センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

年末年始の体重増加に打ち勝つ方法!

2007-12-31 00:04:53 | 感覚
提供:WebMD 食べ物を無理強いする人から食欲をそそろうとする仲間まで、年末年始の食事の誘惑に打ち勝つ方法をご紹介する。
やっと体重管理に成功したと思ったら、食べ物がそこらじゅうに溢れる年末年始である。オフィスから工場、事務用品店からドラッグストアまで(パーティーや家庭のイベントの多さは言うまでもない)、感謝祭から新年にかけての連休シーズンはまるで私たちを太らせようとするかのようにご馳走続きになる。
専門家は、この季節に特有の雰囲気も手伝ってダイエットの努力にダブルパンチを与えると言う。
「休日のストレスに加えて睡眠不足を抱え、沸々と湧き上がる感情は爆発寸前。そこへちょうどたくさんの食べ物が目の前に現れたら」とニューヨーク大学医療センターで体重管理を専門とする臨床心理学者Warren Huberman, PhDは言う。「食事管理に問題がある人にとって、この組み合わせは危険」。
しかし、年末年始のご馳走でせっかくの減量計画をだめにしない方法がある。まず最初に、実際どのようなきっかけで食べ過ぎてしまうのか自覚することが一番いい方法であると専門家は言う。
食べ物と感情:年末年始の体重を増加に導く二重の要因
手作りのカノーリやジャーマン・チョコレート・ケーキ、こういった食べ物が過食を誘うと思いがちであるが、美味しそうな食べ物がまわりにあることだけで食べすぎになるわけではない。ある最近の研究によると、私たちの過食はシーズンによらず、まわりにある食べ物の刺激というよりは感情に影響されるという。
Heather Niemeier, PhDらは『Obesity』誌に発表された研究で、実際のところほとんどの人の過食の原因には心理的因子があることを発見した。感情によって過食に走る人々は、減量および減量後の体重維持に苦労する傾向にあることも分かった。
「減量の成功に関して言えば、感情と思考は環境的要因より大きな役割を果たしているらしいことが明らかになった。人間は感情に反応して食べるのである。年末年始の時期は、いい感情も悪い感情も、すべて呼び起こされやすい」とNiemeier博士は言う。博士は、ロードアイランド州のミリアム病院体重管理・糖尿病研究センターおよびブラウン大学ウォーレン・アルパート・メディカルスクールの研究者である。
過去の年末年始の思い出に浸っている人、延々と続く家族間の争いに直面しなければならない人、あるいは1人で過ごす人、そんな多くの人たちにとってこの時期は寂しい季節でもある。
「これまで人生のどこかで、ある感情に対して食べるという行動で反応した場合、その反応は再び繰り返されることになる。この反応関係は長い間に何度も何度も繰り返され強化されていくので、一度出来上がったらなかなか壊れない」とモンテフィオーリ医療センター(ニューヨーク)の認知行動療法プログラム責任者Katherine Muller, PsyDは言う。
また、この時期は食べ物自体が感情の引き金になり、もっと激しい感情の放出につながりやすいことを示した研究もある。
「音楽で記憶が呼び起こされるように、特定の食べ物も記憶を呼び起こす。しかも臭覚は脳に直接つながる経路である」とHuberman博士は言う。「時々、特定の料理の匂いをかいだだけである感情が誘発されるのはこのためで、私たちは知らず知らずのうちに何回もバイキングを往復したりする。自分でもその理由は分からない」。
この点に関して、料理が自分の全記憶の中でどんな役割を果たしているか一瞬考えるようにするとその食べ物の誘惑に勝つことができるという。
「その感情を持っていること、記憶について考えることはよい。だが、楽しいとかつらいといった感情に結びついた食べ物を口にすることで当時を思い出したり、ごまかしたりすることだけはしないように」とMuller博士は言う。
年末年始の体重増加を防ぐ計画を立てよう
なぜ食べてしまうのかを理解することはある程度の抑止策になるが、誘惑にいかに対処するか計画してご馳走に臨むことも重要である、と専門家は言う。
「パーティーに行ったらその場でなんとかしようとか、ましてビュッフェのテーブルに行かなければいいと考えているのなら、抑制を失って目に入るものすべてを食べてしまうことはほぼ確実」とHuberman博士は言う。
その代わり、対応策を立てなければならない。
『Behavior Research and Therapy』誌に最近発表された研究で、食べないようにするだけで食欲を抑制しよう減量すると、過食に対応策を自ら身につけた人に比べて過食のリスクが大きかった。
なかでも有効な対応策は、食欲の「フラッシュカード」を使ったポジティブな独り言だ、とペンシルベニア大学(フィラデルフィア)臨床心理学准教授で『Beck Diet Solution』の著者であるJudith Beck, PhDは言う。
「Beck Solutionのひとつは、やせたいと思うもっともな理由をすべてリストアップして、毎朝自分自身に読み聞かせる方法である。何か計画にないものを食べたくなったときはそれを読み返せば、食べ物をあきらめる行為が価値のあることだと常に思い出すことができる」と博士は言う。
博士は、上司に昇給を願い出るとき話し方を練習したり、困難を前にして自分を励ますときと同じように、やせたい理由を繰り返し口にしなければならないと考えている。
「自らコンディションを整え、自分にとっての食事の意味について考え方を変える必要がある」とBeck博士は言う。
Muller博士は、この方法は「思考タイプの人」には効果があり筋書き通りに運ぶだろうと言う。もっと衝動的な「見たらすぐ食べてしまう」タイプの人には「マインドフル・イーティング」という方法が一番よいという。
「私たちの内部の原始的な感情がある場所と過食はつながっているので、私たちは無意識に食べ始めてしまう」とMuller博士は言う。「その対応策のひとつは、注意深さを磨くことである。その場で常に自分を振り返り、自分の手にあるもの、お皿に載っているものに注意を向け、食べているものを意識するとよい」。
Huberman博士は、パーティーにはいくつ行ってもいいが、それぞれ計画を立てていくことが大事だという。「何皿食べるか制限してもいいし、各コースで食べる量を制限してもいい。大好きな食べ物3つだけ食べる、と決める手もある。重要なのは、食べる量に条件をつけ、その計画を必ず遂行することである」。
「食べ物を無理強いする人」に負けるな
とはいえ、最善の策を立てても、食べ物を強引に勧めてくる人のおかげで年末年始の食事目標はやはり狂うもの。つまり、太りやすいご馳走を勧めて否とは言わせない友人、家族、同僚である。
「どんな理由であれ、こういう人たちは自分が勧めた食べ物を人が食べるまで休日のお祝いは終わらないと信じている」とHuberman博士は言う。
大きなクッキージャーを持ってくる同僚から、ペカン・パイや炭水化物をあれこれ勧めてくる母親や大叔母さん、ダイエットを破綻に導くご馳走をむさぼり食べるまで帰してくれない女主人。善意ある友人や家族ですら、あなたのダイエットに影を落とす存在になる。
一番簡単な解決方法は、ただ一言「けっこうです」と何度も何度も言うことだそうだ。
「我々はこれを“壊れたレコード法”と呼んでいる」とHuberman博士は言う。「丁寧に断り続ければ最終的には押し付けをやめるだろう。無礼にする必要はないが、断固とした態度をとらなければならない」。
Beck博士は、自分自身のためになることを当然していいはずであると思うべき、と付け加える。
「アレルギーや宗教的理由で食べ物を断っているのなら“けっこうです”と断るのをためらう必要はないので、それを貫き通すべき」とBeck博士は言う。「“要りません”と断るときはそのような権利の感覚を持つことだ。なぜなら自分の健康を守っているのだから」。
あなたが食べたくない理由の多くを説明する必要はない。「ダイエット」という言葉を出す必要すらない。
「本当に“けっこうです。とても美味しそうな匂いですが本当に満腹です”と言うだけでいい。それ以上説明する必要はない」とHuberman博士は言う。
太りそうなものを皿にとらざるを得ない場合はとっていい、とMuller博士は言う。そうしたら、隣の部屋でそれを捨てればいい。
「あなたの皿の上あるいは手の中にあるからといって、それを食べなければいけない義務はない」。
呉れぐれも年末年始は「食べ過ぎ、飲み過ぎ」に注意が必要である。
本年も多くの方々に私のブログを閲覧頂き、感謝申し上げます。
来年も、皆様のご健康と人の五感、感覚、脳の話題を提供して参ります。
皆様に来年こそは良い年で有りますように心からお祈り致します。
良いお年をお迎え下さい。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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患者と医師との架け橋!(セーフティーマネジャー)

2007-12-29 00:12:39 | 感覚
患者と医師らの架け橋に 対話深めれば信頼回復
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2007年12月6日】
医療は必ずしもすべて安全でない。不確実で危険が伴う。医療事故が表面化するのは氷山の一角にすぎない。過失か、避けられない症状急変か、判断も難しい。不信や不満が渦巻く。人間的信頼を取り戻せるのか。医療改革の課題と安全性の追求が現場で重なり合う。
医療事故をめぐって患者、家族と医療者、病院の対立は深い。「紛争を放置しない」。こういう思いで、患者と医療者の「架け橋」になろうとする試みが始まった。
東京の下町にある新葛飾病院(清水陽一(しみず・よういち)院長)の別館3階で11月28日夜、医療トラブルをめぐるADR(裁判外紛争解決)院内研修会が開かれていた。約30人が向き合うように座った。
2006年5月から毎月末に開催。この日は19回目で「うそをつかない。真実を語る」がテーマ。院外からも患者を含め多様な人が参加した。
清水院長は「30数年前、僕が研修医のころ、真実を伝えないことは日常的だった」と切り出した。「がんの診断を本人に話さないよう、家族に頼まれると苦しむ」「家族を説得し、患者を傷つけないで、顔色をうかがいながら、病気を伝え励ます」と話が飛び交う。
「ミスをしたら、個人の努力でしゃべるのは難しい」と若い医師。清水院長は「過失は起こり得る。個人だけの問題ではないので、病院として一緒に考え、過失があればすぐ謝罪する。本当のことを言えば楽になる」と率直に語った。
司会はセーフティーマネジャー豊田郁子(とよだ・いくこ)さんと稲葉一人(いなば・かずと)姫路独協大法科大学院教授。03年に医療事故で5歳の息子を亡くした豊田さんと、元裁判官で民事訴訟法学者の稲葉教授が参加者の胸の内を聞き出していく。
豊田さんは医療事故の講演活動に取り組む中で清水院長と出会った。04年10月から同病院の医療安全対策室に勤務し、患者や家族の相談に乗って、医療事故被害者救済の活動も院内で始めた。
医療事故を受けたのではないかと疑う患者、家族と医療スタッフの対話は成立しにくい。医師や看護師らは「謝りたい」と思っても、沈黙しがちだ。被害者は何も知らされないまま苦悩が続く。
そうした場合に互いの話をよく聞き、「医療の架け橋」として対話を仲立ちしていく新しい医療職「院内メディエーター」を豊田さんは目指す。
医師や看護師らと患者もこうした実践を通じて「対話を深めれば、互いに気付き合う。向き合うことの大切さが分かる」と豊田さん。稲葉教授は「病院の足腰を強くするには、対話を活発にして理解し合わないといけない」と話す。この架け橋の活動を普及させようと豊田さんが代表になって来春に医療メディエーション研究会を設立する。
医療ADR 医療事故の際、裁判によらず当事者同士の話し合いで解決する仕組み。弁護士会や民間組織、院内の多様な方式があり得る。公正さや再発防止が課題だが、裁判より解決が早く、信頼回復に役立つと導入が期待されている。

