センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

恋愛はドッヂボールじゃなく、キャッチボール!

2011-07-30 00:00:40 | 感覚、五感
私なら、まず、直球できなく、様子を見ながら変化球から入ります。まず、現在の若い男性は、自分の思ったこと、考えていることを一方的に話す傾向があり、自分の趣味、テレビゲームなどがそうであるように、一方的に自分のことを話します。
次に、決まって女性の趣味や好むものを聞こうとします。但し、その趣味が自分に興味がなく、知らない物なら、話しの続きはできません。
ここで話し(会話)が途絶えるのです。
これらは若者たちには、体験が希薄なので、話しのネタが少ないので、直球勝負で相手の女性からつまらないと言われると、ホームラーンを打たれた気分なのです。
ですから、まずは女性の嫌いな物や出来事などを聞いて上げる。そして同調して「頷いて上げる」これらが大切なコミュニケーションです。
一方的に自分の魅力をアピールして、すぐに携帯電話番号やメールを聞き出そうとする若者が多すぎます。
会話が弾み、信頼関係などコミュニケーションが上手く行けば、女性の方から携帯電話のメール交換しませんかと、問い合わせするはずです。
これらが、ドッチボールではなく、キャッチボールということです。
女性と話す時も、目線はあっちこっち見ずに、但し、じっと初対面の人の眼を見つめるのは駄目です。口元を見ながら、ゆっくりと会話をする事です。
余話、雰囲気作りが下手な男性が多いということです。恰好つけるのでなく、素直な自分を表現し、それを受け止めて呉れる雰囲気を醸しだすことが、恋愛術に繋がるのです。

※脳科学でわかる、男脳と女脳
男女では、脳の男女差があります。
男性は、左脳型で、理論、空間認知などに優れています。また、女性は右脳と左脳のバランスよく使い分けしております。但し、空間認知や理論には弱い特徴があります。これらも個人差はあります。
特に、男性は五感の中でも、視覚と触覚に優れています。女性は嗅覚と味覚に優れております。これらの理由は、200万年に出現した「ホモ・サピエンス」ラテン語で「賢い人」という意味の我々の直接のご先祖の時代、男性は狩りに出かけ、広い草原で迷子になると、塒に帰れなくなります。つまり、命取りになるので、空間認知、自分の居場所が理解できるのです。
また、狩りに出て、死肉ばかり拾って居られません。そこで、集団で狩りをすることを覚えたのです。これが人類初めてのビジネスです。
大型の生き物を狩るためには、人間一人では太刀打ちできません。そこで、狩りの道具、鏃を作ったのです。石と石をぶつけて、尖らせ、そのキレ味や鏃の鋭さを指先で確認したので触覚に優れているのです。
女性は、塒で子どもを産み、育てる役割があります。ですから、隣近所仲良くしないと、子どもは育たないのでコミュニケーション能力、言語能力に優れ、男性が持ち帰った獲物が、腐っていないか、食べられるか、匂いと味で確認したので、嗅覚と味覚が発達したのです。
ですから、これら本能「遺伝子プログラム」が現代人まで受け継いでいるのです。
だから、男性は視覚で興奮し、痴漢などするのも圧倒的に男性です。
女性は、ジャケットやコートなど愛する人の香がすると顔を埋めたくなるなどは嗅覚の鋭さからです。ですから、女性が香水やアロマなどを好むのは嗅覚が鋭いからです。嗅覚に深い関係のある味覚も同様に敏感です。
このように男女での脳の働き、同じ人間でありながら男女では大きな差があるのです。
※恋愛脳を作って素敵な大人をめざそう!
人間は、脳で恋愛をするということです。男性は脳の特徴から、バランスが整い、綺麗なものを好み、憧れる。だからスタイルがよくて、美人を好むのです。
逆に女性は、男性の仕草や言葉遣いや振る舞いなどを総合的に判断し、好むなどを決定するのです。
特に、男性、若い男性は勘違いをしている。自分が嬉しいから、楽しいから女性も嬉しい、楽しいとは限らないということです。自分はテレビゲームやアニメが好きだから、彼女もきっと好きなのだろうと思い込むのが一番嫌われやすいのです。
これらは女性とのコミュニケーション不足と洞察力の欠如です。
女性と会話しながら、ゲームやアニメの会話にあまり熱心でなかったり、逆に気を遣って頷いているのに、これらを勘違いして、ゲームやアニメの話しばかりに夢中になっていては翌日遭ってくれないだろう?
それより、しっかり相手の女性の話しに聞き耳を傾ける、聞いて上げることが大切です。そして、自分はこう思うなと助言とか意見を言うことで、頼もしいとか信頼関係のようなものがうまれるのです。
つまり、包容力が現在の若い男性は欠如している。だから、逆に若い女性達から中年男性がモテ「年の差結婚」などと、芸能界でも盛んであるのは、経験の豊かさ、思いやり、包容力などが優れていたり、会話も上手いからです。
但し、若いからと一方的なおしゃべりは嫌われる。ましてやその場を盛り上げようと「オヤジギャグ」の連発はもってのほかである。
恋愛脳を作って素敵な大人の男を目指すのなら、仕草、振る舞い、言葉使い、女性リードし、包容力と相手のメッセージを受けとめる感覚を身につけること、また、人(女性)を真から愛すること、労り、思いやる優しさを言葉で表現するのでなく、雰囲気で醸しだし、相手の女性に伝える事が出来たら、イケメンではない、そんなに安っぽくない「イケテルおとこ」になれるのです。
男性諸君にはこれらイケテル男性になって欲しいと願っております。
ブレイン開発研究家、原田小百合氏の講座内容なり紹介!
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スポーツの世界、近代スポーツに脳科学の応用!

2011-07-29 00:00:40 | 感覚、五感
北京オリンピックでみせた。北島康介選手の“驚異的な強さ”の秘密
北京オリンピックの応援で盛り上がりました。特に、競泳男子平泳ぎで、2大会連続2冠を達成した北島康介選手の活躍には、多くの方が感動と勇気をもらったのではないかと思います。100Mで世界新を出した後に、「何も言えない…」と涙した姿と、「誰よりも、金メダルを取りたいと思う気持ちが強かったんだと思う。」という言葉が印象的でした。
いつも強気にみえる北島選手ですが、アテネ大会以後、メダリストが陥る目的喪失感からのモチベーション低下、勝てない日々、さらにケガと、不調が続いていま した。そんな彼が、ゆるぎない自信と強さを身に付けて北京オリンピックの舞台に登場してきました。各メディアが、その強さの影に「勝負脳」 あり、と報道していました。これは、北島選手がインタビューで、「勝負脳を鍛えたおかげです。」とコメントしたからです。勝負脳とは、脳神経外科を専門と する日本大学大学院の林成之教授が命名したものです。一言でいうと、「勝負に勝つために戦略を練る知能」ということで、言葉を話す・数を計算する・空間を 認知する知能などとともに人間の脳に本来そなわっている知能の1つだということです。北島選手は、オリンピック前に、林教授から、勝つための脳の使い方の レクチャーを受けていました。超ポジティブな北島選手は、林教授の教えをしっかり取り入れて、さらにメンタルを強化したようなのです。
脳の働きを知って勝負に勝つ!
林教授は、北島選手をはじめ日本競泳チームのメンバーへ、次のような必勝理論を伝授していました。
■勝負脳を発揮するには
・ライバルに勝とうとするのではなく、自己記録の更新にこだわる
・常に、自己ベストの3割増の力を出そうとする
・疲れた、大変だというような否定的な言葉を使わない
・調子のいい時は休まず、アグレッシブにやり続ける
・最後まで「勝った」と思わない
・プールと自分が一体化するイメージを持ち、自分の世界を作る など
北島選手が特に意識したのは、「ネガティブなことを考えた瞬間に、脳と体のスイッチが切れて、最高のパフォーマンスがでないということから、否定的な言葉を 使わないようにすること」「ライバルに勝つのではなく、過去の最高の自分を超えることを目標にする」、この2つだったそうです。
金メダル を取るためには、ライバルに勝つ必要があります。しかし、ライバルに勝とうとするのではなく、「過去最高の自分の記録を超える」ことを目指して泳ぐ。これ は、100Mの決勝戦でみせてくれた、あの泳ぎそのものではないでしょうか。ストローク数を押さえて、彼の強さの特徴を最大に生かしたレース展開。完璧な 泳ぎと評されました。
勝負脳を鍛えるには?
林教授の著書「〈勝負脳〉を鍛える」 に、北島選手たちが受けたレクチャーの内容(脳の働きや勝負脳の鍛え方)が紹介されています。脳科学の発達で、人間の性格や行動、心までが科学的に解明されてくると、林教授が言うように、脳の働き・仕組みを知ることで、自分の弱点を克服できる、ということはとても説得力があります。
勝負脳 の鍛え方の中で、私がマーカーしたくなったのは、脳の習性をもとにした「サイコサイバネティックス理論の応用」という部分です。人間は必ず目的を達成する 習性を持っているので、それを理解し、次の3つを守ることができれば、非常に困難だと思われることでも、(時間はかかるかもしれないが)必ず達成できる、 林教授はそう力強く断言しています。
■目的ではなく目標に集中せよ
ただ「ガ ンバリます!」ではダメ。何を達成しようと頑張るのかを、はっきりさせること。特に、目的と目標を区別して考えること。優れた勝負脳の持ち主は、決して 「目的=勝負の結果」にはしない。勝つためにはどのようなゲームプランを立て、何を目標に戦いを進めていくか、そのプロセスに気持ちを集中させることが、 結果として目的達成につながる。
■目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する
自 分の弱点を認めること。うまく行かない理由を分析して、何が自分に欠けているのかをあらゆる角度から検証し、批判を受け入れて、それを解決する具体策を立 てることが目標達成の条件になる。できるだけ高いレベルのコーチや一流選手の視点から評価を受けると、上達も早くなる上に、到達できるレベルも高くなって いく。
■目標を達成するまで、その実行を中止しない
人間は、目的や目標が達 成できないと、色々な理由をつけて方向転換しようとする。これは、人間が持つ(自分の脳を守ろうとする)自己保存の本能に従った考え。これを一度体験して 癖になってしまうと、何をやってもいつも目的が達成できない脳になってしまう。そういう仕組みが人間の脳にはある。
これまで、精神論や「~すべき」と語られてきたことが、脳の機能に従ったものなのだと分かると、腑に落ちてとてもスッキリします。そして、勝負脳は、スポーツ選手だけの話ではなく、仕事や日々の日常において生かされるものです。
脳の疲労は大敵!

脳は、ストレスが加わると、疲労がなかなかとれない臓器だということです。そのため、勝負脳を鍛える上で注意したいことが、脳を疲れさせないこと。ストレス を色々抱えている、解決しない悩み事がある、いつも悪い方向へ考える、上手くいかないので焦っている、というようなとき、能は疲労状態。否定的な言葉が頭 に浮かんだりするのは、脳が疲労しているときの症状なんだそうです。そのため、普段から脳にストレスがかからないような生活を心がけることが大切。脳の疲 労をすばやく取り除くには、気のおけない友達や家族と「楽しい会話」をすることが一番。そこで、愚痴をこぼしてはいけないようです。
また、耳の痛い話があります。仕事でやり残したり、問題を先送りしたりする人は、常に脳にストレスを抱えた状態になるので、ここ一番で力を発揮できないということです。一日の仕事をテキパキと片付け、目標を達成する行動パターンをつくり鍛えることが大切とのこと。
林教授が言われることは、どれも当たり前のことなのですが、それが脳の働きに沿って解説されるため、すぐに「心掛けなければ!」とモチベーションが上がって いくので不思議です。何事も、最後はメンタルの力が結果を左右します。勝負脳は、負けそうになる気持ちを鍛える知識として役立つものだと思いました。
今回の女子ワールドサッカーで優勝した。「なでしこジャパン」は諦めないないという、メンタリティーの高さが際立ちました。決して体力的には、アメリカ選手は、日本の男子以上の身長があり、体力的には負けています。但し、精神面はボールの支配率をアメリカ以上に上割ったのが今回の勝敗に繋がったのです。シュート数や率の問題ではなく、決定率の問題でもあるのです。近代スポーツはこのように精神論、メンタル、脳科学を応用した。運動力学などが重要であるのです。
私も今後、機会が有れば、これらプロスポーツ、団体、個人等にも指導、伝授致します。五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛情に関わるホルモン!

2011-07-28 00:00:40 | 感覚、五感
認識や愛情行動促す物質を特定、治療へ応用も 金沢大
2007年02月08日10時09分相手とのコミュニケーションを取ったり、母親が子どもを守ったりする生き物の「社会行動」に関係するたんぱく質を、東田陽博(はるひろ)・金沢大医学系研究科教授(神経化学)らのグループがマウスの実験で特定した。発達障害の治療に応用できる可能性があるという。7日付で英科学誌ネイチャー電子版に発表する。
東田教授らは、脳などに多い「CD38」と呼ばれるたんぱく質を作れないマウスが、異常な行動をすることに注目。約30匹で実験を繰り返した結果、記憶能力などは正常にもかかわらず(1)雄が雌を認識する(2)母親マウスが巣から引き離された子どもを巣に戻す――といった行動にかかわる能力が、約9割のマウスで欠けていた。 さらに、このマウスでは「オキシトシン」と呼ばれるホルモンの脳内濃度が低くなっていた。注射で補充すると行動が正常に戻ったことから、東田教授は「CD38が脳内のオキシトシンの分泌を促し、母親の愛情行動などを支えていることがわかった」としている。
オキシトシンは、子宮収縮や母乳の分泌などに関係するホルモンとして知られる。最近になって、このホルモンが脳で働くと、「相手への愛情や信頼感が生まれる」可能性が指摘されている。他人とのコミュニケーションがうまく取れない発達障害との関係も研究されている。
オキシトシンには末梢組織で働くホルモンとしての作用、中枢神経での神経伝達物質としての作用がある。
末梢組織では主に平滑筋の収縮に関与し、分娩時の子宮収縮や乳腺の筋線維を収縮させて乳汁分泌を促すなどの働きを持つ。このため臨床では子宮収縮薬や陣痛促進剤をはじめとして、さまざまな医学的場面で使用されてきており、その歴史は長い。最初は女性に特有な機能に必須なホルモンとして発見されるが、その後、男性にも普遍的に存在することが判明している。
中枢神経では視床下部の室傍核 (PVN) や視索上核(SON) にあるニューロンから分泌され、下垂体後葉をはじめ様々な脳の部位に作用し機能を調節している。
オキシトシンは、性行動を調節する神経伝達物質として注目されるようになった。オキシトシンをノックアウトしたマウスでは、一般的な学習・記憶能力は正常であるものの、匂いが記憶できなくなるという健忘症という症状を呈することが報告されている。また、一夫一婦制をとるプレイリーハタネズミでは、性行動刺激を引き金としてつがい形成されるが、オキシトシン拮抗薬によってつがい形成が阻害されることがわかっている。 ただし、以前より医学治療薬として人間に投与されていたが、人間では、オキシトシンの社会行動・性行動・匂い記憶・交友関係・信頼関係における有効性はまだ十分に確立されていない。ウィキペディア百科辞典より引用。
以前にも私のブログで紹介してきた。愛情に関わるホルモン「オキシトシン」例えば、母親が赤ん坊を抱っこし、赤ちゃんの体温の温もりや体臭などを嗅ぎ分けることで、この愛情ホルモン、オキシトシンは分泌されるのだが、最近の若い母親では、希に育児放棄や幼児虐待などが多発している。これらの主な原因の一つに、このオキシトシンホルモンの分泌減少にあると私は考えております。子どもを産んでも、育児に悩む、抱っこして,子どもに愛情を感じられない母親も実に多いのです。
人が人を愛し、労り、思いやる。人間が本来持って居る本能的感覚にも、現在異変が生じている。
これらは便利な世の中になり、人と人とのコミュニケーションがIT化促進なども影響があると考えております。また、人が人を愛するということの体験も希薄化しています。これらの要因により、自分の子どもでさえ愛せない、労り合えないということに繋がるのだと考えております。
やはり、幼い頃から、人を愛し、思いやり、労る。これらの体験を積み重ねることで、自分の子ども、人を愛せるのだと思います。
貴方は人を愛せますか、時には愛は残酷でもあるということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リスクマネージメントの見直し!

