センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

森林保護と生物保護の取り組み!

2024-03-29 00:00:30 | 環境

forest&natureconservation(森林と生物保護)!活動の取り組み!

私が生まれ育ったところは、青森県五所川原市です。周りには田んぼと畑、野山があり、川もありました。

自然豊かで、冬は雪と吹雪で寒い地方です。夏場は夜はエアコンがなくても眠れます。

勿論、そこに生育している野生動物は多種多様性に富んでいます、北国なので冬には、自宅の裏の田んぼに「オオハクチョウの群が渡来」して来ます。

タカ類、ハヤブサやオオタカは、自宅前の電柱に止まり、飼っている鶏を狙いに現れたりします。

こうした環境で幼児期を過ごした私なので、森林や野生動物は、私のグランドと遊び相手でした。

その頃から「野生動物」と触れ合い、近くまで寄って来ては「会話のような」ことが出来るようにまでなっておりました。

18歳までを青森で過ごし、進学のために東京に単身で生活していました。

成人になってからも、遠出をしては、自然と野生動物が居る場所に出掛けて居ました。

30歳半ばの頃から本格的にバードウォーチングの指導員として、谷津干潟の保護も兼ねて、ボランティアでバードウオッチングの指導員をしておりました。そんな中で、井之頭小学校の探鳥会の指導をボランティアしている方と出逢い、意気投合したように、私がその方と一緒に井之頭小学校の探鳥会の講師として、招かれたような形で協力することになりました。

同時に、武蔵野市教育委員会の特別メンバー(生き物の先生)としての登録も致しました。

学校では、鳥だけではなく、自然(環境)と野鳥の関わり合いや保護の重要性について講演会も何度かしたことがあります。

 

また、2000年には当時の法務大臣の第二秘書をしていたこともあり、動物の保護を求める法律の改正を求め、依頼しました。

当時、ペットの殺処分が犬や猫など、40万頭に及んでいました。それを減らす、食い止めるには「法律の改正」から罰則や罰金制度を法律で定め、書類送検などではなく、拘束のある法律を求めたものです。

同年の10月に臨時国会が開かれ、その場で全員可決で「愛護法」と「ストーカー規制法」が制定された経緯があります。

但し、森林の開発などに関する法律の改正は、希少生物保護の観点から「オオタカなどが繁殖」している森林では開発などが出来ない「野鳥保護」の愛護法があります。

こうして、森林保護にも取り組んでおります。

私はその頃は、会社勤めをしているので週末にしか活動が出来ていませんでした。勿論、保護団体などには所属しておりませんから、全て個人活動です。

それも、2023年6月に定年退職を5年延長しましたが、どうしても森林保護、生物保護を私の使命として活動したいと思い立ち、以前から何度か青梅地方に足を運んでは、山に入り、野鳥やカモシカと出逢っていました。

千葉からですと片道2時間以上かかつていたこともあり、何れは青梅に引っ越したいとの想いが募りました。

そして、昨年の6月に青梅に引っ越しが出来ました。今では、近くの山に行くのに自転車で10分と近くなり、公園や森林を管理している人たちにも、私のことを知って頂いております。

私の目的は、青梅の森林保護と生き物たちの保護を兼ねて、保全だけではなく、折れた枝の落下などで通行人がケガや事故に遭わないようにと、野生動物を探しながら危険個所も撮影して、その日に市役所にメールで指摘し、報告した上で翌日頃には伐採などの撤去作業により、住民の安全性を確保できます。

 

昨年の9月には太陽の子広場で「絶滅危惧種のアカトンボ」を偶然に撮影し、公開したら全国的に話題になり、ヤゴが繁殖したかをトンボ協会の方から問い合わせがあり、鯉と亀に食べられて全滅したことを報告したら、残念がられ保護して欲しかったと頼まれたので、これらの諸事情を市役所に写真入りで報告し、池の改善修理(工事)の依頼をしましたら、三日後に修繕工事が始まり、今月いっぱいで工事も終わります。

夏前には繁殖してくれるのではと期待しております。そうすれば、絶滅危惧種のトンボの保護が出来るようになります。

私がこうした青梅の生き物たち、自然を撮影しているのは「森林と生物の保護」を目的に、全国的に知って貰うことが目的です。

そのために、この四月から「野生動物写真家」として活動し、作品(写真)を額に入れて、ネット販売する予定です。

また、教育関係では「生き物の先生」として、自然と生き物保全に関する指導もしていきたいと思っております。

私の活動が全国的に認められるようになれば、青梅の観光にも一躍を担うことだと思っております。青梅の自然と生き物たちは多種多様性に富んで豊かです。

この青梅の財産を持続可能な限りに守っていく必要性を感じています。

それも孫の世代に残すべく取り組みをして参ります。

センスプロデュース研究所、葛西行彦

 


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危険外来種!

2014-09-10 00:00:30 | 環境
以前に横浜で確認された『セアカゴケグモ』、毒グモの一種で熱帯地方に生育している蜘蛛が、最初、関西方面で確認されてから、関東にも分布を拡大しております。
この蜘蛛は、U字溝やブロックの下などに潜伏している、毒グモです。
噛まれても、死に至ることは、稀ですが、免疫の弱い、幼い子供や高齢者が噛まれると死に至ることもあります。
この蜘蛛の特徴は、背中に長い斑点のように赤い色が特徴ですから、見て直ぐに日本固有種でないことが分かります。

また、最初、急激に分布を広げている、外来種は『アルゼンチンアリ』、身体は小さいのですが、その生態は、凶暴で数も多く、人間にも噛みつきます。
また、民家にも入り込み、群れで台所などに入り込み、巣を作り、繁殖能力も高く、あっと言う間に数が増えて、自宅を占領してしまいます。
日本のヤマトオオアリなどは、身体も倍以上あるのに、アルゼンチンアリの群れには敵いません。
これら、人に害を与える虫たちは、指定危険外来種と呼ばれ、世界各地で猛威を振るっております。
中でも、この危険外来種の中でも、最近、東京の代々木公園で確認された『ネッタイシマ蚊』は、デング熱の感染を齎す。脅威とされる蚊です。
毒グモや毒蛇、ワニやサメなどの被害の類ではありません。

世界最大級の危険外来種がネッタイシマ蚊です。死者もアフリカ諸国、東南アジアなど熱帯地方が中心でしたが、最初は亜熱帯まで分布を広げて被害が出ています。
日本でも、代々木公園に訪れた人たちがデング熱の症状が三人程出ており、後に増えると思われます。
ネッタイシマ蚊は数年前に台湾で何人かの死者が出て、大騒動になっておりました。
私は以前から、ネッタイシマ蚊の日本での確認には、時間の問題だと、当初、台湾と気候が似ている、沖縄地方に潜伏するのではと、危惧していましたが、初確認が東京だと聞いてショッキングでした。
それは、デング熱の感染が広まる、拡大する危険性は東京の方が高いのです。

代々木公園は私は何度も訪れ、バードウォッチングや自然観察をしている場所です。
以前はヤブ蚊程度で、比較的危険外来種が少ない場所でした。
ところが、都心の中にありながら、樹木も多く、池や水溜りも多く、蚊の繁殖には適している場所です。
つまり、ボウフラが発生しやすい環境なのです。
現在、代々木公園では大掛かりな消毒を行っておりますが、全て完璧に駆除することは、容易ではありません。広大な敷地と隣接した、公園などに潜伏している可能性も否定できません。

今年の夏は、暑さよりも、蒸し暑さが続き、蚊にとっては快適な環境です。蚊はメスだけが人や生き物に刺して、血液を吸って繁殖の準備をします。
今後の調査で分布が広がっているのか? 一部の地域だけかで、危険性の度合いが違ってきます。
ですから、私たちは、正しい知識と対処方法を知らなければ、万が一感染したら、日本の薬事法では、未発売の新薬などは使用できません。
よって私たちは刺されないように予防する。
公園に行く時には、長袖、長ズボン、帽子を被り、手と首、耳など刺されやすい所には、虫除けスプレーをし、携帯用、虫除けを用意するなど、また、刺されたら、痒いからと痒み止めをしても手遅れになることがあります。
痒いと思ったら、市販の毒抜き、スポイトや、口で毒抜きする、その後消毒し、ネッタイシマ蚊に似た蚊に刺されたと思ったら、直ぐに病院に行くことです。
感染には潜伏期間があるため、ヤブ蚊に刺された程度だと思っても、ヤブ蚊に似ていますから、写真を良く確認され、もし、見つけたら、安易に駆除など考えず、保健所に連絡して下さい。

