センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

子供の貧困差!

2009-03-31 00:03:54 | 感覚
一人親世代の貧困率先進国ワースト二位。
子供の貧困は、なぜここまで深刻化したのか、理由はいくつか考えられるが、なかでも大きな要素は母子家庭の増加だろう。
「全国母子世帯調査」によると、母子世帯数は03年で122万世帯。10年間で1.5倍に増えた。実に17人に1人が母子世帯の子供である。
いまや三組に一組の夫婦が離婚する時代なので他人事ではない。
NPO法人しんぐるまざず、ふぉーらむの赤石千衣子理事によると「日本の母子家庭は元祖ワーキングプア」だという。就労率は84.5%と高いが、平均就労収入は171万円で手当等を含めても平均年収213万円、国民全世帯の平均年収の40%にも満たない。
当然、貧困率も高くなる。阿部氏の推計によれば、両親と子供のみの世帯では11%、それが母子世帯では66%に跳ね上がる。日本の1人親世帯の貧困率は先進国の中でトルコに次いでワースト二位という酷さだ。
「特にバブル崩壊後、男女を問わず急激な非正規化が進み、シングルマザーはなかなか安定した職業に就けない」(赤石氏)。
週刊ダイヤモンド誌09/03/21より抜粋引用。
私はこの記事を拝見し、他人事ではないことを実感している。私の近所にも離婚からシングルマザーになり、小学生を抱えて、実家に戻ってきた人が二組も居られるのです。
まだ、実家に戻れるケースは良いとしても、アパートで親子二人暮らしや子供二人の場合は、金銭的にも大変である。
また、例え実家に戻ったとしても親が高齢な場合も大変である。
特に昨年頃からこの3月頃まで派遣社員、契約社員のリストラがされている。
これらから子供の貧困の格差は拡大しており、母子世帯に限らず、両親の居る家庭でも子供の貧困差は深刻な問題でもある。
私がこれら子供の貧困差で危惧しているのは、子供達の「心の問題」である。
中には、学校に同じ洋服を着ていたり、給食費を払えないのでいじめにあったり、不登校になったりする子供達が急増している現状である。
病気に疾患しても医療費が払えない、例えば母子家庭の高校生が怪我をして救急車を呼ぼうとしたら、私の家では医療費が払えないので乗りたくないと断ったのである。
また、これらの影響は学力の低下にも繋がる。進学を諦める子供達が増えているのである。高校進学や特に大学進学を諦める子供達が急増しているのです。
アルバイトをしながら1人親を助けている子供たち、アルバイトしながら学校に通うには大変である。
これらから子供の貧困差は身体的にも、精神的にも成長段階である子供達に悪影響を与えるのです。
他にも、海外から日本に出稼ぎに来ている人達はもっと子供の貧困差は深刻化している。
昨年頃から製造業、工場関係では派遣社員、契約社員などリストラされ、工場の寮から追い出され、生活費もままならないところに、子供の学費など金銭的な悩みを多く抱えている。
母国に戻るにも交通費が無い。子供が日本での生活が長いなどの諸問題もあり、日本で働く外国人は日本での再勤務を希望している。中には、一ヶ月の月給を減らしてでも働きたいと申し出、採用され、景気の復活を祈りながら働いている。
日本で働く、外国人の子供の多くは小学校(インターナショナルスクール)に通っていないのである。
つまり、授業料が払えないのである。
日本国内では両親と子供のみの世帯での貧困率は11%だが、これは今年のデータではない。今年は20%近くまで貧困率が上がっていると予想されるのです。
これらに対して日本政府が政策を打ち出しておらず、取り組みも具体的に進んでいない。
このままでは私は間違いなく「日本人の学力が低下する」。と提言している。
社会の活力を削ぐ子供の貧困差!
これらの貧困差は「教育格差」を生み出し、貧困世帯に育った子供とそうでない子供に比べたら、スタートラインから不利である。身体的にも心理的な影響など考えられる。
そこで私は、日本政府にこれらの現状を訴え、また金融関係者、地銀協会、メガバンクなど生活支援、教育支援対策として、学校関係では母子家庭や年収200万円以下の子供達には入学金の無料化、教育ローンの税率削減などの取り組みをして欲しいと願っている。
これらの問題に産学官民一体となって取り組まないと、日本の未来も危ないと私は提言いたします。
貧困格差が益々広がろうとしている現在、子供達の貧困は子供達には責任はない。成長段階の子供達において、身体的にも精神的にも影響を及ぼす。週刊ダイヤモンドでは「7人に1人が苦しむ(日本病)」と題して紹介しているが、このまま日本政府がこれら貧困格差に真剣になって取り組まないと、この日本病は蔓延するだろう。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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五感情報の監視役(扁桃核)

2009-03-30 00:02:15 | 感覚
人の脳の「扁桃核」は、喜び、悲しみ、快感などの感情に深く関わっている脳部でもある。
私達人の五感のすべての情報を総動員して絶えず、周囲を監視し、それが、自分にとって安全なのか、安全でないのか、不快なものなのか、快なものかなどを判断する重要な脳部である。
これらに深く関わっている「扁桃核」はあらゆる五感情報が集まってくる。
外的情報だけでなく、体内からの情報(内部感覚)なども判断している。これらの情報を整理し、処理して判断する小さな脳部に過ぎない。扁桃核には重要な脳神経が密集している。
他にも脳内物質のドーパミン(興奮)、ノルアドレナリン(恐怖)、セロトニン(抑制)などの神経伝達物質も複雑に働いている。扁桃核は丁度アーモンドのような形をしているのでアーモンド核とも呼ばれている。
私達が料理を食べて美味しいとか、不味いと判断するのは、味覚細胞(味蕾)に関係している事は知られているが、この美味しい、不味いと判断するのは味覚と脳(扁桃核)なのです。
以前に食べた味覚記憶と比較して、美味しい、不味いと判断するのです。
子供達が、大人の味を理解できないのは、味覚(味蕾細胞)の未発達だけでなく、この扁桃核の未発達にも関係しているのです。
つまり、この扁桃核は、様々な体験記憶、学習などの記憶体験が関わっている。
味覚に関しては和食、中華、洋食など色々な食事をすることで味の違いを理解でき、味覚の発達と同時に扁桃核の発達にも繋がるのです。
また、他の感覚、視覚、嗅覚、触覚、聴覚も同様に色々な体験記憶を積み重ねることで鍛練され、感覚器官及び扁桃核も鍛練されるのです。
これら五感体験記憶不足になると、扁桃核も未発達で刺激されません。
つまり、アドレナリンなどの神経伝達物質が異常に分泌されると興奮した脳が抑制出来ず、イライラし、大声で叫んだりします。理性の働きが低下するのです。
私が多くの方々に人の五感の重要性を提唱するのは、この人の脳の認識力、扁桃核との関わりを説いているのです。
現代人は、五感を疎かにしているために、脳への刺激も不足しており、同時に扁桃核での判断能力も低下しているのです。
これらから感情のコントロール能力も低下するのです。
ですから、私は五感を総動員して脳に情報を送り、この扁桃核を鍛練する重要性を説いているのです。
先ほども言いましたが、扁桃核は五感からの情報を監視し、それが安全か、危険かを判断しますので、自己に迫る危機や危険を回避能力「危険回避能力」も低下するのです。
これらの判断は、扁桃核から人の脳の前頭葉に送られ、判断が正しいか、間違っていないかなど最終判断を下すのです。
人の脳内では五感の情報を前頭葉で統合し、扁桃核で判断、そして前頭葉で計算→判断→決定→行動(アウトプット)します。
このような一連の思考性で五感情報を計算、判断、決定、行動を瞬時のうちに行うのです。
しかし、現代人は便利な道具に依存する傾向が強く、自己の五感が疎かにされており、退化しております。
五感刺激が不足しているため、同時に脳も刺激不足になり、脳の活性化が出来ず、衰えも加速的に早まります。
ですから、複雑な情報処理、判断が出来ず誤った判断する。思考することが多いのです。
誤った判断は、異常行動、言動に繋がり、興奮した脳が抑制できず益々正しい判断、認知が出来なくなるのです。
これらを改善、防止するのには、子供の頃から五感を総動員して、脳に刺激を送り、記憶する(体験記憶を定着させることです)。
その体験記憶「五感教育」と学習を融合させ脳にインプット「記憶の定着」をさせることが重要です。
これらの体験学習が、感覚も脳も活性化し、正常化するのです。自己の五感を意識し、総動員して感じ取ることで脳全体が刺激され、理性の働きも活性化し、
感覚、脳の急激な衰えを緩やかにさせてくれるのです。

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アルコールの影響:高齢者と若齢者の比較

2009-03-28 00:00:07 | 感覚
2009年3月17日 提供:WebMD 
研究によると、高齢者はアルコールがどのような影響を与えているのか理解している可能性が低い。
【3月6日】社交上の飲酒は高齢者に対して、一緒に飲酒している若齢者よりも大きな害を与えているようである。高齢者はアルコールがどのような影響を与えているのか理解している可能性も低いことを、新規研究は示している。
『Journal of Studies on Alcohol and Drugs』で発表された研究では、50 - 74歳の高齢被験者42例と25 - 35歳の若齢被験者26例について調査を行った。被験者は全員、社交上の飲酒者であり、非喫煙者であった。
研究のために、各年齢群の一部の被験者には中程度の量のアルコール飲料を飲ませ、他の被験者にはプラセボとしてノンアルコール飲料を飲ませた。被験者らはそれらを飲んでから25分後と75分後に試験を受けた。試験では文字と数字を順番に線で結ぶことが要求された。それは視覚と運動の協調、計画性、および1つの課題から次の課題に移る能力を評価することを目的として設計された試験であった。
被験者らは自分がどのくらい酔っていると感じたか、およびアルコールのせいで試験の成績がどのくらい悪くなったと思うかについても評価を行った。
呼気中の最高アルコール濃度は高齢飲酒者群と若齢飲酒者群において同様であったが、アルコール飲料を飲んだ高齢被験者は試験を完了するのに若齢被験者よりも長い時間を要した。このような年齢による成績の差は非飲酒者においては発生しなかった。ノンアルコール飲料を飲んだ高齢被験者と若齢被験者の間に差は認められなかった。
「たいしたことではないように聞こえるが、もし車に乗っていてブレーキを踏む必要があるとしたら、5秒というのは大きな差である」と、研究を行ったフロリダ大学マックナイト脳研究所の精神医学の教授であるSara Jo Nixon博士はニュースリリースで述べている。「それは事故を起こすか事故を起こさないかの違いとなる可能性がある」。
同様に高齢の飲酒者はアルコール摂取の25分後の試験で自分の能力が低下していることを理解している可能性が低かった。高齢の飲酒者が実際にはそうではないにもかかわらず運転をしても大丈夫だと考える可能性があるため、これは危険なことである。アルコール摂取の75分後の試験では、高齢飲酒者はアルコールを摂取しなかった高齢被験者と同様の試験の成績であったが、より大きな能力低下を報告した。
Nixon博士はこう助言している:「もし夕食でいくらかアルコールを飲むなら、すぐに席を立ったりせず、くつろいでデザートを食べなさい。しばらくの間運転をしてはならない」。
高齢者のアルコール摂取は、より大きな公衆衛生上の問題になる可能性が高い。研究の背景情報によると、55歳以上の成人の半数以上が社交上の飲酒をしている。同じく、高齢者が人口に占める割合も今後数十年間で急増する見通しである。2030年までに米国民の5人に1人は65歳以上になると予測されている。

以前にも私のブログでお酒の飲み過ぎと脳のダメージについて解説したことがあるが、高齢者の方々のお酒の飲み過ぎは身体への影響及び精神的なダメージもあるのです。
それは、お酒の飲み過ぎにより、脳内でのニューロンネットワークの伝達速度が極端遅くなることが知られている。
私達が記憶を引き出したり、記憶する(インプット)にも関わっている。ニューロンネットワークの伝達(パルス)微電流の円滑に行かず、記憶も能力も極端に低下するのである。
これらが運動性や記憶力などの低下に繋がり、反応の鈍さとして現れるのである。特に危険な状態、例えば、車の運転などはお酒を飲んで運転しては駄目だというのはこのためなのです。
他にも、五感などの感覚にも影響を与え、鈍感化します。これらが「危険回避能力」が低下するので、自己に迫る危険を回避できなくなり、思わぬ怪我や事故に遭遇する機会も増加するのです。
また、私達の脳細胞にも関わってくるのです。私達の人の脳は毎日10万という数のニューロンが死滅して行きます。大量のアルコールが体内に入ると、この脳細胞の死滅を加速的にさせる働きがあり、脳細胞を傷つけることにも成るのです。
私は、お酒も飲まないし、タバコも一切吸わない。これらは身体の細胞死(アポトーシス)とニューロン(脳細胞)の死滅を緩やかにさせるためと「アンチエイジング」(抗加齢)に取り組んでいるからである。
お酒の飲み過ぎやタバコの吸い過ぎには注意が必要なのはこれら身体や脳細胞など、色々な細胞を傷つけ、死滅を加速させることで老いや記憶力の低下など、感覚器官の衰えなどに繋がるのです。
ですから、これからのシーズン。桜見でお酒などを飲む機会は多くなると思われるが、適度に飲まれることに心がけて欲しいと思います。


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B型インフルエンザが流行している!

2009-03-27 00:08:49 | 感覚
インフルエンザ流行再燃 B型ウイルスが拡大
2009年3月25日 提供:共同通信社
全国の医療機関から国へのインフルエンザ患者の報告数が、今月15日まで3週連続で増加し、流行が再燃していることが、国立感染症研究所が24日発表した速報値で分かった。B型ウイルスが拡大しているとみられる。
例年流行するウイルスのうちB型は、A型より遅れて広がるが、今回のように、全体の流行の再燃につながるのは1987年の調査開始以来、初めてという。
感染研感染症情報センターの安井良則(やすい・よしのり)主任研究官は「春休みで旅行も増えるため、これまで流行していない地域にも広がる可能性がある」と注意を呼び掛けている。
感染研によると、今シーズンの流行は1月下旬をピークに患者報告が減少したが、2月下旬から再び増加。2月22日までの1週間では定点当たりの患者報告は12.05人だったが、翌週(3月1日まで)は13.49人、翌々週(同8日まで)は14.85人と増加。最新の15日までの1週間は16.5人と3週連続で増加した。
都道府県別で15日までの1週間の定点当たり報告数は、山形の46.25人がトップ。宮城(37.48人)、新潟(28.94人)、千葉(28.85人)、静岡(26.29人)などが続き、東北地方での流行が目立っている。

私の周りでも風邪をひいている人達は多いのだが、今年の春風邪のピークは今週だと思われる。
春風の特徴は、鼻水、鼻詰まりなどの軽い症状から、子供達に多いのが急な発熱などB型インフルエンザの特徴でもある。
昨年末頃までは、A型インフルエンザが猛威を振るっていたのだが、春先、特にお彼岸を過ぎて東京でも桜の開花宣言がされてから、急に朝晩が特に寒く、26日(木)の早朝には神奈川県などで雪が降ったのである。
この寒さとB型インフルエンザの流行が重なり、今月いっぱいは油断できない状態である。
学校は春休みではあるが、子供達の多くで急な発熱、関節の痛み、身体の怠さ、悪寒を感じるなどインフルエンザ独特の症状が現れます。
もし、皆様が少しでも花粉とは違う鼻水、喉の痛み、悪寒など感じたら決して無理をしないことである。
休息をとり、寝不足や身体の疲れを残さないことである。
このところ、特に今週は気温の変化も激しく、北風が冷たいのである。
やはり、インフルエンザ予防は、まめな手荒い、うがいは大事だが、何より睡眠不足に成らないこと、ビタミンCの摂取などに心がけることで風邪の予防にも繋がるのです。
ミカンや果物からビタミンCを摂取し、春菊や菜の花の押したしなど青物野菜を食べると鼻の粘膜を強化させてくれる働きがあるのです。
鼻や喉の奥の繊毛運動を活発に働くことでインフルエンザウイルスを排除する働きが強化されるのですが、ビタミンC不足や身体的に疲れていたり、睡眠不足では免疫力も低下するし、繊毛運動も低下するのです。
また、天気の良い日などは太陽光を浴びて、ビタミンDを摂取するのも、インフルエンザ予防にも繋がります。免疫力の回復などの作用もあるのです。
少し寒くても、天気の良い日は散歩することをお薦めします。
私は、定期的な運動、果物からビタミンC、野外の散歩でビタミンDの摂取、菜の花や春菊の天ぷらなどを食べている。
勿論、手洗いは手首までまめにあらい、うがいもする。それだけではない、洗顔剤で顔も丁寧に洗っている。
身体も清潔に保ち、睡眠も質の良い睡眠をとっている。
だから、ここ10年以上は風邪をひいていないのである。
やはり、少しぐらいの風邪なら風邪薬を飲まず、自己の身体の免疫力で治す能力を高めることが重要なのです。
風邪をひいたからとすぐに風邪薬を飲むと副作用から免疫力が低下し、働きも低下することが分かっております。
ですから、私は今まで風邪薬は飲んだことが無い、休息と食事で治してきた。
そして何より、免疫力でインフルエンザウイルスを排除する能力を高める身体造りこそ、健康体に繋がるのです。


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「音圧発電」とは?

2009-03-26 00:00:46 | 感覚
学生ベンチャー、まったく新しいエコ発電を実用化しようとしている。騒音や振動のエネルギーを電気に変換するこの発電は、防音、免振の効果もあり、将来性が有望だ。
日本初のグリーンベンチャー「あのエアバスも大注目」。
現在、首都高速中央環状線の名所の一つである五色桜大橋、荒川に架かる2階建て構造のこの橋は夜間LED(発光ダイオード)照明によって美しくライトアップされる。この電源の一部に将来の可能性が注目されているまったく新しい発電方法が用いられている。
橋の下には、振動で電気を生み出す特殊な装置が10台設置されているのだ。
このユニークな発電システムを発明したのは、早水浩平氏「電圧スピーカーを振動させることができるのであれば、逆に音圧や振動から発電できるはずだ」小学生の頃、毎日のように沢山の発明ノートに書き抜いていた早水氏が思い着いた発明の一つが「音圧発電」のアイデアだったという。
慶応大学の環境情報学部が属する湘南キャンパス(SFC)IT技術のベンチャーの育成を後押しする。ソフト、ハード両面のインフラが整っている環境にも恵まれた早水氏は今、後期博士課程に在籍する学生であると同時に、2006年9月に設立した株式会社「音圧発電」の代表取締役という肩書きも持つ。同社の資本金4100万円は早水氏が銀行から借り入れなど調達した。資金を全額出資したもの、社長1人、社員1人の小さなベンチャー企業だ。
09/3/2週刊東洋経済より抜粋引用。
今回、私はこの記事を拝見し、早水氏の発明力に驚きと感動すら覚えるのである。
若い世代にもこのように発明からベンチャー企業化し、成功している人達も多いのである。
何より、私は早水氏の少年時代、小学生の頃からスピーカーを観察し発電するという発想の素晴らしさ、それを発明ノートに書き込み、創造性を駆使してこの音圧発電が生まれたのである。ただ者ではないことを実感したのである。
早水氏の発明は、日本より海外で高い評価を得ており、あのエアバスも大注目をしている。海外の空港に騒音から発電する装置の依頼もあるのです。
近い将来、彼の音圧発電は、空港、駅、高速道路など世界の全電力の2割を音圧発電に担うのではないと考えている。
私は、株式会社「音圧発電」は数年後10年後には大企業に成長するのではないかと予想している。
騒音や振動という悪いイメージを発電「エコシステム」に変換するという彼の発想は、並大抵の能力ではない。五感の達人でもあると予想される。
彼は観察力に優れ、同様に洞察力も優れているからこのような発想、創造性が生まれるのである。
今後とも、このように若い研究者、発明者が現れ、日本経済のカンフル剤になればと願っている。
若人達の力が、日本経済を元気づけると私から提言させて頂きます。


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BSフジテレビ出演後の反響

2009-03-25 00:07:54 | 感覚
BSフジテレビ「ファィブセンス」五感を鍛える放課後レッスン、3/4放送も終了し、私はホットしたところである。
テレビ慣れしていない私は、1時間番組の収録にも5時間掛かり、その間立ちっぱなし状態でさすがに疲れてしまった。
MC(司会者)との撮り直しやコメントの駄目出しなど何度も撮り直し、番組の裏方を体験できたことは貴重な体験でしたが、私の業務は本来テレビに出演することではなく、それこそ、裏方で人の五感を研究することである。
51歳のオヤジがテレビに出演しても、誰一人として興味もなければタレントのアクションやコメントの方が興味もあり、楽しいはずである。
私の立場はタレントさん達とのやり取りでタレントさん達の立役者的な存在なのです。
正直なところ、テレビ収録は簡単な15秒程度のコメント出演にして欲しいと願っている。
1時間番組の収録は大変な割にギャランティーもそんなに良くない。確かに私の目的は人の五感研究だから、テレビ出演は目的ではないが、最近、人の五感がブームと言われるほど、注目もされており、テレビ局なども話題に取り上げている。
これらから、先日番組スタッフから今回の番組が予想以上に良い反響があり、次回作も予定されているとの電話がありました。
今度はフジテレビのオンエアーも有りそうなのです。
他にも、大阪テレビや他の局でも人の五感に関する話題でバライティー番組形式で人の五感の重要性を提唱できればと願っている。
何年も前から「現代人の五感が危ない」と提唱し続け、警鐘を鳴らしてきたことが、マスコミ等の注目を集めるように成ったのだと考えている。
少しでも、多くの方々に人の五感の重要性を理解して貰うためには、確かにテレビの力は大きいのです。
今後とも機会があれば、このような人の五感の重要性を提唱できる番組やイベントの監修、講師などに関わって行きたいと思っている。
私は有名になることが目的でもなく、当社の名前を知って頂くことが目的ではない。社会貢献と人の五感研究「感覚生理学」という新たな学問、研究課題に取り組みたいという若い人達、後継者を育成することも目的なのです。
日本では、感覚生理学を本格的に研究している研究者は極端に少なく、数名程度と予想されているのです。
勿論、日本の大学でも生命科学から感覚生理学の研究、学問(学部)も極端に少ない有無に近いのである。
これらから、私がマスコミ等に出演することで感覚生理学の研究をしてみたい、研究課題に取り組みたいと思う、若い人達を私達は望んでいるのです。
そのための環境造りこそ、私の主目的なのです。
近年中には、東京都内の臨海公園周辺に海外の大学を誘致し、日本の医療系の大学との提携によって、オール英語で授業を行う、日本初の医療系の大学の設立。生命科学研究所を設立し、この施設こそ、人の五感研究を本格的に行う研究施設になるだろう。
各感覚器官の研究論文や研究データなど世界に通用する研究に取り組むことで、海外からも注目され、海外からも研究者が集まる施設に成ればと願っている。
これらの研究、構想の取り組みの実現化によって、私達の研究課題の後継者育成に繋がり、感覚生理学の研究に取り組みたいという若い世代の人達が増えてくれればそれで良いのである。
そして、私の代わりにテレビなどに出演し、監修や講師など関わってくれば幸である。
今後とも、私共は日本の感覚生理学の第一人者の使命として、若い世代の能力に期待し、育成に取り組んで参ります。

コメント (1)
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人なぜ、美しいものを好むのか?

