない。それがこの短期間に6万部だという。著者への評価と人気の高さを示す数字にほかなるまい。
 国谷ファン向けのパーソナルなエピソードも、ごく控えめながら、探せばある。たとえば、当初はジャーナリズムと無関係だった著者が、この世界に入るようになったきっかけは?
 それをご本人は「長い海外経験のおかげで英語の発音が」よかったからだというが、むろんそれだけではないだろう。並外れた美形にひかれてというファンはたくさんいる。今回、岩波新書が、特大の帯にカラーの著者ポートレートを奮発した狙いもわからないではない。
 ところが、そんな好感度の持ち主がときに不興を買う。1997年、ペルー日本大使公邸人質事件で人質救出後にフジモリ大統領が来日したときのこと。手柄話を聞いたあとで、キャスターは同大統領の暗部である内政面での強権的手法に臆せず切り込んだ。
 すると放送後、日本の恩人に失礼だとの抗議がどっときたというが……。それでもきくべきことはきく。自分の信念に喜んで殉じるのも、ジャーナリストの仕事の一つに違いない。

 岩波新書・907円=3刷6万部 17年1月刊行。「岩波新書としては女性読者の割合が高い。“クロ現”開始のころ社会人になった40代以上が手に取っている」と担当編集者。

□山口文憲(エッセイスト)「(売れてる本)『キャスターという仕事』 国谷裕子〈著〉」(朝日新聞デジタル 2017年2月26日)を引用
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 就任会見で「政府が右ということを左というわけにはいかない」と述べ、政府と寝そべる意向を隠さなかった籾井勝人・NHK会長がようやく退任した。去り際の挨拶が「ハッピーに退任することができました」なのだから、その姿勢を質す声は最後まで届かなかった。『クローズアップ現代』のキャスターを23年間にもわたって務めた著者は、「キャスターである私には、言葉しかなかった。『言葉の持つ力』を信じることがすべの始まりであり、結論だった」と言い切る。「わかりやすい番組」に急ぎ、結果的に為政者が醸す雰囲気に従順になってはいけないと警戒し続けてきた。

 *

 貧困化が進む女性たちの実態を追う回のタイトル案に「ガールズプア」とあるのを見て、国谷は「女性たちが男性目線で扱われている」と指摘、タイトルは変更された。構成表に「なかなか理解が進まない安保法制」を見つければ、「反対=理解していないだけ」との暗黙の示唆を潜ませるのでは、と再考した。雑な言葉が社会を乱すのだ。
 キャロライン・ケネディ前駐日大使へのインタビューでの話。日本国内に第2次世界大戦の歴史解釈を書き換える動きがあるとアメリカメディアが報じたことを問うにあたり、その主語の中に「安倍政権の一員、それにNHKの経営委員や会長の発言によって」と身内を入れた。なかなかできることではない。
 毎日、番組が始まると2分前後、その日のテーマについて国谷による前説が設けられていた。試写を繰り返し、ギリギリまで最適の言葉を練り続けた。最後の放送回の前説で、国谷はこの20年間を「大人たちが信じていたことが変わっていった時代」と位置づけた。言葉で社会を捉え続けた姿勢に敬服する。

□武田砂鉄「言葉で社会を捉え続けた姿勢に感服」(「週刊金曜日」2017年2月10日号)を引用
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 【参考】
【メディア】調査報道がジャーナリズムを変革する ~チャールズ・ルイス/ICIJ創設者~
【メディア】日本国憲法の国際性 ~人権無法国家ニッポンの落日(2)~
【メディア】国谷裕子という人 ~インタビューという仕事(番外編)~
【メディア】フェアなインタビューとは ~インタビューという仕事(3)~
【メディア】テッド・コペルと言葉の力 ~インタビューという仕事(2)~
【メディア】インタビューという仕事 ~「クローズアップ現代」の23年~

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【佐藤優】知を扱う基本的技法、ソ連人はあまり読まなかった『資本論』、自由に耐えるたくましさ

2017年02月27日 | ●佐藤優
 ①池澤夏樹『知の仕事術』(インターナショナル新書 740円)
 ②小島英俊、山﨑耕一郎『漱石と「資本論」』(祥伝社新書 800円)
 ③佐藤愛子『それでもこの世は悪くなかった』(文春新書 780円)

 (1)①は、読書法、表現法、整理術など知を扱う基本的技法に係る優れた参考書だ。
 <読書とは、その本の内容を、自分の頭に移していく営みだ。きちんと読んだ本はその先、自分が物を考えるときに必ず役に立つ。「あの本の作者が言っていたことが、いまここで応用できるな」という場面が増え、言ってみれば世間との対立の場での力強い武器になる>
 読書は、知的武器なのである。

 (2)②は、異色の対談だ。二人は、東京教育大学附属駒場高校の同学年で陸上競技部に所属し、東京大学に進学するところまでは、共通の人生を歩んだが。その後山﨑氏は社会主義協会の専従職員となって革命を目指し、小島氏は三菱商事で日本の主本主義体制を支える仕事に従事した。思想信条の違いを超えて、青春時代の友情が一生続くことを示している。内容については、次の箇所が興味深い。ソ連よりも日本で『資本論』はよく読まれていたのである。
 <山﨑は1970年代にソ連を、1980年代に東ドイツ(ドイツ民主共和国)を何度か訪問している。モスクワで、ソ連共産党中央委員会国際局の幹部たちとの会食の席でのことだ。ウォッカで乾杯、キャビアを食べながら、当然『資本論』を読んでいるだろうと軽い確認のつもりで聞いたところ、全員がほとんど読んでいなかった。彼らは大学ではドイツ観念論哲学を学び、入党後は実務に追われて、『資本論』まで手が回らなかったらしい>

 (3)③を読むと、昭和という時代がよく分かる。
 <戦争に敗けた時の、貧しいけれども何でもアリの自由な空気が私たちヘンテコな者たちを生かしてくれたと思います。自分の思うままに生きる。言いたいことを言い、したいことをして、余計なことは考えずに生きていられれば、それ以外のもろもろの苦労に耐えられたんです。言葉を替えていえば、私たちは厚かましい種族ともいえます>
 ・・・・と佐藤氏は強調する。終戦直後、生活も厳しく、またそれまで正しいとされていた思想が正当性を失った。そんな状況を生きていくためには、ある種の厚かましさが必要だったのだ。
 1930年代以降、軍部の影響力が増大し、国家への奉仕が要請された時代に、作家は与えられた枠組みの中で、いかに優れた作品を書くかを競い合っていた。戦後、こうした枠組みがなくなったとき、自由に耐える知的体力がある作家だけが生き残ったのだ。
 この回想録から、遠藤周作氏にそのたくましさがあったことが伝わってくる。

