センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

脳は眠らない!

2009-07-31 00:08:17 | 感覚
眠れないあなたを病魔が襲う!
ストレスだらけの現代社会で「眠り」に悩むビジネスパーソンは多い。
「不眠」や「睡眠不足」で十分な眠りがとれない生活習慣病やうつ病のリスクは高まる。
睡眠に問題にを抱えている人は4割を超えている。
抱えている42,7% 特に問題はない53,9% 週刊東洋経済調べ。
中でも不眠(眠れない、入眠に時間がかかる)54.1% 長時間残業や夜更かしで睡眠不足、42,7% 眠りが浅い55,1% 十分寝ても昼間に眠気に襲われる44,4%いびき、歯ぎしりなどをしている、22,4% 睡眠中に息苦しくなる6,2%
尿意を感じて目を覚ます、15,8% その他5,8% ビジネスパーソン1,000人にネット調査。
特に十分寝ても昼間、眠気に襲われる、睡眠中に息苦しいは、ストレス性よりも「無呼吸症候群」で中には十数秒呼吸が止まっている人も居られます。
これらは睡眠中に息が止まることで脳に酸素が行き届かず、脳の酸素不足から、昼間に睡魔に襲われるのです。脳の活動が低下するのです。
不眠の症状のある人に質問では、不眠の症状は1年前に比べてどうなりましたか? という質問に、酷くなった32,0% 1年前には不眠の症状がなかった、20,6% 1年前にも不眠の症状はあったが今は改善、10,7% あまり変わらない、35,6% その他1,2% 
不眠の理由として考えられることは?
仕事上の悩みがある51,8% 家庭などのプライベートでも悩みがある、37,5% コーヒー、タバコなどの刺激物を摂りがち、17,4% 残業交代勤務など生活リズムが影響24.9%
入眠前のゲーム、パソコンなどが影響28,5% 胸焼け、胃痛、花粉症、かゆみなど17,8%
騒音、振動など睡眠時の環境が悪い9,5% 他の病気の治療薬の副作用0,8% 分からない11,5% その他4,0% これらストレス性不眠は多くの場合、職場での人間関係や嫌がらせなどの行為など、残業、仕事量などにも関わりがあり、ストレスから心身の不調、不眠に陥るケースが最近多い。
人は人生の中で3/1は眠っている計算になります。
では人間にとって睡眠とは、生命維持に不可欠であり、動物学的には、活動に適さない時間帯に無駄なエネルギーを使わないようにするのです。
また、高度に発達し、巨大化した人の脳、運動、知覚、思考、記憶などを司る「大脳辺頭系」の働かせ過ぎないように休息させ、保全することが目的なのです。
但し、人の脳は完全に眠っている訳ではありません。一部の脳部を休息させているだけです。私たちが眠っている間にも脳は活発に活動しております。その証拠に毎日夢を脳は見ているのです。自分は夢を見たことがないというのは覚えていないだけであり、深い眠り時に夢を見ているから覚えていないのです。
では、人はなぜ眠くなるのか? そのメカニズムを説明すると。
睡眠は人の視覚と脳の関係、朝目覚めると太陽光を視覚で受け止め、脳の視床下部の中にある「体内時計」、人間の体内時計は約25時間と1日24時間より長く、時差が1時間有ると言われている。
朝起きて太陽光を視覚から視交又上核に届くと、体内時計のズレがリセットされ、目覚めモードになります。
そして、体内時計の働きにより、夜になって暗くなると「松果体」からメラトニン(睡眠の調節に関係するホルモン)を生成し、分泌されることで眠気になるのです。
但し、寝る前の30分から1時間前には、刺激物やカフェインの入っている飲み物、考え事、悩み事をできる限り忘れ、心が癒される行為、音楽を聴く、心地よい香りを嗅ぐ、本を読むなども良いでしょう。
まずは、身体も脳もリラックスさせることで質の良い睡眠に繋がるのです。
人が眠るため(脳の休息)に、日中の生活があるわけではなく、むしろ日中の生活のために睡眠があるのです。つまり、睡眠は翌日の活力を養う為なのです。

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認知症予防に、コーヒー有効?

2009-07-30 00:08:21 | 感覚
「コーヒーを毎日飲むとアルツハイマー病の予防に有効かも知れない」。
日米の研究グループが動物実験でコーヒーの新たな効能を示し、注目されている。海外の免疫研究でも同じように「健康効果」を示唆する成果が出ている。
かつて薬として重宝されたこともあるコーヒーで、本当に難病の認知症を防ぐことができるだろうか。
「埼玉医科大学の森隆准教授」はアルツハイマーをはじめとした認知症予防研究に取り組んでいる。これけまでもマウスの実験で、運動と娯楽、社会的コミュニケーションの3療法の組み合わせが有効といった研究論文をまとめた。
今回、米フロリダアルツハイマー病研究やセンターと共同でアルツハイマー病を発症したモデルマウスでカフェインとの関係を調べ7月、米医学誌に成果が紹介された。
人間だとコーヒーで1日5杯分に相当する量のカフェインを水に混ぜて約1ヶ月間摂取させ、迷路で正しい場所に辿り着くことができるという実験をした。
カフェインを摂取したアルツハイマー病マウスは正常マウスと同じくらいの頻度で到達、カフェインを摂取しなかったアルツハイマー病マウスよりも間違う回数が半分だった。また、アルツハイマーの発症と大きく関係している「アミロイドβ」という人タンパク質の脳内の蓄積量を調べた。
カフェインを摂取したマウスは摂取していないマウスに比べて、酵素の働きを抑制しているからだろうと説明する。
懐疑的な意見も、あくまでも今回の結果はマウスを使った動物実験のため、同じことが人間にも当てはまるという訳ではない。アルツハイマー病の専門家には懐疑的な意見を持っている人もいる。
アルツハイマーを発症メカニズムは複雑で何が病気を引き起こすのかはまだはっきりしていないので、早期診断が決め手となる治療法も確立していない。
そうした状況でカフェインがどれほど作用しているかもはっきりしないからだ。
ただ、成果を補うような論文を海外の研究者も出している。フィランドのクオピオ大学研究グループは約1400人の中高年を対象に21年間追跡する疫学調査を実施。一日3~5杯のコーヒーを飲む習慣がある人はアルツハイマー病になるリスク6割程度少ないという。
カナダオタワ大学の研究グループも疫学調査の結果からコーヒーの摂取がアルツハイマーの発症リスクを下げると報告した。
7/25日(土)日本経済新聞、健康から引用。
以前にも私のブログでコーヒーの効能について紹介してきたが、認知症以外にも癌予防、糖尿病予防、。肝機能改善などに効用があると期待されているのです。カフェインがアルツハイマー病予防に繋がる仕組み、認知症は脳内に「アミロイドβの基になるタンパク質」がコーヒーのカフェインが酵素の働きを抑制し、アルツハイマー病の発症原因とされるアミロイドβの酵素を抑える働きが注目されているのです。
「多様な成分が作用」。
「コーヒーは漢方薬とよく似ている」と解説するのは女子栄養大学の石川俊次客員教授だ。カフェインだけで゜なく、ほかにも体によいとされる複数の物質が含まれており、それらの総合的な作用で、癌や糖尿病の予防、今回のアルツハイマー病発症抑制といった効果が出ているとみる。
カフェイン以外の物質としてあげるのが、まず、クロロゲン酸、赤ワインに豊富に含まれることで有名なポリフェノールの一種で、コーヒーの色や苦み、香りのもとになっている。老化を防ぐ抗酸化作用があり、糖吸収の抑制や動脈硬化の予防に効果があるとされている。
糖尿病や癌の予防効果の根拠とされる物質だ。
アルツハイマーとの関係は現段階では分かっていないが「動脈硬化症」の認知症の予防に繋がりそう(石川客員教授)。
私の意見は、カフェインは脳の覚醒効果によって、脳内でのアミロイドβ、アセチルコリンなどの認知症に関わる物質、毒素(酵素)の働きを抑制し、並びに動脈硬化症を予防させる働きから脳血流の改善に繋がり認知症が呼ぼうできるのではないかと仮説をたてている。
私は大のコーヒー好きで、毎日3杯以上はストレートてぜ飲んでいる。夏場でもホッとコーヒーを飲むほどである。30年以上毎日飲み続け、そして定期的な運動に心がけているので、身体も脳も若さを保っている。私にはコーヒーこそ「若返りの水」である。
コーヒーを飲んでいる成果は分からないが、肌年齢を昨年測定したら30代前半と判断されました。
私は毎日3杯以上のコーヒーと毎日コップ1杯の牛乳、週に3回の魚料理を食べているから高齢者になっても認知症に疾患しない自信はある。
これにらはすべての脳の若さを保つため、活性化のためである。

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あなたの臭いは大丈夫!

2009-07-29 00:06:40 | 感覚、五感
にいお気になりますか?という見出しで始まるのは7/22日(土)日本経済新聞(日経プラスワン)より引用紹介しよう。
「自分のが心配」7割。
汗をかく季節、気になるのが自分やまわりの人の臭いだ。
インターネット調査会社ねマイクロミルを通じて成人男女に訪ねた(7月上旬)、有効回答1032)ところ、自分の臭いを同僚や友人ら周囲が不快に思っていないか心配になったことがある、と答えた人が7割だった。
自分の臭いが気になるのはどういうときか、目立ったのは「近い席の同僚が汗くさいとき」(20代女性)、「電車内で他人の体臭が気になったとき」(30代男性)など、体臭や口臭は自覚できないことが多いだけに「人の振り見て」という人が多いようだ。
周囲の臭いに対する意識には男女差が。男性の臭いが気になったことがあると回答した女性は8割超、一方、女性の臭い気になったことがある男性き5割未満だった。
行き過ぎた『無臭好き」を疑問に思う人も多いようで、体臭や生活まわりの臭いに過敏な人が多いと思うかどうか聞くと「そう思う」「ある程度思う」が併せて7割を超えた。
他人の体臭、なかなか指摘難しい、自分の悩み打ち明けるフリを。
人の臭いを不快に感じた時、どうするか。家族なら指摘しやすいが、同僚や友人になるとハードルが高くなる。調査でも同僚や友人などに臭いに関する指摘をしたことがあると回答した人は19%だった。
「香水のつけすぎは指摘できるが、体臭は難しい」(20代女性)というように、体臭は「その人の存在そのものと同列に捉えられがち」(五味さん)。
下手な指摘は相手を傷つけので、慎重な姿勢が必要だ。
同僚や友人にさりげなく伝える方法を尋ねたところ、多くの人が実践しているのが「自分自身が臭いのではないかと悩みを打ち明けるフリをして、自分が臭いを気にするタイプだということをアピールする」(40代女性)という方法。
マナーインストラクターの下平久美子さんは「相手の存在を否定することなく、自分の意見を伝えられるスマートな方法」と解説する。
制汗剤成分表示に注意!
臭いに「敏感」な人に支持される制汗剤、消臭剤が好調だ。
調査会社のインテージによると市場は2008年で374億円と、4年前に比べ2割拡大。今回の調査では約7割が制汗剤を使用し、夏に限らず一年中付けている人も17%いた。
子のように体臭や臭い匂いに、現代人は敏感になってきている現実がある。
今年の3月に私がBSフジテレビ「ファイブセンス」という、1時間番組の監修とテレビ出演をしたときに、現代人の多くが「無臭傾向が強く」臭い匂いを毛嫌いする傾向があると指摘した。
臭い匂いを極度に嫌い、良い匂いだけを好む、偏った人の嗅覚刺激、これらの感覚では、人の嗅覚の鍛錬に繋がらず、また、嫌な匂いを嗅ぎ続けると「具合が悪くなることもあります」。
人の嗅覚細胞は30日前後で死滅し、新陳代謝を繰り替えするのです。
これら嗅覚刺激の偏りや誤った嗅覚刺激は人の脳の「嗅覚野」の発達、新陳代謝率などを低下させるので、臭い匂いや危険臭に対して鈍感になるのです。
人の嗅覚の活性化のためにも、臭い匂いも危険な臭いも嗅ぎ分け、認識することである。これらの鍛錬が嗅覚を敏感にし、自分の体臭などに気づき、気をつけるようになるのです。
人の嗅覚は、臭いに対して40秒ほどで慣れてしまうので臭い匂いも感じなくなるのです。
臭い室内に入ったときだけ匂いますが、そのうちに匂わなくなるのは、この嗅覚の慣れです。
ここで気に徳仁も多いと思うが「ワキガ」についして説明致します。
ワキガはジフテロイド菌などが原因で、独特の臭いを発生させます。
では、自分で体臭が弱い、強いを確認する方法を教え致します。判断の目安として「耳あかの湿り具合」、私のように乾いた「粉耳あか」は比較的体臭が弱い人です。
逆にキャラメルが溶けたような状態なら、ワキガなどの可能性もあり、体臭が強い人です。
やはり、この季節、身体を清潔に保ち、昼間も汗を流したら消臭成分入りのウエットティッシュでなどで拭き取ることです。
そして、毎日身体を荒い清潔に保つことでも体臭が弱くなります。
汗には汗腺の数に関係しており、私のように多いと玉汗が出ず、幾ら暑くても額に汗が出る程度です。つまり、汗の粒が細かいと蒸発して揮発してしまうので、シャツが濡れてしまうほど汗をかかないのです。
ひれら自分の汗を理解し、対応することでも汗くささを低減できます。
また、肉類やニンニク、カレーなど香辛料や食べ物でも体臭は変化します。
インドの方々には失礼かも知れないが、カレーと香辛料と汗くささが混じった体臭は嗅覚の鋭い日本女性には耐えられないかも知れない。
私の場合は、毎日のシャワーで石けんでまめに荒い、ハンカチなどアロマオイル「ラベンダー」をエタノールと水で薄めて使用し、額の汗を拭いたときにほのかにラベンダーの匂いがするように心がけている。
このラベンダーは女性に好感度が高いものです。
ですから、私の体臭はオヤジ臭も、加齢臭も無いはずである。
仕事柄、匂いには人一倍敏感で指導しているからである。
世の男性はこの季節、もっと匂いに気をつけて欲しい。例えば禁煙の場所でのタバコの喫煙行為、電車内での缶酎ハイなども嫌がられる匂いです。
また、口臭もアクビなどしたときにタバコの脂臭さ、翌日の二日酔いの匂いも耐えられない匂いです。
有る程度汗臭さは。個人差もあり、この季節には多少の我慢も必要ですが、あまりに酷い体臭は、専門医に相談され、悪臭が重病に繋がるケースもあるからです。単なる体臭でなく、病気に失陥すると独特の体臭を発する事もあるのです。人にはわかりづらいですが、一部は私にも分かります。犬の鋭い嗅覚ならガン細胞の匂いも理解できるのです。これらから、私共は「嗅気システム」体臭の変化で癌などの病気の匂いを見つけ出す。装置の開発にも取り組んでおります。このように人の体臭は悪いものだけでなく、女性が男性のフェロモン、体臭から心地よさを感じて、恋愛関係になることが科学的に解明されています。つまり、「赤い糸遺伝子」と呼ばれています。
このように好みの男性の汗臭さは好ましいのである。つまり嗅覚の鋭い女性にも個人差があり、男性の体臭が皆悪臭で好ましくない訳ではないのです。
私から提言すると、人の体臭こそ「生きている証である」。

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ケータイ依存の実態!

