センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

定期的な運動は興奮薬よりも

2006-11-27 20:41:21 | 感覚
定期的な運動は興奮薬よりもエネルギー増進に効果的であることが研究で示される
【11月3日】疲労時のエネルギー増進と疲労回復には昼寝よりウォーキングの方が効果的かもしれない。
新しい研究で定期的な運動が癌、心疾患のような疲労と関連のある慢性疾患患者でさえもエネルギーレベルを高める可能性があることが示唆されている。
直感に反しているように思えるかもしれないが、研究者らは定期的な運動を行ってエネルギーを消費することで長期的にエネルギー増進をもたらす可能性があるという。
「ほ とんどの場合、疲労を感じる時に最もやりたくないことは運動である」と研究者であるPatrick O’Connor, PhDはニュースリリースにおいて述べる。「しかし、あまり身体活動を行っておらず、疲労している場合、ほんの少し動くだけでも効果があるだろう」と ジョージア大学運動心理研究室(ジョージア州アセンズ)の共同責任者であるO’Connor博士は述べる。
「1日を乗り切るのにより効果的な新しいスポーツドリンクやエネルギーバーやコーヒーを常に探し求めている社会にわれわれは生きている」と同じくUGA の研究者であるTim Puetz, PhDは述べる。「しかし、毎朝テニスシューズの紐を結んで外に出て、ある程度の身体活動を行うことで、人々が探し求めている活気を得ることができる可能 性がある」。
運動がエネルギーを増進させる
多くの研究で、あまり活動的でない人が定期的運動プログラムを開始すると、エネルギーレベルの増進を経験することが示されているが、研究者らはその効果の大きさを計測した研究はほとんどないと述べる。
『Psychological Bulletin』に掲載された今回の研究では、6,800人以上を対象とした運動と疲労に関する70の研究が解析された。
「研究の90%以上では、同じこと、すなわちあまり活動的でない人が定期的運動プログラムを完了した場合に、運動を行わなかった群に比べて疲労が改善したことを報告したことが証明された 」とO’Connor博士は述べた。「その効果には非常に一貫性があった」。
結果は、定期的な運動がエネルギーを増進させ、疲労を低下させることを示している。その平均的な効果は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)およびナルコレプシーに使用される薬剤を含め、興奮薬の使用による改善よりも大きかった。
健常成人から、癌患者や、糖尿病、心疾患等の慢性疾患患者に至るまで、ほぼすべての試験対象集団に運動が有効であったと研究者らは述べる。
医療新聞より引用、
このように以前から疲労回復が軽い運動で改善することは知られていたが、薬より効果があることが研究によって解明されたことになる。
定期的な運動は、筋肉や骨、内臓の活動を促し、活発にさせる効果がある。
つまり、これらは運動によって脳が活性化されることで相乗効果が上がるのである。
私も社会人チームスポーツコーチ(身体維持とメンタルトレーニング)を指導していたことがあるのだが、疲れた身体を運動能力によって改善させ、食事内容と結びつけ選手の健康管理と身体維持の指導をした。
食事は徹底して肉類は脂身を落とし、疲れたときには豚肉、筋肉を維持するために鳥肉(ささみ)を食べさせた。疲れたときにはアスパラや野菜サラダにレモンをたっぷりと振りかけて食べさせた。
私はバレーのコーチをしていたのだが、選手は一試合に5000カロリー以上を消耗し、フルセット5セットを戦うと簡単に体重が2kg~3kgは減っているのである。
それだけ激しい戦いなのである。
だから、試合中にはドリンクにハバナと蜂蜜、レモン汁など入れた特殊なドリンクを飲ませたことがある。
現在では普通になったが、私が現役の頃は、試合や練習後に体を動かしたり、筋肉のクールダウン方法やストレッチなど行っていなかった。
私がコーチをしてからは必ず激しい練習や試合後には、パスやクールダウンの運動を徹底させた。
これらの運動によって選手生命は長くなるのである。なにより怪我をしにくい体質や筋肉に変わるのである。
激しい運動時こそ、クールダウンの体操や運動は欠かせないという証拠である。
また、食事の内容と運動と結びつけることで健康の維持、健康脳に繋がるのです。
病気や怪我で長期入院した後には必ずといって運動性のリハビリが行われる。
つまり、寝たきりが1週間続くと普通に運動できるまで復活するのに年齢も関係するが1ヶ月ほど掛かるのである。
だから最初のリハビリは手足の運動から始まり、歩く訓練と次第に負荷のかかる運動と進んで行くのである。
如何にヒトは歩き、走り、動き回る生き物であることが理解頂けるかと思います。
ところが最近は多くの人達が運動不足と感じており、肥満体型や健康に自信のない方々が多いようです。
私のように激しい運動を週に2回と普段から階段や電車の中でもつり革を握らず電車の揺れに逆らいながら足腰を鍛錬している。
冬場でも運動して汗を流すことは新陳代謝がよくなり、実年齢より若く見られも肌や肌つやになります。私が肌年齢を測定して貰ったら30歳代前半との評価を貰ったことがある。
私は運動と毎日3杯のコーヒーのお陰だと思っている。
私は実年齢、来年には50歳になるが10歳以上は若く見られ、この若さを保つ秘訣も運動にあるのです。
私は男性でも色白だから皺が多いとふけて見えるし、姿勢が悪いと実年齢より老けて見えるのである。だから努力と気も使っている。
皆様も脳の若返りと健康維持、若返りのために運動に心掛けましょう。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脳髄液減少症、パートⅡ

2006-11-22 00:25:31 | 感覚
不登校だと決め付ける前に、脳脊髄液減少症理解を 文科省、教師に周知図る
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2006年11月18日】
脳脊髄液減少症:不登校だと決め付ける前に、理解を 文科省、教師に周知図る
交通事故やスポーツなどで発症するとされる「脳脊髄(せきずい)液減少症」(髄液漏れ)を巡り、文部科学省は髄液漏れの存在について幼稚園から大 学までの学校現場に広く周知することを決めた。発症が疑われる児童・生徒には、医療機関の受診を指導させる方針。医学界で発症報告が増加していることや、患者側の「教師や同級生の無理解が子どもたちを苦しめている」との声を重視した。国による具体的な取り組みが明らかになるのは初めて。【渡辺暖】
同省スポーツ・青少年局によると、髄液漏れに関する医学的な報告例が増え、「スポーツなどの外傷によっても発症することがある」と分かってきたと いう。このため、教師たちに髄液漏れの存在を周知し、児童・生徒で発症が疑われるケースについては、医療機関で適切な治療を受けるよう指導させることを決めた。早ければ年内にも教育関係者が集まる会議などで周知を図る。教育委員会を通じて文書を出すことも検討する。
