センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

元気がない40歳~50歳代!

2007-04-30 00:00:23 | 感覚
元気ない40~50代、男性ホルモン60代より少なく、
仕事ストレスか? 
一般に年齢とともに低下するとされる男性ホルモンの量について、日本人サラリーマンを調べたところ、働き盛りの40~50歳代の中年層で最も低下しているとの意外な結果が出た。
男性ホルモンはストレスの影響を受けやすいと言われており、調査した帝京大病院(東京・板橋区)泌尿器科の安田弥子(みつこ)講師は、「仕事でのストレスが男性の活力を失わせているのではないか」と話す。国際メンズヘルス学会誌に近く掲載される。
20~30歳代、40~50歳代、60歳代以上の3世代に分けた健康な男性81人を対象に、活性型男性ホルモンの指標になる唾液(だえき)中のテストステロンの量を測定。一日のうちでも変動が大きいことから、2時間おきに唾液を採取してもらい変化を調べた。
最も高いのは20~30歳代だったが、次いで高いはずの40~50歳代の中年層は、半数以上が退職者の60歳代よりもむしろ低かった。男性ホルモンが年齢とともに低下することは、国内外の調査で確認されており、その“常識”を覆す結果だった。
テストステロンが低下すると、性欲や性機能の減退のほか、不安や不眠、認知能力の低下といった精神症状や、肩こりや腰痛といった身体症状として表れることが多い。安田講師は、「日本人男性は、勤勉で責任感が強く、管理職である40~50歳代では仕事のストレスも増える。疲労や抑うつ感といった心身の様々な症状に、男性ホルモンの低下が関係している可能性がある」と話している。
(2007年4月25日 読売新聞)より引用、
以前にも、40歳代、50歳代の脳の低下と脳の疲れについて説明したことがあるが、やはり、男性ホルモンの量に深く関係していたのである。
今回の研究結果は、想像はしていたが、現在の60歳代の男性の方々より最も男性ホルモンが低下しているとの結果に少なからずショックを受けたが、頷けるものである。
特に現在のサラリーマンはストレスやプレッシャなど重くのしかかり、サラリーマンの3割以上の方々が「メタボリック症候群」の体型をしており、健康にも精神的にも不安や無理をしてまでも頑張っている世代でもあります。
丁度私の世代であり、「慢性疲労症候群」などに疾患している人達が多い年代層である。つまり、疲れ切っている世代でもあるのです。
現在は団塊の世代、60歳代の方々が逆に元気で、40歳代~50歳代より元気で若々しいのである。
また、若年性認知症や脳梗塞などの脳卒中、心筋梗塞と年々若年化しており、10年前の40歳代~50歳代の方々より、現在の40歳代~50歳代が「危ない」のである。
これらはやはり、男性ホルモン(テストステロン)の低下により、免疫力低下に繋がり、益々疲れやすい体質、ストレスに対応する能力も低下するので、精神的に弱くなってしまうのである。
これらの症状が長引くと鬱病やストレス障害などに疾患する人達も増加するのである。以前にも、日本人がストレスに弱い民族であることを説明したが、生命科学的に解明されている。
それは、S遺伝子という、日本人の98.6%もの率で保有している遺伝子なのです。
だから、世界的に見ても8年連続3万人以上の自殺者を出している国はどの国々を見ても日本だけである。
その自殺者の中でも40歳代~50歳代の男性が急増しているのである。働き盛りの人達に自殺や適応障害などに疾患する可能性が高いのである。
また、脳の疲れや脳の低下も顕著に表れており、益々元気がなくなっているのである。私は、これらの人達を代表して、各地で「何時までも脳を若く」と題して、元気よく生き生き頑張る。遊びに、仕事に元気な姿勢で取り組み、脳を刺激し、若さを保つことで、実年齢より若く、生き生きとした生き方や姿勢が重要なのです。
私は、同世代の方々にエールを送る意味で、6月23日(土)から5週間連続して、白山地区センター、場所、最寄り駅、鴨居駅(JR)から徒歩7分の白山地区センター会議室において「脳、健康」についての内容の講座を開催致します。
同世代の方々に元気と脳の活性化する方法を提唱したいと思います。
40歳代、50歳代の方々にエールを送る意味で、今回は励ましも含めこの言葉送り致します。「ネバーギブアップ」、私共と一緒に頑張って参りましょう。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

五感教育研究所。ワークショップ、
私たちの脳細胞の働きを、解りやすく面白く解説する五感教育講座です。
五感と大きな関わりのある脳の働きを知ることは「自分」を知ること。
子育て中のお父さん、お母さんにぜひ聞いて頂きたい五感と脳の話です。少し疲れを感じている皆さん、あなたの不安や疑問に必ず役立つお話です。
脳の働きを知って、脳力を伸ばしましょう、そして心も身体もすっきりしましょう!
日時:6月23日(土)午前10時~12時30分
テーマ  五感と子どもの心 
     高橋 良寿 (五感教育研究所、室長)
テーマ  五感と脳の働きの重要性 
     荒木 行彦 (五感教育研究所、主席研究員)
会場:白山地区センター会議室
会場住所:横浜市緑区白山1-2-1
参加費:800円
*申し込みは、氏名・郵便番号・住所・メールアドレスをお知らせください。
*お申込み・お問い合わせは
高橋pwd3wgz24v@me.point.ne.jpへお願いします。
皆様のお越しをお待ちしています。
(株)五感教育研究所






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専門家の「診断」メディアドクター!

