センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

放射性物質はどのくらい放出された?

2012-01-31 00:00:40 | 環境
ノルウェーの研究チームにより、新たに福島第一原発事故で大気中に放出された放射性物質の総量が計算され、政府が6月に発表した推定放出量よりもずっと多いという報告があった。
Geoff Brumfiel
世界各地で観測された放射能データを組み合わせて大気中の放射性物質の量とその流れを推定した結果、福島第一原子力発電所の事故では、政府の推定よりもはるかに大量の放射性物質が放出されていたという研究が、Atmospheric Chemistry and Physics に発表された1。さらに、日本政府の主張とは裏腹に、4号機の使用済み核燃料プールから大量のセシウム137(半減期が長く、長期にわたって環境を汚染する物質)が放出されていたとも報告しており、もっと迅速に対応していれば、これほど大量の放射性物質が放出されずにすんだかもしれないと述べている。論文はオンライン掲載され、現在、公開査読を受けている。
研究チームを率いたのは、ノルウェー大気研究所(シェラー)の大気科学者 Andreas Stohlだ。Stohlは、自分たちの分析は、これまで行われてきた福島第一原発から放出された放射性物質の量についての調査研究の中で、最も包括的なものであると自負している。スウェーデン防衛研究所(ストックホルム)の大気モデル作成の専門家 Lars-Erik De Geerは、今回の研究には関与していないが、「非常に価値のある成果です」と評価している。
原発事故による放射性物質の放出過程の再現は、日本国内をはじめ世界各地にある数十か所の放射性核種モニタリングステーションで観測されたデータに基づいて行われた。その多くは、包括的核実験禁止条約機構(オーストリア:ウィーン)が核実験の監視のために運用している世界規模での観測ネットワークに属する。このデータに、カナダ、日本、ヨーロッパの独立観測ステーションのデータも付け加え、これらをヨーロッパと米国が保管している広域気象データと組み合わせた。
ただし、Stohl は、自分たちが作成したモデルは完全にはほど遠いものだとして注意を促している。原発事故発生直後の測定データが非常に少ないうえ、一部のモニタリングポストは放射能汚染がひどく、信頼できるデータが得られなかったからである。より重要なのは、原子炉から何が放出されたのかを知るためには、原子炉内で何が起きたのかを厳密に知らなければならないのだが、いまだ明らかになっておらず、永久に謎のままかもしれないという事実である。「チェルノブイリ事故から25年後もたった今でも、その推定値は不確かな部分が非常に多いのです」と Stohl は言う。
それでも、今回の研究は、福島第一原発事故を全般的に調査したものであり、De Geer は、「Stohl らは真に地球規模の視点から、現在入手できるかぎりのデータを利用して推定しています」と話す。
政府の発表
3月11日の地震後に原発で起こった出来事については、すでに日本の研究者たちが詳細な経緯を推定している。福島第一原発電の6機の原子炉が激しい揺れに見舞われた50分後、巨大津波が襲来し、緊急時に原子炉を冷却するための非常用ディーゼル発電機が破壊された。それから数日の間に、地震発生時に稼働していた3機の原子炉が過熱して水素ガスを発生し、次々に水素爆発を起こした。定期点検のために停止していた4号機では、核燃料は使用済み核燃料プールに貯蔵されていたが、3月14日にこのプールが過熱し、おそらく数日にわたり建屋内で火災が発生した。
一方で、原発から放出された放射性物質の量の解明は、事故の経過の再現に比べてはるかに難しい。政府が6月に発表した『原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書 ―東京電力福島原子力発電所の事故について―』では、今回の事故により放出されたセシウム137は1.5×1016ベクレル(Bq)、キセノン133は1.1×1019Bqと推定している2。セシウム137は半減期30年の放射性核種で、原発事故による長期的汚染のほとんどの原因となっている。一方、キセノン133はウラン235の崩壊によって放出される半減期約5日の放射性核種であり、原発事故や核実験の際、初期に観測される。
ところが、Stohl らが原発事故の再現結果に基づいて推定した放出キセノン133の量は1.7×1019Bq、セシウム137の量は3.5×1016 Bqで、政府の見積もりよりキセノンが約1.5倍、セシウムが約2倍となった。
キセノン133の放出量は、チェルノブイリの総放出量1.4×1019Bqよりも多いことになる。だが、De Geer によれば、チェルノブイリでは爆発した原子炉が1機であったのに対して、福島の事故では3機も水素爆発したことで説明できるという。また、キセノン133は生体や環境に吸収されないため、健康に深刻な影響を及ぼすおそれはない。 問題なのは、数十年にわたり環境に残存するセシウム137だ。Stohl らのモデルの値は、チェルノブイリ事故での放出量の約1/2に相当する。De Geer は、このような高い値が出たことを懸念している。今後、セシウム137が人々の健康に及ぼす影響を明らかにするためには、現在行われている地表での測定を進めていくしかない。
Stohl は、自分たちの推定値が政府の発表と食い違いっているのは、今回の調査ではより多くのデータを使用したことが原因の1つであるという。政府の推定の基礎となったデータは、主として日本国内のモニタリングポストによるものであり3、風に乗って太平洋を越え、北米やヨーロッパに到達した膨大な量の放射性物質は考慮されていないのだ。神戸大学の放射線物理学者で、福島周辺の土壌汚染を測定している山内知也(やまうちともや)は、「事故の本当の規模と特徴を明らかにするためには、太平洋上に出ていった放射性物質も検討する必要があります」と言う。
Stohl は、政府の依頼を受けて公式な推定値を出した研究チームを非難しているのではない。むしろ、「できるだけ早く結果を出す必要があったのでしょう」と慮っている。群馬大学の火山学者で、自らも原発事故のモデルを作成した早川由紀夫(はやかわゆきお)は、「確かにこの数値だけを見れば、両者は大きく違うでしょう。けれども、どちらのモデルにもまだまだ不確実な要素があり、実際には2つの推定は非常に近いのかもしれませんね」と言う。
原発事故の経過 |
さらに、Stohl らは、4号機の使用済み核燃料プールに貯蔵されていた核燃料が、莫大な量のセシウム137を放出していた可能性を指摘している。政府はこれまで、プールからは放射性物質はほとんど漏れ出していないと主張してきた。しかし、研究チームのモデルでは、プールへの放水をきっかけに原発からのセシウム137の放出が激減したことが、はっきり示されている(図「原発事故の経過」参照)。つまり、もっと早い段階から4号機プールへの放水を行っていれば、放射性物質の放出をもっと抑制できたかもしれないのだ。
しかし、政府は、使用済み核燃料プール自体に大きな損傷はなく、使用済み核燃料が重大な汚染源になったとは考えられないと主張している。政府による公式推定値の算出にかかわった日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)の茅野政道(ちのまさみち)は、「4号機から放出された放射性物質は多くはなかったと思います」と言う。だが De Geer は、核燃料プールの関与を含めた今回の新しい分析は、「説得力があるように見えます」と語る。
さらに今回の分析は、もう1つ新たなデータを提示している。地震の直後、津波が福島第一原発に襲いかかる前から、キセノン133が漏れ始めていたというのだ。つまり、原発は、津波が襲来する前から、地震によって損傷していたことになる。政府の報告書でも、福島第一原発電を襲った揺れの大きさが、原発設計時に想定されていた揺れを上回っていたことを認めている。反原発の活動家は、以前から、政府が原発を認可する際に地質学的な危険を十分に考慮していないと主張しており(Nature 448, 392-393; 2007)、今回のキセノンの大量放出は、原発の安全性についての評価方法の再考を促すことになるかもしれないと、山内は言う。
放射性物質の拡散 |この事故で、首都圏はどうだったのか。実は、原発事故により甚大な被害を受けるおそれがあった。事故直後の数日間は、風は海に向かって吹いていたが、3月14日の午後、風向きが変わって陸に向かって吹き始め、セシウム137が東北南部から中部地方にまで広がっていった(図「放射性物質の拡散」参照)。実際、15日夜から16日未明にかけて雨が降った栃木県と群馬県の山間部では、のちに土壌から比較的高濃度の放射性物質が検出された。一方、首都圏では、そうした高濃度の放射性物質が上空を通過したときに、たまたま雨が降らなかったことが幸いした。「この時期に雨が降っていたら、東京も今よりずっと深刻な事態になっていたかもしれません」と Stohl は言う。(編集部註:ただし、(独)国立環境研究所の空間線量測定とシミュレーションによれば、21日から22日にかけても放射性物質が南関東に流れ込んだことが示されている。このときは、雨が降っていたため、南関東でも一部の地域で比較的高い線量が観測されていると思われる。
これら、ノルウェーの研究チームと日本政府の放射能物質の放出量に違いが出ています。以前から、日本政府の福島原発事故の測定値、自己処理の経緯や、何時処理が終了するかも全て曖昧な説明であり、昨年の6月の放射能物質の測定値も曖昧なものである。このように真実と正確な数値を日本政府は誠意をもって説明する義務があるのだが、疎かにしているとしか思えないのである。
今後も、心配である福島原発処理、本当に何時終わるのか、それは誰にも分からないのが現状だということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、

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ウォーキングと脳の関係!