2009-03-24 00:04:24 | 感覚
以前にも私のブログでも紹介したが、人の脳は快感、楽しい、楽だ、美味しい、美しいものを好む傾向が強いのである。
逆に、不快、辛い、不味い、楽しくない、美しくないなどを嫌うのである。
見た目だけでなく、匂いも同様に心地よい匂いや、美味しそうな匂いを好み、臭い匂いや危ない匂いを嫌うのである。
匂い(嗅覚)に関しては本能的感覚が働くのだが、視覚などの感覚は、本能的感覚より「感情的な感覚」が働くのである。
また、私達の大人では「固定観念」という、脳内に概念のフィルターが存在している。
五感からの情報を選択し、判断、決定を下すのである。
赤ちゃんにはこの概念のフィルターが存在しないので五感からの情報すべてを脳にインプット(記憶)している。
三つ子の魂百までもの諺はこの脳生理学から来ている言葉でもある。
概念のフィルターとは、例えば、リンゴという食べ物にも、色々な種類があり、赤いリンゴだけではない。黄色いリンゴも黄緑色のリンゴもあるのです。
ふじ、国光なども何種類もある。ましてや魚などの種類は何百種もあり、一々覚えるのも大変であり、これらを総称してリンゴとか魚と脳が理解するのです。
これが概念のフィルターなのです。
これが高齢者になると特に男性では「概念のフィルターが分厚くなり」人の話を聞かない。頑固になるので「頑固オヤジなどと言われるのです」。
また、私達が美人やイケメンを好むのも、固定観念に関わっている。
これらは脳の統一、一貫性から固定観念に縛られやすい。
人の脳は正しいか、正しくないか判断する中で、間違う仕組みが組み込まれている。例えば同時に何人からか話しかけられたら会話の内容が理解できない。
また、経験的記憶がなければ、五感からの情報も理解しにくいのである。
人の話を注意深く聞かず、ものを正確に見る習慣がないと明確に認識できず、取り間違いや間違い(ヒューマンエラー)を起こしやすくなるのです。
固定観念に縛られやすいのも、これらの理由からです。
バランスのとれたものを好み、アンバランスなものを嫌う。
美しい女性やハンサムな男性を好むのも、この統一性、一貫性から来ているのです。
私の気になる一冊の本と題して、林成之氏の「望みをかなえる脳」を紹介してきたが、この本の中で、心と脳の働きは連動していて、性格のいい人は脳の働きがよく、頭もいい、と書いております。私もまさしく、その通りだと考えている。
多くの人達は、頭のいい人と問われると、勉強が出来て、記憶力の良い人と答えると思われるが、これらは知識が高い人であり、頭が良いとは言い切れないのである。
多くの専門家(脳生理学者)は、性格の良い人、知恵の高い人が、頭が良い人と答えるのである。私も同様に知識(暗記記憶)より、自分の脳力で考え出す力「知恵」の高い人であり、創造性などの能力の高い人が、頭が良い人と言えるだろう!
よく私達に色々な人達から、人の心は何処にあるのですかと問われる。私も研究者の端くれなので「人の心は、脳に有り、前頭葉にあると答える」。
つまり、心と脳は連動しているのです。
私は講演会などで、頭の良い人になるためにはとよく問いかけられる。まずは性格を磨く事、人に優しくなれるよう努力する。つまり、性格美人、性格美男になるために努力することである答えるのである。
但し、性格だけでなく、学習も記憶体験(実体験)、五感を総動員して外的情報を脳に送ることで脳は活性化し、鍛練されるのである。
また、バランスの良いものも、アンバランスなものも、固定観念に拘らず好奇心を持って受け止めることである。
ましてや、不快なもの、不味いもの、辛い体験も脳に記憶させ定着させることである。これらの体験記憶が、今度は快感、美味しい、美しいものに出会ったときに「感動」に繋がり、再び人の脳は快感するのである。
この繰り返しの感覚が重要なのです。
バランスの良いもの、快感、美味しいもの、楽しい事ばかり体験し、人の脳が記憶すると今度は、いざ、アンバランスなもの、不快なもの、辛い体験などに遭遇すると「適性能力が欠如し、人の五感が鍛練されない」。
つまり、人の脳は刺激されず、活性化出来ないのである。嫌な事も、嫌な体験も、辛い体験も人の脳にとっては重要であり、大切な刺激なのである。
これらの体験型記憶が人の脳の快感を倍増させる働きがあるのです。
このような繰り返しの体験によって人の脳は活性化し、正常化するのです。
現在のように子供達や若者達を中心に、これらの体験型記憶の繰り返しが希薄であり、感覚刺激も曖昧になっている。これらが、私が提唱している「現代人の五感が危ない」と警鐘を鳴らしているのです。
美しいと感動するためには、アンバランスなもの、不快なもの、辛い体験、不味いものも体験することで、より一層美しいと人の脳は感じることが出来るのです。これらが「人の感性として培われる」のです。




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気になる私の一冊(望みをかなえる脳)

2009-03-23 00:00:05 | 感覚
望みをかなえる脳、サンマーク出版、1470円、日本大学大学院統合科学研究科教授「林成之著者」。
この本の著者、林成之教授こそ「勝負脳」の生みの親でもあり、私が尊敬する脳研究者でもある。あの水泳の北島選手も林教授が指導し、オリンピックで2回も金メダルをとったのである。
私も現在ママさんバレーのコーチや一部のスポーツ団体などに林教授の「勝負脳」の勧めとして指導しているが、これがなかなか難しいのです。
私もバレーボールはリズムが大事であると指導しているが、選手はピンと来ない。
これらは、林教授が本の中でも書いてある「シータリズム」という、1秒間に4~7サイクルで脳が興奮、抑制、興奮、抑制が起こる。このリズムにそって走ったり、泳いだり、飛んだりすると選手の記録が伸びるというデータもあります。
カール・ルイス選手のリズムを調べたら「1・2・3・4・い」と4拍目が半拍ずつに分かれているという。
心と脳の働きは連動している。性格のいい人は脳の働きもよく頭もいい。
人間の脳は、理論だけで覚えるのは苦手で、そのうち忘れる。
しかし、実際は記憶に残っていき、知識になる度合いが大きい。
脳は統一、一貫性から固定観念にとらわれやすい。
人間の脳は正しいか、正しくないか判断する中に、間違う仕組みが組み込まれている。複数の情報の組違いを認識するときにコードパターンの違いでも判断する。
次ぎの情報が来ると、ここで違っていると、統一、一貫性という特性で決めている。だから、コードパターン認識がはっきり形成されていれば、入り組んだものも早い速度で認識される。
ところが、人の話を注意深く聞かず、ものを正確に見る習慣がないと明確に認識できず、取違や問題を犯しやすくなる。
固定観念にとらわれやすいのも、この理由で、バランスのとれたものを好み、アンバランスなものを嫌う。美しい女性やハンサムな男性を好むのも、この統一、一貫性から来ているのです。
アマゾンブックより引用文書、
頭が良くなりたい。勉強ができるようになりたい。スポーツ万能になりたい。仕事ができるようになりたい。そんな望みは誰もがもつのではないでしょうか? この本にはその望みをかなえるためのヒントがいっぱい詰まっています。
林先生は日本大学医学部附属板橋病院救命救急センターの部長として赴任した際、大きな目標を掲げました。それは“ケタ違いの医療”を行うということです。その内容とは「たとえ瞳孔が開いた患者さんであろうと、呼吸が停止した患者さんであろうと、一人残らず命を救い、やがて必ず社会復帰させる」というものでした。そして、その決心のもと脳低温療法という世界的な療法を開発し、目標を実現させました。元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏を救ったのもこの療法です。
著者はその脳治療の経験を通して脳のさまざまな機能や、脳はどのようにすれば活性化されるのかなどを知ることになりました。そして脳の特徴を知って応用することで、脳は活性化されさまざまな能力を発揮し、望みをかなえられるようになるのです。その内容は競泳日本代表監督上野広治氏の目にとまり、北京オリンピック前に競泳陣に伝授され、北島康介選手をはじめ北京オリンピックでのメダルラッシュの大きな原動力となりました。
勝負脳という考え方は、人の脳の応用、活用方法は、スポーツ界に限らずビジネス界にも応用出来るものなのです。苦手を克服し、諦めない脳に変えるだけでもビジネスに活かせるのである。
私達ヒトの脳には「潜在的能力」が備わっており「勝負脳」や「ビジネス脳」はこれら潜在的能力を引き出す方法論でもあるのです。
スポーツでも、ビジネスでも私達の脳は苦手意識が働き、駄目だと諦めることが多々あります。
これら日々の学習、脳の鍛練、体験学習などを積み重ね努力することで「望みをかなえる脳」に繋がるのです。
今回、私の気になる一冊として、林成之教授著者「望みをかなえる脳」一読する価値は有ると思われる。


