ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

新野辺を歩く(42):五ヶ井用水②・新野辺は最下流の村

2012-08-14 09:23:36 |  ・加古川市別府町新野辺

五ヶ井郷の村々

 江戸時代、五ヶ井用水を利用する村(五ヶ井郷)は20ヶ村で、五ヶ井用水は1.1900石ほどの田畑を灌漑していました。

   どうして「五ヶ井用水」?

 五ヶ井用水は、四つの地域と一村(今福村)に水を供給している用水という意味で「五ヶ井用水」と呼ばれました。

 その地域と一村は、①北条之郷、②加古之庄、③岸南之庄、④長田之庄、それに⑤今福之庄の五つの地域です。

 それでは、次にその地域に含まれる村々を『加古川市歴史(第二巻)』(p254)からみておきます。

① 北条之郷

 B5d1c14d大野村・大野新村・中津村・平野村・河原村・溝ノ口村・間形村・篠原村・寺家町

  *大野新村と間形村は、明治22年合併して美乃利村となりました。

 ② 加古之庄

 北在家村・安田村・長田村・口里村・新野辺村

 ③ 岸南之庄

 加古川村・木村・友沢村

 *加古川村は、現在の加古川町本町です。

 ④ 長田之庄

 粟津村・植田村・備後村

 *植田村は、現在北在家に含まれています。

 ⑤ 今福之庄

 今福村

 これらの地域名の郷・庄は荘園の時代にさかのぼる古い名称です。

ここにあげた五ヶ井郷の村々を地図で確かめてください。新野辺村は一番下流端の村です。

 新野辺村に水が流れてくるのは一番遅く、水が少ないこともしばしばでした。

☆「ひろかずのブログ」が、今日で1800号になりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする