センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

私の気になる一冊!

2009-06-29 22:30:16 | 感覚
「うつ」は食べ物が原因だった」、溝口徹著、青春出版社、低下809円、
心は食べ物によってこんなにかわる!
衝撃的な内容だ。現代人におおい「うつ」はストレスではなく誤った食事のとの方が引き起こしているというのである。著者のもとには投薬治療では改善の観られない患者が多く訪れる。そのほとんどが薬に頼らず食事を見直す栄養治療で改善傾向を示すという。
うつの原因の一つとして、脳内神経伝達物質セロトニンの不足がよく挙げられる。
神経伝達物質は栄養素によって作られる。必要な栄養素を補えば脳は安定よく働くというのが、栄養学の基本的な考え方だ。
本書では、インスタント食品中心の食生活で引きこもり気味だった青年に食事指導をしたという、2週間で就職活動できるまでに回復した事例も紹介されている。
インスタント食品だけではない、健康を意識した野菜偏重の食生活や食事制限でやせるダイエットなど、一見よかれと思ってやっていることがかえってうつを招くから驚く。
本書はうつを遠ざけ心の安定させる食べ方についても詳しく解説している。食べ物は記憶力や集中力、睡眠などとも深く関わっている。
食べ物を考えて心が電気になるのなら試してみない手はないだろう。
6/24日(水)朝日新聞より引用。
私も以前から、現代人の多くが脳の栄養不足と指摘してきた。また、同時に脳の刺激不足も指摘している。
人の脳は栄養だけでなく、五感情報が重要なのです。これら刺激情報も脳へのビタミンなのです。
私たち人の脳は酸素の40%、栄養素も20%も必要とする臓器だと言っているのはねこのエネルギー消費の激しい臓器だからです。
また、人の脳は偏った刺激情報によっても、異変が起こります。
セロトニンの減少やドーパミンの増加など脳内物質のバランスが乱れると、精神的障害などを引き起こすことがあります。
また、現代人は常にストレスにさらされており、子どもたちや若者たちの多くが良いストレスも、悪いストレスもみな同じように感じてしまう。私たち中年以降の人たちであまりストレスに感じていなくても、子どもたちや若者たちは強いストレスに感じてしまうのです。
つまり「ストレス対応能力が欠如」しており、ストレスに対する免疫が弱いということです。
やはり、子どもの頃からストレスや我慢をする体験を積み重ねた人とそうでない人とでは、ストレスに対する反応にも違いがでます。
また、これらに生活習慣の乱れ、食生活の乱れが加わるとる脳の働き(エネルギー)が不足する、カルシウムやブドウ糖が不足すると、脳の働きが低下し、イライラしたり、興奮した脳を抑制8理性)の働きが低下し、大声を出したり、暴力的になったりもします。
勿論、記憶力、集中力も低下し、脳全体の働きが低下するのです。
また、脳が疲れやすく、「無気力」になり益々ストレスを強く感じてしまうのです。これらの症状は、脳の活力、活気が欠如し、これらが積み重なり、精神的障害などに繋がると考えられています。
これらを予防するのには、規則正しい生活習慣、バランスの取れた食事内容や定期的な運動などに心がけ、また、五感を総動員して情報を受け止めることです。また、脳が疲れた、ストレスを感じたときには、運動でも、趣味でも良いので脳が癒されることを体験することである。
人の脳も身体の筋肉同様に加齢と共に衰えます。また、生活習慣の乱れ、食生活の乱れで脳は益々衰えが加速するのです。
ですから、脳を鍛錬、五感を鍛錬する重要性がここにあるのです。
見た目に「身体的に健康であっても」「脳が健康でないと駄目」なのです。
つまり、脳と内臓は繋がっており「心義一体」の考え方が重要なのです。

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動物の五感(聴覚編)

2009-06-27 00:03:07 | 感覚、五感
私たち、人は五感に優れている生き物だと思っている人は多いと思うが、確かに五感全体をバランス良く発達させたのは人間である。
これら五感の発達には、巨大化した人の脳、他の生き物たちを圧倒する脳を持ち得たのです。
但し、現代人はあまりに脳が発達し、逆に五感が退化してきているといっても過言ではありません。
特に人は五感の中でも視覚が際だっており、視覚に優れているのが我々人間です。その証拠に五感の中でも眼(視覚)で80%もの情報を脳に送っているのです。
例えば、私たちヒトの五感の鋭さを他の生き物たちと比較するときに、数値や神経細胞の違いで比較対象します。
では、動物の可聴範囲をヒトと他の生き物たちと比較してみましょう。
単位(Hz)ヘルツで表示。
コウモリ→2.000~100.000Hz 、ネズミ→1.500~80.000Hz、カエル→700~15.000Hz、鳥→800~100.000Hz、蛾→500~7.000Hz、コオロギ→500~50.000Hz、キリギリス→300~50.00Hz、アザラシ→300~50.00Hz、
猫→100~50.000Hz、犬→20~40.000Hz、魚→20~3.000Hz、
人間→20~20.000Hzである。
このように生物界でも、人の聴覚(可聴範囲)は20~20.000Hzは10歳代の若い人たちの聞こえる範囲であり、高齢者になると20~10.000Hzと高周波の音域が聞こえずらくなるのです。
但し、人の聴覚は聞こえる音域範囲よりも、もっと複雑な音を聞き分ける能力を持っている。
音源の方向、音の質、音の意味など複雑な音も理解できるのです。
音を楽しむ(音楽)も人間が生み出した楽しみの一つです。
ところが、現代社会は、雑音や音の弊害により若くして外傷性難聴などに疾患する人たちが急増しております。
子どもたちや若者たちでは、生まれた頃から「電子音」の生活環境で育ってきたこともあり、自然界の音や風鈴などの音色、情緒のある音を「うるさい」雑音と認識している人たちが多くなってきている。
私はこれらに対して警鐘を鳴らしながら、音認知の変化、異変について提唱しているのです。
つまり、人の脳内で音に対して誤った認識、捉え方をすると脳も五感も活性化しません。偏った認識から感覚も脳も正常化しないところに危険性が潜んでいるのです。
ですから、時には異常行動も実際に起こっている。実際にあった事件で、隣人の風鈴がうるさいとトラブルになり、殺人事件も発生している。
他の生き物では、あり得ない行動である。
最近でも、隣人トラブルに騒音問題は多いのである。これから夏場、窓をあけストレオを大音響で鳴らして迷惑をかけている人や、改造車などの騒音をわざと出している暴走族など。
人の迷惑を考えずに、わざと大音響を出すことで本人たちは満足なのだろう。
人の脳は快感が大好きだと言ってきているが、大音響を出すことで、目立ち本人たちが快感だからやめられないのである。
これらは犯罪行為なのだが、これら音に対するトラブル、雑音や騒音は人の脳に苦痛であり、ストレスを与える。
やはり、これらストレス性聴覚は、心地よい音、音楽などを聴くことである。
自然界の音でも、野鳥の鳴き声、クラシック音楽など心地よい音は、脳を癒し、脳を活性化させるのである。
自律神経によい影響を与え、リラックス状態から、血圧低下、心拍数の低下など、脳もアルファ波という、まどろみやリラックス状態時に発生する脳波になるのです。
このように人の五感、聴覚は脳にも、身体的にも、精神的にも重要な感覚器官であることをご理解頂ければ幸いです。

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私が気になる脳本!