03年に医療事故で5歳の息子を亡くした豊田郁子さんは、東京の下町にある新葛飾病院で医療ミスから5歳の息子を亡くし、その後、新葛飾病院にセーフティーマネジャーを提案し、自分自身が猛勉強して資格を取り、現在も新葛飾病院で勤務している。
二度と自分のような悲しい思いをさせたくないとの思い出、必死になって勉強し、セーフティーマネジャーと成ったのである。
セーフティーマネジャーはアメリカでは、どの病院にも10年前以上から勤務しており、医師から看護師の言い伝え間違い、勘違いなどの「ヒューマンエラー」が無いか、看護師が患者に対して、薬の投与の間違い、投与時間の勘違いは無いかなどチェックすることが本来の仕事である。
日本では、馴染みがないが、今後、このような役割の人達が求められているのです。
特に夜間になると看護師の仕事分担は多くなり、疲れや人手不足からヒューマンエラーも発生しやすくなるのです。
例えば、巨大病院などでは、一人の看護師が分担(担当)する患者は20名以上と過酷である。
本来なら、新人看護師に対して、ベテラン看護師がアドバイスするのだが、その場で第三者が立ち会い、新人看護師の医療行為を確認しなければ成らないのだが、現在の医療現場では不可能であり、口答やメモなどの覚え書き程度で済まされることが多々あるのです。
ここで、聞き間違い、勘違い、言い伝え間違いなどが生じると時には患者の命に関わる問題になるのです。実例として、末期ガンの患者にモルヒネを30時間掛けて投与するところを、ベテラン看護師は言葉で正しく伝えたのだが、新人看護師は3時間と聞き違え、3時間で患者にモルヒネを投与したため、翌日、患者は口から泡を出し、痙攣を起こし、心拍停止状態から即死した医療ミスなど多く報告されているのです。
これらの医療ミスを未然に防ぐために、アメリカでは医師と看護師、患者との架け橋に「セーフティーマネジャー」アドバイザーが存在しているのです。
私共が北関東に構想している「医学薬科大学」では、このセーフティーマネジャー学科を新設し、日本で本格的な医師同等の資格を持つ「セーフティーマネジャー」の育成に取り組み、私共が設立予定の病院に勤務させ、医療ミスの撲滅を目刺し、それでも医療ミスは起きるものであり、従来の日本の多くの病院で医療ミスの報告が遅れ、カルテの隠蔽、医療ミスの誤魔化し報告など医療ミスが発生してから病院側がマスコミ等に記者会見し、関係者が誤っているが、これでは遅いし、誤魔化しと指摘されてもおかしくないのである。
私共は、アメリカの病院の対応の早さと、患者側に対する保証や対策を参考に、もし、医療ミスが発生した場合は、病院側に責任が発生した場合には、すぐに患者側に陳謝し、認め、素早い対応と誠意を示し、同じような医療ミスの発生が起こらないように努力することが重要なのである。
昔の日本の病院なら医療ミスは当たり前という風潮もあったのも事実です。
これからも私共は医療関係者の支援と架け橋になるべく、医療ミス撲滅と安心して受診して頂けるように提案して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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心の健康「不安」3人に1人訴える!

2007-12-28 00:06:18 | 感覚
30~40代は4割・・・・本社世論調査
うつ病などにより「心の健康」を損なう不安を3人に1人が感じていることが、読売新聞社の全国世論調査(8~9日実施、面接方式)でわかった。
30、40歳代は4割が不安を感じ、仕事のストレスが大きな要因となっているようだ。
自分が「心の健康」を損なうのではないかという不安を感じることがある人は計34%だった。30、40歳代では計40%に達した。
強いストレスを感じて気分がひどく落ち込んだり、何事にも興味を持てなくなったりしたことがある人は計28%だった。30歳代は10ポイント高い計38%に上り、40、20歳代が計32%で続いた。最近、ストレスを感じることがあるという人は計68%で、40歳代(計82%)と30歳代(計81%)は8割を超え、際立った。
ストレスの原因(複数回答)は〈1〉「健康状態や体調」(34%)〈2〉「仕事の忙しさ」(28%)〈3〉「家計のやりくり」(20%)――の順に多かった。(記事提供:読売新聞)

以前に私のブログでも30歳代から40歳代のサラリーマンが危ないと指摘し、紹介したが、ここ数年間で10%以上もの数字で鬱などの「心の健康」に不安やストレスを感じる人達が急増しているのである。
数年前には会社関係では全従業員の2%にあたる人達がこれら「心の不健康」で悩んでいる人達が居られたのですが、この2%という数字は、半年以上の病院の通院や入院して休職している人達の数なのである。
ところが、最近はこの数字が5%台と急激に増加しているのである。通院や入院など休職している人以外の「心の不健康」を訴える人達は30歳代~40歳代を中心に30%以上もの人達が心の健康に不安を感じており、体調やストレスなどで精神的に参っているのである。
私が30歳代の頃は忙しいときには一ヶ月に一度か二度しか休みがなく、深夜まで働いていた事もあるが、景気も良かったし、部下も大勢居たので私の仕事のサポートや手伝いをしてくれたのである。
ところが、現在のように企業が合理化や成果主義などを掲げ、社員のやる気とノルマなど高い所にあり、雑務や新人社員の仕事まで中堅社員が行っている企業も少なくないのである。
また、製紙会社やガラス関係、製造関係会社の工場などではパート社員や派遣社員などの社員数が正社員より多い所もあるのです。
このようなところで働く正社員の30歳代から40歳代は中間管理職として、係長や課長職などの職に従事しており、パート社員や派遣社員の指導、上司からの責任追及などストレスと責任感が重くのし掛かるのである。
これらのストレスや不安ごとに多くの中堅社員が対応できず、鬱などの精神障害やストレス障害など心理的障害などに疾患する人達が急増しているのである。
私は、これらのストレス障害を仮説ではあるが「脳の適応障害」と呼んでいる。
つまり、極度のストレスや不安に対して、自己の脳が対応できない、体験不足、経験不足などで極端に脳が疲れやすく、不安に対しても対応能力が欠如している人達が多いのである。
これらは、子供の頃からの遊びや生活環境に影響しているのです。丁度、テレビゲームの第一弾ブームで育った環境で、室内遊びや一人遊びが多く、友達や仲間とコミュニケーション取りながら野外で駆けっこや遊びが希薄なため、脳の発達不足、この脳の発達不足こそ「前頭葉の刺激不足、発達不足」である。
ヒトの前頭葉は「思考」「判断」「創造性」などを司っており、人間が最もヒトらしい発達した脳部なのです。
また、この脳部は我慢中枢が存在し、我慢して誉められることで前頭葉が発達するのです。この前頭葉には「前頭眼窩野」という、脳の疲れをコントロールしている脳部もあります。
この前頭眼窩野こそ、ストレスや不安などの脳の疲れを感じると逆に活発に働く脳部が現在の人達が発達不足、刺激不足なのである。
この脳部(前頭眼窩野)は25歳頃から衰え始めるのである。この脳部はヒトとヒトの顔を合わせた会話やコミュニケーションで刺激され、発達するのです。
現在の子供達や若者達、大人でも同様にヒトが相手の顔の表情を確認しながら、会話することが希薄に成っております。
これらのコミュニケーション能力の低下によってストレスに対する対応能力の低下、脳の疲れ何時までも続く結果に繋がるのです。
日本人は世界的に見てもストレスに弱い国民であり、ストレス遺伝子、専門的には「S遺伝子」と呼ばれる。遺伝子を98.6%と殆どの人達が持っている遺伝子なのです。
これら要因と脳の対応能力、ストレス処理能力の低下などのストレスの原因(複数回答)は〈1〉「健康状態や体調」(34%)〈2〉「仕事の忙しさ」(28%)〈3〉「家計のやりくり」(20%)――の順に多かったというような結果から、ストレスの対応能力、脳の対応能力の体から、精神的障害が「健康状態や体調不調」などの原因に成っているのである。
私共は多くの企業にこれら対策案やストレスの処理方法、脳の鍛錬方法など指導や対策方法をご提案している。
これらは皆、脳の鍛錬不足から来ていることが多いのである。脳が疲れると身体の疲れ以上に精神的な疲れは長引き、後を引くのである。
企業にしても優秀な人材を失いかねない重大な問題でもあるのです。私共の所には最近、企業からの依頼が増え始めている。相談内容は社員の「ヘルス・ケア」の問題である。あなた達の会社では大丈夫ですか? また、貴方にはこれら思い当たる節は有りませんか、少しでも当てはまるようならすぐに専門医や会社のヘルス・ケア担当者に相談されることである。
企業の皆様には、私共にご相談頂ければ、私共は解決策をご提案出来ます。
また、経験もあります。脳科学からの見地で改善策をご提案致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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荒れる病院で暴力対策!

