ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

悪臭対策を!!…権現第1ダム

2023-01-04 06:55:57 | 兵庫(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は兵庫県加古川市平荘町上原(へいそうちょう うえはら)にある加古川水系の権現第1ダムを訪れます。ここのダム湖名は「権現池(ごんげんいけ)」と言い、そこには3つのダムがあるようです。それぞれのダムは独立しているので記事も3つに分けたいと思います。権現池へのアクセスは国道2号と加古川が交差する新加古川大橋を目指し、加古川の右岸を走る県道79号を上流方向へ進んで行くと目的地の左岸に辿り着きます。

権現池のメイン・ダムというべき第1ダムは下流側から県道79号を走ってくると見えてきます。どうやら右岸側に洪水吐があり、ダムの斜面には太陽光発電パネルがびっしりと並んでいます。


左岸のダム横に来ました。そこには「権現ダム」と刻まれた石碑があります。おそらく3つのダムを総称してそう呼ぶのでしょう。

その裏側には概要が記されています。それによれば、当該ダムは加古川工業用水道第2期事業として東播磨工業地帯へ工業用水の供給を確保するために築造されたもので、昭和53年(1978年)12月に工事着手、昭和57年(1982年)3月に完成。そしてダム築造にあたり家屋36戸のほか田畑・山林などが水没したそうな。


石碑の近くには断面図や地図などが記された案内板があります。


また、先ほど目にした太陽光発電パネルを使用して発電も行なっています。パネル枚数、何と6,912枚!2014年11月から発電が開始されているとか。疑問なのはここで発電した電気はどこで使われるのでしょうね。もしかして電力会社へ売電する?


これがダム上。立入禁止ではないので歩いていきます。


ダム上、中央から見た権現湖の様子。写真右側に見えるのが権現第2ダム。



そして、下流側はこんな景色です。


対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。写真の白いフェンスの下が洪水吐の水路になっています。


そのフェンスの間から見た洪水吐がこちら。珍しいラビリンス型です。このタイプの洪水吐は以前訪れた中では秋田県雄勝郡(おがちぐん)の松倉ダム(ため池)、そして和歌山県日高郡の亀尾池もそうでした。でも、権現ダムのはそれらよりも規模がデカいので見応えがあります。


そして、洪水吐から溢れ出た水はこの水路を通ってあちらへ流れてゆきます。


あとで判明するんですが、この案内板は第2、第3ダムにもあります。ただ違うのはそれぞれの「現在地」が示されている点です。でもわかりやすいので見学者からするとありがたい限り。


写真だと伝わらないんですが、実はここ、メチャクチャ嫌なニオイがするんですよ。何のニオイだろう…。これまで嗅いだことのないニオイなんです。それはマスクをしていても鼻腔に突撃してきます。我慢すれば何とかなるレヴェルじゃない。単刀直入に言うとメンタルすらやられそうになる…そんなニオイなんです。

この周辺に暮らす人たちはこのニオイについてどう思っているんでしょうね。誇張でも何でもなく、自治体はこのニオイの原因を早急に突き止め、対策を講じる必要があると思いますよ。

本当なら、もっと長くダムを見ていたかったんですが、あまりの悪臭により逃げました。
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