2009-06-26 00:00:01 | 感覚
今回、私の一押しの「脳本」は「ミラーニューロンの発見」(物まね細胞) 、マルコ・イアコボーニ著、ハヤカワ新書juice 1300円。
「ミラーニューロンの発見」も人気の一冊である。物まね細胞といわれるミラーニューロンは他者の行動をまねるように動き出す神経細胞で最新の研究では、この細胞が人の共通能力や自己意識の形成にも重要な役割を果たしていることがわかってきました。
内容は少し高度ですが、それでも読みこなせるサイエンスノンフィクションになっています。週間ダイヤモンド6/20日号より引用。
このように自己啓発系の脳本が次々と販売されているが、中には脳科学と違う方向性や内容があるので、出来れば著者や内容を確認して読んで頂きたいものです。
他にも私が気になっている脳本は若手脳科学者で以前にも紹介した。「池谷祐二」、彼の新書「単純な脳、複雑な「私」朝日出版社1700円。
私が注目しているのは、ミラーニューロンの発見である。ミラーニューロンという言葉は皆様はあまり聞いたことがないと思われるが、字のごとく、鏡に映ったように物まねをする意味からミラーニューロンと名付けられたのです。
よく私たちは大勢集まったときや集団の中で誰かがあくびなどをしたときに連鎖的に移ったかのように次々とあくびをする人がおられます。
これらがまさしくミラーニューロンなのです。
また、満員電車でみ同様に一人が携帯電話を取り出し、メールを始めるとやはり次々と隣や近くの人が携帯電話を取り出し、メールを始めるのです。
これらミラーニューロンは無意識に動作や行動を起こすのです。
以前に私共が大学の研究グループとこのミラーニューロンについての研究、実験を行った。内容は大学生10名ほどに簡単なテストを行わせ、どっきりカメラのように9人に敢えて答えを間違えて貰って、一人だけがまともに答えるという内容のテストを行ったのです。答え方は簡単にOX式で答えて貰うものです。
9人までもが間違っていて、一人だが答えが合っていても、自分は間違っているのではないかと不安になるのです。そして、Xという誤った解答をしたのです。これらもミラーニューロンの誤作動など呼んでいるが、自分は正しいと思っても、周りの人に同調する。あわせるという人間心理が働くのです。
つまり、人まねをすることで周りの人たちとコミュニケーションしようとするのが我々人の脳なのです。
また、人は集団の中では、コミュニケーションをしようとしますから、言語(言葉)で話さない場合は、同様の仕草、周りの人にあわせようとする無意識の反応が働くのです。これらによって自分が鏡に映ったかのように人と同じような動作、仕草をしてしまうのです。
これらは「無意識的コミュニケーション」と呼びますが、人のまねをし、同調することで無意識に人とのコミュニケーションをとろうとするのです。
是非、この一冊を読まれてから、満員電車内、会社内など人が多く集まっている場所でヒューンマンウォッチングされるとこの「ミラーニューロンの発見」がきっと理解できるはずです。そして思わず微笑んでしまうことでしよう。
私からは「実に面白い」である。

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私の注目アーチスト(藤原かほり)

2009-06-25 00:17:32 | 感覚、五感
本日24日(水)丸の内KENWOODスクエアにて「KAHORI」ソロライヴ、ソロアルバムMYSELF、ライヴが開催され、当日に私は後ろの席で拝見する。
私も最近、彼女のブログで知ったのだが、ライブ会場で私の五感はビビットに反応したのである。
私がフジテレビや日本テレビ、朝日テレビなどの番組監修から彼女の曲、歌をエンディングやテレビCMのテーマ曲を彼女に作詞、作曲をお願いしたいと思っている。
ライブが終わってから、彼女のマネージャーと彼女と話し合い、出来る限り私が応援して行く事を伝え、テレビなどでも紹介して行きたいと思っている。
藤原かほりは、現在J-POPのFOTPのヴォーカルとして活躍している。
彼女の活動はすでに10年以上になるが、まだメジャーではないが、なかなか乗りのよい曲で、24日に販売されるソロアルバムMYSELFは、これからのシーズンにぴったりの曲であり、若い女性にも心地よい音楽として、聴覚を必ずや刺激してくれるはずである。
藤原かほりのオフィシャルブログは http://ameblo.jp/fotp-kahori/ です。
ここでは曲をご紹介出来ないのが残念ですが、私のような中年のオヤジも抵抗なく聞き入る事が出来るのです。
彼女の魅力は、気さくで真面目な人の印象があります。そん所そこいらの歌手とは大違いで、気取ったところもなく、苦労しているからきっとこれからメジャーになっても彼女は彼女らしいく居られる人だと思う。
私は、2010年にはブレークすると確信している。現にその前兆がある。
今年の3月からのライブ、イベント活動を紹介しますと、3月からシングル楽曲、GEO TSUTAYA他のレンタル店全国展開。TV東京「ありけん」エンディングテーマ曲、TSUTAYA無料FOTP販促CDレンタルキャンペーン、
4月BayFM shibuyaFM{HomeTown Radio}レギュラーパーソナリティー。
5月、LOAOUP」テレビ埼玉「THE BEAT TIME」5月度エンディング曲
6月、有楽町「KENWOODスクゥエア」にてKAHORソロライブ。
2010年1月TV東京、金曜日深夜 つのだじろう原作、「恐怖新聞」エンディング曲予定。
他に、渋谷109メンズNETSHOP「ファッションナビゲーター」 として出演中というように彼女の魅力は歌だけではなく、トークも上手く、パーソナルティーとして才能を発揮している。
CDリリースは、2009年3月25日「FOTP」アルバム「CrossLover」。
5月20日、FOTP 2ndアルバム「SELECTION ZERO」。
6月24日、KAHORI ソロアルバム「MYSELF 」。
KAHORI が贈る新しい「CLUB MUSIC 」~POPS, R&B, REGGAE
藤原かほりプロフィール。
誕生日、9月2日、乙女座、A型、SIZE L154 B82 W59 H85
特技、趣味、ダンス、書道、料理、ショッピング、カラオケ
今後とも私は、彼女(藤原かほり) を応援とビジネスパートナーとしても協力をして行く予定です。
私の推薦する若手女性ヴォーカルを紹介致しましが、私は今後の彼女の飛躍、活躍を期待している。
きっと年を開けた頃には、人気もCDもヒットするのではないかと注目している若手の一人である。
これらの関係から、今後とも彼女を陰から応援して参ります。

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コンピュータ教育の今後!