2012-01-30 00:00:40 | 人の脳
ストレスの改善と、脳のアンチエイジングの取り組みにウォーキングが最適である。
マウスに1日20分のランニングを2週間させると、ウィント3の生産が大幅に増え幹細胞が活性化され新しく生まれる神経細胞が増えた。
運動効果の仕組み解明が進んだほか、ウィント3を増やす物質を見つければ神経疾患の新薬開発に繋がると期待している。
これらは老化で減る脳の神経幹細胞を増やす仕組みを産業技術総合研究所と筑波大の研究チームが解明しました。
これらが、ウォーキングを1時間程度行うことで、手足を動かし、脳の老化と若返りを調整するタンパク質(ウィント3)という、海馬の中で神経の元になる神経幹細胞と隣接するアストロサイト細胞が分泌するタンパク質を「ウィント3」と呼びます。これらのタンパク質が手足を動かす運動によって多く分泌されることで、脳の老化を緩やかにするのです。
つまり、ランニングよりも少し早足で歩く「ウォーキング」が理に適っているということです。
これらを定期的に行うことで、これら脳の老化を緩やかにすることも可能になるのです。
また、野外でウォーキングすることは、太陽光を浴びて「ビタミンD」などを摂取できます。そして、手足を動かすウォーキングで脳内物質の「セロトニン」を増やす事が出来ます。
このセロトニンは、脳の興奮などを抑制する物質として知られております。
食べ物では、乳製品から摂取出来ます。牛乳やアイスクリームなどを飲んだり、食べた後に心地良くなるのは、これらセロトニンの分泌によるものです。
このセロトニンは睡眠の物質の一種であり、入眠前に牛乳を飲んだりするのはセロトニンを脳内に多く分泌させることです。
うつ病はこれらセロトニンが極端に減ることによって起きる症状です。
ですから、野外でウォーキングすることは、脳の活性化(ウィント3タンパク質)の分泌と、セロトニンの分泌により、イライラやストレスの改善、脳の若返りと穏やかな精神に繋がるということです。
ウォーキングをする前には、軽い準備運動とその場飛びを10回程度行ってから、歩くようにします。これらは「運動力学」という、脳の身体バランスを整えるので効果的です。
他に、小休止として、広場などで眼を閉じ、匂いや音など、視覚以外で感じることを体感します。これらが集中、洞察力を養うことで脳内のウィント3タンパク質を増幅させる働きがあるのです。脳の活性化、五感の鍛錬に繋がるというものです。
ウォーキングの時のポイントは、ただ歩くことに注視するのでなく、手足に集中して、手足を大きく動かして歩くこと、無意識ではなく、歩いていると脳に意識させ、集中して歩くことで効果が高まるのです。歩くことが脳力開発に繋がるのです。
これらは誰でも簡単にできるし、お金も必要ありません。出来れば、指導員の指導を受けて、事前に脳科学などの脳力開発の理論をしっかりと受講し、理解するとより効果的です。
これらのウォーキングは健康志向であり、心身共に健康になる。脳の若返り「ブレインアンチエイジング」(脳抗加齢)という、脳の若返りのタンパク質(ウィント3)が脳の老化防止繋がること、セロトニンがイライラなどストレスの改善、セロトニンを増やすことでおおろかな精神を生み出し、笑顔になるということ、これらを生み出すのが「脳力開発ウォーキング」なのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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ゼロカロリー、カロリーオフの誤解!

2012-01-28 00:00:40 | 感覚、五感
ダイエット清涼飲料の飲みすぎは禁物、胴囲の増加が飲まない人の6倍に
関連ジャンル: 糖尿病 メタボリックシンドローム 肥満 サプリ・食品
テキサス大学サンアントニオ健康科学センターのSharon P Fowler氏
ダイエット清涼飲料を1日2本以上飲んでいる人は、胴囲の増加が飲まない人の6倍に達していることが報告された。サンアントニオ長寿高齢化研究(SALSA)により明らかになったもので、テキサス大学サンアントニオ健康科学センターのSharon P Fowler氏らが、6月24日から米サンディエゴで開催されている米国糖尿病学会(ADA2011)で発表した。
以前に私のブログでも紹介した。ゼロカロリー、カロリーオフがダイエットに効果的だ。健康に良いと飲料水を大量に飲み過ぎて、メタボリックになった実例などを紹介致しました。
実は、ゼロカロリーでも実際には、カロリーゼロではありません。中でもカロリーオフ、ゼロカロリーは、実例で100 ミリリットル当たり、17カロリーなどと表示されている飲料水があります。スポーツドリンクなどもそうであるように、ベッドボトルは500ミリリットルだから、実際には85カロリーがあるのです。例えば、これらゼロカロリーのペットボトルを2本飲むと170カロリーの摂取になるのです。ですから、誤った常識が消費者に伝わっていると私は味覚の専門家として、警鐘を鳴らしております。
これら、なぜこのような誤解が生じたかというと、日本の食品表示、飲料水の曖昧な基準、以前に日本政府に問い合わせたところ、回答は「許容範囲」というものが存在しており、100ミリリットル当たり20カロリー以下なら、ゼロカロリー、カロリーオフと表示してよいという物です。これらは世界基準からずれているし、日本国内の独特の表示なのです。
ですから、以前から何度も指摘したように、ゼロカロリーは、カロリーがゼロではなく、言葉で表現すると限りなく、ゼロという曖昧な表現です。
私は自然由来の人工甘味料について、否定はしていないが、大量の摂取や依存には警鐘を鳴らして注意を促している。
これらは、栄養素だけでなく、人の味覚の異変や甘さに関わる感覚に影響を与えるということです。
人の味覚は特にブドウ糖の甘さは、脳のエネルギーとして、身体の20%も必要とするエネルギーであり、必要栄養素の一つです。
これらは、自然の砂糖やご飯のブドウ糖などから摂取しています。ところが、ゼロカロリー飲料水はブドウ糖が摂取できないのです。
つまり、必要なエネルギーや栄養素が摂取出来ないということです。
以前に、犬とアリで実験を行いました。砂糖水と人工甘味料の甘味をどちらが甘く、好むかの実験です。犬もありも躊躇無く、砂糖水に集まりました。
日本では多くの食品、飲料水に人工甘味料は使用されているのです。
このように日本政府の表示対応が世界基準からも遅れているだけでなく、私は「ズレていると指摘しているのです」。殆どの場合はメーカーや企業に任せているという現状です。
ですから、一部の企業ではあるが、表示の曖昧さ、法律の複雑さが「賞味期限、産地、材料などの誤魔化し、隠蔽」が未だにあり、摘発される会社が後を絶たないのです。
また、元来含まれていない成分を「ゼロ表示」としている食品なども多数存在します。例えば、「コレステロール0(ゼロ)」と表示してある、植物油脂には基本的にコレステロールは含まれていません。本来、コレステロールは動物性油脂に含まれているのです。そもそも植物性にはコレステロールが含まれていない訳ですから、ゼロ表示はおかしい訳です。
例えば、※栄養表示、日本では、任意、韓国→表示が必須、米国→表示なし、
オーストラリア→表示必須、カナダ→表示必須、EU→表示必須、
※食品添加物、日本→表示なし、韓国→表示必須、米国→表示必須、オーストラリア→表示必須、カナダ→表示必須、EU→表示必須、
※食品安全と表示の法体系、日本→複数の法律が存在、韓国→法律の一本化、米国→法律の一本化、オーストラリア→法律の一本化、カナダ→法律の一本化、EU→複数の法律が存在。(出所)内閣府資料。
つまり、日本ではこれら食品や飲料水の表示などの法律が複雑化し、曖昧でもあるのです。
ですから、今回のようなゼロカロリー、人工甘味料の飲料水を見直し、飲み過ぎに注意と、決して健康に良いからと「依存しないこと」が重要になります。そして、正しい知識と理解をして頂きたいと思います。
これらから、日本政府の表示対応が世界基準からも遅れているだけでなく、表示後進国、ニッポンであると私から提言致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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人間の脳(大脳辺縁系)

