センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

苦味ダメ!?若者に異変!

2010-06-30 00:00:17 | 感覚、五感
苦味ダメ!?若者に異変、第971回 2009年2月8日
大人にはおいしく感じる苦い食べ物。しかし最近の若者は苦味を嫌う傾向にあるといいます。そこで今回は、人間と苦い食べ物との不思議な関係を科学します!
おばあちゃんの原宿、東京・巣鴨で年配の方30人に濃い目の抹茶を飲んでもらったところ、全員が「おいしい!」と飲み干してくれました。次に、池袋で若者に同じ抹茶を飲んでもらったところ、大不評で9割以上が飲みきれませんでした。しかも、最近の若者はお茶だけではなく、ゴーヤー、ピーマン、ビールといった、苦い食べ物を嫌い、若者向けに苦味を押さえた商品も発売されているほど。この事実は生き物として大丈夫なのか?ということで、動物にも苦い食べ物を食べさせてみました。まずは肉食獣代表のホワイトタイガーに苦い抹茶の粉をまぶした馬肉を与えてみると、すぐに吐き出してしまいました。次は草食動物の代表ゾウに、抹茶をまぶしたバナナを与えてみます。すると…食べるどころか鼻で遠くに放り投げてしまいました。その他チンパンジーやクマにも与えましたが食べませんでした。専門家によると、実は苦味のある物質は本来人間に必要な栄養素ではないというのです。生きるために必要な炭水化物・たんぱく質・脂肪の三大栄養素は、味覚でいうと甘味であって、苦味のある物質は、極力摂らなくても問題ないものばかりなのです。つまり苦味を好まない若者たち、それは生物として正しい反応だったのです。
しかし、なぜ人間は苦いものを求めるのでしょうか?そこで日本一苦いというコップ一杯のせんぶり茶を3人の若者達に飲み干してもらうと、全員その苦さに悶絶!しかし、同じ3人に1時間単純な割り算の問題を解き続けてもらい、ストレスを与えた後に、再び飲んでもらうと、1回目に飲んだおよそ半分の時間であっさり飲みきり、中にはおかわりする人も!一体なぜこんな違いが?そこで、彼らの唾液を分析するとストレスを与えた後の唾液には特殊なたんぱく質が増えていることがわかりました。実は、この特殊なたんぱく質は、舌の苦味を感知する細胞の入口にフタをするため、一時的に苦味を感じなくなると考えられているのです。例えば、覚醒作用を持つカフェインなど、薬と毒は紙一重。だから人間はストレス時に苦味を感じにくくすることで、苦い食べ物の薬理作用を得ようとしているという説があるのです。
所さんのポイント
人はストレスを与えられると、唾液中に特殊なたんぱく質が出て、この働きで一時的に苦味を感じなくなるのだ!
1杯目のビールって、おいしいですよね。なぜ夏に苦いビールは格別なのか?そこで実験です。夏を再現するために4人の若者に5分間サウナに入ってもらった後、喉が渇いた状態で、甘い水、しょっぱい水、酸っぱい水、苦い水をそれぞれ喉の渇きが癒されたところまで飲んでもらいました。飲んだ量の平均すると飲まれた量が最も少なかったのは苦い水でした。さらに飲む水を変え、3回実験を行っても結果は同じでした。なぜ苦い水は渇きを癒すのでしょうか?実は、人間は水分を摂ると、喉にある水を感じる神経が刺激され、脳に信号が送られることで渇きが癒されます。ビールの苦味は、この神経により強い刺激を与えると考えられているのです。1杯目のビールは苦味で喉の渇きを早く癒してくれるから美味しかったのですね。
ところで、苦い食べ物は大人になると食べられるようになるのはなぜなんでしょうか?そこで、普通の甘い綿菓子と、目がテンオリジナル、日本一苦いせんぶり茶を入れた特製綿菓子を使って実験です!矢野さんはまず巣鴨で綿菓子屋を開店。年配の方に食べ比べてもらいました。すると、なんとせんぶり茶入り綿菓子は大好評!「味が濃くてコクがある」と、甘い綿菓子より美味しいというのです。一体なぜ苦味を入れた方が好まれたのでしょうか?実はチョコレートや抹茶アイスに苦味を加えた食品がありますが、これらは少量の苦味によって甘味が引き立ちコクが出るように作られているのです。つまり、苦味は食生活に欠かせない隠し味だったのです!次に矢野さんは幼稚園へ向かい、所さんも大絶賛したせんぶり茶入りの綿菓子を食べてもらいました。すると、苦い、まずいの大合唱!どちらがおいしいか選んでもらうと全員が甘い綿菓子を選びました。一体なぜなのでしょうか?そこで9歳の子供と54歳の大人、それぞれが甘い綿菓子、苦い綿菓子を食べた時の脳の状態を見てみることに。まず子供に甘い綿菓子を食べてもらったところ、目立った動きはほとんどありません。ところが、苦い綿菓子を食べると脳の全体が目まぐるしく動きました。大人の脳反応の比較子供は苦味の刺激を危険な毒と感じ、マズイと反応したのです。次に大人ですが、甘い方を食べてもらうとすこしだけ反応し、苦い綿菓子ではなんと、おいしいと感じているはずなのに、激しい動きが見られました。つまり、苦い味が美味しいと感じる年配の方でも、子供と同様に苦味を危険な毒と感じていたのです。しかし、大人の場合は、苦味に驚いているものの、それまでの経験で安全だとわかっているため受け入れていると考えられます。つまり、苦味は人間だけが経験によって楽しめるようになった究極の味なのです。
日本テレビ、所さんの目がテン、ホームページより引用。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

住まいの臭い!