2007-12-27 00:02:28 | 感覚
荒れる病院で暴力対策進む 医師ら疲弊、人中心医療を
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2007年12月10日】
病院も荒れだした。「暴言・暴力お断り」。こう訴えるカラーポスターが千葉県の船橋市立医療センター救急外来のロビーに張り出されている。医療安全にいち早く取り組んできた同病院は、患者や家族からの暴力への対策として4月からポスター掲示に踏み切った。
「救急外来で患者や家族と個室で話し合うとき暴力行為を受けやすい」と同病院救命救急センターの池田勝紀(いけだ・かつき)医長。看護師らが患者から怒鳴られることは日常茶飯事だ。看護師や医師が理不尽な要求で精神的ストレスを受けて仕事を辞めていく誘因になっている。
同病院では、事件トラブル対応が徐々に増え、2006年度は暴言・暴行・威圧・恐喝が9件、盗難が5件、不審者侵入が3件あった。うち5件は110番通報した。
患者や家族が激高しても医師らは「苦しんでいるのは患者だから仕方ない」と我慢してきた。しかし、犯罪が増える社会の中で病院でも暴力が横行、スタッフを守らなければ、質の高い療養環境を維持できなくなった。
病院は攻撃に弱い。池田医長は「医師や看護師は、病気の人を助ける訓練を受けているが、暴力への対処法は教えられていない」と話す。このため、警察の防犯セミナーで簡単な護身術を学んだり、暴力行為には院内放送で「コードホワイト」と緊急事態を通報して職員が駆けつける仕組みをつくったりした。
激務で医師や看護師が大量に辞めて医療崩壊の危機にある。どの病院も残った医師らに過重な負担がかかり疲弊してヘトヘト。「患者さんに『体に気を付けてください』とかえって励まされるぐらい」と苦笑が漏れる。
東京や大阪では警察OBを雇って暴力対策に乗り出す大病院が増え始めた。聖路加国際病院(東京)の福井次矢(ふくい・つぐや)院長は11月の「医療の質・安全学会」で「採血を1回失敗したら、業務上過失傷害罪だと言われてショックを受けた」と語った。「患者さま」という表現も患者の節度を弱めたようだ。
世界保健機関(WHO)と同学会が主催する国際シンポジウムが11月25日東京で開かれ、「"人"中心の医療」で改革を訴える東京宣言を採択した。提唱者の尾身茂(おみ・しげる)WHO西太平洋地域事務局長によると、患者中心の医療を発展させたもので、医療者も人であり、疲弊させないようにするのは必要だとする視点も組み込んだという。
医療機関の安全管理 院内暴力や犯罪について厚生労働省は昨年、都道府県に通達を出し、医療機関に安全管理体制明確化を示した。その中で暴力を容認しない掲示や対策マニュアル、防犯設備拡充、警察との連携などを提案している。

以前には患者の間違いで、ヤクザに銃撃され一般入院患者が死亡する事件も発生している。
最近の病院は「危ない」と指摘しているが、医師や看護師の暴言や暴行ではなく、逆に患者側から医師や看護師の人達が受けることが急増しているのである。
入院患者からの看護師へのセクハラ行為は勿論、言いがかり、暴言など多発しているのである。
中には、医師に対して薬を出して呉れないと言って、爆弾を病院に持ち込み、医師やスタッフを脅した事件なども起こっている。
特に、救急搬送された患者さん達の中には自殺未遂なども多く、「何故、死なしてくれないのかと叫びながら暴れたり、怒鳴ったり」するのである。
これらの患者さん達の暴言や暴行に対して、病院側も対策を講じている。
それは、医療機関の安全管理 院内暴力や犯罪について厚生労働省は昨年、都道府県に通達を出し、医療機関に安全管理体制明確化を示した。その中で暴力を容認しない掲示や対策マニュアル、防犯設備拡充、警察との連携などを提案している。
つまり、地域の警察との連携で防犯対策を行っているのである。
私共も病院の設立構想しているが、患者や医療スタッフの安全のために、私共は民間のガードマンや警備などに重点を置き、入院患者への見舞いや面接には最前の注意をして行きたいと考えている。
現在、患者側のモラルが欠如している。暴言や暴力だけでなく、医療費を払えるのに払わない患者さんも多く、これらが原因とも考えられる公立病院の赤字や廃業が急増しているのである。
特に、看護師などは患者側からの暴言や暴力、セクハラなどでストレスが溜まり、精神的に参ってしまい、途中退職する看護師達が急増しているのである。
これら以外にも、医師や看護師は激務で、その上患者側からの暴言や暴力、セクハラと肉体的疲労よりも精神的な疲労感が強く、精神的に参ってしま人達が多いのである。
私共はこれらの改善のために、私共が構想している病院では「専門の相談員」や患者と医療スタッフとの間に「セキュリティーアドバイザースタッフ」など仲介役のスタッフを配備させ、患者からの直接の声を聞き、患者と医療スタッフとのコミュニケーションを図り、より良い医療行為を受けるためにも、私達患者側は医療スタッフを信じて、信頼し、ベストな関係を持ちたいものである。
私共は今後とも、医療関係者を支援し、応援して参ります。
また、我々患者側のモラルの欠如や暴言、暴力に対しては容認しない掲示や対策マニュアル、防犯設備拡充、警察との連携などを推進して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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スポーツが感覚、脳を活性化させる!

2007-12-26 06:40:46 | 感覚
私は地元でママさんバレーではあるが、コーチをしている。
毎週火曜日と土曜日の夜に地元の学校の体育館で行っている。
例えママさん達といえども、体育館で練習している姿は立派なアスリートである。
先日には地元ではあるが、今年最後の大会で初優勝した。
弱かったチームが日々の練習で頑張ってきた結果だと信じている。このようにスポーツをするにも、目的を持って行うことも重要である。
私のブログでも紹介してきたが、プロのアスリートこそ、五感の達人でなければ、世界を相手に出来ないと提唱してきた。
それは、体力や経験だけではプロの世界では通用しないのである。
現に、メジャーリーグで活躍しているイチロー選手がそうである。体力的には海外の選手と比較にならないが、何よりスポーツ感覚が超一流である。
以前、日本のプロ野球で活躍していたときに、球団の関係から依頼があり、30分間ではあるが、対談を行ったことがある。
話の内容はスポーツと五感の関係である。イチロー選手はこのスポーツ感覚と何より、感覚や五感の関係をすぐに理解し、頭の良さを感じた思い出がある。
イチロー選手には野球に関する拘りは並大抵ではない、バット、グローブ、シューズ、靴下までもメーカーに特注し、自分の感覚にフィットする物を選んでいるのである。
例えば、バットは職人に何グラム単位で重さを指定し、グリップ感を求めるから職人さんは大変である。
イチロー選手のグローブを見せて貰ったことがあるが、指のところの紐が長く、一見だらしなく見えるのだが、これもイチロー選手の拘りなのである。
外野フライを捉えるときに「素手で捕らえる」感覚を重視しているのである。
つまり、グローブの指先が広がらないとこの素手で捕らえる感覚に成らないと語ってくれた。
また、私がイチロー選手に質問したのは、外野フライの時にランニングキャッチが多いが何故ですかと質問したら、彼は、驚くことを答えてくれた。
メジャーの選手が打った打球の音で飛んでくる方向が分かるのでボールを見ずにその方向に走るのですと答えてくれたのである。
確かに、普通の選手が飛んできたボールを見ながら走るとメジャーリーグの選手の打った打球は早くて追いつかないのである。
イチロー選手が打席に立ち、打率を量産できるのは、実は彼の感覚の鋭さによるものだと私は確信したのである。
それは、普通の選手はプロ野球のピッチャーが投げるボールの速度は140km前後であり、マウンドから投げたボールがキャッチーに届く時間は2秒足らずである。この時間に脳が反応しなければバットでストレートの早いボールは到底打てないのである。
私達がこれらの反応する脳部は「小脳」であるが、この小脳こそ、スポーツや運動性記憶に関係している。
よくスポーツをする場合、体で覚えるという感覚こそ、この小脳に記憶することである。
私達が視覚で認知するのには実は時間差が生じているのである。それは、視覚は目で物を見ているのでなく、脳の視覚野で認知しているからである。
ですから、0.5秒ほどの時間が掛かるのです。
ですから、プロ野球選手のピッチャーが投げた150km台のスピードのボールを意図も簡単に打てるのには並大抵の感覚ではないのである。
それは、日々の練習によって脳が見ているのでなく、脳が反応する感覚である。
イチロー選手も打席に立ち、ピッチャーの投げたボールを打つときには、目で確認しているのでなく、手が勝手に出ると語ってくれたのである。
つまり、私達は目で確認するのでこれでは140km以上の早い速度のボールをバットに当てることも難しいのである。
よくプロ野球選手がピッチャーの投げたボールが止まって見えたと言う表現はズバリこの脳が勝手に反応する感覚なのである。
余程調子が良くなければこのような感覚には成らないのである。
先ほど説明したように私達の視覚の認知には0.5秒ほど時間が掛かると説明したが、バットを振る動作に連動するのにはまた、0.5秒程度、普通の人達なら1秒程度掛かります。
ですから、プロ野球の選手がホームランを打つのにはこの0.5秒間の世界で戦っていると言っても過言ではない。
野球に限らず、どのスポーツでもこれらの感覚を必要とする。球技などはスピード感もあり、私が指導しているママさんバレーでもアタッカーの打ったボールをブロックする感覚がこれである。野球ほどのスピード感は無いが、それでも0.7程度の時間の勝負でもある。
バレーボールでは、男子バレーのプロ級の世界では、空中戦の格闘技と言われるほど高い地点での戦いである。
世界大会などの男子バレー選手のアタッカーの最高到達地点は何と3m50cm以上の高い場所からアタックを打つのである。
この高は都バスの高さぐらいあるのである。ママさんバレーでもスピード感や反射神経など鍛錬され、感覚を必要とされるのである。
ママさんバレーには独特のルールがあり、これらのルールに沿って練習を行っている。
以前にも、私のブログで紹介したが「ママさんバレーが脳を活性化する」という題材で詳しく説明しておりますのでご参照下さい。
私が指導しているママさんバレーチーム(ひまわり)のママさん達は、普段は普通の主婦達であるが、いざバレーの練習や試合をしている姿は立派なアスリートであり、主婦の顔はそこには微塵も感じないのである。
私の指導の理解も早く、感覚や脳の活性化にも役立っているはずである。
私の指導方法は、練習の細かな指導より、怪我をしない、させない指導であり、脳と感覚の鍛錬に繋がるように指導している。
これらの方が実は上達が早いのである。今までは、スポーツの指導者は「根性」「気合い」などと指導してきたが、もっと効率よく選手達の上達をさせるのには、怪我をさせない、感覚と脳(小脳)の運動性記憶をさせる練習方法など実施することで上達します。但し、身体の鍛錬も同様に必要な場合もあります。
日本のスポーツ指導者には、もっとスポーツ感覚やヒトの五感を理解して欲しいのである。
多くのスポーツ指導者が種目の専門的な「技」「小技」などの技術的なことを中心に指導しているが、今一度、ヒトの感覚、五感を理解して頂き一流の選手の育成を目指して欲しいものである。
これらの感覚こそ、スポーツから脳を活性化させる方法である。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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補完医療が注目されている。