患者側からは、学校現場の患者数などの実態調査を求める声もあるが、医学界での診断基準が固まっていないことなどから、時期尚早と判断した。
17日、二女(19)が中学1年時に発症した千葉県の鈴木裕子さん(60)らが池坊保子副文科相と面会し、学校現場の理解を求める1万9100人分の署名を提出した。鈴木さんは「当初は教師から不登校と見られた。いじめに遭うケースも少なくない」と訴えた。
 ◇暫定ガイドライン、厚生労働省に提出----医師グループ
「苦しんでいる患者の治療に役立ててほしい」。髄液漏れを研究する医師グループ(約30人)のメンバー2人が17日、厚生労働省疾病対策課と医療課を訪れた。グループ作成の「暫定ガイドライン」を提出し、研究の後押しなどを求めた。
2人は国際医療福祉大学付属熱海病院(静岡県)の篠永正道医師と山王病院(東京都)の美馬達夫医師。仲間の医師とともに研究会を作り、3000以上の症例から暫定版のガイドラインを作成した。髄液漏れの定義について「髄液が持続的ないし断続的に漏出することによって、頭痛、頸部(けいぶ)痛、めまい、耳鳴り、視機能障害、けん怠などさまざまな症状を呈する」などとした。
暫定版は10月の日本脳神経外科学会総会で発表されたが、同学会は採用せず、他学会と連携して新たなガイドラインを作成することを表明した。
会見した美馬医師は「治療を迷っている医師たちがいる。新ガイドラインができるまで暫定版を参考にしてもらいたい」。篠永医師も「研究のたたき台にしてもらえたら」と話した。
医療新聞より引用、
現在、脳髄液減少症で病院などで治療を受けている人は推定30万人にも及ぶ、中でも交通事故などで約70%もの人達が事故の後遺症(鞭打ち症)から脳髄液減少症に疾患する人達が急増している。また、子供達や若者達に多いのがスポーツや学校でのクラブでのスポーツ時の衝撃による事故でもこの脳髄液減少症に疾患することがある。
学校でのクラブで以前、女子高校生がバレー部の練習中に死亡したケース、脳震盪を起こし、遠ざかる意識の中で練習に励んだため、意識を失いそのまま死亡してしまったケースなどもこの脳髄液の漏れや脳出血などが考えられる。
最近において、学校でのクラブの練習中の事故が多発している。やはり、指導者である先生方がスポーツ時の事故に対する勉強不足と知識不足を感じてしまう。
私は、以前現役で社会人バレー部のコーチをしていた。その頃、私の役割は技術的な指導より、選手の身体的な管理とスポーツ時の事故防止の指導をしていた。だから、私が指導していたチームでは大きな事故や怪我が少なかった。
選手の健康管理や身体の維持、怪我の防止によって選手生命を長く保つことが出来るのである。
他の社会人チームで、ブロックして着地したとき相手の選手と接触して頭から倒れて脳震盪を起こし、脳髄液減少症と診断され、若くして選手生命を終わった選手がいた。本当にかわいそうだった。
気の緩み、集中力の欠如なども激しいスポーツでは注意が必要である。
現在では、脳髄液減少症は保険外治療のため、髄液が漏れている部分に患者の血液を注射し血液の凝固作用で漏れを防ぐ「ブラッドパッチ」治療という方法で行われるが、非保険外治療のため、一回の治療費が30万前後必要となり、この治療を年間で何度か行わなければならず、また、3割近い人達がこのブラッドパッチ治療を受けても症状が改善しないというものである。
病院側の病気に対する認識も低く、多くの病院で交通事故による後遺症、鞭打ち症と診断され、多くの病院を盥回しにされている患者さんも多い。
現在、確立された治療法方がないため、10月の日本脳神経外科学会総会で発表されたが、同学会は採用せず、他学会と連携して新たなガイドラインを作成することを表明した。
新たなガイドラインが作成され、決議されたらそこで保険治療が可能となる日も近いと思われる。また、医療関係者の認識不足もあり、病院内での扱いや学校内での扱いが指摘されている。
学校ではいじめなどに合い、先生も不登校と間違えやすいのである。
私が関わっている武蔵野市の小学校にはこれから指導して行く予定である。
子供達の中に学校に行きたくても、辛くて学校に通えない子供達も居るのです。
これらの子供達を誤った判断で「不登校など決め付けては」本人やその家族が辛い思いをする。
もっと私達や一般の方々がこれらの病名(脳髄液減少症)を理解し、多くの患者さん達が全国で30万人以上の人達が苦しんでいる現状があるのです。
一刻も早い新たな日本脳神経外科学会の暫定ガイドラインを強く望むものです。
日本脳神経外科学会の理事長「篠原幸人医師」は、私共がプロデュースしている北関東での医療産業都市計画、準備財団のメンバーでもあります。
私は、脳髄液減少症の認知に向けて今度も取り組んで参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、




コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

運動が視力低下を防ぐ可能性

2006-11-20 21:24:06 | 感覚、五感
定期的な運動によって加齢黄斑変性のリスクが低下するかもしれない。
【10月30日】運動によって体型だけではなく視力も維持できる可能性がある。
新しい研究で、定期的な運動によって加齢黄斑変性(AMD)のリスクが最高で70%低下する可能性が示唆されている。
AMDは変性性の眼疾患であり、後極部の黄斑という領域にある感光性細胞の機能が停止する。AMDは年齢60歳以上の人において重度の視力低下の主な原因となっている。
AMDは滲出性AMDと萎縮性AMDの2タイプに分かれる。
萎縮性AMDでは、患者の黄斑にドルーゼンという沈着物が溜まる。この2タイプのAMDのうち萎縮性AMDの方が一般的であるが、萎縮性AMDは滲出性AMDに移行する可能性がある。
滲出性AMDでは、黄斑の下に異常血管の増殖がみられ、この血管から網膜に血液が漏れる。
研究者らは、生活様式が活動的で、1週間に3回以上運動をする高齢者では滲出性AMD発症のリスクが70%低いことを見出した。
運動とAMD
この研究では、ウィスコンシン州ビーバーダムに住む年齢43-86歳の男女約4,000人を15年間にわたって追跡した。参加者には生活様式と運動習慣についての質問と詳細な眼科検査を5年毎に実施した。
結果は『British Journal of Ophthalmology』に掲載されているが、4人に1人が活動的な生活を送り、一汗かく程度の強度の身体運動を1週間に3回以上行っていることがわかった。
体重、コレステロール値、年齢等の加齢黄斑変性の他のリスクファクターについて調整した後、生活様式が活動的な人ではあまり動かない人と比べ滲出性AMD発症のリスクが約70%低いことがわかった。
また、定期的に12ブロック以上歩く人でも加齢黄斑変性のリスクは30%低下した。