2010-06-29 00:00:15 | 感覚、五感
住まいのニオイ対策
といわれています。この雑菌や微生物
は、湿気があると繁殖しやすくなるので、梅雨時には注意したいですね。そこ
で今回は、この時期、特に心がけたい住まいのニオイ対策をご紹介します。
●衣類
スーツやジャケット、帽子などは、汗やニオイがついてもすぐにクリーニング
に出せないこともあるのではないでしょうか。その場合はそのまましまわずに、
風通しのいいところにかけて、湿気やニオイを取ってからしまいましょう。雨
でぬれた場合は、特によく乾かしてからしまうことを心がけたいですね。クローゼットや押し入れは、定期的に扉を開けて換気し、湿気やニオイを逃がしましょう。
●洗濯物
梅雨の時期は、室内に洗濯物を干す方も多いのではないでしょうか。室内で干
した洗濯物がにおう原因は、主に湿った状態が続くことによって雑菌が繁殖す
るからです。室内干しによるニオイを軽減するには、いかに早く洗濯物を乾か
すかがポイントになります。洗濯後は、なるべく時間をおかずに干しましょう。
窓や壁際に干すと空気がうまく循環しないので、広い場所に干すようにしてく
ださい。そして、洗濯物を干す間隔をできるだけとり、衣類と衣類の間に空気
が通るようにします。扇風機を使ってもいいですね。
●寝具類
枕カバーやシーツなどは、寝ている間にかいた汗などで湿気がこもりがちです。
さらに、微生物が寝具についた皮脂を栄養にして増殖し、悪臭成分を出すこと
もあります。枕カバーなどは、汗をかいた場合にはその都度、そうではない場
合でも1週間に1度は洗濯をして、清潔なものを使うようにしましょう。
●靴
靴をぬれたまましまうと、雑菌が繁殖してニオイの元になるので、乾かしてか
らげた箱に入れるようにしましょう。ドライヤーの冷風をかけてもいいですね。
また、同じ靴を連続して履くと、汗などの湿気が十分発散されず、ニオイの元
を作ることになります。靴は1日履いたら少なくとも1日休ませるのが理想的です。素足で靴を履くことも、角質の汚れや汗が靴の内部についてニオイの原因になるので避けたいですね。夏になると素足で履く機会も多くなりますが、靴下を履いたほうがニオイ防止にはいいでしょう。サンダルなど素足で履くものは、履いたあとにインソール(中敷き)部分をよくふき、十分乾燥させてからしまうようにしましょう。靴用の除菌・消臭スプレーなど活用してもいいかもしれません。
●生ゴミ
キッチンで、主にニオイの原因になるのは生ゴミです。野菜くずや残飯などが
微生物によって分解されるときに出るガスがニオイの元になります。微生物は
水分によって繁殖するので、生ゴミの水気をしっかりきってから、水を吸い取
る新聞紙などに包んで捨てるといいでしょう。すでにニオイが発生していると
きは、重曹を振りかけたり、茶殻と混ぜて一緒に捨てたりすると、ニオイを抑
えることができます。リサイクル用のビン、缶、ペットボトルなども、水気を
きって保管するようにしてください。
●浴室
浴室に湿気がこもると、雑菌が繁殖してニオイが強くなります。入浴後は、冷
水をかけて浴室全体の温度を低くし、水気をしっかりふき取っておくといいで
すね。こまめに掃除をしているのに浴室がにおうときは、排水管を確認してみ
ましょう。排水管は、髪の毛や皮脂、せっけんなどのカスの通り道になるので、
汚れが蓄積してニオイを出している可能性があります。排水管(パイプ)専用
の洗剤を使って掃除するといいですよ。
●ペット
犬など室内で飼うペットもニオイの原因になります。これから暑くなるにつれ
て、ペットも汗をたくさんかき、その汗や皮脂からニオイが出ることがありま
す。シャンプーやブラッシングを定期的に行って清潔にしてあげましょう。
梅雨時は、家の中のさまざまなものからニオイが発生しやすくなります。いつ
もよりニオイ対策に気を配って、快適に過ごしたいですね。
東京電力「テポーレトクトク便り」より引用。
今回、「住まいの臭い」に関わることを紹介したが、最近は掃除などをする前に、臭い匂いを良い臭いで誤魔化す傾向が強い、芳香剤や脱臭剤など様々な製品が売られているからである。ニオイの原因はその多くが雑菌や微生物などが原因でもあるのです。これらを駆除せず、臭いを誤魔化して隠すことは所詮無理であることを私から指摘致します。
例えば、貴方の洋服や背広から加齢臭がするとか、たばこ臭いなどと家族や仲間から指摘されたことはありませんか、自分の臭いや自分が長年住んでいる住まいの臭いは「麻痺して分かりません」。ですから、臭いに気を遣い、臭い匂いを良い臭いで誤魔化すのでなく、原因の元から見直すことが大切なのです。毎日来ている背広を現在はスプレーで洗うと表現してテレビCMなどで紹介されているが、やはり、クリーニングに出したり、清潔に保つことの方が重要なのです。つまり、手抜きして、臭い匂いを良い臭いで誤魔化すことが人の嗅覚を鈍化にさせ、若くして衰え始めるのです。同様に味覚と関わりある嗅覚が衰えると、食事の味までも理解出来なくなる可能性もあるということです。でから、単なる臭い匂いと軽視することなく、臭いに敏感になり、嗅覚を鍛錬し、色々な臭い、臭い匂いも受け入れ、感じ取り、常に良い臭いだけに依存せず様々な臭いに反応し、感じることである。これらが私が指摘する「五感から健康になる」ということなのです。
今後とも、私共研究所は、私たちの暮らしの中から人の五感の重要性を提唱し続けて参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルーな時間?(ブルーモーメント)!

2010-06-28 00:00:44 | 感覚、五感
皆さんは、空が赤く染まる夕日後に、1日10分程度しか現れない空色をご存知だろうか?「ブルーモーメント」と名付けられ、今頃の時期6月末~7月頃の19時を少し回った頃に訪れます。
梅雨の晴れ間や薄曇りに運が良ければ見られる現象です。多くの人たちは気づかず見逃している人は多いと思うが、この時間を私は極上の時間と呼び、1年の中でも、この時期、それも天候次第だから見た、経験したという人は少ないかも知れない。
他の季節にも見られる現象だが、この時期、これからが一番ブルーも濃く、鮮やかである。
ではなぜ、このようにブルーモーメントが現れるかというと、太陽光が夕日と共に赤く染まり、そして沈む。丁度七色の虹が現れるように、赤から青へと変化する時間で、ブルーモーメント(bluemoment)は夜明け前と夕焼けの後の僅かな隙に訪れる。辺り一面が青い光に照らされてみえる現象、天気がよい、雲が殆どない、または全くない空気の澄んだ日だけに現れる。
1日中でも劇的に太陽の光が変化する時間、その美しさに私の眼は釘付けとなる。ブルーモーメントの美しさの正体は、地球の大気と太陽のスペクトルのバランスによって起こります。
そして、私たちの視覚で昼と夜の狭間の僅かな時間、人の眼は昼間、瞳孔を狭くし、夜には瞳孔を広げます。そして光を感じるのですが、ブルーモーメントの間は、夜の眼に切り替わる僅かな時間なので太陽が大気に照らされ反射した青い光だけが地上に届く現象を私たちの眼(視覚野)で捉え、そして綺麗なブルーに染まった空を見て感動するのです。
この僅か10分足らずの時間をブルーモーメントを見るだけに、高層ビルの展望台やレストランを予約しておき、恋人同士で食事をしながら楽しみ、彼女にこの青い空の色の現象を「ブルーモーメント」というんだよと説明すると、きっと彼女は貴方のことを見直すかも知れない?
特に現代人は時間的にも、精神的にも余裕がない人が多い。これらブルーモーメントの現象などにも意識せず、見逃している人は実に多いのである。何と勿体ないことだろう!
私は以前に山登りをしていて、このブルーモーメントに遭遇した、空気が澄んで居るだけでなく、山に沈む夕日とのブルーの空色が地球というキャンパスに鮮やかな色彩の絵を描いたかのように綺麗で美しかった。本当に感動した。
まだ、見たことがない、体験したことがないという人は、意識して、天気が良ければ、19:00少し前に自宅からでも、会社の窓からでも良いので、手を休め空を見上げて欲しい、きっと視覚に癒され、五感で感動を味わえるはずです。
では、ブルーモーメントは確かに一年中見られるかというと、今の時期から7月ぐらいまでが、最も綺麗に見られる時期なのです。
もし、運良くこのブルーモーメントの時に彼女にプロポーズしたらきっと成功する確率は高いと思われるほど、神秘的で感動すると思う。
他にも、自然界には彩りの鮮やかな現象や生物界でも様々な色彩豊かな生き物たちなど多い。私は野鳥の観察、生物の観察によく出かける。
その度に私の五感は鍛錬され、益々敏感になり鋭くなるのです。
私が若き頃、インドネシアのボルネオ島で猿の調査に同行し、色鮮やかな昆虫に驚きと感動すら感じた。そして虜になったのである。日本でも羽の色の綺麗な野鳥は多くいる。カワセミに代表されるようにエメラルドブルー(カワセミブルー)と言われ、実物を見ると本当に太陽光に輝いている。
他に、オオルリもダークブルーで綺麗である。キビタキなども黄色で体が綺麗なだけでなく、鳴き声も綺麗である。本当に心が癒される生き物たちが野鳥なのである。だから私は野鳥観察が好きなのである。
皆様も、機会がありましたら、これら色鮮やかな現象や生き物を探しに出かけ、そして体験し、実感してみて下さい。人によっては人生観も変わることがあるほど感動します。また、これら自然現象などに幾ら忙しくても、多忙であっても意識し、余裕を持ち接する。体験することで身体と精神的にも余裕が出来、様々なトラブル回避、ストレスの低減などの能力の向上に繋がるのである。
今後とも、私は感動する自然現象や生き物たちをご紹介して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロフェッショナルの条件!