□佐藤優「自由に耐えるたくましさ ~知を磨く読書 第188回~」(「週刊ダイヤモンド」2017年3月4日号)
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 【参考】
【佐藤優】後知恵上手が出世する? ~ビジネスに役立つ「哲学の巨人」読解法~
【佐藤優】トランプ政権の安保政策、「生きた言葉」という虚妄、キリスト教の開祖パウロ
【佐藤優】「暴君」のような上司のホンネとは? ~メロスのビジネス心理学~
【佐藤優】物まね芸人とスパイの共通点、新版太平記の完成、対戦型AIの原理
【佐藤優】トランプ側近が考える「恐怖のシナリオ」 ~日本も敵になる?~
【佐藤優】弱まる日本社会の知力、実践的ディベート術、受けるより与えるほうが幸い
【佐藤優】トランプの「会話力」を知る ~ワシントンポスト取材班『トランプ』~
【佐藤優】「不可能の可能性」に挑む、言語の果たす役割の大きさ、NYタイムズ紙コラムニストの人生論
【佐藤優】人生は実家の収入ですべて決まる? ~「下流」を脱する方法~
【佐藤優】ソ連崩壊後の労働者福祉軽視、現代も強い力を持つ観念論、孤独死予備軍と宗教
【佐藤優】米国のキリスト教的価値観、サイバー戦争論、日本会議
【佐藤優】『失敗の本質』/日本型組織の長所と短所
【佐藤優】世界を知る「最重要書物」 ~クラウゼヴィッツ『戦争論』~
【佐藤優】現代ロシアに関する教科書、ネコ問題はヒト問題、トランプ氏の顧問が見る中国
【佐藤優】日本には「物語の復権」が必要である ~反知性主義批判~
【佐藤優】サイコパス、新訳で甦る千年前の魂、長寿化に伴うライフスタイルの変化
【佐藤優】イラクの地政学、誠実なヒューマニスト、全ての人が受益者となる社会の構築
【佐藤優】外交に決定的に重要なタイミング、他人の気持ちになって考える力、科学と職人芸が融合した食品
【佐藤優】『ゼロからわかるキリスト教』の著者インタビュー ~「神」を論じる不可能に挑む~
【佐藤優】組織の非情さが骨身に沁みる ~新田次郎『八甲田山死の彷徨』~
【佐藤優】プーチン政権の本質、2017年の論点、ロシアと欧州
【佐藤優】国際人になるための教科書、ストレスが人間を強くする、日本に易姓革命はない
【佐藤優】ロシアでも愛された知識人の必読書 ~安部公房『砂の女』~
【佐藤優】トランプ当選予言の根拠、猫の絵本の哲学、人間関係で認知症を予防
【佐藤優】モンロー主義とトランプ次期大統領、官僚は二流の社会学者、プロのスパイの手口
【佐藤優】トランプを包括的に扱う好著、現代日本外交史、独自の民間外交
【佐藤優】デモや抗議活動のサブカルチャー化、グローバル化に対する反発を日露が共有、グローバル化に対する反発が国家機能を強化
【佐藤優】国際社会で日本が生き抜く条件、ルネサンスを準備したもの、理系情報の伝え方
【佐藤優】人生を豊かにする本、猫も人もカロリー過剰、度外れなロシア的天性
【佐藤優】テロリズム思想の変遷を学ぶ ~沢木耕太郎『テロルの決算』~
【佐藤優】住所格差と人生格差、人材育成で企業復活、教科書レベルの知識が必要
【佐藤優】数学嫌いのための数学入門、西欧的思考にわかりやすい浄土思想解釈、非共産主義的なロシア帝国
【佐藤優】ウラジオストク日本人居留民、辺野古移設反対を掲げる公明党沖縄県本部、偶然歴史に登場した労働力の商品化
【佐藤優】「21世紀の優生学」の危険、闇金ウシジマくんvs.ホリエモン、仔猫の救い方
【佐藤優】大学にも外務省にもいる「サンカク人間」 ~『文学部唯野教授』~
【佐藤優】訳・解説『貧乏物語 現代語訳』の目次
【佐藤優】「イスラム国」をつくった米大統領、強制収容所文学、「空気」による支配を脱構築
【佐藤優】トランプの対外観、米国のインターネット戦略、中国流の華夷秩序
【佐藤優】元モサド長官回想録、舌禍の原因、灘高生との対話
【佐藤優】孤立主義の米国外交、少子化対策における産まない自由、健康食品のウソ・ホント
【佐藤優】アフリカを収奪する中国、二種類の組織者、日本的ナルシシズムの成熟
【佐藤優】キリスト教徒として読む資本論 ~宇野弘蔵『経済原論』~
【佐藤優】未来の選択肢二つ、優れた文章作法の指南書、人間が変化させた生態系
【佐藤優】+宮家邦彦 世界史の大転換/常識が通じない時代の読み方
【佐藤優】人びとの認識を操作する法 ~ゴルバチョフに会いに行く~
【佐藤優】ハイブリッド外交官の仕事術、トランプ現象は大衆の反逆、戦争を選んだ日本人
【佐藤優】ペリー来航で草の根レベルの交流、沖縄差別の横行、美味なソースの秘密
【佐藤優】原油暴落の謎解き、沖縄を代表する詩人、安倍晋三のリアリズム
【佐藤優】18歳からの格差論、大川周明の洞察、米国の影響力低下
【佐藤優】天皇制を作った後醍醐、天皇制と無縁な沖縄 ~網野善彦『異形の王権』~
【佐藤優】新しい帝国主義時代、地図の「四色問題」、ベストセラー候補の研究書
【佐藤優】ねこはすごい、アゼルバイジャン、クンデラの官僚を描く小説
【佐藤優】外交官の論理力、安倍政権と共産党、研究不正が起きるシステム
【佐藤優】遅読家のための読書術、電気の構造、本屋大賞
【佐藤優】外山滋比古/思考の整理学
【佐藤優】何が個性で、何が障害か
【佐藤優】大宅壮一ノンフィクション賞選評 ~『原爆供養塔』ほか~
【佐藤優】英才教育という神話
【佐藤優】資本主義の内在的論理
【佐藤優】米国の戦略策定、『資本論』をめぐる知的格闘、格差・貧困問題の起源
【佐藤優】偉くない「私」が一番自由、備中高梁の新島襄、コーヒーの科学
【佐藤優】フードバンク活動、内外情勢分析、正真正銘の「地方創生」
佐藤優】日本の政治エリートと「天佑」、宇宙の生命体、10代が読むべき本
【佐藤優】組織成功の鍵となる人事、ユダヤ人の歴史、リーダーシップ論
【佐藤優】第三次世界大戦の可能性、現代東欧文学、世界連鎖暴落
【佐藤優】司馬遼太郎の語られざる本音、深層対話、米政府による暗殺
【佐藤優】著名神学者のもう一つの顔 ~パウル・ティリヒ~
【佐藤優】総理が靖国参拝する理由、NPO活動の哲学やノウハウ、テロ対策の必読書
【佐藤優】今後、起こりうる財政破綻 ~対応策を学ぶ~
【佐藤優】社会の価値観、退行する社会
【佐藤優】夫婦の微妙な関係、安倍政権の内在的論理、警察捜査の正体
【佐藤優】情緒ではなく合理と実証で ~社会の再構築~
【佐藤優】中曽根康弘、21世紀の資本主義分析、北樺太の石油開発
【佐藤優】日本人の思考の鋳型、死刑問題、キリスト教と政治
【佐藤優】中国株式市場の怪しさ、イノベーションの障害、ホラー映画の心理学
【佐藤優】普天間基地移設問題の本質、外務省犯罪黒書、老後に快走!
【佐藤優】シリア難民が日本へ ~ハナ・アーレント『全体主義の起源』~
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【南雲つぐみ】富士の笠雲