研究者であるウィスコンシン大学医学公衆衛生学部のM.D. Knudtson氏は、食事等の他の要因も加齢黄斑変性のリスクに影響を及ぼす可能性があると述べる。しかし、身体活動は滲出性AMDに関連がある典型的な血管壁の炎症および不整を減弱させることが知られている。
さらに、活動的な生活を送る人はあまり動かない人よりも「生物学的に」若い可能性があり、本疾患は加齢に関連があるために滲出性AMDのリスクが低下する可能性がある。
10月30日、ネット医療新聞より引用、抜粋、
人は視覚優位の生き物であるから、視覚(眼)から衰えが出始める。それだけ酷使されている証拠である。
40歳代半ばに入ると「初期老眼」が始まる。遠くの物ははっきり見えるのだが、細かな文字や物が見えにくく、また、近くのものが見えにくくなる。
老眼の目安としては「針の穴に簡単に糸が通せるかである。」
なかなか通せないようであれば、老眼と考えられる。
多くのサラリーマンは、若くして例えば30歳代半ばで初期老眼が始まっている人も居られます。その主な原因は「パソコンの画面」の長時間の作業や眼の疲れ方に関係している。
パソコンの長時間の作業は、冬場など乾燥した室内や職場では極度の乾燥から「ドライアイ」現象という、乾いた目によって、潤いがなくなり、眼球疲労が酷くなるものです。これらを何度も繰り返していると、視神経細胞や眼球のピント調節を行っている筋肉が疲労し、疲れます。症状として眼球の奥が痛むような感じがするとか、眼がかすむなどもあります。酷い場合は「吐き気」「嘔吐」なども生じることがあります。
パソコンなど視覚を酷使する長時間の作業を行う場合は「目休め」が必要です。
2時間程度の作業に10分程度の休息など集中して同じ作業をしないことです。
人が集中できる時間は1時間30分程度で、それ以上同じ作業を行うと疲れ、とくに脳が疲れたと感じます。
人の脳の疲れをコントロールしているのも、人の脳です。このコントロールしている脳部こそ「前頭野眼窩」です。丁度両目の奥の部分です(スライド参照)。
この脳部が低下すると脳は疲れている状態で、脳は休みなさいと身体に指令を発します。それでも無理をして作業を行うと「ヒューマンエラー」を起こしやすくなります。
また、この前頭野眼窩は人とのコミュニケーションにも深く関わっております。
人との会話も少なく、人とのコミュニケーションも不足していると前頭眼窩野の脳力も低下し、脳の疲れも取れにくく、また脳の疲れのコントロール能力も低下しますから、若くして朝から電車のつり革に署ルまりながら居眠りしている姿を見かけます。
慢性疲労症候群なども精神的な疲れが取れていない状態です。身体的な疲れ方は一日十分な睡眠を取っていればとれますが、精神的な疲れ「脳の疲れ」は一日の睡眠などで改善しません。やはり、前頭眼窩野を鍛錬することが重要になります。引き篭もりや人とのコミュニケーションを苦手とする人達に多く見られる傾向は「元気」がない、意欲が感じられないなど人体的に疲れているようなイメージがします。
これらも前頭眼窩野の低下、衰えに関係しているのです。
私のように中年以降の人でも元気で疲れをあまり感じないのは、人とのコミュニケーションを多くとり、定期的な目休め、休息を取っているからです。
また、何よりストレスを溜めない、心配事などくよくよせず、前向きに思考し、如何に精神的な疲れを残さないことである。
だから、私のように通勤トレーニングや定期的な週に2度の運動に心がけ、普段からエスカレーターなどあまり使用せず、階段を利用し、歩くことである。
運動は視覚以外にも、五感を刺激し、何より脳を活性化する。それも「小脳」という、運動性記憶に司っている、脳部が鍛錬され、また、頭頂葉にある「運動野」も刺激される。
人は運動する「手足を動かす」ことで脳が活性化し、視神経や脳細胞の死滅を緩やかにしてくれる作用も働くのです。なにより、筋肉の衰えなどの防止にも運動が一番です。ですから面倒くさがらず、定期的な自分に合った運動とお酒とタバコを控えることである。脳にダメージを与えるのはお酒の飲み過ぎとタバコの吸い過ぎである。
健康維持と健康脳維持のために「定期的な運動」に心掛けてください。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ、人間に森林が大切か!

2006-11-17 21:48:04 | 感覚、五感
樹木は地球の自然環境だけでなく、人の身体や脳にまで影響を与えている。
それは、仮説の一つではあるが 人間は大昔数百万年前にサルから進化したホモサピエンスは森で獲物を求め、塒を構えていた。
人間は森から離れ、農業などを始めたのはせいぜい5000年前後ですから人間は殆どの時間を森の中で生活していたことになります。
現在の私達の身体にもこの頃から受け継いだDNA(遺伝子)のコピーがDNAの配列の何番目かには、先祖代々から受け継いでいる。
これは本能(遺伝子プログラム)と呼ばれ、現代人まで遺伝子として存在している。
私達が森の中に入って、心地よいとか安らぐという感覚はこのDNAの「同調」と考えられている。現に、森林の中に入って新鮮な空気を吸い込むと人の脳は癒され、安らぎを感じているのである。
森林浴と言われる行為は、樹木の持つ神秘的なパワーによるものである。
樹木はカビや天敵の昆虫から身を守るため、テルペンという揮発性の植物油を発生させている。この成分は外敵である昆虫達には嫌なものでも、人の身体には新鮮な空気と脳へのよい影響を与えている。
テルペンは植物油の総称で、青葉アルデヒド、青葉アルコール類を発生させている。他に、植物は葉や幹、花などから放出している抵抗物質フェノール類、炭化水素類、エステル類や脂肪酸類そして、テルペン類を大気に放出している。
この中でもテルペンを多く含んでいる炭化水素化合物の一種(アルファピネン)という物質を人間が吸い込むと、人の嗅覚を介して脳に直接刺激が伝わり、その時の脳は「リラックス状態」の脳波、アルファ波という心地よい感覚になるのです。
このような状態では「自律神経」の働きにより、緊張感が和らぎ、心拍数の減少で血圧も低下などの鎮静効果が現れる。
他に、森林は五感を刺激する情報が沢山ある。例えば野鳥の鳴き声は心地よい音として聴覚を刺激し、清涼感とか心地よい音として脳は認知する。
また、五感をフルに活用すれば効果は拡大するのである。
森林には、人の脳の興奮を癒し、宥める効果がある。この効果が人間の脳に良い影響を与え、また、五感を鍛錬してくれる。
日本人には「桜の樹木と花」は春には欠かせない樹木である。現に、桜の花を観たり、花の匂いを嗅ぐことで脳が刺激され、活性化していることが最近の研究で明らかにされている。
森林はまた、揮発性のテルペン類によって抗菌や消臭効果も高く、ですから動物達の死骸などあまり臭わないのはこの効果からである。
例えばコンクリートの上で死んだ動物の死骸は独特の匂いがする。
他に、森林は消音効果もある。都心のど真ん中にある「皇居」の中庭は車の通る音も聞こえず本当に静かである。これは回りに多くの樹木があるからです。
また、樹木は葉の光合成により、二酸化炭素を糖類に交換しているのできれいな空気を生むのである。
なぜ樹木の葉は緑色をしているのでしょうか?