2011-07-27 00:00:40 | 感覚、五感
今回の3.11東北関東大震災では、一日にして失う物が大きすぎました。これらが「教訓」という形で、私たちの脳に刻まれることとなりました。
例えば、電力の問題がそうであるように、一社で全てを賄う、管理するなどのリスクが非常に高かったことが暴露されたように、リスク管理が非常に重要視されました。
ハザード(危害(harm)の発生源・発生原因)、損失などの管理が今回の災害によって如何に重要で大切な物なのか、多くの方々が体験したのです。
以前から私は、日本のリスクマネージメントを「机上の理論」で考え、実施されている。つまり、想定が甘かったのである。
例えば、津波も従来のデータから3m以上の津波は来た事がない。発生しないと考えられていました。ですから、堤防も5mに設定し、設計されたのです。
ところが、今回の宮城沖大震災では、M9の規模で震度6強という揺れが長時間にわたったのです。
そして、15mを超える規模の大津波が発生し、5mの堤防を越えて、想像を絶する津波が街や住宅街を襲ったのです。
これら想定外、未曾有などの言葉では片づけられないものです。勿論、海岸沿いに位置している福島の原発はこの大津波の影響を受けて破壊され、機能しなくなり、大事故に繋がったのである。
そして、東北や関東は電力不足になり、計画停電も実施され大勢の人たちが不自由さを体感したのである。
また、原発の事故のセシウムの放射性同位体などの原発事故での被爆や被害の拡大、風評被害など、問題は深刻化して来ています。
また、最大手企業といえども、一夜にして崩壊してしまったと言っても過言ではありません。それまで高利益、高売り上げを維持、高収入を得ていた最大手企業が一夜にして、巨額な借金や保証金の支払いが不能になり、国の援助支援を受けるまでになるのです。
誰が、この事態を予想したでしょうか?ここに問題、危惧されるべき「リスクマネージメント」があるのです。想定外の出来事、未曾有の出来事と言い訳や取り繕っても始まりません。
私共が提案している。リスクマネージメントは以前に美浜原発の事故でも私の提案論文が採用され経緯があるように、現場の声、異常箇所などに気づいた、感じた社員や係員が居たら、それに耳を傾け、確認し、認識して取り扱う。
点検マニアルに無いから、大丈夫だ、安全だと、設計上では安全だからと確信したかのように口を揃えて、実例がない。今まで何十年と事故がないのだから大丈夫だと、現場の社員や係員が異常だと感じても、担当者や役員は耳を傾けない。また、コストが高い、お金が掛かると妥協することになるのです。
ましてやT電力会社の社長が原発の仕組み、システムなどもどのようにして動き、事故の処理方法も熟知しておりませんでした。つまり、リスクマネージメントを頭脳で考えている。設計図や説明書で理解「机上の理論」で理解しているので、瞬時の判断、決定が出来ず、指揮系統も曖昧になり、遅れも生じます。これらが従来のリスクマネージメントの考え方なのです。
今までに事故は発生していないから「安全です。大丈夫です」と説明する。但し、実際は想定外の状態でしたと説明になる訳です。ここに一夜にして、大手企業の存続が危ぶまれたのです。
そこで、私共はこれらリスクマネージメントの根本的な見直し、経営者のリスク管理の見直しを提案しております。
貴方の会社でも起きえる事態。一夜にして破綻、倒産する危険性は非常に高くなったと言えます。これらに備えた「リスク管理、マネージメント」の構築が重要になったのです。
つまり、想定外を想定しなければなりません。また、今後、経営者は自社の製品、システム、装置など様々な分野において熟知しておくことが大切になりました。以前に大手自動車会社が大リストラの始まりに、部品などの下請け会社数を記者団に質問され、部下に問い合わせしたり、分かりませんと答えたように現場のことを知らない、理解していない経営者が多いということです。日本の大手企業の社長が学閥や系列を重んずる傾向がこのような事態を生み出したとも言えます。
本田宗一郎氏がホンダという自動車会社を設立したときには、「現場第一主義」で大企業にまで発展させました。
汗まみれ、油まみれになって自動車のことを熟知したから、リスク管理やマネージメントも体感できたのです。つまり、近代日本の大企業の経営者の多くがこの体感が希薄なのである。
これらから、我が社では「ニューロエコノミック」(神経細胞学)、脳科学を応用した。「リスクマネージメント」を推進、想定外を想定し、備える。取り組むことを指導と、提案を申し上げております。
役員研修や、リスク管理研修、監修、プロデュースとして我が社は今後とも、これら日本の企業のリスクマネージメントを脳や感覚など、一見古くさいと思われる取り組み、対策が今後、貴方の企業の存続に重要であるということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五感刺激から脳を活性化させる!

2011-07-26 00:00:40 | 人の脳
私は脳を活性化に、脳機能を回復させることを提唱している。脳機能の回復とは、人の脳の一部が損傷し、死滅しても、神経細胞の回復は可能なのです。
それは人の脳には「可塑性」という、減った神経細胞が損傷、死滅した神経細胞を補う性質をもっているからです。
※脳機能が関係する仕組み!
正常な脳は神経細胞が軸索を伸ばして、ニューロンネットワークを形成している。但し、脳が一部でも損傷すると、一部の神経細胞が破壊、死滅して機能しなくなる。そこで、残った神経細胞の軸索が「芽」を「伸ばして、シナプスを新しく形成する(可塑性)がある。
そして新しいニューロンネットワークの一部が形成されるのが「脳機能」の復活なのです。人の脳の特徴として、20歳過ぎた頃から毎日10万という数の神経細胞が死滅して行きます。
だから、脳が萎縮したり、変形することはあまりありません。ペットMRI等の脳画像検査で少しの隙間や萎縮が確認出来る程度です。
ところが人の神経細胞は140億ありますから、生涯では数パーセントの死滅なのです。
高齢者になると記憶力が衰えたと実感するのは、記憶力自体の衰えではなく、記憶したことを思い出すスピードが鈍くなった。思い出せなくなったので「記憶力が低下」したと嘆くのです。
但し、落胆することはありません。人の脳は、神経細胞の働きを支える「グリア細胞」が何と神経細胞の10倍の数があり、グリア細胞は加齢と共に増えて行くのです。
グリア細胞は、賢い細胞で3種類ほどあり、それぞれヤ区割りがあります。
グリア細胞を詳しく説明すると、
※アストログリア細胞→血管壁から栄養分を吸収し、神経細胞に送ります。不要物質や有害物質を血液関門で防ぐ働きをします。
※ミクログリア細胞→死滅した神経細胞が細菌などの異物を取り込み、脳内の免疫機能の役割を担っています。
※オリゴデントドログリア細胞→髄鞘を形成し、絶縁体として細胞間の刺激情報をスムーズにする役割があります。
これら3種類のグリア細胞が神経細胞に栄養を送ったり、損傷、死滅した神経細胞を修復、掃除するなど、また、神経細胞間の働きを支えたりと脳内で「メンテナンス的」な役割を担っている細胞です。
ですから、テレビ番組など脳科学者が脳トレを推進していますが、それだけでは脳の鍛錬に繋がりません。
脳を鍛錬するのには、まず毎日の食事も大切です。日本人はやはり「和食」ご飯などから脳の栄養素、エネルギーの摂取が必要です。これら脳の栄養素がブドウ糖なのです。ダイエットに良いからとゼロカロリー、カロリーオフなどの人工甘味料などでは摂取出来ません。
また、人との会話をする(コミュニケーション)を積極的にとる。
作業などを行うのも、目的意識を持って取り組む、本を読むのも音読や簡単な計算をしたり、人の名前などを思い出せなくても、時間がかかっても良いので思い出すまで諦めず頑張る。そして思い出したときに「快感」するこれらが大切なのです。
最後に自己の五感を総動員して、情報を脳に送ることが重要である。うるさい音も、心地よい音も聞きわけ、臭い匂いも、良い匂いも嗅ぎ分け、美味しい物も、不味い物も食べてみる。様々な情報、人工的な物も自然界の刺激情報を五感(各感覚器官)を駆使して受け取り、脳に取り込み記憶する。これらを日々繰り返し行うことで、脳トレになるのです。
つまり、脳は鍛錬しないと「錆びる」ということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大脳皮質成長の仕組み解明