2017年02月26日 | 医療・保健・福祉・介護
 真っ白い冬の富士山の上に、円盤のような丸い雲が掛かるさまは、実にドラマチックだ。地元では珍しいことでもないそうで、「富士山がかさをかぶったので、そろそろ雨になる」と、天気の予測がされるそうだ。実際、日本気象協会のデータでは、富士山の上にこの雲が発生して24時間以内に雨になる確率は、70%
以上になるという。
 富士山のように周りに高い山がない単独峰では、雨の前兆である湿気を含んだ風が直接山にぶつかり、山腹に沿うようにして上昇気流が起きる。そして、山頂で雲が発生する。このとき風下側では下降気流となって雲粒が消えていくため、かさ雲は山頂で静かに止まっているように見えるそうだ。
 こうした天気ことわざは全国にある。よく知られた「夕焼け空なら明日は晴れ」「ツバメが低く飛ぶと雨」もその一つ。気象庁が公表している「降水の有無」の的中率を見ると、明日の予報では83%、3日後の予報で74%であった(平成4年から27年の全国平均)。
 人の五感による言い伝えもなかなか捨てたものではない。

□南雲つぐみ(医学ライター)「富士の笠雲 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月5日)を引用
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 【参考】
【南雲つぐみ】歩き方いろいろ ~室内でできるスロージョギング~
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【南雲つぐみ】梅の季節
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【南雲つぐみ】お菓子の日とビタミンB1
【南雲つぐみ】午の時刻、方位、初午の名物料理
【南雲つぐみ】添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
【南雲つぐみ】揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
【南雲つぐみ】海苔の日 ~「海の緑黄色野菜」~
【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
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【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~
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【派遣】原子力損害補償業務はホームズの赤毛組合? ~中高年派遣社員物語6~

2017年02月26日 | ノンフィクション
 (1)あなただったら、どうする?
 研修を受けることが仕事だったら。
 しかも、時給1,500円と高額だったら。

 (2)1ヵ月間の短期業務で、東京電力の仕事をしたことが筆者=森川海守氏にはある。応募者は50人くらいの中高年。仕事は、福島の原発事故(2011年3月)で避難を強いられた16万人の避難者に対する補償業務だ。
 まず、セキュリティ対策や補償業務等に係る説明を1週間受けた。翌週も研修、翌々週も研修。結局、研修だけで1ヵ月が終わった。まるでシャーロック・ホームズの赤毛組合であった。
 赤毛組合とは、銀行強盗を企む盗賊が考えた組合で、赤毛の人だけが加入できる。組合職員に欠員ができたという新聞広告で、赤毛の人をおびき出し、組合の仕事をさせ、その留守中にくだんの赤毛の人が住む家から銀行に通じる地下道を掘る。ところが、いよいよという時に解雇されたので、不審に思ったその赤毛の人がベーカー街221Bを訪れたことで、真相が判明。犯罪者は逮捕された。

 (3)赤毛の人が組合の仕事としてやっていたのは、大英百科事典を書き写すだけ。これだけで高額の給料が保証された。
 東京電力の補償業務も同じではないか。
 仮に採用者1人に1日1万円、派遣会社の社員5人に2万円払うとして、1日60万円。1ヵ月を25日と計算して、大まかに1,500万円がまるまる無駄になったといえる。

 (4)それから1年後、はたらこねっとで探した仕事は、同じく60人と大量募集の同業務。研修後はテストがあり、結果が悪ければ解雇される。しかも、1ヵ月毎の更新だ。筆者はなんとか1ヵ月の更新を得たが、務めて1ヵ月を過ぎた時に、30代のフロアマネージャーから呼び出しがあった。彼から、一言。仕事が遅い、と。唖然。
 3週間の研修を終え、やっと実務に入ったばかり。仕事は避難者からの請求に基づき、被害額を算定するというもの。マニュアルがあり、難しくはないものの、請求書は毎日30件程度。しかも、請求書1件の作業は午前中いっぱいかければ十分。
 筆者がいたフロアでは、60人の派遣社員がいたが、どうも、半数以上に仕事が十分にはないようなのだ。研修が終わって配属された部署で、筆者が請求書に関わったのは4件のみ。その段階でクビだと言い渡された。それから約1カ月間、パソコン上にある研修プログラムで暇をつぶす羽目となった。