日本には、これら危険外来種の昆虫ばかりではありません。
ペットの放し飼いから、外来種が野生化した、野鳥などは既に何種類も確認されいます。
特に危険な種類は、関東各地の池などで確認されている。『噛みつき亀』です。非常に危険な亀で、大きな物なら、体長50cmを超える個体も見つかっております。
この噛みつき亀は、非常に獰猛で噛みついたら、人の指などは、噛み切られてしまいます。
これら危険外来種が私たちの身近なす所に生育して、分布を広げております。
これら見慣れない、生き物を確認したら、安易に触らず、駆除なんて考えず、専門家に任せることです。

今後、危険外来種は日本では増えると予想されています。
これらから、日本にもアニマルポリスの導入で、これら危険外来種の取り締まり、駆除、対策などを任務とする、動物専門の警察官です。
海外では、危険外来種の駆除や対策を行い、市民に害が及ばないように指導もしております。
今後とも、私から継続的に危険外来種から身を護る術を伝授して参ります。
五感プロデュース研究所、感覚大学、荒木行彦、

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今年の春は遅い!?

2013-01-22 00:00:40 | 環境
春の訪れ、遅れそう気象庁の3カ月予報!

気象庁は25日、2~4月の3カ月予報を発表した。ラニーニャ現象の影響などで、2月は前半を中心に強い寒気が日本列島を覆うとみられ、全国的に厳しい寒さとなる見込み。3月以降も東日本(関東甲信、東海、北陸)以西は低温傾向が続きそうで、春の訪れは遅くなるとみている。
同庁によると、2月は冬型の気圧配置が平年よりも強く、北から冷たい寒気が流れ込みやすくなる見通し。北日本(北海道、東北)の日本海側は雪の降りやすい状態が続き、3カ月間を通した降雪量も平年より多くなるという。
3月に入ると冬型は弱まるが、東日本以西を中心に冷たい空気が入りやすい状態が続くと予想した。(共同通信)

今年の春は遅いと気象庁が発表、3月以降も東日本(関東甲信、東海、北陸)以西は低温傾向が続きそうで、春の訪れは遅くなるとみている。
本来ならば、寒さ、暑さも彼岸までとよく言われていましたが、3月の中十以降も寒い日があると思われます。
その分、春が到来したら、暖かさの有り難さ、桜の花の開花が遅れても、待ち遠しく、恋しい。

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危険外来種(蜘蛛編)!

2012-12-19 00:00:40 | 環境
セアカゴケグモが猛威を振るっている。福岡県では、高齢者がこの毒蜘蛛に刺されて、呼吸困難に陥ったりと、被害も報告されております。
オーストラリア原産の毒蜘蛛で、体調1cm前後の蜘蛛ですが、小さいからと触ったりしないことです。背中のアカが毒性を持っている証で、警戒色といいますが、これらの毒蜘蛛(写真)を拝見したら、地域の無菌所などに報告、連絡して駆除して貰うことです。
最近、日本では、これら毒蜘蛛や噛みつく蟻(アルゼンチンアリ)など、海外からのコンテナーや木材などで運ばれて来て、20年前ぐらいから、温暖化により、本来は越冬できないこれらの虫が、日本の寒い冬を過ごして、猛威を振るっているのです。関東、東京などで発見されるのは時間の問題です。

※セアカゴケグモ(背赤後家蜘蛛、Latrodectus hasseltii)は、ヒメグモ科に分類される有毒の小型のクモの一種。和名は、「背中の赤いゴケグモ」の意味。本来日本国内には生息していなかったが、1995年に大阪府で発見されて以降、その他いくつかの地域でも見つかった外来種である。
体長はメスが1cm前後、丸くつやつやした黒い体で、胸腹部の背面にはひし形が2つ縦に並んだような赤い模様、腹面には砂時計状の赤い模様があるので見間違えることは少ないだろう。この赤斑の形は雌雄で多少違いがあり、時に地色の黒も淡いものもある。オスは無毒で、3~5mm程度とメスよりずっと小型で体も細く、褐色がかった地色に淡色の目立たない斑紋を持つ。しかし幼体のうちは雌雄とも淡褐色の地に不明瞭な縞模様をもつのみで、成体のような雌雄の違い(性的二型)は見られない。なお日本で5月頃から庭や家壁などに見られるようになる真っ赤なタカラダニ類は、一見微小なクモにも見えるため、時に本種の子供ではないかと勘違いされることもあるが、前述のとおりセアカゴケグモの幼体は淡褐色で全く異なり、真っ赤なタカラダニ類は人体に無害な生き物である。
日本では、本州(神奈川県、群馬県、宮城県、愛知県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、滋賀県、奈良県、和歌山県、兵庫県、岡山県、山口県)、四国(香川県、徳島県、高知県)、九州(福岡県、佐賀県)、沖縄県で記録があり、定着も確認されている。

見つけても、むやみに駆除や、素手などで掴まないことです。万が一、噛まれた場合は、病院で診察を受けて治療して下さい。
また、セアカゴケグモを見つけたら、地域の保健所などに発見場所や時刻などを報告することが大切になります。全国各地に分布を広げております。
現在、北は宮城県、南は沖縄県まで幅広く分布して、拡大しております。
初確認は、1995年に大阪府で発見されて以降、日本各地で発見されるようになりました。
これらは、本来オーストラリア原産の毒蜘蛛で、温かな地域の蜘蛛が輸入用コンテナーなどに巣を作り、船で日本に運ばれてきて、日本でも温暖化や、寒い冬を越冬出来る環境にあり、その分布領域を拡大したものと考えられます。
私の住まいのある、千葉では私が定期的な観察から、警戒しております。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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アルゼンチンアリ(亜爾然丁蟻)

2012-12-18 00:00:40 | 環境
アルゼンチンアリ(亜爾然丁蟻) Linepithema humile はハチ目アリ科カタアリ亜科アルゼンチンアリ属に分類されるアリの一種。その性質から駆除や根絶が容易ではなく、果樹を食害し、人間を含む他生物の巣に侵入してきてその住人を襲い、そこから追い出し時には絶滅に追いやる、その結果間接的に生態系を破壊するなど、このうえもなく厄介なことで世界的に有名である。世界の侵略的外来種ワースト100(IUCN, 2000) 選定種であり、日本の侵略的外来種ワースト100選定種でもあり、特定外来生物にも指定されている。
本種は最初にドイツの昆虫学者グスタフ L. マイヤーにより、1866年にブエノスアイレス近郊で模式標本が採集され、Iridomyrmex 属に分類されていたが1990年代初期に現在の属が新設され、そこへ移された。

※分布
南アメリカ(アルゼンチン北部、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部)が原産地とされるが、現在アメリカ合衆国内ではフロリダ半島を中心とする合衆国本土南東部とカリフォルニア州を中心とする地域、オセアニアにおいてはニュージーランド、イースター島、オーストラリア、ハワイなどほぼ全域で、その他ヨーロッパ、南アフリカで生息が確認されている。
アジアでは記録がなかったが、1993年に日本の広島県廿日市市で初めて採集され、広島市、大竹市、呉市、府中町、山口県岩国市といった周辺地域での定着も確認された。その後兵庫県神戸市のポートアイランド、愛知県田原市、豊橋市[1]、岐阜県各務原市、神奈川県横浜市、京都府伏見区[2]でも生息が確認され、現在11都府県で繁殖が拡大している。