2007-12-25 00:07:53 | 感覚
補完医療とは、」(Complementary and Alternative Medicine:CAM) CAMと言われるが、代替医療とも称されている。
内容として、気功、指圧、はり灸、温泉、食事療法、アロマやハーブ療法、心理療法等、多岐に渡っている。これらの特徴は、現代医学で用いられる手技や薬を使用しないという事、種々の病気や心身の不調の大きな要因とされる「ストレス」の軽減、痛みなどの軽減であり、人が本来持つ「自然治癒力・免疫力」、
の能力に頼るものです。
現在、アメリカではこの補完医療が注目され、多くの病院や大学で取り入れられている。
特に注目されているのが「東洋医学」の針やお灸などである。
日本では馴染みがないが、大阪大学医学附属病院などでは「補完外来」とい診療科がある。
現在の医学では「高度先進医療」が中心で薬や手術で治す治療である。
患者側への金銭的負担や身体的な負担も大きいため、限界もあるのです。
そこで、最近ではアメリカでこの補完医療が注目され、西洋医学と東洋医学の良い利点を取り入れ、種種の病気や心身の不調の軽減に役立っている。
カルフォルニア大学医学病院では数年前から本格的に東洋医学の「補完医療」に取り組み、成果を上げている。
パーキンソン病や脳梗塞などの後遺症の軽減やリハビリ等に活用している。
「病気だけでなく、人を診る」とい考え方である。
乳ガン患者の抗ガン剤治療などでは副作用が大きいため、髪の毛が抜けたり、手足の痺れなどがあります。これら副作用の軽減に針治療で手足の痺れなどを改善することに成功しているのです。
但し、問題もあるのです。医学的に科学的根拠が必要なため、現在アメリカ政府では本格的な組織を構成し、研究に取り組んでいる。
日本でも注目されている針やお灸、ヨガ、指圧などの東洋医学は日本では一部の病院でしか取り組んでいないのが現状である。
また、本格的な東洋医学と西洋医学の融合の研究も進んでいない。
そこで、私共は近年中に北関東に構想している「医学薬科大学」「生命科学研究所」でこの補完医療、東洋医学と西洋医学の融合医療の研究に取り組む予定である。
本来なら、日本の医療界が取り組まなければ成らないのに、アメリカが数年前から先行し、研究や資金援助などを政府間でも行っている。
また、日本の新潟産の舞茸がアメリカの医療研究機関が舞茸の主成分の「MDフラクション」という物質に注目し、ガン細胞の抑制に効果があることを日本人の研究者が見つけ出したのだが、日本では臨床実験や薬事法の遅れから、舞茸の粉やエキスは「健康食品」扱いで薬として認可されないのである。
これに注目したのがアメリカ政府で、この舞茸がアメリカに輸入され、ガンの新薬として期待されているのである。
日本人が見つけ出した主成分をアメリカが新薬としての認可を得るとは何とも皮肉なことである。
以前から私共はこれら頭脳流出に警鐘を鳴らしてきたが、残念ながら多くの認可や新薬の開発、研究は日本人が発見してもアメリカに渡っていることが多いのである。
今回、紹介している「補完医療」も本来なら日本人が得意とする分野でもっと日本の医療界、病院関係などで取り組むべき課題でもあるのです。
残念ながら逆輸入の形でアメリカから日本に伝わっている。
私は日本の医療が10年遅れていると指摘するのは、これらの新しい取り組みや研究である。
医療機器の開発やハイテク技術は世界トップレベルだが、それを応用するとなると世界レベルからも遅れている。
遅れの一つには、政府機関の認可の遅れや臨床などに時間が掛かりすぎていることもあり、また、体質が古いこともある、日本ではこれらの開発、研究が立ち後れている形になっている。
日本人は元々頭脳優秀で、創造性にも優れている人種である。これらの優秀な頭脳がアメリカなどに渡っていることが多いのが残念である。
やっとではあるが、最近、ヒトの皮膚から万能の幹細胞に成功し、世間を驚かせた。メイドジャパンとして今回は政府も乗りだし、資金援助もするようである。
今後もこれら意外にも補完医療の研究などにも資金援助などをしてくれることを願っている。
そして、もっと一般的に日本に広がれば、高齢者や難病などの患者さん達の負担軽減に繋がるものだと確信している。
これからも皆様に役立つ医療や治療など紹介して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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非医師課程!

2007-12-24 00:14:18 | 感覚
大学院で医学専門家育成へ札幌医大が"非医師"課程
記事:共同通信社 提供:共同通信社 【2007年12月20日】
札幌医大(札幌市)は2008年4月から、医師以外の医学・医療の専門家を育成する修士課程を大学院医学研究科に新設する。修了後の進路に製薬会社の研究職や介護施設のスタッフ、医療ジャーナリストなどを想定している。医療系単科大学の大学院でのこうした課程の開設は珍しい。
同大は「医師以外にも多くの分野で医学的知識が必要とされている。それらの分野で働こうとする人を教育することで、医療全体の底上げを目指す」としている。
新課程は、2年間の医科学専攻修士課程で募集人数は10人。出身学部に制限を設けず、医療系大学出身者以外も対象としている。
課程1年目の前期は、医学を社会的視点から考察する社会医学などの講義が中心。その後は大学院各講座で医療薬学やゲノム(全遺伝情報)医科学などの研究を行う。

アメリカなどでは医師以外の医学、医療の専門家が全体の3/1程度の人達が活躍している。
日本では馴染みがないが、私も医師以外の医学、医療の専門家分野の生命科学科学者の一人でもある。
今後、予防医学や未病、大衆衛生学などの振興に欠かせない人達である。
日本の場合は病気になればすぐに病院に通い、薬や診療を受診するが、病気の対策、予防に関しては意識も薄く、また、専門家も不足している。
今回の札幌医大の取り組みは「非医師の育成」にあるのだが、修士課程を大学院医学研究科に新設し、修了後の進路に製薬会社の研究職や介護施設のスタッフ、医療ジャーナリストなどを想定している。
私共も近年中に北関東に構想している「医学薬科大学」でこの非医師、修士課程科目やスポーツドクター科目などの医師以外の人材の育成に取り組む予定である。
医師だけが医学や医療に携わるだけでは今後の日本の医学や医療は世界から取り残されてしまうだろう!
私の構想の中には日本で初めての「感覚ドクター」の育成も目指している。
つまり、病気の治療や診療だけが目的ではないのである。
現在のように感覚の異変や感覚障害などに悩んでいる人達には脳神経外科や脳神経内科、時には精神科など異常者扱いや差別を受けたことが有る方が多いと思うが、これらの偏見を見直すことにもなるのです。
日本では、医学や医療に関して「医者」でなければと偏見や医師資格が無ければ成らない。また、信頼しない傾向が強く、例えば私の脳講座や感覚の講座では専門医との違いを感じ、受講者の多くの方々が驚きと感動することが多々ある。
それは、医師は病気の治療や診療が目的であり、生命科学をあまり学んでいないことにも関わりがある。
私はこの生命科学(脳生理学)の研究者であり、脳の活性化の方法や脳の仕組み、思考、記憶などの仕組みを事細かに説明できるのである。
だから、私共が構想している医学薬科大学では医師以外の非医師の育成に取り組み、新薬の研究、開発、ヒト遺伝子研究、医療ロボットの研究(ブレインインターフェース)、再生医療の研究者などの従事者がこれにあたります。
また、一般の方々には「未病」「大衆衛生学」の予防学の推奨にあたります。
私共は日本の医療改革の一部でも関わりを持ちたいと考えている。
日本の病院への外国人医師の派遣勤務や看護師派遣、非医師の勤務などを推進して参ります。
但し、日本での諸問題も多く、やはり「認可」や認知の遅れが障害に成る可能性もあるのです。
日本医師会の賛同も得られるかが日本では課題である。
折角、日本人医師の優秀な頭脳が外国や外部に流出している。それは、日本の古い医学や医療体質である。
医療機器は世界一でも医療の体制、制度、体質は諸外国から10年以上遅れを取っている。
現に、やっと外国人医師の日本での病院勤務を特例として桝添労働大臣が認めたのである。
以前なら、外国人医師も日本での医師免許所得が条件だったのである。
例えば、日本での医師免許になると国家試験を日本人同様に行ったら、外国人医師は殆ど受からないだろう。
テスト内容が難しいのではなく、言語の問題であり、もし意地悪に漢字で出題されたら外国人には理解できないからである。
来年以降、日本で一部の地方で専門医の不足している地域に「医療特区」という形で外国人医師が勤務する姿が確認できるはずである。
日本人と同等の資格ということだが、私から提言させると日本人医師以上に優れており、医学の先進国アメリカでは厳しい医学部時代を過ごしている(経験)ので優れた医師は多いのである。
私共が構想している病院でも、アメリカで活躍している著名な日本人医師の協力で日本に外国人医師の派遣勤務を構想している。
勿論、フィリピン人看護師派遣も同様に構想している。
これらの構想は私の私欲や会社の営利目的ではないのである。
証拠に私の収入がこれらの構想で上がると言うものではないのである。
社会貢献を目的に日本の医療改革に一石を投じることが目的であり、高齢者や弱者を見捨てる日本の医療では有っては成らないと考えている。
だから、私のような「非医師」関係者の力も必要であると多くの方々に提唱しており、今後とも重要性を提言して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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現代人の感覚異変!