2012-01-27 00:00:40 | 人の脳
*大脳の機能、大脳は左右の大脳半球からなり、おのおの異なった機能分担をしています。左右が独立して活動しているのでなく、脳室を形成する脳梁という部分を介して連結し合っています。
大脳半球は解剖学的機能から、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉に分けられます。
*脳梁
膨大な量の神経繊維の束、すなわち情報ネットワークの束のようなもので、左右の大脳半球の表面にある皮質という部分を構成する神経細胞から出た神経繊維の一部が集まって情報を連絡しあう通路である。
この部分は男性より女性の方が細胞の数も多く約4000万に対して男性は半分程度である。だから男性が女性より脳が劣っている訳ではない、男性より女性の方がおしゃべりで直感的なものの言い方をすることになるのである。
*前頭葉
生物界の中でも、人間だけが圧倒的に大きく発達した部分である。
人間が人間であるために、最も重要な部分であるともいえます、五感から得た外的感覚情報が処理された上で、前頭葉の「連合野」という総合システムに送られ、記憶や感情と一緒に処理されて、物事を考えるという高等な働きをするのです。
思考、判断、創造性の中枢であり、人間活動の総司令部ともいうべきところです。
前頭葉の前半分の連合野の機能とは、一口で言うと「人間らしい社会生活を営む機能」ともいえます。
口や舌を動かしてしゃべることや字を書くことも。前頭葉の大事な機能です、人間で最も発達した機能として「言葉」があります。
*側頭葉
記憶と感情に重要な役割を果たしており、さらに味覚、嗅覚、聴覚の中枢でもあります。
嗅覚神経は人間では退化して、前頭葉の下面に細長く一対あるだけですが、ネズミなどでは非常に発達しており、嗅脳という大きな場所を占めています。
側頭葉は言語にも関わっており、感覚性言語野もこの部分に位置しております。
感覚性言語中枢、これらの感覚の中枢は左右半球とも対称性に存在しますが、聴覚中枢からの情報により言葉を理解する、感覚性言語中枢(ウェルニッケ中枢)といいます。
ここで色々な音の情報の中から言葉を聞き取り理解するのです。
弓状束という連絡路でつながっている運動性言語中枢とこの中枢が一緒に働いて初めて人との会話が出来るのです。
記憶の中枢、記憶の中枢といっても、すべての記憶が一カ所に貯蔵されている場所という意味でなく、見たり聞いたりしたことを記憶として入力する機能が側頭葉の内側の「海馬」というところにあります。
*頭頂葉
頭頂葉は感覚の中枢として重要です、前半部に随意運動の中枢と接して体の各部位からの触覚や痛覚、温度覚、手足の位置を知る深部覚などの感覚を認知する中枢(感覚野)があります。
ここには痛みに対して反射的に手を引っ込めるなどの原始的な感覚認知でなく、痛みの種類までも判断するようなもっと複雑な感覚を認知する中枢です。
頭頂葉と前頭葉を分ける溝に中心溝があり、この部位の近くに「体性感覚野」があります。この部分は皮膚感覚「触覚」を司っています。
さらに大事なことは、体の感覚だけでなく、後頭葉に入った視覚情報や側頭葉に入った聴覚情報などの感覚をまとめて処理し、総合的に認知する感覚連合野があることです。
*後頭葉
視覚に関係した中枢、後頭葉は、視覚に関係した中枢で、眼から入った面像情報は視神経を通って脳に入る前に(視交叉)で視神経の束が左右交差して、左側の視野の映像は右側の視床にある外側膝状体というところで中継されて、後頭葉の一次視中枢に送られます。
右目の視野情報は左側の後頭葉に送られます。
視覚認知に関する複雑な処理を行う視覚連合野に情報が送られ、色や形、ものの動きなどの識別が行われ、さらに頭頂葉の感覚連合野でその意味づけがされて、画像情報の認知が出来るようになるのです。
たとえば、後頭葉の色を認知する部位が両側とも侵されると景色がすべてモノクロになってしまいます、人の顔を識別する部分なども、最近の研究で明らかにされつつあります。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、






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若年性うつ病(未熟型)! 企業対策指導案!

2012-01-26 00:00:40 | 人の脳
ここ数年、一生懸命働いた結果、心身ともに完全に消耗して「うつ病」になってしまう。いわゆる典型的な「うつ病」患者(従来型のうつ病)が相対的に減少している。それに対して増えているのが、新しいタイプのうつ病だ。
過重労働があるわけでもないのに、上司から叱責や失敗ですぐに落ち込み、「会社に行く気にならない」「気分が暗い」と精神科クリニックを受診。
「鬱状態」の診断を受けて長期に会社を休んでしまうというタイプの患者が存在感を増している。
従来型のうつ病は「自分はうつじゃない、自分が弱いだけだ」と自分を責め受診を勧めても病院にも行きたがらず、家に引きこもる事が多い。
ところが昨今の若年層に増えつつある新しい「うつ病」は、自ら責任的に受診し、その原因を上司の態度や会社の体制にあると主張し「自分は一生懸命働いているのに○○が悪いからうつになった!」と他罰的になる傾向が強い。
また、このタイプは、会社に行けなくても、休職中に海外旅行に行ったり、趣味の仲間と元気に活動できるなど、意欲の低下は限定的であることが特徴だ。学問的には、まだこのような状態に対して明確な呼び名はないが、私はこのようなタイプの「うつ」をその主たる原因が本人のストレス耐性の弱さや人格の未熟性にあることから「未熟型うつ」と呼んでいる。
7/24、週刊東洋経済から引用、
ここで、うつ病と脳の関係について説明しよう!
うつ病の人の体内では、ストレスホルモン(コルチゾール)が高止まりしている。健康な人ではストレス(外的刺激)を受けると、副腎皮質からストレスホルモン(コルチゾール)が分泌される。但し、時間と共にコルチゾールの血中濃度が下がって行く。うつ病の人ではストレスホルモン、コルチゾールが分泌され、そして、コルチゾールが血中濃度で下がりにくくなる。
また、人の脳内では、うつ病の人の脳内ではストレスによって神経細胞(ニューロン)の新生が阻害される。つまり、脳細胞、ニューロンに影響を与えるのである。
ストレスをかけ続けると、ニューロンの樹状突起が短くなり神経新生も阻害される。これらによって情報の伝達も低下し、脳活動も低下するのです。
現在では「抗うつ剤」を服用すると脳に何かしらの変化があると考えられるが、うつ病の原因メカニズムは未だに解明されていないのだ。
以前、従来型のうつ病は「セロトニン」の欠如が主な原因と考えられていたが、現在ではうつ病の原因を説明しきれないのである。それだけ複雑になってきたのである。また、多様化してきているのです。
若年層の「未熟型うつ病」に対して企業はどのように対応すべきか!
まず、本人のメンタル不全の原因を見極めることが重要である。また医師の診断書に「うつ病」とあっても状態の把握が必要でもある。
「抑うつ状態」の概念は広く、遺伝的な要素から親が亡くなったことや人間関係に悩むなど、一過性の抑うつ状態など様々である。
また、個人要因や環境要因(職場)などを見極めも必要である。
私は未熟型うつ病を「我慢することを学ばずに成人になった若者」や「我が儘に育った家庭環境」など、また、人との会話(コミュニケーション)不足などにより、人の脳の「社会適応障害」であると指摘している。
人との関わり合いを苦手とし、体験不足から人間関係に悩み苦しむのである。
未熟型うつ病に疾患する若者は増加傾向にあり、高学歴であればあるほど、プライドも高く、自分が納得しない職場や環境を極度に嫌がるなどの一見我が儘と思えるが、本人たちは「世間知らず」なのである。
これらのタイプを指導する場合は、我が儘だ、我慢が足りないと叱咤激励するのでなく、納得行くまで話し合い、理解させることが重要である。
現在、折角その企業とご縁があり、入社しても3年以内で退社、退職する社員が40%を超えているというのだ。今年も就職難で折角入社しても、自分の思い通りにならない、考えていたのと違うなど、中には自分はこの会社に向かないと決めつけ、そして3年以内で多くの若者が会社を辞めて行くのです。
中でも最近は、未熟型うつ病で長期休職からそのまま退社してしまうケースが増えている。
これらの現状は企業にとって莫大な損失であり、中には優秀な人材も居られるので、将来的にも必要な人材でもあるのです。
新入社員が定着しないと、中堅社員が益々雑用や新入社員の分まで働からなければならず、働き盛りの30歳代~40歳代では、過酷な労働時間が問題化し、こちらは従来型のうつ病に疾患する人たちである。
最近では、ノー残業などの対策が浸透し、従来型のうつ病は減少してきているが、逆に若年性の未熟型うつ病が増加傾向である。
私共研究所は、これら未熟型うつ病対策、予防策として、企業研修、うつ病対策監修などを指導を行っている。
脳科学と感覚生理学の応用から、体験を重視させ、若者たちに人との関わり合い、コミュニケーションの仕方、人との関わりを学んで貰うなど、精神面の鍛錬を重視している。 つまりは「社会適応能力」を養うこと、そして人との会話や関わり、コミュニケーションを学び、体験することでストレスに対応出来る精神力と自分の脳で考える能力「知恵」を学ばせることで従来のスパルタ的な指導方法では、現在の若者たちには通用しないし、理解出来ない。
だから、私共が考案した。脳科学と感覚生理学から「精神力、対話力、五感力」そして「社会適応能力」を養うことが目的です。
これらを企業で研修という形で実施しして頂ければ、人材的損失を防げるだけでなく、人材育成にもつながりひいては、その本人の将来のためでもあるのです。私共五感プロデュース研究所は、これらの指導が急務であり、依頼が今後とも多くの企業から頼まれると予想している危機的な状態でもあるということを関係者の方々に理解して頂ければ幸いです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、



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ストレスをためない睡眠術!

