天満大池は鎌倉時代につくられたとしました。
が、伝承では白鳳三年(675)に築かれたといわれています。
この天満大池には、次のような伝承があります。
余話として・天満大池の伝承
室町時代前期にあたる1390年の正月のころでした。
ある僧がこの地にやってきて天満神社に逗留することになりました。
このころ夜になると雑魚(ざこ)が、プカプカ浮かぶのでした。
人々は怪しんで、このことを僧に相談すると、僧は「大池に弁財天はあるか」とたずねました。
村人は「ありません・・・」と答えると、僧は「このような大池には、きっと竜が住んでいるはずだ。
これは竜の仕業である。島を築いて弁財天を祀るがよい・・」というのでした。
村人は急いで島を築き弁財天を祀ると、その怪しい出来事はビタリと止んだといいます。
*弁財天は、女神でもとの姿は蛇です。
弁財天は、人々に富をもたらし、水を司 る神としてあがめられていました。
白鳳三年(675)に天満大池が造られたとすると、この弁財天の伝承は、ずいぶん時代が立って、語られた伝承ですね。
すこし、不思議で。奈良・平安時代の伝説でもよさそうです。
天満大池が、鎌倉時代に造られたとすると室町時代の伝承といわれても納得ですが・・・(no3421)
◇きのうの散歩(10.166歩)
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