ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

鳴子ダム関連の諸々

2022-09-29 10:33:43 | ドライブ関連
どーも、ワシです。えー、今回はダムじゃありません。昨日記事にした上大沢ダムから次の目的地である鳴子ダムへ向かう途中、国道108号を走っていると道沿いにこんなものを見かけました。



「ふるさと緑の道」

気になったので立ち寄ってみました。調べてみると、これは宮城県政100年を記念して昭和47年(1972年)に整備されたものだそうです。そのルートは大きく分けて奥羽山系ルート(254km)と北上山系ルート(103km)の合計357kmからなる道で、17のモデルコースに細分化されているそうな。これらを回ることで宮城県の豊かな自然に親しむことができるんだそうです(参考)。なので、この場所は「ふるさと緑の道」の起点というわけではなく、モデルコースの1つの途中にあるというだけの話。ふぅ〜ん。

その敷地内には直立した銅像が建っています。この人物は誰なんだろうか…。



どうやら地元出身の政治家である高橋清治郎(たかはしせいじろう:1894-1957)のようです。明治大学の教授から衆議院議員となり、国民年金制度創設に尽力。そして鳴子ダムの築造にも貢献したそうな。なるほど、だから銅像は鳴子ダムのほうを向いているんですね。この銅像は彼の没後30年を記念して1987年に地元有志により建立されたそうです。





近くには「荒雄川発電所 水没の碑」があります。



その裏側には説明文が。転記すると、

「荒雄川発電所 水没ノ碑
昭和二年元仙北電気株式会社 此ノ地に出力八百五十K wノ水力発電所ヲ建設セルモ ソノ后宮城県電東北配電東北電力ヘト継承サレ 昭和三十二年鳴子ダムノ建設ニ伴イ水没ス ココニ往時ヲ偲ビ記念スルモノナリ
昭和四十五年八月」



【江合川の由来】(参考
補足すると、鳴子ダムは江合川(えあいがわ)を堰き止めて築造されたのですが、江合川は源流の荒雄岳(あらおだけ:標高984m)から鳴子ダム下流の旧岩出山町付近までは荒雄川とも呼ばれ、そこから下流は玉造川(たまつくりがわ)とも呼ばれています。現在ではそれらを統一する名称として江合川と呼んでいますが、その由来は下流の大崎平野の中心である旧古川市の江戸時代以前の地名「江合村」にちなむもののようです。

なるほど、だから鳴子ダムの左岸を走る国道沿いのこの地に高橋清治郎の銅像や水没の碑があるんですね。

学びました。
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