センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

メディカルクライスター構想(医療集積拠点)

2009-03-05 19:24:51 | 感覚
以前に私のブログでも何度か紹介してきたが、メディカルクライスター構想が全国各地に大小規模の違いはあるが、神戸市が取り組んでいる「神戸医療産業都市構想」は、震災後から3年9ヶ月余りが過ぎた1998年10月、当時神戸市は震災前の8割程度しか回復しておらず、市民生活においても、少子化高齢化が進む中、質の良い医療や福祉に重点をおいて、体制づくりが始まったのである。
この都市計画が進み、10年が経った。最先端医療センター、人材育成の為の施設、ベンチャー企業、理化学研究の再生科学総合センターなど、すでに11の施設が集まっている。
今後は、創薬研究開発などに取り組む予定である。2010年までには、進出企業を200社ぐらいまで将来的には、神戸市全体で500社程度を目標に取り組んでいきたいと考えている。
これらの施設は、日本の医学は病気の原因に関する研究は進んでいるのだが、手間の掛かる患者対象にした臨床研究は世界的に見ても遅れている。
また、ゲノム解読と再生医療の研究など多義に渡る医療研究、開発がこれからの施設で可能になり、立ち後れている。生命科学を補うことが可能になるのです。
また、東京でも、築地市場の移転計画の跡地に国立がんセンター主導でメディカルクライスター構想もあります。こちらは病院施設などで病気(癌)の原因研究や人材育成のための医学部「メディカルスクール構想」日本初の4年制の医学部、大学院的要素の医学部の構想なども予定されております。
但し、具体的な資金や規模に関しては発表されておらず構想段階である。
私共もが関わる東京都臨海地区に構想している。小規模ではあるが、メティカルクライスター構想は具体的に進行している計画です。
具体的な医療系大学、支援企業はまだ発表できないが決定している。
場所も開発地区も決まってはいるが、諸問題をクリアーする課題も多いのである。文部科学省からの支援と認可にも時間が掛かっている。
日本初の海外の大学を誘致し、日本の医療大学との提携も決定しているが、オール英語で授業で行うため、認可待ちである。
私共が構想しているメディカルクライスター構想は300億円規模の予定で、高齢者施設、介護施設は勿論、生命科学研究所の設立、医療系大学など順次予定している。最終的な予算は500億円規模と予想されます。
産学官民が一体となり取り組むメディカルクライスター構想です。
2009年以降具体的に取り組み、準備財団の設立が決定すれば本格的に行う事業でもあります。
私共は規模より、中身(内容重視)医療系の大学設立、日本初の海外の大学の誘致、及びオール英語で授業を行う予定である。英語圏の留学生には日本語学科を採用し、日本での医療の国家試験に合格して貰いたいと思っております。
病院も隣接して設立し、これらの施設に外国人医療スタッフを採用したいとの構想もあれます。
チームカンファレンス、オーダーメイド医療、大衆衛生学などを取り入れた、海外型の病院を運営して行くことも考えております。
生命科学研究所では、日本初の人の五感の本格的な研究を各感覚器官での研究員に論文や実験レポートなどを依頼し、世界的に通用する研究施設を目指します。
すでに嗅覚研究をして頂ける研究員には依頼もしております。
また、東洋医学西洋医学を融合させ、新薬開発、難病の研究など創薬の開発、研究などにも大学とベンチャー企業誘致、大手商社、大手企業の支援も確保できております。
私共が構想している臨海地区は、東京駅にも、羽田空港も成田空港も近くアクセスがよく、日本の大手企業が集まる丸の内にも近い場所であり、優秀な研究者も集まりやすく、海外からも集め、世界に発信する取り組みを行いたいと考えております。
今後、日本の医療研究、開発はこの先10年が楽しみであり、きっと日本の医療も世界トップレベルに達していると確信しております。


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頭が真っ白になるとは!

2009-03-05 19:24:01 | 感覚
よく私達が失敗や恥ずかしい思いをすると脳内では「パニック状態」になり、頭の中が真っ白に成ったと表現します。
これらは脳内物質の「ノルアドレナリン」恐怖の物質と呼ばれ、このノルアドレナリンが脳内に分泌されると視床下部に影響を及ぼし、自律神経に左右します。
血圧が上昇したり、冷や汗が出たりもするのです。
私もBSフジテレビでの収録で、タレントや司会者が立ち去った後にカメラ数台と撮影スタッフだけで、コメントの取り直しをしたときに、軽いが頭の中が真っ白になり、台本の一部が暗記できず、数回の駄目だしを出し、スタッフに迷惑を掛けたのである。素人が慣れないことをしたりするとこのようにパニック状態から「頭の中が真っ白になるのです」。
頭の中が真っ白になるということは、思考回路が円滑に伝わらない事で起こる現象です。
つまり、ニューロンネットワーク同士のパルス(微電流)の伝達がスムーズに行かず、丁度ショートするような状態になると考えて頂いても結構です。
行動的には、頭の中で思考していることと、行動が食い違います。
今回の北京オリンピックでも選手が多くの種目で失敗し、パニック状態に陥ると自分が何をしているか一時的に分からなくなることもあります。
特に経験の浅い選手は大舞台で上がってしまい、思うように体も動かず、失敗すればパニック状態に陥り、頭の中が真っ白になり、思考能力も低下するのです。
私もこの仕事について、初めて人前で講演したときに経験したことがあります。
難しい質問をされたり、上手く話が出来なかったときなどにパニック状態になり、心拍数が高くなり、ドキドキして冷や汗が出ました。
ヒトによっては、これらの状態が酷くなると貧血を起こして倒れる人も居られます。
では、人前で上がらない、失敗しない方法はやはり、場を踏むことが一番なのですが、どうしても人前で話さなければならないときには、何時もの自分が話している時のように話すことが出来れば良いのですが、なかなかそうは行きません。
そこで、失敗して元々、どうにかなるさと腹をくくり、「開き直る」ことが重要になります。
ヒトの脳は開き直り、強い意志を持つと、何時も以上に能力を発揮できるものなのです。
私達はこれらの能力を「潜在的能力」と呼んでいますが、この能力こそ、人前で上がらず、失敗しないための力になるのです。
私は良く、リハーサルを行なうと上がってしまうことがある。リハーサル中に色々と考えてしまうのである。
失敗したらどうしよう? 上手く行けばよいけどなどと悪い方へと思考してしまうのである。
このような状態が上手く事が運ばないことが多いのです。
逆に私は本番に強く、本番ではやはり「開き直る」から上手く行くのだと思う。
皆様も、もし大勢の前で試合や話すことなど有った場合は、良い意味で開き直って、色々と悪いことを考えないことである。
上手く話せないから、活躍できないからと言って、死ぬ訳ではないので開き直ってどうにかなるさと覚悟して取り組むことである。
ヒトの脳は色々と複雑な思考をすると、色々な脳内物質が分泌し、興奮や恐怖心などの思考になると冷静に判断が出来なくなるのです。
これらが頭の中が真っ白になり、空白な感覚に陥るのです。
私は大勢の人の前で講演したり、話をしたりするときには控え室で好きな音楽を携帯音楽プレーヤーで聞いて心を落ち着かせ、リラックス状態になり、本番に入るようにしている。
例えば、スポーツの試合などでも好きな音楽を聴いて試合前にリラックスする選手は多いのである。
以前に私が音楽セラピーと題して、自律神経への影響、脳への影響をテーマに研究課題を発表したことがあるが、特にスポーツ時には、運動前と運動後も好みの音楽を聴いたときとそうでないときには、身体的な疲れ方、精神的な面で良い影響を与えるのである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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