2010-06-26 00:00:48 | 感覚、五感
哲学者の巨人、P・Fドラッカーによれば、仕事の出来る、出来ないは、幾つかの習慣的な姿勢と基本的な方法を身につけているかどうかの問題である。
それらの姿勢と方法とは、時間を管理する。貢献に焦点を合わせる。
的確に意志決定することである。加えて、的を得ているどうかの問題でもある。その当を得るために知らなければ成らないことが、自らの強みであり、得意とする仕事の仕方であり、自らの価値観である。
仕事は、自分の得意とする仕方でしなければならない。そして、仕事の仕方について最初に知っておくべきことが、自分の得意とする学び方である。
プロフェッショナルの条件より、週刊ダイヤモンド6/5号より抜粋引用。
私は、とくに仕事の習慣的な姿勢と自分の得意とする(個性)を重視し、大切にしている。私の場合は「人の五感研究」という、課題研究から五感ビジネスへの応用など新たな分野、新ビジネスにも取り組んでいる。
我が社は小規模な企業だが、ノウハウと創造性などを駆使し、仕事に取り組んでいる。取引先、取り組み先、提携、連携の大学などの関連もある。
これらは新事業として、未来に向けたビジネス展開となる。だから現状では細々と五感研究を推進して行かなければ成らず、国からの援助や研究資金も大企業などからも受けていない。
今後は、海外の大学、研究施設などから支援援助も受けられる予定であり、私共研究所は小規模でありながら、常に世界に目を向け、世界を相手に戦っているつもりである。これが私の「プロフェッショナルの流儀、条件」だと考えている。
具体的には2011年頃からロシア、カナダ、アメリカ、オーストラリア、中国、韓国など本格的な人の五感研究論文を発表し、世界で評価を受ける予定である。また、社会貢献、世のため、人のためにをモットーに人の命に関わる問題の解決の一つの方法として、「五感センサ」の開発、研究もして参ります。
ナノテクノロジー、嗅覚センサの開発によって、爆発物、麻薬の探知、地雷など探知に役立ち、大勢の命を守ることに繋がると確信している。
また、人のガンや病気の臭い識別により、初期発見、初期治療によって安価でガン検診が誰でも簡単に受けられ、近い将来にはガンで死亡する人を半減し、撲滅出来ればと願っている。
臭い物質は、眼(視覚)では見えないため、新型インフルエンザ、口蹄疫などのウイルスの発見にも役立つ物です。
現在ナノテクノロジー研究は、日本が世界トップレベルであり、犬の嗅覚並み、それ以上の精度で嗅覚センサシステムが開発出来れば、これら検知も夢物語ではなくなるのです。携帯電話で会話しながら、歯周病やガン、病気の臭い識別が簡単に発見できれば、大勢の人たちの健康まで見守って行けるのです。
これらもすべて、五感研究のプロフェッショナルの条件の一つなのです。
日本では、馴染みのない人の五感研究、感覚生理学という学問を後生伝えるためにも、私は後継者に私共の五感研究を受け継いで欲しいと願っている。
明海大学外崎馨一博士も感覚生理学者の日本での第一人者だが、来年には大学を定年退職しなければならず、大学で後継者として研究を受け継ぐ者は居ないのである。本当にもったいない話である。私はこれらが「日本の知的財産の損失」だと呼んでいるように、各大学、研究施設でも起きている現状である。
新たな研究課題に取り組むのは良いが、半ば途中で挫折してしまう研究も多くある。現に五感センサの開発、研究もそうであるように大手医療器機メーカーが開発途中で研究の取りやめ、折角のノウハウ、高い技術が「宝の持ち腐れ」状態になってしまうである。
これらも実績や特許を取得としても営利に繋がらない、応用できないとその企業の利益に繋がらないからすぐに取りやめてしまうのである。
私共は、これら研究ビジネスに「コーデュネート」が必要と考えている。A社では、ノウハウと高い技術を持ちながら応用が出来ない、特許を持ちながら宝の持ち腐れになっているなど、必要としてB社に紹介するなど日本には、コーデューネート的な役割を担う企業も少ない。これらもビジネスチャンスなのかも知れない。
私共は、テレビ番組の監修、企業での開発、研究の監修、コーデューネート、コラボレーションなどの業務を来年以降、本格的に推進して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音楽心理学!

2010-06-25 00:00:44 | 感覚、五感
音楽と心の関わりの歴史は古く、紀元前350年頃「アリストテレス」は著書(誠治)の中で音楽が社会性に与える影響について述べている。
このように音楽心理という考え方は歴史も古く、音楽心理学が得た法則と臨床に生かしたのが「音楽療法」である。また、芸術療法とも呼ばれ、心理療法の一つで音楽を聴いたり、楽器を演奏したりすることで、感覚や心が本来持っている力と音楽によって取り戻すものです。音楽は心のリラックス度を高め、音楽を楽しむ、これらを「カタルシス効果」といいます。
※カタルシス効果は、浄化を意味する言葉です。もともとは古代ギリシャの哲学者である。アリストテレスが提唱した概念で、ギリシャ悲劇を鑑賞することにより、観客の心が浄化それ、精神的安定を得ることができる効果があるというものでした。
※音響心理学、音が人間の聴覚を通じて与える心理的影響について研究するもので、音楽心理学の分野です。別名、聴覚心理学と呼ばれることもあります。例えば、オーディォ器機の周波数などのデータを取り、聴覚がそれをどのように感じるのかを計測したり、騒音が人間にどのくらいの心理的負荷を与えるか、脳波検査などがそうです。
心理学の本、渋谷昌三著より抜粋引用。
音楽療法には、大きく分けて二つあります。受動的療法=音楽鑑賞と能動的療法=唱歌、コーラス、楽器演奏、作曲などである。
音楽効果は、次のようにリラクゼーション、ストレス改善、疲労回復、心の回復などが期待される。また、病院や高齢者施設では、検査の不安解消、痛みの低減など心理面、身体面に良い影響を与えるのです。
高齢者施設では、アルツハイマー病の改善に、楽器演奏や唱歌が幼い頃の記憶を思い出し、引き出されて、思わぬ能力の発揮「潜在的能力」を音楽の持つ神秘的な力によって引き出し改善したという報告が海外から届いている。
私共研究所には、音楽療法士が何人か、協力依頼できるスタッフが居られます。カラーセラピストなども協力体制が出来ておりますので、これら「五感療法」を私共は推進し、補完療法に病院や高齢者施設などに応用、取り組むことで入院患者の不安解消、高齢者の交流なども可能であり、娯楽だけでなく、五感も脳も刺激され、アルツハイマー予防などの効果も期待されております。
薬のように副作用もなく、気軽に誰でも参加出来、心理的な療法として注目されております。
小児科や歯科などの治療時などにもこれら音楽心理学は応用出来、痛みの低減に繋がります。また、保育園などの応用は、幼い頃から楽器や音楽に育しむことで、聴覚の発達と共に、音に対する正しい、認知、判断が可能になります。
現在のように自然界の音や情緒のある音が雑音や騒音と感じる人たちが多く成っております。これらから、音楽心理学の応用は重要と考えており、小学校の音楽の時間でも、これら音楽療法を取り入れて欲しいと思います。
私共五感教育研究所は、以前から「五感療法」(五感オンデマンド)と名付け、推進しております。
今後とも、人の五感を刺激し、五感に訴える。研究に全力で取り組んで参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人の相性は何処で?

