センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

人の視覚より優れた装置(視覚)

2009-04-30 00:02:53 | 感覚
今回、3回シリーズで五感センサーを紹介して参ります。第一回目は「視覚センサー」をご紹介致します。
本文は週刊ダイヤモンド4/18より引用。
制度は人間の100倍超え、目の構造の実現化、テクノス本社東京都港区。
人間の目は優れた、外観検査装置だが、その目の構造を電子回路に置き換えて高精度の装置を開発しているのが、テクノスだ。日本のトップメーカーの工場で製品の自動検査に使われているなど、高品質を支える礎となっている。
装置の基本的な原理はこうだ。人間の目は1500~2000段階という高い精度で色むらなどの微妙な明度の違いを識別しているが、これは目の網膜にあって光りと感知する錐体と呼ばれる細胞と水平細胞の働きによる。
錐体は名前のとおり円錐形で直径が3~7マイクロメートル(マイクロ=100万分の一)、錐体は全部で700万ほどあるが、1つでは20段階ほどの明度の違いしか識別できない。そこで、水平細胞が錐体を80ほど同時に機能させることにより、1500~2000段階で明度の違いを識別している。
テクノスは、この錐体をデジタルカメラなどにも使われるCCD(電荷結合素子、固体撮像素子)センサーに、水平細胞をCPU(中央演算処理装置)に置き換え、視神経(ニューロン)を電子回路化した。実際には、一つのCCDセンサーから出力されるデータを256に分解、111のCCDセンサーを同時に積算し、256×111=28416段階の明度の違いを検出できる。理論上は人間の目の約15倍に当たるが、山田吉朗社長は「微細なキズなども人間の116.5倍の精度で検出できる」と説明する。
自動車の塗装の色むらや鉄板、液晶画面などのキズや凹凸も数ナノメートル(ナノ=10億分の一)の精度で検査可能で、すでに日米、欧州、アジアなど10カ国以上で特許を取得。「どこにもない高度な技術」と山田社長が見据える先には、世界の大きな市場がある。
私はこのテクノスの技術はテレビで拝見し知っていた。食品会社や精密機器の検査ロボットなど目として使用され。色むらなどの検査では、人の視覚では疲労が激しいが、このテクノスの視覚センサーは、人の視覚の何と100倍以上の高精度で検査出来るのです。
私はこのCCDセンサーを医療現場、特に内視鏡検査機器の目として活用できれば、可成りな高性能な検査機器が完成するのではないかと思うのです。
但し、幾ら人の視覚の100倍以上の精度があっても、人の視覚は物や色を見るだけでなく、質感、形状、微妙な違いを感じ取り、認知しているのです。
視覚センサーでは計り知れない能力を人の視覚は持っているのです。
今後、私ども嗅覚センサーの開発から人のガン細胞の体臭変化、犬は飼い主の癌細胞のニオイを識別出来ますが、人の嗅覚では分かりません。
そこで、嗅覚センサーを開発し、ガンのニオイを探知することで、初期ガンの発生を発見し、初期治療が可能になり、ガンで死亡する人たちが世界中で半減すると予想されるのです。
ガンのニオイの研究は、明海大学歯学部教授、外崎馨一氏が取り組んでおり、愛犬のリトリバーの助手ともに研究に取り組んでいる。
これらから、私どもは外崎教授を支援し、日本の電子メーカー、電子通信メーカーなどの協力を得ながら、嗅覚センサーの開発、研究にも取り組んで参ります。

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女性のSEXと嗅覚の関わり!

2009-04-29 00:09:49 | 感覚、五感
4月27日、アエラ、マリークレールなどの雑誌、10社ほどにコラムニストとして有名なフリージャーナリストの岩城京子さんから私が取材を受け、以下の内容が一部マリークレールの記事になります。
最近女性だけでなく、男性にもセックスレスの傾向が加速的に進んでおります。
主な原因は、ストレスや運動不足、そして女性では食事の乱れから女性ホルモンが乱れている人達が多いのです。
女性ホルモンの乱れは、生理不順、痛み、身体の怠さや疲労感として現れます。ですから、若くして「更年期障害」の症状に似ているのです。
女性ホルモンには二種類あり、エストロゲンとプロゲステロンがあります。
これらの女性ホルモンを生成し、分泌させているのが人の脳「視床下部」なのです。この脳部こそ欲求を司っており、食欲、性欲などに関わっているのです。
また、自律神経にも関わっており、生命維持に欠かせない重要な脳部です。
なぜ、現代人、特に女性はホルモンが乱れるかというと、無理なダイエット、ストレス、タバコの吸い過ぎ、お酒の飲み過ぎ、加工食品、インスタント類などの食事の変化(栄養)の偏りなどが原因と考えられています。
女性の生理不順は平均して28日の月経周期から、前期14日にエストロゲンホルモン分泌されます。後期の14日にはプロゲステロンホルモンが分泌され、これらのホルモンが乱れると生理不順は勿論、痛み、身体の怠さなどに繋がるのです。
エストロゲンが分泌されたときには、女性が女性らしい色気を醸し出します。
また、プロゲステロンが分泌されると子宮壁を柔らかくし、卵巣に卵子が付着しやすくするのです。
この時に受精の準備が可能になり、性行為をしたくなるのです。
これらをコントロールしているのも、視床下部の働きです。
つまり、性欲の低下は「やる気、活力などの低下でもあるのです」。
これらは脳の低下、特に視床下部の低下が予想されるのです。
女性ホルモンの乱れは、生理不順は勿論、排卵障害も引き起こすのです。
普段から生理があるのに排卵されていない事があるのです。排卵障害は6人~7人に1人と言われ、「ニセ生理」とも言われている症状なのです。
これらは不妊症などの原因にも成りかねないのです。
また、生理不順やニセ生理は先ほどのように二種類の女性ホルモンの乱れから起こるものですが、これらを確認するのには基礎体温を測ることで確認出来ます。
正常な基礎体温は、低温期約14日間、そして高温期約14日、この低温期と高温期の体温の差が0.3度以上で、低温期が20日以上続いたり、逆に高温期が20日以上続くようなら基礎体温が乱れているのです。基礎体温が0.3度未満でしたら基礎体温異常です。
これら基礎体温や女性ホルモンを整え、正常化させるためにまずは、規則的な生活に心がけ、定期的な運動と何より、食(原料)が重要になります。加工食品やインスタント類の食べ過ぎに注意し、DHA、EPA、αリノレン酸の不飽和脂肪酸を摂取することです。
DHAは魚介類に多く含まれ、EPAはナッツ類、特にクルミに多く含まれています。
また、人の嗅覚を刺激する方法は古くから知られており、ストレスの癒し効果があります。
人の嗅覚は五感のなかでも「本能的感覚」と言われ、嗅覚刺激は直接大脳辺緑系に刺激が伝わるので効果が高いのです。
人の嗅覚細胞は、切手一枚程度の大きさに約1000万個の嗅覚細胞があり、30日前後で死滅し、新陳代謝を繰り返すのです。
また、嗅覚は味覚との関わりが強く、料理が美味しいと感じるのは、料理の匂いを感じるから美味しく感じるのです。
私が嗅覚刺激で女性ホルモンのバランスを保つために推進しているのがアロマセラピー(アロマオイル)です。特にゼラニウム、クラリセージ、イランイランなどの匂いに効果があります。
出来る限り、アロマオイルは合成香料のものでなく、天然香料を選ぶようにして下さい。
規則正しい生活、食事、定期的な運動などに心がけることで基礎体温や女性ホルモンが正常化します。
そしてアロマなどの嗅覚刺激は「脳を活性化させ、正常化」させるのです。
そして、女性が生殖できるようになるのです。
つまり、五感が若くして衰え、嗅覚などの衰えはこのように女性ホルモンの乱れにも繋がっているのです。
例えば、男女の出会いを私たちは「運命の赤い糸で結ばれている」と言いますが、私たちは運命的な出会いを体験することをあの人とは赤い糸で結ばれていると表現します。
これこそがHLA遺伝子(組織適合性複合体)とも言われ、好みの男性の匂い(フェロモン)を女性は体臭によって感じるのです。これらから「赤い糸遺伝子と呼ばれています」。
男女間では、このHLA遺伝子情報(配列)が男女間で似ていると免疫情報が少ないため、生まれた子供の免疫力が弱い子供が誕生する可能性が高いので、HLA遺伝子の似ていない者同士が出会い、そして性的行為に繋がることで免疫能力の高い子供が誕生するのです。
これこそが、抱かれたい(SEXしたいと思考)するのですが、これら運命的な出会いをすると女性の方では「胸がときめいた、胸がキューンとなった」と実感するのは、女性の嗅覚に関わっているのです。胸がときめいたときこそ、その男性の体臭(フェロモン)を女性は嗅覚で感じたり、嗅覚から自律神経に左右し、胸がときめき、ドキドキしたりするのです。
嗅覚の衰えや女性ホルモンが乱れていると、これら男性の体臭(フェロモン)を感じ取れなくなるので、身体的にも精神的にも「気力も活力」も低下するのでセックスレスに陥ってしまうのです。
性能力の低下は、少子化問題にも繋がり深刻化しております。
ですから、年齢に関わらず人はセックスをすることで、繁殖目的以外に「快感」するという役割があります。
愛した人に抱かれ、肌と肌とを触れ合い「愛情」を感じるのです。
これらは赤ちゃんを抱っこ出来ない若い母親では「愛情」が希薄になっているのです。子供を抱くことで子供は親の温もり、匂いを感じ取り、そして母親は脳内でオキシトシン物質という「愛情ホルモン」が分泌され、深い愛情を感じるのです。
現在のようにセックスはスポーツ感覚のようになり、時には性癖など本能の欲求から愛情の希薄なセックスが問題でもあるのです。
女性が好みの男性に抱かれ、セックスすることで愛情と幸せを感じ、脳が快感を感じられることが重要なのです。
つまり、健康的なセックスこそ、愛情の表現なのです。
女性ホルモンを正常化することは、女性が女性らしい色気と美しさを保つ秘訣かも知れません。
男性は視覚で興奮し、女性は嗅覚で興奮し、愛し合うのです。
ここに女性のSEXと嗅覚の関わり合いがあるのです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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加齢臭の発生、早くも加齢臭が発生、30代男のニオイのワケ!