2012-01-25 00:00:40 | 人の脳
※長い過ぎる睡眠も病気のリスク増す!
多くの人が「自分は睡眠不足」だと言う。「8時間眠っていない」から、というのがその理由だ。
では、理想の睡眠時間は何時間か。2004年に発表それたデータによると、25歳で7時間、45歳で6.4時間、65歳で6時間という結果が出た。
毎晩8時間眠れるのは14~15歳。標準的な睡眠時間とは、この程度だ。
睡眠不足になると睡眠が深くなるが、反対に寝過ぎると睡眠が浅くなる(ここでいう「寝る」は眠るために床に就くことを指す)例えば、男性だったら定年を迎えたり、女性は夫や子供のお弁当を作らなくてよくなるなど、生活環境が変わると急に睡眠時間が長くなる。
男性では60代、女性では50代が多いだろうか。その年齢になると、体力にも自信がなくなってくる。そのため「たくさん眠ることは身体にもいい」と考えがち。ところが人間は、身体や脳が要求している以上は眠れないように出来ている。
このような、定年退職してゆっくり休もうと思っていたら不眠になってしまった。というケースは多い。
これまでは、仕事を辞めたことで生活にハリがなくなったためとされ、「眠れなくても、床に就いて横になるだけで身体の休息になっている」と指導していた。しかし、最近では横になって眠れない時間を過ごすこと自体がよくないと考えられている。
午後10時に床に就いて午前7時までの9時間、すべてぐっすりと眠れるわけではない。
最近のうちはいいが、毎日やっていると苦しくなってきて、大方の人は元の睡眠時間に戻す。ところが、まじめな人ほど「何とか眠らなくては」と思うようになる。
これも、不眠症の原因になる。短い睡眠時間は健康に悪いが、逆に長くても病気のリスクは高まる。
米国の調査結果では、米国人で7時間、日本人では6~6.5時間が高脂血症のリスクが最も低いとされる。つまり、平均値が一番よいということだ。
※男女で異なる、体内時計!
不眠を考えるうえでもう一つ、重要なファクターがある。体内時計の問題だ。
歳を取るにつれ、男性は50~55歳ごろから急速に朝型化して、早朝覚醒が増える傾向がある。一方、女性にはそれほど変化が生じない。ここで、女性がマイペースで生活を続けていけば問題はないが、夫に合わせて早く寝ようとすると、
寝付けない女性が増えてくる。
就寝パターンを無理に合わせず、自分の好きなペースで楽しく過ごしたほうがいい。
体内時計の遅れから生じる極端な夜型生活は10~20代によくみられる。「睡眠相後退症候群」と言うが、これは医師の処方薬で治せるようになってきている。
20代であれば、一晩寝れば解消できない徹夜も、体内時計が完成し、夜に眠り、昼間は起きているというメリハリができてくると、そう簡単に解消できなくなるのは、40代前半ごろまでだろう。
高等動物には、脳を使った分だけ休ませる仕組みがある。しかし、身体には使った分だけ休ませる仕組みはない。
昼間激しい運動をして血圧が上がっても、身体を休ませる仕組みはなく、夜になり眠る時間にならないと身体は休まらない。週刊東洋経済、6/25日号より抜粋引用、うらやままこと、東北大学医学部医学博士、
以前にも、私が睡眠と脳の関係を説明したことがあるが、「人はなぜ眠るのか?」は脳の安定、脳の活性化のために人は眠るのです。
人が睡眠している時にも、脳は眠っていないのである。前日に記憶したこと、覚えようとすることを定着させるために脳は活発に活動しているのです。
また、無呼吸症候群など睡眠障害によって、脳に充分な酸素が行き届かないと、充分な睡眠が取れず、昼間に強い睡魔に襲われることになるのです。
他に、体内時計の乱れから、睡眠時間の短い人たちが急増している。朝目覚めたら、窓を開けて太陽光を浴びて、体内時計にスイッチを入れることが大切です。また、入眠前には、脳の興奮するような行為は避ける。携帯電話のメールやインターネットなどパソコン、映画などを見ていると脳が興奮状態になり、睡眠の妨げになることがあります。
ですから、脳をリラックスさせる。脳内に「セロトニン」物質を分泌させることでも睡眠を誘発できるのです。
大量のアルコールやコーヒーなどを飲むと、入眠時間が長くなり、寝付きが悪くなったり、途中で目覚めたりします。ですから、入眠の1時間前ほどには、脳を落ち着かせ、リラックスさせることが大切です。女性の方なら、アロマオイル「ラベンダー」の香や心地良い音楽を聴いて睡眠に入るとスムーズに眠れることが多いのです。
例えば、熟睡できたからと毎日数時間の睡眠では、体内時計や睡眠リズムがずれている。乱れている可能性もあります。
日中は出来る限り野外などで太陽光を浴び、適度な運動に心がけ、夜にはセロトニン物質の分泌で睡魔が訪れるようにリズムを整え、私のように12時には入眠に入り、そして朝6時30分には起床する。入眠が30分以内なら朝の目覚めも良いものです。
これらは睡眠リズム、体内時計「松果体」の活性化によって、夜、セロトニンを分泌させ、眠気になるのです。
また、眠くないときには「無理に眠らない」横になっていても、脳が興奮状態では寝付けません。そんなときは本を読んだり、静かに音楽を聴いたりして心が落ち着き、眠くなってから寝ます。翌朝、すっきりと目覚めれば、数時間でも大丈夫です。但し、毎日のようにこのような状態は「体内時計が乱れている可能性」があるということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、

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高性能補聴器!

2012-01-24 00:00:40 | 支援、援助
デジタル化で性能アップ。
「聞こえ方」に変化がある!? 
聴力チェック!
□会話をしているときに聞き返す。
□後ろから呼びかけられると、気づかないことがある。
□聞き間違えが多い。
□見えないところからクルマの接近にまったく気づかない。
□話し声が大きいと言われる。
□集会や会議など数人の会話でうまく聞き取れない。
□電子レンジの「チン」という音やドアのチャイム音が聞こえにくい。
□相手の言ったことを推理で判断することがある。
□雑音の多い職場が大きくてうるさい音のする場所で過ごすことが多い。
□テレビやラジオの音量が大きいとよく言われる。
チェック数5個以上、なるべく速急に耳鼻科医で診察を。
3~4個、一度、耳鼻科医で相談を。0~2個、現状では問題ないと思われるが、今後も定期的に耳の検査を。出所、日本補聴器工業界。
難聴は誰でも避けられない症状だ。30歳代から高音域を中心に聞こえづらくなり、50~50歳代からは会話に支障が出る人もいる。聴力が低下している日本人は、実に1944万人に上る。それだけ補聴器は重要な器機なのだが、よく調べずに購入すると、使用しづらいモノになることもあります。
しかし、補聴器を使わずにいると、言葉が聞き取れずに聴覚中枢が衰え。一旦衰えると回復させるのは非常に大変である。
最近、低年齢化している「難聴」原因は、携帯音楽プレーヤーを最大限の音で絶えず聴いているとか、ギター、ドラムなどの演奏、雑音の大きな現場、工場や工事現場などの従業員なども「突発性難聴」に疾患する人たちが多いのです。
以前から、日本は雑音が大きい、多いと指摘しています。家電売り場では大音量でテレビや、音楽を流しています。
若い人であれば、突発性難聴も回復しやすいのですが、高齢者では回復も遅いか、手遅れになることも多いのです。
これら、聴覚が聞こえなくなったと自覚するのは、周波数、特に高周波の音が聞きづらくなるからです。
10歳代であれば,可聴域も20Hz(ヘルツ)~20.000Hzの範囲であるが、70歳代になると,高周波が半分程度の20Hz~10.000Hzと可聴域が狭くなるので、人の会話などが聞きづらくなるのです。
また、聴覚、耳だけではなく、脳の聴覚野での処理に時間も掛かるので、早口や小声での会話が聞こえないのです。ですから、高齢者には、ゆっくりと分かりやすい言葉で話すことが重要になります。
そこで難聴に対して、重要になるのが補聴器です。
最近の補聴器は雑音の排除は勿論、デジタル化し、とても聞こえやすいです。
また、聴脳力と音響治療器機の開発ということで、医学療法と音響工学の連携による新たな「耳鳴治療器機」の開発に私の知り合い、株式会社、エルシー電機、社長、石塚進氏が開発した。画期的な補聴器があります。
最新の補聴器はブルートゥース対応です。ブルートゥース対応のデジタルノイズジェネレーターならサイズ制約をあまり受けずに低予算でも可能、かつCMSOS出力制御に必要な1/fゆらぎ生成アルゴリズムの解折理論の数式は必要に応じて解折できます。
補聴器以外でも、ブルートゥース対応のイヤホーン、ホッドホーンなどにも凡用性があり、潜在需要や市場マーケットも大きく,商品化の期待も高まっていますという。石塚進社長の説明です。
このように最新の補聴器は、単なる聞こえやすい器機から、音響治療、音響セラピーと呼んでいますが「聴脳力」と名付け、聴覚野を刺激し、脳の活性化から、聞こえないというハンでキャップを克服し、音楽を楽しんだり、人との会話をして、コミュニケーションをとるなどに活用できるものであり、今後の需要拡大は勿論、高性能な補聴器は益々進化し、開発が進むと思われます。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、

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カーオーディオを高音質にさせる!