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「我慢強い子」に育てる。

2009-03-21 00:26:07 | 感覚
父と過ごせば、我慢強い子、
1歳の時に休日に父親と過ごす時間が長いほど、5歳になった時点で我慢強く、落ち着いている。厚生省労働省が18日発表した「21世紀出生横断調査」でこんな結果が出た。
同署は「休日は出来るだけ長く子供と一緒に過ごしてほしい」と父親達に呼びかけている。
調査は2001年生まれの子供達、53,500人の親を対象に毎年実施。就学前の第一~六回調査の間の経年変化を分析するため、すべての調査に応じた約35,700人分の分析した。
第六回調査(5歳半)では我慢する。落ち着いて話しを聞く、感情をうまく表現する。約束を守る。など6項目が「できる」かを質問、これを第二回調査(1歳半)で尋ねた「休日に父親と過ごす時間」別に比較したところ、六項目すべて六時間以上の子が1時間未満の子を上回った。
最も差が大きい項目は我慢強さで、8.7ポイント差、落ち着きが感情表現、約束を守るの3項目は5.3ポイント差だった。
3/19(木)日本経済新聞より引用。
以前に私のブログで紹介したが「我慢する子」と題して、人の脳の働きに関わる脳生理学的に解明した。
私達、人の脳の前頭葉には「我慢中枢」が存在している。この我慢中枢こそ、親との触れ合い、五感からの刺激が重要なのです。
また、子供達は褒められることで我慢中枢が刺激され発達するのです。とくに親子の関わりが関係している。中でも父親との関わり合いが大切で、新聞でのデーターのように休日などを子供と過ごす時間と親子のコミュニケーションが大切なのです。
親が子に我慢することを教え、子供が我慢したら「よく頑張ったとねと」褒めて上げることで我慢中枢が刺激され、発達するのです。
このように子供達の脳は五感からの刺激が重要であり、体験によって記憶され定着するのです。
そして、子供達の脳は発達し、成長して行くのです。
ですから、忙しいお父さんも、休日の1時間でもよいので、子供と言葉を交わし、触れ合うことで子供の五感、脳は発達し、活性化するのです。
今からでも遅くありません。公園でも近所の空き地でも良いですから、これからのシーズン「桜の花」を見ながら我が子と言葉を交わし、遊んで上げることで五感も脳のも刺激され、発達するのです。
また、これらが体験記憶となり、脳に記憶として定着します。この体験型記憶が「我慢強い子供」に育つのです。


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車の運転には五感が重要!

2009-03-20 09:41:15 | 感覚、五感
私も車の運転が好きで、以前にはドイツ車を乗り回していた事もある。
車の運転、特に安全運転には視覚だけでなく、聴覚、時には嗅覚が重要になるのです。
車は機械ですから、年式の古い車ほどエンジントラブルや故障に見舞われるリスクは高くなる。
現在、車の免許所得者の多くがエンジンルームを開けたことがない、故障しても原因が分からない、中にはガス欠した状態も分からない人達が居られます。
これらは車の管理は勿論、安全運転にも直結する感覚なので、是非、車のトラブルや安全運転の感覚を研ぎ澄まして欲しいと思います。
以前に大手タクシー会社から「人の五感と安全」についての講義を行ったことがある。
普段から運転を頻繁にする人達には、視覚以外の感覚で車の異常などを感じ取る感覚が求められるのである。
タクシーやハイヤー会社の運転手は人の命を預かる使命から、これらの感覚が重要なのである。
普段とは違った「音」「匂い」などを感じる能力が必要なのです。
ファンベルトの音や擦れたゴムの焼き付くような匂い、ブレーキを踏んだときの湯和漢やデスクブレーキの金属音の異常などを察知することで車のトラブルや故障を未然に防げるのです。
また、プロのドライバーでも同じような場所をぶつけ、癖のようなものがあります。例えば、フロントの左側を何度かぶつけてしまうドライバーやバック時に右側のバンパーをぶつけてしまうなど、これらは人の脳の「空間認知」その場所や車の動きなどを予想し、回避する能力にも関わるものだが、この空間認知こそ、男性が得意で女性が苦手とするところである。
だから、車の運転が苦手いう女性が多いのも車が大きくなれば、なるほどこの空間認知を必要とするからです。
ハンドルの切れ、スピードの関係、内輪差などもイメージ(思考)しながら車庫入れなどをしなければ成りません。
これらは体験がものをいいます。やはり若葉マークの新人ドライバーはこれら狭い場所での車の運転はどうしても苦手である。
隣の車にぶつけてはいけないと緊張しますから余計にハンドルを切りすぎたり、スピードが出すぎたりするのです。
これらは脳の記憶体験が重要なのです。車の運転などの運動性記憶は「小脳」に記憶されますが、やはり、小脳に記憶するためには、慣れとひたすら練習を重ねることです。
プロのドライバーも一般のドライバーも事故を起こすのには、人の脳(思考)の思い込み事故という特徴のある事故例が多いのです。
例えば、車の陰から人が飛び出さないだろう、信号機のない交差点で自転車や歩行者が来ないだろうと思い込み、スピードを上げたら自転車が急に出てきたなどの事故を「思い込み事故」というのですが、交差点の事故は全体の事故の4割を占めるほどです。この交差点の事故でも殆どがこの思い込み事故なのです。
ですから、車の陰から歩行者や自転車が飛び出して来るかも知れない? 角から車や歩行者が出てくるかも知れないと思考すれば、スピードも自ずと緩くなるのです。
つまり「かも知れない運転に心がけることである」。これらは事前に危険を予測し、察知することで危険を回避する思考性(考え方である)。
また、最近では不注意運転、脇見、携帯電話使用中、オーディオなどの操作中など不注意から起こる事故が急増している。これらが車の速度との関係で人身事故の大きさにも関わってくるのです。
以前にも、不注意運転から小学生の通学途中の生徒達の中に飛び込み、数名が死亡する大事故のケースもあります。
これらはただ不注意運転だけでは済まされない、車は速度によっては危険な武器にもなり、人の命も奪う危険な道具にもなる。だから、私は五感を総動員して運転に心がけ、安全運転をすけば、移動空間として快適な乗り物になるのです。
以前に私は自動車の開発の監修に人の五感の重要性を指摘し、車の開発にも人の五感を刺激することを提唱致しました。
また、機会がありましたら日本の自動車メーカーで人の五感に関する監修と開発にも携わって行きたいと考えている。
これからドライブには良い季節になります。スピードは抑えて、心地よい運転に心がけ、歩行者に優しい運転をして欲しいと思います。
また、事故が起こるのではないかと予知、予測する運転にも心がけて欲しいと思い。そうすれば、快適で楽しいカーライフが送られると思います。
私は、五感運転に心がけているので25年連続無事故無違反の賞状を頂いております。


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心理臨床士、採用実態!