2011-07-25 00:00:40 | 人の脳
記事:毎日新聞社提供:毎日新聞社【2007年1月23日】
大脳皮質:成長の仕組み解明----名大が世界初
知覚、思考、記憶など、脳の高次機能を担う大脳皮質が、胎児の段階で形成されるメカニズムを、名古屋大大学院医学系研究科の宮田卓樹教授が突き止めた。世界初といい、今後、脳疾患の原因解明につながるのではと期待されている。論文は23日付の米科学誌「カレント・バイオグラフィー」に掲載される。
大脳皮質はカイワレダイコンの束のようになった、ひも状の母細胞が密集した板状の固まりを土台に成長。そのカイワレの葉の部分に神経細胞が積み重なるようにして、大脳皮質が形成される。しかし、脳の中心方向で分裂して発生した神経細胞が、どのようなメカニズムで表面方向に運ばれていくのかが解明されていなかった。
宮田教授は、マウスの胎児の脳をスライスし、大脳皮質の形成過程を観察。その結果、母細胞のひも状の突起は地面から空に伸びていく植物のツルのようにねじれ、脳の表面部と結びついていることが分かった。さらに、地面となる脳の土台で、ひも状の母細胞の根元を切り離す実験をしたところ、バネの一方を手放したように、母細胞の中心部が急速に表面方向に引っ張り上げられることも判明。こうした観察結果などから、細胞突起がバネのような働きをし、脳の底部から脳表面に次々と引き上げられていると結論付けた。
脳疾患の一部の原因は、大脳皮質の形成過程で、神経細胞が適切に表面部に集まっていかないことが挙げられている。宮田教授は「一部の脳疾患の原因を解明できる可能性がある」と話した。【山田一晶】
この大脳皮質には6層からなる「コラム」という円錐形の細胞があります。この細胞は「長期記憶」に関わっております。
この大脳皮質は記憶だけでなく、思考、知覚などに深く関わっており、特に体験的な記憶にも関わっている。
特に現代人はこの「体験記憶」が欠如しております。つまり、記憶では理解しているが、体感的な感覚が希薄なため、実感出来ないのです。
例えば、テレビで見る災害現場は映像ですからも音も臭いも感じられません。現場に行けば瓦礫を片付ける重機の音や独特の臭いなどを感じます。
つまり、これらが体験記憶となり、規模の大きさ、大災害の恐怖を実感できるのです。ところが、テレビなどの映像は恐怖心や感覚を感じることが出来ないのです。これらは「危機回避能力」の低下に繋がるのです。
つまり、これらの刺激が大脳皮質を鍛錬することは、脳の活性化でもあり、働きを良くすることに繋がるのです。
ですから、この大脳皮質を鍛錬することこそ「体験記憶」を積み重ねることが重要になるのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイスクリーム頭痛って!

2011-07-23 00:00:40 | 人の脳
皆さんが、アイスクリームやかき氷を食べたときに、こめかみの当たりがキーンと痛み出した経験が誰しも有ると思う。これは味覚の過敏反応で、アイスクリーム頭痛と正式名称があります。
口の中でアイスクリームやかき氷を冷たいという情報が脳に伝わり、刺激が強すぎると、神経の中継場所で情報が混乱してしまうのである。冷たさを伝える神経だけでなく痛みを伝える神経も刺激されてしまう。しかも痛いのが口の中でなく、こめかみやおでこの裏あたりという、場所まで間違った情報が脳に伝わってしまうもの。 これら伝達する神経が存在する。この神経細胞を「三叉細胞」という。
三叉神経(さんさしんけい、英:trigeminal nerve)は、12対ある脳神経の一つであり、第V脳神経(CN V)とも呼ばれる。三叉とはこの神経が眼神経(V1)、上顎神経(V2)、下顎神経(V3)の三神経に分かれることに由来する。
これらから、冷たさを痛み刺激と脳が勘違いし、誤作動してしまうと考えられている。
よって自律神経に影響を与え、こみかみ当たりの血管を拡張し、ズキンズキンやキーンと表現されるように急激に痛みだす。但し、慣れてくるとすぐに治ります。
これらに似た味覚の誤作動が「激辛」などの辛みは、人の味覚は味として感じていなく、人の触覚的感覚「痛覚」として、痛みとして感じるので、自律神経に作用し、まず額などから汗が噴き出ます。
痛みですから、すぐに治らず舌が痺れたような感覚に陥ります。
このようなときには、水を飲むのでなく、牛乳やヨーグルトで中和することで和らぎます。
アイスクリームもかき氷も脳にこれから食べますと言い聞かせるようにゆっくり食べることです。急いで食べると三叉神経などの反応が追いつかず、誤作動した状態からアイスクリーム頭痛が起こるのです。
ところが、子どもたちの中には、このアイスクリーム頭痛が面白くわざと急いでたべ「来たー」と叫びながら喜んでいるようです。
いずれにしても、刺激の強い食べ物はゆっくりと食べる。味わって食べることが重要です。
現代人は、味覚を刺激する食べ方、味覚を鍛錬する食べ方などして居らず、味覚の未発達の子どもたちが多いのです。
フジテレビの調査では、全国の小学生の半数に味覚障害が疑われております。味覚の発達を促すのは、刺激の強い食材もゆっくり食べ、ご飯と一緒に食べるなど「口内調味」中和して食べることが味覚の発達を促すのです。
現在の子どもたちの食べ方は、「ばっかり食べ」という、最初にご飯を食べ、食べ終わったら、次におかずだけを食べるという食べ方です。
ですから、酸っぱい物、辛い物、苦い食材など刺激の強い食べ物が食べられない、食べず嫌いの傾向が強いのです。
ですから、わさびや酸っぱい梅干しも食べられず、甘い食品ばかり好んで食べるのです。甘い味=美味しいなのです。
これらの味覚では、味覚も発達せず、料理を美味しいと感じません。
ですから、アイスクリームなども早食いして、アイスクリーム頭痛を起こすのです。
これらの繰り返しで身体的な影響は研究データが不足しているのではっきりしたことは言えないが、私からは味覚の発達に影響し、脳の栄養不足、甘い味が美味しいと感じる味覚は、好き嫌いが激しくなると危惧している。
これらから、箸を上手く使い、ゆっくりと食事を楽しみ味わって食べて欲しいと願っている。そうすれば、味覚と脳が刺激され、身体も脳も健康でいられるということです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年100歳の日野原氏、医療者に何を語ったか