2009-04-28 00:08:19 | 感覚、五感
ワイシャツを脱いた瞬間、枕に顔を埋めた瞬間はままた衣装ケースを開けた瞬間、日常で、はたと気づく自分のニオイ、なぜか最近急に強烈になってきているような、男のニオイにについて詳しいライオン、ビューティケア研究所の尾本のさんに聞いてみました。
「世代別の体臭の傾向を探るため、何人か男性にTシャツを14時間着用してもらい、そのニオイを判定した結果。30代の男性の体臭の多くが「使い古した食用油」のようなニオイだと分かりました。この30代の男性特有ともいえるニオイは分泌された皮脂が酸化して生まれたペラルゴン酸というニオイ物質が原因です。30代は皮脂の分泌量が多いうえ多忙なため、不規則な生活や過度のストレスなど、皮脂の酸化を促す要素にさらされることが多く、このニオイを発する傾向が強いようです。
「ちなみに加齢臭は(黴びた古本)のようなニオイ、ノネナールという物質が原因、ニオイの種類も原因も異なるうえ、50歳代から発生するのが一般的です。
加齢臭ではないものの30代特有のこのニオイもなかなか厄介なよう。
「皮脂は1日中、分泌、酸化され続けており、それに伴いニオイも発生し続けるため、本人は鼻が慣れてしまい、自分ではニオイに気づきにくいことも多いようです」。
冒頭のワイシャツや枕など、自分では衣類や寝具に顔を近づけたときに、気づくニオイは実は日中もじっと発生し続けているらしい。ライオンの調査によると、男性の体臭を不快に感じたことがある女性は100%だそうとはいえ、男性は働き盛りの30代が一番格好いいと思う女性が多いというのも事実(ライオン調査)今更にモテ期に突入せんとするr25世代はニオイに対するケアが心須かも、(村上陽一)リクルートフリーペパー、R25より引用。

確かに働き盛りの30代の体臭は、ここ20年近くで大きく変化しているようだ。
私は日本人の体臭変化と呼んでいるが、欧米人に近くなってきていると提唱している。
食事の変化、極度のストレスなど、また、これらも個人差もあるのです。
日本人の体臭は欧米人に比べ、体臭は弱いといわれているが、実は30代の働き盛りが忙しすぎて体臭のケア、身体の清潔感に欠けている人たちが多いのである。
私も仕事柄、電車内で男性の人たちの体臭や髪型などを観察している。中には背広の肩にふけがたまっていたり、翌日の深酒が残って口臭の臭い人たちなど目立ちます。
これではいくらかっこうよく見えても女性はがっかりするだろう!
先ほどの文書の中で「男性の体臭を不快に思ったことがあると答えた女性が100%」と答えているが、実は、これらとは裏腹に、女性は男性のフェロンによって、心地よいニオイと、汗くさい嫌なニオイと感じる男性がいます。
これらは女性が持つ、嗅覚の敏感さにありますが、遺伝子的に男性の体臭が心地よいと感じたときに、胸がときめいたり、どきどきしたりするのです。
これらを私たちは「赤い遺伝子」と呼んでいます。
これらは、HLA遺伝子と呼ばれ、男性の体臭(フェロンモン)によって感じるのです。
例えば、HLA遺伝子配列の違いが多ければ多いほど、生まれた子供は病気に対する免疫力、抵抗力につながり、丈夫な子供に育つのです。
これらは本能的感覚であり、女性の嗅覚刺激によって感じ取ることが出来るのです。
胸キュンやどきどき感などの感覚も、自律神経に働きかけ、心拍数の上昇、血圧上昇に繋がるのでこれらときめくのです。
ですから、男性諸君も自分の体臭に気をつけ、身体などを清潔に保ち、深酒や口臭にも気遣って欲しいものです。
但し、市販用の口臭スプレーの使いすぎには注意も必要である。それは化学物質が大量に取り入れられると味覚細胞(味蕾細胞)を傷つけてしまうからです。
これからのシーズン、汗を流す機会も増えてきます。電車内で隣の席に座った女性から嫌な顔をされたことはありませんか? 思い当たる方はご自分の体臭を゜今一度チェックしてみる必要性があるかも知れません。


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駅弁が地域を活性化する!