それは、光三原色の中でも緑色は最も効率よく光を吸収できる色だからです。このように緑色に進化したのである。
森林は「ブナ」のように保水能力に優れている樹木もある。ブナの葉を良く観察すると驚く適応性を持っている。
ブナの葉っぱは緩やかなUの字型にカーブしている。降った雨をブナの樹木の根元に溜めておくために適応進化したものです。
ブナなどの自然樹木は6トン以上もの水を溜めておくダムの役割を担っている。
これらの森林には多くの生き物が住みかとしている。
森林は年々地球上から減少の一旦を辿っている。西アフリカや東南アジアの森が何万ヘクタールも毎年減少している。
人口増加や焼き畑農業、道路開発など益々森林は地球上から消えつつある。
地球温暖化を防ぐためには森林は欠かせない役割を担っているし、二酸化炭素の排出の減少など森林の役目は本当に重要なものである。
また、森林は教育の場としても重要な課題でもある。私は武蔵野市の周辺の小学校で何度か「自然環境教育」を実施したことがある。
幾ら教科書で教えても理解されないが、森林の中で自然観察を体験すれば簡単に環境教育が体験できる。
野鳥の鳴き声で野鳥を探したり、季節の花々を調べたり、ネイチャーサウンドを聴覚で調べたりすることで自然環境を体験できるのです。
私が良く口にする言葉で「自然は教科書以上のことを教えてくれる」のである。
自然環境を理解するのにはまず、その場に生息している動植物を観察し、調査することで「生物指標」という自然レベルという物差しで理解できるのです。
一冊の本にもなっており、誰でも簡単に理解できるようになっている。
私は青森の田舎で生まれ、育ち、森林や生き物達が遊び相手でした。
私が真冬の山で遭難した時も命を助けてくれたのは「樹木の下」にかまくらを作って塒にして助かったのである。
これらの体験が役立っており、今年の5月には「環境大臣賞」を小池大臣から指導している「井の頭小学校」が授与され、学校や会社関係から感謝状も授与され、読売新聞の武蔵野版ではあるが取材も受けている。
私の経験から「自然の中では誰もが素直になれるのである。」だから子供達は自然や森林の中で成長するようにプログラミングされているのであるが、快適な空間を好み、室内に篭り、ハイテクな道具や遊び道具に依存しています。
ですから、感覚が育たず異変が生じている。
五感の刺激も「視覚優位」の感覚に極端に偏っている。この五感刺激の偏りが「思考」や「判断」、「行動」にまで異変が起こっている。
もっと子供達よ、森林の中で遊び、学んで行けば運動障害や感覚障害はすぐに改善する。
今こそ、森林教育の導入を推進して行くべきであると私から提言致します。
今後も、私は森林と人間の関係、自然と人間の関係など提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「運動不足」9割が実感

2006-11-14 21:29:09 | 感覚
今回の調査は、約1000人の勤労者を対象に実施した。8割が会社員・公務員で、契約社員・派遣社員を合わせると回答者の9割近くが「サラリーパーソン」だ。自由業・自営業の回答者も1割強いた。
まず、「日ごろ、運動不足を感じることがあるか」と尋ねたところ、「よくある」(60%)と「時々ある」(34%)を合わせて、9割超が運動不足を自覚していた。
しかし、スポーツする頻度を尋ねたところ、「していない」(55%)が過半数を占め、運動不足を自覚している人の割合との格差が目立った。スポーツをしている人でも、「月1~2日」(21%)が最も多く、毎週、スポーツをしている人は2割強にとどまった。
スポーツをしていない理由(複数回答)は「忙しい」(65%)が最も多く、「お金がかかる」(31%)、「スポーツをする場所がない」(23%)が続いた。
定期的にスポーツをしている人に理由(複数回答)を聞くと、「健康でいたいから」(72%)が断然トップで、「体力をつけたい」(57%)が続いた。「ダイエットしたい」は全体の43%。男女別では、女性が64%と高く、男性は37%だった。
 多額支出には慎重
スポーツの用具の購入や観戦など、スポーツ関連の年間の支出額は、「全く使っていない」(30%)と「1万円未満」(33%)で6割超を占めた。
多くの人の生活の中で、スポーツ関連の消費は優先順位が低いようだ。総務省の家計調査でも、2005年に勤労者世帯(2人以上)が、運動用具類な どのスポーツ関連で支出した額は、前年より約2000円減の約4万6000円。健康を意識しながらも、多額の支出には慎重なようだ
個人競技が人気
この秋にやってみたいスポーツ(複数回答)としては、水泳(29%)やフィットネス(26%)が多かった。社会人には、野球やサッカーなど人数や 場所が必要になる球技よりも、1人で自由な時間に取り組める水泳や、フィットネスクラブジムで汗を流す人が多いようだ。涼しくなったため、ジョギング・マ ラソン(22%)やサイクリング(20%)も人気が高かった。ゴルフ(14%)は、金銭面の負担から敬遠する人が多いと見られる。
登山(19%)も上位で、年齢別で見ると、20%弱の40歳代から21%超の60歳以上まで、年齢が高くなるほど人気が高い。テレビで人気の格闘技(5%)は、男性(4・62%)より女性(5・11%)の方が人気が高かった。
「テレビ」圧倒的
スポーツの観戦を楽しむ人も多い。今年はサッカーのワールドカップや高校野球など話題が多いこともあり、興味が「ある」と答えた人は、「非常にある」(31%)と「少しはある」(45%)とを合わせて、7割超にのぼった。
スポーツ観戦のスタイル(複数回答)を挙げてもらったところ、テレビ(96%)が断然多かった。球場や競技場に足を運ぶ熱心なファンも43%に達 した。一方、4人に1人がインターネット(25%)で観戦していると答えた。テレビがみられるパソコンの普及や、携帯電話でテレビが見られるワンセグ放送 (2%)も始まり、スポーツ観戦の仕方も多様化が進んでいる。
調査方法 NTTレゾナントのインターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で、9月15~17日に実施。全国で働いている18歳以上の男女1093人が回答し、男女比は男性71%、女性29%。
(2006年9月25日 読売新聞
運動、筋肉の維持、骨や内臓の健康維持に欠かせない行為である。
人間は、運動しないと足腰から弱くなり、歩けなくなると寝たきり状態になりやすい。
寝たきり状態が3ヶ月ほど続くと健康な人でもそのリハビリに半年を費やし、普通に歩けるようになるのも倍近時間を費やすのである。
だから「ヒトは二本足で歩く生き物なのである。」
私は、一週間に二度ほど激しい運動と普段から「通勤トレーニング」を行っている。