2011-07-22 00:00:40 | 感覚、五感
第61回日本病院学会、「70年の医師の経験」を踏まえ、記念講演
2011年7月15日 橋本佳子(m3.com編集長)
「大学病院では臨床研修はできない。私の医師としての基礎は看護師が教えてくれた。この二つをぜひ言ってほしいと依頼された」
7月14日に開催された、財団法人聖路加国際病院理事長の日野原重明氏による、第61回日本病院学会の記念講演は、座長を務めた済生会福岡総合病院病院長の岡留健一郎氏のこんなユニークな演者紹介からスタート。テーマは、「病院医療の未来―70年の医師の経験から」。自らの研修医時代から始まり、聖路加国際病院の将来の取り組みに至るまで、話は多岐にわたった。 研修医、また若手医師時代のエピソードを通じて強調したのが、自らの感性を研ぎ澄まし、日常診療から疑問を見いだし、それを解決していく姿勢の重要性。「腸チフスで高熱の患者に種痘を接種しても、免疫が付かなかった。高熱になると免疫反応が落ちるのかと。(それを上司に)言ったら、『面白いから、それをリサーチしなさい』と指導され、臨床の傍ら、ウサギで動物実験に取り組み、発熱状態では免疫力が落ちることを立証して、論文を書いた。リサーチは、臨床の中から生まれる」(日野原氏)。
さらに、「医療は医師中心ではない」と指摘する日野原氏は、早くからコメディカル養成、チーム医療の実践に取り組んできた。1951年から52年にかけて米国留学した日野原氏は、帰国後すぐに臨床検査技師の養成を開始。「聖路加では、麻酔看護師(Nurse anesthetists)になれるようなコース(聖路加看護大学院修士課程)をこの4月から始めている。2年後に麻酔看護師の資質を持つ人が出る」(日野原氏)。麻酔看護師は米国では資格化されているが、日本では、特定看護師(仮称)の議論すら、着地点は見えず、麻酔看護師が誕生してもその位置付けは曖昧だ。そんな状況を踏まえ、「法律はあっても、やぶらないと、(医療は)よくならない」と語る日野原氏。
岡留氏によると、「成人病」から「生活習慣病」への名称変更、また臨床研修の必修化を主張し続けたのは、日野原氏だが、実現するまでには前者は約30年、後者は約20年かかったという。「いろいろなことをやるには、時間がかかる。今年10月に100歳になるが、まだまだやりたいことはたくさんある。サバイブ(Survive)しなければいけない」と日野原氏。「日野原氏は、著書に『始めることを忘れない』としているが、これを実践していれば、いつまでも若い」(岡留氏)。
記念講演は、予定の1時間を15分ほど超えたが、日野原氏は、ステージで立ち続けたまま、時に聴衆の笑いを誘いながら講演を続けた。
自ら塩化カリウム飲み、電解質について「自家実験」
日野原氏が、「大学病院では臨床研修はできない」とするのは、自らの体験から。1937年に京都帝国大学(現:京都大学)を卒業。大学附属病院で研修したが、教授回診では、若手医師は最後尾。「教授回診は3時間近くかかることもあった。しかし、教授が何をやっているのか、10mくらい後にいる私には全く分からず、時間のムダだった。回診が終わると、教授におしぼりを渡し、団扇で扇ぐ。それが婦長の役割だった。3つの内科系講座が協力し合うのではなく、それぞれ独立してやっていた。能力がないことを知られるのを嫌がり、病気が分からないと、他の病院に送っていた。大学病院で学ぶことはなかった」(日野原氏)。
その後、京都病院(現:国立病院機構京都医療センター)で勤務した際に、看護師長や主任から、気管切開をはじめ、様々な救急の処置などを学んだという。
講演の中で、特に熱心に語ったのが、若き日々の様々な研究のエピソード。日野原氏は、心音、発熱と免疫反応の関係、リウマチ熱と妊婦の心臓病の関係、さらに1951年から1952年の米国エモリー大学留学時代は、水と電解質の関係など、臨床と並行して様々な研究に取り組んだ。
例えば、1939年から1941年の大学院時代、心音の研究に従事。「食道からマイクロフォンを飲み込み、食道の内壁から心音を聞けばいい、と考えた。それを同僚に言ったら、『マイクを飲むなんて、バカなこと』と言われた」(日野原氏)。それで理学部に行き、マイクロフォンを開発、まず自分で飲んで試してみたという。
その後、電解質に興味を持った日野原氏は、自ら塩化カリウムを飲み、「自家実験」した。「塩化カリウムを3g飲むと、血清電解質が4.5から5.5(mEq/L)くらいになる。5.5(mEq/L)以上になると危ないということで、3gにした。すると顔に、糊が張ったような感じになった」と日野原氏。その経験を基に、ある患者に、「顔に糊が張ったような感じになったら、看護師さんに言って塩化カリウムを測定してもらいなさい」と言ったところ、2日前には正常値だったが、「糊が張った」状態になったため、患者は看護師を呼んだという。しかし、なかなか看護師が対応せず、その1時間後に心停止を来した。「医療従事者だけなく、患者に情報を提供する、ナレッジを与えることが必要。それを実践するためには、自分で実験をしなければいけないことを学んだ」と語る日野原氏。なお、日野原氏が、研究成果をまとめ1963年に上梓した、『水と電解質の臨床』は、幅広い医師に読まれたという。 健康の秘訣、週2回100-120gのステーキも
日野原氏は、医療提供体制の面でも様々な改革に取り組んでいる。1952年の留学から帰国後は、聖路加国際病院で米国式の卒後教育を実践、1961年には米国式内科専門医制度の準備をはじめ、日本内科学会に提言している。1954年には人間ドック、1974年には(財)ライフ・プランニング・センターを発足させ、市民のための健康教育などにも力を入れ始めた。
講演の最後に説明したのが、23項目から成る、聖路加の「現行の行動達成目標」。診療体制については、プライマリケアから救命救急センターまで総合的に対応する体制を目指すほか、最先端部門では、ロボット手術の研究センターを備えた心血管センター、外来化学療法センターの充実などを挙げている。医師の前期・後期研修の充実を図り、麻酔看護師をはじめ、専門性の高いコメディカルの養成にも力を入れるほか、「米国式メディカル・スクールの設置の計画」も掲げている。前鳩山政権時代は、「特区」を作り、メディカル・スクールを実現する話もあったという。国際性の観点からは、2012年10月に、外国人専用の予防医療部門を東京・丸の内に開設する予定もあると紹介した。
日野原氏が、講演の締めくくりとして紹介したのが、自らの健康の秘訣。食事と普段の活動が重要であり、朝は15gのオリーブオイルを接種するという。「地中海沿岸の地域では、心筋梗塞が少ない。蛋白質は、歳を取っても、必要。100-120gのステーキを週2回食べている。いい油のドレッシングでサラダも山盛り食べる。30歳の時の腹囲と体重を維持することが大切。今は、エスカレーターを駆け上り、若い人を追い越すことが生きがい」(日野原氏)。
以前に日野原先生に初めてお会いしたのが10年前の90歳でした。普通なら、10年歳を取ると老けてしまうのだが、日野原先生は今年100歳になりならが、1時間以上の講演時間を杖は勿論、立ちっぱなしで話すのである。もはや怪物である。
日野原先生に長生きの秘訣はと訪ねると、運動と肉を食べること、但し、食べ過ぎはよくない腹八分が秘訣だと言われた。それいらい、私も日野原先生を見習い、階段を利用し、運動と腹八分の食事に心がけている。実施してからは、身体も脳も活性化し、軽いのです。また、頭の切れもよく成った気がするのです。
人は本来貧食に耐えるように出来上がっているという説に私は納得です。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汗疹(あせも)の話し!

2011-07-21 00:00:40 | 感覚、五感
※予防と対策
風通しがよく汗の吸湿性に優れている服装を心がける。男性ならば額部分、長時間座っている事に因るお尻の蒸れ、女性の場合は下着の締め付け、そしてファンデーションで毛穴が塞がれる事に因り汗が首に出易くなるので首周りへの注意が必要である、ベルトに因る締め付けは男女共通である。汗をかいたらシャワーを浴びるか、入浴し肌を清潔に保つ。外出先ではおしぼりや大判のウエットティッシュなどで拭き取る。
※頻度
体温調節がうまくいかない乳幼児や皮膚の弱い人に多いとされてきたが、近年の猛暑や酷暑が原因で一般の成人男女でも症状が現れ易くなってきている。
※症状
大量の発汗時に小水疱・小丘疹が出現する。痒みはあまりないことが多い。しかし、汗の皮膚内への貯留により湿疹を併発することがあり、その場合は痒くなる。掻いてしまうと細菌が飛び火してしまうので皮膚科での治療を要する。
※原因
大量発汗時に汗の管である汗管が閉塞し、汗が皮膚の外に出ずに汗管外(皮膚内)に漏出して発症する。浅いところでの閉塞は、水疱が主にでき水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)という。痒みはない。一方、深いところでの閉塞は、丘疹が主にでき、その場合、湿疹を併発して赤くなるため紅色汗疹(こうしょくかんしん)と呼ばれる。痒みも出ることが多い。
ウィキペディアフリー百科事典より引用。
私は子どもの頃、汗疹で痒くて掻きむしり赤く皮膚がぶつぶつになりそれは気持ちが悪いものでした。
現在は、冷房やシャワーなどのお陰で、汗疹で悩む人が少なくなってきたが、最近、節電の夏ということもあり、また、梅雨明けが例年よりも早いために汗疹で悩む、子供たち、若者たちなとが急増しております。特に若者たちは汗をかいても、まめに拭かないとか不潔にして放置すると汗腺が汚れで詰まってしまうので汗疹が出来てしまうのです。
私のような皮膚が弱い人は特に注意が必要です。汗をこまめにタオルなどで拭き取り、シャワーなどを浴びて肌を清潔に保つことが重要です。
汗疹だけでなく、体臭にもよいのです。体臭の臭さは人が汗をかくのは「汗腺」にあります。汗腺には、エポクリン腺とアポクリ腺があり、中でも臭いもとになるのが「エポクリン腺」です。
人の汗には、脂肪酸を含んでおりますので、この脂肪酸が殺菌のエサとなり、細菌が分解し、汗臭い臭いを発生させるのです。
これらから、今年の夏は汗を流し、まめに拭き取り、シャワーを浴びて清潔に保ち、皮膚だけでなく身体を清潔に保つことは、心身共に健康にする秘訣でもあるのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子供の前頭葉の発達の重要性!