2007-04-29 09:00:10 | 感覚
「メディア2007」医療記事を客観評価
記事:共同通信社、提供:共同通信社【2007年4月24日】
新聞などの医学記事を、専門家の目で「診断」する。こんな「メディアドクター」の動きが豪州や米国、カナダで広がりつつある。
医学、健康記事は、読者の関心がもっとも高い分野であると同時に、直接生命にかかわることもある。しかし、記事の根拠について、読者が確かめる手段はほとんどないのが実態。そんな問題意識が、メディアドクターの背景にある。
インフルエンザ治療薬「タミフル」投与の影響、関西テレビの「発掘!あるある大事典II」の捏造(ねつぞう)などで揺れた国内でも、記事診断の試みが始まった。
※10項目で評価
取り組みがもっとも早かったのは豪州。公衆衛生の研究所が2004年、医師や記者による評価をスタートさせた。
国内の主要メディアがウェブサイト上で報じた記事を対象とし、評価結果を記事発表後2週間以内にホームページに掲載。読者からの追加コメントも受け付け、記事に対する批判をメディア側にフィードバックできるようにした。
10項目の評価項目からみて、記事が適切かどうかを採点。項目は、(1)治療の新規性(2)実際に治療が受けられるかどうかという治療アクセス(3)治療コスト(4)必要以上に不安をあおっていないか(5)科学的根拠の質(6)副作用など治療の弊害-などで、それぞれについて、評価者が「満足」「不満」「評価対象外」をチェック。「満足」の獲得割合で評価し、結果は星の数で表し、最高ランクは5つ星となる。
※関心まだ限定的
これまでの判定では、比較的満足度の高い評価が付くのは、「あおり」「新規性」「報道資料への依存」などの項目。半面、「コスト」や「弊害」では満足度は高くなかった。
また、インターネットだけで記事を流すオンライン媒体は活字媒体に比べて満足度が低い。記事の長さが限られる上、時間に追われて十分に調べることができないまま書かれたとの指摘もある。
こうした動きは06年にはカナダ、米国へ波及。対象は、医療機器やサプリメントなどを扱った記事にも拡大。米国では「タイム」など週刊誌の記事もチェックされる。当初は医師だけが評価していたが、記者も加わるようになった。
ただ、大学や研究機関の間で関心は呼んでいるものの、一般読者の反応はまだ限定的だというのが現状。情報の広がりがこれからの課題だ。
※立場の違いも
日本ではことし、東大が主催する医療政策を考える社会人向けセミナーに参加する23人が評価者となって「実証実験」が行われた。
取り上げた記事は12本。大豆イソフラボンの効能や、患者に優しい検査法、更年期障害の新たな治療法など乳がん関連の記事で、生ニュースに限らず検証記事や特集も含んでいる。評価者の構成は医師と医療担当記者がほぼ半々。最高の星5つはなかったが、5本は星4つの評価。ある記事をめぐり、医師が「科学的根拠のない記事は書くべきではない」と批判したのに対し、記者サイドからは「(根拠の)数字ばかりの記事は読者に好まれない」と応じるなど、立場の違いを際立たせる議論もあったという。
同セミナーのスタッフで医療ジャーナリストの埴岡健一さんは「メディアドクターは医療とジャーナリズムの質の底上げにつながると思う。有志が集まれば誰でも評価できるので、まずやってもらいたい」と今後の動きに期待している。
以前に私のブログでも紹介したが、健康番組の捏造やまやかしデータなどを以前から指摘し、関係者に手紙やメールで警鐘していたが、ことごとく無視された経緯が有る。
今回の広がるメディアドクター 専門家の「診断」公表の評価に関して私は賛同できるし、日本でも導入して欲しいと願っている。
特に、健康番組などの内容を審査する専門家が今後日本でも重要であり、急務でも有るのです。
また、視聴者がテレビやマスコミで紹介されたからと言って「疑わず」に取り入れたり、その商品を買い込んだりする傾向にも私は警鐘を鳴らしている。
痩せたいからと言って、納豆を毎日食べたり、買い込んでもそんなに簡単に痩せられたら、テレビで紹介される前にブームになって、雑誌や海外でも紹介されるはずである。
日本のマスコミのように視聴者の気を引いたり、目を向かせるために以前にも捏造などのやらせが多かったのである。つまり、視聴率稼ぎが目的なのである。
これらに騙されるのでなく、疑い、賢い脳に成って欲しいのです。
また、番組の内容を良く吟味し、話の内容やデータの信憑性など、すぐに頭越しに信じるのでなく、これだけ食べたら、この商品を使ったらなど偏った言い方、内容には疑問符なのです。
日本にもいち早く、新聞などの医学記事や健康番組、医学番組の内容を診断する「メディアドクター」の存在が急務なのです。
他に、インターネット販売のサプリメントや健康器具、健康食品などの
身体的な影響なども怪訝されているのだ。
これらを監視又は、検査及び診断、取り締まる関係者も日本では少ない現状があり、模倣地区化されているのだ。
これら私共の健康や命に関わる問題でもあるので特に注意して選択して欲しいのです。
やはり、薬や健康食品は「専門家」に相談され、自己の身体の状態を診断して貰ってから取り入れたり、処方をして貰って欲しいのです。
私共は、これら問題を今度も取り上げて参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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大食いと脳の関係!

2007-04-27 00:01:02 | 感覚
最近大食いの番組も増えて、ギャル曽根という、若い女性が何十人前ものお寿司や焼き肉などを食べる姿をテレビで見るが、本人を実際見たことがあるが、本当に普通の若い女性である。
体重も45kg前後と痩せているし、何故あのようにお寿司を160個など食べられるのだろう!
それは、身体、特に胃袋と脳に深く関わっているのである。
大食いの人達の胃袋は、空腹時の10倍から15倍と大きく膨らむのである。
ヒトの胃袋は「粘膜と筋肉」から構成されており、鍛錬することで胃袋は何倍にも拡大するのである。
だから、ギャル曽根は空腹時の何と15倍の大きさまで膨らむのである。
その大きさは、お腹全体にまで広がり、膀胱の当たりまで垂れ下がるのである。
ただ、胃袋が大きくなったからと言っても、食欲が無いと大食いは出来ないのである。ヒトが食欲を感じるのは脳の「視床下部」に関係しているが、胃袋から出る「グレリン」という物質が視床下部の「食欲中枢」を刺激し、食欲(食べたい)と脳が欲求するのである。
大食いの人達ではこのグレリンの物質の量が普通の人達とは違うのである。
だから、5人前程度の食事では「満腹」と感じないのである。
つまり、満腹中枢にスイッチが入るのが遅いし、食欲も並大抵では無いのです。
また、大食いの人達の特徴は「太らない」「太れない」のである。
これらに関係する細胞が存在しているのである。「褐色脂肪細胞」という、体内のエネルギーを造り出し、熱量を体外に放出する働きをするのである。
現に、真冬でも熱くない食事を食べたときに額に汗を流す人達が居られますが、これらの人達が褐色脂肪細胞の働きが良いので、体外に熱量を発散させるので太らないのである。
実際に大食いのヒトと、普通の食事の量を食べる若者を比較(赤外線サーモグラフィ)で体温を測ったら、食事中に大食いのヒトは体温が3度近く、特に背中の当たりが赤くなり、体温が上がっていることを示している。
逆に普通の食事量のヒトは体温変化が変わらないのである。
これらから推移すると、大食いの人達は日々の大食い、莫大の食事エネルギーを体外に排出し、胃袋も拡大するよう内臓と脳が「適応」したのだと考えられるのである。
だから、内臓も脳と繋がっているのである。
満腹感も空腹感、食欲もみな脳がコントロールしているのです。
また、大食いの人達が何十人前と食べても、お腹が膨らまないのである。これらの現象は胃袋の膨らみと関係している。
普通の人が満腹と感じてそれでも食べ続けるとお腹が膨らみ、ズボンのベルトを緩めたりするが、大食いの人達はこのような事はないのである。
これは、胃袋が膀胱の当たりまで垂れ下がり、大腸などの内臓を押し込めるのである。逆に背中の当たりが膨らんだと感じているのです。
先ほど説明した食欲に関係している「食欲物質」「グレリン」が胃袋から出ていると説明したが、逆にこの物質が出ない人達、病気に疾患すると全くと言ってよいほど食欲が無く、食事をしないで生き延びている人達も存在しているのです。
大食いの人達は、このグレリン物質が頻繁に胃袋から出ており、脳の視床下部にある「食欲中枢」に伝わり、視床下部を刺激し、食欲を増幅させるのである。
テレビに出演している大食いファイターなる人達は若い人達が多いので、身体的な異常や異変は現れていないが、このまま中年以降になるまで食べ続けると必ず内臓や身体、血圧、食道癌、胃癌など、脳卒中などの病気の疾患も心配されるのである。
何より、胃袋の重みで大腸や小腸、膀胱など圧迫されるので内臓異変、臓器変形が起こる可能性が考えられるのである。
大食いも私は脳、特に視床下部の一種の異変の病気だと考えている。
例えば、お寿司や焼き肉を15人前ほど食べたとするとその総カロリーは10.000kcal以上にも成るのです。
私は普通の人達より少ない2.000前後kcalだから、成人男性で一日平均2.500kcalが適量とされているから、一食で大食いの人達は10.000kcalを超えてしまうのだから、食事の時間も胃袋も休むことはないのである。
普通では考えられない人達ではあることは確かである。生命科学的に説明してしまうと簡単だが、実際に見ると驚くばかりである。
普通なら何人前も食べると苦痛に感じ、顔をしかめながら苦しそうに食べるが、大食いの人達は本当に美味しそうに、楽しんで食べているのである。
但し、これら大食いの人達の悩みは食事代でもある。レストランなどで食べると一食、3万円から5万円程度浪費してしまうと、毎日3食食べていたら、大変な金額になるのである。
もし、大食いだと感じているヒトが私のブログを読まれていたら、専門医に相談され、胃袋の入り口に特殊な輪を掛け狭くするなど、肥満の人達の食欲減に作用されている方法だが、一度病院の医師に相談されることを推薦致します。
若い頃なら、身体的な異変、内臓の変形も現れにくいが、中年以降になると色々な病気の引き金に成り得るのである。また、大食いの人達は食事代もばかに成らないということをご理解下さい。
やはり、普通に食事をゆっくり楽しみ、適量を食べることが身体にも、脳にも良いということを私から提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、