2009-04-24 23:57:33 | 感覚
よくご当地の駅弁がテレビで紹介されると、その駅弁が人気が出て、なかには駅弁を食べたくなり、その地に足を運ぶ人も多いのです。町おこしにも一躍を担っており、地域の活性化にも繋がっているのです。
地域の食材に拘り、厳選された地元の食材、味付けが人気を呼んでいる。また、現在は環境に配慮している駅弁も多いのです。
陶器で出来た器は、鉢の形をしているもの、駅弁を食べ終わった後に鉢植えとして利用出来たり、器を着払いで受け取っている業者もあります。
私のふるさと青森県、津軽地方にもストーブ列車弁当が人気を呼んでいる。
津軽鉄道は廃止に追い込まれそうになったのです。そこで地域の住民が協力して津軽にも駅弁をと考え、ストーブ列車を宣伝に活用し、ストーブ列車弁当と名付け、話題を呼び、全国各地から観光客が津軽を訪れるようになったのです。
この津軽鉄道は、五所川原から中里までの区間で、2両編成の単線である。
地元の高齢者、学生の通学には欠かせない路線なのです。
冬場は津軽地方は、寒く閉ざされてしまう。そこで、列車にストーブを取り付け、ストーブの上には、スルメなど焼くなど情緒豊かな光景が見られる。
全国のテレビで取り上げ、車内では三味線の演奏や地元の人たちの踊りなどが披露されている。
これらを拝見しながら暖かな車内で食べる駅弁は絶品だろう。恥ずかしながら、地元で生まれ育った私が未だに食べたことがないのです。
皆様も機会がありましたら、私のふるさとの津軽鉄道に乗車され、のんびりと田園風景を眺めながら食べる駅弁を味わってみてはいかがでしょう!
例年なら、津軽鉄道の途中駅「金木町駅」太宰治の誕生の地として有名な場所に金木公園というあまり大きくないが公園があり、隠れた桜の名所となっているのです。
弘前公園の桜は有名だが、弘前より1週間ほどずれて桜が満開になるので、今年はゴールデンウィークにちょうどよいかも知れない。
私は以前テレビの取材で電車内で景色を見て食べる駅弁はなぜ美味しく感じるのかについてコメントを出したことがある。また、景色のよい場所で食べるお弁当も美味しいのはなぜという題で取材を受けている。
私たち人の味覚は感情的な要素が大きく左右し「複合感覚」という、味覚以外の嗅覚や視覚といった感覚が影響しているのです。
例えば、皆さんも嫌な上司に食事を誘われ、美味しいはずの料理が不味く感じます。よい景色を見ながら食べるお弁当や駅弁が美味しいのは、これらと全く逆のパターン、人の脳は快感や感動が大好きで、これらの感覚によって味覚なども影響を与えるのです。
人の味覚は浮き浮きしたときや快感している時には料理が美味しく感じるのです。これらは、脳の「扁桃核」という感情を司る脳部に関係しているのです。
例えば、中国の家庭では円卓という大きなテーブルを囲み、夕食などでも2時間以上もかけ食べます。
また、おしゃべりしながら、笑い楽しく食事をする習慣があるのです。
特に、香港人は、一日に5食(間食の習慣)があり、夫婦共稼ぎの家庭が多いため、奥様はあまり料理を作りません。ですから、外食やティークアウトが多いのです。
また、中国料理は食材に対する拘りなど強く、四つ足の生き物なら何でも食べるといわれているほどです。
現に、香港では日本食ブームであり、回転寿司が人気があります。
ですから、香港の回転寿司オーナーが日本の築地市場に現金1000万円以上を持ち込み、大間産の高級マグロなどを現金で仕入れているのです。購入された食材はその日に空輸され香港の人たちの口に入るのです。
我が日本では、食文化として「沈黙して食べる」「早く食べる」という風習、習慣もあります。おしゃべりして、楽しく食べるなど昔は考えられなかったのです。現在は、若い人を中心に楽しそうに食事をしている人たちをみかけるようになったが、私は日本の文化は貧しいと提唱している。海外から豊かな食材が輸入され、食べ残しで4割近くも廃棄される日本の食事事情。
若い人たちを中心に食のファーストフード化が加速的に進んでいる。
社内でも、社員食堂があるところならよいが、ない所では、コンビニ弁当、カップラーメン、マクドナルドなど簡単な昼食で済ましてしまう傾向がつよいのである。
これらは、身体的な影響だけでなく、味覚が発達せず。味覚が刺激されません。人は美味しい料理を食べ、味わうことで脳が快感し、活性化するのです。
味覚が刺激されず、発達できないとこの快感に繋がらないのです。
ですから、常に脳にエネルギー(栄養素)が不足し、そして酸素も十分に運ばれないのです。
これらの状態を改善するために、私どもは全国の皆様に「食育」「箸育」を推進しているのです。
現在の子供たちの食生活は決して豊かなものだとは言えません。確かに好きなとき、好きな量だけ、好きな料理だけ食べる子供たち、幼い頃から味覚が刺激されず、発達も出来ません。私どもとテレビ局の調査では、全国の小学生の半数以上が味覚障害の疑いがあります。
若者たちでも、焼きそばにソースをたっぷりかけ、マヨネーズもたっぷりかける。濃い味しか分からず、カロリーオーバー気味の食事を毎日のようにしているのです。身体だけでなく、精神的にも味覚障害は影響を与えるのです。
脳の栄養素不足は、記憶力の低下、集中力の低下などを招き、若くして脳が衰えている状態になるのです。
ですから、家庭でも、会社内でも食事と味覚の重要性を理解していただき、これからのシーズン、あちらこちらに旅をする機会も増えます。
ご当地駅弁を食べて、脳が喜び快感出来れば幸です。

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グルメ大国香港!

2009-04-24 00:11:27 | 感覚、五感
私は香港に3度ばかり行っているが、何時行ってもエキゾチックな都市である。何より食べ物に対する国民の食欲の拘りがあり、パワーすら感じるのです。
例えば、食することを好み、1日5食をとる人も多い(間食の習慣がある)。
価格には厳しいが、本当に良い物、美味しい食事には出費を惜しまない。
試食、試飲などやつまみ食いが好きで(目新しい食品への興味が高い)など日本人以上である。
また、香港では夫婦共稼ぎの家庭が多く、料理をあまりしない、だから外食、ティクアウトが多いのです。何か祝い事があるごとに円卓を囲んで家族で外食をするのです。
それも2時間以上かけて、食事を楽しみ、笑いながら、会話を楽しみ、味わって食べるのです。
私も中華が好きで食べるが、香港で食べる中華料理は、日本のどの高級中華レストランで食べるより美味しく感じてしまうのです。
なにより、その価格の安さ、日本の3/1程度の値段で高級中華を食べられるのです。
それこそ、私の五感、味覚はフルパワーで感じ、感動するのです。
最近、香港では日本食ブームで、特にお寿司が人気であり、香港でも健康志向から日本食ブームに成っている。
回転寿司店なども多く出店しており、アベックや家族連れで満席状態である。
私のブログでも紹介したが、築地市場で異変が起こっている。大間産の高級マグロが香港のバイアーによって一匹ごと購入され、時には1千500万円もの現金を持って、仕入れに来ているのです。
これら仕入れた高級魚はすぐに香港に空輸で運ばれ、次の日には回転寿司屋には並ぶのです。
これらから、香港は日本の農水産物の輸出生産1位になっているのです。
また、インスタントラーメンや各種調味料、菓子類も大変人気があるのです。
私が香港に出掛けて、香港の人達の味覚について調査したことがあるが、魚貝類を中心に食べ、肉類も好んで食べている。1日間食も含め5食も食べているのに、メタボの体型の人達が少ないのに驚くのです。それは、香港の人達はよく食べもするが、よく動き働く、運動をしているのです。
やはり、香港では食事は味覚の鍛練だけでなく、人とのコミュニケーションの場でもあり、食べることが健康維持、活力維持に繋がっているのです。
ですから、香港では食に関する規制が日本以上に厳しいのです。
例えば香港では関税はありませんが、物品税が酒類、タバコ、石油類、メチルアルコールの品目に限って適用されている。
肉類、乳製品、水産物の輸入には法的規制や事前手続きが必要です。
私が特に注目しているのは、食品添加物に関する規制である。
日本国内では様々な食品に使用されている物の中で香港への輸入が禁止されている物があります。人工甘味料は「食品甘味料規制」によって規制されております。規制によると「ステビア」及び「甘草(かんぞう)」を含む食品は香港への輸入が禁止されている。
「クチナシ色素」「紅花色素」も香港での使用が認められません。
このように私は以前から日本での人工甘味料の規制の曖昧さを指摘し、人工甘味料の摂取が、人の味覚(味蕾細胞)の新陳代謝を悪化させ、また脳へのエネルギー、ブドウ糖などの不足から脳活動などへの影響などを提唱しておりますが、科学的データ、根拠に欠けると言うことから日本政府は私達の警告を認めたがらないのです。
人工甘味料の「世界基準、世界規制」に合わせた取り組みが必要です。
やはり、私達も香港の人達を見習い、ゆっくり食事を楽しみ、味わい、笑顔で会話し、食事自体を楽しむ習慣を身につければ、五感、味覚も発達し、健康面、精神面でも健康になれるのです。
そうすれば、子供の頃から五感、味覚の発達を促し、脳の快感に繋がり、脳が活性化するのです。



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インターネット企業広報の活用!