※特徴
働きアリの体長は約2.5 mm、体高は1.6mm程度で、女王アリは通常その2-4倍程度の大きさ(ただし他のアリと比較して長い触角と足の影響で実際はより大きく見える。)である。体色は遠目には黒く見えるが、近寄ると褐色であることがわかる。他種に比較して脚と触角が長く、それらを振り回してせわしなく動き回る。人目につくときにはたいてい多数の個体からなる行列をなしているのも特徴の一つである。1匹だとそれほどでもないが、多数群れているときにそのうちの1匹潰すと黴くさい臭いがする。
攻撃性が強く、他種のアリの巣を見つけるとこれを襲って、その巣の成虫幼虫含めまるごとエサにする。ゆえに、本種の蔓延した地域から在来種のアリは一匹残らず姿を消し絶滅に追いやられる。アリだけでなく、ハチの巣や天敵であるはずの鳥の巣まで襲ってヒナを殺戮する。
またよく人家にも侵入し、その場合は人間や家畜が攻撃の対象となる。武器は大顎で、これでもって噛み付く。カタアリ亜科のアリはハリアリ亜科やフタフシアリ亜科のアリのように毒針は持っていないので刺すことはなく、またヤマアリ亜科のアリのように蟻酸を含んだ毒液で攻撃することもないので、噛み付かれても他のアリやハチに攻撃されたときのような症状は起きない。
多女王性であり、一つの巣に複数の女王アリがいる。その割合は、ふつうは働きアリ1,000匹に対して女王アリ8匹程度であるが、後述する超巨大コロニーともなると1,000,000匹以上の働きアリを抱え、女王アリの数は1,000匹以上になる。
行動スピードはとても速く、日本在来種のアリの4倍近いスピードで動ける。気温の一定な市街地を好み、山間部での活動は確認されていない。(NHKの放送より)

※生態
女王アリは一日に約60卵程度を産み、約2ヶ月で成虫の働きアリとなる。働きアリの寿命は約1年で、気温が5-35℃のときに活動し、低温になる冬季は活動が鈍る。女王アリも20℃以下では産卵しなくなる。
原産地南米の気候に適応しており、雨季に巣が水没し全滅するのを免れるため、頻繁に女王アリを伴い分巣する性質がある。本種は多女王性なので、数頭の女王アリが巣から失われても元の巣が消えることはない。またもとの巣自体からも頻繁にコロニーが引っ越す。他種によく見られる結婚飛行は行わず、女王とオスとは巣の中で交尾する。
土中に巣をつくる場合、深さは20cm程度であり非常に浅い。しかし本種が土中に営巣するのは稀で、それより人工建造物の地上から 150cm 以下の場所にある隙間や壁の割れ目に好んで侵入しそこに営巣する。本種は外皮が柔らかいので約1mmの隙間もかろうじて通り抜けることができ、ゆえに木材の割れ目やコンクリートのヒビのような、非常に狭い隙間にも営巣することができる。車のトランクや、ちょっと置いておいただけのヘルメットの中にすら営巣した例がある。
さらに侵入地域における本種は、個体間の遺伝的多様性に乏しく均一に近いので、異なる巣に属するアリであっても互いに攻撃したり争ったりしないことが知られている。通常は別の巣から来たアリは寄ってたかって袋叩きにされ殺される運命なのだが、本種が侵入した地域では、ある巣に属するアリが他の巣に侵入しても、そのアリは攻撃もしくは排除されることなく、その巣の一員に納まることができる。こういった性質があるため、侵入地域では本種の巣が一定の間隔を置いて連続する場合、それらの巣は同じ集団(コロニー)に属する群れのようにふるまう超巨大コロニーとなる。本種が侵入したヨーロッパやオーストラリアにおいては、その直径が100kmを越す超巨大コロニーが発見されたといった、信じがたい報告がある。
しかし、原産地である南米においては、巣間や地理的に隔離された地域間にもともと遺伝的多様性が生じているので、異なる巣に属するコロニーの間で互いに闘争して排除しあうため、侵入先におけるような超巨大コロニーは形成できない。よって原産地では他種のアリを駆逐することもなく共存している。
ウィキペディアフリー百科事典より、抜粋引用。



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冬の嵐にご注意!

2012-12-15 00:00:40 | 環境
冬の嵐に注意警報を発しましたが、原因を詳しくご説明します。今年の冬は、例年に比べて、北半球の「偏西風」が綺麗なリングになっておらず、蛇行しているからでもあります。
ですから、本日も北海道と青森県の一部で、突風による被害も出でいます。
では、なぜ、今年は偏西風の蛇行が起きているのか?
なぜ偏西風の大蛇行の原因はエルニーニョなのか?
偏西風の蛇行を起こし左右する原因は二つあります。地球に海と大陸が分布して存在することとエルニーニョの関係です。順に説明します。


先ず、地球表面が海だけだったと想像しましょう。その場合は中緯度の上空を鉢巻のように流れる偏西風は東西方向に真っすぐになり、南北方向に蛇行はしません。それが実際のように地球に大陸が分布して存在するために、その最終的結果として偏西風は南北に大きく蛇行します。これを先ず頭に入れておいてください。実際はこれに更にエルニーニョの関係の要因が加わります。その要因とは、通常、太平洋のペルー沖に膨大に広がる冷水域です。その効果は大陸分布による偏西風のその大きい蛇行を抑え小さくするのです。我々が普段経験する比較的小さい蛇行で、比較的おだやかな気象気候は、こうして我々に気付かれずに全くその冷海水によってもたらされていたのです。これが通常の状態です。さて恵みとも言えるこの冷水域が突然衰退し、ある期間ほとんど消滅する現象があります。それがエルニーニョと呼ばれる現象なのです。
エルニーニョが起きると、即ち冷水域が消滅すると、前述の大陸分布による偏西風の大蛇行がそのまま姿を現すことになります。そして世界各地で異常気象が頻発するのです。エルニーニョの背景的原因は海岸線などの地形にあるので、エルニーニョもその影響のこうした異常気象も太古からの繰り返されてきたことなのです。
勿論、海のエルニーニョと偏西風の大蛇行、即ち空のエルニーニョの時期がずれることを忘れてはいけません。

これらから、今年の冬は、ヨーロッパ、スウェーデン、ロシアなどても冬の嵐から、各地で被害が出ており、この偏西風の乱れ(蛇行)が私が冬の嵐として、警戒している。今年の冬の天候です。(写真参考)
ですから、本日の天候と暖かさに騙されないで下さい。今夜、夜半から明日以降は「爆弾低気圧」この時期の平均気温を下回り、真冬並みの寒さの到来です。最低気温も東京でも4度、最高気温も、晴れていても10度を下回る気候になります。そして、今月の年末年始の移動に私が警戒して、警鐘を鳴らしているのが、この爆弾低気圧と偏西風の乱れによる「冬の嵐」が年末、年始を襲う可能性もあると指摘し、交通機関の乱れだけでなく、事故なども続出する可能性もあるということです。
今後の天気予報、気象情報をまめに得て、用心と警戒をして怪我をされないように充分にご注意されますようにお願い致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦



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「脳症の進行速かった」 えびす食中毒で研究会

2012-06-12 00:00:40 | 環境
共同通信社 6月7日(木) 配信
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の腸管出血性大腸菌O111による集団食中毒で、富山県と県医師会による研究会が6日、富山市であり、治療に当たった医師が「脳症の進行が特に速いのが特徴だ」と報告、大規模食中毒発生時の迅速な対応を呼び掛けた。
県内の医師や看護師のほか、石川、福井両県の担当者ら約180人が参加した。
えびすの食中毒では神奈川、富山、石川、福井の4県で181人が発症し、うち5人が死亡するなど重症化が特徴。
小児患者の治療に当たった富山大学医学部の種市尋宙(たねいち・ひろみち)医師は「溶血性尿毒症症候群(HUS)と脳症がほぼ同時に発症するケースもあった」とし「HUSを確認してからでは脳症の対応に間に合わない」と語った。
重症化の原因を調べている富山県衛生研究所の綿引正則(わたひき・まさのり)主幹研究員は、患者のうち102人から菌が検出されなかったことを取り上げ「菌が溶けたためで、これが重症化につながった可能性もある」と話した。
ほかに、複数の医療機関の間のメーリングリストによる情報交換が治療に役立った事例なども報告された。
腸管出血性大腸菌O111などは感染力が強いために、子供たちでは、溶血性尿毒症症候群(HUS)と脳症がほぼ同時に発症するケースが多々あるのです。
食中毒などでは、脳症と関わりがないように思われますが、食中毒では、脳髄液に大腸菌などが入り込むと、幼い子供などは免疫力が弱いために、脳症などに疾患しやすいのです。
例え、延命したとしても、植物人間になったり、寝たきり状態になるリスクも高いのです。
ですから、初期治療が求められ、また、これからのシーズン、生肉、生魚など、雑菌などが発生しやすい季節や、食品には特に注意が必要です。出来る限り、新鮮なもの以外は、生で食べない。焼いてたべるなど心がけることも重要です。
安易に、お店で出されているものは、決して安全とは言い切れません。
黴菌やウイルスは目に見えないものです。ですから、五感を総動員して、異常を感じることです。匂いが変だとか、一口食べて、酸っぱいとか、腐敗している味などを敏感に感じることで、自分の命を守る術にもなるのです。
これからのシーズンは、雑菌、黴菌、ウイルスなどの発生率が高まります。食中毒を安易に考えずに、お刺身を食べる時も、無薬味を使用して食べる。生肉は、新鮮なもの以外は口にしない。出来る限り火を通して食べるなど、心がけることが大切です。
美味しいからと、食中毒のリスクの高い食材には出来る限り用心したものです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、




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放射性物質はどのくらい放出された?