私の通勤トレーニングは、まず駅では階段を使用し、エスカレータも東京駅などの地下から地上まで右側を歩いて歩く、会社では6階程度ならすぐに階段を使用している。電車内ではつり革には掴まらず、揺れながらバランスを取っている。三半規管の鍛錬に繋がっている。また、衛生的にもつり革を掴まらないことは良いことでもある。
私は今月で49歳になるが、46歳のときに地元の体力測定で瞬発力と筋力は20歳代後半と判定された、しかし、体の柔軟性は30歳代の測定だった。
その場飛びで3m少しとジャンプで65cmと40歳では最高の記録であった。
これも日々の鍛錬だと自負している。
また、運動は筋肉や内臓以外にもとくに脳の刺激と活性化に役立つものである。
高齢者の人達が急に激しい運動をしても、心臓の負担や筋肉に負担を与え、思わぬ大怪我をすることがあるので注意が必要である。だから、自分のペースに合わせて、歩くことから始めると良い。最初散歩程度でも徐々に距離を伸ばし、歩く速度も少しずつ速くして行くと効果があります。
他に、手や指の運動は歩けない人でも可能である。指先の運動は脳の「体性感覚野」という、触覚を司っている脳部が刺激され、脳も活性化される。
手は「外に飛び出した脳」「第二の脳といわれ、手が動かなくなると脳は衰えが加速し、全身の運動性まで影響するのです。
但し、激しい運動や長時間の運動では筋肉痛や怪我などにも注意が必要である。
スポーツの種類によっては、首や背中を強打することで「脳髄液」が漏れ出すことがある。私のブログでも紹介しているが、「脳髄液減少症」、症状はめまいや吐き気、ふらつき、激しい頭痛、倦怠感など長期的な症状に悩まされる。
現在30万人を超える人達がこの脳髄液減少症の症状に悩まされている。30万人の患者さん達の約70%は交通事故などの鞭打ち症や頭部打撃などから来ている。
他に、20%程度がスポーツでの事故や怪我によるものである。
詳しくは「脳髄液減少症」をご覧下さい。
運動と食事の調整など人の身体健康維持には欠かせないものである。
適度な運動と腹八分の食事内容、ストレスを溜めず、脳を刺激させ、活性化させることで長寿の「秘訣」となるのです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「心のメッセージ」

2006-11-10 21:46:32 | 感覚
私は子供の頃、近所の遊び仲間からいじめや所謂、使い走りでした。また、いじめの反発でいじめた経験もしております。
二人の娘も、私に似て気弱なため「いじめに合い」学校に行くのが億劫だったようです。
いじめられるのもいじめるのも両方辛いものなのです。いじめた方が一方的に悪いように思われていますが、「心の抱えている問題」があるのです。
それを親や先生、大人が理解せず、心の叫び声を誰もが受けとめてくれない。聞いてくれないなどがあります。
いじめられた生徒は、相談するとまた倍にいじめられるのではないかと心配します。ですから、誰にも言えず、自分の心の中に閉じ込めてしまうのです。
私もそうでした。中学に入り、バレーボールと出会い、いじめから開放されました。私の場合は、夢中になれるものが見つかり、いじめた人達を見返してやりたかったのでスポーツと勉強に打ち込みました。
現在の小学校や中学校には学校内に心理カウンセラーが在住しているが、殆ど機能していない状態であり、予算の無駄遣いでもある。
学校の先生は、忙しいからと言っていじめを認めたがらない。親も仕事が忙しいから子供の話しもろくに聞かない。
いじめられた生徒もいじめた生徒もカウンセラー(専門的心理治療)が必要なのです。
心理カウンセラーの資格を持った人材不足も私は提唱している。学校の先生や親に相談できなければ専門のカウンセラーに相談することが良い解決策を生み出すと私は考えている。少年犯罪も犯罪心理学の見地からカウンセラーが日本には急務であり、必要である。
すぐに「精神鑑定」に持ち出す日本の警察、いじめも「金銭要求」や「暴力」は犯罪である。
いじめは30年前もあり、現在のように多様化していなかったが、いじめられた生徒を仲間や大将といわれるガキ大将が助けてくれた。
現在は、助けるどころか、皆で一緒になっていじめている。私は「人を思いやる、労わる」の感覚などが特に欠如していることからいじめが陰湿化しており、長期化もする。
また、いじめた生徒も「死ね」「うざい」「ばーか」など人の心を傷つけるような言葉を簡単に口に出す。この言葉に対する免疫も出来ていない。繊細な心を持った生徒は沢山居る。
特に私が提唱しているのは、私達が子供の頃と違って極端にコミュニケーション能力が低下している。友人との会話も携帯電話メールやパソコンでのチャットなど文字的感覚が殆どである。挨拶一つまともに出来ない子供達が急増している。
いじめた生徒にこそ「心の闇」があり、カウンセリングが重要と考えている。私は具体的に来年以降、北関東に構想している仮称医学薬科大学内に国際的な心理学部を開設し、本格的なカウンセリングの出来る人材を育成するべく取り組んで行く覚悟です。
いじめが原因で自殺を考える子供達は今後も増えるだろう。言葉で「命の大切さ」を何度言っても子供達には理解されない。
それより、自分は何のために生きるのか、生きて行かなければならないのかを教えた方が私は良いと考えている。
いじめを苦に自殺を考えている人達が居るとすれば、せっかくの「命」少し考えて生きるために頑張って欲しい。今日一日頑張ったのだから、明日も一日頑張ってみることである。
そして、一日一日を大切に「生きて行く事である。」
いじめを苦に自殺する子供達を見ていると赤の他人の私でも「涙が止まらない」このような人達も世の中には大勢居る。私でも君達の苦悩は少し理解できると思う。だから自殺したらおしまいだ。生きていれば「必ず楽しいこと、うれしい」ことに出会える。今の苦しみから逃げたのは理解できる。
確かに自殺したら「楽」かもしれない。だが、大勢の人達が悲しんでいる。涙ぐんでいる人達が居ることを忘れないで欲しい。
「人の命は一つしかない、リセットが効かないのです」だから、自分の脳(心の苦悩)に打ち勝ち、生きることを考えて欲しい。
そしたら、必ずそこには人一倍やさしい心を持った人間になれるはずである。
親もそうだが私も思う「生まれてきて有難う」「生きていれば必ず良いことがある」と心から叫びたい。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーヒーで糖尿病を予防できる可能性

2006-11-08 20:41:43 | 感覚
習慣的にコーヒーを飲む人は2型糖尿病を発症するリスクは低いとした研究