 (5)同僚に聞いたところ、30人いた同期入社が、1年経っても残っていたのは2、3人だったという。筆者の推測だが、国と東電との間で、1ヵ月間に費用はこれぐらいで、研修に何人雇う、という契約をしているのではないか。中高年は予算消化のために使い捨てにされているのではないか?
 フロアには、プライバシー漏洩に目を光らせる派遣会社職員が10人以上。
 暇な仕事と、多数の監督者の数から、国民の税金や電気料金を食い物にする実態が透けて見える。補償業務に係る費用を精査した上で、東電の役員、職員の給料を削る企業努力が必要だ。

□森川海守「原子力損害補償業務はホームズの赤毛組合? ~中高年派遣社員物語6~」(「週刊金曜日」2017年2月17日号)
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 【参考】
【派遣】中高年、手に資格を ~中高年派遣社員物語5~
【派遣】ハローワークは使えるか? ~中高年派遣社員物語4~
【派遣】転職・就職サイトに登録しまくる ~中高年派遣社員物語3~
【派遣】FXでの損が運の尽き ~中高年派遣社員物語2~
【派遣】余はいかにして派遣社員となりしか ~中高年派遣社員物語1~


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【南雲つぐみ】歩き方いろいろ ~室内でできるスロージョギング~

2017年02月26日 | 医療・保健・福祉・介護
 「健康のためには1日1万歩歩きましょう」といわれるが、なかなかそこまで歩けない。そこで、できるだけ大股で歩くことをしてみた。
 よく腕を振って、歩幅をいつもより5~7センチほど広げて歩くと、大殿筋というお尻の筋肉がよく使われているのが分かる。すぐに汗が出て、運動量も多くなる。大股の速歩きでの1日5千歩は、認知症予防効果があるとされる研究結果もある。
 しかし寒い時期は、なかなか外出したくないものだ。そこで室内でできるのがスロージョギングだ。背筋を伸ばし、いつもの歩幅の半分くらいで軽く飛び跳ねるように小股で走るものだ。かかとを浮かせているので振動が少なく、家の中で行ったり来たりするだけでもいい運動だ。
 運動はこまめに続けることが大切。そのためには自分の体力や生活習慣に合わせて、楽しめるものにすることも必要である。ものぐさな運動法のようではあるが、実は福岡大学スポーツ科学部発祥で、ウォーキングに比べて1.6倍から2倍のエネルギー消費があるという。

□南雲つぐみ(医学ライター)「歩き方いろいろ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月28日)を引用
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 【参考】
【南雲つぐみ】飲酒のメカニズム ~前頭葉を刺激~
【南雲つぐみ】ハリーアップ症候群 ~時間に追われると~
【南雲つぐみ】おでんの日 ~車麩~
【南雲つぐみ】フローズンショルダー ~肩関節周囲炎~
【南雲つぐみ】更年期女性と心疾患 ~微小血管狭心症~
【南雲つぐみ】梅の季節
【南雲つぐみ】皮膚の乾燥やかゆみ ~傾向と対策~
【南雲つぐみ】お菓子の日とビタミンB1
【南雲つぐみ】午の時刻、方位、初午の名物料理
【南雲つぐみ】添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
【南雲つぐみ】揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
【南雲つぐみ】海苔の日 ~「海の緑黄色野菜」~
【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
【南雲つぐみ】体の痛みが示すもの ~臓器の健康~
【南雲つぐみ】飲む乳酸菌の役割 ~明日2月3日は「乳酸菌の日」~
【南雲つぐみ】マスクで花粉症の予防 ~ダイエットにもなる~
【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~
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【南雲つぐみ】飲酒のメカニズム ~前頭葉を刺激~

2017年02月25日 | 医療・保健・福祉・介護
 さきごろ、伊達政宗が信濃松本藩主石川康長に宛てた直筆の書状が公開されて話題になった。酔いつぶれて招待に応じられず、「朝から夕方まで飲み続けたので・・・・」と言い訳が書かれたわび状だ。政宗は酒好きで知られ、酒癖にまつわるエピソードも多い。
 アルコールが、脳にどう影響するかという研究も多く行われている。例えば、PET(陽電子放射断層撮影)を使って飲酒した人の脳血流を調べると、脳は全体的に赤く表示され、アルコールの影響が血流に乗って脳に達していることが分かるという。中でも赤くなるのは前頭葉だそうだ。前頭葉は高次脳機能をつかさどるところで、衝動を抑制し、理性的な行動を促す働きをする。その前頭葉が過度の飲酒で機能低下してしまい、逆に感情や不安をつかさどる大脳辺縁系という部分が活性化、理性を失い、乱暴な口を利いたり、行動が荒くなったりするそうだ。
 どんなに酒に強い人でもアルコールが前頭葉を刺激しやすいメカニズムは同じ。物忘れやうっかりミスをもたらすかもしれないので注意したい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「飲酒のメカニズム ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月20日)を引用
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【佐藤優】後知恵上手が出世する? ~ビジネスに役立つ「哲学の巨人」読解法~

2017年02月24日 | ●佐藤優
 
 ★廣松渉、加藤尚武・編訳『ヘーゲル・セレクション』(平凡社ライブラリー、2017)
 以下、〈〉内は引用文献では傍点の箇所。

 (1)ゲオルグ・ウィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(独、1770~1831年)は、18世紀末から19世紀初めに活躍した哲学者だ。ヘーゲルの文体には独自の癖があるので、慣れるまでは面倒だ。しかし、我慢してドイツ観念論独特の表現法を習得すると、ヘーゲルの論理が面白くなる。
 本書では、廣松渉と加藤尚武の両氏が、ヘーゲルの著作からの抜粋を並べ換えるだけで、この哲学者の思想をわかりやすく読者に伝えることに成功している。