2009-06-24 00:00:16 | 感覚
私も仕事柄、パソコンは数台所有しているが、私の第二の頭脳的役割を担っている。つまり、人の記憶力には限界もあり、大量の記憶にはコンピュータは便利である。
私の場合は、人の五感研究の資料、写真、データ3D映像、アニメ、音楽数千曲など編集用スライドなどパソコンに登載されている。内蔵されているハードディスクでは間に合わなく、1TB(テラバイト)1000GBの外付けハードディスクを最近購入した。
これらはみな、テレビ番組制作監修、資料作りから用意している。
以前に、学校関係でコンピュータ授業を何度か行ったことがあるが、日本ではすぐ操作などの、パソコンでインターネットしたりと、検索したりと操作や作業を中心に指導するが、私は事前にコンピュータの安全性、危険性、扱い方、マナー、ルールなどの指導から入る。また、小学校生には、目的意識、調べ授業に活用させた。自己が調べたい物を最初に絵に描かせたり、粘土細工させてから、事細かいことをコンピュータで調べさせたのである。
これらの指導は欧米諸国が行っているもので、日本ではすぐにパソコンの操作手順など、簡単なマナーやルールを教えてからすぐにパソコンの操作に入る。
子ども達はゲーム感覚でパソコンの操作を覚えて行く、ですから、学校の宿題や調べごとで困るとすぐにインターネットなどで検索し、引用する。
以前に私が大学の非常勤(臨時講師)を行ったときに、人の五感について調べさせ、簡単な論文を書かせたことがあるが、生徒の多くはインターネットで調べたとすぐに分かる内容で、生徒の中には私のブログから引用した生徒も居た。勿論引用したことはバレバレである。
このように分からないことがあるとすぐにコンピュータで検索や辞書を引き出し、文書をそのまま引用する。
自分の考え、思考で答えならないのである。例え間違えても自分の考え方、知恵で書き出した生徒には、私は優をあげるようにしている。
勿論、パソコンからの引用は全て駄目を出す。
このように、事前教育の重要性を感じている。現在学校関係では情報学習があり、中でも情報教育と題して,10年近く前に全国の学校にコンピュータルールを作り,一人に一台のコンピュータを与えたのである。
ところが,多くの学校では指導者不足,維持する予算不足などから活用されていない学校も沢山あるのです。
現在使用しているコンピュータも5年前だと古くて使い物にならない。
このように学校では週に1時間程度しかコンピュータの授業がされている程度で,週に1時間も授業が行われていない学校が沢山あるのです。
ですから,日本政府,文部科学省でも情報教育を見直し,正しい指導と対策を講じて欲しいと願っている。
以前に「五感とコンピュータ」という論文を私が書いたことがあるが,コンピュータや携帯電話などの液晶画面を長時間,長期間眺めていると,視覚的能力の低下,機能低下を招くという内容である。
動体視力,視野の範囲低下,立体視の低下などの「視覚の衰え」が怪訝されるのです。
特に視力の調整機能,ピント合わせがパソコンと人の目の距離感が一定であり,ピントフリーズ現象という,長時間パソコン操作を行っていると,すぐに遠いものを見ようとするとなかなかピントが合わず,物や文字が見えにくくなるのです。
また,コンピュータの液晶画面からは微量ですが「赤外線」が発せられ,眼球疲れ,長時間,長期間,コンピュータ画面を眺めていると目を傷めることがあります。
私はこれら予防に液晶画面フィルムを張ることを推進している。
また,2時間程度コンピュータ作業を行ったら,眼球体操や10分程度の休息,目休めが必要です。
子供達に多いのは,パソコンや携帯電話,ゲーム機の画面を眺めている時間が長ければないほど,動体視力の低下,立体視の低下につながります。
常に平面的感覚(2次元映像)であり,立体的(3次元映像)を理解できなくなる脳の認知に陥る可能性がたくなるのです。
10数年前に旅客機をハイジャックした犯人の動機は,本物の飛行機を飛ばしてみたかった,いつもゲームで飛行機を飛ばしているので,この旅客機も飛ばせるという内容に私は驚いた。これらがバーチャルリアルティーの感覚に陥る脳の思考性異常です。
現在も子供たちや若者達を中心にゲーム脳に陥った人たちに危険性が見られます。ですから,コンピュータの正しい使い方,マナー,ルールを事前に指導し,あくまでも道具であることを理解させることが重要なのです。
皆様のお子様はこれらの感覚に陥っていませんか,意味不明の言葉や言動はありませか? 今一度お子様をチェックしてみてください。

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太宰治の散歩道を探索する!

2009-06-23 00:00:02 | 感覚
先週19日(金)に太宰治の生誕100年になる。
太宰治(津島修治)は、1909年(明治42年)6月19日、青森県北津軽郡金木町(現在の青森県五所川原市、旧北津軽郡金木町)に、県下有数の大地主である津島源右衛門(1871-1923)、タ子(たね)(1873-1942)の6男・津島修治として生まれた。二人の間には11人の子供がおり、10番目であった(但し、太宰が生まれた時点ですでに長兄・次兄は他界)。父・源右衛門は木造村の豪農松木家からの婿養子で県会議員、衆議院議員、多額納税による貴族院議員等をつとめた地元の名士である。
私の生家も五所川原市であり、私の祖父が太宰治と幼なじみということもあり、また、遠い親戚にもなります関係から、私が幼い頃、よく祖父から「しゅんちゃん」と呼ばれていたらしく、本ばかり読んでいたと聞かされた思い出がある。
我が家の祖父は貧乏な農家の生まれなので、本は勿論買って貰えず、当時は洋服ではなく、着物、それもボロボロの着物を着ていた時に、しゅんちゃんは洋服やきれいな着物を着ていたと当時を振り返って語ってくれた。
私の祖父は20数年前に他界しているが、生きていれば太宰治とも年齢が近いのです。
私の実家から現在の斜陽館は車で15分程度のところにあります。今年は生誕100年ということで、旧金木町、現五所川原市には大勢の太宰治ファンが見学に来ているようです。
これらの関係から、私は太宰治の生き方が嫌いで許せなかった。太宰治ファンには申し訳ないが、飲んだくれで、薬物中毒、不倫に自殺と波瀾万丈な生き方が嫌いだったのです。私は小学生の頃から太宰の作品は半強制的に読まされ、子ども心にショックだった思い出がある。根暗な文書と感じたのです。
ところが、私も50歳を過ぎ、最近太宰の小説を読み、理解することが出来たのです。
また、私の祖父の幼なじみの太宰治の痕跡を追いかけたくなり、本日22(月)の朝から船橋界隈の神社、太宰治が薬物中毒の保養に船橋市に住まいを構えたのです。
船橋は太宰治が、昭和10年7月から11年10月まで住んでいた町である。
薬物中毒に苦しんでいた時代。
最初の著作『晩年』も、船橋にいた昭和11年6月に出版している。
最初、船橋駅で下車し、現公民館広場前に太宰治の旧居跡の太宰治文学碑と夾竹桃、太宰が植えた言われる夾竹桃がある。
そこから、徒歩で西船橋の八坂神社、船橋三峰神社、東照宮、御蔵稲荷神社と回る。御蔵稲荷神社では、庭を掃除していた神主さんに太宰治の話を聞くことが出来たのである。60歳を過ぎたその神主さんは、父から太宰治が散歩によく現れたと聞いたことがあると語ってくれた。
私が会話中にも夫婦が観光マップを片手にやはり、太宰治の散歩コース、神社を回っていると話してくれた。
私は遠い親戚であると伝えると、親近感を感じますと言われた。
本当に太宰治のファンは年齢も幅広く、多くの人たちから愛されているのだと実感致しました。
私は、この散歩コースを歩きながら、当時の太宰の思いや考え方の一部でも理解することが出来、この歳になって太宰治という一人の男性を許せるようになったのです。
子どもの頃は、あんな大人になりたくないと、悪者の代表者のように考えていた太宰治を今は自分に似たようなところがあると実感し、好感を持てるようになったのです。
これから、彼の作品をゆっくりといつもは速読法で早く読んでいるが、太宰治という私のふるさとの有名作家の作品を私の人生に重ねて読みたいものである。 太宰治をあまり知らない世代、若い人たちにも愛読されているようですが、高校生や若者たちにも是非、太宰作品を読んで頂ければ同感出来るところがあるはずです。そして励まされることを実感出来たら幸いです。


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脳磁気刺激で緩和!