2012-01-23 00:00:40 | 感覚、五感
最近の日本の高級車のカーオーディオは高級化して音も良くなっていますが。決して「高音質」ではありません。
特にカーナビゲーションと連携になっているタイプのカーオーディオは、CD等の音楽を圧縮して、ハードディスクに保存するのでどうしても、音質的に落ちてしまいます。数多くの曲(音楽)をCDなしで聴かれるメリットはありますが、その分音質が低下してしまうのです。
逆にCDなどは音質を保てますが、車なので振動やCD入れなどの操作のために、運転中では操作できません。
そこで、私共が提案している。カーオーディオの音質を向上させるために、「PC1bitオーディオ」、従来のCDの音源は16ビットです。これらCDから取り込んだ音源を24ビット音源に変換させることで、ハードディスクに保存しても高音質の音源が確保出来るものです。
これらは、変換ソフトと、大容量のハードディスクが必要になります。
CDなら700MBで16曲ほどの音楽が保存出来ますが、この24ビット、1ビット音源は、一曲が200MB前後と大容量ですから、CDだと3曲程度と容量が必要になるのです。
だから、高音質で生音に近い、音源と音楽が聴かれます。私のパソコンには変換ソフトと、非圧縮の音楽が保存してあり、これらを1ビット専用プレーヤーで高性能オーディオに繋げると、それは異次元の音、音楽が聴かれます。
私共は、これら「次世代音源、音楽」だと指摘し、カーオーディオや家庭での音響システムなどへの応用、パソコンのハードディスクに音楽を保存し、USB等の接続から、高性能なアンプとスピーカーで、高級オーディオが出来上がります。廉価版のオーディオシステムでも、高級オーディオに匹敵、それ以上の性能を発揮します。
これらの高品質な音、音源を私共は、医療の現場、病院や高齢者施設などでの応用で、アルツハイマー病の予防、改善に繋がると考えております。
現に、スピーカーメーカーの社長に会い、脳波や脳血流変化などのデータを取り、研究の成果から。高齢者でも聴きやすい音、音源が可能になることが知られています。これらの高性能な音響システムに、1ビットオーディオ、ミュージックを取り入れることでより一層効果的だと思われます。
これらを鑑み、私共は「音響セラピー、高音質セラピー」と名付け、病院や高齢者施設で、音楽セラピーの一環として応用できるものだと確信しております。
また、カーオーディオに導入することで、安全運転や、人の心理や脳に働きかけるため、冷静な判断や反射神経にも左右すると思われます。
また、高級車の証として「世界初、1ビット音源」導入のカーストレオが誕生することになるのです。
これらの音源を聴いた人たちは、口を揃えて、クリアーな音だ!
感動した。歌声が生のように聴こえるなど、感心する人は多いのです。
多くの場合は、CDもオーディオもこれら対応、専用のオーディオは開発も販売されていません。
ですから、携帯音楽プレーヤーでは聴かれないのです。パソコンのようにハードディスクに大容量がないと、音楽が保存出来ず、再生も難しいのです。
これらから、「PC1bitオーディオ」と名付けているのです。
今年以降、世間にも注目され、聴いた人たちは、音、音源のクリアーさに感動すら覚えると思います。
是非、日本オーディオメーカー、カーオーディオの開発担当者、関係者にこれら1ビット音源を推進し、私共のプロデュースによって、音響セラピーという新しい癒しの音、音楽、脳科学の見地から考え出された「高音質」に拘り、提唱して参ります。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、

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「脳を若く保つ方法」(2006年5月/アメリカ)

2012-01-21 00:00:40 | 人の脳
(ハーバード大学医学部発行「ハーバード男の健康(Harvard Men's Health Watch)」 2006年5月号「Keeping your brain young 」より)
1. 知的刺激を得よう!
脳を活発にすると神経細胞の間の新しい繋がりを増やし、新たに神経細胞を作るのを助けるかも知れません。このために、読む、描く、学ぶ、新しい趣味を持ってみましょう。
2. 身体を動かそう
運動は思考に関係する脳の部分に血液を送る血管の数を増やし、新しい神経細胞の発達を促します。毎日1マイル(1.6キロメートル)を歩くと認知機能の低下の危険性を13%減らすという研究報告があります。
3. 食べ物を良くしよう
カロリーを減らすと知的低下の危険性を減らすことにつながります。葉酸、ビタミンB6,B12のビタミンB群を摂るようにしよう。これらのビタミンは血液中のホモシスチンを下げるのを助けます。高ホモシスチンは認知症の危険性を高めます。
4. 血圧を良くしよう
中年期の高血圧は認知機能の低下の危険性を高めます。
5. コレステロールを良くしよう
LDL(悪玉コレステロール)が高いと認知症の危険性を高めます。HDL(善玉コレステロール)が低くても同じです。
6. タバコをやめよう。
ある研究によると喫煙は認知症の危険性を2倍にします。
7. アルコールに依存しない
多量の飲酒は認知症の大きい危険因子のひとつです。もし飲むのなら、1日2杯までにしましょう。
8. 頭の怪我をしない
人生早期の中程度から重度の頭部外傷は認知障害の危険性を高めます。
9. 社会的繋がりを作ろう!
ある研究によると、頻繁な社会的な交流は認知症の危険性を42%減らします。
これらに私が提唱する「アンチエイジングと脳!」アンチエイジング(抗加齢)と脳は親密な関係にあります。
心身ともに健康で、何時までも若々しく居られることは、私たちの夢であり、希望でもあります。
人が老いるのを防ぐことは現段階では不可能です。但し、脳や身体、感覚を鍛錬することで、衰えを緩やかにすることは可能です。
これらの考え方が、私が提唱する「アンチエイジングと脳」の関係です。
つまり、脳や身体は鍛錬しないと「錆びる」ということです。
私が提唱する「アンチエイジングと脳」は、運動、食事、ファッション、美容、コミュニケーション、脳鍛錬など、トータル的な取り組みによって、若さを保つという方法論です。
適度な運動に心がけ、食事も腹八分、ファッションセンスをアップさせ、美容にも心がける。そして、色々な人たちと交流し、会話を楽しむ、コミュニケーションをとることで、心身共に若さを、保つことが可能になるのです。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、




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※長寿遺伝子とアンチエイジング!