2010-06-24 00:00:13 | 感覚、五感
人の相性は、その人の好き嫌いなどの感情にも関わっている。よく、私はあの人とは相性が悪いと口にすることがある。
人の相性を科学すると、まず脳科学では、人の脳の感情を司る「扁桃体」で感じる。扁桃体では本能的感覚で相性を感じ取ります。行動や言動などを見て決定するのは、大脳皮質で感じるわけです。
但し、脳だけでなく、本能で感じるのは遺伝子が関わっているのです。以前に紹介している「赤い糸遺伝子」恋愛遺伝子とも言われている。HLA遺伝子、HLA(ヒト白血球型:Human Leukocyte Antigen)ヒトの血液中の赤血球だけではなく、白血球にも血液型があることを発見した。
特に異性間では、このHLA遺伝子は、恋愛や相性に深い関わり合いがある。このHLA遺伝子を本能的に女性は感じることが出来るのです。この感覚こそ、人の五感に関係している。その感覚とは、女性の鋭い「嗅覚」、男性の体臭(フェロモン)によって相性などを感じ取るのです。
以前に、男女10名に男性だけにTシャツを着て運動して貰い、その汗臭さを女性に嗅がせて、心地良い人、汗臭く、生理的に合わない人を選んで貰ったのである。これらの実験から分かることは、このHLA遺伝子の配列の離れた人、遠い人ほど相性が良いことになるのです。これらは、生まれた子どもの免疫力が高くなり、病気などに強くなるからです。
人の嗅覚は五感の中でも、本能的な感覚で、臭いは脳に直接伝わります。特に大脳辺頭系にダイレクトに伝わるので、本能的に相性として感じるのです。
これらが、遺伝的要因です。
人の相性には、この遺伝的要因に心理的要因があります。
心理的要因では、心理学の権威「アドラー心理学」が応用されます。
アドラー心理学とは、オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラー (A.Adler)が創始し、その後継者たちが発展させた心理学の理論、思想と治療技法の体系です。個人心理学(Individual Psychology)というのが正式名称ですが、個人心理学というと、個人を細かく分析したり個人のみに焦点を合わせるように誤解されやすいので、日本では、この名称はあまり使われません。
理論的な特徴としては、
1. 人間を分割できない全体として把握し、理性と感情・意識と無意識などの対立を認めないこと(全体論)、
2. 行動の原因でなく目的を理解しようとすること(目的論)、
3. 客観事実よりも、客観事実に対する個人の主観的認知のシステムを重視すること(認知論)、
1. 精神内界よりも個人とその相手役との対人関係を理解しようとすること(対人関係論)などがそうです。
私の研究の感覚生理学的に「人の相性」を説明すると、視覚的要因として、見た目での判断、本能的感覚につながるのだが、男性の場合は、これら見た目の感覚(視覚的要因)が大きいです。
先ほど説明したように女性の場合は、男性の体臭、フェロモンによってHLA遺伝が感じ取り、相性の善し悪しを判断することが多いのです。
但し、私が指摘するようにこのような本能的感覚が現代人は低下してきている。つまり、あまり感じなくなってきている。つまり、見た目などで判断することが多く成ってきたいとうことである。
現に、恋愛感情でも、胸がときめいたり、この人とは何かあると感じない人たちが多く成ってきたのである。私も家内と最初に出会ったときに、この人とは結ばれるのではないかと、本能的に悟ったのである。つまり、人の相性を語る上で「悟る」という感覚が重要なのですが、現代人はこれら本能的感覚が鈍化しているので、これら人との相性も感覚ではなく、別な時限で感じ取っていると思われるのです。
ですから、私はこれらの能力を理解する上で必要な感覚能力は、洞察力、集中力、そしてコミュニケーション能力も必要なのである。
現在の若い人たちは、これら総合的な感覚、能力が欠如し、低下しているのです。ですから、人との相性も鈍くなってきているのではないでしょうか?
だから、すぐに喧嘩になったり、人嫌いになるのではないでしょうか、今後とも私は、人との関わり、感覚の不思議、脳の不思議について解説して参ります。
6/13日、(日)フジテレビ「エチカの鏡」21:00~放送、番組より。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶏料理に五感が喜ぶ!

2010-06-23 00:00:10 | 感覚、五感
6月17日(木)、クライアントの会社の歓迎会に参加し、鶏三昧の料理を味わった。鶏をベースに比内鶏、秋田地方のブランド鶏である。
お店は、東京都中央区八丁堀にある「比内地鶏・酒処」(ほたる)という、こじんまりとした田舎家庭料理の雰囲気があり、私は好きである。
私も東北の青森県出身でもあることから、比内地鶏の味はすぐに分かる。勿論、卵料理も美味しい。入り口も狭く、地下にあるため、意外と知られていない、私的にはあまり教えたくない。隠れや的なお店である。
主人、社長、小山弘章氏は若いながら、鶏の事や料理に関して創造的なところがあり、私は作り手の思いが伝わる料理に出会えた気がした。
私は、仕事柄様々な料理を食べてきたが、高級だから、料金が高いからと決して美味しいのではない。自分の舌(味覚)が記憶しているのである。
以前にも説明したことがあるが、人の味覚は曖昧で敏感だと指摘してきた。
例えば、高級レストランで心地良い音楽と、拘った器で食べると出された料理がいっそう美味しく感じる。これらを「複合感覚」という、レストランのシェフやコック、料理人はこれらの感覚を理解している人は少ないのである。
味の好みは、年齢差もある。現在の子供たちや若者たちは、出された料理にすぐに大量の調味料、醤油やソースを大量にかけて食べる。
私は、時に調味料や薬味などを使用せず、素材だけのうま味を感じる。これら本当の自然の味なのである。
例えば、以前、フジテレビ1時間特番若手お笑いタレントが、焼きそばの味も確認せず、見た目だけですぐにソースを掛けて食べる。湯豆腐などに醤油を掛けても味が分からず美味しく感じないと答えている。
これらは、濃い味に慣れてしまい。薄味や素材の良さの味が理解出来ない。感じないのである。
私は、比内地鶏のほたるのお店で、私が子どもの頃によく食べた。卵ご飯を主人がご馳走してくれたのである。ただの卵ご飯ではない。
生まれたて、つまり鶏を絞めるというが、生きた鶏を調理し、お腹の中から数個ある卵のあかちゃんなのである。大きさは普通の卵の半分もないぐらい小さいのを3個ほど、殻がついていないので、爪楊枝で差してそれを暖かいご飯の上に掛けて食べるのである。色も薄い黄色ではなく、オレンジと表現するほど、濃い、そして一口、口に入れると甘く、濃厚なクリーミーな卵ご飯が食べられたのである。私には40年ぶりの味を思い出したのである。
これらは、生きた鶏を絞め、調理しなければ味わえない。小山氏には感謝申し上げたい。多分、お店では常連さんか、裏メニューの限定品になることは間違いないのである。
機会がありましたら、是非、お店に食べに行き、比内鶏のうま味を味わって欲しいと思います。きっと、鶏のイメージも変わるし、何より五感、味覚が喜ぶのである。テレビ取材の依頼があれば、紹介したいと思いが、あまり混み合っても困る気がする。私的には、こじんまりと比内鶏を心ゆくまで食べたい。
他に、きりたんぽ(秋田の郷土料理)、たくわんを燻製した。有名郷土料理なども味わえるお店である。
また、夏場でも雑炊がお薦めである。薄味にしてあり、冬場と味を変えていると思う。お腹に優しく、鶏肉ベースのスープにキノコ、天然シメジの臭いが美味しさを醸し出している。
私は、クライアント会社の女性社員を連れて、お昼に鶏丼を食べに連れて行くことを約束した。つまり、おごりたくなるお店は少ないが、私の舌、五感に適った数少ないお店になった。 きっと若い女性にもボリュームも味も、ヘルシーでもあるし、家庭的な雰囲気が私は気に行っている。
もし、お昼時、私を見かけたら是非、お声を掛けて下されば、人の味覚の不思議についてお話したいと思います。お気軽にお声を掛けて下されば幸いです。五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブレインバンク

2010-06-22 00:00:12 | 感覚、五感
皆さんはドナーバンクなど聞いたことがあると思うが、ブレインバンク、アメリカ、イギリス、ドイツなどでは死者の脳を保存し、研究に役立てる「ブレインバンク」が盛んである。中でもハーバード大学では研究目的に様々な病気の人の「脳」が6千個以上保存されている。日本でも東京都健康長寿医療センターに死亡した人の脳を保存、保管しているブレインバンクがある。
但し、日本では高齢者の脳に限られており、精神疾患の患者と健康な人との脳比較技研究が進んでいない現状である。
全国の精神科医を中心に患者会なども協力して、必要性を訴え、2011年にも、ブレインバンクを立ち上げる予定である。
海外のように病気の進行につれて脳がどのように変化したのかを見る本格的なデータベース作りを求める声は、脳科学者や精神病院の研究者の間で強い倫理面を中心に課題はつきない。参考資料1/25日本経済新聞。
私もドナー登録をしているが、神経や臓器すべて登録しており、勿論、脳も研究などに役立てて欲しいと願っている。
日本ではこれら脳の研究は進んでいるように思えるが、臨床実験や倫理的な問題で世界レベルからも立ち後れている現状なのである。
また、何より研究者の数、研究施設なども不足しており、何より政府支援、資金援助も他国からすると低いレベルである。
今回、紹介したハーバード大学の研究目的に様々な病気の人の脳が6000個以上保存されている。中には天才学者、科学者など著名な人の脳も保存されている。私も以前から脳と内臓は繋がっていると言っているが、病気と脳の関係を提唱し続けてきた。
2011年やっとではあるが、日本でも本格的な患者の死後に提供を受けた脳で標本を作り病気の解明研究に役立てる本格的な研究が始まる。
私共研究所でも近年中に、本格的な五感研究から「生命科学研究所」の設立構想があります。感覚生理学の研究、海外からも研究者を集め、論文や研究データ、資料を作成し、病気や健康に関わる問題解決、新薬開発、研究、嗅気システム開発(検査機器)の開発、研究などにも取り組む予定である。
日本では、医療の研究は限られた研究施設、研究者の数も、政府間からの支援も少なくなかなか本格的な研究が進んでいない現状がある。今後の日本政府の支援援助を望みたいところだが、私共のような民間研究所では企業や国際的な取り組みなどでしか、支援も資金も確保することが難しく、これらから日本での医療研究は、研究者の研究レベルが高いのに生かされていない現状である。
だから、日本人の多くの研究者はむ海外の大学や病院、研究施設に所属して頑張っているのです。
アメリカのように、優秀な研究や研究者には、住居の手配、生活費の支援などその研究者が研究に没頭できるように環境を整えて上げているのである。
だから、世界中から研究者、学者が集まり、医療などの特許数が圧倒的に多いのである。ノーベル賞もアメリカが多いのは、多国籍の人たちが受賞しているのだが、アメリカ国内で研究している「所属している」からなのです。
だからと言って日本でもこのような支援はしなくてもよいと思うが、もっと日本政府は医療に関わっている研究者、他の研究者に対して、理解と支援をもっとして欲しいと強く願っている。
これらは皆様の健康と病気予防に繋がるということを私から提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八甲田山の恐怖!

2010-06-21 00:00:47 | 感覚、五感
20日朝、青森市の八甲田山系の山の中腹で、一家で山菜採りに来ていた13歳の女子中学生が死亡し、3人が病院に運ばれた。警察は、火山性ガスが原因の可能性もあるとみて調べている。
八甲田山では、以前1997年にも訓練中の陸上自衛隊員3人が倒れて死亡した場所こそ、八甲田山地獄谷に言われている場所で、酸ヶ湯温泉にも近い場所で、私も子供の頃から遊んではいたが、決して近寄らなかったのである。
八甲田山は現在も、地獄谷付近では「火山性ガス」が噴出しており、硫化水素や二酸化炭素が含まれている。
今回の事故は、山菜採りに来ていた家族が、無風状態の中、地獄谷に入り山菜採りに夢中になり、気分が悪くなり、意識をなくしてそのまま倒れてしまったのである。
この地獄谷は、窪んだ場所なのですぐに分かるし、風向きによっては鼻にツーンとする臭いを感じるのである。
私は絶対にこの付近は危険なことを幼い頃から知っており、決して近寄らないのである。
以前にも私のブログで紹介した。現代人の嗅覚の鈍化が招いた事故でもあるのです。硫化水素などは、よく卵の腐ったような硫黄の臭いと表現されるように刺激臭として可成り離れた場所に居ても私には理解出来、感じるのである。
2年前には宮崎県の高校生が調理実習中に、ガス漏れに気づかず、5人が倒れ、内3人が重症となった事故は、タマネギの腐ったような臭いをガス漏れだと分からず、感じられず、具合が悪くなってから気がつくのである。もし、誰かがガスに火を点けたから教室が爆発していたと考えると背筋が寒くなる。
このように嗅覚の鈍化し、鍛錬不足は時として自己に迫る危機を感じられず、危ないと分からないのである。本来、人の五感や嗅覚(臭い)は、自己に迫る危機を回避するために発達し、そして命を守っているのである。
ところが、現在は携帯電話やパソコン、テレビなど便利で多くの情報を何時でも誰でも簡単に得られる時代です。
これらから、私は「現代人の五感が危ない」と指摘し、テレビ番組などでも紹介してきた。
とくに私が危惧しているのは、私たちの五感が「視覚優位」の感覚に陥り、見た物しか理解しない。分からないなどの感覚である。
だから、危ない臭い、今回のような硫化水素、二酸化炭素などの臭いを危ないと思わず、大丈夫だろうと過信してしまうのである。
これらは、都会に限らず地方でも同様に実体験不足、理解不足が招くものである。
私のように野外にで出れば、犬のように嗅覚や他の感覚を総動員し、危険な臭い、危ない音などをすぐに認識し、私が指導している団体等に注意を促すことが出来るのです。
これらから、私は自衛隊員や消防隊員の訓練にも、五感鍛錬法、五感訓練が必要で以前に防衛庁に指摘し、私共が指導致しますと申し出たことがある。
自衛隊員に限らず、消防隊員も遠く離れた場所から焦げ臭さ、顔に熱さを感じる温度差など、五感力が劣っている人たちが多いのです。
これら五感力の向上は、自己に迫る危機を回避する能力、つまり「危険回避能力」を高めるための訓練なのです。この五感鍛錬をすることで、危険な現場で働く人たちやヒューマンエラー防止など、時には予知能力として身につくのです。
八甲田山に限らず、火山性ガスの発生している山々は多い、富士山といえでも危険な山なのである。季節によっては突風、吹雪、落雷、落石など私たちに迫る危険は多々あります。これから梅雨が明け、登山など夏山の最盛期になるが、窪んだ場所、無風状態時の火山性ガス(有毒ガス)が少しでも感じたらその場所は回避する。迂回するなど徹底して敏感に反応し、神経質なほど慎重に対応して欲しい。
特に、登山ガイド、リーダー、指導者などは大勢の命を預かっているのだと自覚し、責任感、使命感を強く持ち、これら五感の鍛錬を積み重ね。危険回避能力を高め、五感を総動員して、安全な登山や山菜採り、ピクニックなど楽しんで欲しいと思います。私共は今後とも人の五感の重要性、自己の命を守る術としての五感の鍛錬などを今後とも指導、提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香水の話!