2011-07-20 00:00:40 | 感覚、五感
現在の子供たちに前頭葉の未発達が目立つ!
私たち人の脳内では、特に前頭葉は、我慢、脳の疲れのコントロール、思考、想像、判断など、高次脳機能を司っている「ヒトが人でいられる」ためにも、前頭葉の刺激、発達は重要な要素である。
特に、子供の頃からの鍛錬が重要である。人の前頭葉の鍛錬には、五感からの刺激情報が必要である。これらは人と生の声を聞き、会話するコミュニケーションや手足を動かし、危険なこと、安全なことなど区別する能力を養うことで正しい「判断」「決定」が行えるようになります。
また、人の脳の前頭葉には人の脳が疲れると脳の疲れをコントロールする脳部が働きます。この脳部を「前頭眼窩野」という脳部が関わっております。
この前頭眼窩野を鍛錬するのが、人と人との生の声で会話するコミュニケーションが重要なのです。
この前頭眼窩野は25歳頃から衰え始めます。ところが現在の子供たちは疲れたとかすぐに口に出すのはこの脳部の疲れと前頭葉の未発達に関わりがあると考えられます。
また、人の脳の前頭葉には「我慢中枢」が存在しており、子供たちに我慢を教えることで発達します。但し、我慢をただ教えるだけでは発達しません。
我慢し、頑張ったら「褒めてあげる」ことで子供の前頭葉が発達するのです。
私たちが学ぶのには、学習する(暗記型)と、手足を動かし、五感などから色々なことを学ぶ(体験型)があります。
勿論、人が学ぶ学習は、暗記型の場合は、短期記憶などに関わっている「海馬」という、タツノオトシゴに似ている脳で記憶され、約2週間程度、記憶され、選択されて記憶されます。但し、繰り返しの記憶がなければ、長期記憶になりません。この長期記憶は「大脳新皮質」に記憶され定着します。
体験型記憶は、五感を総動員し、手や足を使って、色々な体験から学びます。
これら体験型教育は、手続き記憶といって、大脳新皮質や前頭葉を刺激します。
特に、手や指を器用に動かしたり、五感全体で感じ取る刺激は、脳活動を活発化させます。これらの経験が正しい判断、決定に繋がるのです。
まさしく、これらを判断する脳部こそ、前頭葉の働きなのです。
前頭葉の働きは、他に食べても良い物、悪い物、危ない物、安全な物などの自己に迫る危機を回避するのにも重要な判断が出来るか出来ないかでは、命に関わる問題でもあるので、五感からの体験型教育が重要なのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高温注意情報発令!

2011-07-19 00:00:40 | 感覚、五感
初の「高温注意情報」発表 関東、九州など4地域に
2011年7月14日 提供:共同通信社
気象庁は13日、おおむね気温35度以上(青森、宮城両県は33度以上)の猛暑が見込まれる地域を対象に、前日に熱中症への警戒を呼び掛ける「高温注意情報」を、関東甲信と東海、近畿、九州北部(山口県含む)の4地域に初めて発表した。
情報は、福島第1原発事故による電力不足が懸念される中、熱中症対策として北海道と沖縄を除く地域を対象に13日から運用を開始。猛暑が予想される当日の午前5時と11時には、より細かく都府県単位で情報を発表する。
気象庁ホームページのトップページに情報を閲覧できるリンク先があり、情報が出ていない都府県も、気温予想をグラフで確認できるようになっている。
主な都市の14日の予想最高気温は、名古屋市と福岡市35度、東京都心と大阪市34度など。情報が発表された地域は熱中症の危険が特に高くなるとして(1)冷房の適切な利用(2)水分や塩分をこまめに補給(3)カーテンで日射を遮る-などの対策を求めている。
13日も全国的に暑さが厳しく、埼玉県鳩山町36・9度、群馬県館林市36・6度、福島県石川町36・3度(この地点の観測史上最高)を記録した。
今年の夏は、沖縄地方例年の2週間も早く梅雨明けした関係で、そのまま関東地方でも例年に比べ、梅雨明けが早くなりました。また、関東では空梅雨ということもあり、夜間になっても気温が下がらず、寝苦しい日が続いております。
これらの条件に今年は、3.11東北大震災後の計画停電から、今年の夏も電源不足が怪訝され、節電対策が求められています。
政府は節電を15%削減目標を掲げ、企業や一般家庭にも節電を呼びかけています。
その対策もあり、停電には成っていないが、今後、猛暑日に加え、熱中症対策のために気象庁が地域などを限定し「高温注意情報」を発令することにしたのです。
おおむね気温35度以上(青森、宮城両県は33度以上)の猛暑が見込まれる地域を対象に、前日に熱中症への警戒を呼び掛ける「高温注意情報」を、関東甲信と東海、近畿、九州北部(山口県含む)の4地域に初めて発表した。
つまり、私共が怪訝している「節電熱中症」が心配されているのです。特に高齢者になると我慢をする。耐える。無理をする傾向があり、暑さをひたすら耐えようとします。
エアコンが自宅にあっても使用せずに、扇風機や団扇などで風を送るだけとか、水分補給のみで過ごすなどで熱中症に疾患した人が、今月だけで、昨年の5倍もの人たちが熱中症で病院に搬送されております。
何よりも、心配なのが災害地で非難している人たち、中でも高齢者だけだなく、若年性の人たちも、熱中症だけでなく、暑さと疲れから、心筋梗塞、脳卒中など循環器系の病気で亡くなっている人たちが急増しているのです。
ですから、熱中症予防に水分補給と言われますが、それだけでは予防が出来ないのです。同じ姿勢の連続や運動不足、体力の減退など、また、極度のストレスなども心配になります。
今年の夏は8月の気温や気候次第では、厳しい残暑になるか、それても秋風が早く吹くかのどちらかだと考えております。
私の地域、千葉では朝晩には爽やかな風が吹いております。湿気も少なく、夜になると月などがきれいに見えるほど澄み切っています。これら気候の変化も大震災の影響ではないかと私は考えております。
理由は、太平洋岸の海面温度が日本海溝近辺では27度と高いのだが、例年と違うのは、大津波によって海面が変化したこと、海中がかき混ぜられた状態になったことなどが影響しているのではないかと私は予想しております。
8月の今後の気候、気温には毎日注意をして、「高温注意情報」が発令された地域では、運動や野外活動に十分注意し、熱中症は勿論、循環器系の病気にも注意が必要です。スポーツドドリンクなどの飲料水を多様するのでなく、麦茶に梅干しを食べる。酸っぱい食べ物や、カレーなどの辛い物なども食べながら、体を体操程度でもよいので動かすことで、血液がどろどろになることを防いでくれるのです。
今後とも、私共は節電熱中症の注意を促して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

創造する脳とは?