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トリアージタッグとは、

2007-04-26 00:00:39 | 感覚
トリアージの意味
トリアージ(Triage)とは、災害発生時などに多数の傷病者が同時に発生した場合、傷病者の緊急度や重症度に応じて適切な処置や搬送を行うために傷病者の治療優先順位を決定することを言います。救急の原則と言われている3つのT、選別(Triage:トリアージ)、治療(Treatment:トリートメント)、搬送(Transport:トランスポート)の3Tのひとつです。トリアージ(Triage)は、フランス語で「選別」を意味する「trier」に語源を発しています。
また、トリアージタッグの重要性を強く感じた災害が有りました。それは「淡路大地震災害」で何万人もの重軽傷者、死者が発生し、治療に当たった医師、看護士、消防員、救命士などとの連携や情報が模索し、どの程度の被害が出ているのかなど知らされておらず、分からない内に多くの医師や看護師、救命士が数万人にとも言われる怪我人に対して治療や救命に携わったのである。
現場ではパニック状態で、医師の多くは普段の救命処置と違って、怪我の程度、治療の優先度などを体験や学習をしていなかったので、統一されず、重傷度の怪我人が何時間も救助を待っている状態だったのである。
これらの反省や対策から、トリアージタッグの発想が生まれたのである。
トリアージタッグは怪我の度合いによって色分けされている。黒が0、赤がⅠ、黄色がⅡ、緑色がⅢというように色によって区別して行く方法である。
黒タッグ、不搬送、不処置群(死 亡 群)体幹や頭部に重大な損傷があり、既に生命反応がなくなりかかっている人、または既に死亡している人。優先順位4番目、
緑色、軽処置群 (軽 症 群)トリアージタッグは未使用(手に取り付けるだけ)、救護所または近所の医院での救護処置で間に合う人。優先順位3番目、
黄色、優先順位2番目群 (中等症群)今すぐに治療しなくても生命に影響はないが、放置しておくと生命の危険がある人。優先順位2番目、
赤色、搬送最優先順位群 (重 症 群)体幹に重大な危険が迫っていて、速やかに(5~60分以内)に救急医療機関で治療を開始すれば救命可能な人。優先順位1番目、
これらのような内容で多くの怪我人に対応するために考えられたものである。
2年前のJR福知山線での列車脱線事故で多数の怪我人が出たが、神戸関係の病院から多くの医師、看護士、消防員、救命士などがこれらトリアージタッグを怪我人の状態を診察しながら判断したのである。
多くの命が救えたのは確かだったが、問題も多く有った。それは、赤タッグと判断された怪我人の中でも、すぐに手当をしなければ成らない人達が居て、救急車やドクターヘリの順番を待ち、待っている間にも症状を悪化した人達も多く居たのである。
これらの教訓から、赤タッグの人達の中でも症状の状態を詳しく記入し、記入した医師や関係者の氏名を書き込むなどの策を今後、指導して行くとの事である。
黒タッグでも同様で、死亡原因や症状があまり書かれていなく、中には全く書かれていない物が殆どだったのである。
これら黒タッグを付けられた人達の遺族は納得いかず、どのような状態だったのか、知りたいと医師に求めても、関係者は記憶していないのである。
私共は近年中に北関東に、医学薬科大学や付属病院などを構想しているが、これらの施設では、トリアージを導入し、普段から訓練と体験を重んじ、北関東での災害時などで実施できればと考えている。
そのため、海外、特にアメリカからトリアージの専門家を招き入れ、私共の施設での訓練と教育の実施を重ね、いざというときにスムーズに活動できるようにしたいと考えている。
勿論、トリアージタッグの採用、判断の仕方、トリアージの本格的な取り組みを行い、地域の災害時に役立てばと考えている。
災害時などの現場に携わった医師や関係者の心理的なプレッシャーやストレスは想像以上であり、現場に不慣れな医師も居ることが日本では問題化されているのも事実である。
これらを鑑み、トリアージの先進国である「アメリカの医療システム」を導入し、アメリカからトリアージの専門家を招き入れ、指導して貰うことで日本での活動に役立てたいと思っている。
やはり、日本の医師のように激務で中では、トリアージの訓練が出来ない状態から、いきなり現場に出されても戸惑ってしまうのである。
これらの問題は、やはり、医学生時代から学ばせ、教育させることが重要だと私は考えている。日々の訓練がいざというときには役立つのである。
これらの教育を実施することで、日本にもトリアージの重要性が根付けばと願っている。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、





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発達障害と脳の関係、

2007-04-25 00:00:53 | 感覚
ここでは主に発達障害(アスペルガー症候群)の特徴について述べたいと思う。
但し、私は専門家でないことを事前に説明しておきます。
アスペルガー症候群(Asperger Syndrome)とは、「発達障害」の一種であり、一般的には「知能障害がない自閉症」と解釈されている。1944年、オーストリアの小児科医ハンス・アスペルガーにより「自閉的精神病質」と呼ばれる症状に関する論文を発表したことから名付けられている。
但し、自閉症と間違いやすい特徴が似ているので以前までは、知的障害がない自閉症とされている。
アスペルガー症候群の特徴は、主に「対人関係の障害」「心の理論障害」「他人の心の推理能力の低下」などアスペルガー症候群の定義は一つでは有りません。
アスペルガー症候群と類似または、同じ意味合いを持つ障害に高機能自閉症、高機能広汎性発達障害などはアスペルガー症候群とほとんど同じ意味で使われることがあります。
詳しくは社団法人、日本自閉症協会、東京都支部のホームページをご参照下さい。アドレスはhttp://www.autism.jp/となります。
アスペルガー症候群の原因要因は解明されて居らず、仮説の範囲ではヒトの脳の「大脳辺緑系」海馬に関わっていることが言われている。
海馬は「短期記憶」など瞬時の記憶に関わっており、1週間~10日程で海馬に記憶された情報は一部を除いて忘れてしまう特徴がある。
アスペルガー症候群の人達の特徴に、短期記憶が出来ない、すぐに忘れると報告もされている。
但し、特徴的なことは自己が好む物や事柄などの記憶は優れた才能を示すのである。例えば、日本プロ野球の歴代日本一になったチームをすべて暗記していたり、動物の名前をすべて言えるなど「拘り」が有るのです。
また、対人関係の障害はヒトの脳の「前頭葉」が深く関わっている。
ヒトの前頭葉は、「思考」「判断」「決定」などを司っており、創造性などの能力にも関わっている。
この脳部の低下はヒトとのコミュニケーション能力の低下とヒトとの関わりが苦手に成り、時には「対人恐怖症」にも繋がり、ヒトを避けようとする。
また、自分が好むものはすべての人達が好むと勘違いするので積極的に自分の意見や意思を通そうするので人から勘違いされることも多いのである。
これらは、私の仮説ではあるが、大脳辺緑系、特に海馬と前頭葉を伝達する神経(A10細胞)、この細胞を伝達物質(アドレナリン)などの伝達が不足、または出来ないことで、前頭葉の働きの低下、つまり、人とのコミュニケーションが出来ず、創造性も欠如するので、人に対する思いやりなど希薄と感じされるのである。
一方的な言葉で話すので、人との会話に疲れたり、人が嫌がることでも自分は悪い事とは感じていないことも有るのです。
本人は決して「悪気」はないのですが、他人から見ると理解されず、アスペルガー症候群の多くの人達が思い悩み、苦しんでいるのです。
また、日本ではこれらの症状に対する「専門医」の不足、特に研究者、研究所などの施設も少なく、極めて多くの患者さん達の対応が出来ていない現状がある。
これといった特効薬も無く、今後の研究、専門医の増員など取り組んで行かなければ成らない問題が山積みである。
私の友人の子供二人も自閉症と診断されたのですが、私はアスペルガー症候群だと考えている。
私は友人との誓いもあり、私共が構想している北関東での「医療産業都市計画」の構想の中に「生命科学研究所」を設立することも考えている、この施設では主に、人の五感と脳の研究、脳の病気、精神、心理の研究など優秀な研究員を海外からも集め、本格的な人格障害、発達障害などの研究に取り組むことを友人と約束している。
また、医学薬科大学では、高度先進医療の学問を学んで貰うが、専門医の学生を増やしたいとの思いもあり、心理学部、特に脳神経内科、脳神経外科などの専門的な医師を目指す学生が増えてくれたらと願っている。
これらを実施することで、私の友人の家族やまた、自閉症やアスペルガー症候群の症状を持つ、ご家族、本人などの悩みを一つでも解決出来ればと願っている。
現在の現状では、これら多くの人格障害、発達障害など様々な脳に関わる病例に対して、日本の医療では対応出来ず、年々患者数は増加傾向であり、このままでは専門医の不足もあり、多くの患者さん達が戸惑い、悩み苦しむことに成るのではないかと私は怪訝している。
是非とも、日本政府で取り組んで貰いたい課題の一つとして、私は今後も日本政府に問いかけ、皆様に提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