 (2)まずヘーゲルは、人間誰一人例外なく時代の制約の下で生きている事実を強調する。
 <ここがロードスだ、ここで跳べ。
 哲学の課題は、〈あるところの〉もの[das was ist]を概念的に把握するところにある。というのは、〈あるところの〉ものは理性だからである。個人に関していえば、あらためていうまでもなく誰しも〈その時代の子〉であるが、哲学もまた、〈その時代を思想というかたちで把えた〉ものである。哲学が現在の世界を超え出たつもりになるとすれば、それは個人が自分の時代を跳び越え、ロードス島を超えて外に出ようと夢想するのと同様に愚かである。当人の理論が実際にその時代を超え出るとすれば、そして彼が一つの〈あるべき〉世界を樹てるとすれば、それはなるほど在るにはあろうが彼の私念のなかに在るというにすぎない>【『法の哲学』序文】

 (3)先般亡くなった渡辺和子氏は、「置かれた場所で咲きなさい」といつも強調していた。職場でも、今いる場所できちんとした仕事ができない人は評価されない。「自分は周囲の凡庸な連中と違う」とプライドだけが高く、仕事ができない若手には、「ここがロードスだ、ここで跳べ」と目の前で仕事をさせると大きな教育目的が生きてくる。

 (4)ヘーゲルは基本的に保守的な思考をしている。
 <哲学は〈理性的なものの根本を究めること〉であり、まさにそれゆえに、〈現在的で且つ現実的なものを把握すること〉であって、〈彼岸的なもの〉をうち立てることではない。[・・・・]
 理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である。虚心坦懐な意識はいずれも、哲学と同様、この確信に立っているのであって、哲学は〈自然的〉宇宙の考察に際してと同様、〈精神的〉宇宙の考察においても、この確信から出発する>【『法の哲学』序文】
 現実に存在している事柄は、若干理不尽に思われることがあっても、それが存在できる根拠がある。こう考えれば、職場環境で問題があっても耐えることができる。常軌を逸したことが起きた場合には、必ず理性的で現実的なものが勝利することになる。2002年にあれだけ非難された鈴木宗男氏の北方領土交渉が現在は冷静に受け止められているのも、交渉方針が現実的だったからだ。

 (5)ヘーゲルは市民社会(資本主義社会)は、人間同士が利用・被利用の関係を基本とする「欲望の王国」と考え、こう述べている。
 <市民社会においては、各自が自分にとって目的であり、他のものはすべて彼にとって無である。とはいえ、他の人々との関係なしでは、彼は自分の目的の全範囲を成就することができない。それゆえ、これらの他者は特殊者たる各自が目的を達成するための手段である。しかるに、当の特殊目的は、他者との関係を通じて普遍性の形式を与えられ、他人の福祉を同時に充たすという仕方で充足される>【『法の哲学』第182節補遺】

 (6)自分の利益のために他人を利用することは、資本主義の本質からして避けがたい。しかし、あまりに強欲に他人を利用すると、人間が互いに信じることができなくなってしまう。その結果、社会が弱くなり、すべての人が損をする。何事につけても、やりすぎはよくないということだ。弱者の保護、社会福祉が必要とされるのは、そのようなシステムがあったほうが、すべての人に利益がもたらされるからだ。

 (7)ヘーゲルは、真実がわかるのは出来事の最終段階においてであると考えている。
 <世界が如何あるべきかを〈教える〉ことに関してなお一言つけくわえておけば、哲学はどのみち、それを教えるには、到来するのがいつもおそすぎる。世界の〈思想〉である以上、哲学は、現実がその形成過程を完了し己れを仕上げ終えたあとの時点になってはじめて出現する。これは概念の教えるところであるが、歴史もまた必然的に次のことを示している。すなわち、現実が熟成したところではじめて、観念的(イデアール)なものが実在的(レアール)なものに対向して現れ、この世界をその実体において把え、自分向けのものとして、これを一つの知的な王国の姿に構築するのである。
 哲学が世界の灰色を灰色に描くとき、生の姿はすでに老いている。それは、灰色に描かれた灰色で以て、若返らされるべくもなく、ただ認識されるだけである。ミネルヴァの梟は暮れそめる黄昏を俟ってはじめて飛び立つ>【『法の哲学』序文】

 (8)哲学者が、現在起きていることの解説や、未来予測をしているつもりになっていても、それは勘違いに過ぎない。出来事が完成する頃になってようやく全体像が見えるのだ。理屈は常に後知恵なのである。
 このことをわかっている政治家や企業経営者は、側近に後知恵の達人を置いておく。そして、自分たちがやっていたことには、実はこんな深い意味があったのだということを解説させる。
 ヘーゲルが21世紀に生きていたならば、広告代理店に勤務して成果を上げていたであろう。

□佐藤優「後知恵上手が出世する? ビジネスに役立つ「哲学の巨人」読解法 ~名著、再び ビジネスパーソンの教養講座 第27回~」(「週刊現代」2017年3月4日号)
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【南雲つぐみ】ハリーアップ症候群 ~時間に追われると~

2017年02月23日 | 医療・保健・福祉・介護
 急いでいる時ほど、行く先々で信号が赤になり、イライラすることはないだろうか。しかし、「ハリーアップ!(急げ)」と焦ると、失敗や事故が起きやすくなってしまう。
 元日本航空パイロットで危機管理専門家の小林宏之氏によれば、パイロットたちは離陸までの出発準備時間を「ハリーアップ症候群」になりやすい時間帯として注意を促すそうだ。乗客の搭乗が遅れると、滑走路に出る時間や到着時刻にも影響する。そのような時、もし、次の乗り継ぎ便に間に合わない客がいたらクレームがくるかも・・・・と思うと焦ってしまう。その焦りが大事故のリスクにつながるのだという。
 そこでパイロットは、綿密な飛行スケジュールを立てるのと同時に、それに固執しないことを求められるそうだ。むしろ、遅れたらタイムスケジュールをどんどん書き換えていくフレキシブルな能力が必要なのだという。
 時間に追われることはどんな立場でも大きなストレスだ。それでも目の前の仕事に集中し、「今できること」を丁寧にこなすことで、いい結果が出ると考えたい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「ハリーアップ症候群 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月7日)を引用
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【佐藤優】盤石な北朝鮮の権力基盤を弱める ~金正男暗殺~