2012-01-31 00:00:40 | 環境
ノルウェーの研究チームにより、新たに福島第一原発事故で大気中に放出された放射性物質の総量が計算され、政府が6月に発表した推定放出量よりもずっと多いという報告があった。
Geoff Brumfiel
世界各地で観測された放射能データを組み合わせて大気中の放射性物質の量とその流れを推定した結果、福島第一原子力発電所の事故では、政府の推定よりもはるかに大量の放射性物質が放出されていたという研究が、Atmospheric Chemistry and Physics に発表された1。さらに、日本政府の主張とは裏腹に、4号機の使用済み核燃料プールから大量のセシウム137(半減期が長く、長期にわたって環境を汚染する物質)が放出されていたとも報告しており、もっと迅速に対応していれば、これほど大量の放射性物質が放出されずにすんだかもしれないと述べている。論文はオンライン掲載され、現在、公開査読を受けている。
研究チームを率いたのは、ノルウェー大気研究所(シェラー)の大気科学者 Andreas Stohlだ。Stohlは、自分たちの分析は、これまで行われてきた福島第一原発から放出された放射性物質の量についての調査研究の中で、最も包括的なものであると自負している。スウェーデン防衛研究所(ストックホルム)の大気モデル作成の専門家 Lars-Erik De Geerは、今回の研究には関与していないが、「非常に価値のある成果です」と評価している。
原発事故による放射性物質の放出過程の再現は、日本国内をはじめ世界各地にある数十か所の放射性核種モニタリングステーションで観測されたデータに基づいて行われた。その多くは、包括的核実験禁止条約機構(オーストリア:ウィーン)が核実験の監視のために運用している世界規模での観測ネットワークに属する。このデータに、カナダ、日本、ヨーロッパの独立観測ステーションのデータも付け加え、これらをヨーロッパと米国が保管している広域気象データと組み合わせた。
ただし、Stohl は、自分たちが作成したモデルは完全にはほど遠いものだとして注意を促している。原発事故発生直後の測定データが非常に少ないうえ、一部のモニタリングポストは放射能汚染がひどく、信頼できるデータが得られなかったからである。より重要なのは、原子炉から何が放出されたのかを知るためには、原子炉内で何が起きたのかを厳密に知らなければならないのだが、いまだ明らかになっておらず、永久に謎のままかもしれないという事実である。「チェルノブイリ事故から25年後もたった今でも、その推定値は不確かな部分が非常に多いのです」と Stohl は言う。
それでも、今回の研究は、福島第一原発事故を全般的に調査したものであり、De Geer は、「Stohl らは真に地球規模の視点から、現在入手できるかぎりのデータを利用して推定しています」と話す。
政府の発表
3月11日の地震後に原発で起こった出来事については、すでに日本の研究者たちが詳細な経緯を推定している。福島第一原発電の6機の原子炉が激しい揺れに見舞われた50分後、巨大津波が襲来し、緊急時に原子炉を冷却するための非常用ディーゼル発電機が破壊された。それから数日の間に、地震発生時に稼働していた3機の原子炉が過熱して水素ガスを発生し、次々に水素爆発を起こした。定期点検のために停止していた4号機では、核燃料は使用済み核燃料プールに貯蔵されていたが、3月14日にこのプールが過熱し、おそらく数日にわたり建屋内で火災が発生した。
一方で、原発から放出された放射性物質の量の解明は、事故の経過の再現に比べてはるかに難しい。政府が6月に発表した『原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書 ―東京電力福島原子力発電所の事故について―』では、今回の事故により放出されたセシウム137は1.5×1016ベクレル(Bq)、キセノン133は1.1×1019Bqと推定している2。セシウム137は半減期30年の放射性核種で、原発事故による長期的汚染のほとんどの原因となっている。一方、キセノン133はウラン235の崩壊によって放出される半減期約5日の放射性核種であり、原発事故や核実験の際、初期に観測される。
ところが、Stohl らが原発事故の再現結果に基づいて推定した放出キセノン133の量は1.7×1019Bq、セシウム137の量は3.5×1016 Bqで、政府の見積もりよりキセノンが約1.5倍、セシウムが約2倍となった。
キセノン133の放出量は、チェルノブイリの総放出量1.4×1019Bqよりも多いことになる。だが、De Geer によれば、チェルノブイリでは爆発した原子炉が1機であったのに対して、福島の事故では3機も水素爆発したことで説明できるという。また、キセノン133は生体や環境に吸収されないため、健康に深刻な影響を及ぼすおそれはない。 問題なのは、数十年にわたり環境に残存するセシウム137だ。Stohl らのモデルの値は、チェルノブイリ事故での放出量の約1/2に相当する。De Geer は、このような高い値が出たことを懸念している。今後、セシウム137が人々の健康に及ぼす影響を明らかにするためには、現在行われている地表での測定を進めていくしかない。
Stohl は、自分たちの推定値が政府の発表と食い違いっているのは、今回の調査ではより多くのデータを使用したことが原因の1つであるという。政府の推定の基礎となったデータは、主として日本国内のモニタリングポストによるものであり3、風に乗って太平洋を越え、北米やヨーロッパに到達した膨大な量の放射性物質は考慮されていないのだ。神戸大学の放射線物理学者で、福島周辺の土壌汚染を測定している山内知也(やまうちともや)は、「事故の本当の規模と特徴を明らかにするためには、太平洋上に出ていった放射性物質も検討する必要があります」と言う。
Stohl は、政府の依頼を受けて公式な推定値を出した研究チームを非難しているのではない。むしろ、「できるだけ早く結果を出す必要があったのでしょう」と慮っている。群馬大学の火山学者で、自らも原発事故のモデルを作成した早川由紀夫(はやかわゆきお)は、「確かにこの数値だけを見れば、両者は大きく違うでしょう。けれども、どちらのモデルにもまだまだ不確実な要素があり、実際には2つの推定は非常に近いのかもしれませんね」と言う。
原発事故の経過 |
さらに、Stohl らは、4号機の使用済み核燃料プールに貯蔵されていた核燃料が、莫大な量のセシウム137を放出していた可能性を指摘している。政府はこれまで、プールからは放射性物質はほとんど漏れ出していないと主張してきた。しかし、研究チームのモデルでは、プールへの放水をきっかけに原発からのセシウム137の放出が激減したことが、はっきり示されている(図「原発事故の経過」参照)。つまり、もっと早い段階から4号機プールへの放水を行っていれば、放射性物質の放出をもっと抑制できたかもしれないのだ。
しかし、政府は、使用済み核燃料プール自体に大きな損傷はなく、使用済み核燃料が重大な汚染源になったとは考えられないと主張している。政府による公式推定値の算出にかかわった日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)の茅野政道(ちのまさみち)は、「4号機から放出された放射性物質は多くはなかったと思います」と言う。だが De Geer は、核燃料プールの関与を含めた今回の新しい分析は、「説得力があるように見えます」と語る。
さらに今回の分析は、もう1つ新たなデータを提示している。地震の直後、津波が福島第一原発に襲いかかる前から、キセノン133が漏れ始めていたというのだ。つまり、原発は、津波が襲来する前から、地震によって損傷していたことになる。政府の報告書でも、福島第一原発電を襲った揺れの大きさが、原発設計時に想定されていた揺れを上回っていたことを認めている。反原発の活動家は、以前から、政府が原発を認可する際に地質学的な危険を十分に考慮していないと主張しており(Nature 448, 392-393; 2007)、今回のキセノンの大量放出は、原発の安全性についての評価方法の再考を促すことになるかもしれないと、山内は言う。
放射性物質の拡散 |この事故で、首都圏はどうだったのか。実は、原発事故により甚大な被害を受けるおそれがあった。事故直後の数日間は、風は海に向かって吹いていたが、3月14日の午後、風向きが変わって陸に向かって吹き始め、セシウム137が東北南部から中部地方にまで広がっていった(図「放射性物質の拡散」参照)。実際、15日夜から16日未明にかけて雨が降った栃木県と群馬県の山間部では、のちに土壌から比較的高濃度の放射性物質が検出された。一方、首都圏では、そうした高濃度の放射性物質が上空を通過したときに、たまたま雨が降らなかったことが幸いした。「この時期に雨が降っていたら、東京も今よりずっと深刻な事態になっていたかもしれません」と Stohl は言う。(編集部註:ただし、(独)国立環境研究所の空間線量測定とシミュレーションによれば、21日から22日にかけても放射性物質が南関東に流れ込んだことが示されている。このときは、雨が降っていたため、南関東でも一部の地域で比較的高い線量が観測されていると思われる。
これら、ノルウェーの研究チームと日本政府の放射能物質の放出量に違いが出ています。以前から、日本政府の福島原発事故の測定値、自己処理の経緯や、何時処理が終了するかも全て曖昧な説明であり、昨年の6月の放射能物質の測定値も曖昧なものである。このように真実と正確な数値を日本政府は誠意をもって説明する義務があるのだが、疎かにしているとしか思えないのである。
今後も、心配である福島原発処理、本当に何時終わるのか、それは誰にも分からないのが現状だということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、