五感教育研究所。ワークショップ、
私たちの脳細胞の働きを、解りやすく面白く解説する五感教育講座です。
五感と大きな関わりのある脳の働きを知ることは「自分」を知ること。
子育て中のお父さん、お母さんにぜひ聞いて頂きたい五感と脳の話です。少し疲れを感じている皆さん、あなたの不安や疑問に必ず役立つお話です。
脳の働きを知って、脳力を伸ばしましょう、そして心も身体もすっきりしましょう!
日時:6月23日(土)午前10時~12時30分
テーマ  五感と子どもの心 
     高橋 良寿 (五感教育研究所、室長)
テーマ  五感と脳の働きの重要性 
     荒木 行彦 (五感教育研究所、主席研究員)
会場:白山地区センター会議室
会場住所:横浜市緑区白山1-2-1
参加費:800円
*申し込みは、氏名・郵便番号・住所・メールアドレスをお知らせください。
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皆様のお越しをお待ちしています。
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愛する脳!

2007-04-24 09:05:52 | 感覚
ヒトがヒトを愛するとき、脳内ではオキシトシンOxytocinという物質が「視床下部」の脳下垂体という所から分泌されるホルモンが存在している。
このホルモンは9種類からのアミノ酸で構成されている「ペプチドホルモン」である。
以前、大学との共同研究で、このオキシトシン物質を遮断したマウス(オス)とメスを入れたゲージとオキシトシン物質を投与したオスマウスを入れたゲージに分けて観察した。
10分程度でオキシトシン物質を遮断したオスマウスはメスマウスにすぐに近づいたが、凶暴に成り、噛みついたり、追い回したりする行動をとるようになるのである。
逆にオキシトシン物質を投与したオスマウスは、メスに近寄り、匂いを嗅ぎ、交尾をしようとする行為をとったのである。
これらの結果からオキシトシン物質が愛情などの感情に深く関わっていることが分かっている。
また、母親が乳児を抱っこし、お乳をあげるときにも通常の8倍ものオキシトシン物質が分泌されることが知られている。
このオキシトシンは乳腺房の中にある母乳を促進する働きのあるホルモンで、母乳を造り出すのです。
同時に働く、プロラクチンは乳腺に作用して母乳の分泌を促すホルモンなのです。
最近の産婦人科では「抱っこ療法」という、生まれたての赤ちゃんを20分以上抱くことで母親はこのオキシトシン物質の分泌を促し、赤ちゃんは抱っこされることで、母親の温もりや心拍の鼓動を感じ取ることが出来る。
これらは赤ちゃんの脳の発達、情緒の安定に繋がる重要な課題でもある。
現在、育児放棄の親が増えているが、私はこの「抱っこ」する愛情の欠如によって脳内でのオキシトシン物質が不足することから赤ちゃんや子供達への虐待など起こす原因の一つと考えている。
つまり、愛情不足の親が増えているのである。愛情こそこのオキシトシン物質の分泌が生み出す感情なのである。
母親と子供の問題だけではない、夫婦間や若者達の間でも問題化されているのが「ヒトへの愛情不足」であると私は提言している。
夫婦感では「セックスレス」が現在深刻な問題化されている現状がある。
日本では32%もの数字で夫婦間でのセックスレスが報告されているのである。
特に20歳代~30歳代の若い世代でのセックスレスが深刻なのである。これらの世代は「少子化問題」の中心的な役割を担い、少子化に繋がっていると私は提唱している。
つまり、現代社会はストレス社会であり、人間関係、激務に耐えているサラリーマン、これらのストレスが脳内に影響し、オキシトシン物質などのホルモンが激減し、夫婦間での愛情が希薄になり、離婚や妻への暴力などに繋がっているのではないかと考えている。
このオキシトシン物質は合成が可能で、現在、研究で使用されているオキシトシンはこの合成である。
近い将来、臨床実験で人間に投与できれば「惚れ薬」として活用できるのではないかと考えている。
但し、惚れ薬として活用すると悪用する人達が増えるので、将来的には医師の診断で処方される薬になると考えている。
これらオキシトシン物質の働きの低下はつまり「視床下部」の脳部の低下にも繋がるのである。
この視床下部は「食欲、性欲、やる気」などの欲求に深く関わっており、この脳部の低下は、セックスレスだけでなく、仕事や行動のやる気の低下まで繋がるのである。
また、食欲不振などに繋がると益々身体的に疲れやすく「慢性疲労症候群」など恒に身体がだるい状態、これら脳の低下、視床下部の低下なのである。
ヒトの脳が疲れたと感じると逆に脳が活性化する脳部がある。それは「前頭眼窩野」という丁度、目の奥当たりにある脳部が疲れたと感じたときに活発に働くのである。
この脳部の低下は、疲れやすい体質になっている状態でもあるのです。
この脳部を鍛錬するのには、ヒトとのコミュニケーションが重要な鍵を握っているのである。
この脳部はヒトとの会話、ヒトの顔の表情や仕草を読み取ることで鍛錬される脳部なのです。
一人暮らしの高齢者や団塊の世代の一人暮らしが急激に老け込み、惚け易いのはこのヒトとの会話(コミュニケーション)が不足しているかである。
これらは高齢者や団塊の世代の人達だけの問題でもないのである。
私が怪訝しているのは若い世代や子供達にこれらの傾向が顕著に表れていることである。
子供達や若者達はヒトの会話も少なく、携帯電話やパソコンでのメールなど文字的なコミュニケーションで会話をしていることが心配なのである。
これらの行為は、ヒトの顔の表情や仕草を理解できず、読み取る能力(洞察力)も低下するのです。
この前頭眼窩野は25歳頃から比較的若い世代から衰える脳部なのです。
また、視床下部の低下は男性に多いタイプの脳の低下なのです。
これらは男女の脳部の違いでもある。男性は女性より「視床下部」の細胞の数が1.5倍ほど多く、女性は「脳梁」という、大脳半球(左右脳)を繋いでいる脳部が1.5倍ほど多いのである。
良く、男女が口喧嘩すると男性が女性に敵わないのはこの脳部の違いでもある。
女性は思ったこと(直感)で言葉を話す、つまり、左右の脳を使って話すのと、男性は左脳の偏った言葉で話す違いでもあるのです。
男性は、視床下部が優れているので「見た目で興奮」したり、スケベといわれる由縁はこの視床下部の働きから言われた言葉である。
だからこの視床下部の低下が性欲の低下、食欲ややる気の低下などに繋がり、自律神経に左右し、身体的な怠さ、不健康的なイメージに繋がり、ストレスと重なり、益々若さがなくなるのです。
これらを防ぐのには、ヒトとの会話(コミュニケーション)をとり、ヒトの顔の表情、仕草を読み取ることであり、ヒトとヒトの顔を合わせた会話、親子であれば、子供が小さければ「抱きしめる」夫婦間では、優しい言葉一つかけてあげる思いやりが重要であり、「愛情」が生まれ、オキシトシン物質が分泌され、益々愛情が深まるのです。
だから、大げさではないが「オキシトシンが人類を救う」のである。
皆様も、イライラしたり、怒ったりして居ては、脳は活性化されないし、逆に脳細胞の死滅を加速するだけであることを私から提言致します。
これらの状態が長引くと精神障害、脳障害に繋がるのである。
まずは、笑顔で家族や恋人、友人、夫、妻に語りかける事である。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、





