ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

2つの融合…月光川ダム

2021-09-20 07:05:37 | 山形(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は山形県飽海郡遊佐町(あくみぐんゆざまち)にある月光川(がっこうがわ)水系の月光川ダムを訪れます。アクセスは羽越本線の遊佐駅近くを流れる月光川を遡っていくように進んで行くと到着します。

右岸に到着しました。なかなか立派なコンクリート製のダムです。



ダム本体には建設記録が記されたプレートが嵌め込まれています。これは珍しい。1965年4月の予備調査から始まり、1972年4月に建設着工、そして1978年5月に竣工とあります。



やはり本体に嵌め込まれた「月光川ダム」のプレート。う〜ん、渋いね。



ダム横には月光川とダムの説明が書かれた看板。月光川は急流河川のため昔から度々洪水が発生。そこで遊佐町は町民の生命を守るために山形県の支援を受けながら月光川に洪水調節のためのダムを建設したそうな。また、1997年7月からは管理用発電も開始されています。



その隣には月光川ダムの案内図と標準断面図。



その案内板付近からダムを見るとこんな感じ。おや? 先ほどの「せつめい」にも書かれていましたがコンクリート・ダムと並んで向こう側にロックフィルダムがあるんですね。ほっほー。



これが右岸から見たダム上。ゲートが開いているので行ってみましょう。



このダムは案内図にある通り、「西のこまい沢」「中のこまい沢」そして月光川の本流である「南のこまい沢」が合流する場所に築造されています。コンクリートダム部の中央から見た「中のこまい沢」方面はこんな感じ。写真右上が「中のこまい沢」。



そして「西のこまい沢」方面の景色はこんな感じです。



コンクリートダムの真下の様子。



そして下流側の遠景です。うん、良い景色です。



コンクリートダム部が終わった場所からダムを見るとこんな感じ。山腹に見えるクリーム色の建物が気になります。あとで行ってみましょう。





同じ場所から見た「南のこまい沢」方面の様子。ここからロックフィルダム部になります。貯水側を覆っているコンクリートの斜面が何だか競輪場のバンクを思わせますなぁ。ともかく、さらに進んでみましょう。



ロックフィルダム部の奥までやってきました。これが本当の対岸になります。ダム上の長さ、445mだそうですが、まあまあの距離です。



では、先ほど気になった場所へ行ってみます。右岸の道を下流側に少し行くと細い脇道があるのでその坂を登ります。すると見えてきたのは「山形県月光川ダム管理所」。ああ、やはり管理所だったのか。





コンクリートとロックフィルの融合。なかなか珍しいものを見せてもらいました。
コメント