武蔵生誕の碑(2)
細川護 貞氏が高砂説
かねがね計画されていた「宮本武蔵・伊織生誕地碑」が完成し、(平成2年)6月3日に除幕式がおこなわれた。
この碑は宝殿石を用いて作られ、重さ、約100トン、日本で一番大きなものではないかといわれる。
細川護貞氏の見解
題字は細川家当主、細川護貞氏によるもので、「自分は幼い頃から、武蔵は米田生まれと聞かされていた。
しかし成人すると、武蔵は作洲生まれといわれていて、どちらが本当だろうと思っていたが、現在は米田生まれが史実であると考えている。
父が作州の生誕碑の題字を書いたが、自分は父の誤りを正すために高砂、米田の生誕地碑の題字を書いた」という意味のことを述べられている。
宮本武蔵一族会も高砂・米田説
なお、「宮本武蔵 in 高砂(6)」で紹介した「田原家・宮本家父祖の地」の藩主の子孫碑文は宮本家13代信男氏により書かれています。
現在、宮本一族会も武蔵・伊織の高砂米田が生誕地に間違いないとされています。
*細川護貞:武蔵が晩年仕えた熊本(no4683)
*『第23・25回武蔵・伊織まつり』参照
*写真:『宮本武蔵・伊織生誕地』碑、『第23回武蔵・伊織まつり』(武蔵・伊織まつり奉賛会より)(no2896)