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東京都発電構想?

2011-12-21 00:00:40 | 環境
「技術世界一」の厳しい戦い
三菱重工、ガスタービン工場の挑戦
11月22日、三菱重工業の高砂製作所(兵庫県高砂市)は、快晴に恵まれていた。建屋の1つに入ると、ヘルメットにゴーグルを着けた技能訓練生が、様々な作業に取り組んでいる。来訪者に気づくと、口々に「ご安全に」と言葉をかけてくれた。これは三菱重工の工場で広く使われている挨拶の言葉だ。
この建屋は「ものづくり教育センター」として使われており、現場に出る前の作業者が1年半にわたり訓練を受ける。切削や電気溶接などの技能を取得して、最後には高度な課題が与えられる。監督者の1人は「卒業試験のようなもの。課題に合格しないと現場に出さないと脅している」と笑みを浮かべた。
高砂製作所は様々なタービンを生産する三菱重工の中核工場だ。生産するタービンの6割強がガスタービンで、3割弱が蒸気タービンになる。決算のセグメント項目で「原動機」と表されるタービン事業は、全体の営業利益の8割以上を稼ぎ出し、三菱重工の屋台骨を支えている。
発電効率は世界最高
ガスタービン発電機は、圧縮空気を燃料となるガスと混合して燃焼、タービンを回転させ発電する。飛行機のジェットエンジンと基本的な構造は変わらないが、ガスタービンは廃熱を回収して蒸気タービンも回すことで、エネルギー効率を高めている。ガスの燃焼温度を上昇させるほど効率が向上するといい、同社が開発した「J形」という最新鋭の機種は、燃焼温度1600℃と世界最高の温度を達成した。蒸気タービンと合わせた発電効率は60%超と、こちらも世界最高になる。
三菱重工は世界最高効率のJ形ガスタービンを開発した
原発事故によって、国内外で原発の新設計画は延期・凍結されている。この代替電源になり得るのが、ガスタービン発電機だ。J形の出力は67万キロワットで、100万キロワットとされる原発に比べても見劣りしない。初期投資は原発の3分の1程度と見られ、設置場所の選定も比較的、容易だ。実際に原発事故後に代替電源として、東京電力、東北電力へ5台のガスタービン発電機を緊急供給している。
脱原発の流れに後押しされ、さぞや工場内は忙しいに違いない。こうした期待を持って、ガスタービンの組立工場にお邪魔すると、思ったよりも静かだ。3台ある最終組み立て場も、1台は空いているように見える。タービンブレードの取り付けや、本体の切削加工でも淡々と作業が進行していた。素人が見ただけでは繁閑の具合は分からないのだろうと思っていたが、工場見学を終えたところ、安藤健司・高砂製作所長は「お気づきになったかもしれませんが、現在の稼働率は高くありません」と教えてくれた。ガスタービンの生産能力は年間36台。しかし、現在の稼働率は50%程度だという。日経ビジネスより抜粋引用。
我が社の社長は、日本でただ一人の「ロシア科学アカデミー」会員、役員、シベリア鉄道委員会のメンバーでも有る関係から、数年前には、カムチャッカ半島まで伸びた。「天然ガスパイプライン」の開発に日本の商社二社と東京ガス車が資金援助して、宗谷海峡の海底をガスパイプラインで結ぶ予定でした。
そのためには、日本とロシアの外交、条約が必要だったのです。数年前には、小泉内閣から、数年の間に日本は総理大臣が6人も替わってロシア外交が出来ませんでした。そこで、ロシア政府は中国との外交から、天然ガスパイプラインの条約を結び、近年中には中国本土にガスパイプラインが繋がることになります。これらガスパイプは資源だけでなく、ガスタービン発電所の建設が可能となり、電力の確保が可能となるからです。脱原発を唱えている日本が、本来ならば、速急に取り組まなければ成らない。資源開発だったのです。
ロシア外資が出来なかった間に、3.11東北大震災に見舞われ、そして、大津波から「福島原発事故」に繋がり、未曾有の大災害に繋がったのです。
大震災後に、日本は電力不足に陥り、計画停電という不便を多くの人達が体験しました。その時でも、都心の六本木ヒルズのビルでは、電力不足にならなかったのです。これらはビルの設計段階で、地下に「自家発電所」を備えており、東京電力から電力を引いていないのです。それどころか、逆に余力電力を売っているのです。
これらから、脱原発として、私の構想ではありますが、都市計画(災害に強い都市作り)として、今後、大規模なビルディング建設に、国の援助から地下に「ガスタービン発電」を備え、災害に強く、安全な発電システム、都心型発電所の構想です。
都市計画の中に、これら自家発電、特に天然ガスは効率的で、建設期間も建設費も比較的、コスト面でメリットが高いものです。
これら東京都、関東の地下に「ガスタービン発電所」を設立し、数多く建設すれば、小型のガスタービンでも、東京、関東を賄える「電力確保」が出来るのでは無いかと、考えています。これらは近未来の発電研究に繋がれる。繋ぎ的な発電システムです。同時に太陽光発電など、自然エネルギー、メタンハイドレイドなどの資源に繋がると確信しております。
これら日本には、速急の原発に替わる発電システムの建築が必要であり、確保が必要です。日本経済の成長、維持には欠かせない「電力資源」の確保、脱原発を唱えるのであれば、「危ない、いらないと」反対ばかりするのでなく「代替えエネルギー、電力の確保が必要なのです」。そして、脱原発反対と声を題して反対を唱えることが出来るのです。
私共は、これら「ガスタービン発電」、建設コストや企業の利益を考えると、「東京都地下発電システム」ガスタービン発電を備え、国の支援、援助によって都市計画、災害に強い都市作りにも繋がる事を私から提言致します。
五感プロデュス研究所、主席研究員、荒木行彦、

