どーも、ワシです。今回は宮城県大崎市鳴子温泉岩渕(なるこおんせん いわぶち)にある北上川水系の鳴子ダムを訪れます。昨日の記事で書いたように国道108号線沿い、すなわち鳴子ダムの左岸側にはこれに関係するものがありました。それだけに期待は膨らみます。
まずは下流から見た「ご尊顔」をご覧ください。険しい場所に築造された治水ダムということがわかります。
では、順を追って見ていきましょう。国道108号を江合川(えあいがわ)上流方面から下ってくると鳴子ダムの管理所が見えます。
管理所へ行くにはこの坂を登ります。
坂を登ると管理所の入口があります。
そこから見たダムの様子。おっ、アーチ式じゃないですか!
先ほど登った坂でなく、下流方向へ行く坂を降りたところには「鳴子ダム記念碑」が建っています。そこにはダム築造の経緯が記されています。
それによれば、江合川は大正6年(1917年)以来改修工事を行なってきたが、昭和19年(1944年)に発生した洪水は計画水量を上回り、昭和22年9月のカザリン(カスリーン)台風と翌年9月のアイオン台風はそれ以上の水量による大洪水となり大災害となった。このため改修工事は大幅な見直しが迫られることになり、北上特定地域綜合開発計画が立ち上げられ、その一環として築造されたのが鳴子ダムだそうです。当該ダムは北上川下流部の洪水防禦を主目的とし、灌漑用水の供給と発電を目的として築造されました。先にも見たように鳴子ダムはアーチ式が採用されていますが、これは日本人のみの手による最初のアーチダムだそうです。ほほぉ〜。
では、ダムへ向かいます。アクセスするには国道を少し下ったところに入口があり、そこから入っていきます。しかしクルマは途中までしか行けません。そこからは歩いて行きます。
案内板です。これでルートがわかりますね。
途中にある看板。さらに5分歩きます。
鳴子ダムは2016年に土木学会選奨土木遺産に選定されています。
説明によると、鳴子ダムは1952年に建設省(現在の国土交通省)により着手され、1957年10月に完成したとあります。
ダム放流バルブ(ハウエル・バンガー・バルブ)。ダム完成時より30年間使用されたもの。これは1935年にC.H.ハウエルとH.P.バンガーが発明したもので、水の放出部分に円錐状の弁を付けることで水を霧吹きのように拡散させます。そのメリットは放出の際に空気を取り込むので水の運動エネルギーを大きく減少させることが可能という点だそうで。
「慈水永遠」と刻まれた石碑。これは昭和60年に干魃が起こったが鳴子ダムの放流により稀に見る大豊作となったことに感謝し建立されたもの。
説明パネル三点。
左岸、ダム湖に来ました。四季折々の様子が楽しめるという案内板。
その隣には鳴子ダムの概要が記されたプレート。これによると工事に着手したのは1952年5月のようですね。
左岸から見たダムの様子。おおっ、アーチってますな!
ダム上は、こんな感じ。空から見てもわかるようにダム上には「なるこダム」とペイントされています。
ダム上、中央から見た貯水側の景色。
94.5mの高さから見たダムの真下。いや〜、足がすくみます。
そして下流側の遠景。
対岸(右岸)に来ました。うん、アーチってる。向こうの山腹に見える建物が管理所です。
左岸側に見えるこれは洪水吐ゲート。
右岸から見たダムの様子。
偉業という表現がピッタリなダムです。ぜひ訪れてみてください。
まずは下流から見た「ご尊顔」をご覧ください。険しい場所に築造された治水ダムということがわかります。
では、順を追って見ていきましょう。国道108号を江合川(えあいがわ)上流方面から下ってくると鳴子ダムの管理所が見えます。
管理所へ行くにはこの坂を登ります。
坂を登ると管理所の入口があります。
そこから見たダムの様子。おっ、アーチ式じゃないですか!
先ほど登った坂でなく、下流方向へ行く坂を降りたところには「鳴子ダム記念碑」が建っています。そこにはダム築造の経緯が記されています。
それによれば、江合川は大正6年(1917年)以来改修工事を行なってきたが、昭和19年(1944年)に発生した洪水は計画水量を上回り、昭和22年9月のカザリン(カスリーン)台風と翌年9月のアイオン台風はそれ以上の水量による大洪水となり大災害となった。このため改修工事は大幅な見直しが迫られることになり、北上特定地域綜合開発計画が立ち上げられ、その一環として築造されたのが鳴子ダムだそうです。当該ダムは北上川下流部の洪水防禦を主目的とし、灌漑用水の供給と発電を目的として築造されました。先にも見たように鳴子ダムはアーチ式が採用されていますが、これは日本人のみの手による最初のアーチダムだそうです。ほほぉ〜。
では、ダムへ向かいます。アクセスするには国道を少し下ったところに入口があり、そこから入っていきます。しかしクルマは途中までしか行けません。そこからは歩いて行きます。
案内板です。これでルートがわかりますね。
途中にある看板。さらに5分歩きます。
鳴子ダムは2016年に土木学会選奨土木遺産に選定されています。
説明によると、鳴子ダムは1952年に建設省(現在の国土交通省)により着手され、1957年10月に完成したとあります。
ダム放流バルブ(ハウエル・バンガー・バルブ)。ダム完成時より30年間使用されたもの。これは1935年にC.H.ハウエルとH.P.バンガーが発明したもので、水の放出部分に円錐状の弁を付けることで水を霧吹きのように拡散させます。そのメリットは放出の際に空気を取り込むので水の運動エネルギーを大きく減少させることが可能という点だそうで。
「慈水永遠」と刻まれた石碑。これは昭和60年に干魃が起こったが鳴子ダムの放流により稀に見る大豊作となったことに感謝し建立されたもの。
説明パネル三点。
左岸、ダム湖に来ました。四季折々の様子が楽しめるという案内板。
その隣には鳴子ダムの概要が記されたプレート。これによると工事に着手したのは1952年5月のようですね。
左岸から見たダムの様子。おおっ、アーチってますな!
ダム上は、こんな感じ。空から見てもわかるようにダム上には「なるこダム」とペイントされています。
ダム上、中央から見た貯水側の景色。
94.5mの高さから見たダムの真下。いや〜、足がすくみます。
そして下流側の遠景。
対岸(右岸)に来ました。うん、アーチってる。向こうの山腹に見える建物が管理所です。
左岸側に見えるこれは洪水吐ゲート。
右岸から見たダムの様子。
偉業という表現がピッタリなダムです。ぜひ訪れてみてください。