2009-04-23 00:00:16 | 感覚
クロスメディア・コミュニケーションズ(株)、代表取締役雨宮和弘。
広報をプロフィットセンターに。
ビジネスの現場では、ICT(情報通信教育)化もあり、業務革新はこの20年間で非常に進んできたが、間接部門、特に人事、総務、広報はあまり変革されていない。これらプロフィットセンターではなくコストセンターと見られている。
しかし、広報だけでないが、間接部門はプロフィットセンターとして変わるべきだと思う。
ウェーブサイトをリニューアルしようとしても「既に立派なウェーブサイトがあるじゃないか、無駄なことはやめろ」と言われてしまう。
1994年夏過ぎから、インターネットの商用利用が始まり、企業が使い始めたのが1995年の春頃、それから14年経っているが、最初の10年ほどは、いわゆる新聞、テレビ、ラジオなどと同様のコミュニケーション媒体が一つ増えたという感覚だった。それらが相関して繋がるという機会はなかった。それが2004年ぐらいから変わり始めた。ブログやSNS(ソーシャル・ネット・ワーキング・サービス)などユーザーサイドがツールやメディアを持ち始め、メディアも一般の人も直接対応を求めるようになってきた。
情報伝達のスピードや影響力が高まってその受け皿がウェーブだけでも分かるかというと、この3、4年間で大きく変化している。
情報が対応しなければならないという意識はある。しかし、目的がはっきりしないため、ウェーブサイトをどう考えていけばいいのか、明確ではない。
なぜこのような状況になったかというと、商用利用体制がスタートしたときに広報は置いてきぼりになってしまったからだ。ウェーブを最初にビジネスにしようと考えたのは広報代理店だ。広報より宣伝広報部の方が予算規模が大きいため、新聞、テレビ、ラジオに加えてウェーブも宣伝部主導で立ち上げた企業も多い。経済広報誌、2009年4月号より抜粋引用。
印象に残る数字、クラクソ・スミスクライン。
クラクソ・スミスクラインという英国の製薬メーカーのケースだが、情報関係の仕方がうまい。人の印象に残る伝え方として数字を使っている。
例えば、研究開発投資に3000億ポンド以上かけるとか、1種類の薬を市場に出すため、何回の試験をやるといった数字が書いてある。数字は印象に残るので何だろうと寄り道をして見たくなることをプレスリリースのページの研究開発のページなど、色々なところに滞留させておく、移ろいやすい人間の興味をうまく捉えている。ちょっとしたことで興味を持ち、寄り道をして、気づいたら、その会社のことをよく理解していたというになる。
以前、今年の2月12日(木)、千代田区丸の内国際ビルB2、ABCクッキングにおいて、主催クラクソ・スミスクライン、コンタック総合研究所、総合プロデュース、エーデルマン・ジャパン、監修五感教育研究所、出演、主席研究員、荒木行彦でマスコミ各社(約20社)を招き、「花粉症と嗅覚の関わり」に関する実験イベントを開催した。これらの様子はインターネット発信され、話題も呼んだのである。
また、クラクソ・スミスクライン、コンタック総合研究所では、花粉症によって失う生産性の損失を1時間6000円程度と算出して話題になった。
このように具体的な数字などインパクトもあり、人の脳に記憶、印象として残りやすいのです。如何に人の脳に記憶させ、印象に残させるかが広報、宣伝の目的なのです。
これらから、現在は日本の多くの企業でテレビコマーシャルからインターネット発信、ウェーブ発信、メルマガなどの発信が多くなっている。
私共、五感教育研究所でも、ブログを開設し、毎日のように更新している。
訪問者にはマスコミ関係、専門家、一般の方々など毎日1000人を超える閲覧が確認されております。
これらの関係から、私がマスコミ等の取材、テレビ出演なども増加したのです。
先ほど紹介しました。クラクソ・スミスクラインはエーデルマン・ジャパンというPR会社との取り組みによって宣伝媒体をうまく活用している有力企業でもあるのです。
クラクソ・スミスクラインは、人の五感、感覚、脳も理解しており、宣伝媒体を如何に記憶、印象づけるかということを理解している数少ない企業でもある。
だから、私共が監修したのです。
このようにインターネット発信などメディア媒体を活用し、その企業の広報、宣伝広報部の担当の方々は頭を悩ましていると思うが、やはり、人の五感を刺激、脳に印象を与える(記憶)させる。宣伝媒体が今後ともその企業のイメージ、
商品イメージをよくするのです。
以前に、大手の自動車会社に「人の五感」を重視した車造りをご提案し、
テレビCMの中で「車の五感」と題して、話題になったのも私の監修である。
今後とも、私共、宣伝媒体、企業のイメージアップのために人の五感(感覚)と脳を刺激し、記憶させる(印象づける)方法をご提案差し上げます。


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新しい経済学の勃興(ぼっこう)

2009-04-21 00:00:18 | 感覚
近年、行動経済学や実験経済学、神経経済学など実験やアンケートを用いて人間行動に関する仮説を立て、その上に経済理論を確立する。
新しい分野の研究が盛んになりつつある。行動経済学は、主流派経済学における利己的、合理的、個人の仮定を見直し人間の不合理性が社会性、あるいは感情の影響を理論化することを試みている。
人間はどんなときに幸福に関する調査も進められている。
行動神経学の研究成果は、資産市場や労働市場における、いくつかの問題に対して、有効な政策提言を示しつつある。例えば米国の住宅価格指数の開発者、ロバート・シラーは、行動経済学の研究成果にもとづいて、いち早くITバブルの崩壊を予測し、また住宅バブルの危険性に警告を与えた「ソウルフルな経済学」(2008年)著者、ダイアン・コイルが述べるように「人間の顔をした経済政策の機は熟している」。
20世紀末の社会主義経済の崩壊によって市場経済だけが利用可能な経済システムであることが明らかとなった。だが私たちは次の段階として、市場経済を感情、幸福、モラルといった人間の心の視点から捉えたその視点に変えていかなければならない「道徳感情論」の出版から250年たった今、私たちは経済学の始視ミスを課した問題に真正面から取り組もうとしている。厳しい経済状況が続くなか希望を捨てることなく、目の前の諸問題に立ち向かっていくべきである。朝日新聞ブローブ、先読み世界経済、室田卓生、大阪大学大学院教授、文引用。
私も一部ではあるが、ビジネスに人間行動学(感覚生理学)研究からビジネスに応用し、その企業の活力の向上、社員の活力、知力アップのための社員研修などのプログラムを作成し、指導している。
つまり、人の能力を最大限に活かし創造性や分析力、人の五感からの応用で個人の能力スキルアップなどに繋がるという考え方です。
ビジネスだけでなく、スポーツ界でも応用が出来る「勝てる脳(感覚)」である。
ビジネスでもスポーツでもプロの世界では厳しい環境があり、体力だけでは乗り切れない、効率よく動き競い合うという考え方から、自己の脳の潜在的能力を効率よく引き出すことが目的である。
私共はこれら人間行動学(感覚生理学)における、ビジネス、スポーツでの五感刺激方によって、人の脳の潜在的能力を引き出し、自己のスキルアップ、能力アップに繋げるという方法論を私共は指導致します。
このように経済にスポーツにと人の五感(感覚)、脳の活用法は注目もされており、新たな取り組みとして多くの団体、企業でも採用するように成ってきた。
今後とも、私共は人間行動学(感覚生理学)の応用を指導して参ります。

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ヒトの五感の意味するところ!