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インド最先端医療!

2007-04-23 00:34:23 | 感覚
インドは現在、国を挙げてIT技術や最先端医療に取り組んでいる。
小学校からオール英語で授業を行い、国際理解などの教育に力を入れている。
最近インドでは、最先端医療が世界中から注目され、治療や手術を目的に世界中から患者が集まっている。
施設もホテルのようなサービスを提供する病院が幾つかある。
施設だけではなく、アメリカや日本などの国々で最先端医療を学んだ医師が多く勤務しており、高度先進医療を実施している。
インド国内では、これらの施設に優秀な医師が集中してしまう問題化が怪訝されているが、医療費の安さと技術の高さが評判を得て、世界中から患者が集まっているのだ。
例えば、心臓疾患の手術を例に挙げると、アメリカでは360万円、日本では136万円、インドでは80万円と格安なのである。
これに日本と同等の医療が受けられ、手技実績も施設によっては日本の病院の例ではない。日本では医局制度が未だに存在しており、教授の許可がなければ手技が出来ない現状を考えるとインドの最先端医療はアメリカの医療制度に近いものがある。
インド国内では、これらの施設は一部の富裕層の人達だけしか受診出来ないが、
アメリカ同様に医療保険が破綻している現状もあり、決してインド国内では医療費は安いとは言えないのである。
ところが、アメリカなどの医療費を考えると確かに格安で高度先進医療を受けられるメリットが高い。また、これらの施設には日本語、英語、中国語など何カ国か話せるスタッフが在住しており、海外からの患者に対して対応している。
得意のITとの関連で高度先進医療を受けられるシステムを構築している。
検査機器も、高度先進医療機器、CT、MRI、PATなど充実している。
日本の大学病院と同等、またはそれ以上の最先端医療が受けられるのである。
但し、問題もある、インド国内ではこれらの民間病院が優秀な医師を集め、集中しているため、公的医療機関の質の低下が怪訝されている。
高度な治療を望むなら民間病院に行かざるを得ない。その医療費は年々高くなっているのだ。
また、海外からの患者が自国に戻り、その後の病状の悪化に対する対応や症状の異変に対応するのには、やはり、自国の病院で受診するか、またインドに再度受診するかである。
以前、私が中国での心臓移植問題を取り上げたが、中国では心臓移植は死刑囚の了承を得てとあるが、心臓移植の日程が分かるのである。
だから、日本や東南アジア、欧米と世界中から注目されている。
また格安なため、日本人、特に子供達の心臓移植が増えているのである。
アメリカの半分以下の医療費で済む為、その数は急激に増えている。
但し、問題は手技技術である。現に手術後に病状が悪化し、日本国内での再度の手術や治療などの件数も多い現状があるのです。
それに比べて、インドでは教育の充実度が高く、日本の学力低下と逆に学力が国全体で上がっているのである。
勿論、小学校からオール英語で授業を行い、世界に目を受けて教育を実施している。
私共も、群馬アカデミーの支援、地元千葉で来年に開校する「インターナショナルスクール」幼稚園と小学校の開校と近年中に北関東に「医療産業都市計画」を構想しており、医学薬科大学、海外の大学の誘致、オール英語で授業を行い、哲学や心理学、大衆衛生など日本の大学ではあまり実施されていない学問に力を入れ、世界中で活躍できる人材を育成したいと考えている。
同時に、アメリカの大学や他国への留学などの留学生の低減も目指している。
先日のアメリカの大学での大量殺人事件のように「海外の大学が危ない」現状を鑑み、日本国内でアメリカや外国の大学の授業を受けられるように目指すものである。
これらの施設には「生命科学研究所」、高度先進医療を導入する「付属病院」
難病、新薬開発、研究などの施設、ユニバーサルデザインを取り入れた「高齢者施設」など構想している。
私共が構想している施設には、インドは勿論、東南アジア、欧米など、留学生、研究者、教師陣、教授陣、医師団も含め多くの外国人が交流し、勤務出来る体制も整える予定である。
これらの構想を実施することで「日本の医療界」「教育界」に一石を投じるものだと確信している。
何処まで出来るか分からないが、私共は「社会貢献と地域貢献」を目的に今後とも取り組んで参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
五感教育研究所。ワークショップ、
私たちの脳細胞の働きを、解りやすく面白く解説する五感教育講座です。
五感と大きな関わりのある脳の働きを知ることは「自分」を知ること。
子育て中のお父さん、お母さんにぜひ聞いて頂きたい五感と脳の話です。少し疲れを感じている皆さん、あなたの不安や疑問に必ず役立つお話です。
脳の働きを知って、脳力を伸ばしましょう、そして心も身体もすっきりしましょう!
日時:6月23日(土)午前10時~12時30分
テーマ  五感と子どもの心 
     高橋 良寿 (五感教育研究所、室長)
テーマ  五感と脳の働きの重要性 
     荒木 行彦 (五感教育研究所、主席研究員)
会場:白山地区センター会議室
会場住所:横浜市緑区白山1-2-1
参加費:800円
*申し込みは、氏名・郵便番号・住所・メールアドレスをお知らせください。
*お申込み・お問い合わせは
高橋pwd3wgz24v@me.point.ne.jpへお願いします。
皆様のお越しをお待ちしています。
(株)五感教育研究所


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米国最悪の銃撃事件が発生!