2009-06-20 03:01:17 | 感覚
脳卒中後遺症の痛み。大阪大学や日本大学、北海道大学などの大学は、脳卒中のや神経後遺症などの後遺症である慢性の激しい痛みを刺激する新しい治療法の臨床研究を始める。
頭の外から脳を磁気で毎日刺激し、薬で抑えられないような激痛を和らげる、効果を確かめ
られれば、5年後にも実用化したい考えだ。
福島県立医科大学、浜松医科大学、近畿大学、産業大学も参加する。脳卒中や脊髄損傷、帯状疱疹、手や足の切断などの後で感じる激しい痛みやしびれは、投薬や神経ブロックなどの通常の痛み治療法が効きにくいことが多い。
大阪大の斉藤洋一准教授は、大脳が運動を司る領域の特定箇所を磁気発生装置で刺激と痛みが軽くなることを確認。10分刺激すると痛みは3時間軽減でき、重い副作用もないという。
臨床研究は、これを発展させ、患者70人に゜対し、2週間、毎日刺激を与えて効果が持続するなどを調べる。阪大は医療関連メーカーと小型磁気刺激装置も開発中。完成すれば治療を実施し、医療機器として認可を得る方針。
痛みの治療では脳を電気で刺激する治療法は実用化されているが、頭に電極を埋め込む手術が必要だった。6/8日日経新聞引用。
これらの研究はすでにアメリカで数年前頃から研究が進んでおり、実用化もされている。脳神経、腕や脚などを失った患者さんたちの痛みを和らげる効果があるされ実用化されている
以前に日本のテレビ番組でも紹介されていたがも、左腕を方の下から失った男性が、手術後に激しい痛みを襲われ、投薬も効かず、失った左の手の平の痛みも感じるようになったという内容で放送されておりました。
これらは、脳の認知の錯覚現象なのですが、突然の事故などで腕や脚を失うと、もう片方の腕や脚が動くので、失ったはずの腕や脚が存在すると脳が勝手に錯覚を起こすのです。
ところが、身体の神経が遮断されているため、激痛が起こるのです。
これらの痛みの緩和にも、外部から脳の運動野(頭頂葉)に磁気発生装置を装着し、痛みを緩和するという治療法である。
他に、脳卒中患者などで運動性障害(後遺症)から動かなくなった手を鏡を使用し、動いている手を動かし、両手が動いているように脳にイメージされる訓練法もあります。これらは開発者の名前をとり、「ラマ・チャンドラボックス」とも言われ、簡単な装置だが鍛錬次第では効果があるようです。
また、アメリカでは「ブレインインターフェース」という、NASAが支援し、研究しているシステムは画期的なものである。
視覚障害者や運動障害のある方々に、脳にチップを取り付け、電気刺激によって、特殊なめがねをかけるとかすかだが見えるようになるのです。
現在は、可成りな精度で見えると言います。
また、動かなくなった脳神経の代用に運動野を刺激したり、腕の代わりにロボットの動作を脳の指令(思考)によって動かすシステム、つまり、考えるだけでロボットが動くというもので、看護ロボットの応用などに期待されている。
近年中には、ip細胞を応用し、研究を共有するのことで脳神経学の研究も加速的に進むだろう。今後の日本の研究に期待したい。

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スポーツ競技に脳科学の応用!

2009-06-17 23:59:24 | 感覚、五感
私はママさんバレーのコーチをしている。よく選手に声を出して集中してプレーしなさいと指導している。それは選手同士ぶつかったり、転んだりして怪我をさせないためのです。バレーボールなどの球技では、転倒から頭部の強打、特に後頭部の強打が大けがにも繋がるので注意が必要です。
ママさんたちのように一般の人たちには、簡単な指導でよいが、プロスポーツ選手も、オリンピック代表選手など、世界を相手に戦う選手たちでは、昔のように根性や気合いでは、日本人は世界を相手に出来なくなってきている。
例えば、水泳選手のハイテク水着、マラソンランナーのランリングシューズの開発研究など、世界のメーカーが競って研究に取り組んでいる。
これらにプラスして、日本人の体型のカバーをするトレーニングや方法が最近、注目され、多くの種目に取り入れられている。
中でもユニークなのが、水泳選手の泳ぎを科学的に効率よく泳ぐという方法を日本の指導者は積極的に行っている。
中でも北島康介選手が取り入れているトレーニングが最近、大注目されているのが「脳科学トレーニング」決してゲームなどを使った脳トレではない。
北島康介選手の脳科学トレーニングを指導している先生は「日本大学大学院総合科学研究科教授、林成之教授」その人である。
林教授は3/21号、東洋経済誌の中で次のように語っている。
日本人選手の場合、体型の問題もあるようです。
日本選手は陸上競技なら長距離はよく、短、中距離ではまったく歯が立たない。アルペン選手の滑降、大回転でも同じだ。何でそうなるのか、実は陸上やスキーだけでなく、可成りなスポーツにも共通する。
それは日本人の体型の問題だ。腕の力と足の力をつなげる体軸が細く長い。
日本人は草食(穀物)系なので腸も1m長い、胴長な分、その横についている筋肉が長くて細い、それだけ大腿筋をつり上げにくく、ひざに重さがかかってしまう。胴-の短い人たちは跳ねるように走る。日本人でそれができるのは野口みずき選手ぐらいだ。小柄だが、体型としては胴が短く足が長い。
4拍子半の体内リズム「シータリズム」といって、1秒間に4から7サイクルで興奮、抑制、興奮、抑制が起こる。このリズムに乗って走ったり、泳いだらどうなるのか、過去に彗星のごとく記録を出した岩崎恭子選手、カール・ルイス選手のリズムを調べたらともに4拍子半のリズムだった。「1,2,3,4ぃ」と4拍目が半白ずつに分かれる。一気に脳のA10神経群に行くので、北島康介選手のように「超気持ちいい」という感想が思わず出ることになる。
陸上競技100mのジャマイカのウサイ・ボルト選手も同じことを言っている。
このシータリズムに乗ると、素直な性格を磨き、無我の気持ちを勧めてしまいます。運動能力が素晴らしいばかりでなく、リズムにつなげる性格が必要だ。人間の能力では素直という性格がそこをつなげる。なぜなら、賢い人は考えた途端にリズムからはずれる。素直にそれに集中できる力を持っていないとつながらない。ここで素直な性格はすごい才能になる。
北島康介選手はその代表といえる。
このように現在の日本人は体力的にも体系的にも私たち中年以降の人たちとは遙かに若い人たちが背も高く、手足が長いように思えるが、骨格や筋肉の作りは従来の日本人の身体的体質なのです。
ですから、これらをカバーするために一生懸命筋肉トレーニングなど練習しても限界があるのです。
そこで、注目されてきたのが「脳科学トレーニング」、以前にはイメージトレーニングなどとも言われたが、これらの進化論である。
脳の持っている潜在的能力を引き出し、脳の持つパワーを十分にスポーツなどに発揮使用とする考え方です。
私共は、この脳科学に感覚生理学を取り入れ、各種の種別に応じて、脳科学トレーニング取り入れてゆく方法です。
例えば、野球で打率に低迷している選手に「速読法」を取り入れ、実施してもらう。これらの目的は「動体視力のアップ」です。
バットにも拘り、グリップ感、握る感覚(触覚)でバットスイングのスピードを上げるなど可能です。
他にも野手には相手の選手のバットで打った打球の音の違いでどの方向に飛んでくるか視覚で理解するのでなく、耳(聴覚)で理解する方法などです。
他にも、人の五感を総動員して、ブレー中の流れを読み取り、相手が攻めてくる癖や弱点などをすぐ理解し、戦略として取り入れる。
これらは世界を相手にして戦う人たちには必要不可欠な能力、感覚である。
これらの感覚を磨く訓練こそ、脳科学と感覚生理学の導入、つまり、これからはスポーツ選手も頭脳で戦うということである。
私共は、球団やスポーツ団体、ブロースポーツ、オリンピック代表選手などにこれらの指導をして行く予定です。
関係者で興味のある方は、私共ご連絡頂ければ、資料等はすぐに作成致します。

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ハーブティーで五感を刺激する!

