ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

兵庫県の菅生ダム

2023-01-17 06:55:48 | 兵庫(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は兵庫県姫路市夢前町莇野(ゆめさきちょう あぞの)にある夢前川水系の菅生(すごう)ダムを訪れます。アクセスは県道23号の「四辻」信号を「菅生ダム」方面へ曲がり、そのまま県道411号を道なりに進み、「文殿(ふどの)トンネル」を抜けたところを右折すると目的地に到着します。

「莇野」という地名は文字通りアザミ(莇)が群生する野という意味なので、おそらくかつてこの場所にはアザミが多く生えていたと思われます。また、ダム名は菅生川を堰き止めて築造したことによるのでしょう。そういえば宮城県大崎市にも同名のダムがありましたね。もっとも、こちらのダム名は地名に由来しますが。(参考

ま、そんなわけで菅生ダムに到着しました。右岸から見るとこんなフォルムです。


実はトンネルを抜けたダムへの入口にはこれらの案内板があります。

ダム湖名は「明神湖」で、この貯水池が明神山(みょうじんさん:標高688m)のふもとにあることに因んだものらしい。明神山の由来はその頂上に獄大明神(たけだいみょうじん)が祀られていたためで、かつては明神が獄(みょうじんがたけ)と呼ばれていたそうな。

菅生ダムの諸元が記された石板。1972年4月着工で、1978年3月に竣工とあります。

その後、2008年10月に改良工事が行なわれ、ダムの高さを70cm嵩上げして55.0m→55.7mしたことで、堤体積も95,800㎥→96,600㎥となり、2011年1月に完成したとあります。そして上のリンク先に書かれているように、それまではゲートにより放流していたのが、改良工事後には自然調節方式ダムに変更されています。


その案内板付近から見たダムはこんな感じ。


右岸のダム横から下流方向の斜面にはこのような通路があり、

その先には「菅生ダム」と刻まれた石碑があります。裏側には改修以前の諸元が記されています。



右岸のダム横に戻り、ダム上を歩いてみることにします。


ダム上、中央から見た「明神湖」の景色。


一方、ダムの真下はこんな感じ。

そして下流側の遠景。色彩がちょっと変ですが、これは撮影したスマフォのせい。


左岸、「明神湖」側にあるこの建物は「兵庫県姫路土木事務所 菅生ダム管理所」。



そこからダムを見ると、こんな感じ。


管理所の前には兵庫県のダムではおなじみのロボット型タイムカプセル。

ダム築造に関する様々な資料がカプセルの中に収められています。


宮城県の同名のダムは見ることができませんでしたが、こちらのダムは無事見ることができてよかった(笑)
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