【10月25日】米国人のコーヒー好きは糖尿病リスクの低下に役立っているという証拠が、またもや得られた。
2型糖尿病を発症するリスクは、高リスク集団を含めても、カフェイン入りのコーヒーを飲むことによって60%も低下するという研究の結果が、最近発表された。
過去にコーヒーを飲んでいて飲まなくなったという場合でも、飲んだことがない場合よりは糖尿病を発症しにくい。
この新たな研究は、『Diabetes Care』11月号に掲載されている。
「今回の知見は非常に確かなものだった」と研究者のBesa Smith, MPHはWebMDに語っている。「次の段階では、この予防効果の担い手となるコーヒーの成分を明らかにする」。
習慣的なコーヒー摂取が糖尿病の予防に有利であるとした研究は、今回が初めてではない。
2004年に発表されたフィンランドの研究によれば、2型糖尿病リスクは、1日3-4杯のコーヒーを飲んでいる男女で30%低下し、1日10杯以上のコーヒーを飲んでいる女性で79%低下した。
また、参加者の合計が20万名以上になる15の研究結果の統合解析でも同様の予防効果が示唆された。つまり、コーヒーを飲む量が最も多いグループでは、糖尿病リスクが最も低かった。このレビューは、ハーバード大学公衆衛生学部の研究者らが実施したものである。
ユニークな研究
カルフォルニア大学サンディエゴ校のSmith博士らが実施した研究は、血糖値が標準範囲を上回る2型糖尿病の高リスク集団を含めたという点でユニークである。
標準範囲を上回る血糖値は、耐糖能異常として知られている状態であり、糖尿病の強力な予測因子であると考えられている。
計910名の成人を対象として、コーヒーを飲む習慣についての評価後に平均8年間の追跡調査を実施した。参加者の平均年齢は66歳であり、41%は男性であった。
研究者らは他の既知の糖尿病リスク因子について補正した後に、カフェイン入りのコーヒーを過去に飲んでいた場合と現在飲んでいる場合には飲んだことがない場合と比較して糖尿病リスクが約60%低下していると結論付けた。
参加者の約3分の1に相当する耐糖能異常例でも同様のリスク低下が認められた。
研究者らは、カフェイン抜きのコーヒーを飲んでいる者を除外対象としなかったが、そのような参加者が非常に少数であったので、結論を導出することができた。
理由の探索
コーヒーがどのようにして糖尿病リスクに影響を与えているかは不明である。しかし、Smith博士によれば、その利益はおそらくカフェインによるものではないという。
「この効果の担い手となるコーヒーの成分が他に存在するようだ」と同博士は述べている。
糖尿病に対する予防効果の担い手となる成分または化合物を単離する目的で研究を実施する必要があると、Smith博士は述べている。
糖尿病リスクの低下を目指す公衆衛生上の戦略として、コーヒーを飲むように勧めるのは時期尚早であると、同博士は付け加えている。
米国糖尿病学会のスポークスマンであるLarry Deeb, MDも同意見である。ただし、糖尿病患者にとってコーヒーを飲むことが悪いとする証拠はほとんどないと、同博士は述べている。
Deeb博士は、Tallahassee Memorial HealthCare病院の糖尿病センターを管理する立場にあり、米国糖尿病学会の医学・科学部長を務めている。
「糖尿病患者や糖尿病を発症するリスクのある者には、ただでさえ心配の種が多い」とDeeb博士はWebMDに語っている。「コーヒーがそうした懸念点ではなく、実際にはリスク低下に役立つ可能性があると分かれば喜ばしい」。
私は、酒も飲まなければ、タバコも吸わないがコーヒーは毎日3杯以上飲んでいる。
それも拘りがあり、インスタントや缶コーヒーは飲まない。
コーヒー豆の入れたてから飲んでいる。また、ボトルに入れて持ち歩いて、会社や野外でも飲んでいる。
緑茶はあまり飲まない、人には体質的に合う飲み物や合わない飲み物がある。
以前に緑茶が脳梗塞などに効果があると研究発表がありますが、結石の溜まりやすい人や体質の人にはあまり緑茶や青汁はお勧めできない。
食物繊維の多い飲み物は結石や胆石が溜まりやすくもなる。
コーヒーや緑茶にはカフェインも含まれており、飲み過ぎには注意が必要でもある。
また、カフェインには脳の覚醒や眠気防止、疲れ防止の効果もある。
私にとってコーヒーは「若返りの飲み物である。」現に、48歳、まもなく49歳のオヤジが30歳代半ばに見られている。また、ポリフェノールのお陰で肌つやもよく脂ぎっていない。だから若く見られて居ると思う。
だから私にとってコーヒーこそ健康の元であり、脳の活性化、若返りの飲み物であり、無くてはならない飲み物である。
また、私の体質に合う飲み物であると思う。
皆様も自分の体質にあった飲み物を選び、緑茶でも紅茶でもコーヒーでも結構です。
気分転換や健康の維持に繋がる飲み物を選択し、持続的に飲み続けることが大切である。コーヒー大好き人間の独り言より。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身近にも危険性のある「エコノミークラス症候群」

2006-11-06 21:00:12 | 感覚
車いす患者の発症事例
飛行機をはじめとする乗り物のせまい座席に、長時間同じ姿勢で座り続けていると発症の危険性があるといわれている『エコノミークラス症候群』。しかし、乗り物だけではなく、車いす患者にも発症の可能性の高いことが報告された。
研究報告を発表したのは大阪医科大学神経内科の木村文治診療科長。車いす患者とエコノミークラス症候群の関連についての研究・発表が行われたのは今回が初めて。
一昨年夏、呼吸困難を訴え車いす生活のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者が救急車で搬送された。ALSによる症状と違っていたことと、患者の日常 生活の様子から木村科長はエコノミークラス症候群を疑い、胸部CT(コンピュータ断層撮影)検査を行ったところ、左右の肺動脈に大量の血栓(血のかたまり)が発見された。 「この患者は毎日会社で8時間、車いすに座りスーツ姿で仕事をしていました。トイレは車いすを押してもらわないといけないため、水分を極力控えていたよう です。乾燥で脱水状態になり、せまい座席に長時間座ったままの飛行機と似たような状況だったわけです。それで車いす患者とエコノミークラス症候群の関連性 の研究を始めましたが、調査の結果、パーキンソン病患者2人の足の静脈から血栓が発見されました」(木村科長)
〈左〉は、おしりの部分にクッションがなく、ひざの位置がおしりより高いため、下腿部分の血液がとどまりがちになる。