2009-03-19 19:04:27 | 感覚
3/2(月)朝日新聞「私の視点」より引用。
心理臨床,不安定な採用実態の改善を(渕上朝恵)。
心理臨床に就いて10年,不登校,発達障害に悩む親子との面接や学校,病院との連携など相談業務は年々増え,かつ深刻化している。虐待をせざるを得ない孤独感を訴える親,手首を切るしか生きる実感がないとももらす子。
傷ついた心を解きほぐし,人間本来の限界へ羽ばたく力を再び揺り動かすには,並大抵でない時間とエネルギーが必要とされる。その作業の手助けをするが臨床心理士である。臨床心理士(以下心理士)は国家資格ではない。それにも関らず,ハードルは高く,全国にある指定大学院修了が条件,資格取得後も諸学会などでの研修義務があり,日々の技能の向上が求められる。
半面,心理士の採用形態の不安定さは知られていない。多くの心理士が非常勤,臨時職員として週に1~3日,複数の職場を掛け持ちしている。
私(渕上)は東京のある教育相談室に臨時職の心理相談員として勤務してきた。
正規職員よる高い専門性を要求されるのに,わしの職場には常勤職員はいない。時給制,採用任期は6ヵ月,半年ごとに契約更新する。他の二つの職場を合計しても年収250万円にも満たない。いつ打ち切られ使い捨てにされるか分からない専門職のワーキングプアーである。
社会保険や雇用保険はない。前述した雇用環境は心理士の生活の不安定さにつながり,それはクライエントとの面接にも影響しかねない。
不安定な雇用体制下で心理学士を働かせることは相談業務,サービスの質の低下を招き,ひいては援助を受ける市民にしわ寄せがいくことを雇用者である行政は真摯に受けたとめたことがあるだろうか?
市民とは不登校や引きこもりに悩む親子,在日外国人,一般家庭,障害者など何らかの支援を必要とする人々である。安定した雇用環境下で腰を落ち着かせて面接をしたい。しかし体制不備の現状に憤りと無気力感を感じる日々であった。
また長年待遇改善を求める動きを結集できなかった心理士側にも課題はないだろうか,昨年末から年明けにかけて「派遣村」に象徴された市民の側から社会変容を求めるアクションがあった。このようなエネルギーこそが職業柄「聞き役」「受容的であること」を必要とされ,面接室という狭い世界に閉ざされがちな心理士に求められるのではないか。
今後は心理士も更に視野を広げ,これまで以上に結束して行政や社会に訴えていく必要とする多くの市民のためにも,行政と心理士が交渉し,心理士の国家資格化と不安定な待遇の改善が急務であろう。

私はこの記事を読みながら,とても残念で仕方がないのである。私の知人の女性も,幼児心理学士を目指し,2年前に夜間部の大学院で修士課程を得ながら,先ほどの渕上朝恵さんのように雇用条件は決して良くない。彼女も非常勤で時間制,つまりアルバイトと同様の待遇なのです。
私は彼女にいち早く,私どもの仕事を手伝ってほしいと願っている。
何とか私共の会社を企業らしくし,彼女の出番を作ってあげたいと考えております。
現在のように教育現場,医療現場,企業でもうつ病対策など心理士(カウンセラー)の業務依頼は増加傾向にあり,専門的知識をもった人たちが人材不足でもある。これらを改善するのには,私は何より全国の心理士の人たちを「国家認定」させ,雇用の不安定さを改善し,待遇改善に取り組むことが急務である。
と日本政府にもメールではあるが,最近,ご提案申しあげました。
直接首相官邸にメールを差し上げました。
本当にこのままでは,日本での心理臨床士の人材不足は勿論,今後心理臨床士を目指す若い人たちが雇用の不安から敬遠することが加速的に人材不足を招きかねないのである。
心理士(カウンセラー)を求めている。現場は沢山あるのに,人材不足では話にならないし,今後が本当に心配でもある。これらを日本政府は真剣に取り組み,改善をしなげはならないだろう。
私は今後も,ブログでもテレビでも色々な手段を活用し,改善を求めて参ります。それから私どもは心理臨床士を陰ながら応援して参ります。




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人の視覚(カラー心理)

2009-03-18 21:50:47 | 感覚、五感
私は一時時期ファッションメーカーで企画担当していたことがある。私が企画担当した頃の流行色はアースカラー(茶系)やナチュラルカラー(自然色),ベージュなど落ち着いたカラーが流行していたことを思い出す。
素材も,コットン,リネン,オンガンジーなどの天然素材を中心に,アニマルプリントやフォークロワ(民族衣装)をイメージするカラーなどをヒントに私は,マレーシアなどの東南アジアの奥地まで出かけ,写真に写してその年のカラーリングや素材の提案などデザイナーに相談し,企画したことがある。
時には,山形県の寒河江という場所にニットの産地として世界的に有名な場所ですが,ニットカラーを決めるために何度も訪問したこともある。
また,群馬県の大手印刷工場にも出かけ,ジャングルプリントや花柄プリントなど当時のハイテクを利用し,カラーを決定していたのである。
これらから人間のカラー心理学も勉強した時期もあるのです。
これらの体験が現在の「人五感研究」に役立っているのです。
ファッション界に限らず飲食関係,自動車産業などにもカラーは重要な売上課題でもあるのです。
私は,以前に大手自動車会社に車のカラーリングについて提案したことがある。日本車とヨーロッパ車では,カラー(色づけ)工程にも差があり,色の深見や色具合に違いがあったのです。
最近は,日本車もヨーロッパの車にもあまり差がないが,私から見ると未だにヨーロッパの車のカラーリングは「彩度」色鮮やかさに差があるのです。
これらはカラーリングする工程の回数と日本では化学物質の制限もあり,深見のあるカラーリングができないことも理由の一つにあります。
何年か前に空前ブームのように日本の自動車は白が圧倒的に多かった時期がある。これらは小型車である日本車を大きく見せる技の一つだったのです。
白は膨張色という,全体的に大きく見える色なのです。
ですから,太った人が白い洋服を着るとより一層太って見えるということである。
太った人たちには,縦のストライプや濃い目のカラーの洋服などでスリムに見えることもある。
また,飲食店ではオレンジ系の看板が目立つ,これはオレンジ系は,食欲とのイメージする色なのです。
逆に飲食関係でタブーと言われている色があります。店内や皿などには絶対ブルー系を使用しないことである。ブルーは「冷色」という,物が冷たく見える働きがあり,暖かな食べ物でさえ,冷たく感じ不味く見えるのです。
美味しい料理を良く観察してみると,三原色を多く活用している食材が多いはずである。三原色とは,赤,黄色,緑である。
つまり代表的な野菜の色であり,美味しいと感じる色でもある。
食事だけではない,下着の色にもパワーがあるとされています。
赤い下着はよく「勝負下着」といわれるが,これは赤い色は血液をイメージし,人の視覚は興奮するのです。
但し,同じ赤でも夕日や木を燃やす炎の赤色は私達が心地よい,暖かいと感じるのです。
また,日本人男性(サラリーマン)が契約や大きな仕事の時には「勝負服」「紺色の背広を着て挑む」ことがあるが,これには謂れがある。
江戸時代に侍が決闘をするときに,紺色の袴を着て,肩から襷をかけて戦いに挑んだのである。
これらから紺色は勝負服「勝利に結びつく」といわれる由縁となり現在にまで言い伝えられているのです。
私の勝負服は黒である。黒は結婚式や葬儀などの冠婚葬祭用に黒と決まったように地味なイメージがある。
現在は,黒以外の濃い目の紺や茶色の背広で葬儀などにも参加している。決して湯和漢はない。
私は黒でもスリムな背広、デザイン、ストライプ柄などの背広で勝負をかけるのである。
例えば、外科医などの白衣言われる白が多い。白は何色にも染まらず清潔感のあるカラーとして重宝される。但し、手術着はブルーである。手術中は大量の血液を見ているため視覚的に人のカラー心理として興奮するので、自分ブルーの手術着に目を向けると興奮した視覚を抑制させる働きがあるのです。
ですからこのような理由(訳)が有ってブルーの着衣なのです。
このように私達の生活の中、仕事環境などにおいても色(カラー)は人の視覚刺激には重要な課題の一つでもある。
また、色が人の視覚に与える心理的な影響も大きいのでする。
これらから、私達の身の回りの色を上手く活用することで、体型を誤魔化したり、若く見られたりと色や柄などを活用することで浮き浮きした気分や落ち着いた気分など、色(視覚)だけでなく、香水やアロマなどで春らしい演出をしてみては如何だろうか、色の持つパワーを上手く活用することで自分のパワーも向上させる事に繋がることを私から提唱致します。


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日本人の味覚異変!