2017年02月23日 | ●佐藤優
 (1)2017年2月13日、マレーシアで金正恩・朝鮮労働党委員長(北朝鮮)の異母兄、金正男が殺害された模様だ。
 <マレーシア警察は14日、北朝鮮国籍の男性が13日朝、同空港の格安航空会社用ターミナル内で体調の悪化をサービスカウンターの係員に訴えた後、病院に搬送中に死亡したと声明を発表した。パスポートの名前は「キム・チョル」で、1970年6月10日に平壌で生まれた46歳の人物だという。
 マレーシア国営ベルナマ通信は、警察幹部が、この男性を金正男氏と認めたと伝えた。
 朝日新聞の電話取材に応じた警察幹部によると、男性は13日午前8時(日本時間午前9時)ごろ、空港の出国審査前のエリアで「顔に液体をかけられた」と係員に体調の不良を訴えた。男性は同日午前のマカオ行きの飛行機に搭乗予定だったという。
 マレーシアの中国語メディア「星洲日報」によると、男性は空港で女にぬれた布を頭部に押しつけられ、「両目が痛い」などと空港係員に声をかけたという。空港の監視カメラには、朝鮮系とみられる女1人がこの男性に近づく様子が映っているほか、この女が別の女と合流して空港から去る様子が目撃されているという。>【注1】

 (2)国家が関与している暗殺事件の場合、その全容が明らかになることはない。また、各国の思惑が錯綜するので、さまざまな情報操作が行われる。よって、この事件に関する分析は、どうしても主観的要素が入ってしまう。
 だからといって、「よく分からない」と分析を放棄するのはプロの情報専門家とは言えない。
 敢えて大胆に所見を以下のとおり記してみる。

 (3)金日成(キムイルソン)、金正日(キムジョンイル)の血筋を引く金正男の存在が危険である、と考えた金正恩の指令に基づいて今回の暗殺作戦が実施されたのだ。
 金正恩は、北朝鮮国内では労働党、軍、秘密警察を完全に掌握し、権力基盤は盤石だ。しかし、父親の金正日時代に北朝鮮の事実上の後見国であった中国との関係が緊張している。
 金正恩にとって最大の関心事は、米国から北朝鮮の体制を転覆させないという保証を取りつけることだ。そのために、国際社会の反発を無視して、核実験、弾道ミサイル発射実験を続けている。
 しかし、米国は金正恩の思惑通りに動かず、むしろ北朝鮮に対する姿勢を硬化させている。このような状況で、中国が金日成、金正日の血筋を引く金正男を北朝鮮の指導者にして、金正恩体制を転覆させる危険があるという情報が、金正恩の耳に入ったのだろう。
 金正恩は、猜疑心が極端に強い政治家だ。それゆえ、「自分が殺される前に、金正男を抹殺しなければならない」と思い、今回の暗殺作戦実行に至ったのだろう。【注2】

 (4)今回の事件に関して、北朝鮮のマスコミは沈黙するだろうが、情報は口コミで伝わる。
 その結果、金日成、金正日の血筋を引く金正男でも平気で殺害する金正恩の猜疑心に対する国民の驚きが広がるだろう。今回の殺害は、ボディーブローのように、金正恩の権力基盤を弱めることになるだろう。 

 【注1】記事「金正男氏、マレーシアで殺害か 「女2人が毒針で」報道」(朝日新聞デジタル 2017年2月15日)
 【注2】例えば「【後藤謙次】北朝鮮、金正男氏殺害の深層 ~日本政府内に異なる二つの見方~


□佐藤優「金正男暗殺は盤石な北朝鮮の権力基盤弱める ~7DAYS/実践ニュース塾91~」(「AERA」2017年2月27日号)
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 【参考】
【佐藤優】沖縄報道の植民地主義的な認識 ~朝日新聞~
【佐藤優】マティス国防長官来日/尖閣は安保適用の範囲/北方領土との整合性は
【佐藤優】露外交官の追放問題に見るトランプ氏の能力
【佐藤優】北方領土交渉に必要な反日ロビー活動の封印
【佐藤優】沖縄に対する構造的差別 ~「土人」発言~
【佐藤優】尖閣諸島から米国が手を引く可能性 ~北方領土交渉と日米安保~
【佐藤優】ウズベキスタンにIS流入の危険 ~カリモフ大統領死去~
【佐藤優】国後島で日本人通訳拘束/首脳会談への影響は ~実践ニュース塾~
【佐藤優】モサド長官から学んだインテリジェンスの技術
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【佐藤優】反省より不快示すロシア ~五輪ドーピング問題~
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【佐藤優】+池上彰 エリートには貧困が見えない ~貧困対策は教育~
【佐藤優】スコットランドの動静と沖縄の日本離れの加速
【佐藤優】沖縄の全基地閉鎖要求・・・・を待ち望む中央官僚の策謀
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【佐藤優】多忙なビジネスマンに明かす心得 ~情報収集術(1)~
【佐藤優】日本のインテリジェンス機能、必要な貯金額、副業の是非 ~知の教室~
【佐藤優】世の中でどう生き抜くかを考えるのが教養 ~知の教室~
【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次
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【佐藤優】米国とイランの接近  ~「イスラム国」で中東が大混乱(2)~
【佐藤優】シリア問題 ~「イスラム国」で中東が大混乱(1)~
【佐藤優】イスラム過激派による自爆テロをどう理解するか ~『邪宗門』~
【佐藤優】の実践ゼミ(抄)
【佐藤優】の略歴
【佐藤優】表面的情報に惑わされるな ~英諜報機関トップによる警告~
【佐藤優】世界各地のテロリストが「大規模テロ」に走る理由
【佐藤優】ロシアが中立国へ送った「シグナル」 ~ペーテル・フルトクビスト~
【佐藤優】戦争の時代としての21世紀
【佐藤優】「拷問」を行わない諜報機関はない ~CIA尋問官のリンチ~
【佐藤優】米国の「人種差別」は終わっていない ~白人至上主義~
【佐藤優】【原発】推進を図るロシア ~セルゲイ・キリエンコ~
【佐藤優】【沖縄】辺野古への新基地建設は絶対に不可能だ
【佐藤優】沖縄の人の間で急速に広がる「変化」の本質 ~民族問題~
【佐藤優】「イスラム国」という組織の本質 ~アブバクル・バグダディ~
【佐藤優】ウクライナ東部 選挙で選ばれた「謎の男」 ~アレクサンドル・ザハルチェンコ~
【佐藤優】ロシアの隣国フィンランドの「処世術」 ~冷戦時代も今も~
【佐藤優】さりげなくテレビに出た「対日工作担当」 ~アナートリー・コーシキン~
【佐藤優】外交オンチの福田元首相 ~中国政府が示した「条件」~
【佐藤優】この機会に「国名表記」を変えるべき理由 ~ギオルギ・マルグベラシビリ~
【佐藤優】安倍政権の孤立主義的外交 ~米国は中東の泥沼へ再び~
【佐藤優】安倍政権の消極的外交 ~プーチンの勝利~
【佐藤優】ロシアはウクライナで「勝った」のか ~セルゲイ・ラブロフ~
【佐藤優】貪欲な資本主義へ抵抗の芽 ~揺らぐ国民国家~
【佐藤優】スコットランド「独立運動」は終わらず
「森訪露」で浮かび上がった路線対立
【佐藤優】イスラエルとパレスチナ、戦いの「発端」 ~サレフ・アル=アールーリ~
【佐藤優】水面下で進むアメリカvs.ドイツの「スパイ戦」
【佐藤優】ロシアの「報復」 ~日本が対象から外された理由~
【佐藤優】ウクライナ政権の「ネオナチ」と「任侠団体」 ~ビタリー・クリチコ~
【佐藤優】東西冷戦を終わらせた現実主義者の死 ~シェワルナゼ~
【佐藤優】日本は「戦争ができる」国になったのか ~閣議決定の限界~
【ウクライナ】内戦に米国の傭兵が関与 ~CIA~
【佐藤優】日本が「軍事貢献」を要求される日 ~イラクの過激派~
【佐藤優】イランがイラク情勢を懸念する理由 ~ハサン・ロウハニ~
【佐藤優】新・帝国時代の到来を端的に示すG7コミュニケ
【佐藤優】集団的自衛権、憲法改正 ~ウクライナから沖縄へ(4)~ 
【佐藤優】スコットランド、ベルギー、沖縄 ~ウクライナから沖縄へ(3)~ 
【佐藤優】遠隔地ナショナリズム ~ウクライナから沖縄へ(2)~
【佐藤優】ユニエイト教会 ~ウクライナから沖縄へ(1)~ 
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【派遣】中高年、手に資格を ~中高年派遣社員物語5~

