どーも、ワシです。今回は山形県最上郡大蔵村南山にある最上川水系の肘折砂防堰堤を訪れます。アクセスは国道458号から肘折温泉を目指し、温泉街を抜けた銅山川に目的の堰堤があります。ただし、温泉街の道路はめちゃくちゃ狭いので要注意。
【肘折温泉、名称と由来】
肘折温泉は平安時代の807年に開湯したとされ、肘を折ったある老僧がここの湯に浸かったところ傷がたちどころに癒えたという言い伝えから命名されたそうな(参考)。
…というわけで、到着しました。これが肘折砂防堰堤の全貌。なかなかの規模です。銅山川の左岸からも行けるようですが、訪れた日は工事中だったので右岸から近づくことに。
肘折砂防堰堤は文化庁の登録有形文化財に指定されています。登録されたのは2009年8月7日(参考)。
その工法は練石積玉石コンクリートと呼ばれるもので、セメントを節約するためにコンクリートの中に玉石を詰めて硬化させる、当時としては典型的な工法だったようです。それが今では文化財として認められるようになったのでしょうね。
すぐ近くには概要を示す案内板。これによると1950年4月1日に着工し、1952年3月31日竣工とあります。
さらに堰堤に近づくと「記念 弘法礼(?)湯」と刻まれた石碑が。天明年間(1781-1789)に南山村の庄屋の柿崎氏がこの地を訪れた際、温泉が湧き出ているのを発見。これをなんとか開湯できないかと奮闘したものの資金が続かず百有余年放置されていた。その後明治39年(1906年)に三原半三郎がこの工事に再度取り組み、翌年3月に竣工した…といったようなことが書かれています。
だいぶ堰堤に近づいてきました。
下流側の景色はこんな感じ。
堰堤の横まで登ってみます。堰堤の表面のゴツゴツした石の感じが歴史を感じさせますね。
これが堰堤の上。工事中なので立ち入ることはできませんでした。
改めてナイスなアングルで撮ってみました。いいねえ。
(おまけ)
国道458号から肘折温泉へ降りてくる県道57号の途中に「肘折希望(のぞみ)大橋」というジェットコースターのような橋があります。これは最初から作られたものではなく、2012年4月10日と5月13日に発生した土砂崩れにより県道が160mも崩落したため同年中に急ピッチで工事が進められ、大晦日に仮開通。本開通は2013年11月30日だそうです(参考)。
いや〜、肘折温泉は鄙びた温泉街ですが雰囲気は良いです。ぜひ一度行ってみてくださいね。
【肘折温泉、名称と由来】
肘折温泉は平安時代の807年に開湯したとされ、肘を折ったある老僧がここの湯に浸かったところ傷がたちどころに癒えたという言い伝えから命名されたそうな(参考)。
…というわけで、到着しました。これが肘折砂防堰堤の全貌。なかなかの規模です。銅山川の左岸からも行けるようですが、訪れた日は工事中だったので右岸から近づくことに。
肘折砂防堰堤は文化庁の登録有形文化財に指定されています。登録されたのは2009年8月7日(参考)。
その工法は練石積玉石コンクリートと呼ばれるもので、セメントを節約するためにコンクリートの中に玉石を詰めて硬化させる、当時としては典型的な工法だったようです。それが今では文化財として認められるようになったのでしょうね。
すぐ近くには概要を示す案内板。これによると1950年4月1日に着工し、1952年3月31日竣工とあります。
さらに堰堤に近づくと「記念 弘法礼(?)湯」と刻まれた石碑が。天明年間(1781-1789)に南山村の庄屋の柿崎氏がこの地を訪れた際、温泉が湧き出ているのを発見。これをなんとか開湯できないかと奮闘したものの資金が続かず百有余年放置されていた。その後明治39年(1906年)に三原半三郎がこの工事に再度取り組み、翌年3月に竣工した…といったようなことが書かれています。
だいぶ堰堤に近づいてきました。
下流側の景色はこんな感じ。
堰堤の横まで登ってみます。堰堤の表面のゴツゴツした石の感じが歴史を感じさせますね。
これが堰堤の上。工事中なので立ち入ることはできませんでした。
改めてナイスなアングルで撮ってみました。いいねえ。
(おまけ)
国道458号から肘折温泉へ降りてくる県道57号の途中に「肘折希望(のぞみ)大橋」というジェットコースターのような橋があります。これは最初から作られたものではなく、2012年4月10日と5月13日に発生した土砂崩れにより県道が160mも崩落したため同年中に急ピッチで工事が進められ、大晦日に仮開通。本開通は2013年11月30日だそうです(参考)。
いや〜、肘折温泉は鄙びた温泉街ですが雰囲気は良いです。ぜひ一度行ってみてくださいね。