2009-03-17 21:49:03 | 感覚
最近皆さんは、コンビニ弁当などの味付けが濃くなっている事にお気づきだろうか? 10年前のカップヌードルと現在のカップヌードルも味が違う!
よく私は、外食を一人で何度かするが、味覚調査のためである。味付けの変化や、食べ方の変化など、メニューや出された食材なども吟味しながら観察し、味覚の調査をしている。
決してお店でメモをとることはないが、自宅に戻って調査結果などをパソコンに入力している。
特に私が最近気になっている味覚異変は、子供達や若者達の中に、焼きそばなどに大量のソース、マヨネーズを掛けて食べる習慣があることです。
そうでなくても、私には最近の焼きそばは濃い味で塩味も多めである。にもかかわらず子供達や若者達には最近の焼きそばの味が薄いのだろう!
大量のソース、マヨネーズをかけて食べる? カロリーオーバーでもあるし、それだけではない、味覚が発達しないのである。
味覚の発達には、薄い味も微妙な味の違いなど刺激も重要である。
また、最近の子供達や若者達には偏食や好む食事しか食べない傾向から、人が味として感じる細胞「味蕾」の発達が欠如している。
人の味蕾細胞は500個前後あり、数日から長いもので20日前後新陳代謝を繰り返し、味覚として感じるのである。これら味覚の発達のために重要な栄養素である亜鉛は一日に成人で15mgの摂取が必要です。
亜鉛が含まれている食材には「牡蠣貝」一個で13mg含まれているので、二個程度食べると一日分摂取できる。但し、亜鉛は体内の吸収率が低いのでビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まります。他に、レバー、魚貝類なども含まれております。
また、亜鉛は爪、髪の毛、肌など美容の栄養素と言われ、女性には鉄分、亜鉛は欠かせない重要な微栄養素です。
これらの栄養素が特に不足しているので、味覚に異変が生じるのです。
以前にテレビ局で調査した結果、全国の小学生の半数が味覚障害の疑いがあります。
私が以前に武蔵野地区小学校を訪ね、子供達と一緒に給食を食べて驚いたことがある。それは、「ばっかり食べ現象」の子供達が実に多いのである。
ばっかり食べとは、最初ご飯だけ食べ、食べ終わったら次ぎおかずだけ食べるという食べ方である。
私達はご飯とおかずを一緒に食べて、酸っぱい物もご飯と一緒に食べて口の中で中和します。現在の子供達はこの口内調味(中和)が出来ないので、刺激の強い食材、薬味など食べられない子供達が急増しているのです。
これらが味覚的刺激不足から「味覚障害」などに繋がるのです。
味覚障害の怖いところは、味を感じる感覚の衰えだけでなく、鈍感化から毒性食材の認知能力が低下します。
特に子供達には脳の栄養素不足にもなり、出された料理を美味しいと感じられず脳が快感も出来ません。人は料理を食べることに喜びを感じそして、同時に生きていると実感し。脳が快感するのです。
つまり、現在の子供達の多くが料理を食べても美味しくなく、ただお腹一杯にするために食べるのです。生きるために食べる餌的な要素になっているのが怖いところなのです。
味わって食べる。家族団らんで夕飯を美味しく食べる光景も希薄になったのも要因の一つと私は考えております。
ですから、現在の子供達には、箸の正しい使い方、好き嫌いを無くし、ばっかり食べ方を改善、正しい食事方法とマナーも教えるべきです。
これらから、私は日本の小中学生に「食育」の重要性を提唱しているが、食べ方や食事の重要性だけでなく、健康面、メンタルからも正しく食べるという行為は重要なのです。
全国の小学校の授業に「食育」の授業を週に一時間でよいので特別授業という形でも結構です。導入して欲しいと思います。
食品会社、レストラン関係者、文部省も含め、産学官民一体となった取り組みが急務であると私は関係者に指摘し、推進している。
このままでは子供達の「味覚が危ない」のです。
私は各地で人の五感に関する講演会をしているが、ある小学校でショッキングな質問をされて驚いた実例をご紹介します。
小学3年の女児が台所に置き忘れた腐りかけのリンゴをそのまま食べて、台所で嘔吐していたという内容です。確かに味覚障害かも知れませんが、何よりこれは感覚異変なのです。感覚障害と言っても過言では有りません。
その小学女児は、腐ったリンゴを見たことも、触ったことも、勿論匂いも、味も経験有りません、つまり、脳で記憶していないのです。
私達の脳には危険な食べ物は、腐敗臭や触った感じ、柔らかいなどと本能的に察知できます。これらの危険回避能力が衰え、欠如するとこのような状態に成りかねないのです。
青カビや毒性が強ければ、食中毒、もしかしたら死にかけたかも知れないのです。人の五感は敏感に反応するのは、自己に迫る危険を回避するために敏感に反応するのです。
ですが。現代人、特に子供達や若者達の五感が危ないと指摘するのは、これら五感の鈍感化が加速的に進んでおり、味覚も視覚、聴覚など五感全般が若くして衰え、疎かにされているのです。
今一度、ご自分の五感、お子様の五感を見直し、鍛練しなければ益々加速的に衰え、鈍感になり危険回避能力、脳の能力も低下することになるのです。
ですから、脳の活性化のためにも日々の生活の中で五感を鍛練しましょう。
ゲームや携帯電話で30分会話する時間があったら、読書でも野外で公園でも結構です。五感を総動員して外的情報を受け止め、感じて下さい。そうすれば、人の脳には潜在的能力が働き、五感が自然に鍛練され、敏感に働くのです。
人の五感は脳に情報を送る入り口である。だからこの入り口を広げることが重要であるのです。





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五感を鍛えるオトコの美学!