2009-06-16 00:07:15 | 感覚
我が家では娘も、私も冬場はホットで、夏場は冷やしてハープティーを飲んでいる。娘には便秘などの改善や肌荒れ予防に、私は気分転換に飲んでいる。
但し、長期間飲み続けないと効果は期待できないかも知れない。
それも天然素材の良質なハーブブランドを選ぶようにしたいものです。
やはり、良質なハーブブレンドは、好みもありますが、参考に専門店では100g、3000円前後と高額です。
ハーブティーの効用を高めるのには、まずそのハーブの匂いを嗅ぎ、次に口に含むようにゆっくり飲み味わうことである。
このときに鼻から抜ける香りを楽しむことで効果が高まるのです。
まず身体的にも精神的にもリラックス状態を作り出すことが大切です。
私は、好きな音楽を聴きながら、時にはアロマオイルを活用しながら五感をリラックスさせ、ハーブティーを飲んでいる。この人時がストレスも疲れも癒してくれる。
ハーブブレンドは、ストレスの改善、コンピュータ作業からの眼球の疲れ、肌荒れなどの改善にも役立ちます。
但し、私が気になっているのが、高級ハーブティーにも飲みやすくするためなのか、人工甘味料(ステビア)が入っているハーブもある。
私は以前から世界レベルでの甘味禁止植物に指定されているステビアの人の味覚に与える影響を提唱している関係から、購入時にはよく注意しながら選ぶようにしている。
ご自分で試してみたい、飲んでみたいと思う人はインターネットで選ぶのでなく、出来れば専門店などの店員に相談され、選ぶようにしてください。
一般的に売られているハーブティーと専門店で売られている高級なハーブティーでは飲み比べるとその違いははっきりする。
特に、私はアロマオイル(エッセンシャルオイル)同様にハーブティーも女性ホルモンを整え、生理不順や肌荒れ予防などにも期待されるのです。
例えば、専門店ボタニカルズ(BOTANICALS)というお店のパンフレットから一部引用紹介致します。
いつまでも若々しく美しいと願う時には→ブレンド内容(オレンジ、ハイビスカス、ローズヒップ、ローズレット、アンセリカ、チャストツリー、ローズバッブ、ペタルピンク、イブニングブリムローズ)、商品説明身体も心も常に健康で美しくありたいと心がける女性のためのティーです。
ローズの高貴な香りとアンゼリカの大人の味わいを楽しみ下さい。
これらはほんの一例ですが、タイトルがパンフレットだけでも35種のハーブブレンドティーそして、ボタニカルフルーツも15種類ほどあります。
店舗や場所、詳しい概要はインターネットからホームページにアクセスしてみて下さい。
私は仕事柄、ハーブティーやエッセンシャルオイルなどを求め、女性が好むような場所に中年の怪しいオヤジが出没しておりますが、決して下心や冷やかしで出没している訳ではありません。
人の嗅覚、味覚を刺激し、自律神経への影響、五感療法(補完療法)を推進している関係から研究テーマに取り組んでいるからです。
東京駅周辺のこのような専門店で怪しい中年オヤジを見かけましたら、お声をかけて下されば幸いです。ご指導致します。
これらから、私はアンチエイジング、メンタルヘルスケアに役立つツールとして、男性にも、このハーブティーとアロマテラピーは推進している。
女性だけでなく、特に現在の若い男性にも活用できる補完療法の一つだと考えている。何より、おしゃれ感覚がある。50歳を過ぎたオヤジも試して効果を確認しているから確かである。
他にも私はアンチエイジングのために、薄化粧ではあるが、顔色を隠すためや
若返りのためにファンデーションをしている。きっかけは、テレビや雑誌などマスコミの取材が多くなってきたからである。慣れてくると全く湯和漢もなく、逆に快感すら感じる。社内の女性やクライアント(お客様)先の女性の人たちにも好評を得ている。
このように中年男性の良き見本となり、オヤジだっておしゃれで元気なのだと若い人たちに見て貰えたらそれでよいのです。
ですから、今後も女性が好むような場所にも怪しいオヤジは出没致します。


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テクノロジーと創造性!

2009-06-15 06:24:09 | 感覚
米マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボは、デジタル技術と人との協調などをテーマとしたユニークな研究所、年間の研究費約3000万ドルの大部分を、60以上の民間企業からの出資で賄い、その研究成果は世界中の注目を集めている。この研究所は30以上ある研究グループの一つで教育分野のグループリーダーを務める。ミッシェル・レズニック教授に最新の研究について聞いた(聞き手、堀越千代)。
グループでは、新しいテクノロジーを使って、子供達の「創造滴に考える力」を育てる研究を進めているそうですね。
社会は今、かつて誰も経験したことがないほど急速に変化しています。不確実なことも多い。
そのため、人々は日常滴に直面する不測の事態に対処し、絶えず解決策を考え出していく、力を身に付けていなければなりません。そういう意味では「創造的に考える力」の重要性が益々高まっていると言えます。
その力を育てる機会を、最新のIT技術で造りだすことができるのではないか、というのが私たちの研究テーマです。
「創造的に考える力が必要なのは、子どもに限らないのでは」。
その通り、新しいものを造りだしたり、デザインしたり、実験するという活動は、幼稚園では誰もがやっています。積み木でお城を造ったり、クレヨンで絵を描いたり、ところが成長するにつれ、座ったまま教師のレクチャーを聞き、ワークシートに回答を埋めるだけの時間を過ごすようになってしまう。創造的に考える機会が徐々に失われていくのです。
社会に出て、実際の仕事の場合で創造的に考える力が重要なのは言うまでもありませんが、この能力をうまく活用できている人は少ない。今の時代では、製造業でもサービス業でも、ベンチャー企業でも、大企業でも、トップの指示を待っているだけではいい仕事は出来ません。
すべての社会人が常に自ら考え、次々と意志決定を求められる。ただ、多くの知識を身につけるだけでは不十分なのです。
不況の時代なら尚更、次ぎに繋がる波をゼロから造りださなければならない。
おそらく、200年前の社会なら、子どもたちは成長しても生まれ育った町を出る機会もなくコミュニケーションをとる他人といえば、生涯でもせいぜい200人程度で済んでいたでしょう。
ところが今は違う、社会はより広くなり、グーロバル化され、おそらく一生のうち1万人、いやもしくはそれ以上の人々とコミュニケーションをとらなければならない。
社会に参加するためにも、創造的に考える力が必要な時代になりつつあるわけです。5/23、週刊東洋経済より引用。
私共は創造性教育と題して、企業や団体などに指導しているが一度か二度の研修では理解されないことが多い。高学歴でいくら知識が高くても、創造性を学んだ事がない人達が多いので、これら創造性教育を「脳生理学」「感覚生理学」的見地から指導しております。
研修プログラムなども作成し、創造性の7ヵ条なども用意し、指導しております。日本経済の今後の発展、元気を取り戻すのにはこの「創造性能力」が必要不可欠だと考えている。
私が指導する創造性理論は、IT化の促進とテクノロジーの応用と創造性の融合を目指しております。
現代社会において、IT化は必要不可欠であり、これら人の脳の発想力(創造性)が融合することで、ゼロからの波を生み出し、新たな新発想が生まれるのです。
但し、はっきりとした目的意識、目標、生みの苦しみから人の創造性は生まれます。物事を一旦否定的に思考し、幻想や妄想でも良いので思考し、体験的記憶や知識を活用し、これらの創造性を膨らますことが重要なのです。
これら一連の思考性は、現在のような日本の教育では理解も、納得もしないだろう。幾ら私達がプログラムやマニアルを作製し、用意しても活用までには、時間も経費も必要である。但し、私共は諦めず、私共に理解と興味を示された企業や団体などから依頼があれば、全国どこでも出掛け、指導致します。
私共の一部の活動により、皆さんが元気になられたら幸である。


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病気の前兆を五感で感じる!