〈右〉は、おしりから大腿にかけてクッションを敷くことにより、ひざの位置がおしりより低くなり、大腿から下腿部分にかけての血液がとどまりにくくなる。
車いすの大きさは少し余裕のあるサイズにし、背もたれの高さにも注意する。
身近にもある発症の危険性
『エコノミークラス症候群』の正式な医学病名は「急性肺動脈血栓塞栓症」。同じ姿勢で長時間座っていると、太腿やひざの裏側が圧迫されて足の静脈 に血栓ができる。それが立ち上がった瞬間に肺に流れ着いて血管をつまらせ、肺が機能しなくなり呼吸困難になって死を招くというもので、食事の欧米化などに よって増加傾向にある。 「職業的に発症の危険性が高いのは、トラックやタクシーの運転手など長時間同じ姿勢で座り続けている人ですね。また、前述の患者と同じように、乾燥したオ フィスで同じ姿勢のまま長時間にわたってパソコンの入力作業などをする人も危険性が高いでしょうね。これは職業ではありませんが、テレビゲームを延々と夢 中になってやっていた人が発症した症例も報告されています」(木村科長)
また、手術後の人や、糖尿病や高脂血症、肥満などの生活習慣病の人も血栓ができやすいので注意が必要とのこと。
予防対策のポイント
発症を防ぐための最大のポイントは、血流を圧迫する姿勢で長時間座らないこと血流をよくするために水分を十分補給すること。
「水分は水よりも、ナトリウムを含み体液に近いイオン飲料の方が好ましいでしょう。暑い季節には気づかないうちに脱水状態になっていることがありますので、水分補給にはとくに注意していただきたいですね」(木村科長)

表 急性肺動脈血栓塞栓症の予防対策
1、水分を十分に摂取する(とくに夏)
2、アルコール・コーヒー・タバコは控える
3、ゆったりした服装で、ベルトをきつく締めない
4、適度の運動(下肢の曲げ伸ばし運動など)を定期的に行う
5、車いすで長時間睡眠をとらない
6、弾性ストッキングで血液の滞留を防止する
7、大きめの車いす座ぶとん・クッションを敷く
8、血行が悪くなるので長時間足を組まない
医療新聞より引用、
以前、私が大手のタクシー会社で「エコノミー症候群」についての講演をしたことがある。タクシー会社の運転手は50歳代半ばで「心筋梗塞や脳梗塞」「心不全」で死亡するケースが多いという。データーがある。
運転手の業務内容を取材した人があるが、一日に10時間以上は車内に居ることが多い。時には食事も仮眠も車内でという人が多いのである。
夏場では、エアコンなどを強めにしているため、車内は乾燥し、のどが渇くのである。
運転手さんはあまり水分を摂取していないことが取材でわかった。それは、トイレが近かったり、乗客を乗せているとトイレに行けない事情や公衆トイレが少ないなどの現状があり、水分を取らないのです。つまり「我慢している」のである。
これが、長時間労働と睡眠不足など重なり「急性肺動脈血栓塞栓症」に疾患するドライバーは多いのです。
ですから、私はドライバーの人達に水分補給以外にも、長時間連続運転の防止、2時間に一度は車外に出で、手足の運動でも効果があるが、血行を促進することである。
また、コンビの弁当など、脂っこい食べ物やカロリーの高い食事は控えて欲しい。
以前、新潟地震のときに、避難所がいっぱいで車の車内で二三日寝泊まりしていた市民の中には、脱水状態とエコノミー症候群から何人か死亡したケースもある。
狭いスペースや限られたスペースでの長時間の作業や同じ姿勢での作業、睡眠などには特に注意が必要である。
エコノミー症候群とは、飛行機でのエコノミー席で頻繁に起こる症状から名づけられた。また、長時間上を見上げることで動脈内に血栓が出来て、酷いときには脳梗塞などを起こすことがある。これを「スタンダード症候群」とも呼ばれている。
いずれにしても、適度の休息、水分の補給、軽い運動などで防げるものです。
ですから、無理な姿勢や長時間での同じような姿勢にはとくに注意が必要である。
身近なだけに危険性も高いものである。皆様も十分にご注意下さい。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老化した脳の活性維持に野菜が有用な可能性

2006-11-02 21:28:06 | 感覚
葉酸を多く含む食事により脳機能の低下が緩和される可能性
【9月28日】高齢者の野菜を食べようという意欲が以前よりも少し高くなる新しい研究結果が発表された。
研究者らによると、葉酸を豊富に含む葉菜および柑橘類を最も多く食べていた高齢男性は、これらの摂取量が少なかった高齢男性に比べ、3年間の試験期間にわたり、加齢に伴う脳機能および記憶力の衰えが有意に少なかった。
葉酸はビタミンB群の一種であり、ブロッコリーやホウレンソウなどの野菜ならびに柑橘類に天然成分として含まれる。米国栄養学会(ADA)によれば、葉酸はヒヨコマメ、インゲンマメ、イチゴ、グリーンピース、ロメインレタスにも多く含まれる。
葉酸により脳の老化プロセスが遅くなる可能性
本研究において研究者らは、老化に関する研究に参加するボストン在住の高齢男性300例以上を対象に、血中および食事中の葉酸レベルを測定した。
研究開始時および3年後の時点において、記憶力および脳機能に関する一連の検査を実施した、と研究者であるタフツ大学のKatherine Tucker, PhDはニュースリリースで述べている。
この結果から、葉酸を豊富に含む野菜および果物を摂取した男性では、加齢に伴う記憶力および思考力の低下の一部が抑制されていると考えられた。
例えば、葉酸を多く摂取していた男性では、食事による葉酸摂取量が少ない男性に比べて、本研究期間を通じ、言語能力の低下が少なかった。
また、食事中および血中の葉酸レベルが高いと、さまざまな形および図柄を模写する能力(空間的模写として知られる能力)の低下が防止されているようであった。
この研究結果は『American Journal of Clinical Nutrition』9月号に掲載されている。
葉酸が有用性を発揮する機序
同じ高齢男性集団を対象とした早期の研究では、心疾患と関連付けられている血中ホモシステイン濃度の高値が精神的能力スコアの低値と関連することが明らかになった、と研究者らは述べている。
葉酸の補充(葉酸栄養補助食品として摂取)が、血中ホモシステイン濃度の低下に役立つことが知られていることから、これによって葉酸の脳保護効果が説明可能であるかもしれない、と研究者らは考えている。
しかし、この研究では、言語能力および精神的能力に対する葉酸の有用な効果は、ホモシステイン濃度に対する影響とは独立したものであったことが示されている。
医療ニュースより引用、
野菜は通常、サラダドレッシング、マヨネーズ、マーガリン、バターといった脂質を添加して摂取するが、これらはビタミンEや、カロテノイド、フラボノイド等の他の脂溶性抗酸化栄養素の吸収を高める。