2009-07-28 00:05:07 | 感覚、五感
1日7時間も使用、驚くべき小学生のケータイ依存の実態と題してこのように驚く内容で紹介しているのは、週刊ダイヤモンド7/25日号、特集「子ども危機」から参照した内容を紹介しよう!
驚くなかれ、これはとある小学生六年女子に聞いた休日の過ごし方である。
(特定非営利活動法人子どもとメディアによる調査)。朝起きてから寝るまでの22時間のうち、入浴時間を除く20時間半を携帯電話、テレビ、ゲーム、パソコンなどのメディアと接している。特に携帯電話の使用時間は6時間半とメディアの中でも最も長い。この女子は平日も携帯電話を7時間使用していると答えており、完全な「ケータイ依存症」だ。
小学生が携帯電話を持っているのは、約3割であり、中でも毎日携帯電話で通話やメールをしている子どもは11.6%に上っている。(ダイヤモンド調べ)。
だから、携帯電話が無ければ不安になり、いつも身につけていないと落ち着かないのである。
私が危惧しているのは、携帯電話による、いじめや出会い系サイト、児童ポルノなどの被害児童が急増していることである。例えば児童ポルノ事件の被害児童は2000年に、小、中、高校生で120名前後だったが、2008年には300人を超えている。同様に件数も500件を超えている。
以前から私は日本の学力低下の原因の一つに「学習意欲の低下」を挙げているが、他にゲームと携帯電話の依存も深く関わっていると考えている。
これらは小学生に限らず、大学生でも同様で、大学生ともなれば携帯電話所有率は100%近いがやはり、多くの学生にケータイ依存傾向がみられる。
私が以前ある有名大学で特別講義を依頼され、講義した時に何人かの生徒はメールに夢中だったり、中にはケータイが鳴り、外に出てしまった生徒など、つまり私の講義より、友人、仲間からの電話やメールが重要という訳である。
私はこれらから「メール繋がり」と呼んでいるが、友人とのコミュニケーションもケータイメールなのである。
大学で私の講義の途中に外に出た生徒に後から話しを聞いたら、携帯が鳴ったときに電話に出ないと、友人、仲間との連絡が途絶える不安と、連絡が途絶えるてしまうのではないかと思ってしまうと言うものでした。
これらも一種の「ケータイ依存症」であり、携帯が手元にないと不安になり、時には恐怖感すら感じるのです。
現に、ある女子大生が自宅に携帯電話を忘れ、友達から携帯電話を借りて、母親に連絡をとり、大学に携帯電話を持ってくるように指示したのである。
これらも携帯依存症の表れで、携帯電話を身につけていないと不安になり、落ち着かないのである。
私たちは依存症を「中毒」など呼んでおりますが、中毒は人の脳内で起こる現象である。特に脳内物質「ドーパミン物質」が関わっている。
このドーパミン物質こそ、人の「快感」に関わる物質で、人の脳の特徴に快感、楽しい、楽だなどを好む、逆に不快、辛い、楽しくないなどが嫌いなのです。
また、便利な道具は「楽で、楽しい」だから依存し、拘る人が多くなるのです。特に携帯電話には色々な機能が沢山あるので、便利で楽しいのである。
これらが「癖になる」ので携帯電話に依存してしまうのです。
これらを予防するのは、親が子どもに対して、子どもの頃から携帯電話の正しい使い方、使い過ぎなどに注意も必要であると私は指摘している。
現在のように小中学校で携帯電話の持ち込み禁止の学校も増えているのも、携帯電話での被害者や事件に巻き込まれない為の予防策なのだが、今後とも携帯電話の依存には、皆様も注意して頂き、あくまでも便利な道具であることを理解し、自己の感覚を磨くことに努力して欲しいと願っている。

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子どもの免疫力を高める!

2009-07-27 00:08:44 | 感覚
私は以前から現代人、とくに子どもたちや若者たちの身体的免疫力、精神的抵抗力などの低下を指摘し、高める重要性を提唱し続けている。
現在の子どもたちを取り巻く環境の変化から、身体的免疫力の低下を私は危惧している。
それはウイルスや病気に対する抵抗力とも言える身体能力で、身体に侵入しようとするウイルスやバイ菌から身を守るために、身体で働く機能として免疫力があるのです。
この免疫力は「抗体」という、ウイルスやバイ菌を殺す働きがある細胞、例に挙げると、T細胞、リンパ球、マクロファジー、MK(ナチュラルキラー細胞)などがあり、とくにリンパ球は身体に侵入するウイルスやバイ菌の種類を学習し、侵入に対して備えるのです。
ですから、私たちの身体の中では風邪ウイルスなど侵入するとこれらの免疫細胞が必死に戦い、時には高熱を出して風邪ウイルスなどを死滅させるのです。ところが、現在の子どもたちは生まれた頃から快適な空間や環境で育っているため、雑菌やウイルス、アレルギーなどに対して抵抗力が弱くなってきている。また、最近では「無菌傾向」が好まれ、除菌グッズなども多く販売されている。これらから、菌やウイルスに対して抵抗力が弱くなり、例えば野外に出て昆虫やミミズなどを触ると汚い物に触ったかのように親が汚いからとすぐに除菌しますが、これらはバイ菌やウイルスに対する抵抗力、免疫の学習の機会を失うことになるのです。
私たち中年以降の人達は、野外で遊び抵抗力を身につけて来ました。例えば私たちが子どもの頃は「青ぱっな」という青い鼻水を出していました。これこそが「免疫が戦った死骸なのです」。現在の子どもたちの鼻水を確認すると透明の「水ぱっな」です。これらは免疫力が働いていない状態。
中には切り傷でも現在の子どもたちは治りが遅く、膿の量も少ないので傷口が残ってしまうこともあります。これらも人の免疫力の働きなのです。
また、免疫力だけでなく脳の働きも現在の子どもたちは低下しているのです。
真夏の暑いときに野外に出るとすぐに具合が悪くなり「熱中症に疾患」するのは脳の働き、調整機能の低下です。体温を調整しているのは、人の脳の「視床下部」という、自律神経を調節もしている脳部が関わっている。
これらの脳部は、暑い日、寒い日も体感することで鍛えられ抵抗力が身に付くのです。
これら抵抗力、免疫力を高めるのには実体験を積み重ねることが重要なのです。身体的な抵抗力だけではありません。現在の子どもたち、若者たちでは感覚的抵抗力も低下しています。感覚的抵抗力とは、最近は臭い匂いなどを極端に毛嫌いし、良い匂いだけを好みます。これらは嗅覚刺激が不足します。
また、わさびや梅干しなど刺激の強い食材が食べられない、嫌い避けようとします。これらは味覚の発達を妨げます。感覚が発達せず五感も鍛錬されません。
また、精神的な抵抗力も低下しています。精神的抵抗力とは、ストレスや人間関係など精神的な悩みや不安に対しての抵抗力、対応能力が欠如しているので、よいストレスも悪いストレスも見極める事ができず、弱いストレスも強いストレスも同様に感じ、脳で受け止めてしまうので、鬱病や精神障害などに陥ることもあります。
これら三つの抵抗力を身につけるためには、「心と身体」、つまり健全な身体には、健全な精神が宿るという意味で、免疫力が高く、精神力が強い、脳の正常化を鍛錬することです。
これら三つの抵抗力を養うのには、正しい食事、定期的な運動(遊び)、睡眠、体験学習、そして五感を鍛錬する体験を積み重ねることが重要である。
これら実体験を積み重ねることで身体的にも精神的にも健康的で居られるということを私から提言致します。

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過重労働の看護師たち!

2009-07-25 00:35:16 | 感覚
夜間できない看護師はいらい!妊婦に夜勤が強要され、母胎に宿る新たな命が危険にさらされている。
東北地方の公立病院(約40床、内科系)で働く野原真美さん(仮名、39)は2児の母。しかし初めての妊娠で流産した辛い過去がある。
真美さんはほとんど一日中、病棟を駆けずり回り患者のケアをしている。
夜勤では2~3時間おきに病棟を巡視、その間に高齢者がひっきりなしに救急車で運ばれてくる。
入院手続きや救急対応に終わり、一睡もできない。夜間で17時間働いた後に看護記録をつけ、さらに2~3時間残業することも日常茶飯事ヘトヘトになる。真美さんは26歳のとき、初めて子を授かった。周囲の看護師には流産経験が多く、妊娠5週目だとわかってすぐ、看護師長に夜勤免除と業務の軽減を申し出た。
すると院長から呼び出され「人手不足だから夜勤をやれないないのは困る。有むなら子育てに専念したほうがいいのでは」と、事実上の退職勧告を受けた。
働く女性が妊娠すると、深夜残業は本人が申請すれば免除され、業務軽減される。これは母性保護の観点から、労働基準法と男女雇用機会均等法によって決められている。
罰則規定もあるが、実際には真美さんのように妊娠の夜勤免除は徹底されていないのが実情だ。
妊娠6週目、真美さんが日勤が終わって帰宅すると子宮から出血が始まった。慌てて産婦人科で受診すると「切迫流産」と診断された。
切迫流産は、子宮かせ出血(または腹痛)がある症状で、適切な処置をしないと流産につながる危険性がある。
このときは胎児の心音はあった。しかし数日後、けいりゅう流産(胎児が子宮内で死亡留まること)がわかった。しばらくの間、涙でまぶたが腫れ続けた。
日本医療労働組合連合の「夜勤、実態調査」(2008年度)によれば、病棟に配置されている看護職員(看護師、准看護師、助産師、保健師)のうち、3交代制の病棟で夜勤に入った助産婦は41.2%、2交代制で30.0%に上がっている。
同じ日本医労連の「看護職員の労働実態調査」(05年、看護職員2万9000人が回答、平均年齢35.9歳)で、02年4月以降に妊娠、出産した人に聞いたところ31.1%、つまり3人に1人が「切迫流産」を経験していた。
全国労働組合連合が行った「妊娠、出産、育児に関する実態調査(07年)では全産業ベースでの「切迫流産」の発生は19.2%であり、看護師の切迫流産は他産業より高いことがうかがえる。
週刊東洋経済7/18、特集、徹底ルポ、病院、診療所より一部引用。
以前から私は何度も過酷な看護師の労働実態、疲弊実態を紹介しているが、今回の記事を拝見し、ショッキングな内容である。
本の中では月に60時間超えの時間外労働経験者が4%、妊産婦であっても夜間勤務をしている。3交代制40%、2交代制30%という実態である。
これらから分かることは、日本の病院では医師も看護師も人材不足であり、過酷な労働実態を続けている。肉体的にも精神的にもヘトヘトであり、自己犠牲も強いられている。
私はこれらの現状を訴えるために、首相官邸に直接メールし、厚生労働大臣桝添大臣にこの文書と内容の改善を求め、また、インドネシアなどの海外からの派遣看護師の緩和政策、現在は看護師国家試験も日本語、漢字でテストを行っているため、2度から3度のトライで合格するのです。
日本語は勿論、漢字を覚えるのが外国人には大変である。私は日本看護師学会のいじめに近いと指摘し、ひらがなやカタカナで国家試験をして欲しいと願っている。言葉の理解は2年~3年で可成り専門的な言葉や知識は理解できる。但し、漢字や日本語の難しい漢字や模試での看護記録をつけるなど難しいと思われる。私共は近年中に「バイオケミカル大学」「メディカル大学」の設立構想がありますが、これらの施設では、オール英語で授業を行い、英語圏の生徒には日本語学科を採用し、日本語の勉強、日本での医師、看護師の国家試験に合格して貰うことを願っている。
これら私共が実践することで、日本の医療界に一石を投じるものであり、医療改革に繋がると確信している。何より、現在の看護師さんの方々の過酷な労働条件の改善、改革を今後とも求めて参ります。

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五感力から対話力を身につける!

2009-07-24 00:05:15 | 感覚、五感
日本人はおとなしい、とくに現在の子どもたちがおとなしい。このおとなしいとは教室で静かにしている事ではない。器用師が意見を求めるとね手も挙げず黙っているのです。
それは、イギリス、中国、カナダなどの諸外国では「意見を言わせる教育」を実施している。それに比べ、日本では「教師が上から知識を教え込むばかり」で「意見を言わせる教育 」をやってこなかった。
それが日本人のおとなしさの原因の一つでもある。
また子ども同志も少し変わった危険を述べると「変わっている」。間違っている」と否定する人達も多い。
だから、日本人が国際社会でおとなしいと受け止められ「国民性」と思われているのは、ごく当然であり、「日本人がおとなしいのは教育に問題が有るからだ」。
以前。私が大学で非常勤の講師をし、コミュニケーション学科という「対話力」を身につけさせるために「意見を述べる教育を実施」した。
例えば「パソコンについて」などの課題を決めて自分の意見を交わし合うものです。
「パソコンとは何か?」などについて意見を述べさせたのだが、皆同様の意見で、便利で役立つ道具など機械的な事や道具としての役割などの意見が多い。
依存症やネット問題などに関わるマイナス要因について期待したのだが、これらに対する意見は少なかった。
これらから、小学生時代から意見を言わない、変わった意見を言うと「変わり者」などと思われる。仲間はずれにされると思っているようです。
これら意見を言わない教育は、国際社会、海外など留学したときには、美徳にならないのです。意見の言えない人、考えていない人とレッテルを貼られ、国民性では通用しないのです。
私は、これらに「対話力」を身につけさせることを指導している。対話力とは単なる会話ではない。
人の生の声に耳を傾け、自分の意見を述べる能力、これこそが五感力なのです。
現在の子どもたちや若者たちは人とのコミュニケーションも携帯電話や
パソコンでのメールなどが中心で、文字的コミュニケーションと私は読んでいるが、これらのコミュニケーションでは「対話力」が養われないのです。
人の顔を見て話し合い、対話し、意見を述べ、これらの行為が脳と五感を刺激し、発達させるのです。
コミュニケーション能力の低下は、つまり脳の低下にも繋がるのです。特に脳科学でも証明されているように、コミュニケーション不足は、脳の疲れをコントロールしている。
「前頭眼窩野」という、脳が疲れたと感じるとこの脳部が活発に働き、脳の疲れを監視、コントロールしているのです。
この脳部の低下は、つまり、前頭連合野の低下にも繋がり、判断や決定などの思考性にも影響を与えるのです。
この前頭眼窩は25歳頃から衰え始め、人とのコミュニケーション、対話によって鍛錬され、発達するのです。
これらから、五感力と対話力の深い関わりがあるのです。
近年中に私共が構想している新大学ではこれらコミュニケーションね対話力、意見を述べる教育に力を注ぎ、国際社会で堂々と意見の言える日本人を育成したいと考えているる
私共が参考になり、日本での教育権場で意見の言える。自己主張できる教育環境が急務である。小学生時代から堂々と意見を述べ、自分の考えで、自分の言葉で「対話」する教育現場を目指しております。
日本もやはり、教育でもビジネスでももっと世界に目を向け、世界に適応できる人材の育成を目指して参ります。

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科学技術系人材育成!

2009-07-23 00:03:02 | 感覚
文部科学省、狙う「SSH」指定校は切り札的取り組み!
文部科学省は、将来の国際的な科学技術系人材の育成を狙って理数系に重点を置いた教育を行う高等学校「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の2009年度指定校として、北海道室蘭高校、千葉県立船橋高校などの9校を決定した。
指定校に選定されることで、各高校へは実験施設導入費、専門家の招聘費などの理数系教育関連費用が助成される。指定期間は5年間、09年度には前年度までの指定校を合わせて、SSHは160校となる。
SSHの取り組みは02年度にスタートした。若い世代の理数系離れなどが指摘され「科学技術立国」と言われてきた日本の基盤が揺らぎつつある状況に対応したものだ。政府の「第3期科学技術本計画」の中で「才能ある子供の個性、能力の伸長のため理数系教育を重視する高等学校に対する支援制度拡充」などがうたわれ同じく政府の「総合科学技術会議」では革新的技術戦略を実現するために「次の世代の排戦する人材の確保」の必要性が提言されており、SSHの取り組みにこれらの政策が提言に対する具体的施策だ。
SSHで実施される取り組み、例えば「観察、実験を通じた体験的、問題解決的な学習、課題研究の推進」「高等学校及び中高一貫教育校における理科、数学に重点を置いたカリキュラム」「国際性を育てるために必要な語学力の強化」
「国際的な科学技術、理数系コンテストへの積極的な参加」「科学技術系クラブの活動の充実」などを挙げている。
このほか、先進的な科学技術系人材の育成には、高校と大学の連携が必要との指摘から「高大接続」の在り方について、SSHと大学との共同研究も実施されていく、いずれにせよSSHが一朝一夕ではいかない人材育成のための切り札的取り組みになることは間違いなさそうだ。経済界5.26号より引用。
私は、この記事を拝見し、私の地元の千葉県立船橋高等学校(SSH指定校)である。学校を見学したいと考えている。
私共はこれら理数系教育にも力を入れている。特に私達の研究(生命科学)の研究者は年々減少しているので、若い人達の育成にも取り組んでいる。
具体的な取り組みは、数年後になると予想されるが、東京都内に海外の大学と日本の大学の提携によって、医療系の大学を設立を構想しております。
この大学では日本初のオール英語で授業を行い、世界レベルまで上げる生命科学の研究など実施したいと考えている。
この大学では是非とも、新しい学部、生命科学「感覚生理学」という、日本では馴染みのない学問を推進して行く予定です。
これらは、日本の感覚生理学者が極端に少ない現状があり、後継者、感覚生理学研究を受け継いで頂ける人材の育成にもあるのです。
若い世代に理数系離れは深刻であり、本当にこのままでは日本の科学技術は勿論、世界レベルからも取り残され、科学技術水準も低下してしまう可能性もあるのです。
科学技術の高い人材(能力の高い人材)は日本人でも、海外に流出してしまっている。海外の大学では、優秀な生徒には世界中から集め、学生に学費は勿論、生活費まで支払っている大学もあるのです。
そこまでしてでも、科学技術水準の高い人材がその国の科学技術水準を底上げすることに繋がるからである。
日本でも、高校からSSH指定校として行っているが、もっと高校と大学との連携が必要であり、急務である。
今後、文部科学省には期待もしているが、何より産学官民一体の取り組み、支援が必要であり、人材育成が科学技術水準を向上させることを私から提言致します。
コメント (1)
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「アンパンマン」はなぜ赤ちゃんや子どもに受ける!

2009-07-21 00:06:48 | 感覚
「アンパンマン」の生みの親と言えば「やなせたかし」絵本作家、詩人、作詞家である。
今年の2月で90歳、仕事では漫画を描き始めて約60年と節目の年。
アンパンマンは70年代の初めに出したこの絵本がよく売れて、そこで絵本をもっとという話になって生まれたのがアンパンマンです。
88年にアンパンマンがアニメ化されると、さらに子ども向けの漫画や絵本の仕事が増えて行く。
私の二人の娘にも、最初に買ってあげた絵本が「アンパンマン」で、夏休みになると、地元の映画館に二人の娘を連れてアンパンマンを見に行ったのを思い出す。
映画館内では、子どもがアンパンマンが登場すると子ども達が立ち上がり、一斉にアンパンマンと叫ぶのである。
また、私の近くにいた赤ちゃんまでもが、キャッ、キャッ言いながら喜んでいるアニメは他にないと思われる。
私なりにアンパンマンがなぜ、子ども達や赤ちゃんまでも喜んで見るのか分析したことがある。
それは、キャラクターの多さ、身近な食べ物をヒーローにし、アンパンを題材に取り上げたキャラクターに愛嬌や親近感を感じるようです。
また、バイキンマンのように、パンにはバイ菌が関係している。
バイ菌は敵なのだが、ヒーローものではアニメでは、悪役を倒し、正義の味方が必ず勝利する。
「アンパンマンとバイキンマンは永遠に戦い続けながら共生していくのです」。と語るやなせたかし先生のように人にも言えることを「人間はバイ菌と戦うことで抵抗力がつく、アンパンマンもパンだから、酵母菌がないと作れない、助けられている面もある」。戦いながら共生していくしかないです。
両方のバランスがとれている状態が健康なのです。
人間にもいろんな病気にかかることで免疫ができる。戦いが続くなかで活きる力を得ていく、そういうものだと思います。
昔の子どもは、その点は強かったのでしょうねとやなせたかし先生は語る。また、アンパンマンとバイキンマンの戦いは、これらのメッセージーがあるのです。
私が二人の娘を連れてこのアンパンマンの映画を見せて感動したシーンがある。それは、お腹を空かした「飢えた人を助けるのが本当の正義」と語るやなせたかし先生が言うように、飢えた子どもに、アンパンマンが自分の体の一部
食べさせるのである。
子どもの中には感動して涙を流す子どもも居られます。
これらから、アンパンマンは子どもの達の脳を刺激し、人への優しさ、思いやりなどを教え、協力し、助け合うことの大切を教えてくれるアニメです。
これらから、私はアンパンマンは現在でも子どもたち、親子に愛されているのだと思う。
88年からテレビアニメ「それいけアンパンマン」が放送されてから21年が経つが古さを感じさせない、やなせたかし先生と共に元気なアンパンマンである。
アンパンを見て育った我が二人の娘も25歳と23歳になった。
本当に有り難う「アンパンマン」である。
今年の夏休みも子ども達や赤ちゃんをお持ちの親御さんは、是非、思い出作りと脳、感覚に役立つ数少ないアニメをご覧頂ければ実感出来るはずである。
週刊エコノミスト、問答無用から一部引用紹介。

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登山の危険性を五感で体感する!

2009-07-20 00:05:29 | 感覚、五感
7/16日(木)に北海道大雪山系のトムラウシ山(2141m)と美瑛岳(2052m)で登山客らが、相次いで遭難し、トムラウシ山で9名が死亡、美瑛岳でも1名が死亡する遭難事故が発生し、10名もの死者を出す結果になった。
私も以前に何度か高山登山を経験している。海外の4000m級の登山も経験しているが、一度冬山で私は遭難をし、右手の親指と左足の親指が凍傷にかかり、指先が紫色になったため、指に傷をつけ、血を抜いたので、指の切断には至らなかったが、爪は壊死し、変形している。
実は、北海道地区の2000m級の山は、関東や西日本の3000m級の山に匹敵するほど、厳しいのです。
それは、夏場でも寒いと言うことである。テレビで登山客の格好、装備などを見ていると登山ではなく、トレッキング(軽い登山)の装備で登っている。
また、私が危惧しているのは、50歳代から60歳代を中心に山岳ツアーと称して、気軽に登っていることである。自分の体力、特に山登りは、呼吸法や歩き方、特に天候が急変するので天気読みという、天候を予測する知識と体験が必要なのです。特に山岳ガイドに最近この天候の先読みが出来ない人達(山岳インストラクター)が多いのです。
私たちは、登山計画はまず、天候読みから始まる。前日にNHKの天気予報から
天気図、気圧の変化などを作成し、登山計画を立てるのです。
また、私がアルバイトで山岳ガイドをしたときには、参加する人達の装備点検も、検査を行い、もし、遭難したときには一日分の食料や夏場でもホカロンなどを常備させ。必ずカロリーメイトなどの非常食を準備させた。
そして、「観天望気」という、雲の流れ気圧の変化、気流、湿気の変化などで数分後の天気を予測するということを私たちは学んでいるのです。
ましてや五感を総動員して感じ取るので、例え天気が良くても数分後には悪化すると判断したら、すぐに下山の指示を出します。
山岳ツアーの人達からは先生、こんなに天気良いのになぜ下山するのか、数分後に天気が急変すると告げても信じて貰えない。これらから現在の山岳ツアーは、時間や予算などの関係から、強引と思われるスケジュール、強行突破というガイドも無理に登山しようとするので、このように多数の死者を出す結果になるのです。ツアーを企画した会社、ガイドにも責任はある。
また、自然を甘く見ている人達も多いのです。
これらから、本当にベテラン山岳ガイドに案内して貰うツアーならよいが経験不足、一度や二度登ったからと同じ山でも翌日には急変する。
今回のように夏場の登山だからと軽装で良いわけではありません。ましてや風速20mの強風と雨では、登山どころではない、もし、私なら岩場やくぼみなど風を避ける場所と、多くの人達を一カ所に集め、体力の消耗防止、何より夏場でも北海道の2000m級の山では無風状態でも5~6度の気温、そして風速1mで体感温度が1度下がると言われているなか、風速20mは大袈裟ではないが氷点下それも、マイナス1度前後に感じたはずである。
人の体温が2度以上下がると生命の危険性があります。今回の事故は、無理なスケジュール、疲労感と低体温症、私も冬山で遭難したときには仲間と体を手で擦り同時に自分も体が温まる。私の時にはすぐにかまくらのような物を作り、その中で仲間と救助を待っていたのです。板チョコを食べながら30時間以上待ち続けたのです。このときに天気が回復したからと移動すると体力だけでなく、道に迷い正しい判断が出来なくなり二次遭難から私だけでなく、関係者まで遭難して死亡していたかも知れないのです。
ですから、私は遭難の経験から、山の怖さ、自然の猛威を五感で体験し、多くの人達に指導もしてきたのです。
これから、退職後登山などトレッキングをしようと考えている人は、正しい装備を選び、遭難のために備える。知識を高める。そして何より自分の体力を理解する。技量を理解し、ツアーで参加するにしても自分で責任が持てるように出来るまでは登らない、参加しないことである。
私は、現在山登りは怖いので登らないが体力の持続と脚力の強化のために、低山を往復登山などで鍛えている。
勿論、山岳ガイドの質も問題である。天気図を書けない、読めない、呼吸法の指導もできない。救急時の対応、怪我人の応急処置などの訓練を受けていない人達が多いのです。私はブドウ糖の注射をしながら、酸素ボンベを吸い込みながら4000m級の山を登るのは私の限界で、現在では到底無理である。
これらの山は最低でも3泊程度野営しながら、天候を観て登るのです。
私が登ったのは熱帯地方の山でも、4000m級にでは、地表は35度の気温があっても頂上は5度など底冷えします。
これから、皆さんも富士山などの山登りを考えているのなら、この7月は静岡県側の新5合目以上の高さでは落石に注意が必要である。それは、つい最近まで富士山の頂上に残雪があり、登山禁止になっているのです。
これらから、岩肌が現れており、雨風で岩が剥き出しになると落石が多くなります。先日もキャンピングカーに大きな岩が当たり死者も出ています。
ですから、今年の富士山は今後も落石などに注意が必要、また、車で標高2300mまで一気に行けるので、すぐに山頂を目指さないことである。
出来れば、30分ぐらい気圧に体を慣らしてから山頂を目指すことである。
勿論、装備も山登りの服装と体調も整えておく必要がある。
体力があるからと急ぎ足で登ると富士山クラス3000mで高山病の軽い症状、顔がむくんだような感じと、頭痛、これらが重くなると脳にダメージを与えると危険です。私は4000m以上の標高で幻覚を見ました。そのときに地元のポーターが酸素マスクと、私がブドウの注射を打って応急処置したので幻覚はすぐに消えました。最後にはふらつき倒れるととても危険です。
ですから、体力と山と自然に対する正しい知識、対応能力を普段から養う必要性があります。つまりは己を知ると言うことです。ブームだから、みんなが登っているから、昔色々な山を登った経験があるからと過信して登るのも危険です。夏場でも今回のように「低体温症」体温が急激に下がるとても危険な状態です。雨具などで防げるものではありません。ましてや軽装で登るのも危険です。ホカロンや非常食、厚手のタオルなども用意し、遭難してもよい装備と備える準備と心得をしておくことです。
トムラウシ山(2141m)では、遭難後の翌日にも多くの山岳ツアー客が訪れ、山頂を目指して登っている。悪天候になったらまた遭難者が出てもおかしくない。無理なスケジュールの登山、ツアーなどは慎重に選び、自分の体力にあった、経験にあった山登りをして欲しいと思います。これらが自分の命を守ることになるのです。


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脳はうそをつかない!

2009-07-18 00:07:39 | 感覚
木村拓哉主演の「ミスターブレイン」TBS系テレビドラマも終了し、ドラマの中で木村拓哉演じる「九十九」脳科学者が「脳はうそをつかない」と口癖のように言っていたが、これは本当である。
私共が以前監修し、医学部との共同実験MRIを使用し、その人の脳の働きの解明。何人かの脳画像を解読しながら、得意分野、仕事、趣味などを予想するという大胆な試みをしたことがある。
人の性格などは脳画像から読み取ることは難しいが、得意分野、職業の種類など大雑把ではあるが、認識できるものです。
例えば、音楽関係者に多いのが左脳の側頭葉の「聴覚野」の脳細胞が発達し、密集しているので、溝も深く、濃い色、実際は白く見える(モノクロ)が確認できます。
また、プロスポーツ選手のような運動選手では「小脳」が発達し、大きく密集している。他にも指先などを活発的に使用する職業の人達は触覚を司る頭頂葉
の「体性感覚野」と「運動野」の脳部が発達し、同様に溝も深く、濃く見えるのです。
皆さんもご存じのように人の脳には左脳と右脳があります。
右脳を頻繁に使う職業の人達、空間認知などに関わる職業、タクシードライバーや空間デザイナーなどでは左脳より右脳の発達がよく、はっきりとした違いが現れるのです。
また、タクシードライバーのようにお客さんから地名を言われるとすぐに頭の中(脳)で地図が浮かび上がり、後頭葉の視覚野で立体的にその場所が見えると言います。これらは経験豊富なドライバーに見られる脳の活動です。
このように各脳部の活動領域によって、普段どのような生活、仕事、行動などがある程度予想が可能なのです。
但し、先ほどから言っていますように人の性格や思考性は、脳画像では読み取りが難しく、脳細胞での違いが現れにくいことでもあるのです。
ましてや血液型によって性格が違うなどは科学的根拠にも欠如しているし、
何より、データや研究不足であるから、脳科学では血液型と人の性格は関係ないと言われています。
人の性格は、親からの遺伝、育った環境、親の躾など様々な要因が考えられるからです。
人の性格は脳の思考性であり、その人の個性、特徴です。
人の脳はうそをつかないことを利用した装置があります。それは、嘘発見器で、現在は脳血流変化、脳波などの変化を測定することで可成りな精度で嘘を発見できるまでになっております。
また、最近の研究では、人の記憶を引き出し、その人の脳の記憶に関わる脳部(海馬)から、特殊な装置で記憶を映像化することで、その人の最近の記憶を引き出し、犯罪現場を再現したり、嘘をついていないか証明するために使用されるものです。
ブレインインタフェースという脳チップのような電極を取り付け、記憶を引き出すという試みです。アメリカで研究されており、近い将来には日本でも警察科学研究所で、脳科学者(九十九)のような研究者が、難事件を暴き、次々と事件を解決して行くのも夢物語ではないのです。
私共の研究所も近年中には「生命科学研究所」を設立構想があります
出来れば、九十九のような脳科学者を育成したいと考えている。
そして、人の五感の本格的な研究から、「感覚生理学」を日本に定着させ、脳科学と平行しながら、感覚生理学を日本に広めたい野望も私にはあります。
私たちは君たち、若手の脳科学者、感覚生理学者を待っている。



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ナース・プラクティショナー(NP)、

2009-07-17 00:11:01 | 感覚
米国では1960年代に養成が始まり、90年代から本格的に医療現場に導入。
医師に代わって簡単な初期診療や薬の処方などを担う看護師、
韓国等でも活躍している。日本では医師法と保健師、助産師看護師法がそれぞれ
「医師でなければ医療行為はできない」「看護師の業務は治療上の世話と診療の補助」と規定しており、看護師は診察ができない。
日本医師会は責任の所在が明確でないなどとしてNPの導入に慎重な立場、厚生労働省は「充分な議論が必要」としている。
初期診療は「看護師に」医師不足が問題化する中、風邪や軽い怪我などの患者
の初期治療を担う看護師ナース・プラクティショナー(NP)が注目されている。
米国などでは広く活躍しており、医師の負担低減に繋がっている。
日本でも養成養成講座が始まったが、医師法は看護師の診察を認めておらず、
関係者は「法改正を含め議論が必要」と話している。
大学院に養成講座、法改正を求める声!
「腹部を触診し、指先で肝臓の位置を確認して下さい」。
国際医療福祉大学大学院(東京港区)で4月に始まったNP養成コース、
5年以上看護師経験のある人が対象で現在11人が学ぶ、約14万人のNPが働く
米国を参考にカリキュラムを作成。
外来実習などを経て、診療や薬の処方ができるようになるのが目標だ。
ただ、卒業してもNPという資格はまだ日本には存在せず、医師法では
医師以外の診察を認めていない。講座は将来のNPの制度化や法改正
などを期待して開設された。 09/7/15(水)日経経済新聞より抜粋引用。
以前からね聖路加国際病院、名誉理事「日野原重明医師」がNPの推進を
いち早く法改正を求めていた。
同大学でも、ナース・プラクティショナー(NP)を養成するための準備をしてきている。
高度な知識を持った看護師の育成を目指している。
私共も近年中に「バイオケミカル大学」、「メディカル大学」の設立構想があり、
海外で主流のチームカンファレンスを目指し、一人の患者にチームで対応し、
ベストな治療、勿論軽い怪我や風邪などの症状には看護師が対応するシステム
を導入する予定である。
医師法改正を求めるため、近く首相官邸、厚生労働省にこれら医師法の
改正を求め、メールではあるが「嘆願書」を提出致します。
近い将来、それも数年以内には、医師不足、看護師不足を外国人医療
スタッフとナース・プラクティショナー(NP)で医師の負担減、救急医療の充実
に繋がるものだと確信している。
日経新聞の中でも、東京女子医大心臓、血管外科の西田博医師は
「時間をかけて患者に向き合う治療は医師よりも看護師の方が得意、
NPを導入すれば患者の満足度も高くなるはずだ」。
「優秀な人材の現場での裁量権を拡大することがより良い医療に繋がる」と話している。
このよう医学大学や病院で始まっているナース・プラクティショナー(NP)制度、
教育の準備は整っているが、後は医師法の法改正が頼みの綱となるだろう。
厚生労働大臣、桝添大臣に期待するしかないのだろう!

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牛乳は敵か味方か?

2009-07-16 00:06:51 | 感覚
~牛乳大好き派は、メタボに注意!~
7月21日号経済界より引用紹介。
僕は牛乳が大好きだ。多分、子どもの頃。牛乳を飲むと母が褒めてくれたので、それが嬉しくて飲むうちに自然に好きになっていったのだと思う。
たとえ牛乳が苦手な人でも、「牛乳は体にいい」というイメージを持って居ると思う。
学校給食で、牛乳を飲み終わるまで「ごちそうさま」をさせてもらせえなかったという経験のある人は少なくないだろう。
ところが、最近「牛乳が必ずしも健康に良くない」という説が浮上して、あちらこちらで議論となっていることをご存じだろうか。
例えば、日本人は昔から牛乳を飲んできた民族ではないため、基本的な乳製品に向かない体質だという説がある。日本人に牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするという人が少なくないのも、その為と言われている。
また、乳製品を多量に摂取する北欧諸国では、脂肪とカルシウムの過剰摂取による動脈硬化疾患、牛乳派の僕としては、こういう話を聞くとつい牛乳をかばいたくなる。
少なくても、戦後学校給食に牛乳が導入されるようななってから、日本人の栄養状態がよくなり、体格が立派になったことは確かだ。実際中学3年生(男子)の平均身長が15cmも伸びたというデータもある。
例えば、乳製品の摂取は日本人の健康や寿命に大きく貢献しているというデータだってある。
例えば、東京小金井市で70歳の地域住民の牛乳飲用習慣と10年間の生存率を調査したところ、牛乳を毎日飲用する女性が最も長生きで、牛乳を飲まない男性が最も短命だったそうだ。
同じ調査で牛乳 飲用習慣のある人のほか、加齢による身長の縮み方が小さいことも分かっている。
こういうデータを見ると「ほら、やっぱり牛乳はいいやつじゃん」と納得、ホッとする。
それでもアンチエイジングのスペシャリストとしては、手放しで牛乳を推奨出来ない点もあることも事実なのだ。文、坪田一男(慶應義塾大学医学部教授)。
私のブログでも、牛乳の効用、カルシウムが脳の細胞(ニューロン)の伝達を円滑化させてくれる働きや筋肉などの維持のためのカルシウム補給なども紹介してきた。
但し、飲み過ぎには注意を促している。私も牛乳大好き派の一人であり、北海道の乳業メーカーを個人的にも応援、支援している一人でもある。
以前に北海道で牛乳の廃棄処分がテレビニュースに流れ、牛乳大好き派の私としては残念で「勿体ない」何かに利用出来ないか、新薬や脳細胞の再生に役立たないか、カルシウムを取り出し、利用できないかなど試行錯誤したこともある。
近年中には、「バイオケミカル」大学の設立構想があるので、こちらの研究室で創薬、新薬、難病などの新薬に牛乳が応用出来ないかと考えている。
これだけ、栄養価が高く、自然のものであり、利用価値の高い飲み物は数少ない。
だから、私は毎日コップ一杯200mlを飲んでいる。但し、私の母親のように水の代わりに体によいからと毎日500mlも飲んでいると、動脈軟化症、血管が加齢とともに硬くなり、灰質化してくるもので、顕微鏡で見ると血管が白く、丁度たばこのように見えます。
これらが原因で、心臓の血管が詰まれば、心筋梗塞、脳の血管が詰まれば、脳梗塞、血管が脆くなっていれば、私の母親のようにクモ膜出血、脳卒中などのリスが高まるのです。
最近は、牛乳を推進するため「おいしい牛乳」などをキャッチフレーズに販売促進をしている。
但し、先ほどから指摘しておりますように、何事にも限度があるということです。
適量を飲み続けることで効果も、効用も期待できるのです。
つまり、食事も飲み物も適量、出来れば腹八分という考え方が重要なのです。
もっと食べたい、飲みたいと人の脳は欲求します。これらコントロールし、セーブする
事で、身体も脳も健康で居られるということを私から提言致します。

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高尾山で脳の鍛錬を!

2009-07-14 00:09:42 | 感覚、五感
7月12日(日)に私は、恒例の井の頭小学校の探鳥会に参加し、先生、親子に指導しながら今回は、高尾山の野鳥などを観察致しました。
天気は曇りがちでしたが、そんなに暑くもなく快適な一日でした。
高尾山口駅前には大勢の人達で混み合っていました。私は高尾山には何十回も上っているが、最近2年前頃から急激に人が増えて参りました。
それというのも、ミシュランガイドで都心に近く、動植物も豊富で価値が高いと三星の評価を貰ったハイキングコースとして雑誌などで紹介されているのです。
しかし、最近では高齢者を中心に手軽な山としてハイキングにも適していると思われているが、実はそれは誤った知識であり、標高600m程度の低山であってもそこは山なのです。
日曜日も、高齢者や若い人達の格好や履いている靴など見ていると、それで山を登るのですかと言いたくなる。
中には、ヒールの高い靴で登ろうとしていた若い女性に私はお節介かも知れないが、それではケーブルカーに乗っても山頂まで行けないと告げると、本当ですかと問いかけるような状態なのです。
1号路といわれるコースは、坂も急坂で足下がコンクリートのため、登るときより、下るときに足と腰を痛める人が多いのです。
また、リフトやケーブルカーも日曜日には待ち時間も長く、連休には何十分も待たされるため、慌てて1号路を転がるように下る人がいるのです。
このところ、高齢者にこのように下り時に転倒して怪我をする人が多いのです。
以前に山登りの経験があるとか、過信してしまって歩くペースが速いなど、また、スリップ転倒も多いのです。
ですから、私は3号路の傾斜がなだらかで、地面が土の上を歩くことを勧めている。
1号路と違って時間もかかるが、その分足腰の弱い人には助かるコースである。
また、景色も私は好きである。
私たちは午前中、野鳥の鳴き声を聞きながら、その種類を当てたり、耳を澄まして囀っている方法を探し、視覚で野鳥を探し、そして双眼鏡で野鳥の種類を確認するのです。
このように高尾山で探鳥会を行うことは人の五感と脳を鍛錬する最適な場所なのです。
ただ、山頂を目指し歩き続けるのは勿体ないことだし、疲れるだけである。
日曜日に高尾山に登り気がついたことは、子どもたちや若者の中に、登ってまもなく、疲れた、休もうなどと挫けてしまう人達が多いのです。
体力の低下は勿論、私は脳の低下だと指摘している。
すぐに諦めてしまい、気力もなく、弱音を吐く人達が実に多いのです。
これらは人の脳の低下の現れでもあり、肉体的にも精神的にも弱くなっているのです。
つまり、難関に突き当たったり、問題が生じたりするとすぐに諦めてしまい、立ち向かおうとしない、我慢できない。気力がないなどの思考は益々脳の能力を低下させ、気力も集中力も洞察力など様々な脳の働きにも影響を与えるのです。
すこしぐら辛いことがあっても、頑張ってみる。努力してみるなど必要であり、すぐに諦めないことである。
時には、すぐに諦めてしまうことは、我慢できない、我が儘であると思われるのです。
現在の子どもたちや若者たちは高尾山を簡単な気軽な山だと勘違いしているようだ。
自分は若くて体力があると思っていても、登るペースや装備、計画性がないと途中で体力を無くし、具合が悪くなる人達も多いのです。
現に、私はお昼を食べてから解散をしたので、午後には下山し、再度登り始めたのです。
つまり、その日は標高600mの山を二往復し、標高1200mの山に匹敵する登山を行ったのです。
私には目標があり、足腰の鍛錬と脳の鍛錬、癒しのために挑んだのです。
多分、現在の子どもたちや若者たちには理解出来ないだろう! 何で二回も高尾山に登るのかと?
確かに、ケーブルカーで往復すれば楽だが、それでは五感も脳も刺激されず鍛錬にならない。
現に、ケーブルカーは頂上まで行っていないのである。ケーブルカーの到着地点から高尾山頂までは階段と登りで私の足で20分から30分、普通の人達でも40分はかかる。ましてや高齢者となると1時間近くかかるだろう。
このように辛いことにも挑み、難関に突き当たっても挑む。このような思考性がないと人の脳は早くから衰え、鍛錬不足になり、脳の活性化もしないだろう。
人の脳の特徴に辛いこと、楽しくないこと、不快なことなどが嫌いであり、億劫なのです。逆に楽しいこと、快適なこと、美味しいなど楽なことが大好きなのです。
このように人の脳は「自他楽」なのです。ですから、暑い夏場はエアコンの効いた快適な室内がよく、暑苦しい野外は嫌なのです。
暑い夏場も、寒い冬場も野外で気温を体感し、夏場汗を流し、体温調節するこれらの働きも脳の働きであり、コントロールなのです。
快適を求め、楽をしていると人体も脳もコントロール出来なくなり、脳も低下します。
そして、鍛錬不足から身体的にも精神的にも弱くなり、困難に突き当たるとすぐに諦めてしまうのです。
脳だけではありません。脳が身体もコントロールしております。ですから、熱中症やブタウイルスなどにも感染しやすく免疫力が低下するのです。これらは適応能力が低下しているからです。
つまり、これらすべて脳の低下なのです。脳を鍛錬し、鍛えるのには、難関や辛いことも体験し、頑張ることである。
これらを乗り越える鍛錬の繰り返しで、身体(肉体的)にも精神力も強くなり、何より脳が活性化し、若さを保てるのです。
これら鍛錬の場所こそ、高尾山が適している。私は高尾山は脳のトレーニング場所であることを提唱致します。
皆様も、難関や辛いこと、不快なことがあっても耐えて、頑張り、すぐに諦めずに努力すれば必ずや身体も精神も健康で逞しく、強い人間になれることを私から提言致します。

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脳を刺激する旅(津軽)

2009-07-13 00:05:50 | 感覚
今年は太宰治生誕100年という事もあり、私のふるさと津軽(五所川原市)では、太宰治生誕100年記念イベントや今年の夏、8月1日~7日まで弘前のねぷたまちり、8月2日~7日に開催される青森ねぶたまつり、そして、私の実家、五所川原市で8月4日~8日に開催される「立佞武多」(たちねぶた)と読みますが始まります。
特に私が勧めるのは、1998年に設計図が発見され、80年ぶりに復活、最近ではアニメやゲームキャラクターが立佞武多になり話題を集めている。
高さが22mにも達する巨大な山車が「ヤッテマレ」のかけ声とともに進行される。参考に私の中学時代の同級生が運行委委員をしております。
他にも津軽には、人の脳を刺激するモノが多くある。その一つが鉄道である。
ストーブ列車で有名な五所川原駅から中里駅間を走る2両編成の「津軽鉄道」、夏場は車内に風鈴がぶら下げてあり、情緒豊かである。
また、三味線の演奏も楽しめるものです。
西海岸を走る五能線は、海岸沿いの絶景を望める場所を走る。鰺ヶ沢、深浦などに立ち寄るのもよいでしょう。
もう一本は、弘前から黒石を結ぶ「弘南鉄道」沿線には太宰が当時訪れ「津軽」にも記した大鰐温泉がある。
これら以外にも津軽地方には、グルメツゥーの舌をうならせる食材が多くある。最近では、テレビでも有名になった「白い卵」や鶏肉「青森シャモロック」、日本一の生産料と世界的にも有名なファグラも、青森市のホテルで食べられる。
十三湖のシジミラーメンは、テレビでも何度か紹介されております。
私の子どもの頃は、牛肉が高価で贅沢品だったから、大間のマグロのトロを肉代わりに焼いたり、鯨の肉はよく食べさせられた。また、肉と言えば豚肉だった。新鮮な野菜に魚、貝類(サザエ、ホタテ、アワビ)など、今でも関東の魚は美味しいと感じる魚は少ない。
今考えると何と贅沢で豊かな食材に恵まれた地域である。だから津軽の人達は味覚の達人が多いのである。
勿論、太宰治もグルメにうるさく、拘っていた人である。
余談ではあるが、五所川原駅から旧金木町の太宰治の生家「斜陽館」の近くに、大きな白い家がある。演歌歌手の「吉幾三」の家である。
ここで津軽の歴史にふれたいと思う。
「つがる」の名は「日本書紀」に(軽苅)という字で初めて歴史に現れ「津軽」の文字は鎌倉時代から記されます。鎌倉時代は安東氏が支配しましたが、15世紀に南部氏が津軽一円を支配します。
大浦為信が南部氏より独立して津軽と外ヶ浜を奪ったのは1585年その後豊臣秀吉から所領を安堵され、近代大名として地位を確立します。
「大津」から「津軽」へ改姓したのもこの頃。江戸時代も大名として生き抜きました。
他にも歴史ロマンを求めるのなら、青森市の三内丸山(縄文時代)や木造町(つがる市)には、遮光土偶という、サングラスをしたような土偶が発掘された場所でもあります。記念館もありますからご覧頂ければ、歴史のロマンにふれ、タイムマシンで古代に戻った感覚を味わえる場所です。
私の好きな三内丸山と木造町は私の五感、脳は全快であり、刺激され感動できる場所です。
是非、訪れる前に図書館などから縄文時代、遮光土偶について事前に学んでおくと貴重性、当時の生活や営みなど実感でき、想像していたよりもハイテクで人の脳の創造性、発達に驚き、感激すら覚えるはずです。
このように津軽には、人の五感、脳を刺激するモノが沢山あり、また、旅人を暖かく向かい入れる「お持てなし」の風潮があるのです。
私にも時には、特に高齢者が話す「津軽弁」は理解できないことが多いが、言
葉の異国情緒を感じるのも思い出の旅になると思う。
是非、今年の夏に津軽地方を訪れ、五感と脳を刺激する旅は如何でしよう!
津軽の人は「マテルジャ」津軽弁で「待っている」という意味。
また「ヨクキタジャ」よく来ましたねという意味。
津軽弁には、じゃとか「ジョッパリ」意地っ張りや「ケッパレ」頑張れなど短い単語のような言葉で会話します。
それは、冬場吹雪で寒いため、立ち話が出来ないので短い言葉の会話になるのです。
例えば、「どさ」「ゆさ」で二人の会話が成り立つのです。意味は、どこへ行くのですかと一人が尋ねると、もう一人はお風呂に行くのですと答えたのです。
是非、一度私のふるさと津軽地方を訪ね、五感と脳を刺激する旅は如何でしよう! きっと皆様の五感と脳を刺激する夏になることでしょう!?



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