2007-12-22 00:05:10 | 感覚、五感
最近において、兄弟喧嘩や親子喧嘩、恋人とのトラブルから意図も簡単にヒトを殺す事件が多発している。
その喧嘩も些細なことからである。子供が泣きやまない、恋人との口喧嘩から簡単に凶器でヒトを殺してしまうのである。
また、無差別と思える殺人事件も多発している。
最近も、好意を寄せていた女性を追い回し、持っていた散弾銃で殺害した事件この事件も自分が自殺するつもりで、友人達を自殺の強要者として呼び出し、プールサイドで散弾銃を近距離から発射したのである。
幾ら知り合いの友人でも簡単に殺害してしまうのである。
いつ頃から日本人は凶暴になり、感情や感覚を抑制(理性)の働きが弱くなったのだろうか?
私は、ヒトの五感、感覚、脳について研究を行っているので、脳科学の見地からお話しすると、ここ10年近くから、子供達や若者達、中年以降の人達まで「感覚に異変が生じている」のである。
感覚異変とは、脳の思考性の変化である。
便利過ぎた世の中で、隣近所や他の人達とのコミュニケーションを嫌がり、限られた人達だけで会話したり、付き合い方をしている。
また、子供達や若者達は、例え友人であっても言葉での会話が少なく、携帯メールやインターネットでの会話が中心である。
また、脳の刺激が不足しており、偏った刺激に成っている。
つまり、視覚優位の感覚に陥っているのである。私達ヒトの五感は視覚が優先され、外的情報を80%以上も脳に送っている。これらの感覚こそ感覚異変を招いていると私は指摘し、警鐘を鳴らしている。
他の感覚、味覚、嗅覚、触覚、聴覚などの刺激情報を脳に送ることで、脳に正常な刺激が送られるのである。
以前に、24歳の青年が、未成年の女性を軟禁し、王子様と呼べと言った犯人などはテレビゲームの世界観を現実の世界で試してみたかったのである。
また、最近では中学生の窃盗グループが逮捕されたが、動機は「オーシャンズ11」という映画が格好良かったので、真似たと答えている。
窃盗グループの中学生も「オーシャンズ11窃盗団」と名付け、車上荒しや窃盗を続けていたのである。
動機に述べたように「格好よかったから」と単純な動機なのである。
これらの感覚こそ、私が警鐘を鳴らしている「バーチャルブレイン」非現実脳と私は表現しているが、テレビゲームやゲーム機、DVDなどの視聴が長ければ長いほど、脳が洗脳され、非現実の世界と現実の世界観を彷徨(さまよい)理解できないのです。
このような感覚異変の子供達や若者達が急増しているのである。
だから、私は警告と警鐘も鳴らしながら、各方面、全国的に提唱し続けている。
私個人の私欲や会社の営利目的で多くの人達に提唱しているのではない。
このままでは、日本の子供達や若者達の感覚、脳が危ないと以前から警告と警鐘を鳴らしている。
多くの人達が私の警告や警鐘に耳を傾けて欲しいのである。
短絡的にヒトを殺したり、幼い子供の虐待、恋人との別れ話から女性を殺害など毎日のようにテレビニュースに流れる。
いつ頃からこの日本は「危ない国」になったのか?
私は、この危ない思考性を以前からブログや講演会、マスコミ等のコメントで紹介してきたが、最近において、マスコミ等からの取材や問い合わせが多くなったことは私としては決して喜ばしいことではないのである。
特に、日本はここ10年で急激に生活環境やハイテク技術など便利過ぎた生活環境、ヒトとのコミュニケーションも変化してきている。
これら様々な環境の変化に私達の脳「感覚」が追いつかないのである。
また、現在の子供達を取り巻く生活環境にも急激な変化が現れている。
親子関係の希薄な関係や親子のコミュニケーションも欠如している。
幼い頃から携帯電話を持ち、小学生になると90%以上の人達が何かしらのゲーム機を持ち、遊んでいる。
また、自宅にパソコンがあり、外部の人達とインターネットで情報交換など簡単に出来ます。
画面を眺める時間も長くなり、視覚が優先されるため、他の感覚が偏り、幼い頃から衰えるのです。つまり、感覚の衰えこそ「脳の衰え」である。
脳が早くから衰えると「疲れやすく」「切れやすい」「危ない思考性」になるのです。
例えば、私達ヒトの脳では外的情報を五感」から受け取り脳に送っています。
五感から送られた刺激情報は脳内で五感(インプット)→計算→判断→決定→行動(アウトプット)と言うように一連の思考性が正常に働くのです。
ところが、最近の子供達や若者達の多くにこの一連の思考性に変化が表れているのです。
五感からのインプットも視覚優位で脳に送られ、計算は出来ても誤った判断をし、決定をしないですぐに行動を起こすので異常行動や暴力的な行為に繋がるのです。
つまり、理性の働きも低下し、脳を抑制できないので異常行動を起こすのです。
興奮した脳を抑制できず、切れやすく、短絡的にヒトを殺害したり、盗みや強盗しても自分は悪くないと反省も出来ないのです。
では、これら脳を正常化させるには、幼い頃から五感を総動員して遊び、学ぶことである。つまり「実体験が重要」なのです。
兄弟喧嘩でも少しの殴り合い程度なら大けがはしません。
それよりも兄弟喧嘩で些細なことから相手をナイフなどで刺してしまうなどの行為の方が最も危険なのである。
ナイフも危ないからと子供の頃から誤った使い方を親が教えています。
きちんと安全な使用の仕方、使い方を教えることも必要なのです。
残念ながら現在の生活環境を見ていると、平均してどの家庭でも朝からテレビが映しだされ、遊びも室内でゲーム機相手に戦っている。
また、ヒトとのコミュニケーションも道具を介して行っている。携帯電話やパソコンでのインターネットやメールなど自己の五感を刺激する方法が希薄なため、視覚が優位になります。つまり、偏った感覚刺激では脳は正常化しないし、活性化出来ないのです。
私共が提唱している「五感教育」の重要性がここにあるのです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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妊婦さんの受け入れ拒否問題!

2007-12-21 00:22:07 | 感覚
以前に奈良県などで産婦人科救急の受け入れ拒否問題が全国各地で起こっている。
マスコミ等は競ってこの問題を取り上げているが、産婦人科医の不足や病院側の責任だけを追及しているが、実は、私達患者側にも一部責任があるのです。
それは、若い女性を中心に所謂「飛び込み出産」診療である。
飛び込み出産とは、妊娠した後に「母子手帳」を取得しなかったり、中には未成年の女性が妊娠したのに気がつかず、臨月になって初めて病院に通院するとかの例が多く成っているのが主な原因である。
母子手帳がないと妊婦さんの出産費用が全額の平均30万円程度が掛かってしまう。これらのお金が払えない妊婦さんも多いのである。
だから、初診や母子手帳の無い妊婦さんの受け入れを拒否する病院にも諸事情があるのです。
ですから、産婦人科医や産婦人科病院だけを悪者にするのには、私は心苦しいのである。
マスコミ等の皆様には、これらの事情や内情を正確に伝えて欲しいのです。
上辺だけで、産婦人科救急の受け入れ拒否問題をクローズアップして、流産してしまったとか報道するが、確かに昨年の一年間に件数だけですと2668件に及んでいるが、その中でも救急の受け入れ拒否は45件であった。
特に飛び込み出産と言われる患者さん達は通常の場合の15倍のリスクも高くなり、産婦人科でも無理に受け入れることを躊躇してしまうのが現状なのです。
決して責任逃れや無責任に受け入れ拒否をしているのではないことを是非、皆様にご理解頂きたいのです。
私は決して病院関係者の見方や偏った見方をしているのではありません。
確かに、病院の中にはベッドやドクターの手が空いているのに、産婦人科医に限らず救急患者の受け入れを拒否する所もあります。
私が各方面に提言しているのは、各都道府県に出来れば、365日24時間体制の総合救急救命センターの設立を願っている。
従来の日本の救急指定病院は、夜間だけとか、専門医の勤務する指定日などの限られた受け入れなのである。
だから、自宅に救急車を手配しても、救急隊員が受け入れ先の病院に何件も電話しなければならないのです。時には何十分もかかるのです。
確かに、日本は専門医や救急医の不足を指摘されております。日本には日本医師会に加盟している医師は22万人以上居られますが、産婦人科医や専門医は数万人以下と極端に少ないのです。
毎年、医学部に入学する生徒は増えているのに、専門医を目指す人達は何百人と極端に志願する人達が減るのである。
これらの傾向は、近年、開業医や整形外科など高収入で効率のよい仕事を選ぶ人達が急増していることにも関係している。
確かに、脳外科や産婦人科医、救急医は責任感も重く、過酷でもある。
その反面、過酷な業務に割に収入が少ないのである。
だから研修医や新人医に怪訝されるのである。
やっとではあるが、来年以降収入面の見直しがされる予定である。
私の地元の千葉でも、私が構想している「総合救急救命センター」の設立を考えている。
アメリカスタイルのER、イマジンシー・ルーム、365日24時間体制の救急を目的に、病院内には絶えず救急車を数台待機させ、出来ればドクターカー、ドクターヘリの導入を目刺し、産婦人科医、脳外科、心臓外科などの専門医を待機させ、運び込まれた患者さんの応急処置を救急医が担当し、その後、専門的な治療が必要な場合は専門医の応援を頼むものである。
これらの専門医は出来れば、医療特区を活用し、海外からの派遣医師で補いたいと考えている。
病院の設立資金や場所、人材の確保には私共のような企業と病院関係者、都道府県の関係者との連携と提携で可能と考えている。
決して、企業が医療関係に参入するからと言って、売り上げや会社の営利目的ではなく、地域の高齢者、弱者を見捨てない医療を目指すことを目的に「社会貢献」を目的にするものです。
きれい事ではないが、企業と医療関係者の協力によって、専門医の確保、資金面でのバックアップなどの課題をクリアー出来、各地での「救急救命センター」の設立も夢物語では無くなるのです。
千葉県では、鴨川の地域に「亀田総合病院」が民間のホテルとの提携によって病院の運営を行って成功している。
全国的にも人気が高く、何時でも患者さんでいっぱいである。
来年以降、徐々にではあるが、産婦人科救急、小児科、救急などの受け入れ拒否は件数とも減少し、必ずや皆様の少しでもご期待に添えるように、私共も関係者に呼びかけ、改善を目指します。また、そのために努力致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、



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動き出した再生医療!

2007-12-20 00:02:38 | 感覚
Special Report 動きだした再生医療/自家培養表皮を用いた再生医療 国内初の再生医療製品「ジェイス」が臨床導入へ/保険収載手続き中 来年上市へ
記事:Japan Medicine提供:じほう【2007年12月7日】
国内初めての再生医療製品である自家培養表皮「ジェイス」が来年にも臨床現場に導入される見通しとなった。重篤な広範囲熱傷患者から皮膚組織を採取して、表皮細胞を培養し、シート状にしてから患者に移植する製品。今年10月末に承認を取得し、保険収載に向けた厚生労働省との協議に入った。日本初の再生医療製品の臨床導入のめどが立ったことで、自家培養軟骨や自家培養角膜上皮といった他製品の将来的な臨床導入の実現性も高まった。
重傷熱傷患者への限定使用で、
患者自身の細胞を用いて治療する再生医療は、免疫拒絶反応を引き起こすことがなく、ドナーを待つ必要もないなど従来の移植医療の課題を解決できるのが大きな特徴。海外ではすでに多くの製品が臨床応用されているが、日本で承認されたものはなくジェイスが国内第1号の再生医療製品となる。
  ジェイスはGreen型培養表皮と呼ばれるもので、米国ハーバード大のH.Green教授、名古屋大の上田実教授らの協力を得てジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(以下、J-TEC)が開発を進めてきた。
  対象となるのは、深達度IIとIII度熱傷創の合計面積が体表面積30%以上で自家植皮が確保できない重篤な広範囲熱傷。承認条件としては、<1>熱傷患者を適切に治療できる医療機関、医師での使用に限定する<2>治験症例が2例と少ないため、製造販売後臨床試験を実施して結果を速やかに報告する<3>再審査期間(7年間)が終了するまで全症例の使用成績調査を実施し、有効性や安全性の情報を定期報告する?なども決まった。
対象者は約3000人
ジェイスは、重篤な熱傷事例が発生した際に、患者の正常部位の皮膚を採取して、J-TECの製造施設に搬送してフラスコで培養する。約3週間で1cm2の皮膚組織から1000cm2を超える培養表皮を作製でき、皮膚をシート状に製品化した後に受傷部位に移植するというのが使用の流れだ。
患者自身の細胞から作製した培養表皮であるため移植しても免疫拒絶がない。年間何十万の熱傷患者のうち、対象となるのは重篤な熱傷患者約3000人で、使用可能な施設は約50カ所程度になる見込み。
将来的に瘢痕、白斑、母斑などの適応取得も視野に
ジェイスは瘢痕や白斑、母斑、潰瘍などの色素性皮膚疾患への有効性も確認されており、重傷熱傷以外にも段階的な適応拡大も視野に入れている。また、J-TECはジェイス以外にも、自家培養軟骨や自家培養角膜上皮の開発を進めており、培養軟骨は今年3月に治験が終了して申請準備中となっている。
名古屋大の上田実教授は以前に「親不知」から幹細胞を取り出し、皮膚細胞のバイオに成功したのである。
現在は北里大学が中心に「スキンバンク」を持っており、重度の火傷や皮膚炎症によって壊死した皮膚などの再生に利用されている。
現在、全国の十数カ所の大学病院に供給されている。
今までの再生医療には、皮膚の再生には皮膚細胞、骨には骨細胞などが必要だったが、最近、ヒトの皮膚細胞から「万能幹細胞」のバイオに成功したとのニュースが流れ、これで日本の世界のトップレベルに成ったと確信した。
近い将来には、心臓移植や臓器移植が無くなるだろう!
マウスの実験で心筋の再生に成功しており、心拍を再生心筋によって可能にしたのである。
後はヒトへの応用と日本では厚生労働省などの認可が問題でもある。
日本では再生医療の研究が先行しても、政府機関の認可制度の遅れや認識の欠如などが問題でもあるのです。
現に再生医療の認可、特許取得の多くにはアメリカで世界中の約70%程度の特許を取得しており、日本は約18%、残りがヨーロッパなどの諸外国である。
アメリカの再生医療の研究員、特許の多くは日本人の手によるものが多いのである。
来年以降には、日本もアメリカ並みに認可も特許件数も増えると思われる。
私共も、近年中に構想している「医療産業都市計画」の中で生命科学研究所の設立を構想している。
施設では、新薬の開発、研究、遺伝子研究、再生医療の研究も勿論、課題として取り組む予定である。
研究者は日本人だけでなく、諸外国から優秀な研究者を招き入れ、世界レベルの研究を行いたいと考えている。
今後の日本での再生医療の研究、開発にご期待下さい。
近い将来には必ずや皆様のお役に立つことでしよう。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、




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男臭いってどんな匂い!