2009-04-20 00:02:10 | 感覚、五感
私達ヒトの五感はご存じのように、視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚の五つの感覚がありますが、これらを総称して「五感」と呼んでおります。英語ではファイブセンシーズ「five senses」ですが、外国では五感というよりも、感覚と捉え、五つの感覚と各感覚器官を総称して「感覚」なのです。
五感は仏教用語ともいわれ、日本独特の感覚を言います。
ここでは、五感の歴史、起原については敢えて説明を控えるが、なぜ、ヒトの五感がバランスよく備わっているのかここで私の仮説も含め説明致します。
生物界では、人間以上に感覚の鋭い生き物は多いが、例えば鷲、鷹類などの野鳥では何十メートルも上空からハタネズミなどの小動物の体臭、匂いを嗅ぎ分け、視覚で見えると言われている。視覚は何と人間の8倍の感度が有ると言われております。丁度8倍の双眼鏡で見ているのと同じ事です。
私共が生き物達の五感、感覚の鋭さについての調査や研究は、神経細胞などの数、密集など、解剖学的な見地から調査、研究を行います。
例えば、イヌは嗅覚に優れている生き物ですが、ヒトの嗅覚細胞、1000万個に対して、イヌのシェーパードは2億2500万個という、人間より圧倒的な嗅覚細胞が備わっているのです。
私が以前、カラスの死骸を解剖したときに、カラスの頭脳(脳細胞)や視神経などの数、密集度を調べたことがある。
身体の大きさの割には、脳細胞(ニューロン)はどの野鳥より、遙かに優れており、脳細胞が密集している状態である。
この密度は、ニホンザルより学習能力など高いと予想されるのです。
また、カラスは視神経も発達しており、聴覚細胞も密集していることから視覚と聴覚が優れている。但し、味覚に関しては可成り曖昧で、脂身などの旨味を感じる程度だと予想される。
私が以前、カラスの学習能力の高さを実証するために、大学院の研究グループと幼稚園児5歳~6歳時に協力して貰い、学習能力に限っては人間の6歳から7歳児程度の知能があったのです。
また、聴覚も優れており、他の野鳥と違い、鳴き声も30種類程度有り、鳴き方を変えることで、社会性を持ったコュニケーションを鳴き声の変化によって行っていたのです。
また野鳥の中でも「遊び」をする鳥でもある。以前に私がアルミの滑り台でカラスが滑り台を滑り、遊んでいたのを確認したことがある。
そのカラスをじっくり観察していたら、3度繰り返し滑っていたのです。
羽ばたきながら、喜んでいたと私は確認した。
では、私達ヒトは、特に視覚優位の生き物で巨大化した脳に伴い、五感がバランスよく発達したのである。
私達ヒトの五感のうちでも視覚からの情報を脳に80%も送っている。
そして認知している。
私達ヒトの五感は脳の巨大化に伴い、発達してきたが、これらには大きな理由がある。私達の先祖20万年前頃に出現した。原始人の生き残り「ホモ・サピエンス」は天敵の獣から「身を守る」ため、危険回避能力を高めるために私達ヒトの五感が発達し、敏感に感じるように身体防衛機能が働くのです。
ところが現代社会は、便利な道具に依存している傾向から、自己の五感が衰え、退化している。同様に危険回避能力も低下しているのです。
これら身体防衛能力の低下は、時には「命に関わる問題でもあります」。
例えば、現代人の多くの人達がガス漏れや危険臭、危険な音、匂いに鈍感で気づかないため、自己に迫る危険を感じにくい、感じられないなど「現代人の五感が危ないと」と私は提唱している。
五感が鋭くなることは、危険回避能力が高まるだけでなく、色々な回避能力に繋がるのです。また、集中力、洞察力なども向上するのです。
ですから、ヒトの五感は自分の命を守る重要な感覚器官でもあるのです。
本能的な感覚でもあるので、ですから生きる能力、活力として五感を鍛練する重要がここにあるのです。


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薬剤師不足!

2009-04-18 00:05:47 | 感覚
「薬剤師」不足を理由にスタートした「登録販売員」とは?
改正薬事法のポイントとなるのは「登録販売者制度」の新設だ。1998年の厚生労働省局長通達以降、法的根拠が曖昧なまま、ドラッグストアの薬品販売には薬剤師の常駐が半ば義務付けられた。それまでは拠点ごとに1人の管理薬剤師がいれば店舗運営は可能だった。しかし薬剤師常駐という方針転換で薬剤師を確保しきれなかったドラッグストアは一気に窮地に追い込まれた。
医学者の見解では、薬剤師の有資格は全国で約25万人、新規出店を含めドラッグストアに配置するには十分という判断があった。しかし、薬剤師は女性が多く、結婚し家庭に入れば、その大部分がスリーピング資格となってしまう。しかし厚労省はその実態を把握しきれていなかったのである。この決定的な認識不足によりドラッグストアの新規出店及び長時間営業は、大きく規制されることになる。
この現状に危機感を募らせていた、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、厚労省に働きかけたこともあり、2004年5月には同省主催の医薬品販売制度改正検討部会が立ち上げられた。そして5年後の今年6月1日、ようやく改正薬事法の施行にこぎつけた。
改正薬事法では、一般用薬事法(OTC)をリスクの高い順に第一種、第二種、第三種に分け、リスクの高い第一種に関して薬剤師による対面販売、第二種、第三種に関しては、新たな創設された登録販売者による販売が可能になった。
登録販売者は、薬剤師に比べて手当を低く抑えられることから店舗に常駐させることも可能で、第二種、第三種の販売は長時間にわたり可能になる。
全国で昨年実施された試験により約4万1千人の登録販売者が誕生した。
ドラッグストア各社は、多くの社員に登録販売者の資格取得を推奨していることから毎年、数万人単位の登録販売者が出現する。しかし、その一方で参入障壁が低くなったことで、コンビニ、スーパー、ホームセンター家電量販店などの異業種も続々と参入を表明、競争の激化は避けられないだろう。競争激化の行き着く先は価格の競争だ。業界再編の呼び水となることは確実で、薬剤師はもちろん、登録販売者を確保できないチェーン店の淘汰は確実に進む。
さらに、改正直前の今になって勃発したネットによる医薬品販売規制の是非を巡る論議も直地点を見いだせないまま紛糾が続いている。
2月16日、薬事法を前に厚労省は省令を配布。第一種、第二種のネット販売を規制する対面にする販売できなければ、安全性は担保されないと主張し替成するドラッグチェーン、日本薬剤師会に対して、ネット販売者はこれらに猛反発、撤回を主張する。それぞれの言い分には、もっともな点も多く監督官庁である厚労省にとっては頭の痛いところだ。経済界4月21日号より抜粋引用。
私も以前薬学部に関わって居たこともあることから今回、この話題を取り上げたのだが、薬学部が4年制から6年制に変更になり、また、2010年までに文部科学省に薬学部の大学の登録している数は78校であり、中には専門学校から大学の認可など多くなっているのでこれだけの数に成っているのです。
薬剤師不足は心配ないように思われるが、実際はそうでないのです。
特に薬剤師は国家試験であるため、年々合格率が低下し、深刻な問題になっているのです。逆に登録販売員が多くなり、薬剤師の質の低下も招き兼ねないのです。
特に病院での薬剤師、製薬会社での製薬研究者など極端に不足しているのです。
大学(薬学部)は生徒を集めるのに必死で、大学の数だけ増えても薬剤師を目指そうとする若い人達(生徒)が少ないのである。
やはり、大学側もレベルの高い授業、教育の実施など改革も必要である。また、日本政府(文科省、厚労省)の新たな取り組み、改革も必要と考えている。
私共も、近年中に東京都内、臨海地区に大学の構想をしているが、私共はこれらを鑑み、医療系の大学の設立を目指しますが、授業はオール英語で行い、薬学部も西洋医学、東洋医学を融合させ、漢方の研究などを取り上げ、取り組む予定である。生徒も留学生など海外からも集め、日本トップレベルの授業、大学を目指します。全ては、学生さん達のため、将来の就職に有利になるように支援し上げたいのです。一生懸命頑張って、努力した人達が報われる大学、社会でなければ経済の発展も繁栄もあり得ない。何より本人の為にならないということである。
私共は若い力、能力に期待し、支援、援助をして参ります。