2017年02月22日 | ノンフィクション
 (1)派遣会社で登録する際、書類には資格取得欄があるものの、ほとんど書くことがなくて困ることが多い。
 タッチタイピング(ブラインドタッチ)ができるかどうかも訊かれるが、筆者=森川海守氏は身に着けることができなかった。野口悠紀雄・一橋大学名誉教授は訓練すればやさしいとおっしゃるが、できない人はできない。
 筆者=森川海守氏の細君はタッチタイピングが難なくできる。派遣社員として働いていた頃、入力の速さを評価され、正社員に取り立てられたほどだ。

 (2)資格がないと、ありきたりの募集に応じるしかない。
 多いのが梱包・仕分け・検品等の軽作業や、組立・加工等の製造業で、時給は安い。コールセンターでの電話受付の仕事も多い。受信対応(カスタマーサポート)と発信対応(テレフォンアポインター)があり、敬語やセールストークが求められ、高度な技術が必要だ。経験があれば高給だ。

 (3)筆者が持っていたのは普通自動車免許だが、以前自損事故を起こしたことがあり、運転から遠ざかっている。仕事をする上で必要な場合があり、日常車に乗り慣れている人、都内の地図に詳しい人なら、配車・配達等のドライバー等の時給が高い仕事が望める。フォークリフト等の免許があれば、仕事も広がる。
  (a)小型船舶操縦士免許:船に関する業務にはオファーがあったが、船に関わる仕事に興味があるとか、業務経験がないと役立たない。
  (b)環境カウンセラー:役立たない。筆者の業務では、技術士の資格が必要だったが、最初に勤めたコンサルタント会社から取るように勧められたことはなかったし、取る時間的余裕もなかった。
  (c)TOEIC700点以上:JICA等の海外での高給な仕事に就ける。
  (d)プログラミングの資格:これは資格だけでなく、仕事として業務に就いた経験があるかどうかを問われる。資格と経験があれば、高給取りである。中高年であっても、年齢的に若ければ、資格を持っているだけでも就職できる可能性が広がる。筆者はある写真作成の専門会社で、設計図を作成できる無料ソフトの「JW-CAD」を学ぶ機会があり、1ヵ月で自在に設計図を作れるようになったものの、仕事探しをしてみると、有料ソフトの「AutoCAD」の募集が多い上に、設計等の基礎知識や経験が求められ、就職には至らなかった。

 (4)簿記の資格があり、経理ができれば、仕事の選択も広がる。編集の経験や、デザインに強みがあって、ホームページ作成もできれば、自宅勤務も可能になってくるし、起業もできる。
 筆者は、「ホームページビルダー」というソフトを購入し、テキストも読んでみたものの、思うように作れない。研修を受けないと操作が難しい。
 ハローワークでも、もっと中高年向けの訓練の機会を増やしてもらいたい。

□森川海守「中高年、手に資格を ~中高年派遣社員物語5~」(「週刊金曜日」2017年2月10日号)
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 【参考】
【派遣】ハローワークは使えるか? ~中高年派遣社員物語4~
【派遣】転職・就職サイトに登録しまくる ~中高年派遣社員物語3~
【派遣】FXでの損が運の尽き ~中高年派遣社員物語2~
【派遣】余はいかにして派遣社員となりしか ~中高年派遣社員物語1~

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【南雲つぐみ】おでんの日 ~車麩~

2017年02月22日 | 医療・保健・福祉・介護
 息を吹き掛けながら熱いおでんを「フーフーフー」と食べることから、2月22日はおでんの日。新潟県のラジオ番組の企画で誕生した。現在、毎月22日に同県内で「おでんの日会」というイベントが行われている。
 おでんを含め、新潟の煮物には車麩が入ることが多い。小麦粉を練った生地を、専用の棒に巻いて焼いていき、輪切りにして乾燥させる。新潟の特産品で、煮崩れしにくいのが特徴だ。
 調理するときは、2時間ほど水に浸してよく戻し、水気をしっかり絞っておく。すき焼きなどの濃いしょうゆ味にも合うし、照り焼きや揚げ物にすると、肉のような食感が味わえる。実は、車麩のおでんはまだ食べたことがないのだが、もちもちした車麩がだし汁を十分に吸って、さぞおいしいことだろう。
 コシがあり、もちもちろした麩の食感を生み出すグルテンは、小麦粉を水でこねるとできる小麦タンパクで、米粉のパンなどにも一部使われている。低カロリーで消化も良いが、小麦アレルギーの人はグルテンにも過敏に反応するとされるので注意が必要だ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「おでんの日 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月22日)を引用
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コメント