2009-06-13 00:02:17 | 感覚、五感
日本人は昨年、事故、病気などで死亡された人たちが約120万人おられます。最近、自殺者が10何年連続3万人を超えた、交通事故車が7千人に減ったなどと報告されておりますが、日本人の多くは、不意の事故や事件などで死亡するより、圧倒的に病死が多いのです。
つまり、110万人以上が病死なのです。現に、老死で死亡する人は約3万人なのです。
病死の中でも、トップは相変わらずガンです。次に心不全、心筋梗塞、脳卒中などが多いのです。
以前に私が、日本人の平均寿命の世界一の座は崩れかけていると提言したことがあるが、最近も日本では女性の平均寿命は世界一だが、男性の平均寿命は世界第三位と落ちている。他の国々の男性の人たちが長生きしているのです。
男女とも平均寿命が世界一というのは数年前から崩れている。
決して日本が長寿国と言われたのは過去のことである。
日本の場合は、医療制度、医療保険などの充実がありましたが、これら過去のの事だと思っている人たちは多いのではないか、逆に現在では、産婦人科の妊婦さんたらい回しの問題や小児科医の医師不足、救急医の不足など指摘され、危惧されているのです。
また、日本人の多くは、痛みや苦しみを感じてから病院に行きますが、これではかなり病気が進行している場合も多いのです。
但し、だからと言ってまめに病院に通うにも、以前のように高齢者などに医療費の負担高騰などもあり、以前より回数が減ったことなども影響しているようです。
会社員なら、年に二度ほどの健康診断である程度の健康状態を知る事は出来ますが、但し、人間ドックではないので大病の事前予知は難しいでしょう。
そこで、重要になるのが、日々の暮らしの中で、自己の健康状態、精神状態を理解し、大病になる前の心構え、つまり、「未病」といいますが、病気ではないが、不摂生な生活を続けていると近い将来大病になるかも知れないと疑われる人たちのことを意味します。
また、「大衆衛生」、大病にならないように事前に病気を理解し、予防する考え方です。これらに病気の前兆、少なからず病気になる前には、体調不慮や痛み、湯和漢を感じるものです。
誤った自己判断、例えば単なる疲れからきているとか、睡眠不足だったからなと判断する人たちがおられます。
例えば、頭痛が慢性的にあり、単なる頭痛だと思ってたら、脳梗塞の一歩手前だったり、自覚症状をあまり感じられない病気も沢山あります。
特に内臓の異常は痛みの症状が現れないと病院に行かないことが多いです。
これら内臓の痛みも実は、人の五感に関係しております。
触覚の一種で「内部感覚」と呼ばれておりますが、普段から胃痛がある。胃や腸に湯和漢がある。健康診断では異常が見つからないことも多々あります。
そこで、専門医に相談されることが大病に疾患しない予防にもあるのです。
また、運動していないのに、背中が痛い、湯和漢があるなど、単なる肩こりだと思ってたら、肝臓や膵臓から来る痛みだったりするのです。
私の母親も病気の前兆を甘く見て、クモ膜出血で倒れ、延命率20%と言われ、延命しましたが、現在は半殖物人間になっております。
私の母親の場合は、ご飯中に右手の箸を落としたことから前兆が始まっているのです。それに気づかず、次には台所で倒れ、3度目には救急車で運ばれたときには重症だったのです。
箸を落とした、記憶力が急に落ちた、言葉がスムーズに話せないなどが前兆があるのです。このときに病院で検診して貰ったら、早期発見、早期治療で大病にならずにすむのです。
病院の行くのが面倒だ、周りに迷惑がかかる。億劫だとなどと考えると病院に行くのも遠ざかります。
ですから、私は事前に自分がかかりそうな病気、私の場合の母親の遺伝から、
不摂生な生活をしていると、高血圧、高コルステロール、高中性脂肪になって、脳卒中に疾患する可能性は非常に高いのです。
ですから、私は食事量や運動などに心がけているのです。
また、地元の病院や医学大学の開催する病気に関する講座など、現在は医学書も多く販売され、分かりやすく一般の方々にも分かりやすく説明している物もあります。また、インターネットでも調べられます。
このように事前に病気の前兆の知識と、自己の五感で感じ取ることが大病にならない予防となるのです。ですから、これからでも遅くありません。
何時もと痛みが違う、おかしい、湯和漢があると五感で感じたら、面倒がらず病院、近くの開業医でも結構です。相談され、心配であれば病院で診察、検査を受けられることで、早期発見、早期治療が出来ればガンも怖くありません。自分の体調、調子は自分の体は自分でしか分からないのです。
これらから、健康で長生きし、老死、年間3万人の仲間入りできることはもっとも幸せな人と呼べるかも知れないのです。

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眠っていませんか、貴方の才能!

2009-06-12 00:00:02 | 感覚
目覚めさせよう貴方の潜在的能力、潜在的能力はまさしく字のごとく、眠って
いる自己の才能なのです。自分にはそんな能力も才能も無いと嘆く人も多いと思うが、それは自分が勝手に思い込み、決めていることでもあるのです。
他人からみたら、その人にしかない才能が誰にもあるのです。
この潜在的能力は人間である以上、誰しも持っている能力です。
ただ、気づかないことが多いのです。時にスポーツに能力を発揮する人、偶然に自分の隠れた才能を見いだす人など、自分の潜在的能力に遅かれ、早かれ気づくはずです。
私自身も10数年前に偶然の運命的出会いから、現在の五感教育研究所へとつながったのです。
現在の室長高橋と偶然に国立博物館、新宿分室に講義を聴き、講師に質問するために居残りした、二人が意気投合したのである。
15年前頃の事だが、ここから五感教育研究所にと結びついたのである。
神様が出会わせたとしか思えない偶然の出会いから、そして、私の隠れた才能を高橋が引き出し、五感研究に取り組んでいるのです。
このように他人が引き出して呉れたり、親、親友など様々です。
但し、幾ら自分の隠れた才能に気づいても、自己の才能を伸ばすために努力や目的、目標がはっきりしていると才能も発揮しやすいのである。
つまり、一芸に秀でており、芸は身を助けるという諺は、これら潜在的能力に関わっている言葉です。
では、この潜在的能力は人の脳のどの当たりに潜んでいるかという、はっきりと解明された論文や研究データがないので解明するのは難しいが、人の前頭葉に深く関わっていることは間違いなく、人の脳の創造性などを司る脳部などが関わっていると予想されます。
この潜在的能力は子どもより、私達大人の方が体験的記憶や学習能力が高いので、本来は高い能力、才能を持っているのだが、我々大人は「概念」という、思考性が強く、外的情報(五感)的な情報など選び、好みなどで変化する。
但し、子供達には概念が弱く、赤ちゃんには存在しない。大人に成長するにつれて概念が強くなる傾向が人の脳にはあります。
よく頑固オヤジと表現されるのがこの概念です。人の脳は面倒くさい、厄介だなどが嫌いで手間が掛かることを嫌います。
これらが潜在的能力の発揮するのを邪魔することがあるのです。
ですから、邪念をはらい、素直な心で思考し、自分が今後やりたいこと、仕事でも趣味でも結構です。他の人より能力に優れ、才能があると思ったら犯罪はいけませんが、出来れば人に役立つ能力が発揮できれば、自己の小さな幸せにも繋がるのです。
特に、お子様には親が知らない才能はその子の個性となり、将来的に役立つ能力、才能が将来、芸は身を助けるということにもなるのです。
何でも結構です。必ずや子どもには大人以上に隠れた才能、眠っている才能があるはずです。先ほど言いましたように、大人は概念が強いと言いましたように、子どもの頃はこの概念が弱いですから、才能を伸ばす良い機会なのです。それなのに勉強が嫌いになるように、勉強しろ、もっと勉強しろ、勉強しないとよい学校に入れないなどと、子どもたちの才能、脳の成長にプレッシャーとストレスを与えます。これらの環境では、潜在的能力は全くというほど発揮も、見つけ出すことも難しくなります。
やはり、子どもの頃はのびのびと遊び、生き生きと学びさせる環境から隠れた才能の発揮、個性を見いだすことが出来るのです。
私は、青森の田舎で子どもの頃育ったため、私の周りには豊かな自然、多くの生き物に接してきた脳にとって最高の環境でした。特に毎日五感のシャワーを浴びて育ちました。だから学校の勉強をしなくても頭が良かったのです。
それは、全て自然から学び、自然から体験し、身体も精神的にも強く、逞しく育ち、成長できたのです。私が親子に指導するときに良く口に出す言葉は、
「自然は先生であり、教科書以上のことが学べる」のです。
そして、ある時私の潜在的能力が開花したのです。そして現在に至り、人の五感研究を通じて、こうして皆さまに人の五感の重要性を提唱しているのです。
私は、私の潜在的の能力を通じて、皆さまに少しでも笑顔と幸せをお分けしたいと思います。