2007-12-19 00:06:31 | 感覚
女性のみなさん、“男クサイ”ってどんなニオイなんですか? (R25)
男の巣窟、R25編集会議。数時間の会議終了の直前、会議室に入ってきた女性スタッフが「男クサッ」と言い放った。騒然とする男たち。どんなニオイだ? いや、それより女子は男のどんなニオイに胸キュンするんだ? というわけで、女性代表として私有馬(♀)が調査を開始。早速、『L25』読者にアンケートで男性のどの部位のニオイに胸キュンするかを聞くと、「首」という回答が圧倒的多数に…。そこで、高砂香料の鈴木隆さんに、その理由を聞いてみた。
「体のニオイは、皮膚上の脂分や角質、汗が皮膚上の細菌により分解されて発生します。一番強くニオイを発するのは、ワキの下。日が当たらず、毛が水分を溜め込みやすいため、細菌が繁殖しやすいのです。首が好まれるのは、ワキとは違って、ある程度清潔で、うっすらと肌のニオイがする場所だからではないでしょうか」
女子が胸キュンするのは、ほのかな肌のニオイってことなのね。女性と男性では、体のニオイは違うのですか?
「違いますよ。分泌成分の違いとホルモンバランスにより、男性の方がニオイになる成分が多いんです。一人ひとり違うニオイがするのは、ホルモンバランスなどが一人ひとり違うため。また、思春期の男女のニオイを比べて、女性からは男性にないアーモンドのような甘いニオイ成分が採取されたという実験結果もあります」(同)
アンケートでは、彼のニオイに安堵感を覚えるという声も多かったのですが…。「ニオイの研究はまだ発展途上ですが、嗅覚は人間の原始的な記憶に関わるとわかっています。その記憶とは、我々が潜在意識と呼ぶもの。つまり、ニオイは意識に上らない『なんだかわからないけど好き』という、より動物的な判断に結びつくのです」(同)
ニオイの好みは、動物としての本能ってこと? 奥深い…。ちなみに、冒頭の「男臭さ」は何のニオイかと聞くと、「汗と靴下のニオイですかね」とのこと。男の集団=汗と靴下、か…。
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです。
以前に私のブログでも紹介した。「恋愛を科学する」「赤い糸を科学する」で紹介してきたが、これらに関係するのが、ヒトの嗅覚「匂い」である。
特に、女性が好みの男性の体臭を男臭いと感じるのでなく、心地よいと感じる感覚こそ「恋心」である。
私達は運命的な出会いを体験するとあの人とは赤い糸で結ばれていると表現します。この赤い糸こそ科学的に解説するとHLA遺伝子である。このHLA遺伝子はヒトの主要組織適合性複合体(MHC; Major Histocompatibility Complex)と言われ、細菌やウイルスに対抗するための免疫情報なのです。
男女間では、このHLA遺伝子情報(配列)が男女間で似ていると免疫情報が少ない為、生まれた子供は免疫力が弱い子供が誕生する可能性が高いので、HLA遺伝子の似ていない者同士が出会い、そして生まれた子供はこの免疫情報も多く、免疫力も強く、病気に対して抵抗力のある子供に育つのである。
では、これら「赤い糸」はどのように胸キューンと成るかというと、ヒトの嗅覚に深く関わっている。
それは、特に女性の嗅覚に関わっている。女性は男性より嗅覚に優れているからでもある。
男性の「体臭」フェロモンを嗅ぎ分け、心地よいと感じる臭いこそ、この赤い糸遺伝子が関係しているのである。
男性の体臭を心地よい感じるヒトと、そうでなく汗臭いと感じるヒトとの差がこのHLA遺伝子の差でもある。つまり、男臭いと感じるのである。
また、ヒトが恋するのに関係している脳内ホルモンが存在している。
「PEA」と呼ばれており、これは化学構造式にフェニル基とエチル基とアミノ基を持つものの総称で、PEAは性欲を高め、そして食欲を抑える効果を持っています。
PEAホルモンは、脳内麻薬の一種でもあり、副作用として、不眠、食欲不振などの症状が現れる。
これらの現象から、恋すると不眠に成ったり、身体が痩せたりするのである。
このPEAホルモンは、中脳の視床下部を刺激し、性欲や満腹中枢を刺激し、グレリン物質、胃袋から視床下部に分泌される食欲物質が減少し、食欲不振、性欲増進などを司っている。
私達の脳内では、何種類ものホルモンや麻薬の一種の物質が絶えず分泌されているのである。これら脳の「尾状核」という脳部で感じるのである。
時には、この脳内分泌の異常がストーカーやモラルハラスメントなど、失言や言葉的な暴力などに繋がることも有るのです。
正常に脳内物質が働くと、ヒトは「優しさや」「思いやり」などの思考に成り、愛情という感覚が生み出されるのである。
ヒトが人を愛したり、恋をすると言うことは、本能的な行為であり、本質的には子孫繁栄に関わっているのである。
但し、皆様はあまりご存じ無いでしょうが、恋愛には「賞味期限」が有るのです。
恋の賞味期限は約2年と言われているのです。その訳は、恋愛中は感情や情緒が不安定に成り、脳が疲れることに関係しているのである。
恋に賞味期限が有るからと言って、2年過ぎたら恋が冷めたり、別れたりすると言う訳ではない。
最近では、恋愛中に失恋などを体験すると情緒が不安定に成り、自殺未遂などを起こす女性や男性も多いといいます。
これらも脳内物質、PEAは覚醒剤の仲間なので、不眠、興奮、下痢などの軽いものから、心臓の負担を与えたりします。これら胸がドキドキするという現象になるのです。
失恋などの感情時は、特に恐怖の物質(ノルアドレナリン)や興奮物質の(アドレナリン)が異常に分泌することが有ります。
正常時には、ギャバやセロトニンという、抑制物質(理性)が働くのですが、失恋などを経験し、長引くと感情的に不安に成り、思わぬ行動することも有るのです。
これらを防ぐのは「新たな恋」である。
過去を忘れて、新たな恋をすることで過去の嫌な記憶を忘れ去られ、新たな刺激が脳に送られる。
ここで、男女の五感の特徴について説明致します。
男性は「視覚」と「触覚」に優れ、空間認知や理論的である。女性は「嗅覚」と「味覚」に優れ、言語能力が高く、コミュニケーション能力も高い。
これらには理由がある。私達の先祖、ホモサピエンス時代の400万年前の先祖から現代人に受け継いでいる「本能的遺伝子プログラム」なのである。
我々の先祖は、男性は広い草原を、獲物を求め探し歩いた、だから遠くを見る「視覚」が必要になり発達した。また、獲物を求め狩りをするため、鏃などを造らなければ成らなかった。だから触覚が重要だったのである。
自分の居場所が分からないと塒に帰れないので空間認知に優れている。
女性は、子供を産み、育てる役割があり、隣同士助け合わないと生きて行けないので、仲良くするために「言語能力」コミュニケーションに優れ、男性が持ち帰った獲物を調理しなければ成らなかったので、腐っていないか、食べられるか「嗅覚」と「味覚」で感じ取らなければ成らなかったので発達したのである。
もうじきクリスマスです。男性は彼女や恋人と映画鑑賞やライブなど視覚を刺激するものやシルクやカシミヤのマフラーなど手触りの良い素材で心を和ませることである。
女性は、アロマオイルや香水など嗅覚を刺激する物、美味しい料理を食べたり、お友達や恋人と会話を楽しむことである。
今回のクリスマスプレゼントには、これらをご参考にヒトの五感を刺激するプレゼントをして見て下さい。きっと仲良くなれるはずである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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生物分類を見分ける、DNAバーコード!

2007-12-18 06:39:29 | 感覚
地球の全生物を見分けろ DNAバーコード始動 「スクランブル」
記事:共同通信社 提供:共同通信社 【2007年10月22日】
地球上で知られている約180万種の全生物を、DNA情報を基に誰もが簡単に識別できる仕組みを作る試みが、日本を含む国際協力で動き始めた。コンビニなどの店頭で商品を瞬時に識別するバーコードにちなみ「生物DNAバーコード」計画と呼ばれ、既に3万4000近い種の情報がデータベースに登録された。実現すれば食品の安全確保や感染症予防、環境保全など、さまざまな目的に威力を発揮しそうだ。
▽高まる需要
ある日、日本の港に南国の農産物を大量に積んだ貨物船が着いた。検査官が箱の隅に小さな虫を見つける。果たしてこれは害虫なのか。
「今は分類学の専門家が見ないと分からず、特定に時間がかかる。それをいつでも現場で解決しようということです」
DNAバーコード計画の目的の1つをデービッド・シンデル事務局長(米国)はこう説明する。
分類学の専門家は今、世界的に減少傾向。一方で食料流通のグローバル化や地球温暖化による害虫分布の変化、国境を超えて広がる鳥インフルエンザなどの感染症と、生物種を素早く特定する需要は高まっている。
▽50万種登録
この解決にDNAの活用を呼び掛けたのがカナダ・グエルフ大のポール・エベール教授。すべての生物が持つ「CO1」という遺伝子のごく短い塩基配列の違いで動物種が特定できるという原案を2003年に発表した。これをカナダ政府などが支援し、04年には国際プロジェクトが発足。現在では約50カ国の約160機関が参加、日本の国立遺伝学研究所(静岡県)と日本分類学会連合も加わっている。
目下の作業はデータ集め。博物館などの標本からDNAを抽出し、バーコードになる塩基配列を登録している。5年で約50万種を登録したい考えだが、その次は毛や葉などの断片を入れるだけで、種の名前や情報を画面に表示する小型識別装置の開発を目指す。
▽日本に不安も
特に熱心なのはカナダや米国。米国は最近、空軍などの助成で北米大陸に生息するすべての鳥の登録を終えた。航空機と鳥の衝突事故に軍民とも頭を痛めており、機体に突っ込む鳥の種類を素早く特定し、対策を取る第一歩にするという。
日本の中心メンバーの伊藤元己(いとう・もとみ)東京大教授によると、アジアでも韓国や台湾は国家事業の位置付け。だが日本は文部科学省の既存事業の資金の一部を割り当てているが、国としてどう取り組むか定まっておらず、データ登録もまだわずか。
伊藤教授は「基盤整備の段階で貢献しないと、運用開始後、日本からの利用が有料になったり、最新情報が使えなかったり、などの不利が生ずる可能性もある」と話している。