2010-06-18 00:00:44 | 感覚、五感
つける人によって香水の香り方が違うのは?
香水はつける部分と、つけ方やその人の体温によって大きく違いが生じます。まず香水の性質から説明しましょう。
香水は様々な香料を組み合わせて(調合して)作られています。
そして、揮発性が強い香りから早く香るという性質があります。調合は全体的な香りと組み合わせて、香りが持続するように設計されています。
濃度によって香水は分類されます。
次に、濃度によって香水は分類されます。
※パルファンと呼ばれ清水の濃度は15~20%、アルコールは75~80%、蒸留水は0~5%、持続時間は約7時間、(高級な香料を用いて香りの完成度も高く、高価な物が多い)。
※オーデ・パルファン、濃度5~10%、アルコールは80%、蒸留水は5~10%、持続時間は約5時間、パルファンより濃厚でなく、扱いやすい。
※オード・トワレ、濃度5~10%、アルコールは90%以上、蒸留水は14~15%、持続時間約3~4時間、軽くやわらかな香り、香りの初心者向け。
※オーデ・コロン、濃度2~5%、アルコールは90%以上、蒸留水は5~10%、持続時間は約1~2時間、日常生活やスポーツシーンなどに最適な、さわやかな香り。
香水をつける部位の色々!
耳の後ろ、鼻に近いので量に注意が必要、耳の後ろは体温が高いので効果的に香る。顔にに近いので、他人からも香りが分かりやすい部位。
うなじ、長髪の場合は髪で紫外線がカットされるので安心してつけられる部位。手 、手首、体温が高い内側につける、肘の内側や手首は香りをつけるのに適している場所。
ウエスト、股の下からほのかに香らせたいときにつける部位。
太もも、体温が高く、よく香る部位、香りは下から上へ立ち上るので効果的に香らせたいときに。
ひざ、裏側の静脈の上あたりにつけると効果的。
脚 、アキレス腱の内側につけると歩くたびに香りが漂う。
資料、マンガでわかる香りとフェロモンの疑問50、外崎馨一著より抜粋引用。
私は香水と言うより、天然アロマを無水エタノール60%に、蒸留水40%を専用のガラス瓶に入れ、天然アロマを10滴程度入れている。
私はハンカチなど、常に2枚ほど持ち歩いているので、ハンカチなどにスプレーしている。通常時はラベンダーのアロマを使用している。また、スポーツ時には、運動靴にペーパーミントのアロマで消毒も含め、使用している。
だから、私が運動中には常にさわやかな匂いがしているはずである。現に、私が指導しているママさんバレーチームでも、好評である。
エタノールを60%と高めに使用しているため、傷の処理や消毒、雑菌駆除に適している。以前、通勤電車内で若い女性が、ファスナーに指を鋏み、指を切ってしまったときに、私は鞄からラベンダーのアロマスプレーと絆創膏を取り出し、手当をしてあげたら、あまりの良い臭いに驚き、これは消毒液ですかと聞かれ、アロマオイルに無水のエタノールを入れた物なので、傷の処理や消毒も出来ますと言うと、お店を教えて欲しいと言われ、教え致しました。
また、外崎先生や私の所には、男性や女性も多いのだが、異性から「モテる匂い」や「香水」が有りますかとよく質問される。テレビCMでもフェロモンによって男性が女性からモテるかのように表現されたコマーシャルがあるが、香水や匂いによって異性からモテる匂いは、その人が好む匂い、日本の女性に一番人気は、ラベンダーの匂いではあるが、これらを嗅がせたからと女性にモテる訳ではありません。
また、多くの人に好かれる匂いは、果物の匂いが多く、バナナやオレンジなども人気がある。
但し、香水は動物性、植物性の香料によっても臭いの違いがあります。ですから、自分が好む物が一番ですが、遠くからでも香る香水のきつい臭いだけは気を付けたい物である。ほのかに香る臭いで、私は女性の魅力として感じるのである。
女性の皆様に一言、「香水美人」は、時と場合に応じて香水を使い分ける。香水の達人でもある。そして、男性を魅了することが出来るのです。香りによって恋のキューピットに成られることをお祈りしております。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

潜在的能力を養う!

2010-06-17 00:00:10 | 感覚、五感
よく潜在能力を引き出す、育むなどといわれていますが、そもそも「潜在能力」とはどんな意味をもつのでしょうか、辞書によると、潜在能力とは、人間に内在とているとされる従来よりも質量や量的に高い能力のことを指すとある。
最近、私のところにテレビ局や番組制作会社から、潜在的能力に関わる番組から取材が多く成ってきている。
今月の7日に日本テレビ「世界まる見え!」の番組の中で「火事場の馬鹿力を科学的に解明すると」題して、私が番組の監修を致しました。
内容は、ご覧になった方々は驚かれたと思いますが、これら火事場の馬鹿力も私たち脳の潜在的能力の一部の「無意識的反応」、行動なのです。
普段、私たちの身体や筋肉などの運動は、精一杯頑張っても、80%程度の力しか発揮していません。それは、常に100%の力や能力を発揮していると、身体も精神も壊れてしまうからです。
現に、火事場の馬鹿力を発揮した後には、筋肉や骨を折ったりと時には、あまりの痛みに気絶してしまう人も居られるほど身体にも精神にも負担がかかるのです。ですから、人の脳が勝手にコントロールしているのです。
自分では、目一杯頑張っているつもりでも、100%の力や能力は発揮されていないと言うことである。つまり、常にセーブしているのです。
但し、自己に迫る危機や命に関わるような出来事が起きると、身体や危険を回避するために思わぬ力を発揮するのが「潜在的能力」なのです。
例えば、潜在的能力を簡単な鍛錬や訓練で発揮し、引き出し、発揮することが出来れば良いと思いませんか? これら潜在的能力は、確かに一部ですが引き出し、発揮することが出来ます。スポーツなどては、大声を出して気合いを入れる。但し、これらも日々のトレーニングがあっての能力の発揮だが、「シャウトの法則」といわれ、砲丸投げ、円盤投げ、槍投げなどの選手が大声で気合いを入れて投げるのがそうである。声を出さないで投げるより、20%近くも力が出るという研究データもあります。
では、これら潜在的能力を学校の勉強や仕事に活用出来たら良いと思いませんか? 記憶力が高まったり、脳活動がよく成ったらと考えている人は多いと思いますが、よく本を読んだり、このCDを聞くだけで、この本を読むだけで、脳トレゲームをすれば脳が活性化し、記憶力がよくなり、脳が活性化するとよく言われていますが、これらはあまり効果が現れず、個人差もあります。つまり、やらないよりはやった方が良い程度であると理解して欲しいのです。
やはり、潜在的能力の一部でも引き出し、発揮出来れば自分でも驚くほどの効果が現れるのです。つまり、実感しない限りは脳も感覚も活性化していないということである。
例えば、記憶力を高めるのには、本を読むのも音読や覚えたい漢字は、何度も書き下ろし、メモでもよいので書いて覚えること、これらは人の五感を刺激し、五感を利用して、記憶を定着させる方法です。では、記憶力を高めるのには、どうしたらよいのか、これらは脳科学者でも実際には、これが効果があるという方法はあまり見つかっていないのです。数字を暗記する方法なども物語風にするとかのテクニックがあるが、これらは覚える方法であり、記憶力を高めることには繋がらないのである。
私共は、脳刺激から記憶力を一種なら高める方法がある。あまり教えたくないが、実際には驚く方法で高まります。普段と違った強い刺激を五感から受けると、脳活動が高まるのです。これもテレビ番組の中で実験し、良い結果が出ました。その方法とは、ワサビを大量にすり潰し、それを嗅ぐこと、鼻にツーンと強い匂いがしてくる。それから、腕の肘の内側などをつねって痛みを感じられたら、強い刺激を感じる。但し、不真面目にふざけているとあまり効果がありません。必死になり集中することで記憶力も高まり、集中力も同時に高まることで、記憶力が向上するのです。数字の暗記桁数が増えて行くので実感出来るはずです。また、五感能力を高める鍛錬でも、普段無理だと思われたことが簡単にできます。
もし、貴方が150kmのスピードボールがバットで打てると私が指摘したら信じますか、私は野球をしたことがない、到底無理だと諦めるはずである。これらのイメージが潜在的能力を引き出せない、発揮出来ない状態を作っているのです。動体視力を高める訓練を1時間程度行えば、誰でも150km程度のスピードボールなら打てます。その動体視力を高める訓練方法は、眼球を動かす訓練をすることです。
本を早く読んだり、早い動きをしている物を眼で追うなどの訓練で驚くほどの運動能力を発揮できるのです。これらの考え方、訓練方法が「人の脳の潜在的能力」の一部を引き出し、発揮させることなのです。
運動能力だけでなく、ビジネス能力などにも応用が可能なのです。このように人の脳力には、私たちでは想像もできない能力が備わっているのです。
私たちは、これら潜在的能力に気づいていないだけなのです。
今後とも私共は惜しみなくこれら脳力開発にお手伝いと指導もして参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、









  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

濃厚な味はお好き!