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大学生の関心事(自動車)

2009-04-16 23:58:50 | 感覚
自工会調査、日本自動車工業会がまとめた2008年度の自家用車市場動向調査で現役大学生に興味がある製品やサービスを聞いたところ、こんな結果が出た。若者の間で進んでいるクルマ離れを裏付ける内容で自動車業界は打開策を練る必要に迫られている。
34の製品、サービスの中から興味がある項目を大学生に尋ねると、1位はパソコン62・1%を占め以下ファッション、携帯音楽プレーヤー、通信機器と続き、自動車は17位で22・8%、15位は語学、資格試験、16位は化粧、エステだった。また、20~30歳代と40~50歳代にも大学時代のことを聞いたところ、自動車はそれぞれ、10位と7位、年齢が下がるごとに自動車への興味が薄れている傾向がある。時事通信社引用。
私が20歳代の頃は「独身貴族」といわれ頃であり、贅沢三昧をしていた頃でもある。例えば洋服代に年間80万円以上をかけたり、中古ではあるがBMWを乗り回したりと可成り派手な生活だった。
当時は高級車、それも外車、特にヨーロッパ車を乗り回しているとそれだけでステータスがあり、女性にももてた時代でもある。
だから見栄を張ってまでも、謝金をしてまでも高級を乗り回していた人は私だけではないと思われる。
だから、国内や海外の自動車会社が儲かった時代でもあるのです。
トヨタ自動車のテレビコマーシャルに「何時かはクラウン」というキャッチフレーズが流行した時代でもあるように、車はその人のステータスシンボルだったのです。
ところが、現在はこれだけ不景気で、失業者も多くなっている現在、マスコミも競って未曾有の100年に一度の不景気とコメントしている。
これらの状況から見栄を張ってまで高級車を乗り回している時代ではない。
逆にハイブリットカーや電気自動車などエコカーを乗ることがステータスであり、スマートなのである。
現在の独身者の多くは無駄遣いをせず、堅実的な生活ぶりである。
日本では、以前のように高級車、高額なランニングコストを払ってでも車を乗りたかったのである。
現在は、車両保険、自動車保険、車検、駐車場と金銭的な出費が多すぎるのも実は、車の売れないところでもある。また、免許所得者数も急激に激変している現状から、若い人達には車は魅力なく、少しぐらい環境よいから、格好いいからでは車は売れない、私のような50歳代、40歳代の車世代でも、車検ごとに新車に乗り換える余力もなければ、エコカーに替え買いたいとして謝金までしたくないのが現状だと思われる。日本政府も自動車保険、車検制度の見直し、車検料金の削減などの政策や取り組みも急務であると指摘している。
幾らエコカーが購入時に保険や税金が無料になってもその後のランニングコストが日本では高すぎるのです。これらから若い人達には欲しくても買えない。レンタカーでも良いという人達も多いのです。
私は以前大手自動車会社へ「人の五感を刺激する車造り」が重要であると提唱し、五感に拘ることが車の真価を高めると指摘したことがある。
新型車のテレビCMに私のコメントが流れたが、好評だった。
2年前だからまだ車は売れていた時だから、良かったが実はこの頃から日本車が売れない前兆が有ったのです。
それは、新車種に目新しさがなく、今のようにエコカーにもあまり力を入れていなかった反省から2008年の急激なガソリン価格の高騰に慌てて、日本の自動車メーカーもエコカー取り組んだのである。
特にエコカーに取り組みが遅れたメーカーは急激な売り上げ減と各地の工場閉鎖が相次いだ。
やはり、私が指摘するのは、人の五感を刺激し、脳が感動(快感)する。人の感覚に訴えるような意識するような車造りでないと日本の車は売れない。現に、ハイブリットの低価格車が売れているのも、燃費がよい。車両保険や税金が免税されるなど優遇措置によるものです。これらは人の脳(感覚)が喜び、欲しいと願うからです。価値観のある。購入して良かったと思う車でないと現在は売れないのである。
また、今後、ハイブリット車を売り込むのには、ただ、ハイブリットだけでもいけない。加速も勿論、ハンドリングや乗り心地、内装の高級感、独創性、スタイルの良さなど、ユーザーの思考は止まることなく、欲求してくる。これらに答えられる。開発能力、社員の意識改革がある自動車メーカーだけがこの未曾有の不景気を乗り越え、数年後には世界を席巻できるのです。
それだけ、逆にビジネスチャンスであり、この難局を乗り越え、自動車メーカーが生き残り、淘汰されるだろう。
まだまだ日本の自動車メーカーは底力を持っており、世界の各地で走り回る自動車の多くが日本車になるということも夢ではないと私は確信している。
今後とも私共は日本の自動車メーカーを支援し、何時でもアイデア、監修、ご提案をして参ります。
コメント (1)
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日本テレビ「所さんの目がテン」(金)より、

2009-04-16 00:33:20 | 感覚
4月11日(土)の16:30~17:00放送の中で金ついてのテーマで今回は色々な実験を行い、金に対しての知識を高める番組内容になっております。
以前、私はお弁当など良い景色を見て食べるお弁当が美味しく感じるかについて、コメントを出したことがあるが、今回の番組で面白い実験を行っていたのでご紹介します。
番組の中で銅、銀、金の皿を用意し、20歳代の男性3名、20歳代の女性3名、子供3名にカレーをそれぞれの皿で食べた貰う実験、これらの実験の結果で分かったことは銀の皿(器)で食べた方が数多く食べられるという結果です。
また、街頭で銅、銀、金の皿にカレーの写真を見せて美味しそうと感じるのはという実験でも圧倒的に銀の皿にのせられたカレーが美味しそうと答えたのです。これは人の視覚と味覚の関わりなのだが、以前に私共の実験で色々な皿の色の器を用意し、その上に同じ料理をのせて美味しそうに見える。食べたいと思う色を尋ねたら、多くの場合は白い皿、薄い色の皿を選んだのである。
中でもブルー系の色の皿は冷たそうとか、不味そうと答えたのです。
このように私たちの感覚、五感は心理的な感情や認知によって変化します。
特に味覚に関する感覚は、見た目も重要なのです。これらが視覚と味覚の関係です。
今回の所さんの目がテンでも同様に金の皿で料理を食べると一見豪華に見える器も実は、料理が不味く見え、心理学的に食欲が涌きにくい色なのです。
また、料理が映えない色でもあるのです。その点銀の器は料理が映える色なのでレストランでも採用されているものです。
これらを私共は「複合感覚」人間のカラー心理学と呼んでいますが、その場の雰囲気、カラーなどによって私たちの感覚が左右される。影響されるということです。
以前に良い景色を見て食べるお弁当と、普通の場所で食べるお弁当が同じ味、同じ料理でも違って感じるのは私たちの脳が感情的に関わっているからです。
また、人の味覚は嗅覚刺激が深く関わっており、視覚も勿論、人の五感を総動員する工夫によって料理の味が変わって来るということの証明です。
私共はレストラン関係者、飲食関係者に複合感覚、五感刺激によって料理が旨く感じ、雰囲気の良い店舗造りこそ流行る店と提唱しております。
料理だけでなく、人の視覚はカラーなどによっても変化、影響します。これらカラー心理学を応用したビジネスも盛んであり、私共もビジネスパーソンと題して、パーソナルカラーを応用し、センスアップ、アンチエイジングの取り組み、社員の活力アップの手段、創造性の向上や社員のメンタルヘルス対策などにも、五感療法を活用し、カラー心理学、嗅覚刺激などから脳の癒し、精神的安定などの指導もしております。
このように私たち人の五感から色々なビジネス展開、人の五感の重要性がご理解頂けたと思いますが、今後、私共研究所は、人五感研究から、人の心理、経済、スポーツへの応用など提唱し続けます。


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臆病の哲学!