2007-04-20 08:32:00 | 感覚
16 日午前、米東部バージニア州ブラックスバーグにあるバージニア工科大のキャンパスで銃乱射事件が発生し、32名の学生の死亡と15名の怪我人も発生した。
犠牲者の多くは、バージニア州ブラックスバーグにあるバージニア工科大の教室内に生徒を並ばせ、次々と殺害したとのニュース報道で世界中が衝撃を受けたのである。
犯人は事件後、自殺したと報道されている。日本人留学生も居て、無事であることが確認されている。
米国では何度か若者による銃乱射事件が多発している。
私も以前から注視して米国政府や関係者に指摘し、メールを送ったこともある。
99年にも、コロラド州コロンバイン高校で生徒2人が13人を射殺した後、自殺した事件などがある。その後も毎年乱射事件は起きている。
この高校生は、戦争ゲームなどの射撃ゲームを良くしていたと友人が話していたことをテレビニュースで聞いたことを思い出す。
米国は銃が簡単に入手出来、誰でも加害者になる可能性が高いのである。
また、私が以前指摘した。アメリカ軍の訓練の方法を紹介したが、それは恐ろしい訓練方法である。
日本の自衛隊でも実施しているが、米国の例ではない。
アメリカ軍では、銃撃の訓練ではヒトを殺傷することが出来ないので、シミュレーションが必要とし、躊躇なく殺害するための訓練を実施するため「ゲーム感覚」を導入しているのである。
このゲーム内容は、使用されている銃や戦車の操作など忠実(リアル)に再現され、躊躇なく銃を撃てるように訓練することが目的なのです。
ですから、イラク戦争でイラク兵士を殺戮し、ビンゴと大きな声で叫びながら興奮していた米国兵をテレビで見たことが有る。
これだけなら大した問題でもないと考えがちだが、問題はアメリカ国内の子供達や若者達にアメリカ軍への入隊志願を要望するために、アメリカ軍で採用されているこの殺戮ゲームを一般向けに販売していることである。
このゲームは18R指定、18歳以下の子供に販売禁止しているが、人気ゲームとして全米に広がっているのである。
販売されて数年以上経って居るが、日本のゲームメーカーも類似したゲーム内容のソフトが販売されている。
これらのゲームが一因となって、青少年の銃の乱射に繋がっていると米国のマスメディアも取り上げているが、解決策もなく、年々、増加傾向であり、ついに米国最悪の銃乱射事件が発生したのである。
これらは日本でも起こる可能性はあると私は指摘して、警鐘を鳴らしている。
日本では、厳しい銃規制をしているが、改造銃や密輸の銃が裏では取引されている現状が有る。
もし、米国製の機関銃が手に入れば、ゲーム感覚でヒトを撃ちたくなるのが、ゲーム脳に陥った人達の脳の思考である。
これらの感覚に陥った若者や子供達は、米国以上に実は日本で危惧されているのだ。以前にも、王子様と呼べと言って当時24歳の青年が少女を自宅に軟禁し、王子様ゲームを現実に再現した青年は記憶に新しいが、バーチャルリアルティの世界と現実の境目を理解できないで居る若者は実に多いのである。
私はこれらの感覚に陥った人達を「バーチャルブレイン」と名付けているが、視覚優位の感覚に陥ると非現実の世界も現実の世界も理解できなくなり、認知できなく成るのです。
現に、中学女子がネズミ駆除剤をお守り代わりに持ち歩き、自分の母親の食事に混ぜて、症状を観察していたのである。警察署での動機を次のように述べている。
薬物に興味があり、現実と非現実が「ごちゃまぜ」だったと表現しているように普段からインターネットで薬物などを調べていたことが分かっている。
これらはほんの一例であり、日本で銃が簡単に手に入れば、小動物の殺害から始まり、エスカレートしてゲーム感覚で多くの人達を殺戮するとも考えられるのである。
このゲーム脳の名付け親は、日本大学文理学部体育学科教授の森昭雄教授その人である。
これらゲーム脳はゲームを視聴している時間とも深い関係にあり、1日10時間以上とゲームを行っている時間と比例して、これらの感覚に陥る可能性は高くなるのです。
私が提唱しているのは、視覚優位の感覚によって、平面的感覚になることがゲーム脳の危険性があると提唱している。
つまり、平面的感覚はバーチャルリアルティ感覚(非現実)であり、立体的な感覚(現実)の世界観と認知の違いが生じる。これを私は「バーチャルブレイン」と呼んでいる。
ゲーム脳やバーチャルブレインは、脳の快感物質(アドレナリン)の過剰分泌によって引き起こされるのである。アドレナリンは快感物質と言われ、興奮状態や恍惚感を生み出すのである。
ゲーム感覚はこの恍惚感や達成感(快感)を生みだし、脳内麻痺をも生み出すのである。これらの状態がゲーム中毒といわれる由縁である。
アドレナリンやノルアドレナリン(不安物質)は脳内麻薬という物質で、快感や恐怖感、恍惚感などの感情などに繋がるのである。
これらの感覚がエスカレート、理性の働きの低下(前頭葉)の働きの低下により、犯罪や異常行動に繋がると私共は推移している。
私の仮説ではあるが、これらの感覚、異常行動や犯罪行動も脳の低下、特に前頭葉の働きの低下だと提唱している一人でもある。
ヒトの前頭葉は、特に46野という脳部は、五感からの外的情報を「計算」「判断」「決定」「行動」アウトプットというように一連の思考性パタンが有るが、異常行動など起こす人達では、正常な判断、決定が出来ず、興奮した脳内をコントロール出来ない、抑制能力が働かない状態だと考えられている。
つまり、これが「理性」である。この理性の働きが低下しているのである。
正しい、判断、決定が出来ないのである。
幾ら、銃規制や法律を改正してもこれらの事件は多発する一方であり、減るものではない。
私共は心理的なサポートが重要であると考えている。異常行動を起こす人達の精神面、心理学的な治療や医学的な治療も必要なのである。
日本でも、子供達や若者達に精神障害や心理的な障害「心の病」を持つ人達は急増している現状を日本政府としても国を挙げて取り組まなければならない問題でもある。そうしなければ、近年中に日本でも銃や薬物による大量殺人が何時起きてもおかしくない時代であることを警告致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、




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コレステロール値の高い女性は脳卒中に注意!

