ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

山科音羽川の砂防堰堤たち

2022-09-06 06:56:13 | 京都(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は京都府京都市山科区大塚葭ケ谷(やましなく おおつかよしがたに)を流れる山科音羽川に砂防堰堤がありそうなので行ってみます。グーグル先生の地図を見ると「音羽川砂防堰堤」というのがあるらしいんですが…。アクセスは国道1号からフランス家庭料理bistrot Si・ba・kiを目指してください。その前を通り過ぎ道なりに進み山科音羽川沿いに登って行くと到着します。

さて、すれ違いができないほど細い道を進み、山科音羽川に架かる鎌研ぎ橋を渡ってしばらく登って行くと左側にこんな砂防堰堤が見えてきます。



堰堤の横には看板があります。でもロープが張られていて堰堤に近づくことはできません。



堰堤には「山科川砂防堰堤」と書かれています。1956年に京都府土木建築部が築造したとあります。



グーグル先生の地図に書かれている「音羽川砂防堰堤」はまだ上流のようなので、さらに登っていきます。

地図に示されたあたりの場所に来ました。確かに砂防堰堤があります。これかな?



その付近から山科音羽川の下流方向を眺めると、こんな感じ。



左岸、堰堤の横から見た様子。ここもフェンスがあって堰堤の上に行くことはできません。



少し上流側から堰堤を撮ってみます。



その付近から見た上流側の景色。



堰堤の少し上流側のところに看板があります。あれっ、この堰堤の名称も「山科川砂防堰堤」。「音羽川砂防堰堤」じゃないやん!先ほど下流で見た堰堤と比べると高さは2.5m高く、長さは14.5m長いことがわかります。そして完成は1970年3月とあるのでこちらのほうが後に築造されたようです。



これら2つの砂防堰堤から推測されるのは、最初に下流に砂防堰堤を築造したものの、その後この堰堤の規模では災害防止には不十分という判断がなされ(もしくは堰堤の能力以上の災害が発生した)、上流に少し規模の大きいもうひとつの砂防堰堤が築造されたのではないかということ。

本当のところはどうなのかはわかりません。でも確実に言えるのはこの砂防堰堤が「音羽川砂防堰堤」でなく、「山科川砂防堰堤」だということ! グーグル先生、ちゃんと確認せんかい!

ただねえ、確かにその表記は間違ってるんですが、上にも書いたようにこの川の名称は山科音羽川なんですよね。となると現場の看板の表記も厳密にいえば「山科音羽川砂防堰堤」じゃないといけないんじゃないかなぁ…ぬぁんて思ったり。

へへへ。
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