【後藤謙次】北朝鮮、金正男氏殺害の深層 ~日本政府内に異なる二つの見方~

2017年02月22日 | 社会
 (1)2017年2月、北朝鮮がらみの二つの国際的事件が起きた。
  (a)13日午前9時ごろ、クアラルンプール国際空港(マレーシア)で金正恩・朝鮮労働党委員長(北朝鮮)の異母兄、金正男(45)が殺害された。
  (b)その前日の12日、北朝鮮は、2017年になって初めて新型の中距離弾道ミサイル「北極星2号」を発射した。この発射は、安倍晋三・首相とドナルド・トランプ米大統領との“蜜月会談”の最中だった。

 (2)(1)-(a)について、北朝鮮が国外で想像を絶する犯罪行為に手を染めるのは、今回が初めてではない。
  (a)多くの日本人が拉致された事件。
  (b)1983年10月、ビルマ(現・ミャンマー)のラングーン爆破テロ事件。全斗煥・大統領(当時)は乗った車の到着が遅れ難を逃れたが、副首相、外相ら21人が爆死した。
  (c)1987年11月、アラブ首長国連邦のアブダビ発ソウル行きの大韓航空機が爆破され、乗客乗員115人が死亡した爆破事件。親子を装った男女の北朝鮮工作員が時限爆弾を仕掛けた。男は服毒自殺、女は一命を取り留めて身柄を拘束された。その彼女(金賢姫)が後に、日本人拉致被害者の田口八重子から日本語などを教わっていたことを語った。

 (3)(2)の標的は韓国だったが、今回の金正男殺害は全く次元を異にする。金正恩の独裁体制確立という個人的な思いに動機があるように見えるからだ。 金正恩は既に義理の叔父で、政権ナンバー2だった張成沢(チャンソンテク)を処刑しており、「血の粛清」は行き着くところまで行った。
 金正恩の正当性の根拠は血統しかない。同じ血統を有する金正男は潜在的な脅威だったのだろう。

 (4)(1)-(b)について、金正恩のしたたかな計算が働いていると見る専門家が多い。それはなぜこのタイミングかという点だ。国際社会に生じた“空白の一日”の隙を突いたタイミングで国内外に核開発に向けた強い意志をアピールした。
   ①韓国は、政治空白。 
   ②米国は、トランプ新政権が陣容が固まらず北朝鮮には手が回らない。
   ③日韓は、元慰安婦問題をめぐる少女像問題で日本政府が駐韓大使を帰国させたまま。
   ④中国は、秋の共産党大会での人事をめぐる国内政治に目が向く。

 (5)(4)は外交戦略として理解できるが、分からないのは(1)-(a)と(1)-(b)との関係だ。これについて、日本政府内には二つの見方がある。
  (a)ミサイル発射をきっかけに中韓関係に何らかの動きがあり、それを契機に金正男殺害を実行した。中国が北朝鮮に対して何か強く言ってきて、身の危険を感じた金正恩が中国の手にあった「金正男カード」をなきものにした。国連制裁による北朝鮮のダメージは限定的だ。中国の北朝鮮への石炭輸出はほとんど減っていない。北朝鮮が核・ミサイルの開発に邁進できる裏には中国の“甘い対応”があった。中国からすれば北朝鮮は在韓米軍との緩衝地帯で、気に入らなくてもつぶせない。石炭に限らず抜け道はいくらでもある。しかし、さすがの中国も高性能な新型ミサイルの発射に堪忍袋の緒が切れて北朝鮮に圧力を強めてきたのが、今回の金正男殺害につながったというわけだ。
  (b)ミサイルと殺害は無関係という見方も根強く存在する。ミサイル発射は日米首脳会談を牽制するのが狙い。そのためには会談中の12日にやらざるを得なかった。その一方で金正恩政権としては、金正日生誕75周年の記念日(2月16日)までには後継者問題で最終的な決着を図っておく必要があり、たまたま金正男が中国の監視が届きにくいマレーシアに入国した機会が狙われた。中国は間違いなく金正恩を持て余している印象だが、だからといって北朝鮮の混乱、朝鮮半島情勢の流動化を望むはずはない。中国にとって金正男は外交カードの一枚であったことは間違いないが、それほど大きな意味を持っていない。中国が動かなければ、この殺害事件はこのまま何もなかったように歴史のふちに消えていくのではないか。

□後藤謙次「日本政府内に異なる二つの見方 北朝鮮、金正男氏殺害の深層 ~永田町ライブ!No.328」(「週刊ダイヤモンド」2017年2月25日号)
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【南雲つぐみ】フローズンショルダー ~肩関節周囲炎~

2017年02月21日 | 医療・保健・福祉・介護
 痛みで肩が動かせない、腕が後ろに回せないなど、「四十肩」「五十肩」といわれる痛みは、正式には「肩関節周囲炎」という。「凍結肩(フローズンショルダー)」とも呼ばれているそうだ。
 民間療法では、「無理をしても動かしたほうが楽になる」といわれることもあるようだが、肩関節学会などでは、痛みがひどくまさに「ガチガチに凍った」ようなときには無理に動かさないでほしいとしている。痛みが激しいのは半年ほどで、しだいに凍結が溶けてくるように和らいでくるのだそうだ。痛みで眠れないときは、たたんだバスタオルを2枚用意して、痛むほうの肩の下に入れ、脇の下にも抱えるように置くといいという。
 肩には肩甲骨、鎖骨、上腕骨の三つの骨があり、神経、筋肉と組み合わさって複雑なしくみとなっている。どこが痛むのか、自分でも分からないこともあるが、エックス線やMRI撮影で、「石灰沈着性腱板(けんばん)炎」、「腱板損傷」などが判明することもある。何度も痛みを繰り返すときは、整形外科を受診することも重要だ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「フローズンショルダー ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月18日)を引用
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