2007-04-18 00:01:15 | 感覚
コレステロール値の高い健康な女性は脳卒中が高リスク
ニューヨーク(ロイターヘルス)‐Neurology誌2月20日号でボストンの研究者らが、重要疾患の既往のない女性についてもコレステロール高値は虚血性脳卒中の有意な予測因子であると報告している。 Dr. Tobias Kurthらは、脂質と虚血性脳卒中との相関を検討した大半の研究では、冠動脈疾患の既往患者が含まれているかまたは女性を除外していると、指摘している。
この溝を埋めるため、Brigham and Women’s HospitalのDr. Kurthらは、1992~1995年の試験登録時に45歳以上(平均年齢54.7歳)であった女性を対象としたプロスペクティブなWomen’s Health Studyのデータを解析した。いずれの女性もベースライン時に心臓疾患、癌またはその他の重要疾患はみられなかった。ベースライン時には約28,000名の血液サンプルが得られていた。
平均追跡期間11年の間に、282名が虚血性脳卒中を発症した。
被験者らは各コレステロール文画(総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、総コレステロール/HDLコレステロールの比、および非HDLコレステロール)に関して五分位に分類された。
Dr. Kurthらの報告では、HDLコレステロール以外の脂質値で最高五分位の場合、最低五分位と比較して脳卒中に関するハザード比(HR)が約2倍となった。
HDLコレステロールに関して最高五分位の場合、虚血性脳卒中リスクは約半分に減少したと、Dr. Kurthらは報告している。
この研究者らは、年齢、BMI、飲酒、運動、喫煙、糖尿病、早期の心筋梗塞の家族歴、閉経後のホルモン剤の使用、片頭痛、高コレステロールの治療およびアスピリンの使用について補正したモデルを作成した。
このモデルで最高五分位を最低五分位と比較したところ、HRの範囲が1.65~2.45となった。HDLコレステロールのみが有意な予測因子ではなくなった(HR=0.78)。
この研究者らの計算からは、虚血性脳卒中リスクに関する最も統計的に有意な予測因子は非HDLコレステロールであることが示唆されている。
Dr. Kurthらは最後に、「我々の研究結果は、心血管疾患の既往のない明らかに健康な集団についても、好ましくない脂質値が初回の虚血性脳卒中のリスク因子として重要であることをいっそう浮き彫りにしている」と記している。
ロイターヘルスニュースより引用、
以前にも指摘したが、脳卒中などの危険因子は、総コレステロール値や中性脂肪値、高血圧などが考えられている。これに加え「家族歴」、家族や親族の中に脳梗塞、脳出血などの病歴があると、遺伝的に高まるのである。
これらの危険因子に加え、暴飲暴食、タバコの吸い過ぎ、ストレスなどの生活習慣の見直しも必要である。
女性はとくに注意が必要なのである。総コレステロール値の高い健常者でも女性は脳卒中のリスクが高まるのである。
私の母親も9年前に「クモ膜出血」で倒れたときには、この総コレステロール値270mg/dlと高コレステロール血症で、中性脂肪もトリグリセライド(中性脂肪)(mg/dl)も170mg/dlと適正値を遙かに超えていたのです。
参考に私は、総コレステロール値は145mg/dlと中性脂肪、48mg/dlと血圧も適正値で有る。
私の母親がクモ膜出血で倒れたこともあり、私は血圧と血管系の疾患に特に注意している。塩分摂取の低減食事内容や腹八分の食事、定期的な運動に心がけているので、健康体である。
私の母親は昔の人なので、家族の食事支度をし、家族が食べ残した物を「勿体ない」と言って食べていたことが後に影響したのだと聞かされたときにはショックを受けたものである。
私は学生時代から運動選手だったので、食事も多く食べていたが、現役を退いたときに体重が増えて、すぐに血圧が上がったことから、これでは大変だと考え、腹八分の食事に改善した。慣れるまで1年近く掛かったが、身体だけでなく、脳や身体も軽く感じ、また、若さを保つことも可能に成った。
今年50歳に成る私が、先月の講演会で受講者から先生、プロフィールに書かれている年齢間違っていませんかとの質問があり、苦笑いをしてしまった。
私は、講演会などで多くの人達に、脳疾患予防には「食事」と「運動」が重要であると提唱している。
食事は、暴飲暴食の防止、塩分の多い食事の見直し、タバコを吸っている場合は、禁煙の呼びかけ、また、睡眠不足やストレスの改善、運動では2km程度でも良いので散歩を定期的に行うことで脳も活性化し、血流も良くなる。
決して早足でなくて良い、ゆっくりでも効果があることが米国の研究グループで解明されている。
忙しい現在、定期的な運動が得られない人は、室内での10分程度の体操でも違いが有るのです。つまり、手足を動かし、血栓予防に心がけ、食事も肉類中心なら魚類に改善するなどの食事習慣の見直しが必要である。
私は、魚類中心の食事で週に3回以上は魚を食べている。豆類なども好んで食べている。ご飯類は軽めに食べるようにしている。
少しお腹が空いた状態が実は脳を活性化させるのである。「ペプチド」という脳内物質が活発に働き、身体の疲れを抑制し、やる気も起きるのである。
満腹状態だとこのペプチドの分泌が減り、身体的に疲れやすく、脳の活発化も出来ないので、眠気、身体の怠さなどに繋がるのである。
但し、これらも自己の身体の状態を良く理解し、専門医に相談され、指導を受け、定期的な健康診断など、脳疾患予防に心がけることを推進致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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ブレインインターフェースシステム、

2007-04-17 00:02:55 | 感覚
直感による人工腕のコントロールを可能にする方法が開発された。
切断された部分に残っている神経をうまく応用することで、直感に従って動かすことができる人工腕が開発されました。バイクの事故が原因で片腕を失った若い女性にこの人工腕が装着されました。その手術の様子や人工腕装着後の状態がLancet誌に報告されています。医師等はまず腕の切断によって行き止まりになった尺骨神経、正中神経、筋皮神経、橈骨神経の末端を胸筋と鋸筋に移動させました。この手順をTargeted muscle reinnervation(標的化筋肉再神経分布、TMR)といいます。このTMR処置された筋肉は、神経の運動指令の増幅器として機能します。
続いて鎖骨上神経(supraclavicular cutaneous nerve)と肋間上腕神経(intercostobrachial cutaneous nerve)が切断され、それぞれの神経の遠位末端が尺骨神経と正中神経に吻合されました。この手順を研究者等はTargeted sensory reinnervation(標的化感覚神経再分布、TSR)と呼んでいます。
このTSR処理により、TMRされた領域やその付近の皮膚を触ると被験者はまるで失われた手に触れられているように感じます。
TMRとTSR手術後に被験者に人工腕が装着されました。
被験者が“手を開く”という指令を脳から発すると、その指令は通常の末梢神経を伝達してTMR領域の筋肉でその信号が増幅されます。増幅された信号は筋電流センサーに受信され、被験者は筋電性の人工腕の手を開くことができました。
また、女性はこの人工腕の手で圧力、温度、質感をほぼ正常に感じることができました。
神経内科領域ニュースより引用、
以前にも紹介したNASAの研究所で開発されている「ブレインインターフェースシステム」マイクロチップを脳内と頭部に取り付け、思考性によって人工腕やパソコン操作など可能にしたシステムで、実用化も近いと考えられている。
(写真参照)、このシステムは応用性も高く、人工腕以外にも、特殊な眼鏡を装着するだけで、視覚障害者の目が見えるようになる。臨床実験で成功している。
但し、ビット数(明彩度)の範囲が狭いため、クリアーな像や視野が得られないのである。
今後、これらの研究が進むと近い将来、10年後ぐらいには実用化もされ、視覚障害者の方々が自立で歩けるまでになると考えている。
現在のブレインインターフェースシステムの課題は小型化、高性能化が求められ、今後の研究によって可能となり、多くの方々のサポート役になるものである。
このように多様性の応用が可能であり、私共研究所でも注目しているシステムである。
私共が構想している北関東での生命科学研究所でもこれらのブレインインターフェースの研究に取り組みたいと考えている。
大学の研究施設や医療機器メーカーなどの共同研究や取り組み、資金融資も必要となる国家的な取り組みが必要である。
アメリカでは「国防総省」がこれらの研究に資金提供や研究員などを派遣し、本格的な研究に取り組んでいる。
今後、日本でもこれらの研究には資金面、人材面(研究員)などの確保も重要課題でもある。
私共は、これらの研究課題を一つでも解決する方法を模索しながら今後、推進して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
五感教育研究所。ワークショップ、
私たちの脳細胞の働きを、解りやすく面白く解説する五感教育講座です。
五感と大きな関わりのある脳の働きを知ることは「自分」を知ること。
子育て中のお父さん、お母さんにぜひ聞いて頂きたい五感と脳の話です。少し疲れを感じている皆さん、あなたの不安や疑問に必ず役立つお話です。
脳の働きを知って、脳力を伸ばしましょう、そして心も身体もすっきりしましょう!
日時:6月23日(土)午前10時~12時30分
テーマ  五感と子どもの心 
     高橋 良寿 (五感教育研究所、室長)
テーマ  五感と脳の働きの重要性 
     荒木 行彦 (五感教育研究所、主席研究員)
会場:白山地区センター会議室
会場住所:横浜市緑区白山1-2-1
参加費:800円
*申し込みは、氏名・郵便番号・住所・メールアドレスをお知らせください。
*お申込み・お問い合わせは
高橋pwd3wgz24v@me.point.ne.jpへお願いします。
皆様のお越しをお待ちしています。
(株)五感教育研究所




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外科医志望者、激減!