2012-01-20 00:00:40 | 美容
別名:サーチュインいでんし、サーチュインファミリー、サーチュイン
英語:Sirtuin gene、silent information regulator gene
酵素の一種で、老化を抑制する機能を持つとされるタンパク質。「ヒストン脱アセチル化酵素」(HDAC)の下位分類の一つ(クラスIII)。
最初に発見されたサーチュイン遺伝子はイースト菌から発見された「Sir2」である。同じ分類の物質を、酵母では「Sir2」、マウス(実験動物)では「Sirt1」、ヒトにおいては「SIRT1」と表記して区別する。
サーチュイン遺伝子が活性化すると、細胞の若返りや代謝の増進をはじめとする、老化を抑制するさまざま効果がはたらくとされる。このため、サーチュイン遺伝子を活性化させることで寿命を延ばすことが可能になると期待されている。
サーチュイン遺伝子を活性化させる要素として、小食・適度なカロリー制限やバランスの取れた食事などが挙げられる。また、ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、「レスベラトロール」と呼ばれる物質には、サーチュイン遺伝子の働きを活発化される効果があると言われている。
老化を遅らせ、寿命を延ばす遺伝子が見つかりました。(発見者:マサチューセッツ工科大学生物学部のレオナルド・ギャランテ教授)
老化をもたらす具体的な要因が最新の研究で分かって来ていますが、サーチュイン遺伝子がONになると、指揮者のように働いて、100近くの老化要因を抑える効果があるとか。いわゆるアンチエイジング効果です。
その結果、肌、血管、脳など様々な器官が若く保たれ、寿命が延びるのだと考えられています。
長寿遺伝子、別名:サーチュイン遺伝子サーチュインファミリー、サーチュイン。
英語:Sirtuin gene、silent information regulator gene
酵素の一種で、老化を抑制する機能を持つとされるタンパク質。「ヒストン脱アセチル化酵素」(HDAC)の下位分類の一つ(クラスIII)。
最初に発見されたサーチュイン遺伝子はイースト菌から発見された「Sir2」である。同じ分類の物質を、酵母では「Sir2」、マウス(実験動物)では「Sirt1」、ヒトにおいては「SIRT1」と表記して区別する。
サーチュイン遺伝子が活性化すると、細胞の若返りや代謝の増進をはじめとする、老化を抑制するさまざま効果がはたらくとされる。このため、サーチュイン遺伝子を活性化させることで寿命を延ばすことが可能になる、と期待されている。
サーチュイン遺伝子を活性化させる要素として、小食・適度なカロリー制限やバランスの取れた食事などが挙げられる。また、ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、「レスベラトロール」と呼ばれる物質には、サーチュイン遺伝子の働きを活発化される効果があると言われている。
アカゲザルを使ったカロリー制限に関する20年間の研究により、低カロリーの食事が、霊長類の新陳代謝に変化を及ぼして延命効果を高めるという、現時点で最も有力な証拠が提示された。この手法はおそらく、人間にも効果があると見られる。カロリーの値は標準的な値より30%低いが十分な栄養のある食事が与えられたサルは、その多くが、心臓病や加齢にかかわる他の病気に見舞われずにすんでいる。
写真のサルはカロリー制限なし、左はカロリー制限した猿。
※長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)をONにするために、食事と運動、脳科学を応用した取り組みによって可能になる理由について!
サーチュイン遺伝子は人間では全ての人が持って居る遺伝子です。但し、この遺伝子は通常ではなかなか活発化しません。
そこで、このサーチュイン遺伝子のスイッチをONにする。活発化させるためには、食事の内容が重要な要素なのです。つまり、腹八分の食事によってこのサーチュイン遺伝子が活発化するのです。
「ハングリー精神」が重要となるのです。我々人(ホモサピエンス)は粗食に耐えて、生き抜いて来ました。その頃の遺伝子を先祖代々受け継いできたのです。
但し、現代社会において、腹八分の食事に心がける。取り組むことは我慢をしなければなりません。
例えば、美味しい食事を我慢して食べずに腹八部に心がけることは余程の覚悟がなければ出来ないはずです。
そこで、私共は「脳科学を応用した腹八分」を解明しております。それは、食事20分方です。
食事をするときに早食いで食べるのでなく、ゆっくりと咀嚼して20分間を掛けて食べると、小量(腹八分)でお腹一杯(満腹)と感じて食べられなくなるのです。
では、なぜ20分なのかをご説明します。これらは脳の(満腹中枢)にスイッチが入るのに20分ほど掛かることに関係しております。
私たちが食事をすると血液内、血糖値が一時的に上昇します。そして、胃袋からグレリンという物質が脳の「視床下部」この脳部は食欲などを司り、自律神経などもコントロールしている脳部です。
この視床下部に「満腹中枢」があり、20分後ぐらいにスイッチが入り、満腹と感じて、食べられなくなります。
早食いの人が肥満になりやすいのは、これら食事の量、カロリー摂取がオーバー気味になるからです。
ゆっくりと時間をかけて、咀嚼して食べると、口内ではアミラーゼとデンプンによって唾液と食事により美味しいと感じます。
また、ゆっくりと咀嚼するこ
とは、脳神経細胞「三叉神経」を刺激し、唾液の分泌などを促し、口内の健康や細菌から守ってくれる働きをします。
また、散歩などの運動はストレスの改善と、脳のアンチエイジングの取り組みにウォーキングが最適であるのです。今後とも脳とアンチエイジングの関係を紹介して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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聴く意味!

2012-01-19 00:00:40 | 感覚、五感
人の聴覚は様々な外的刺激を脳の聴覚野で認識し、判断している。
但し、聴覚も経験記憶に関係している。子どもの頃に「危ない音」、車がぶつかる音やガス漏れの「シュー」という音、高い場所から物が落ちる音などを私たちの身の回りには「危ない音」、自然界の「心地良い音」など様々な音情報を脳に記憶して行くのです。
都心では、車の通る音、人の話し声、信号機、お店のBGMなど本当に多くの音情報に溢れている。
現在、子どもたちや若者たちの多くは「耳を澄ませた体験」が希薄であり、以前に中学生で五感授業を行った時に「サウンドスケープ」、音風景と題して、目を閉じ、その場に立って聞こえる音をシートに書き込んで貰ったものです。
生徒の中には、目を閉じると、やかましいくて怖いと表現する子どもいた、昆虫の鳴き声がどれで、野鳥の鳴き声がどれなのか? 理解できない人たちが多いのです。
これらは日々の生活の中では、人工的な刺激、デジタル音(電子音)、デジタル映像、3D映像、バーチャル映像など、遊びもテレビゲーム、インターネットゲーム、飲み物や食べ物も人工甘味料など様々な人工的な刺激に曝されています。これらの感覚では、アナログ的な刺激が認識、理解できず、昆虫や野鳥の鳴き声がやかましいと感じ、雑音として認識するのです。
以前には、風鈴の音色がやかましいと隣人とトラブルになり、若者が隣人を殺害するという事件が発生しました。これらがまさしく、人工的なデジタル音の感覚に陥った感覚が危ないと私が警鐘を鳴らしているのがここにあるのです。
人が音を認識するのは、例えば昆虫や野鳥の鳴き声など心地良いと感じたときには、人の脳の左脳の聴覚野が刺激され、認識します。逆に電子音や雑音などは右脳の聴覚野で感じ、認識するのです。
但し、日本人と欧米人では「音の認識に違いがある」。欧米人の多くは昆虫や野鳥の鳴き声を右脳の聴覚野で認識しているので、雑音と感じているのです。
現にアメリカ人の多くは「蛍」を(ファィヤーフライ)、火の蠅と表現し、うっとしいと感じているのです。ですから、蛍が近づくと手で払おうとする人も居られます。
日本人の文化として音を楽しむ「音遊び」という風習があります。
和楽器を始め、遊びにも昔は様々な音がありました。たこ揚げにもブーン、ブーンという音を出したり、夏場の風鈴の音色、祭りの太鼓や笛の音色など本当に様々な音風景があります。
ところが、最近はこれら音風景にも「異変が生じている」。それは、昨年の夏に、盆踊りを「無音」で踊っている異様な雰囲気を見かけたので、私は踊っている人たちに声をかけ、なぜ、音を出さずに踊っているのですかと問いかけると、近所から盆踊りの音がうるさいとクレームがあったからだと答えて呉れたのです。
太鼓や笛の音色なども現代人は雑音と感じている人は多く成って来ている。私はこの殺伐とした感覚を「音の欧米化」、「五感の欧米化」と呼んでおり、日本古来の音の認識、感覚にも異変が生じているという証しです。
これらの感覚に陥るのは、やはり、現代社会の環境の急激な変化が影響していると私は考えている。
現代社会は、私が提唱している「無傾向社会」と呼んでいるように、無を好む人たちが増えている。これらを対象にした製品、商品も世の中に溢れている。「無味」(ゼロカロリー)、人工甘味料、「無臭」(合成香料)、芳香剤、脱臭剤など、「無音」(快適音)、ヘッドホーン、携帯プレーヤーなど。
このように無刺激な感覚が好まれている傾向は決して良いことではありません。特に子どもの頃からこのような人工的な刺激を五感で受け取り、脳で感じると、脳の正常化、活性化には繋がらないのです。
やはり、心地良い音も聞き、香りも嗅ぐ、見る、触る、味わう、そして不快な刺激も受け取る。嫌な音も、臭い匂いも嗅ぎ、汚い物も見る、嫌な物にも触る、不味い物も味わうなどの刺激が脳に体験記憶として定着し、そして、快適な刺激も不快な刺激も識別でき、そして、五感も鍛錬され、同様に脳も活性化し、正常化するのです。脳の活性化は、感性、観察力、洞察力、集中力など様々な脳力に重要な要素です。
以前から私は何度も提唱しているように、五感を鍛錬する重要性は、ずばり脳の発達、脳刺激にあるのです。正しい判断、認識など、様々な脳力を発揮させるためにありとあらゆる刺激を五感を総動員して感じ取り、五感の鍛錬から脳を活性化させることで、人の潜在的能力など、様々な脳力が発揮出来るようになるのです。
皆さんも、視覚以外の感覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を意識的に活用し、研磨する重要性がここにあるということを私から提言させて頂きます。


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潜在的能力を養う!

2012-01-18 00:00:40 | 感覚、五感
よく潜在能力を引き出す、育むなどといわれていますが、そもそも「潜在能力」とはどんな意味をもつのでしょうか、辞書によると、潜在能力とは、人間に内在とているとされる従来よりも質量や量的に高い能力のことを指すとある。
最近、私のところにテレビ局や番組制作会社から、潜在的能力に関わる番組から取材が多く成ってきている。
今月の7日に日本テレビ「世界まる見え!」の番組の中で「火事場の馬鹿力を科学的に解明すると」題して、私が番組の監修を致しました。
内容は、ご覧になった方々は驚かれたと思いますが、これら火事場の馬鹿力も私たち脳の潜在的能力の一部の「無意識的反応」、行動なのです。
普段、私たちの身体や筋肉などの運動は、精一杯頑張っても、80%程度の力しか発揮していません。それは、常に100%の力や能力を発揮していると、身体も精神も壊れてしまうからです。
現に、火事場の馬鹿力を発揮した後には、筋肉や骨を折ったりと時には、あまりの痛みに気絶してしまう人も居られるほど身体にも精神にも負担がかかるのです。ですから、人の脳が勝手にコントロールしているのです。
自分では、目一杯頑張っているつもりでも、100%の力や能力は発揮されていないと言うことである。つまり、常にセーブしているのです。
但し、自己に迫る危機や命に関わるような出来事が起きると、身体や危険を回避するために思わぬ力を発揮するのが「潜在的能力」なのです。
例えば、潜在的能力を簡単な鍛錬や訓練で発揮し、引き出し、発揮することが出来れば良いと思いませんか? これら潜在的能力は、確かに一部ですが引き出し、発揮することが出来ます。スポーツなどでは、大声を出して気合いを入れる。但し、これらも日々のトレーニングがあっての能力の発揮だが、「シャウトの法則」といわれ、砲丸投げ、円盤投げ、槍投げなどの選手が大声で気合いを入れて投げるのがそうである。声を出さないで投げるより、20%近くも力が出るという研究データもあります。
では、これら潜在的能力を学校の勉強や仕事に活用出来たら良いと思いませんか? 記憶力が高まったり、脳活動がよく成ったらと考えている人は多いと思いますが、よく本を読んだり、このCDを聞くだけで、この本を読むだけで、脳トレゲームをすれば脳が活性化し、記憶力がよくなり、脳が活性化するとよく言われていますが、これらはあまり効果が現れず、個人差もあります。つまり、やらないよりはやった方が良い程度であると理解して欲しいのです。
やはり、潜在的能力の一部でも引き出し、発揮出来れば自分でも驚くほどの効果が現れるのです。つまり、実感しない限りは脳も感覚も活性化していないということである。
例えば、記憶力を高めるのには、本を読むのも音読や覚えたい漢字は、何度も書き下ろし、メモでもよいので書いて覚えること、これらは人の五感を刺激し、五感を利用して、記憶を定着させる方法です。では、記憶力を高めるのには、どうしたらよいのか、これらは脳科学者でも実際には、これが効果があるという方法はあまり見つかっていないのです。数字を暗記する方法なども物語風にするとかのテクニックがあるが、これらは覚える方法であり、記憶力を高めることには繋がらないのである。
私共は、脳刺激から記憶力を一種なら高める方法がある。あまり教えたくないが、実際には驚く方法で高まります。普段と違った強い刺激を五感から受けると、脳活動が高まるのです。これもテレビ番組の中で実験し、良い結果が出ました。その方法とは、ワサビを大量にすり潰し、それを嗅ぐこと、鼻にツーンと強い匂いがしてくる。それから、腕の肘の内側などをつねって痛みを感じられたら、強い刺激を感じる。但し、不真面目にふざけているとあまり効果がありません。必死になり集中することで記憶力も高まり、集中力も同時に高まることで、記憶力が向上するのです。数字の暗記桁数が増えて行くので実感出来るはずです。また、五感能力を高める鍛錬でも、普段無理だと思われたことが簡単にできます。
もし、貴方が150kmのスピードボールがバットで打てると私が指摘したら信じますか、私は野球をしたことがない、到底無理だと諦めるはずである。これらのイメージが潜在的能力を引き出せない、発揮出来ない状態を作っているのです。動体視力を高める訓練を1時間程度行えば、誰でも150km程度のスピードボールなら打てます。その動体視力を高める訓練方法は、眼球を動かす訓練をすることです。
本を早く読んだり、早い動きをしている物を眼で追うなどの訓練で驚くほどの運動能力を発揮できるのです。これらの考え方、訓練方法が「人の脳の潜在的能力」の一部を引き出し、発揮させることなのです。
運動能力だけでなく、ビジネス能力などにも応用が可能なのです。このように人の脳力には、私たちでは想像もできない能力が備わっているのです。
私たちは、これら潜在的能力に気づいていないだけなのです。
今後とも私共は惜しみなくこれら脳力開発にお手伝いと指導もして参ります。

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スポーツ選手に栄養学の勧め!

2012-01-17 00:00:40 | 感覚
現在、プロスポーツや団体スポーツなど、世界で通用する選手を育成するためには、身体能力の向上やメンタルトレーニングだけでなは通用しないと私は提唱しております。
以前にも私が指摘したように、日本のスポーツ界にも「脳科学」や「運動力学」の応用が必要であり、効率的で尚且つ合理的な運動能力の発揮によって最大限の能力を引き出す方法です。
数年前に「勝負脳」という、林成之氏が提案し、水泳の北島選手を指導し、オリンピックで金メダルをとったことは有名な話しです。
人は誰しも「潜在的能力」を持って居ます。ところが普段は脳がコントロールして、中々引き出せないし、発揮も出来ません。これら潜在的能力を引き出すことで、100%の運動能力を引き出し、発揮させることで活躍出来るという考え方です。
他にも、運動力学の応用は、スポーツの種類別に、球技ならば「動体視力」を向上させる。身体バランスを整える。柔軟性の高い身体能力をアップさせるなど、種目別の筋肉質にさせる。同様に身体にベストな栄養素、食事も大切な要素です。
よく、縁起担ぎに「とんかつ」を食べて「勝つ」と語呂合わせのような食事を良くしていました。実はこれらは身体的な疲れの回復にもならず、科学的根拠にも乏しいものです。
これらに対して、私共が提案する。「アスリート向けメニュー」食事、栄養素は、種目別、男女の区別によって食事(栄養)を考慮するということです。
例えば、長距離走やサッカーなど持続性を要求する場合は、鉄分や亜鉛などを多く含んだ食材を持ち入れ、疲れ低減のために牛肉や豚肉ではなく、「鳥の胸肉を焼くのではなく、水蒸気で蒸す」など脂身を減らし、それにアスパラなどを添えて食べさせます。
鳥の胸肉は、疲れ物質の「乳酸」を減らすことが知られています。また、アスパラは「アスパラギン酸」という、疲れた身体を修復させる。復活させる栄養素があります。現に栄養ドリンクにも採用されています。
また、豚肉のヒレ肉などはビタミンB1という脳の神経の働きを正常にし、ストレスへの抵抗力アップ。鰻や豚ヒレ肉、カレイ、大豆など。
ビタミンE(血行を促し、ホルモン分泌の状態を整える効果が。アーモンドやナッツ類、鰻やタラコなどに豊富)などの摂取で血液循環を活性化させる働きがあります。これらによって筋肉の疲労や血液の流れを良くすることが出来ます。
他にも、カルシウム、乳製品に多く含まれています。
カルシウムは、脳細胞の伝達を円滑にさせる働きがあります。カルシウムが不足すると、この脳細胞の伝達がスムーズに行かなく成るので、イライラしたりします。つまり、冷静な判断が出来なくなるとプロスポーツでは落とし穴になるのです。
ですから、運動神経、脳から筋肉に指令を出す時にカルシウムイオンが重要になるのです。これらもカルシウムの摂取が重要ということです。
他に、女性アスリートの場合は、特に鉄分を多く摂取することが身体、特に持久力を養うのに必要になります。サプリメントや薬では「ドーピング検査」で指摘され失格になる可能性もあるので、食事から摂取することが大切です。
ひじきを丼で食べさせるとか、肉類もレバー、亜鉛も同様にカギ貝などを多く食べさせるなど、女性は生理という、鉄分を失うと、マラソンランナーは途中で貧血状態になり、走れなくなるからです。
このように選手の種目、男女によって食事、デザートに至るまで、身体、筋肉、脳などの栄養に適用した物を選び、レシピと栄養が選手にとって重要な要素に現代なっております。
但し、栄養管理士では中々、これら運動選手専用のベストな食事メニューの開発も難しいと思います。身体たべでなく、筋肉質、脳などの働きも理解した上でこれら最大限、選手をサポートすることが重要なのです。
そこで,私共は、栄養管理士と私共が協力し、アスリート用に、種目別に適した、男女、選手の体型、食事の時間、量までも指導し、疲れにくい体質と身体能力を高めるための食事方法に至るまで指導が可能です。
ですから、ただ、身体や筋肉、脳に栄養素を摂取させるだけでは駄目なのです。
例えば、20分時間をかけてゆっくりと咀嚼して食べさせる。これらは腹八分の食事になり、脳内に「ペプチドホルモン」が分泌され「気力」に繋がります。
つまり、これらが「ハングリー精神」に繋がるのです。身体的にも軽くなり、動きがよく成り、疲れ肉体質に改善されます。
これらを可能にするのが「脳科学」と「運動力学」の応用から考え出された。食事のメニューなのです。
今後とも、日本のスポーツ、プロスポーツ、オリンピック代表選手などをこれら身体とメンタルをサポートして行くために、食事という重要な要素で支えて行きたいと考えております。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、


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咀嚼の効用!

2012-01-16 00:00:40 | 感覚、五感
※咀嚼の基礎知識、
●複雑な運動の組み合わせ、下あごを開閉したり、唾液を分泌したり、舌で食べ物と唾液を混ぜ合わせたり、咀嚼は複雑な運動の組み合わせで成り立っています。
咀嚼に関わる筋、骨、神経系は運動器官の中で最も多用かつ複雑です。
●自動的に行える、
咀嚼の神経回路は呼吸、歩行、姿勢、血液循環の調節などと同様に脳幹にプログラムされており、意識しなくても指導的に行える運動です。
新聞を読んだり、テレビを見ながらでもちゃんと食べられるのは、そのためでする。
自動的に行える一方で、意識して速めたり、遅くしたり、止めることもできます。
●脳の多くの重要な部位が関与、
咀嚼をコントロールする脳の部位は、極めて広範囲、創造性や適応、学習、記憶、快、不快の情動、本能また体温調節などの通常性、運動、姿勢などに関わる脳の部位が咀嚼のコントロールに関与しています。
※咀嚼の効果8ヵ条!
1、消化、吸収とともに摂食機能を調節する。
2、口、顎、顔の成長発育を促進する。
3、唾液の分泌を促進して健康を守りアンチエイジング効果も。
4、脳の働きを活性化する。
5、美味しさを味わい、幸せな気分に。
6、免疫機能を向上させる。
7、食べ過ぎを抑えダイエットに。
8、骨粗症化を抑える。
日経インテムレッセ9月号より抜粋引用、
以前から私は咀嚼と唾液の関係、脳などへの影響について説明してきました。
現在の子供たちや若者たちの多くが、唾液量が減少し、ドライマウス現象という。唾液量の不足から、消化器官などにも悪影響を与えているのです。
また、ダイエットに「20分間咀嚼ダイエット」と名付け、体重を無理なく痩せられ方法として私は指導しております。
これらは脳科学を応用し、人の食欲と満腹感の関係から提唱しているものです。
人が食事をして満腹と感じるまでに約20分掛かるのです。それは、食事をして胃袋から「グレリン物質」が脳の視床下部、この脳部には「満腹中枢」が存在しており、食べ物を咀嚼して、食べてから、20分後ぐらいに分泌され、満腹だから食べられないと、視床下部から指令が出て、食べられないとなるのです。
ところが、早食いや咀嚼回数の人は、大食いになる傾向が強く、何人前も食べてしまうのです。
また、咀嚼と唾液に関しては、咀嚼回数だけでなく、刺激のある食べ物を食べることも重要です。
現在のように、刺激の強い食材が食べられない、嫌だと食べない人たちが多いのです。梅干し、唐辛子、お酢、ワサビなどが大人でも抵抗があるという人たちが増えています。
これら刺激のある食材もご飯やおかずと合わせて、ゆっくりと咀嚼することで、味覚を育て、唾液量を増やし、歯周病の予防にも繋がり、唾液によって口内の殺菌にも役立つので、歯茎や口内の健康を保つことも出来るのです。
また、咀嚼を繰り返すことで、「三叉神経」脳神経を刺激し、顎の嚙む力、脳神経細胞の刺激から、脳の活性化し、食べ物を美味しく感じさせるなどの効果もあるのです。
ですから、意識して、食事をゆっくりと楽しむ、味わうという、味覚の発達を促し、脳の活性化に繋がるのです。そして、ゆっくりと時間を掛けて食事をすることはダイエットにも繋がり、心身共に健康になる秘訣でもあるのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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高血圧と食事!

2012-01-14 00:00:40 | 感覚、五感
世界健康機構(WHO)によると、世界の全死亡のうち30%が心血管疾患に起因するという。高血圧や高脂血症の治療をしないでいると血管に負荷が掛かり続け、次第に弾力を失い、硬化を起こす。
心臓であれば、狭心症から心筋梗塞に移行、脳血管であれば、脳出血や脳卒中に繋がる。
高血圧や高脂血症は放置すれば生命の危険に直結、例え命を取り留めても深刻な後遺症が残る怖い病気です。
さらに腎臓にも影響を及ぼし、腎硬化症や腎不全を経て、人工透析をしなくてはならなくなる。少し前に高血圧症は、自覚症状が洗われないため、サイレントキラー(沈黙の殺人者)と呼ばれていたが、高脂血症にも同じことが言える。
週刊東洋経済5/29日号より引用。
国内推定患者数は高血圧症4000万人、高脂血症4000万人と言われ、30歳代~40歳代の若い世代にも推定患者数が増加傾向にあります。
やはり、食の欧米化、ストレス、お酒の飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎなどの要因が考えられている。
現在は、既在薬の完成度の高い薬や注目の新薬も相次いで開発されている。
カルシウム桔抗剤、ベジル酸アムロジピン(大日本住友製薬)、アムロジン(ファイザー)、よく使われている高血圧薬、イルベサルタン(大日本住友製薬)、アッバプロ(塩野義製薬)などである。詳しくは週刊東洋経済5/2-9合併号720円をご覧下さい。
高血圧はやはり日々の測定が大事である。我が家の祖母には毎日血圧計で測って貰い、それを私がグラフにして主治医にメールで送っている。
だから祖母には、祖母に合った薬を貰っている。
実は、高血圧症の人達でも、人によっては効く薬と効果が薄い薬も個人によっても違いがあるのです。
例えば、その人にはA社の薬が効き、B社の薬が効きが悪いなどあります。
これらの考え方が「オーダーメイド医療」である。その人の体質に合った薬、治療法を医師だけでなく、検査技師、看護師、薬剤師も含め、その人に合った薬と治療方法を検討するという考え方です。
ですから、私が祖母に何種類かの血圧症の薬を紹介して貰い、病院で効果のよい、体質的に合うものを処方させたので治りも早く、副作用も少なくて済むのです。
高血圧には自覚がないと言われるが、実は少し運動したりすると顔だけが赤くなったり、疲れやすいのである。
また、スポーツ選手の多くが多少普通の人達より血圧が高いのである。
例えば、重量上げ選手は普段から踏ん張る力を使うため、血圧は相当高くなっている。
だから、血管が破裂しないように柔軟で丈夫に成っているのです。
但し、普通では食事などで高血圧になる人達が多いのです。
現在の若い人達の食生活を拝見していると、塩分の多い食事の傾向があり、中には朝からラーメンを食べ、週に3回以上ラーメンを食べ、スープまで飲み干している人達は高血圧症に疾患しやすのです。
また、運動不足でメタボリックの体型では尚更である。
例えば、脳梗塞などの前兆は、箸を落としたり、手足に湯和漢を感じたり、呂律が回らなかったりと何時もと違った感覚があればすぐに検査をすることで脳卒中を未然に防ぐことも可能なのです。
私の母親のように、前兆を感じながら、手足に湯和漢を感じても病院に行かず、一度目に倒れたときも、疲れからだと安易に考えていたようです。
二度目に倒れたときには、クモ膜出血で致命傷だったのです。私の判断もあり延命出来たのだが、後の後遺症が強く表れ、現在は半植物状態の症状である。
また、高血圧は遺伝的要因も大きく、私の母親のように親が高血圧や高脂血症の症状があるようなら、その子供も不摂生な生活を続けていると親と同年代に高血圧や高脂血症に疾患する可能性のリスクも高くなるのです。
ですから、普段から食事に注意し、塩分摂取を適性に保ち、定期的な運動、ストレスを溜めない、お酒、タバコは控えめにするなどの取り組みも必要です。
何より、年に一度でも血行なので健康診断をすることで大病を未然に防ぐことも可能になるのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦

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