2011-07-18 00:00:40 | 感覚、五感
「意識できる世界の水面下に、無意識の世界が広がっています。アイデアを出しやすく、ひらめきやすくするには、無意識世界に常に『働きかけ』をしていることが大事です」
顧客の開拓をしている営業マンなら、会社の方針やノルマに従って動くのではなく、「もっといいやり方はないか」「本当にこの方針でいいのか」と常に疑問を持って試行錯誤する。こうした行動を「無意識を耕す」と表現し、ビジネスで重要な姿勢である。また、開発、研究者はもっと便利で役立つ物が開発出来ないかと試行錯誤することでしょう!
私が以前から、ビジネス界に「創造性の重要性を提唱し続けている」。
特に現在のように日本経済が低迷している現状を打破するのには、社員の英知sと努力の取り組み、創造性の発揮に有るのです。
ヒトの脳の創造性、創造力はヒトの脳の前頭葉の意識なのだが、具体的な鍛錬の仕方や試行錯誤の創造性を鍛錬する五箇条をご紹介します。
※創造は非常識、妄想から生まれる。
生みの苦しみ、目的意識、瞑想でも幻想でも良いので思考することが重要である。
※創造は非常識、妄想から生まれる。
創造性トレーニングの5箇条、
1,しっかりした目的意識、
目的意識がはっきりしないとただドーパミンが過剰に分泌されただけでは幻想になってしまい、創造性には纏まらない、しっかりした創造性のためには、明確な目的意識が必要だ、そのためには、長年の記憶と学習の訓練(教育)が大切である。
2,何でも考え、試行錯誤する。
妄想でも想像でもよいから、何でも良いから考えることである。そのことは潜在意識に残り、何かの機会(夢)などの機会に思い出して、創造につながる。
生みの苦しみから、創造性は生まれる。
3,常識にとらわれない。
すべての実験や体験を否定して考え「だろう」と思う心が必要である。
おもしろい仮説などを立てて見るのもよい。
4,快適な環境で考える。
創造性には、快感が大切である。達成感などが創造性の素となる。
創造性を生むA10神経は快感神経である。
それが充分に活動するためには、心身のリラックスできる快適空間や環境がなければならない。ストレスが多い不快な環境からは創造は生まれない。
5,五感をフルに活用する。
創造性を発揮させるのには、集中力も必要、そのためには、対象を「好き」になる。後、五感で感じた感覚が必要になる。五感全部で感じた感覚は脳内に情報刺激となって、伝達物質、ドーパミンなどの分泌につながるのである。
まず、気持ち良い鍛錬から創造性は発揮される。
五感は脳に情報を送るアンテナでもあるから、五感を普段から研磨しておく必要がある。視覚以外の感覚で脳に情報を記憶しておくことである。
必要に応じて、この記憶を引き出し「創造性のヒント」に繋がるのである。
創造性は、生物界でも「ヒト」だけが持つ特別な能力です。
特に脳が巨大化した「ヒト」は前頭葉が発達した。約1万年前に現代人とほぼ同じ脳の大きさになった。同時に創造性を発達させ、色々な便利な道具など発明出来たのである。
創造性はヒトの脳の中でも「前頭葉」で生まれる感覚である。つまり、創造性を鍛錬するためにはこの「前頭葉」を鍛錬することにも繋がるのである。
創造性=脳の活性化である。ぜひ、目的意識を持ち、常識にとらわれず、試行錯誤しながら産みの苦しみの中から「妄想」として創造性は誕生するのである。
また、創造性のヒントに自然から学ぶ必要性を私は強く提唱している。
バイオミミクリーテクノロジー(生物模倣技術)と題して、生き物達の生態や体の仕組みなどからヒントを得て、製品開発や新企画、商品の開発、新薬の開発、研究などのヒントに繋がるのである。
これら私が提唱している。ビジネスに創造力を活かすことの重要性である。
五感プロデュース研究所,研究員,荒木行彦,

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

免震対策「3次元免震システム」

2011-07-16 00:00:40 | 支援、援助
震度7を記録した阪神・淡路大震災と同じレベルの地震であれば、建物の揺れを震度3から4程度に軽減することが可能だという。
長周期・長時間地震への対応が課題、ただし、東日本大震災によって今後の課題も明らかになった。長い周期の揺れや、長時間にわたる地震への対応である。
これまで、建物の耐震、免震設計をする際、地震の継続時間は120秒間を前提にしていた。しかし、東日本大震災の実測値は約670秒間もの長さだった。
遠くで発生した大地震は、長い周期で、長時間にわたって揺れが続くのが特徴だ。そして、その影響を最も強く受けるのが高層の建造物である。そこで構造計画研究所は、今後、3次元免震装置システムを、超高層ビルや公共施設、電算センター、博物館など大きな建造物に適用させるため、長周期・長時間地震に関する研究も強化していく計画だ。
2011年2月、世界で初めて、横揺れだけでなく、縦揺れの地震にも対応する「3次元免震装置システム」を搭載した共同住宅「知粋館」が東京都杉並区阿佐ヶ谷に完成した。設計、開発に当たったのは、構造計画研究所、藤田隆史東京大学名誉教授、清水建設、カヤバシステムマシナリーによる産学連携のプロジェクトチームだ。
奇しくも竣工間もない3月11日に発生した東日本大震災では、3次元免震装置システムによって、横揺れ、縦揺れともに2分の1以下に軽減されていたことが、データで実証された。
日経ビジネスニュースより抜粋引用。
今回のような東日本大震災の場合は、M9という巨大地震は本当に何百年に一度の希な震源ではありますが、当初発生した三陸沖地震の発生時はM7.5程度と考えられていました。そして誘発されるように同時刻に福島、茨城沖で同等の震源が発生し、共鳴したように巨大化してM9という途轍もない震源になったものなので、地震の揺れがなんと実測値で約670秒間もの長さだったのです。
これだけ巨大な震源になると日本の太平洋岸が釜石市周辺では、陸地が60cmも沈み込み、太平洋岸に5m近くも引っ張られ地形が変形したほどです。
三陸沖の海溝では長さ450kmの距離と25mも海溝の地層変動によって沈み込み、一気に海水面が落ち込み、その弾みで今度は10m近く海面が上昇し、巨大津波が発生し、15mの高さの津波が宮城県や福島県の一部に到達したのです。北は八戸市から南は千葉沖までこの巨大津波が到達し、各地に想像を絶する規模で被災されたのです。
今回、紹介した免震システムは、地震の揺れを低減する事を目的に開発されたものです。
今後、これら地震対策に予知する。備えるという考え方が必要になると私共は提言しております。
地震予知に関しては、地震大国である日本は、世界一のノウハウと技術を持っており、研究も進んでおります。地層のマグマの活動やプレートの移動、蓄積などのデータを衛星からエロコーションシステムを活用し、活動を測定し、地震の発生を予知するシステムや研究が盛んに行われています。但し、これらは民間企業や大学等の研究などで行われています。政府機関でも同様の研究はされていますが、一般的に公開されていないのが現状です。
地震の発生(揺れ)は波の揺れから発生するものです。スピードの速いP波は、波が直線的に伝わります。その後何秒後や1分遅れで到達するのがS波という、私たちが身体で感じる揺れがS波です。震源地が遠く、揺れも巨大で今回のように時間差で二つの震源地で地震が発生したので、推定670秒もの揺れが続いたのです。
今後はこれら「地震と付き合うという観点から」開発や研究を勧めなければ成らないと私共は提唱しております。
地震を予知する、感知する、備える、察知する、警報する、津波の警報、揺れを低減するなどの開発、研究が災害装備として、多くの人達の命を守ることに繋がると考えています。
具体的な取り組みとして私共は、これら開発、研究のプロデュースに関わって行きたいと考えており、大手企業、大学、日本政府からの支援、援助も依頼する予定です。
これらの組織化し「命のネットワークプロジェクト」と名付け、災害時に繋がる携帯電話、無線電話、JPS機能を活用した安否確認、避難所間をインターネットで繋げ、アイパットなどを活用することで確実に安否確認が可能になると考えております。また、津波警報の機能がある携帯電話、地震P波を人力で計算するのでなく、システム化し、スーパーコンピュータで正確に測定するなど地震警報の精度を高める。
災害時は高性能トランシーバー(無線)が効力を発揮します。4km程度の範囲でも10台で通信すると40kmの範囲で連絡が可能になれます。他にも瓦礫の中から人を確認するセンサの開発、カメラ機能ではなく、人の体臭を感知する嗅覚センサの開発から救出時に役立つ物です。
これらをセットにアルミ製のジュラルミンケースに積み込み、空中50mからパラシュートで落下しても壊れないようにします。
陸路が確保されたら、一人乗り用の電気自動車でこれら災害時、緊急システムセットを牽引して運びます。これらこそ、災害時に人の命を救い、救出する。不安や恐怖の低減に繋がるシステムになると確信しております。
今回の大震災から教訓で学んだものです。災害後すぐに繋がらない携帯電話、安否確認が出来ない。被害の情報がないなど不安ばかりです。これらの災害時緊急システムがあれば、今回の非常事態にどれだけ役だったのかと考えると、私は悔やまれて仕方有りません。
これらの構想は、災害国日本の災害のノウハウと技術力から発想されたものです。これらの災害のノウハウ、技術は世界でも通用し、世界中で求められております。災害だけでなく、テロ対策、犯罪にも応用が可能となると考えております。これらも災害時に備える、予知する、察知する、感知するという考え方から生まれたものです。これらが復興にも関わるのです。世界中にこれらのシステムを売り込ことで、ビジネスにも繋がり、復興の手助けになると考えております。
今後は、大手企業、大学、日本政府、官民一体となってこれら命のネットワークプロジェクトを立ち上げ、開発、研究に賛同して頂ける協力、支援体制を私共がプロデュースして参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

在宅人工呼吸器患者 節電の夏に恐々!