2010-06-16 00:00:10 | 感覚、五感
濃い味派拡大、濃厚、カップ麺など続々登場!
食品メーカー各社が相次いで濃い味わいが特徴の商品が販売している。
カップ麺のほか、デザートや飲料水でも増え、売り上げも好調だ。健康志向は強いが、たまには濃い味をという消費者の支持を得ている。
日清食品は、太麺のカップ麺シリーズで「濃厚煮出豚骨醤油」(希望小売価格は税抜き190円)を販売している。
サンヨー食品も「サッポロ一番、濃い味味噌ラーメン」(170円)を販売している。
つけ麺の店が増えているなど、濃い味わいの商品を好む人が増えている。(日清食ホールディングス)ことが商品化につながった。
日本ミルクコミュニティは3月末に刷新したコーヒーゼリーで苦みを強めたゼリーを硬めにし、噛む毎に濃い味わいが広がるようにした。商品名も「クリーム&エスプレッソ」から「濃厚コーヒーゼリー」に変え、濃さを前面に押し出す。
森永乳業は2月発売の「森永バナナミルク」など乳成分50%を占めるしっかりした味わいの果物風味の飲料を拡充中。売上高は2009年度の5割増加した。チーズをカリカリに焼いたような風合いで、濃厚味の菓子の火付け役となった。江崎グリコの「チーザ」。09年度を3割上回った。
「健康に配慮し、薄味の料理を食べることが増えた消費者が時にはっきりした味を欲しくなるのではないかと食品スーパーはみている」。
4/14日(水)日本経済新聞より、引用。
私は昨年の3月にBSフジテレビ1時間スペシャル番組「ファイブセンス」の番組監修、講師として出演しました。その番組の中で、若者たちの味覚が変化してきていると指摘し、例えば、番組内で共演した。お笑いタレントキングコングの西野氏が、焼きそばなどを食べるときに必ずソースをたっぷりかけて食べると話していたことを思い出す。また、湯豆腐などは醤油をかけてもあまり味が分からないとも言っておりました。
これらは、子どものころからの味覚刺激不足、体験不足の表れでもある。私たちは、湯豆腐なども殆ど薄味で、素材そのももの味を楽しむ、味わってきたのである。ところが、現在の子供たちや若者たちの味覚は、我々中年以降の人たちとは、濃い味を好むのである。つまり、はっきりした味でないと美味しく感じられなくなってきている。新聞の記事では、たまには濃い味を食べたくなる。これらの味覚は、我々の味覚が発達し、味の違いの分かる人が言う言葉である。味の違いの分からない、子供たちや若者たちでは、濃い味など、ハッキリとした味でないと味を感じなくなってきている。現に微妙な味付け、薄味の食事を美味しくない、時にはイライラすると表現するぐらいである。
先ほどの西野氏のように、焼きそばを出されると味見もせず、最初からソースをかけるのは、濃い味に慣らされているからである。このような味覚では、味の違い、薄味の美味しさなど理解出来ず、益々濃い口の味の濃い食事を好むようになるのです。
私は、人の五感研究の専門家として、現在の子供たち、全国の小学生の半数以上に「味覚障害」が疑われている現状を鑑み、「食育」の重要性を提唱している。飲料水もゼロカロリーを中心に健康に良いと言われるから親は飲ませるのだが、これら人工的な甘さでは、天然のブドウ糖の甘さを理解出来ず、エネルギーの低い、人工的な薬臭い甘さを美味しいと感じるのが人の味覚記憶という、体験的味覚なのです。
これら普段から「味覚の鍛錬、五感の鍛錬」が重要であると私は指摘し、指導もしております。
つまり、人の味覚を鍛錬しないと、味覚の未発達のまま大人に成長し、味の違い、判別が出来なくなり、益々濃い口、濃い味を好み、薄味など、食材本来の味、うま味を理解して、初めて大人の味覚になるのです。現在のような若者たちの味覚は、私は大人の味覚ではないと提唱し、警鐘を鳴らしている。
テレビ等の取材から「現代人の五感が危ない!」と指摘し、指導も行っている。これらは、私の役目であり、使命でもある。
食品メーカも正しい判断と、若者たちの味覚をもっと理解し、味覚を育てる提案、提唱を心がけて欲しい。けっして若者たちは薄味に飽きたから濃い味を好むのではない。濃い味と薄味の違い、美味しさの理解が出来なくなってきたことを理解して、今後とも食品の新作商品など開発して欲しいと思います。
私共は、人の五感研究のパイオニアとして、日本の食品メーカーも含め、人の味覚の重要性、味覚の変化、食べ物の嗜好変化について提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エチカの鏡!

2010-06-15 00:00:13 | 感覚
エチカの鏡とは、フジテレビ、日曜日の21:00から放送されている番組である。エチカとは「生きていくヒントの詰まった自分を見つめ直せるお話」と番組では位置づけています。
世界中から集めた「エチカ」を、実際にその場所を女優、俳優が訪れて紹介しています。
「心にキク」、そんな番組をご覧なりたくありませんか、明日は月曜日、心をリセットして、また一週間がんばろうという気にさせてくれる番組のスタートです。
この番組は名も無き人のささやきながら、全世界が共有かる有名な話まで全人類の感動話の大全集、お話、それが「エチカ」です。
フジテレビ、エチカの鏡ホームページより、抜粋引用。
なぜ、私が個人的にエチカの鏡という番組を紹介するかというと、私のところにも、番組スタッフ(番組制作会社)から取材、問い合わせがあったからである。依頼の内容は具体的にお話しできないが、人の感覚の不思議について取材を受けている。
以前からフジテレビにはお世話になっており、めざましテレビ、二度出演、BSフジテレビでの1時間スペシャル番組の監修、講師出演も果たしている。
今回、エチカの鏡の番組からの問い合わせがあったときには正直嬉しかった。以前から私も好意にして拝見している番組だからである。
私は「エチカ」という言葉の意味は知っていた。哲学書などを読んでいる人はすぐに分かると思うが、エチカとはオランダの哲学者、スピノザの著書の中に出てくる。ラテン語で「論理」を意味します。フジテレビエチカでは「人の生きる道」と解釈しています。
よく人はストレスや悩み、不安は誰しも持っている。そんな時に鏡に映った自分の顔、姿に私は問いかける。今のままでよいのか、考え方がずれていないか、自分の研究に全力で取り組んでいるかなど、私はよく自分の脳を騙している。それも人を騙すのでなく、良い方向に自分を導くために都合良く思考するのである。
よく皆さんは、土日を休み、月曜日の朝、目覚めると一週間が始まった。学校に行きたくない、会社に行くのが億劫だ、仕事が面倒だと考えことはないだろうか?そして、しぶしぶ学校や会社に出る。
これらは、人の脳に素直に反応している状態なのである。人の脳は実は「都合良く出来ている」。証拠に、楽しいこと、楽なこと、美味しいもの、快感が好きである。逆に、楽しくない、辛い、不味い、不快が嫌いである。
これらが人の脳の特徴である。だから、私は自己の脳を都合良く騙す事であると指摘しているのです。
月曜日の朝も、鏡に映った自分に問いかけ、さあ月曜日が始まった。どんな一週間になるか楽しみだ。今度の土日には、何処かに出かけたい、遊びに行くなどを考えると楽しくなり、月曜日が辛くないのです。
私のように、月曜日からモチベーションを高めていると、一週間は本当に短く感じる。つまり、人の脳は嫌なこと、嫌な時間は同じ1時間でも長く感じてしまうのです。
これらから、エチカの鏡はこれら人の脳、感覚などを刺激し、活性化させてくれる数少ない番組である。
よく私は、心理学本、哲学本を読んでいるが、人の脳は考え方一つで、楽しくも、辛くも感じてしまうところがあるのです。つまり、同じストレスでも、強く感じてしまう人と、弱く感じる人が居られます。私のようにストレスを感じてもすぐに忘れられるのですが、やはり、前向きに都合良く、良い方向に自己の脳を騙すことである。これらの少しのテクニックを身につければ、ストレス、悩み、不安なども解消できると思われるのです。
これらのヒントにさせてくれるのが「エチカの鏡」なのです。
私は、これらかも皆様の感覚、脳を刺激し、活性化させる方法を提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外国人はトレイに様々な物を流す?