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カラーバリアフリー

2009-06-11 00:07:43 | 感覚
誰でも見分けやすいように工夫した色見本を東京大学や日本塗料工業会などが作った。
色覚障害や白内障の人のほか、一般の人にも色を見てもらい、2千色以上から20色に絞り込んだ。塗料用に続き、印刷インキ用の色見本も近く感性、デザイ業界などで使ってもらう予定だ(山堀龍之)。
東大の伊藤啓准教授(分神経生物学)は印刷インキのDICなどと協力2年前から色見本づくりを進めてきた。実生活で使いそうな色を野外で目にあてたり、古い蛍光灯のシタにおいたりして、色覚障害の人や白内障手術を受けた人のべ薬40人に見てもらった。これまでよく使われた色づかいでは赤と緑は色覚障害の人にとってまぎらわしいく、緑は青みを強く、黄色は濃くした。
どの人にとっても一番みやすい色といわけではないが、なるべく多くの人に見やすい色になるように配慮した。
一般の人も見やすいという。色覚障害は日本で推定320万人、白内障は目の中の水晶体が濁る病気でこちらも推定百数十万人いるとされる。
これらの人たちが家電製品や携帯電話を操作したり、案内図を見たりする際、色の見分けにくい問題になっている。6/9日(火)日本経済新聞より引用。
私共も、パーソナルカラーとして、色の持つパワー、色が人に与える影響(心理)視覚的要素から「カラー心理学」として企業では製品開発のヒント、開発、研究、事務所などのオフェイスでも、最近は照明の色、従来の白色蛍光灯から、ライトオレンジ系のエコ蛍光灯の導入などしている企業が多くなっている。
また、会議室などでは照明をオレンジ系などの色に変えたら、会議が進んだとか、よい発想に繋がったなの度の心理面で効果が出ているようです。
また、事務所に照明を15:00時頃からオレンジ系と、空調からもアロマなどの良いにおいを発生させたら、ヒューマンエラーが20%程度低減できたという成果報告もあります。企業においてヒューマンエラー防止は、損失や時間的、人材的な手間暇を考えると重大な損失に繋がるのです。これらも人の脳との関わり、脳の集中力の低下、脳の疲れから起こるものです。
これらの一部をカラーが持つパワーを利用することで防げるのです。
但し、脳生理学、感覚生理学を理解した上で実施しなければ効果は期待できません。私共は、私の専門分野「感覚生理学」とスタッフ(助手)には、カラー心理、カラーカウンセラー資格習得のスタッフとともに指導しております。
また、医療現場でも応用が可能であり、院内感染予防、エタノールを拭くんだエッセンシャルオイルを使用することで、病院内の雑菌など40%程度除菌できることが分かっております。これらに病院内に彩り、カラーバランスを取り入れた花を飾ったり、照明も目(視覚)に優しい消費電力の少ないエコ蛍光灯を活用するなど、人にも環境にも優しいものを選びように指導している・
これらの考え方こそ「五感療法」(補完療法)なのです。
一般の方々には、ファッションや若返り(アンチエイジング)にカラーの持つパワーを利用し、私のようにスタイルや年齢を誤魔化すテクニックなどにもカラーは重要な要素です。
そして、カラーによって身体も精神的にも健康の維持に役立ばと私共五感教育研究所はパーソナルカラーとして、今後、カラーコンサルタント、カラーコンサルタントを皆様に推進して参ります。
日本では、カラー心理学は歴史も浅く、海外のように表舞台に出ることはありませんでした。最近において、認識もされ、活動の場が広がろうとしております。私共は今後とも日本にパーソナルカラー、カラーの活用法を今後とも紹介して参ります。

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マリー・クレール取材より!