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傾いた家に住むと体調を崩します。

2011-12-12 00:00:40 | 環境
3.11東北大震災では、宮城県、福島県、岩手県など太平洋岸で大津波などの被害で大きな災害になりました。
ところが「液状化現象!」埋め立て地など、やはり東京湾沿いの埋め立て地では、この液状化現象で、マンホールが浮き上がったり、道路が歪んだりしました。
特に浦安市では、液状化現象によって水浸しになり、水が引いても、今度は乾燥した泥により、埃として舞い市民の健康状態を脅かすことになったのです。
また、液状化現象によって、自宅が傾き、そこに住んでいる人たちの健康状態も悪化しているのです。
これらは、液状化現象によって地盤沈下し、家が傾いてしまったことに関係しているのです。
人は平衡感覚、傾いた家に住んでいると、脳が勝手に真っ直ぐに立とうと、コントロールしています。
人が真っ直ぐに立っていられるのも「平衡感覚」です。これらは内耳の中にある。「三半規管」で傾きや回転運動を認識します。
中でも傾きを感じるのは前庭にある「耳石器」です。
この平衡感覚に関係している脳部「脳幹の指示で、頭部や四肢の傾きを戻す」。
半規管と耳石器が感知した情報は、前庭神経節に集まり、神経線維は脳幹に入り、更に前庭神経核へ伝導される。
前庭神経核から二次ニューロンは、一部小脳に投射し、その他は脊髄や眼筋運動核群へ投射する。そり情報を得た脳幹は、姿勢の変化を正しくするために、眼球や頸部の筋などに指令を送る。
頭部が回転したり傾くなど姿勢が変化すると、それを元に戻そうとする反応を、前庭反射という。
では、これら自宅が他か向くことで「肩こり、目眩、吐き気」などの症状に繋がるかというと、人の脳は真っ直ぐに立って、転ばないように身体をコントロールします。ところが、自宅から外に外出したときなど、逆に平行になっている野外が傾いたように感じてしまい。脳は異変を感じるのです。そしてフラフラして立っていられなくなるのです。
人の脳は傾いた家に住むことで、順応し記憶しているのです。ですから、本来傾いていない道路でも、真っ直ぐに立っていられないという訳です。
ですから、自分の意識とは別に脳は恒に傾きを認知し、コントロールしているのです。
特に、視覚などの要素から「目眩」の現象が起き、回転していないのに、乗り物に酔った気分になるので吐き気や嘔吐をしてしまうのです。
これらを長期間傾いた家に住まい続けていると、身体バランスだけでなく、真っ直ぐに歩くこともままならなくなります。
気分が悪く、恒に乗り物酔い状態になります。そして、肩なども力が入り「肩こり」なども酷くなります。
もし、自宅の傾きを長期間放置し、住まい続けると、身体バランスの乱れ、何より足腰の弱さになり、四肢の筋肉が衰えてしまいます。特に高齢者の人では、これら切っ掛けに寝込んでしまう人も居られるのです。
人の脳は僅かな傾きでも敏感に感じるのです。これらの能力は「危険回避能力」なのです。
転ぶと怪我をするから、真っ直ぐに立っていられるようにバランスを整えているのです。これら身体バラスが乱れると、足腰の弱さ、筋肉などの衰え、肩こり、目眩などの様々な症状になるのでことは深刻にならない内に自宅の傾きを改善する必要があります。
浦安市では、大規模崩壊などに指定された自宅では、これらの改善費、200万~300円は国と市が負担しますが、崩壊指定にされない自宅は自腹でこれらの改善費、リフォームとしての扱いになります。
これらは100万~200万円程度の料金で済むようです。
今回の3.11東北大震災では、予想外、想定外と言われる現象や災害が生じ、私たちに様々な教訓になりました。これら教訓を生かし、今度も我々は大震災、大災害に対して、備え、心構えも必要だということを私から提唱して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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紫外線の驚異!

2011-11-22 00:00:40 | 環境
私は昨年の5月のゴールデンウィーク後に外出後に、左側の耳と頬のあたりが、赤く腫れ、痒くなりました。私は以前から「日光アレルギー体質」を持っているため、紫外線に注意をしています。
昨年頃から症状が出始め、それまではあまり酷くなかったのですが、昨年の春頃から紫外線が強くなって来たことと関係しているようなのです。
それは、太陽フレアー活動の活発化などで紫外線が強まって来ています。
また、今年の夏には、北極でも「オゾンホール」が発見されたと報告されています。北極のオゾンホールは、季節に応じて大きく移動するため、冬季には日本列島にもオゾンホールの一部がかかるのです。ですから、紫外線が近年になく、強まっていると考えられています。
以前にも紹介している。紫外線の脅威は、太陽光は体内時計を整えたり、ビタミンDなどの補給などに役立ちますが、長時間の紫外線を浴びることは無謀とも言えます。
髪の毛、肌(日焼け)、白内障などの進行を早めることになるのです。
特に、私のような肌色の白い人は紫外線に特に注意です。男女問わず日焼け予防、皮膚がん、肌細胞の死滅を加速的進させ、シミ、皺、白内障や髪の毛も不潔にしていると抜け毛や髪の毛の痛みの原因にもなります。
それ以外にも、肌の保湿や手入れなど、日焼け予防を怠ると、肌年齢が実年齢を上回り、アンチエイジング効果には成りません。
ですから、男性でも紫外線の強いときには、日焼け止めクリームを塗るとか、夏場でも海水浴場で、長時間日光浴をしないことである。
また、冬場でも同様に、スキー場などで雪のある場所では、紫外線が雪に反射して「乱反射」を起こします。
ですから、サングラスや帽子、勿論日焼け止めクリームなどを用意して、スキーなどを楽しんで欲しいものです。
このように,私たちを取り巻く環境が変化して来ており、地球温暖化と共に、「紫外線は私たちに脅威になりつつあります」。
ですから、私は男性でありながら、日焼けクリームだけでなく、肌の手入れをこまめにしております。男性だから、女性だから紫外線に気を付けなければではなく、現在は「男女共に」紫外線に注意が必要です。
太陽フレアーの活発化、北極のオゾンホールの移動、今年の冬は特に紫外線が例年以上に降り注ぐと思われます。
私は肌色が黒いからと安心できません。
南極のオゾンホールに穴が空いたとの報告以来、オーストラリアなどでは、皮膚がんの発生率が急激に上がったという報告があります。
また、私が危惧しているのが「若年性の白内障」が増加しているということです。これらも紫外線の強さとの因果関係や、パソコンや携帯電話などを操作する。視覚で見るなど、目を酷使している状態などにも関係があるのではないかと考えています。
ですから、冬場でもサングラスを掛けて、紫外線予防して、肌と目、髪の毛など守り、何時までも若々しく居たいものです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦


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「オウム病」で動物園閉園…長野・飯田市

2011-11-16 00:00:40 | 環境
読売新聞 11月5日(土) 配信
来園者ら3人感染の疑い
長野県飯田市は4日、同市立動物園の男性飼育員(28)と女子中学生ら来園者2人の計3人が、小鳥から伝染する「オウム病」に感染した疑いがあるとして、同園を閉園した。再開時期は未定。市は「感染の危険性がなくなるまで閉園する」としている。
市によると、飼育員は先月28日に高熱を出して病院にかかり、精密検査を受けたところ、医師から「オウム病に感染し、高熱が出た可能性がある」と診断された。また、同26-29日にかけて職場体験や飼育体験のため来園した市内の女子中学生(14)と主婦(37)に発熱などの症状が出ていたことも確認した。
市は4日から本格的な調査に入り、感染源となった疑いがあるルリコンゴウインコの糞や血液を検査する一方、同園の清掃を行っている。症状の出た飼育員は先月22日頃、ルリコンゴウインコが飼育されている施設の清掃を担当していたほか、中学生と主婦はインコ舎や近くのビーバー舎で木の廃棄作業や餌やりなどを行っていたという。
オウム病は細菌による感染症で、高熱や頭痛、全身の倦怠(けんたい)感などの症状が出る。鳥類の排せつ物から感染することが多く、ヒトからヒトへ感染することはないという。
※オウム病(psittacosis、parrot fever)とは、クラミジアの一種である、オウム病クラミジア(Chlamydophila psittaciあるいはChlamydophilia abortus)の感染によって生ずる人獣共通感染症。クラミジア病と呼ばれることもあり、かつてミヤガワネラ病と呼ばれていたこともあった。感染症法における四類感染症。
※原因、鳥類はオウム病クラミジアの自然宿主であり、ヒトは感染鳥類から排泄物、汚染羽毛、糞便の塵埃の吸入により感染する。名称から誤解されるが、小動物など鳥類以外から感染することもある。
※症状、ヒトではインフルエンザ様症状を示し、治療が遅れると肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患を示す。鳥類では一般に無症状であるが、発症すると元気消失、食欲不振、緑色便を呈し、ときに斃死する。病理学的には肝臓や脾臓の腫大、脆弱、灰白質壊死巣、心外膜や気嚢の肥厚、線維性滲出物の肥厚がみられる。牛において雌では妊娠末期に流産を引き起こし、雄では精嚢腺炎を引き起こす。馬では肺炎、脳脊髄炎、角結膜炎、関節炎、腎炎、肝炎、流産を引き起こす。
ウィキペディアフリー百科事典より引用。
以前にも、オウム病はペットなどと接近したり、人の生活空間に入り込んでから、流行した時期がありました。
今回の女子中学生ら来園者2人の計3人が、小鳥から伝染する「オウム病」に感染した疑いがあるということである。
オウムに限らず、野生の野鳥、ハトなどからも感染することがあるのです。
鳥類はオウム病クラミジアの自然宿主であり、ヒトは感染鳥類から排泄物、汚染羽毛、糞便の塵埃の吸入により感染する。
特に、ハトの糞が乾燥して粉塵になったりするとクラミジアを人が吸い込むことで起きるのです。
これらから、この動物園の鳥の檻での衛生上の問題もあるのです。つまり、まめに掃除や糞の始末をしていなかった可能性があるのです。
この動物園には衛生局の調査がはいるので原因が分かると思います。
これからのシーズン、動物園や家畜場でも心配になるのが「トリインフルエンザ」です。
今年の冬は寒波が予想され、乾燥した日が続くと心配になります。手洗い、うがいは勿論、混合ワクチンの接種など、風邪ウイルスの感染も危惧されます。
また、これらオウムやセキセイインコなどの鳥のペットを飼っている人は、糞の始末やまめな掃除など、心がけることである程度予防できます。決して、可愛いからと、鳥の嘴を口に近づけてエサを上げたりしないで下さい。
これらに注意し、ペットを扱った後には必ず石鹸などで手荒をして下さい。
そして、生き物たちと楽しく触れあいたいものです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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スギ花粉のセシウム調査!

2011-11-02 00:00:40 | 環境
スギ花粉のセシウム調査、林野庁が来月にも実施
読売新聞 10月21日(金) 配信
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、林野庁は来月にも、福島県内のスギ花粉に放射性物質がどれだけ含まれているかを調査することを決めた。
これまで放射線量が高い地域で生育した植物の花粉データは、国内外を通してほとんどない。線量が高ければ、環境省が年末に発表する花粉飛散の予測に盛り込まれる。
福島県の警戒区域内に育つスギの雄花を採取し、放射性セシウムの線量を調べる。林野庁は「初の調査なので、どのぐらい含まれるかは正直、わからない。きっちり計測し、客観的な数字を示したい」としている。
林野庁と福島県によると、同県内のスギ林は国有林と民有林を合わせて約18万4500ヘクタールで、同県の森林面積の約2割を占める。ただ、同庁によると、調査対象となるスギ林がどれぐらいの広さになるかは、まだ決まっていないという。
東京都福祉保健局によると、スギ花粉は200キロ以上飛ぶことがある。花粉に詳しい東邦大学の佐橋紀男・訪問教授(植物分類学)も「風速や風向などにもよるが、数十キロから数百キロ飛ぶと言われている。ヘリコプター調査で上空5000メートルでも採取できた。福島の花粉が首都圏に届く可能性は十分ある」としている。
ただ、人への影響については、専門家はあまり心配する必要はないと指摘する。放射線医学総合研究所放射線防護研究センターの吉田聡・運営企画ユニット長(放射生態学)は「汚染地域の花粉に放射性セシウムが含まれていても人が吸引する量はごくわずかなので、被曝(ひばく)線量の観点からは無視して構わない程度と考えられる」と話している。環境科学技術研究所の大桃洋一郎特別顧問も「花粉症の人は、普段と同じ対策をしていれば、それほど心配する必要はない」としている。
多くの人達が現在、花粉症に悩んでいる人は多いのです。早ければ、来年の2月下旬頃から、杉花粉が確認される頃である。
杉花粉は200km以上の距離を飛散するため、福島県の杉花粉は充分に都心に届くのです。
被爆した花粉の汚染地域の花粉に放射性セシウムが含まれていても人が吸引する量はごくわずかなので、人への影響については、専門家はあまり心配する必要はないと指摘する。
但し、気分的によいものではないので、花粉症予防は充分にした方がよいと思います。私はイオンバリアの花粉症対策の薬などを鼻の下に塗ったりと対策をしている。
他にも、室内に入る前に洋服などを叩いたりして花粉を落とすことも大切です。
それでも心配の人は、最近、家庭用のセシウム、放射能検査機が低価格で販売されています。これらを購入され、検査して数値で安全確認することも重要だと思います。
来年の春以降にも、福島原発事故の放射能汚染も目処が立つと思われるが、放射能汚染された杉花粉が飛散することは考えられます。
これらから、しっかりと花粉症の予防に備え、幾ら専門家が安全と言っても、普通であれば神経質になるのが当たり前です。
まず、一刻も早い福島原発事故の放射の漏れを防ぐ、覆いと対策を急いで欲しいものです。第一建屋の原子炉は建物で覆い、放射能漏れは防がれているが、第二、第三は現在も建設中です。
今後、これら完成しても、杉の樹木にはセシウムなど放射能汚染された杉花粉は、2月を過ぎた頃から都心に飛散します。
今から、これら花粉症のシーズンに備えて欲しいと思います。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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白頭山が大噴火すれば赤道にも雪!

