ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ジジイの罵声!…平荘第2ダム

2023-01-11 06:53:16 | 兵庫(ダム/堰堤)
午前7時といえば、昔からワシが寝る時間。眠りについたその頃、近所のFさんが自治会の集金にやって来ました。Fさんは既に悠々自適の身分ですが、数年前までは青果店を営んでいました。そう、彼の生活リズムでは午前7時はバリバリに起きている時間なのです。とはいえ、午前7時に集金に伺うのは一般的には非常識だと思いますけどね。いや〜、田舎の朝は早い!早すぎる!

どーも、ワシです。今回は兵庫県加古川市平荘町里(へいそうちょう さと)にある加古川水系の平荘第2ダムを訪れます。アクセス方法については昨日の記事をご参照ください。さて、昨日記事にした「第1ダム」と今回の「第2ダム」はそれぞれ独立してはいるものの、そのダム上は実は繋がっているんです。ですが、平荘湖は大きいので一旦ダム下へ降りて、第2ダムの左岸へ移動しました。
 
結果からすると第1ダムのダム上からそのまま第2ダムのダム上へ移動すれば何も起こらずに済んだのですが、これが運の尽き。第2ダムのダム横にクルマを停めようとしたら、そこは駐車禁止の表示が…。仕方ないのでその表示から外れた場所にクルマを停めました。ちょっと気がかりだったのはその場所は歩道に少しかかっていたことです。でも、歩行者が通るのに充分なスペースを空けているので大丈夫だろうと判断。

で、いざダム上に向かおうとしたら、駐車禁止の場所に停まっていた姫路ナンバーの軽のワンボックスからひとりの老人がワシのところに駆け寄って来ました。なんだろうと思った瞬間、

「おい、あんた!そこに停めたら歩行者が通れないだろ!」と、猛烈な罵声を浴びせて来たんです。
「あぁ、すみません。じゃあクルマを移動…」のワシの声を遮るようにこのジジイ、
「そんなところに停めるのは、あんた、人間としておかしい!」

(人間としておかしい?…何を言ってるんだ? このジジイは)

まあ、ワシとしても全く非がないわけでもないので、ともかくクルマを移動しようとするも、ジジイ、

「これから警察に通報する!」と怒声を浴びせてきます。
「いや、すぐに移動しますから…」
「言い訳するな!あんた、そんなこともわからんのか!」
「いや、だから移動すると言ってるでしょう」
「通報する、通報する。あんた、人間としておかしい!」

頭ごなしに怒鳴られ、こちらも怒り心頭なのですが、面倒臭いことに巻き込まれるのは時間の無駄なのでジジイの罵声を背にそそくさとクルマを少し離れた場所に移動しました。

でもね、このジジイに他人を注意する資格なんてないんですよ。なぜならジジイが停めた場所こそ駐車禁止場所だからです。それにジジイは平荘湖を管理する立場の人間でも関係者でもないから。おそらく日頃平荘湖を利用している近所に住むジジイなんでしょうね。

自らの立場もわきまえず、ただただ一方的に怒鳴り散らす。そんな奴とは対話が成立するわけがない。その昔、1932年5月15日に軍部の襲撃犯に暗殺された犬養毅(1855-1932)が「話せば分かる」と語ったそうですが、問答無用の相手に何を言ったって通じるわけがありません。「話せば分かる」のは相手も対話する用意ができていて初めて成立するものだからです。

対話にならない人は世の中にいるもんですね。最初こそ論理でねじ伏せてやろうと思いましたが対話をする気がないことが分かった瞬間、ホント理不尽ですがスルーするしかない境地に達したわけであります。

そうなれば、もうあとは淡々とダム巡りを遂行するのみ。これが左岸側から見た第2ダムの様子です。


そして、これがダム上。ここに写っているのがそのジジイ。何やら不満そうにしていますが、ワシのクルマはとっくに移動しているので文句が言えず、ただこちらを睨んでいます。でもそんなのは華麗にスルー。ザマーミロでございます。


ダム上、中央から見た平荘湖の様子。


一方、ダム下はのどかな景色です。


対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。


右岸、下流側から見た様子。


クルマを置いた左岸に戻ってみたら、ジジイの軽ワンボックスカーは消えていました。この場所に停めていたんですよ。


このジジイのせいで、ワシの中の兵庫県の好感度が急降下しました。もちろんこのジジイが例外なのは分かっています。でも県外から来た見学者はこんな理不尽な目に遭うと兵庫県、特に加古川市に対するイメーシが最悪になる。近くの権現湖の悪臭もありますしね。ここが二度と訪れたくない場所としてワシの脳裏に刻まれたのは事実なのでした。
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