2009-06-10 00:18:39 | 感覚、五感
私が取材を受けた女性雑誌「マリー・クレール」より文書を引用して紹介致します。
7月号の特集は「新、SEX講座」です。現在、日本では男と女が危ない!
私も以前にセックスレスと脳の関わりについて説明したことがあるが、実は五感とも深い関わり合いがあるのです。
本来、生き物である人間は繁殖目的(子孫繁栄)のために男女が愛し合い、求め合って性的行為となるのです。また、他の生き物と違って、人間には繁殖時期がない唯一の生き物です。
つまり、人間だけは快楽のためにセックスがあるのです。
ところが、現在の若い男女にストレスや脳の低下から、食欲、性欲などを司る脳部「視床下部」という、生命維持に欠かせない脳部が低下しているのです。
性欲の低下は、気力、活力の低下につながり、身体的にも、精神的にも元気がなく、活気もありません。ですから、雰囲気が不健康に感じられるのです。
よく「英雄イロを好む」という諺は、性欲の強い人は仕事も戦いも活力と体力、気力がある人を意味します。
私がとくに危惧しているのは、若い女性の不性欲である。ストレスや不規則な食事、運動不足などから、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が安定せず、乱れることから、生理があっても、卵子が子宮壁に定着しない「ニセ生理」が発生します。つまり、不妊症にも繋がりやすいのです。
これらを改善し、女性ホルモンの乱れを整えるのには、嗅覚刺激や食事(原料)を規則正しく取り入れることで改善できるのです。
インスタント類、加工食品など偏った偏食をせず、魚、肉、野菜などバランスよく食べ、アロマオイルなどを活用しながら女性ホルモンの乱れを整えます。そして、身体的にも精神的にも安定したときに、好みの男性のフェロンを嗅ぎ分け、胸がときめくのです。そして「抱かれたいと」感じたときに性欲が沸くのです。これらが人間の子孫繁栄の本能です。
ところが、現代人は誤った性癖や暴行など卑劣な行為をしようとします。
私共は、このままでは少子化だけの問題だけでなく、活力、気力の低下も招く問題なので、マリー・クレールに取材協力をしたのです。
下心やスケベ心で話題に取り上げたのではないことをご理解ください。
それでは、マリークレール、61PAction2、女性の感覚を研ぎ澄ませ!
性欲がないのは、嗅覚の衰えのせい?
「男性は視覚で、女性は嗅覚で興奮し愛し合うんです」。こう語るのは、五感教育研究所主席研究員荒木行彦さんだ。彼自の研究によると、本来ならば20代の女性は「嗅覚と味覚がいちばん敏感な世代」。けれども、現代女性の多くがストレス、運動不足、食の乱れにより、嗅覚細胞の働きが著しく鈍化しているという。また、これらの生活の乱れにより、性欲や睡眠欲などの本能を司る脳部=視床下部においても「エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが正しく放出されなくなっている」。結果、本能にまつわる多くの活力が失われ、セックスどころではないことになる。というわけだ。けれど、なにより現代女性に見られる性にまつわる甚大な被害は、男性のフェロモンを嗅ぎ分けられなくなっているとのこと。女性は元来、自分と真逆の免疫系をもつ男性をフェロモンによって嗅ぎ分け、より強い子孫を残そうとする。
よって真逆の遺伝子配列をもつ男性を嗅ぎ取ると「本能的に抱かれたい」と思う」。だからこそ荒木氏は「女性は嗅覚で興奮する」説を唱えているのだが、現代女性は、この雌の性欲と深い関係にある嗅覚機能が鈍化しているというのだ。ただ、「嗅覚は鍛え直すことが可能」。生活の乱れを整えることともに、天然香料のアロマオイル(特にゼラニウム、クラリセージ、イランイランなどが効果的)を嗅いだり、嗅覚と深い関わりのある味覚の幅を広げたり、まずはそんなささいな嗅覚的喜びを、日常生活から増やしていこう。性欲に限らず、人生に対する活力が取り戻せるはずだ。
以上が人気女性雑誌「マリークレール」7号、現在販売中から全文引用紹介致しました。記事の内容は際どいものもありますので、コメントは控えますが、興味のある方は、是非、購入してご愛読頂ければ、女性の性欲低下の内容が理解できると思います。
私は、今後、女性の身体の健康、精神的健康などを女性雑誌の取材から、岩城京子さんからの取材で今後も協力し、現代女性を元気づけるためにも
人の五感研究を推進して参ります。、

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五感が衰える危険性!

2009-06-09 00:08:40 | 感覚、五感
私たちの五感は加齢と共に衰えますが、衰えを緩やかにすることは可能性です。それは五感を刺激し、鍛錬することが重要なのです。ところが現在のように、生活環境の中でも五感を刺激する機会や学ぶ事も希薄になっております。
ですから、子供の頃から刺激不足、鍛錬不足から「感覚異変」が起こっております。例えば、実際にあった実例で腐りかけたリンゴを台所に置き忘れ、それを誤って食べてしまった小学女児、また、宮崎県では、高校生が調理実習中にガス漏れに気づかず5名が倒れ、内2名が重症という事故も発生しております。私たち人の五感は、自己に迫る危機を回避するために発達し、各感覚器官が備わっており、強大化した脳と共に発達してきたのです。現代人は確かに脳の巨大化により、脳が発達したのですが、現在のような生活環境や便利な道具に依存する感覚などが強いと、人の五感が逆に退化しており、鈍感化しているのです。
これらから、「危険回避能力」が低下してきているのです。特に子供たちや若者たちにこの危険回避能力が顕著に能力の低下が表れております。
私がマスコミ等で提唱しているのが「現代人の五感が危ない」と指摘しているのは、この危険回避能力の低下を危惧しているのです。
最近においても、高層マンションに住む子供たちがマンションの屋上や階段から落下する事故も多発しております。
これらも危険回避能力の低下の表れです。高さに対する恐怖心も欠如し、遊びながら誤って落下してしまう事故が急増しているのです。
では、これら危険回避能力や五感を敏感にさせるための鍛錬を日々の生活の中で鍛えするのにはどのようにしたらよいのか? 具体的に説明致します。
例えば、私たち人の「味覚」は食事を味わい、美味しい、不味いを感じ取り「食べて良い物か、悪い物か区別」するのです。
好き嫌いなど偏食傾向はこれらの識別能力も低下します。
酸っぱい物、辛い物、わさびなどの刺激の強い、食材や食品が食べられない、毛嫌いする子供たちや若者たちが急増しております。これらの傾向は、食べても良い物、悪い物の区別(判断)が鈍るのです。
「嗅覚」でも、アンモニア臭や腐敗臭など(危険臭)など、臭い匂いも、香りの良いにおいも嗅ぎ取る事が重要です。現在のように臭い匂いを極度に嫌がり、脱臭剤や芳香剤で臭い匂いを排除し、誤魔化そうとします。
これですと人の嗅覚が慣れてしまい、臭い匂いを極度に嫌うのです。
「聴覚」でも同様に、車のラクションなどに対して鈍感になり、また、電子音などの音に対しても鈍感化しております。私たち人の聴覚には電子音は本来不快な音なのですが、現在の子供たちや若者たちは、生まれた頃から電子音の洪水の中で育ってきた環境があります。
これらから、自然界の音が「不快」で心地よくないと感じている人たちが多いのです。現に、風鈴の音色が「うるさい」と隣人とトラブルになり、殺人事件も発生しております。
「触覚」は主に「痛覚」という痛みに対して敏感に反応するように人体をけがや生命の危機から身体を守るために発達しているのです。特に痛みに関しては全身で感じるのです。
ところが、危険な道具、ナイフなどの扱い方、正しい使い方が分からないので、大けがをしたり、時には他人を傷つけたりもします。
これらも人(他人の痛みを理解できない)ところにあるのです。
また、子供の頃から色々な物や人に触れ合う機会が希薄ですから、実体験不足になることで、大けがをする子供たちが急増しております。
「視覚」は、五感の中でも80%もの情報を脳に送っております。現代人は特にこの視覚優位であり、見た物をすべてだと感じているのです。
ですから、隠蔽された数字や表示を信用し、勿論、騙す側が悪いのですが、悪用します。つまり、私たちも視覚ばかりに頼るのでなく、特に口に入れる食品、食材など見た目だけでなく、触った感じ、匂いなどを感じ取り、少しでも異常を感じられたら、そこには「洞察力、「観察力」などを養う事が出来るのです。このように私たちの五感は、日々の生活の中で鍛錬出来るのです、まずは、意識をして五感を総動員しながら活用して行くことです。
無意識に、集中もしないで日々の生活を送っていると益々五感は鈍感化、若くして衰え始めます。人の五感の衰えは、脳の衰えに直結していることを是非、ご理解ください。
五感を鍛錬することは脳の鍛錬にも繋がると言うことです。
私たちが五感(外的情報)を人の脳では、入力→計算→判断→決定→行動というように、入力から出力まで一連の思考性がありますが、現在の子供たちや若者たちの多くは五感鍛錬不足、経験不足からこれらの思考性に異変が起こっており、計算が出来ても、正しい判断が出来ない、理性の働きが低下しているので、脳の興奮を抑制できない、制御できないので「異常行動、言動」などの感覚異変に繋がっていると私は警鐘を鳴らしながら、人の五感の重要性を提唱しているのです。危険回避の向上だけでなく、人の五感を鍛錬することは、脳の活性化、脳の正常化に繋がることを是非、皆様にもご理解を頂ければ幸いです。

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