2009-03-16 20:34:57 | 感覚、五感
私は五感に関する講座や講演を何度も行っているが、いつも受講者の多くは女性の人達である。男性は五感や感覚、脳などの話しに成ると興味もないのか、
だから、私は五感講座の内容も女性向けの話しになってしまうのである。女性は直観力に優れているので五感や感覚の話しには興味もあり、熱心に私の話しを聞いてくれる。また、質問もよく女性の方々から受けることが多いのです。
以前から私は「現代人の五感が危ない」と指摘し、警鐘を鳴らしながら人の五感の重要性を提唱している。
例えば、プロスポーツ選手でも、オリンピック代表選手でも、五感は非常に重要な要素です。特に球技などでは、動体視力が重要です。現代人は、ゲーム機、携帯電話などに依存する傾向から、小さな画面を眺めることにより「眼球運動不足」に陥っている。これらから動体視力も低下しているのです。
他にも、聴覚、触覚はスポーツ界でも重要な感覚です。スポーツだけでなく、ビジネスにおいても、人の五感は重要な要素の一つです。
特に危険な業務に従事している人達には「危険回避能力」を向上させるために五感の鍛練が重要となります。
私は十数年前から、自分への拘りとして取り組んでいることがある。それは「アンチエイジング」(抗加齢)、実年齢よりも若く見られること。また、歳をとるのも緩やかにすると言う考え方である。
私は、今年の11月で満52歳になりますが、自慢ではないが体力も知力も気力も若いつもりで居る。五感の講座などで受講者から私の年齢を尋ねられると冗談で40歳ですと答えると皆信じてしまうのである。後から実は、51歳ですと答えると驚きの声があがります。
私はこのように実年齢より若く見られているのには理由があるのです。日々五感を鍛練し、磨いているからだと思っている。
聞いている音楽も若い人が聴く音楽を聴いているし、体型も20歳代の60kgを維持している。だから現在もスーツはY6体型である。だから若者のスーツが着こなせるのである。
また、十数年続けている週に二回のママさんバレーのコーチ、週末の軽いランニングなど実施している。
他に、体臭や口臭にも気遣い、身体も清潔に保つようにしている。勿論、お洒落にも気を遣っている。
見た目だけでなく、体力も知力も気力も維持するために努力して取り組んでいるのです。
昨年50歳以上の体力測定したら、30歳代半ばの平均測定値が出ました。特に垂直跳びは50歳代の平均が45~50cmなのだが、私はバレーボールをしているため、70cmは現在も飛べます。
私の目標は脳も感覚も、身体能力もこのまま60歳を迎えることである。
さすがに70歳になるころには老けてしまうだろうが、何時までも若々しい五感と感覚を持ち続け、多くの人達を驚かすことが私の「男の美学」でもある。
現在の若い人達を見ていると、電車内でも朝からぐったりして疲れ切っている。姿勢も悪く、折角、背も高く、脚も長いのに格好悪いのである。私のように胸を張り、堂々と歩くと格好良いオヤジになれるのです。
私の男の美学こそ「アンチエイジング」何時までも格好いいオヤジで居ることである。
現在の若い男性諸君、私達オヤジを習い、元気を出し、五感、感覚を磨き、魅力ある男性に成って欲しい。
そして、男性フェロモンが出ている「艶のある男性」に成って欲しいのである。
イケメンや姿が格好良い男性は多く居るが、艶のある男性、良い意味での色気がある男性か少ないのが残念である。
艶こそ、男性が発するフェロモンである。
これらも五感、感覚を磨くことから初めて見ては如何だろうか?
そして、何時までも若々しい感覚で居られた、五感を鍛えるオトコの美学が理解出来るだろう!


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現代人の五感が危ない(五感の機能が鈍っている)!

2009-03-14 00:05:24 | 感覚
3月4日(水)、BSフジテレビ24:00~24:55分放送、「ファイブセンス」(現代人の五感が危ない)五感を鍛える放課後レッスンより。
司会、担任(伊藤利尋)、学級委員(生野陽子)、番組監修、講師、五感教育研究所、(荒木行彦)
生徒、(タレント)10代代表、河北麻友子(17)、20代代表、西野亮廣(28)
30代代表、山口もえ(31)、40代代表、岡田圭右(40)、50代代表(笑福亭笑瓶)
5名のタレントさんに五感の各感覚のテストをクイズ式で行い、人の五感が如何に重要なのか私が解説しております。
例えば、嗅覚の衰えからガス漏れなどが認識できず、北海道などではガス漏れで死亡者も出ている。最近も宮崎県の高校でも調理実施中に換気が悪く何人かの生徒が具合が悪くなり、病院に運ばれるという事故も発生している。
現代人は、良い匂いを好む傾向から、無臭傾向が強く、悪い匂い(臭い匂い)を極度に嫌うのである。
人の嗅覚刺激には、薄い匂いも濃い匂いも、良い匂いも、悪い匂いも嗅ぎ分ける鍛練が必要なのである。
人の嗅覚細胞は30日前後で死滅し、新陳代謝を繰り返すため、刺激とビタミン類など微栄養素が必要でもあるのです。
味覚では、子供達や若い人達を中心に食事も濃い味を好むようになってきた。
例えば、焼きそばに大量のソースやマヨネーズを掛けて食べる習慣などがあります。人の味覚の低下の一番の要因は「亜鉛」の細胞の新陳代謝率が低下していることにあります。
偏食傾向が強く、加工食品、インスタント類、コンビニ弁当など添加物の入った食品などを頻繁に食べています。
また、スナック菓子でお腹を一杯にする現在の子供達、これらから全国の小学生の半数が味覚障害の疑いがあるのです。
亜鉛を多く含む食品には牡蠣貝、レバー、魚貝類などに多く含まれております。
人の味覚は遅くても20日前後で新陳代謝を繰り返し、味覚受容体細胞を活性化するのです。
ですから、亜鉛を多く含んだ食品は勿論、酸っぱい味も、甘い味も、苦い味も、色々な味を感じる体験が脳の体験記憶となり、味覚も敏感になるのです。
私が以前にある小学校で子供達の味覚障害について講演したときに、父母さんから驚く質問があった。それは小学3年の女児が台所に置き忘れた、腐りかけのリンゴを食べてしまい、台所で嘔吐していたという内容である。
これらは味覚障害というよりも、感覚障害に近いのです。腐ったリンゴを見たことも無ければ、触ったこともない、勿論腐敗する匂いも嗅いだことがないのでそのまま食べてしまったのです。
もし、青カビや食中毒を起こし、意識をなくしたら大変な事になっていたのです。
また、聴覚では携帯電話やゲーム機などに依存する傾向から電子音に慣れてしまい。自然界の音や心地よい音を「雑音」うるさいと認識している人達が多いのです。私達大人は、風鈴や野鳥の鳴き声を心地よいと感じます。この時には、私達の脳では左脳の聴覚野で認識します。
ですが、現在の子供達や若者達の多くは、雑音と認識しますから右脳の聴覚野で認識しているのです。
生まれた頃から電子音の中で生まれ育ってきた環境から、自然体験も希薄であり、電子音が心地よく、自然界の音が雑音と感じているようです。
また、補完能力、補完能力とは、私達は雑音や騒音野中で人が話す言葉が途切れても補完して理解できます。ですが、現在の子供達や若者達は、携帯電話での会話が多く、中にはメールでの会話が中心の人達も居られます。
これらから、人の生の声を聞かず、途切れた言葉の補完が出来ないのです。
視覚では、動体視力がとくに低下しております。これらも携帯電話やゲーム機の画面を眺めている時間が長ければ長いほどこれら動体視力が低下するのです。
動体視力は動く物を眼球の運動によって追うことで鍛練されるのです。
動体視力の低下は、視野にも影響するのです。私達は首を動かさず170度程度見えますが、高齢者になると150度程度しか見えなくなります。
ところが現在の子供達や若者達は160度前後と狭くなっているのです。
また、キャッチボールをさせるとグローブで捉えることが出来ず顔にぶつかる子供達も多いのは、この動体視力の低下です。
本を読んでいても行を飛ばしたり、文字飛び読みをしたりするのです。
何より、眼球を上下左右に動かす鍛練をすることです。
触覚では、微妙な手加減が出来ず、不器用です。人の触覚には冷覚、温覚、痛覚、圧覚、などを指先で感じます。また、痛みなどは身体全体に痛点があり、身体の重要な場所には痛点も密集しております。
また、内臓が痛む(内部感覚)の触覚の一部です。
これらは全て人の五感によって自己に迫る危険から身を守る手段として五感を敏感に働かせ「危険回避するのです」。
ですが、現代人は五感も疎かにされがちだし、衰えてもおります。
これらの衰えは、五感だけでなく同時に脳も衰えている証拠なのです。
ですから私は「現代人の五感が危ないと」テレビで提唱し、警鐘を鳴らしているのです。
今後ともヒトの五感研究から、人の五感の重要性を提唱し続け参ります。


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