2010-06-14 00:00:47 | 感覚
「アメリカでは、死んだ金魚をトイレに流すんだって」。
米国人の暮らし方をみると、残飯をはじめいろいろなモノをトイレに流すことが分かりました。
医療現場でも、「使わなかった薬は必ずトイレに流すように」と患者に指導するだけでなく、不要になった薬や期限の過ぎたサンプル薬などもトイレに廃棄。
なんと、毎年約1億1000kgの薬剤が下水に流されているようです。
薬剤が自然界や人体に及ぼす影響を懸念して、ようやく昨年10月、政府が「不
要な薬をトイレに流さないように」と通達、安全な薬処理に動き出しました。「一人の医療従事者として、そして、上下水道を使う一人の市民として、気になるところである」と今後の動向に注目しています。
以前にアメリカ人の知人にアメリカのトイレはよく詰まると聞いたことがあるが、やはり色々な物を流していたのである。
特に問題になっているのが、期限の切れた薬剤や飲み忘れた薬を垂れ流しのようにトイレに捨てていたのである。
だから、日本のように水質のよい水道水は、日本は世界一でもあるのです。
つまり、日本の水は水道水を捻るだけで美味しい水が飲めるのである。以前に私のブログでも紹介した。世界の子供たちの4割は水の色はどんな色と、質問すると「茶色」と答えるという報告がありました。
つまり、透明で水色といわれる色の美味しい水ではなく、殆ど泥水を飲んでいるのである。
勿論、これらの環境に住んでいる人たちは、水洗トイレなど整備されていなく色々な物を流し捨てることはないと思われる。
最近、日本においても様々な残飯、使用済みタンポンや生理用品などを流し捨てる人たちも多い。以前は吸い殻をトイレに流すことが日本では問題化されてきたが、さすがに吸い殻のトレイに捨てることは少なくなってきたようですが、今度はアメリカ同様にサプリメント、余った薬などをトイレに捨て流す人たちが日本でも増えてきたというのである。薬なら水に溶けるだろうと考えるからだと思えるが、これらが急激に増えると日本でも水質の問題、薬物の中には害を及ぼす物もあるので決してトイレに廃棄しないことである。
日本では、病院や薬屋に相談され、廃棄して貰うことをお勧めします。
これら日本とアメリカの文化の違いかも知れないが、日本での生活が欧米化してきたこともあり、トイレの使用の仕方が変わってきた。水の使われ方、飲まれ方も変わってきたのかも知れない。
今一度、水の重要性、水質が折角向上してきた現在において、トレイの使い方も考えたい物である。
余った薬、期限切れの食品や薬品などは決してトレイに廃棄、流さないで下さい。何れは水道から私たちの口の中に入るのですから、水を大切に「感謝して飲みたい」ものである。
水に恵まれた日本において、当たり前のように口にしている水、トイレにも異変が起こっていることをご理解頂ければ幸いです。
ですから、水道、トイレは正しく使いたいものである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜怒哀楽って!

2010-06-12 00:00:16 | 感覚
喜怒哀楽はサルの場合ははっきりしている。但し、人間の場合は複雑なのである。人の喜怒哀楽には、身体的感覚に関連した「無意識的感情」(emotion)と「意識的感情」(feeling)がある。
無意識的感情は、人の前頭葉、大脳皮質に関わり、意識的感情は大脳辺縁系、扁桃体(感情)、海馬(記憶)、視床下部などが関わっている。
また、喜怒哀楽は人の感情と身体との関わり合いが深く、例えば、不安や恐怖心などを感じると、脳内では「ノルアドレナリン物質」が分泌され、冷や汗や時には震えなどが起こります。
逆に喜びや快感を感じると、脳内では「アドレナリン物質」が分泌され、気分が良くなり、気分が高揚します。
以前にも、人の脳の特徴を紹介しましたが、人の脳は都合よく感情をコントロールしているのです。例えば、人の脳は楽しい、美味しい、楽だなど快感が好きで、逆に、辛い、不味い、楽しくないなど不快が嫌いなのです。
私の人の五感研究から、人の五感だけでなく、心理、感情などの感覚生理学の研究も行っている。
最近において、親子関係や人間関係において、コミュニケーション不足や愛情の欠如によって、我が子を虐待したりも、殺害するケースも増加している。
また、若者たちの喜怒哀楽の表現が激しくなってきている。言葉の中でも「むかつく」「うざい」など興奮した状態である。普段、私たちの脳内では興奮してもすぐに治まることが多々ある。これらは「理性」が働くからである。
理性に関わるのも人の脳内物質である。「セロトニン」や「ギャバ」という物質が脳内で分泌されると興奮状態が治まり、抑制されるのです。
喜怒哀楽とこれら脳内物質は深い関わり合いがあり、重要なのである。
これら感情のコントロールしているのは「前頭葉」我慢すること、堪忍袋なども前頭葉にある。人が人らしく居られるのも前頭葉の発達からである。
私が常に五感を刺激し、五感を鍛錬する必要性を提唱しているのは、この前頭葉の鍛錬、脳トレこそ、前頭葉の鍛錬なのです。
成長段階にある子供たちでは尚更である。便利な道具に依存し、快適すぎる環境で生活し、遊びも与えられたゲームやバーチャルな感覚では、これら前頭葉は鍛錬も、刺激も受けないのである。つまり偏った刺激しか受けなくなり、先ほど紹介したように我慢できず、いらつき「むかつく」と言葉を発するのである。また、前頭葉は人とのコミュニケーションによって発達し、刺激されるのである。携帯電話やパソコンでのメールのやりとりではこれらコミュニケーション能力は向上しない。人の顔と顔を見合わせ、相手の顔の表情などを観察し、洞察することで前頭葉は鍛錬される。
これらコミュニケーション能力を高めることは、人の脳の疲れをコントロールしている「前頭眼窩野」という、本来ならば活発に働くのに、コミュニケーション能力が低下すると、脳の疲れをコントロールしている前頭眼窩野も働きも鈍くなり、若くして疲れやすい、この脳部は鍛錬しないと25歳頃から衰え始め、常に疲れた、疲れたと言葉に発するようになるのです。
喜怒哀楽、人にとって重要なコミュニケーションであり、重要な要素だが、自己でコントロールできないと危険であると私は指摘します。
やはり、幼い頃から、暑いときも寒いときも辛いことも、楽しくないことも耐え、頑張る。そして、頑張ったら褒めてあげる。時には我が子を抱きしめ、愛情を感じる。これら言葉では簡単に説明できますが、現在において様々な環境や快適すぎる環境、生活空間など、いち早くこれらに気づき、親が我が子に前頭葉の鍛錬、鍛える方法をすれば「賢く頭のよい子供に育つのです」。
今からでも遅くありません。自然体験や野外体験など前頭葉を鍛錬する体験などをさせることである。
最近、海外でも「野外体験」と子供たちの脳の研究が盛んに行われている。野外体験の多い子供の方が学校の成績もよく、身体的健康な子供が多いのである。日本では、小学生の5年生となると中学受験を迎え、塾や習い事など多忙である。果たしてこれら子供たちの未来、脳にとって本当によいことなのか、今一度親は考える必要性があると思います。
五感教育研究所、主席家研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする