十数年前に「恋愛には賞味期限がある」。と題して紹介したことがあります。
多くの皆様の関心も高く、日本テレビ「1分間の深いい話し」の番組制作担当者から電話取材を申し込まれた。やはり、恋愛の賞味期限についてでした。
人の恋愛には、私たちの脳の疲れ方に関わっている。
特に、女性が恋いをすると言うことは、恋愛中は感情や情緒が不安定に成り、脳が疲れることに関係しているのである。
恋愛中には、ドキドキ感や快感、不安など情緒も不安定に成りやすいのです。
恋愛には賞味期限があるのです。
人が人に恋する時には,「恋愛に夢中になる」恋の媚薬と呼ばれるPEAがカギを握っている。
PEAとは,(フェール・エルチ・アミン) は「ときめいている時」に脳内で分泌されるホルモンで、集中力や快感を倍増させる作用があります。PEAは化学構造でフェニール基とエチル基とアミノ基を持っている化学物質の総称です。
その代表的物質である覚醒剤は、PEAが人間に及ぼす作用を考察するうえで大変参考になります。 覚醒剤は人間の五感を過敏にさせ、集中力を高めさせ、快感を何倍にも増幅させます。
私たち人には、恋する本能的が有る。恋いの本質は「生物が子孫を残す事であり、子孫繁栄」である。
男女の出逢いを私たちは「運命の赤い糸」で結ばれていると言いますが,運命的な出逢い体験するとあの人とは赤い糸で結ばれていると表現します。この赤い糸こそ科学的に解説するとHLA遺伝子である。このHLA遺伝子はヒトの主要組織適合性複合体(MHC; Major Histocompatibility Complex)と言われ、細菌やウイルスに対抗するための免疫情報なのです。
男女間では、このHLA遺伝子情報(配列)が男女間で似ていると免疫情報が少ない為、生まれた子供は免疫力が弱い子供が誕生する可能性が高いので、HLA遺伝子の似ていない者同士が出逢い、そして生まれた子供はこの免疫情報も多く、免疫力も強い、病気に対して抵抗力のある子供に育つのである。
では、これら「赤い糸」はどのように胸キューンと成るかというと、人の嗅覚に深く関わっている。
それは、特に女性の嗅覚に関わっている。女性は男性より嗅覚に優れているからでもある。
男性の「体臭」フェロモンを嗅ぎ分け、心地よいと感じる臭いこそ、この赤い糸遺伝子が関係しているのである。
男性の体臭を心地よい感じる人と、そうでなく汗臭いと感じる人との差がこのHLA遺伝子の差でもある。
人が恋をするとPEAは性欲を高め、そして食欲を抑える効果を持っています。
PEAホルモンは、脳内麻薬の一種でもあり、副作用として、不眠、食欲不振などの症状が現れる。
これらの現象から、恋すると不眠に成ったり、身体が痩せたりするのである。
このPEAホルモンは、中脳の視床下部を刺激し、性欲や満腹中枢を刺激し、グレリン物質、胃袋から視床下部に分泌される食欲物質が減少し、食欲不振、性欲増進などに関わっている。
私たちの脳内では、何種類ものホルモンや麻薬の一種の物質が絶えず分泌されているのである。これら脳の「尾状核」という脳部で愛を感じるのである。
但し、皆様はあまりご存じ無いでしょうが、恋愛には「賞味期限」が有るのです。
恋の賞味期限は約2年と言われているのです。その訳は、恋愛中は感情や情緒が不安定に成り、脳が疲れることに関係しています。恋愛中に失恋などを体験すると情緒が不安定に成り、自殺未遂などを起こす女性や男性も多いと言います。
これらも脳内物質、PEAは覚醒剤の仲間なので、不眠、興奮、下痢などの軽いものから、心臓の負担を与えたりします。これら胸がドキドキする。胸が「キューン」というなる現象になるのです。
他にも、失恋する不安や相手に「未練や執着」が強いとこうした「恋愛症候群」と私は名付けていますが、症状などが現れたりします。
ですから、現在、恋愛中で、慢性化しているとか、恋愛していて「疲れる」と感じている人は、もしかしたら「相性が合わない可能性もあります」。
または、最近、食欲も無く、彼のことを考えると眠れない(不眠症)などは「恋煩い」の可能性もあります。もし、彼と2年以上の付き合いがあり、何か疲れるなとか?、不安に感じなどがありましたら「恋愛の休息」を取って、新たな恋に芽生えるようになれば、その恋愛は長続きし、恋愛相手からプロポーズされて結婚出来るかも知れません。
男女の恋愛の繋がりには「心身の繋がり」と「魂同士の繋がり」恋愛があります。
私は両方を経験しています。
現在、恋愛関係において「恋愛トラブル」などから若い女性が殺害されるなどの事件が増加しています。此処10年で30人以上が殺害されていることを皆さんご存じありません。
人が人を愛して、恋愛することは「憎み合うことではありません」。お互いが幸せになりたいから人は人を愛するということを私から提唱致します。
センスプロデュース研究所、葛西行彦