2009-04-15 00:00:56 | 感覚
臆病と書くとマイナスイメージがあるが、重要な要素でもあるのです。例えばプロスポーツ選手、特に命がけのカーレーサーなどの競技選手で好成績を残している人達の多くは臆病な人達が多いのです。
人は臆病になることで、脳が冷静に判断し、慎重に行動がとれるのです。
逆に臆病でなく、自信満々で積極的に行動すると、カーレーサーだと運転ミスからクラッシュや大事故に繋がり時には命を落とすこともあるのです。
私はマリナーズのイチロー選手も限りなく臆病なベースボールプレーヤーであると思っている。だからプレー中に冷静に判断し、好プレーに繋がっているのだと予想されるのです。
現に今回のWBCで二度目の世界一に成ったのだが、イチロー選手は絶不調だったのです。その証拠にWBCが終了後胃潰瘍の診断が下されたのです。
逆にいうとイチロー選手という人はそれだけ責任感の強い人間であり、野球に取り組む姿勢の現れでもあるのです。
私もスポーツ競技選手だったので団体スポーツのチームワークなどの重要性など理解できる。また、多くの人前で講演や講義をすると今でも緊張し、臆病になる。大胆な性格だと一見思われがちだが、臆病な方が話しも講演も上手く行くことが多い。
これらは脳の思考性に関わっており、人が臆病になると逆に危険回避能力など、人の五感が鋭く働くのです。
例えば、怯えたイヌが歯を剥き出しにして威嚇するのは、これら臆病に成っているから、イヌの本能(感覚)も鋭くなっているのです。
先ほど紹介したカーレーサー、カリスマ的存在の星野氏が雑誌の対談で私は臆病だから必死になって闘っていると語っていたことを今回のブログの題材にしたのです。臆病だからそれを隠すため、常に必死になって努力し、全力で取り組む姿勢になれるのです。
これら私が提唱する「臆病の哲学」がここにあるのです。
また、私の考えるところでは「強い人間」こそ、意識も志も高く持っている人が多いが、実は臆病な人達でもあるのです。
人はすぐにあの人は臆病だと言うが、弱虫、尻込みなどと連想するが実は真の強い人で哲学を持った人達が多いのです。
特に男性は幼い頃から競い合い、よく喧嘩もする。臆病は気が弱いとは違う、例えば男性同士の喧嘩をして、よく大声で叫ぶ人が居るがこれらも人間心理として臆病の現れ(恐怖)の思考から来ているのです。
逆に無言ですぐに切れやすい人達が危ないのです。何を考えているか分からずすぐに異常行動を起こす人の方が怖いのです。
人間も生物の一種であるから、人間行動学的に臆病である方が人とのコミュニケーションも取りやすく、脳で冷静な判断、正しい判断が出来、何より慎重な行動が出来るのです。
但し、あまりに臆病になると逆に冷静な判断、正しい判断、慎重になれないことが有るのです。
これらは人の脳の柔軟性も必要だからです。人は時に強気で、時に弱気になり、臆病になるのです。
人の脳は弱い者には強く、強い者には強いという特徴もあり、これらから上下関係、上司、部下の関係などの人間関係が生まれるのです。
これら人間関係を上手くこなすためにも臆病の勧めである。強気の性格で上司に時には、逆らい、時には弱気になり素直になって上司の話を聞き、支援、サポートすることでその人の信頼性、責任感など評価されるのです。
ビジネスの応用だけでなく、スポーツ界でも応用ができる臆病の勧めである。
特に命に関わる仕事に携わっている人達や危険な業種に携わっている人達には臆病は人の五感を敏感にさせ「危険回避能力」を向上させる働きがあるので、自己や他人の命を守るためにも必要な感覚なのです。
今後とも私共は危険回避能力を高める方法や感覚の重要性を提唱致します。



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ピロリ菌+喫煙、胃ガンリスク11倍に!

2009-04-14 00:00:13 | 感覚
九大グループ、福岡で1000人長期追跡調査。
胃の粘膜に細菌ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)がいると、胃ガンになるリスクが高まる。特にタバコを吸っていると、そのリスクが跳ね上がることが、九州大学グループによる福岡県久山町の住民の長期追跡調査でわかった。
ピロリ菌感染がなく、喫煙もしない人と比べると、胃ガンリスクは11倍になるという。
88年に健康状態や生活習慣を調べた40歳以上の男性約1千人のその後を02年まで追跡した。全体の半数が喫煙者で、77%にピロリ菌がいた。
調査期間中に胃ガンになった確認されたのは68人で、内訳ピロリ菌感染、喫煙者が411人中37人、ピロリ菌感染、非喫煙者が121人中6人、ピロリ菌非感染、非喫煙者が126人中1人だった。
塩分摂取量の多少や胃腸の潰瘍にかかった経験の有無、年齢など、胃ガンま発症に関係しそうな要素の影響を除いて、胃ガンのリスクを計算すると、ピロリ菌感染者は非感染者の2.7倍。喫煙者は喫煙者の1.8倍だった。
さらにピロリ菌感染と喫煙の有無で四つのグループに分けて検討すると、最もリスクの低い「ピロリ菌非感染で、タバコも吸わない」人に比べ、非感染者の喫煙者は5.8倍、喫煙しない感染者は6.9倍。感染と喫煙が重なると11.4倍だった。
ピロリ菌で胃が傷むのに加え、タバコの発ガン物質にさらされる影響が大きいらしい。
日本では40代以上の男性の7割、女性の6割ほどがピロリ菌に感染しているといわれ、年間約10万人が新たに胃ガンと診断されているが、公的な医療機関保険が使えるのは胃潰瘍などの患者に限られている。
研究の中心になった清原裕教授は「除菌は胃ガン予防の大きな手段だが、ピロリ菌だけが胃ガンを起こすわけではない。除菌をする人にはまず禁煙が必要だ」といっている。(田村賢二)、朝日新聞、4月6日(月)引用。

私が4月12日(日)に仕事が終了し、東京駅から、総武快速線に乗って、帰宅途中、新小岩駅で電車が停車し、隣の車両で人が倒れていると乗客が叫び、私は急いで乗客の救助にあたった。40歳代前半の男性のようだが,意識はあっても朦朧として,昏睡に入る一歩手前の状態である。顔色は青ざめ,口から少し吐血しており,私は問いかけながら,頭は痛くないか,どこか痛くないかを問いかけ,近くの乗客に駅員と担架の用意と,救急車を依頼させ,すぐに駅員とその男性を担架に乗せて,救急車の到着を待ったのです。その間,電車も3分遅れぐらいで済んだのである。
どうやら,脳卒中ではなく,吐血,冷や汗などから潰瘍性吐血の可能性も
あるので,駅員に告げ,救急隊員に伝えてもらうようにした。
このように,30歳代から40歳代の男性にも,現在胃潰瘍,過敏性腸症候群など,ストレスやたばこの吸い過ぎなどが原因で多くの人たちが疾患している可能性もあるのです。
普段から,タバコの吸い過ぎやストレスをためない,乳製品を摂取して胃や腸内バランスを整えるなどの予防も必要です。
潰瘍性の吐血は酷い場合は,洗面器に半分以上血を吐くこともあり,危険な場合もあります。また,前兆に気付かず,そのままほっと置くと急激に吐血や
急激な胃の痛みなどに見舞われます。
ですから,これらピロリ菌,潰瘍性など胃や腸は定期的に検査し,医師に相談され,内臓の健康に心がけましょう。
今後とも,皆様の健康に関する話題を紹介して参ります。


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声美人!

