前号(no16)の清子さんの最後の日記をもう一度お読みください。
清子さんの悲痛な叫び声が伝わってくる文章です。
ブサイナ姫の墓参
ブサイナ姫は、1978年に38年ぶりでターリック殿下とともに日本を訪問されています。
お母さん(清子)の墓参のためです。
その5年前に朝日新聞の下村記者との「必ず母の墓参に日本に行きたい」との誓いを果たされたのです。
稲美町の墓に参られ、たくさんの親戚の方ともお会いになりました。
この時、ブサイナ姫は、墓前で声をあげて泣き崩れたとのことです。
*墓碑は、兵庫県立東播磨高校の前の大沢公園墓地にあります。
神戸への訪問
墓参の後、神戸市内の両親の想い出の場所も散策されました。
特に、両親の新婚生活の場であった葺合区の瀟洒な洋館も訪れ、ブサイナ姫はその塀を何度もさわりながら、「覚えている」とささやかれたそうです。
今、この文は『オマーン見聞録(遠藤晴男著)』(展望社)を参考にさせていただいています。
遠藤氏によれば、「下村氏は、ブサイナ王女とあった最初の日本人でもあり、その後も誰もあったという話は聞いていない・・」また、「ちなみにブサイナ姫は今もマスカット(オマーンの首都)市内で健在に過ごされている」と付け加えられています。(no3780)
*写真:母の墓への墓参するブサイナ妃(テレビ番組TBS:アンビリーバボーより)
◇12日の散歩(10.288歩)
きのう(11/13)の散歩(10.160歩)