2011-07-15 00:00:40 | 支援、援助
/font>

在宅人工呼吸器患者 節電の夏に恐々 機能停止で命の危機/温度上昇で熱中症も!2011年7月6日 提供:毎日新聞社
在宅人工呼吸器患者:節電の夏に恐々 機能停止で命の危機/温度上昇で熱中症も◇全国に3000人以上
東京電力福島第1原発事故の影響で1日から始まった電力使用制限令 を受け、人工呼吸器を使いながら在宅治療を続ける患者や家族が停電に恐々としている。人工呼吸器が止まれば命に関わる一方、体温調節の必要から節電に積極 的に協力できない事情もある。患者の家族からは「普段の介護でも気を張り詰めているのに停電の心配が加わり、追い詰められそうだ」と訴える。【久野華代】
枕元の人工呼吸器やたん吸引機から、何本ものコードが絡まりながらコンセントに延びる。酸素発生器に近寄ると放出される熱を感じる。川崎市幸区の小俣貢さ ん(52)は、重症肺炎を患って人工呼吸器を24時間装着する母(78)を、3年ほど前から自宅で看病している。人工呼吸器の内部バッテリーとメーカーか ら借りた外部バッテリーで停電に備えるが、計4時間しかもたない。充電が切れたら手動で酸素を送るアンビューバッグを押し続けるしかない。手を止めたら母 は死んでしまうかもしれない。
3月の計画停電ではバッテリーがもってくれた。東電は5月、今夏の計画停電の「原則不実施」を発表したが、緊急時は別だ。停電時に暗闇の中で人工呼吸器とバッテリーをうまくつなぎ換えることができるだろうか。小俣さんは「少しの時間でも母を苦しませたくない」と話す。
東電は家庭にも15%の節電を呼びかけている。だが部屋には人工呼吸器やたん吸引機などの電動機器が並び、エアコンを使わなければ室内温度が上昇し母が熱 中症を起こす恐れがある。6月からエアコンをつけて28度程度に保っているが、電気の重要性が身にしみるからこそ、政府や東電の節電呼びかけに応えられな いのが心苦しい。せめて他の部屋は明かりもエアコンもつけないようにしている。
日本呼吸器学会によると、気管切開とマスク式を合わせ、在 宅で人工呼吸器を使う患者は全国で少なくとも3000人以上いるという。在宅医療患者の家は優先的に停電させない方法を確立してほしいと小俣さんは願う。 だが東電は、医療機関を計画停電から除外しているが、個人宅については「数が多く(停電させないための)遠隔操作も技術的に難しい」として否定的だ。
厚生労働省も「個別の家庭への対応は難しいので、発電設備のある医療機関などに避難してもらうしかない」と話す。東電は、発電機を貸し出しているが、小俣さんは「音も大きく、ガソリンのにおいも強い。住宅地では使いにくい」と話す。
同省は停電に備え、バッテリーが切れた場合の緊急入院を国立病院機構などに要請している。また患者の節電については「人工呼吸器を止めるわけにはいかないので、特に求めてはいない」と話している。
今回の3.11東北大震災後、直後の計画停電では、寒さも伴い、また、在宅人工呼吸器患者が停電から、バッテリー切れになり、助けを求める前に死亡する事故が多発しました。
これらこそが病院内でも起こりえるということです。施設の古い病院では自家発電装置も古いため、長時間の発電は不可能です。
ですから、検査機器や呼吸器などの装置にも影響が出るのです。今年の夏は梅雨明けも早く、6月の下旬から30度を超える日が続いております。今後、猛暑日が連続して続くと、計画停電2時間程度が地域ごとに実施される可能性も高くなってきています。
私が特に危惧しているのは在宅人工呼吸器患者の呼吸器などの装置、バッテリー切れが起こらないか、3月に実施された計画停電は何度か繰り替えし行われたため、このような事態が起こったのです。
他にも、透析患者の電力供給なども命に関わる問題でもあります。特に今年の夏は、「節電熱中症」エアコン設定を高めにしているため、すでに地下鉄などでは暑さで具合が悪くなる人が続出しております。
幼い子供、高齢者を中心に熱中症は増加すると思われる。すでに6月に熱中症で病院に運ばれた件数は史上初の多さといいます。昨年の猛暑が続き、1300人を超える人たちが死亡してやります。今年の夏はそれを超えるのでは無いかと予想されます。特に14:00~16:00頃までの計画停電が実施されたら地域によっては多くの節電、停電熱中症の患者が急増すると予想されるのです。
これらは是非とも回避したいものである。節電15%を義務化しているが、計算通りに推移が行くか、これからが問題です。関東が梅雨明けし



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肥満対策で年間死亡者、減少!

2011-07-14 00:00:40 | 感覚、五感
年間死者15万5千人減少 肥満対策で、OECD推計
2010年9月24日 提供:共同通信社
経済協力開発機構(OECD)は23日、学校で規則正しい食生活を教えたり、医師が個人カウンセリングをしたりするなどの総合的な肥満対策を講じれば、日本では慢性疾患による死者を年間15万5千人減らせるとした報告書「肥満と予防の経済学」を発表した。対策の費用は国民1人当たり年間19ドル(約1600円)と見積もった。
カロリーの高い食事の普及や運動量の減少などで、OECD加盟の多くの国で肥満の人の割合が増えていることを踏まえ、報告書を初めて作成。肥満対策により、主要な慢性疾患にかかる医療費の総額を約1%削減できると分析している。
詳細な分析を希望した日本、イギリス、イタリア、カナダ、メキシコの5カ国について、世界保健機関(WHO)と共同で、肥満対策の効果で今後100年間で慢性疾患による死者数がどのくらい減少するかを推計。
その結果、イタリアが年平均7万5千人、イギリスが7万人、メキシコが5万5千人、カナダが4万人で、日本の減少数が最も多くなった。
日本の成人に占める肥満の割合は約3%と、OECD加盟国で最低水準だが、報告書を執筆したOECDのエコノミスト、フランコ・サッシ氏は「日本は高齢化率が高く、慢性疾患を抱える人の割合も多いため、肥満対策の効果が大きくなる」と分析している。
報告書は10月7、8日にパリで開催されるOECDの保健担当相会合で議論される予定。
以前から、肥満と寿命の関係などを提唱してきたが、今回は具体的な数字で年間死亡者を減らすことが出来るという報告である。
アメリカの様に7割近い人たちが肥満や肥満予備軍による社会問題をアメリカでは「伝染病」と称して、貧困層の食事問題など、抱える問題は山積みである。日本でも食事や生活習慣が欧米化し、それに伴い肥満が急増している。
3割以上の人たちが肥満体型なのです。これらを改善するだけでも年間死者15万5千人減少が可能であるという研究発表があるのです。
私は、これら日本の国は勿論だが、アメリカなどでは医療費の削減が莫大な金額で減少できるのである。
健康志向が世界各地で広がりつつある。現在、肥満の問題は国際的な問題になっており、未曾有の不景気と共に、アメリカ同様に日本の肥満の人たちが増加しているのです。
簡単で低額なジャンクフードなどを日本人も好んで食べるように成ったからでもあるが、食文化の異変なども影響は大きいのである。
また、極度の運動不足が実に多いのです。ちょっと買い物に行くのにも、車で買い物に行き、2階に行くのも、エレベーター、エスカレータなどすぐに使用し、楽しているのです。
そして、日本人では美味しい食べ物を何時でも、何処でも、好きな時に、好きなだけ食べられます。これらの食関係なとも関係しており、子供の頃から好きな物しか食べない。食べられない。
中には、お菓子でお腹いっぱいにする子供も居られます。このように肥満になりやすい生活環境があり、食欲をセーブせずに美味しいからとお腹いっぱいにカロリーも考えずに食べ続ける人たちが急増しているので、肥満の人たちが増加しているのです。
日本食文化には、和食、魚や肉、野菜などバランスよく「腹八分」で食べていたので、昔の日本人には肥満な人たちは少なかったのです。
また、日本人はせっかちな性格もあり、食事の時間が短い、早食いの傾向が強いのです。これらの関係もあり、満腹になるまで食べ続けてしまうのです。
人の満腹感は20分ほどかかります。ですから、ゆっくり咀嚼して20分ほどかけて食べると少しの量でも満腹になりますが、早食いですつい大食いになってしまうのです。ですら、肥満の予防には、あと少し食べたを我慢する。耐える。運動などに心がける。早食いにならない。無断な時間や深夜、睡眠前には夜食は食べないなど、出来れば腹八分に心がけ、徐々に慣れて行くと少しの食事でお腹いっぱいになるのです。
これらが健康的なダイエットになり、肥満予防から身体の負担、内臓への負担などが低減するのです。
今後とも、肥満予防対策など、健康に関しての話題を提供して参ります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする