今月17日(火)に博多駅まで、若い女性が殺害されたニュース内容に、またかと落胆しました。
それは、1999年に桶川駅前で、当時短大生だった女性がストーカーをしていた男性に殺害された事件を思い出しました。
まさしく、同じストーカー行為をしていた男性に駅前で殺害されたものです。
こうしたストーカー行為は、許せない行為ですが、それ以上に相手に殺意を持つ、それも異常なほど憎しみを頂くことは、恐ろしいことです。
今回のストーカー殺人も、ナイフで十数箇所の刺し傷があったそうです。
ストーカー行為から殺意を抱く行為は、付き合っていた相手から別れを切り出され、それを「別れたくない!」と強い執着と未練があるから、一方的に愛情を持ちます。
こんなんに愛しているのに、何故?愛してくれないと嘆き、迫ります。
異常を感じるのは、女性だから怖くなり、別れかたいと告げると逆上するように、別れない、愛しているだからと迫ります。
女性が嫌がっているなんて眼中にありません。
そして、しつこく迫り、ストーカー行為を及ぶのです。
今回の福岡でのストーカー殺人では、被害者の女性が警察に通報と相談して、ストーカー規制法に基づいて、接近近似命令が犯人の出されていたので、自宅には接近出来なかったから駅前で待ち伏せしていたようです。本当に許せないです。
私が2000年の夏に、当時の法務大臣が知り合いでしたので、1999年に桶川駅前のストーカー殺人事件が起きる前から、ストーカー相手から嫌がらせをされて、警察署に相談に行っても受け入れてくれません。
つまり、プライベートなトラブルには警察は関与しない、法律もないから動けないなどと拒否されただけではなく、警察は他の犯罪などで動いているから忙しいからと断われたそうです。
断われた数日後に、女性は殺害され、犯人も自殺、無理心中のつもりなのか分かりませんが、この事件は後々に世間の話題になりました。
警察の怠慢さと未然に防ぐための法律の改正が必要と思い法務大臣に直接、手紙とメールで「ストーカー行為規制法」と動物の愛護に関する法律の改正を求めました。
同年の10月に臨時国会が開かれ、12月にストーカー規制法と愛護法が制定されました。
現在は、ストーカー行為にされている時は、警察署に相談に行けば、ストーカー行為に対して、用紙にチェック項目があり、調査して欲しいとか、本人を取り調べするなどの項目にチェックしてから相談にのってくれます。
今回の犯人は接近禁止命令を無視して、女性に接近して駅前で殺害しました。
こうした、男女の恋愛トラブルから若い女性が殺害されることが、此処10年で数十人以上の人が亡くなられています。
多くは、別れ話しからのトラブルなどで交際相手に対して憎しみの感情から殺意を抱くのは、間違っているだけでなく、恐ろしいことです。
一方的な愛情、それも「執着と未練」が異常に強い人ほど、恋愛相手を憎むようになります。
愛慾、欲望だけで女性を殺意するなんて許せません。
何故、私が2000年に法務大臣にストーカー規制法を依頼したかは「愛を糺す」ためです。
殺害され女性も加害者の男性も、もし、家族がいたら一生悔やみます。
被害者も無期懲役などの刑に処されて、自分の一生を刑務所暮らしです。被害者からすれば死刑にして欲しいと願うでしょう!
若い人たちに言いたいのは、人を愛すことは憎むことではなく、私のように「護って上げる、支え上げる」優しさ、自分より大切な人が居たらそれが「愛」だと提唱しております。
センスプロデュース研究所、葛西行彦、