ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

雪化粧の金屋頭首工

2022-01-07 07:02:40 | 滋賀(ダム/堰堤)
suumo、ワシです…。あ、違った。住みません、不動産サイトだけに…。(スベッとるやないかい!)

えー、改めまして、どーも、ワシです。今回は滋賀県犬上郡多賀町富之尾(いぬかみぐんたがちょうとみのお)にある淀川水系の金屋(かなや)頭首工を訪れます。位置としては名神高速道路の多賀サービスエリアの南側になります。アクセスは県道226号(右岸側)沿いにある小林製材所が目印。目的地はその前です。

到着しました。訪れた日は曇っていましたが、数時間前まで雪が降っていたようです。まずは犬上川右岸の下流側から見た頭首工の「ご尊顔」をご覧ください。



ゲートの落水部分をズームすると、まるで氷柱のように見えますが別に凍っているわけじゃありません。こういう仕様なんですね。



右岸側には魚道がありますね。



右岸の頭首工の横から見るとこんな感じ。



その傍にある看板。なるほど、今の時期なら魚を獲ってもいいんですね。獲りませんけど。



右岸、頭首工の上流側から撮ってみました。写真左側にちょっとだけ見えているのが取水口です。ここから分水した水は左岸側にある田畑に供給されるのでしょう。



上の看板にも出ていますが、頭首工のすぐ下流側に架かっている橋が金屋橋で、そこから犬上川の下流方面を見るとこんな感じ。この先に琵琶湖があるんですね。逆に川をずっと遡っていけば、以前訪れた犬上川ダムになるわけです。



左岸にあるこの建物は「金屋頭首工管理事務所」。その横にある「和合の郷」と刻まれた石碑の下には「雲行雨施 旱天慈雨」と記されています。「雲行雨施(うんこううし)」とは「雲が流れて雨が降り、万物に恵みを施す」の意。ひいては天下泰平の意味にもなります。出典は『易経』の中にある乾卦彖伝(けんかたんでん)から。彖伝とは解説の意味で、乾卦彖伝というのは64ある卦のうちのひとつである「乾」の文言についての解説といった意味です。一方、「旱天慈雨(かんてんじう)」とは「日照り続きの時に降る恵みの雨」の意なんですが、その出典については不明です。ご存知の方がおられましたら教えてくださいね。





先入観なんですが、滋賀県なんて雪が降らんもんだと思ってました。いや〜、降るんですねぇ。全く予想していませんでしたよ〜。
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