私がこの生物DNAバーコードの実用化は、鳥ウイルスの特定渡り鳥の種類や希少生物の確認に必ずや役立つと考えている。
私はバードウォッチングや生物の観察、撮影が好きで、ボルネオ島、マレーシアのジャングルや屋久島、北海道など各地で希少生物を観察してきた。
以前から私のブログで紹介してきたが、日本への特定外来種、中には危険な昆虫や生物も海外から日本へ入ってきている。
例えば、アルゼンチンアリ、タイワンハブ、ゴケグモなど代表的な外来種が日本に入り込んでいる。
隣の台湾では2005年の夏にデング熱「ネッタイシマ蚊」によって5名の死者が出る騒ぎになったのである。
また、2006年には、今度は南米で繁殖している「アカヒアリ」という小型のアリが北米大陸に上陸して猛威を振るった。「殺人アリ」アメリカでは「ファイヤーアント」と呼ばれる「アカヒアリ」が台湾にも上陸し、問題化されている。噛まれるというより、お尻にある毒針で刺されると火がついたように痛み、赤く腫れ上がる。もし、数カ所でも刺されると全身、蕁麻疹のように赤く腫れ上がり、高熱が続き、毒性生物特有の症状が現れて、酷い場合は死亡してしまうのである。
これらから「殺人アリ」と称されている。
これらも地球温暖化の影響が考えられているのである。年間平均気温15度程度で寒い冬を越冬し、その地域に生育するのである。
日本への影響も今後、温暖化が進めば10年程度でこれら危険外来種が越冬し、日本に住み着く可能性が高いのである。
これらの確認に必要なのが、生物DNAバーコードである。
沖縄地方にはすでに日本産のハブ以外に、小型ながら日本産のハブ以上に恐れられている「タイワンハブ」が危険外来種として確認され、住民に被害も出ている。
他に私がこの生物DNAのバーコード化に期待しているのが、植物の遺伝子の解明や応用である。
未だに新種が発見されている。生物や植物は沢山ある。
特に、新薬の開発などには植物の成分やDNAの解明が重要なのである。
これらバーコードで管理できれば、新薬の開発などにスピード化と究明に繋がり必ずや役立つものだと考えている。
私共が近年中に構想している「医学薬科大学」でも生命科学研究所を設立予定であり、これらの施設で漢方や新薬の開発、研究などに取り組む予定である。
これらの開発、研究には植物や生物の莫大な量のDNAの管理をバーコード化し、管理すれば、コンピュータ処理できるものであり、スピード化や新薬の開発、研究に今後期待が持てるのである。
そうすれば、癌や脳卒中なとの新薬が出来上がるかも知れないのである。
他にも、特定外来種の種類の確認、数の確認など従来では判断が難しかったことが簡単に成ったのである。
今後とも私共は、生物、植物の持つ神秘性と特性を皆様に紹介しながら、医療への応用、開発、研究に今後取り組んで参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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多様化進む自治体病院運営

2007-12-17 00:04:37 | 感覚
巨額赤字 民間移譲/公設民営/広域連携…多様化進む自治体病院運営
記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社 【2007年12月4日】
自治体病院:巨額赤字 民間移譲/公設民営/広域連携…多様化進む運営
全国の自治体病院が赤字に苦しむ中で、再編・統合や民営化の動きを加速させている。毎日新聞が実施した全国調査では、累積赤字が06年度末で1兆8585億円に上ることが判明し、自治体財政を圧迫する状況が浮き彫りになった。一方で、市町村の枠を超えた連携で医師不足を解消しようとしたり、民間委託や独立行政法人化など経営形態を改革する取り組みも進んでいることが分かった。【まとめ・田畑悦郎、井出晋平】
大阪府南部の忠岡町は今年3月、公立忠岡病院を閉院にした。医師の確保が難しく、存続しても赤字が毎年約3億円増える見込みだったからだ。閉院時の不良債務は9億2000万円。藤田勉町長公室長は「町本体の財政がもたなかった」と説明する。幸い車で10分程度の岸和田、泉大津、和泉の各市に総合病院が完備。閉院時に事務長だった前川喜代治・事業部長は「代替病院があったから住民への悪影響を最小限にできた。忠岡では自治体が担う病院の役割は終えた」と話す。
病院を民間移譲し、地域医療を確保する動きが出ている。宮城県石巻、東松島両市が運営する公立深谷病院は、赤字が膨らみ今年3月閉院したが、後継法人を公募し、埼玉県の医療法人への経営移譲が決定。土地建物を無償貸与し今年9月、石巻ロイヤル病院として再出発した。
民間の医療機関などに運営を任せ、経営効率化を目指す公設民営の導入も目立つ。横浜市は、旧市立港湾病院の老朽化に伴う建て替えの際、横浜赤十字病院を運営する日赤に委託。救急患者の積極受け入れなどで06年度は8億円の赤字ながら前年度の4分の1以下に減少した。富山県の氷見市民病院は08年4月から金沢医科大に運営を任せ、医師の安定確保を目指す。
大阪府は06年度から5府立病院を地方独立行政法人に組織変更。初年度から13億円の黒字(05年度は赤字4億2000万円)を確保できたのは、右肩上がりの職員給与体系の見直しなど柔軟な組織運営が可能になったからだ。赤字を自治体の連結決算対象から切り離せることから、兵庫県の神戸市(2病院)、芦屋市が09年度からの独法化を目指している。
広域連携の動きも進む。北海道では30区域に分け、域内で市町村の枠を超えた広域連携を目指す。中核病院を指定し、周辺病院は診療所化など規模を縮小するが、中核病院に救急機能などを集約して医師不足を解消し、赤字による共倒れを防ぐ方針だ。
愛知県東海市では市民病院と民間の東海産業医療団中央病院が08年4月をめどに統合する。公立と民間の統合は極めて異例だが、医師不足で単独運営が難しくなり、統合が不可欠と判断した。兵庫県但馬地域では豊岡病院(豊岡市)を急性期医療の拠点とし、周辺8病院を慢性期対応にする役割分担の連携が進む。
何度か私のブログで紹介してきたが、公立病院や自治体の病院の廃業や倒産が急増しているのである。
最近において、大企業などの支援によって、全国の自治体病院が赤字に苦しむ中で、再編・統合や民営化の動きを加速させている。毎日新聞が実施した全国調査では、累積赤字が06年度末で1兆8585億円に上ることが判明した。
このままでは、救急患者の受け入れ拒否問題や地域によっては充実した医療が受けられず、弱者である。高齢者や幼い子供達が影響を受けるのである。
私共も千葉県や群馬県での県立病院や公立病院の再建の手伝いや新設の病院を構想している。
医療特区を活用して、外国人医師の日本での勤務を可能にし、現在、最も不足している「救急医」を補い。各地で起こっている受け入れ拒否や盥回(たらいまわし)しの医療を見直し、改革したいと考えている。
また、一人暮らしの高齢者などの在宅医療に力を注ぐ、高齢者を見捨てない医療を目指したいと考えている。
これらの細かな医療をサポートすることで赤字に苦しんでいる病院の運営を少しでも改善出来ればと願っている。
現在、全国各地の公立病院や県立病院の多くが、患者側からの医療費の未収入額が数億円に上る病院もあるのです。
例えば、救急車で病院に運ばれた浮浪者でも治療しなければならないのが救急指定病院である。
但し、問題は支払い能力があるのに治療費の支払いを拒否する人達が急激に増えているのである。
また、公立病院や県立病院は、医師や看護師の収入が以前まで民間の病院より。1.5倍ほどの収入差が有ったのである。
現在は、これら見直され民間の病院の平均的な収入に成ってきている。
私共が新設の病院や赤字の病院の再建に取り組むのは、決して私欲や私共の会社の営利目的ではない。
以前にアメリカで大手企業が医療界に参入し、病院の株式上場を目指して病院のチェーン化し、失敗した実例など病院など医療を儲けの対象にすると難しいものである。
私共は「医療産業都市計画」として、医学薬科大学、救急病院の新設、生命科学研究所などで医療の研究、漢方、新薬の研究、開発で売り上げを上げ、それらの資金を病院などの再建に回したと構想している。
これら医療産業都市計画も私共で莫大な資金が確保できず、アメリカの投資顧問会社の債権によって莫大な資金援助を受けるものである。
また、医師や専門医、看護師のスタッフは、アメリカで活躍している著名な医師や日本の病院理事長、学会の関係者などの人材支援で可能となるものです。
このように、色々な方々、海外の企業などの支援も必要であると考えている。
幾ら日本の大手商社や企業が医療界に参入し、赤字の病院の再建に乗り出すと合理化やスタッフのリストラなどで医療の質の低下や医療費の高騰なども怪訝されるのである。
私共は病院の運営はバックアップという形を取り、病院関係者が病院の運営に携わって貰い、私共と共同でこの局面を乗り越え、「すべては患者さんのために」をモットーに、高齢者や弱者を見捨てる医療では有っては成らないのである。
また、救急患者の受け入れ拒否や盥回しの医療では有っては成らないのである。
今後、私共が少しでもこれらの問題の解決に繋がればと願っている。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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ヒトの味覚と視覚の関係!

2007-12-15 09:56:01 | 感覚、五感
先月28日水曜日朝10:00~約10分間ではあるが、私がkiss FM神戸のラジオ局の取材を受け、出演いたしました内容から味覚と視覚の関係について説明致します。
例えば、私達が料理を目の前にするとお腹が空いていれば、なおさら食べたい(食欲)がわきます。
以前に、食べた料理が美味しいという感覚を私達の脳は記憶しており、この記憶を辿り「料理が美味しい、不味い」と比較するのです。
一流レストランで食事をすると器や見た目など五感を刺激する物があります。
匂いは勿論、薄暗い店内に心地よい音楽、恋人や友人と楽しく会話したりすると、よりいっそう料理が美味しく感じるのがヒトの脳なのです。
これらを「五感刺激効果」と私は呼んでいるが、一流のレストランほどヒトの五感を刺激する方法や取り組みを行っている。
また一流のレストランのシェフ達は、普段から味覚を鍛錬するために、ある感覚を刺激し、鍛錬しているのである。その感覚とは「嗅覚」である。
ヒトの味覚は嗅覚と深い関わりがあり、料理が美味しいと感じる感覚こそ、この味覚と嗅覚が刺激され、脳が美味しいと感じているのです。この感覚を「共通感覚」と呼んでいる。
ヒトが料理を美味しいと感じるのは「大脳新皮質の味覚野」で感じている。
美味しい料理を食べると私達ヒトの脳は「感動」し、長期記憶に繋がり、この記憶こそ、大脳新皮質に記憶されるのです。以前にこのレストランで食べた料理が美味しいから、また食べたいと「欲求」するのです。これらの感覚は快感という感情を生み出し、この快感をもう一度となるのです。
そして、その店に何度も足を運ぶと常連さんになるのです。
私達ヒトの脳の特徴に「快感」「楽しい」「美味しい」「感動」などが好きで、逆に「不快」「辛い」「楽しくない」「不味い」「無感動」などが嫌いなのです。
つまり、ヒトの脳は都合良く思考するのです。ですから不味い料理よりは美味しい料理、そして、もっと美味しい料理とヒトの脳が求めるのです。
ですから、中華料理のように時には残酷な食材まで用意されるのです。
また、自分の身体に悪いと思ってもおしい料理にはどん欲なのがヒトの味覚、脳なのである。
ヒトの味覚には基本的に「甘味」「苦味」「酸っぱさ」「塩味」そして旨みを感じています。ヒトの味覚には「味蕾」という味を感じる細胞があり、この細胞は10日~15日程度で新陳代謝されるのである。
これら細胞の新陳代謝の働きを活発にさせて呉れる栄養素がZn(亜鉛)である。
また、亜鉛は美容の栄養素と言われ、皮膚の新陳代謝や身体の疲れなどにも関わる重要な微栄要素である。
ヒトが甘味など感じるのは丁度、鍵と鍵穴に似ている関係がある。例えば、甘味が味覚と鍵と鍵穴のように一致したときに、ヒトの脳(味覚野)が甘い味と感じるのです。
では、ヒトの味覚で酸っぱさや苦みなどを敏感に感じるのは、ヒトが持つ本能的感覚、危険回避能力から来ているのです。
甘味はブドウ糖など脳が40%もの栄養素を必要とします。また、塩味は体液に必要な栄養素なので比較的鈍感です。
苦みや渋み、酸っぱさは少量で敏感に感じるのは、酸っぱさの感覚は「腐敗」を意味し、体内に悪いと脳が認知するのです。
苦みなどは毒性を意味し、これも身体に大量に取り込むと悪影響を及ぼすので少量でも敏感に感じます。
また、激辛と言われるのは、味覚としての辛いという味的感覚ではなく、味覚が「痛み」としての刺激で檄辛の痛みとして味覚は感じているのです。
以前に赤唐辛子を食べたときの辛さを記憶しているため、見ただけでヒトの脳は自律神経に働きかけ、額や手の平に汗をかくことがあります。
これは視覚的要素であり、食材の味イメージ、記憶があるからです。
皆様がレモンを見ただけで口の中から唾液が出て「酸っぱい」とイメージします。これが味の記憶なのです。味の記憶こそ大脳新皮質の味覚野で長期記憶しているのです。
刺激が強ければ、強いほどはっきり記憶しているのです。先ほどのレモンもそうですが、唐辛子なども刺激が強いので、見ただけで自律神経に働きかけるのです。
私達のヒトの五感は男女でも特徴があります。女性は「味覚と嗅覚」優れ、男性は「視覚と触覚」です。
これらは遙か400万年前のサルから枝分かれした我々の先祖「ホモ・サピエンス」が男性は高原などで獲物を求め、狩りに出掛けていた。そのため、獲物を見つけ出す目の良さ、視覚が必要とされた。また、自分の居場所が分からないと塒に帰れないので男性は「空間認知」に優れている。
逆に女性は子供を産み、育てるという役割があり、隣同士仲良く助け合う必要性が有った。そのため、女性同士のコミュニケーションが必要であった。
だから言語能力に優れ、つまりおしゃべりなのである。
男性が獲物を持ち帰ったときにその獲物が腐っていないか、食べられるか匂い(嗅覚)と(味覚)が優れたのである。
これらの遺伝子が現在の私達まで延々と受け継いでいるのです。
幼稚園生の男女に好きな絵を描かせると、男女の脳の違い、感覚、五感の差がはっきり出ます。
男の子は、動きの有る物を描く傾向がある。ロケットや飛行機、車など立体的な動きのある絵を描くことが多い。
女の子は、自分を中心にお花畑やお友達と遊んでいるところなど平面的な絵を描く傾向がある。
大人になると男女でははっきりとした特徴を示すのである。
女性は匂いに癒され、友達や仲間とおしゃべりをして美味しい料理を食べることが好きである。
男性は、視覚で興奮し、癒される。また、肌触りなど触覚でも癒されるのである。このように男女の五感にも特徴が有るのです。
ご家庭でも一工夫して、何時もの食事に彩りや音楽、照明効果などの五感を刺激する工夫をすれば、きっと奥様の料理が美味しく感じるはずである。
また、奥様が料理の腕を上げるために、食材の鮮度やスパイスなどの匂いを敏感に感じることが大切である。
本当に美味しい野菜や果物などは匂いにも違いがある。触覚も違っているのです。つまり、食材や原料は見た目だけでなく、自己の五感を総動員して感じ取ることである。そうすれば、感覚だけど無く、脳も活性化させる重要な課題であると私から指摘致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、



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ヒトの脳が恐怖を感じると!

2007-12-14 01:57:18 | 感覚
例えば、私たちが恐怖と感じる体験をすると脳内では「ノルアドレナリン」という、恐怖の物質が脳内に分泌され、自律神経に影響を与え、心拍の上昇や発汗作用の上昇など、ヒトによっては鳥肌が立つこともあります。
ヒトが恐怖と感じる脳部は「偏桃体」という、感情を司る脳部で、好き嫌いや恐怖感などを感じると活発に働くのです。
高所恐怖症の人達も多いと思いますが、実は私も以前まで高所恐怖症でした。
丁度15m以上の高さでは人間が恐怖を感じやすい平均的高さなのです。
個人差もありますが、例えば3mを超えると足がすくむという人も居られます。
この高所恐怖を感じるのはやはり脳なのですが、高いところでは人の脳が以前の体験記憶が無いとか、もしその場から落ちたらどうしようと最悪な事を考えるのです。
そうすると足がすくみ、動けなくなります。
私は、この高所恐怖症をメモ書き方で克服致しました。
メモ書きとは、私の場合数十メートルの吊り橋で体験を実施しました。
吊り橋の途中で用意したノートに現在の状況を克明に記録して行く方法です。
例えば、風が強く揺れていて怖いとか、足が動かないなど書き込んで行くのです。そして、その場に10分程度立ち止まり、周りをゆっくり観察して、脳に安心と怖くないと脳に暗示を掛けることなのです。
何より、高さの恐怖に慣れる。つまり、脳が慣れるという事なのです。
これを何度か続けると個人差はありますが、何度かトライすると自信がついて、数十メートルが成功すれば、次に100m程度の高さも平気になります。
このように恐怖感は、脳の思いこみが強い人ほど症状は重く、恐怖体験などした場合には所謂「トラウマ」状態になることもあります。
このような状態ではノルアドレナリンの物質が異常に分泌されると時には、恐怖から「パニック障害」「適応障害」などの精神的障害に疾患することもあります。
以前、地下鉄サリン事件後、多くの方々が乗り物に乗れない地下鉄に乗れない、眠れないなどの症状に悩んだ人達が多く居りました。
女性の方々に多いのは、自分自身が体験したのではないが、ご主人がサリン事件時に地下鉄に乗っていたのを知り、それだけで心配になり、パニック障害を起こしてしまった人達も居られます。
男性より、女性の方が恐怖に対する対応が苦手であり、これらも脳の仕組みに関係しているのです。
私の仮説ではあるが、男性は左脳認知など普段から左脳を活発に活用している。
これに比べ、女性は「脳梁」という、左脳と右脳をジョイントしている脳部の細胞が男性の1.5倍ほど多く、つまり、左脳と右脳の両方を使っており、特に直感力に優れているため、これらが恐怖体験を敏感に感じるのだと考えている。
男性の場合は、意外と冷静に捉えており、理論的に考えることが多いからである。だから、女性の方がパニックに弱いとも言える。
恐怖は高さや、乗り物、時には生き物達など様々な要素が私達の身の回りにあります。
ところが、最近は具体的な目に見える恐怖だけではありません。身体の異変や病気、金銭的不安などの様々な不安要素でも恐怖として感じることがあります。
通り魔事件も多発しており、私達は身近に恐怖として感じます。
但し、何時までも恐怖ばかり思考したりしていると、ストレス障害、パニック障害などの思考性が強くなり、益々、脳に悪影響を与えます。
私達の脳の本能には「危険回避能力」いう強い味方とも言える感覚が備わっているのですが、残念ながら現在の子供達や若者達の多くで、これらの能力が極端に低下していることを私は危惧しております。
なぜ、若者達にこの危険回避能力が低下しているのかというと、幼い頃から危険な遊び体験記憶が希薄であり、例えばナイフを使って物を造ったりする体験も希薄です。幼い頃から親が危ないからと色々な体験を制約して来たことにも関係しているのです。
私のように8mぐらいの木登りをして地面に落ちて意識を無くした経験や手足の骨を折ったりと危ない体験を多くしているとこれら危険回避能力も高まり、大人になって多少の怪我はしたが、大きな怪我は全くなのである。
これらは幼い頃から恐怖体験をしているからである。
現在の多くの子供達が恐怖体験や怖さの感覚が欠如しているため、思わぬ行動や思考性の顕著に表れている。
例えば、幼い頃から高層マンションで生活していると、高さの感覚、恐怖感が発達せず、地面で転んでも反射的に手が出ず、顔や頭を打って怪我をすることがあるのです。
また、マンションの手すりを乗り越えて落下する子供達も多いのです。
これらは自殺願望とは違い、好奇心によって起こされる事故なのです。
では、これらの感覚、五感を鍛錬するのには、幼い頃から野外で遊ばせ、土の上で転んだり、低い木でも良いから登ってみたりする経験が必要なのです。
ナイフで木を削ったり、指先を動かして細かな作業を体験することで、脳が活性化、記憶します。
「手は外に飛び出した脳、第二の脳」と言われる由縁は、運動性記憶に深く関わっている。頭頂葉という、体性感覚野(触覚)が鍛錬され、小脳に記憶されます。
これらの記憶体験が「危険回避能力」に繋がるのです。
危険回避能力こそ、自己に迫る危険を回避してくれる能力であり、感覚なのです。是非、皆様も自己に迫る危険や恐怖に対して対応できる能力を養いましょう。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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