2011-10-24 00:00:40 | 環境
2011年04月06日16時27分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
先月29日、京畿道(キョンギド)ムンサン都羅山(ドラサン)南北出入事務所に南北の地質専門家が集まった。 白頭山の噴火に関する共同研究案について議論する席だった。 近いうちに2回目の会議も北朝鮮側の開城(ケソン)で開かれる見込みだ。 昨年から学界を中心に白頭山噴火の可能性が取り上げられている。 白頭山が噴火する場合、それはいつごろになり、どんな被害が発生するのか。 最近、専門家の間で論議されている内容を中心に気になる点を見てみる。
「白頭山が約1000年前と同じ規模で爆発すれば、その後遺症は福島原発事故とは比較にならないほど深刻だ」。釜山(プサン)大の尹成孝(ユン・ソンヒョ)教授(地球科学教育科)は5日、「白頭山が10世紀のように大規模に噴火した場合、途方もない被害が予想される。例えば‘火山性の冬’が来ることも考えられる」と懸念を表した。
白頭山爆発時の被害規模は、1815年のインドネシア・タンボラ山の噴火、1883年のインドネシア・クラカタウ山の噴火と比較すれば目安になると、尹教授は説明した。
タンボラ山が爆発した1815年は火山灰と二酸化硫黄(SO2)ガスが成層圏まで上がり、太陽光を遮断したことで「夏がない年」として記録された。 米国・カナダの東部地域は6月に大雪が降り、7-8月にも湖と川で氷が観察された。 1883年のクラカタウ山の噴火後も数年間、涼しい夏が続いた。 5年後の1888年には赤道地方のインドネシアに雪が降ったりもした。
これらの火山の噴火は、火山爆発指数(VEI)6等級に分類される。 ところが946-947年に発生した白頭山の噴火はVEI7等級で規模はもっと大きかった。 人類の歴史が始まって以来の最大規模だった。 噴火当時、開城でもその音が聞こえ、火山灰は日本の本州や北海道まで飛んだ。 勃海が突然滅亡したのも白頭山噴火のためという主張もある。
白頭山は休火山ではなく活火山だ。 過去1000年間に10回ほど小規模な噴火をしている。 最も近い時期の噴火は1903年。
尹教授は「いま白頭山は1000年単位の大噴火周期と100年単位の小規模噴出周期が同時に到来したため、正確な時期を予測することはできないが、近いうちに噴火する可能性が高い」と述べた。
実際、白頭山の周辺では前兆が表れている。 02年6月、中国東北部ではマグニチュード7.3の地震が発生した。 また03年には地割れ・崩壊・土砂崩れが続いた。 04年には渓谷の森で原因も分からず木が枯れた。 地下の隙間を通って地表に放出された有毒ガスのためと推定されている。
全地球測位システム(GPS)を利用した分析の結果、02-07年に天池(チョンジ)周辺が10センチ以上も隆起したことが確認された。 尹教授は「昨年11月に白頭山から火山ガスの二酸化硫黄が上がるのが人工衛星で観察された」と話した。
白頭山の噴火は地中のマグマが動いているためだ。 KAIST(韓国科学技術院)人工衛星研究センターのチェ・ジャンス博士は「白頭山の下にはマグマ溜まり(magma chamber)が2-4個ある」と説明した。 静かなマグマ溜まりに熱いマグマが押し寄せれば、マグマ溜まり全体が揺れ、揮発性ガスと水蒸気が出ながら圧力が高まる。 このように蓄積された圧力を解消するために周期的に火山が爆発するということだ。
白頭山の下のマグマの動きはプレートの移動と関係している。 太平洋プレートが日本の東海岸側で、欧州・アジア大陸につながるユーラシアプレートとぶつかる。 太平洋プレートがユーラシアプレートの下に入り込み、それによって結局、白頭山の下のマグマ溜まりにマグマがたまるということだ。
白頭山がまた大規模に噴火すれば、どんなことが起きるのか。火山灰と溶岩の噴出のほか、洪水と「ラハール(lahar)」が懸念される。 ラハールとはインドネシア語で、洪水とともに土石や泥が入り混じって流れる状況をいう。 天池を満たしている20億立法メートルの水が‘空中津波’に変わって長白瀑布側にあふれるおそれがあるということだ。 このため周辺地域が埋没し、荒廃化することも考えられる。 道路や住宅など人工施設物だけでなく、河川や森など生態系も破壊する。 二酸化炭素(CO2)が大量に排出され、近隣住民が窒息死するおそれもある。
韓国地質資源研究院のイ・ユンス博士は「天地の水の循環が行われない場合、底には4度の低い温度と2-3メガパスカスの高い圧力によって莫大な量の二酸化炭素が液体・気体の混合状態で存在する可能性がある」と述べた。 1986年にアフリカ・カメルーンのニオス湖の下で火山が爆発し、二酸化炭素が大量に噴出し、住民1700人があっという間に死亡したが、これと同じ事態が発生するおそれがあるということだ。 しかしイ博士は「目撃者が生存した1903年の例で見ると、白頭山が噴出しても常に大規模に爆発するわけではない」と付け加えた。
白頭山が噴火する可能性は少ないという主張もある。 何よりも06年以降は地震発生の頻度が少なくなっているということだ。 中国地震局地質研究センター活火山研究室の許建東研究員は「白頭山火山がまだ爆発段階には達していない」と明らかにした。
韓国政府は昨年8月、白頭山の噴火に対応し、教育科学技術部・国土海洋部・気象庁・消防防災庁など7部処で小委員会を構成し、国家レベルで対応している。
気象庁は千里眼(チョンリアン)衛星で火山活動や火山灰拡散を監視し、火山の噴火や爆発を感知するための音波観測所も年内に設置する計画だ。
◇火山爆発指数(VEI=Volcanic explosivity index)=火山爆発の強度を表す数値で、火山爆発の持続時間、噴出の高さ、噴出物の量などを総合して算出する。 1等級から始まり8等級まで、一等級ずつ上がる度に噴出物の量が10倍ずつ増える。 例えば噴出物の量が0.1-1.0立法キロメートルなら4等級、1-10立法キロメートルなら5等級となる。
◇タンボラ山(Mt. Tambora)=インドネシアのスンバワ島にある活火山(標高2722メートル)。 1815年4月、VEI6等級に該当する大規模な噴火が起きた。 噴火当時、2000キロ離れたスマトラ島でも爆発の音が聞こえた。 1万1000-1万2000人が直接的な被害で死亡し、凶作で餓死した人は7万人にのぼる。


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ザ・ゲンバ!

2011-08-29 00:00:40 | 環境
以前から私は、企業のトップ、経営者は現場を知り尽くし、自社の商品や製品など、様々な分野において熟知し、体験を積み重ねた経営者が日本の「物作り」には重要であると指摘してきました。
それは、戦後の日本の企業の経営者は、現場から立ち上がった。現場や商品、製品などを熟知し、様々な分野で知り尽くした経営者が多かったのです。
これらを「技術畑の経営者」と一時呼ばれていました。
ところが、30年前頃から、これら技術畑では、技術力が向上しても経営的な面で劣ってしまう。世界的に見ても、太刀打ちできない。
だから、頭脳明晰な高学歴で、MBA専門職学位であるMaster of Business Administrationに相当し、MBAと略称される。
これら経営学がアメリカなどの経済を良くしたとして、日本にも多く導入され、経営学に力を入れている企業が増えたのです。
また、日本では同系列の大学を卒業した経営者で無ければ社長になれないという、妙な仕来りのようなものも存在したこともある。
ところが、今年の3.11東北大震災では、震災後、数日で巨大企業が存続の危機的な状態に陥ってしまったのである。
想定外だった。未曾有の災害だったと経営者は言い訳をして、責任転換しようとしておりました。
経営者はその企業のリーダーであり、リーダーシップを発揮し、指揮命令を的確に、そして明確に出来なければ「危機管理、危機回避」が出来ないのである。
今回、まさしく、これら危機管理、危機回避能力の欠如した、経験の無い経営者が福島原発事故の処理の指揮、リーダーシップが発揮できず、速急の判断も決定も出来なかったのです。
これらは、机上の理論で経営しており、技術畑の経験が無いので、装置、システムがどのように出来ていて、作動しているのか? 事故に遭遇したときにはどのように処理したら良いのかなど、技術、現場の経験有る経営者なら、即判断と指示命令やリーダーシップが発揮出来たと思われるのです。
このように、今後、このような事態に遭遇し、危機管理、危機回避能力に優れた経営者が日本には急務であると私は指摘しております。
つまり、経営学は勿論重要ですが、それ以上に現場を知り尽くし、技術畑の経験があり、そして自社の商品、製品、装置、システムなど様々な事まで細かいことまで熟知している。知り尽くしている。「経験のある経営者」が求められると思います。
戦後の日本の経済成長を伸ばしてきたのは、これら現場を熟知、知り尽くした経営者、例えば松下幸之助氏、本田宗一郎氏などがそうであるように、今こそ、このような、現場を知り尽くし、経験してきた経営者が現場を指揮すれば社員の活力にも関係してくるのです。
何より、危機管理、危機回避も経営学として、学んでおり、これらの能力を発揮出来るのです。
ここで、具体的にこれらの考え方を導入している。日産自動車をご紹介します。
10年前の日産自動車は国内販売も低迷し、新車開発も疎かになり、巨額の赤字を出し、会社自体の存続が危ぶまれた時がありました。そこで、ルノーと関わりのある日産自動車は、リストラを決意し、実績のある。カルロス・ゴーン・ビショャラ氏を社長に招き入れ、経営の立て直しをはかったのである。
その後のカルロス・ゴーン氏の働きは皆さんもご存知のように日産自動車が蘇ったのです。
カルロス・ゴーン氏は、リストラで経費節約や売り上げ数字などに拘っているだけでなく、物作りにも熱心なのである。何よりも、現場第一主義で経営しているのです。現に私がお世話になっている。
千葉の日産自動車の販売店にも見学に来て、社員達に励ましの言葉を掛けています。また、昨年、自分自身が日産自動車の社長を退き、次期社長に命じたのが志賀俊之氏です。
この志賀社長こそ、アメリカ日産自動車の社長を経験し、現場を熟知している。経営者であり、自身、工場のシステムの装置の開発など手腕を振るっているのです。日産自動車の全てを知っている経営者なのです。
また、決断力やリーダーシップなどもある経営者です。現に、私が3.11東北大震災後の12日に、日産自動車にメールではあるが、東北の災害地に電気自動車や物資、毛布、食糧、水などを運ぶ手段やお願いを依頼したら、即翌日には、全役員を集め、電気自動車50台、四輪駆動車50台、毛布など3000枚などと物資を集めて、東北に向かったのです。
この指揮をとったのが、志賀俊之社長だったのです。そして、今後の日産自動車は、二ユーヨーク市の全タクシーが日産自動車になります。また、電気自動車の普及、新車開発も今年の秋以降に、来年にかけて何種類と販売して参ります。
日本の大手企業は、私は日産自動車の成功例を参考に、今一度「ザ・ゲンバ」を第一に考え、現場を熟知した経営者が今後は、日本経済の復活の足縢りになるのでは無いかと思っております。
私自身も日産自動車との関わりから、応援だけでなく、影響力のある一、日産ファンとして今後とも関わって参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、http://www2.nissan.co.jp/TOP/SOKODIKARA/



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