ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

なぜ「神路」ダムなのか?

2022-01-27 06:54:56 | 三重(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は三重県志摩市磯部町恵利原(いそべちょうえりはら)にある磯部川水系の神路(かみじ)ダムを訪れます。アクセスは県道32号(伊勢道路)を伊勢方面へ進んで行くとダムの左岸に到着します。

まずはダム下から見た「ご尊顔」をご覧ください。右岸側に洪水吐があるのが見えますね。



ダム下から洪水吐を見上げるとこんな感じ。大きな滑り台のようです。増水時、溢れ出てきた水は、



あちらへ向かって流れてゆきます。



では、県道に戻ってダム横に行ってみましょう。県道沿いにダム横があるので迷うことはありません。これがダム上なんですが、ご覧の通りダム上は立入禁止なので行くことはできません。



左岸、ダム上から見た下流側の様子。



左岸、ダム横の上流側にあるこの建物が「神路ダム管理室」。





その壁には水利使用標識が貼られています。これを見ると神路ダムは水道用水供給と発電用水のためのダムであることがわかりますね。



管理室付近から見た上流側の景色です。



左岸、ダム横の下流側には「神路ダム」と刻まれた石碑。1972年3月完成と記されています。



その裏側には神路ダムの概要が刻まれています。



その付近から見たダムの様子。構図としてはなかなか良いじゃないですか(笑)



ダム名についてですが、当該ダムの西側に神路山と呼ばれる山域があるのでそれに由来するのかもしれません。また、いくつかのサイトを見ると磯部川(神路川)と記されていますが、磯部川の別名が神路川なんですかね。確かにグーグル先生の地図ではダムの下流から「神路川」と記されています。でもダムの水利使用標識には磯部川と記されているし、ダムの下流のほとりに建てられている河川名の表示も「磯部川」になっています。一体どういうことなんでしょうか…。

釈然としないので、改めて調べてみました。ダムの上流には天の岩戸があり、そこからダムへ流れ込む川が神路川というらしい(参考)。これが事実ならばダムまでが神路川で、ダムから下流が磯部川ということになります。つまり神路川を堰き止めて築造したのでダム名を「神路ダム」にした…と。これならば納得がいきますね。それが真実なのかはわかりませんが。

いや、でも、こんなことは本当ならばダムの案内板に書かれるべきなんじゃないでしょうか。「ダム名の由来」とかね。こうした調査は意外に時間がかかるものなんですよ。ま、ワシは調べることは嫌いじゃないのでいいんですけどね。
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