抗酸化作用は活性化酸素によって傷ついた細胞の修復作用や血液をサラサラにする効果がある。
活性酸素は人が呼吸して空気を吸っている以上酸素のカスが生じる。この酸素のカスが人の細胞60兆個を傷つけ死滅させる、これが人の老いである。
脳細胞の死滅や筋肉の衰えにも関わっている。この細胞死を「アポトーシス」という、細胞の自殺と称されているが、発生する。この細胞の自殺を緩やかにしてくれる作用が野菜や赤ワインなどに含まれるフラボノイドであり、抗酸化栄養素である。
以前私がハムスターの寿命について自宅で同時期に2匹の兄弟ハムスターを飼い、片方には市販されたハムスター用の餌だけ与え、もう一匹は野菜を中心に餌を与えた。同じ時期に生まれたハムスターでそれも兄弟だから、寿命に関しては近いはずである。
生活環境は同じように水や藁などを敷き詰め、環境は同じにしてある。
結果、市販の餌を与えたハムスターは2年と何ヶ月かで死亡してしまったが、野菜を与えたハムスターは3年2ヶ月ほど長生きした。
同じような運動量でも野菜中心の食事をしたハムスターが長生きした結果になったのである。この実験が即人間に応用できるとは考えていないが、健康上野菜や魚などはどうも長生きと深い関係にありそうである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チョコレートが喫煙者の血管を守る可能性

2006-11-01 20:36:07 | 感覚
チョコレートを大量に摂取すればいいというものではないと研究者らは警告
【9月29日】チョコレートが、少なくとも一時的に、喫煙者の血管損傷の修復に役立つかもしれないという新しい研究が発表された。
この有益な作用は、チョコレート(その他果物、野菜)に含まれるフラボノールという抗酸化物質によるものである可能性がある、と『Journal of the American College of Cardiology』に研究者らは記述している。
しかし、喫煙者は心臓の健康をチョコレートにあまり期待してはいけない。米国心臓病学会(ACC)のニュースリリースでは、最善策は禁煙であるとしている。
チョコレートに関する試験
この試験は、ハインリヒ=ハイネ大学 (ドイツ、デュッセルドルフ)のChristian Heiss, MD, PhDらにより実施された。
被験者は11例のみで、平均年齢は約31歳であった。全例が喫煙者であり、心疾患の危険因子は喫煙しかなかった。
喫煙により、心疾患を含め多くの健康上の問題の危険性が上昇する。心疾患は男女どちらにおいても死亡原因のトップである。
なぜ非喫煙者は対象とされなかったか? 喫煙者は血流に対する血管の反応に異常が認められることが多い。研究者らはこの異常に注目した。
この異常は、内皮機能不全と呼ばれる。これは血流の変化に対する血管の拡張または収縮に問題があることを意味する。内皮機能不全は動脈が硬くなるアテローム性動脈硬化症の原因となる可能性があり、長期的には心臓発作や脳卒中に至る可能性がある。
喫煙者だけが内皮機能不全がみられるわけではない
飲料に関するデータ
被験者には一晩絶食し、実験前12時間にわたり喫煙しないよう指示した。各被験者はフラボノール含量の高いココア飲料とフラボノール含量の低いココア飲料を飲んだ。2種類の飲料の外観および味は同一であった。
フラボノール含量の高いココア飲料摂取後に血管機能の顕著な改善が認められたと研究者らは報告している。これは一酸化窒素(NO)の血中濃度上昇が原因であるかもしれないと研究者らは記述した。
被験者に一酸化窒素を阻害する薬剤を投与したところ、さらなる改善は認められなかった。
内皮機能不全に対するチョコレートの長期的作用はわかっていない。
この試験は、製菓企業であるMars社から研究資金(制限なし)が提供された。ココア飲料も同社から提供された。
フラボノール源
フラボノールはチョコレートの他に「果物や野菜に豊富に含まれている」と研究者ら。フラボノイドは赤ワイン、茶、スイートチェリー、リンゴ、アンズ、紫色のブドウ、ブラックベリー、ラズベリー、空豆といった製品に含まれる。
本試験に使用されたココア飲料は、一般的な市販品のココア飲料よりもフラボノール含量が高くなるように特別に加工されたため、米国心臓病学会のニュースリリースでは「暖かいココアを飲むのを増やしても同様の効果が得られるとは考えにくい」としている。
心臓の健康のためにチョコレートを摂る際は、過食を避けて食べるべきである。食べ過ぎるとカロリー所要量を超過してしまい、さらに心臓に負担をかける可能性がある。
医療ニュースより引用、
最近、砂糖抜きのチョコレートが流行っている。カカオ率86%や90%などのチョコレートが販売されている。私もチョコレートはコーヒーを飲む時に一緒に食べている。
チョコレートのフラボノールはフラボノイドという抗酸化物質の1種が入っている。
また、赤ワインなどにも多く含まれ、血液をサラサラにしてくれる作用がある。だからと言って量を沢山摂取しても良いわけではない。
チョコレートには「ギャバ」という、脳の興奮や疲れを癒す効果がある。最近このギャバが注目され、ギャバを多く含まれるチョコも発売されている。
ギャバは脳内で分泌される物質であり、ストレスや脳の疲れを癒す効果がある。
チョコレートを食べて、ため息をつくような感覚「ほっと」したような感覚になることはないだろうか、これがギャバの働きである。
よく、チョコレートの食べ過ぎは鼻血を出すなどと言われているが、フラボノイドの大量の摂取は、自律神経に働き、血圧上昇などの影響が出ることがある。
鼻内の血管が弱い人は、鼻血を出すことがある。
抗酸化物質は血液をサラサラにしてくれる効果以外にも、活性酸素で傷ついた細胞の修復などにも効果があることが研究で解明されている。
私達、人は酸素を吸い込む以上は酸素のカスがでる。そのカスこそ「活性酸素」である。この活性酸素が人の細胞60兆個を傷つけ死滅させるのである。
つまり、これが「老いで」ある。
チョコレートや赤ワインに多く含まれる抗酸化物質は野菜などにも含まれている。この抗酸化物質は人間の細胞の修復以外にも、最近脳細胞の修復にも効果があることが解明されている。
これらから、野菜と魚などの和食中心の食事に毎日1杯の赤ワイン、食後の緑茶、おやつなどにはチョコレートやココアなどを飲むことも循環器系に良い効果がある「原料」である。何より、脳に大切な原料とも言える素材である。
皆様もおやつにはチョコレートを適量で食べましょう。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする