センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

車の運転には五感が重要!

2009-03-20 09:41:15 | 感覚、五感
私も車の運転が好きで、以前にはドイツ車を乗り回していた事もある。
車の運転、特に安全運転には視覚だけでなく、聴覚、時には嗅覚が重要になるのです。
車は機械ですから、年式の古い車ほどエンジントラブルや故障に見舞われるリスクは高くなる。
現在、車の免許所得者の多くがエンジンルームを開けたことがない、故障しても原因が分からない、中にはガス欠した状態も分からない人達が居られます。
これらは車の管理は勿論、安全運転にも直結する感覚なので、是非、車のトラブルや安全運転の感覚を研ぎ澄まして欲しいと思います。
以前に大手タクシー会社から「人の五感と安全」についての講義を行ったことがある。
普段から運転を頻繁にする人達には、視覚以外の感覚で車の異常などを感じ取る感覚が求められるのである。
タクシーやハイヤー会社の運転手は人の命を預かる使命から、これらの感覚が重要なのである。
普段とは違った「音」「匂い」などを感じる能力が必要なのです。
ファンベルトの音や擦れたゴムの焼き付くような匂い、ブレーキを踏んだときの湯和漢やデスクブレーキの金属音の異常などを察知することで車のトラブルや故障を未然に防げるのです。
また、プロのドライバーでも同じような場所をぶつけ、癖のようなものがあります。例えば、フロントの左側を何度かぶつけてしまうドライバーやバック時に右側のバンパーをぶつけてしまうなど、これらは人の脳の「空間認知」その場所や車の動きなどを予想し、回避する能力にも関わるものだが、この空間認知こそ、男性が得意で女性が苦手とするところである。
だから、車の運転が苦手いう女性が多いのも車が大きくなれば、なるほどこの空間認知を必要とするからです。
ハンドルの切れ、スピードの関係、内輪差などもイメージ(思考)しながら車庫入れなどをしなければ成りません。
これらは体験がものをいいます。やはり若葉マークの新人ドライバーはこれら狭い場所での車の運転はどうしても苦手である。
隣の車にぶつけてはいけないと緊張しますから余計にハンドルを切りすぎたり、スピードが出すぎたりするのです。
これらは脳の記憶体験が重要なのです。車の運転などの運動性記憶は「小脳」に記憶されますが、やはり、小脳に記憶するためには、慣れとひたすら練習を重ねることです。
プロのドライバーも一般のドライバーも事故を起こすのには、人の脳(思考)の思い込み事故という特徴のある事故例が多いのです。
例えば、車の陰から人が飛び出さないだろう、信号機のない交差点で自転車や歩行者が来ないだろうと思い込み、スピードを上げたら自転車が急に出てきたなどの事故を「思い込み事故」というのですが、交差点の事故は全体の事故の4割を占めるほどです。この交差点の事故でも殆どがこの思い込み事故なのです。
ですから、車の陰から歩行者や自転車が飛び出して来るかも知れない? 角から車や歩行者が出てくるかも知れないと思考すれば、スピードも自ずと緩くなるのです。
つまり「かも知れない運転に心がけることである」。これらは事前に危険を予測し、察知することで危険を回避する思考性(考え方である)。
また、最近では不注意運転、脇見、携帯電話使用中、オーディオなどの操作中など不注意から起こる事故が急増している。これらが車の速度との関係で人身事故の大きさにも関わってくるのです。
以前にも、不注意運転から小学生の通学途中の生徒達の中に飛び込み、数名が死亡する大事故のケースもあります。
これらはただ不注意運転だけでは済まされない、車は速度によっては危険な武器にもなり、人の命も奪う危険な道具にもなる。だから、私は五感を総動員して運転に心がけ、安全運転をすけば、移動空間として快適な乗り物になるのです。
以前に私は自動車の開発の監修に人の五感の重要性を指摘し、車の開発にも人の五感を刺激することを提唱致しました。
また、機会がありましたら日本の自動車メーカーで人の五感に関する監修と開発にも携わって行きたいと考えている。
これからドライブには良い季節になります。スピードは抑えて、心地よい運転に心がけ、歩行者に優しい運転をして欲しいと思います。
また、事故が起こるのではないかと予知、予測する運転にも心がけて欲しいと思い。そうすれば、快適で楽しいカーライフが送られると思います。
私は、五感運転に心がけているので25年連続無事故無違反の賞状を頂いております。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 心理臨床士、採用実態! | トップ | 「我慢強い子」に育てる。 »
最新の画像もっと見る

感覚、五感」カテゴリの最新記事