2009-04-13 00:00:02 | 感覚
取引先に電話をかけたとき、取り次いでくれた女性の声がやたらセクシーな人で、なんだかドキドキしてしまった経験ってありません?
顔も見えない相手なのに、すごい美人を想像したり、同じように、男から見た女性の印象ってその人の「声」によっても結構変わるもの個人的には、容姿は特別綺麗じゃなくても声が好みだったらかわいさ5割り増しってくらい重要ポイントですが、声の影響ってどうして大きいの?
「人間が五感で物事を確認する際に大きな役割を占めるのは視覚と聴覚です。中でも聴覚には無意識下の深層心理に影響しやすいという特性があるんです」。と語るのは、声とBGMの専門家として活動する音環境コンサルタントの斉藤氏「例えばグラビアアイドルを見るときは顔かたちやファッションなどの細かなところまで目をやって、好みかどうかを意識的に判断しますよね。しかし、感じのいいBGMが耳に入ると自然にリラックスした気分になるように、声による聴覚への刺激は、この理由を自分で意識する前に、快、不快をダイレクトに感じるものなのです」。
とはいえ、ハスキーな声が好きな人もいれば、アニメ声に萌える人もいる。聞いていて、心地よい声って一体どんな声なの?「個人差はありますが、一般的に男性が魅力的だと感じやすい女性の声は少し高めの柔らかい声です。また、女性は排卵期に入ると無意識に声が高くなるというデータもありますが、年齢を重ねると女性の声は低くなるため、高い声は若さをアピールする効果もある。
いわば女性らしい高い声は男性の本能に働きかけるような効果があるんです。
逆に女性の場合は男性の低い声がもつ、力強さに魅力を感じる傾向があります。
なるほど、でも最近はむしろ力強い女性が好みな男性も多いそう、時代と共に声に対する好みも変わっていったりするのかも知れません。(呉琢磨)、リクルートR25より引用。
確かに人の聴覚は個人差、男女差、年齢差、また、体験記憶などによって違いがあります。
私たち中年以降の男性に好まれる女性の声はセクシーボイス(甘えるような声)に男心がそそられるのです。
例えば女性歌手の中でも歌が上手いのに歌声(ボイス)によって感じ方も違っています。私が女性歌手の中でも聴覚を刺激し、心地よいと脳が癒される歌声は、日本人では松任谷由実さんや外国ではエイヤ、マライアキャリーなどの歌声が特殊なボイスの持ち主でもある。私たち人の聴覚刺激が丁度良い、心地よいと感じる周波数があり、自然界での野鳥の鳴き声や川のせせらぎなどの周波数に似ているので、心地よい歌声と感じるのです。
人の聴覚が心地よいと感じるのは、脳の認知に関わっています。野鳥の鳴き声など私たちが心地よいと感じるのは、脳の左脳の聴覚野で感じているからです。逆に右脳の聴覚野で感じると「うるさい」雑音的に感じているのです。
最近、子供達や若者の多くが、野鳥や風鈴などの音色がうるさい、雑音的認識をしている人達が多いのです。日本人にとって風鈴は「音風景」という文化であり、独特の感性から夏場の涼しさを音で感じる情緒がありました。
ところが現在は、若者達には風鈴の音色は涼しくなく、情緒も感じられないのでうるさいと貧しい表現をするのです。
これらは、幼い頃から電子音の生活環境に育ち、自然体験が希薄なため、自然界の音など聞く体験も希薄です。
また、子供の頃からテレビゲームなどの電子音で聴覚体験しており、脳が電子音でなければ癒されない感覚に陥っているのです。
だから、女性の声に対しても連想することは少なく、反応も出来ないのが現状です。
私が何年も前から人の五感の重要性を提唱し続け、「現代人の五感が危ない」と警鐘を鳴らしておりますが、聴覚に限らず、現代人は視覚も嗅覚、味覚、触覚も若くして衰え、鈍感化しているのです。
私たち人の五感が発達し、備わってきたのかは、人の脳の巨大化に繋がりがあり、自己に迫る危険から身を守るために発達してきたのです。これらの能力こそ「危険回避能力」なのです。
現代人の五感が危ないと私が指摘するのは、精神面もそうですが、この危険回避能力が現代人は特に低下傾向です。これらの能力を向上させるために、今一度、自己の五感を見直し、鍛練することが重要になります。
五感の鍛練は、危険回避能力だけでなく、集中力、洞察力、創造性などの能力を養える手段になることを私から提唱申し上げます

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カラーが脳機能に影響(池谷祐二)

2009-04-11 00:00:02 | 感覚
色が脳機能に影響を及ぼすことはよく知られている。数年前、コンピュータのモニター枠やスクリーンの壁紙に赤色を使うと、仕事のパフォーマンスが低下することが実証的に示された。同様のデータが、その後も幾多の研究グループによって報告されている。
例えば、IQテストで、表紙を赤色にしたり、解答用紙の肩に赤色を付けるとそれだけで成績が低下する。
10~30%も悪化するという無視できない影響だ。
しかし、赤を一方的に悪者にする解釈に待ったをかけるデータが、ごく最近報告された。ブリティッシュコロンビア大学のズー博士が米「サイエンス」誌に搭載した研究である。
実験によれば、文章のミス探しや説明書の重要項目を記憶する時にはむしろ赤色は成績を向上させるというのだ。
博士によれば、赤色は心理的に回避的な傾向を生み、警戒心を高める一方で、青色は積極的で好戦的な傾向に促すという。
したがって、極度な集中力が要求されるケースでは赤色が新しいデザインを考えたり、ブレーン・ストーミングをしたりと、創造性や要求ケースでは、青色の成績がよいという。週刊エコノミスト3/1、
確かに赤色は血や太陽をイメージし、連想させるカラーでもある。赤インク、赤信号など「警告」のサインとして世界共通でもある。
一方青色は、空や海の色として平和や透明性の象徴となっている。
ビジネス現場でも、色に気を遣うだけでも、気分だけでなく、心理的にも良い効果があるのです。
これらを応用することで仕事や趣味などにも役立つと思われる。例えばワイシャツの色、柄、ネクタイの色、柄、ハンカチの色や素材を変えてみるだけでも気分も心理的にも変化することが分かっております。脳が刺激され、脳機能に良い影響を与えるのです。
見た目だけでなく、嗅覚刺激(匂い)にも拘ってみる事も重要である。
男性の方で香水に抵抗の有る方は多いと思われるが、ハンカチなどに男性用香水、アロマオイル(エッセンシャルオイル)を染み込ませ気分転換にハンカチの匂いを嗅ぐなどすると、嗅覚刺激から脳が癒されるのです。
女性の方なら、部屋のカーテン、ベッドカバーの色を変えてみる。ブラウスやスカーフの色、素材を変えてみるだけでも気分転換になり、気分も浮き浮きします。この浮き浮き感が人の脳の快感となり、脳が癒され、活性化するのに役立つのです。
人間心理学的に、人の脳が色の持つパワーによって変化刺激され、脳は快感し、活性化します。人の脳の活性化は「快感」によって促されるのです。
人の脳はマンネリを嫌い、変化を求める傾向が強いのです。これらは人の脳の好奇心から来ているのです。
新しい洋服を着る。購入するなど楽しい事は、人の脳の快感にも関係している。
ですから、ビジネスでも趣味でもパーソナルカラー、自分の好む色だけでなく、色々なカラーを応用し、人の五感を刺激し、脳を活性化させることで脳を癒し、ストレス解消や気分転換、ビジネスでのヒューマンエラー防止、脳の疲れ解消、記憶力、集中力の向上、創造性などの能力アップに繋がり,自己の能力のスキルアップになるのです。
皆様のパーソナルカラーとして仕事や生活の中でカラーを取り入れ、心理学的に応用することを推進致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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