2007-04-12 00:01:37 | 感覚
外科医志望、このまま減り続ければ…10年後ゼロ
記事:毎日新聞社提供:毎日新聞社【2007年4月5日】
外科医:志望、このまま減り続ければ…10年後ゼロ 「後輩に勧めず」28%
学会アンケ「後輩に勧めず」28%過酷な勤務や医療事故のリスクが大きいことなどを理由に、かつて花形ともいわれた外科が崩壊の危機に直面している実態が、日本外科学会(約3万8000人)のアンケートで分かった。約3割の外科医が後輩に外科を勧めようとは思わないことなどが判明。外科医のなり手は今後も減り続けるとみられ、新たな学会入会者は10年後にゼロになる計算という。小児科や産科だけでなく、外科でも深刻な事態が進んでおり、学会長の門田(もんでん)守人・大阪大医学系研究科教授は「人とカネを増やす政策を」と訴えている。
大阪市で4日あった関西プレスクラブ定例会で、門田教授が明らかにしたもので、11日から同市で開く日本外科学会定期学術集会で発表する。昨年11月、インターネットで実施し、会員1276人が回答した。
外科志望者が減る理由(複数回答)で多かったのは、労働時間が長い、時間外勤務が多い、医療事故のリスクが高い、訴訟リスクが高い、賃金が少ない----で、いずれも約7割に達した。
勤務時間の週平均は、診療所(開業医)で47・7時間、病院で68・8時間となり大きな差があった。大学病院勤務では「80時間以上」と答えた医師が2割を超えた。また、当直明け手術は「いつも」「しばしば」がいずれも約3割に上り、「まれに」(13%)を合わせ計72%が参加しており、過酷な勤務を裏付けた。
さらに、10%に医療訴訟の経験があり、示談の経験は11%。訴訟リスクが治療に影響すると答えたのは、「常に」「しばしば」「たまに」で計85%に達した。年収平均は全体で1385万円、病院の勤務医は1308万円、診療所は2553万円だった。
一方、半数以上の医師が仕事で満足を感じ、外科医を続けたいと回答したが、後輩に外科医を勧めようと思わないとした医師は28%に達した。同学会は、80年代には入会者が多かったが、過去20年間で激減しており、単純計算すると2018年にはゼロになるという。
門田教授は「日本では医師全体が少ない。医療費抑制政策で医療が崩壊した英国の教訓を生かさないといけない」と述べた。【根本毅】
以前から外科医の勤務の激務など紹介していたが、花形といわれた外科医が激減しているのである。
特に若手医師は外科を目指すのを断念し、内科や整形外科など、最近は診療所などの収入の良い仕事場を選択することが多い現状である。
外科医のなり手は今後も減り続けるとみられ、新たな学会入会者はこのままでは10年後にゼロになる計算という。
これに途中退職者も含めるともっと短くなるのではないかと私は心配している。
これらの対策に日本医師会や地方自治体は必死に取り組んでいる。
やはり、年収や待遇と言った働く場の環境が大切なのである。
病院側も医療ミスを個人の医師の技量不足や責任転換するのでなく、従来の医局や制度などを見直し、若手の受け入れ、海外で活躍している日本人医師は1000名以上を超えている。
これらの優秀な人材が海外流出している現実も有るのです。
私共は近年中に北関東に医療施設や医学薬科大学を構想しているが、外科医の魅力とやり甲斐を理解して貰い、近い将来日本の各地の病院に勤務や当病院の勤務を希望するものである。
私共は、海外とくにアメリカで活躍している著名な医師の協力で60~70名ほどの教授、講師陣、医師などの派遣をして頂ける事になっている。
私共の代表者の知り合いの著名な日本人医師がアメリカでは、米国心臓学会の名誉理事として活躍している。ベテラン医師など多くの日本人医師がアメリカなどの海外で高い手技能力を持ち、高い評価を得ているのである。
これら医師達は日本の医局制度に疑問を持ち、武者修行しながら海外の大学病院などで実力を上げている。
2~3年で日本に戻ってくる医師は多いが、そのまま何十年も海外で活躍している医師も実際には多いのである。
特に、外科的な高度先進医療はこのままでは、日本は益々アメリカなどの国々との差が広まり、10年以上の遅れをとることになるだろう!
日本国内では日本人外科医が姿を消し、外国人外科医が日本の病院に勤務し、片言の日本語で話し、手術をする日も近いのではないかと予想されるのである。
現に、私共が構想している医療施設には、私共の医学薬科大学で日本語を同時に学んで貰い、病院の勤務、特に外科医として勤務して貰えるように見本になり、実績を上げれば、日本国内に優秀な外国人ではあるが、外科医が増えるのではないかと考えている。
病院の運営も私達が関わり、労働時間が長い、時間外勤務が多い、医療事故のリスクが高い、訴訟リスクが高い、賃金が少ないなどが、いずれも約7割に達した。という外科志望者が減る理由を述べているが、勤務時間や収入面、訴訟リスクを減らしたら外科医を目指す人達が増えるのかというと疑問である。
やはり、病院側の待遇や優遇だと私は考えている。やはり、働きやすい環境、
やり甲斐などが重要だと考えている。
だから私共の病院や大学では、哲学や大衆衛生、高度先進医療など海外で取り組んでいる色々な良い点を取り入れ、日本国内で生かしたいと考えている。
以前、ある国立系の医学部の解剖学の授業の参観をしたことがあるが、医学生は外科的な手技の時間、メスの持ち方から教授が教えなければ成らないのだ、子供の頃からナイフや細かな指先など使わなかった、知識優先の学問だけで重視した医学界にも問題が有るのです。
私が子供の頃のように遊び道具を自分のナイフで削って造ったりした経験が今になって役立っている。
現在の子供達や若者を見ていると携帯電話や携帯ゲームのボタンを押すだけの手先の動きでは、手や指先が不器用に成る。この手の器用さこそ、脳の活性化、脳の高さにも繋がっているのです。
これらをサポートする手技機器や遠隔操作などの外科医の手術をサポートする手技ロボットも可成りな高精度で開発されている。一部の病院でも実用化されている。近年中には日本の多くの病院でも導入されるだろう。
これらのサポートロボットを導入するのも今後、医療ミスを防ぐ対策として重要な鍵を握るだろう!
私共は、これら医療改革に取り組み、これから医師や外科医を目指したいと考えている若い人達のサポート役を担い、一人でも多く心臓外科や脳外科などの専門的な方面で活躍してくれることを願うばかりである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、








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殺人アリの日本への上陸の可能性!

2007-04-11 00:01:08 | 感覚
南米で繁殖している「アカヒアリ」という小型のアリが北米大陸に上陸して猛威を振るった。「殺人アリ」アメリカでは「ファイヤーアント」と呼ばれる「アカヒアリ」が台湾にも上陸し、問題化されている。噛まれるというより、お尻にある毒針で刺されると火がついたように痛み、赤く腫れ上がる。もし、数カ所でも刺されると全身、蕁麻疹のように赤く腫れ上がり、高熱が続き、毒性生物特有の症状が現れて、酷い場合は死亡してしまうのである。
これらから「殺人アリ」と称されている。
この殺人アリが隣の国、台湾に上陸し、デング熱(蚊の媒介)以上に恐れられている。
全盛期の25%までは絶滅出来たのだが、完全に絶滅させたわけではない。
もし、台湾からの輸入品や旅行者などの洋服に取り付き、日本に侵入したらアルゼンチンアリのように10年前程から全国に広まり、今年ついに神奈川県まで侵入してきたのである。私の地元の千葉でも私が現在観察、確認中である。
これらの外来種のアリなどの昆虫や生物は、日本固有のアリなどを追い払い、住まいを奪い、民家などに入り込んだり、生態系の破壊にも繋がるのである。
これらの外来種の越冬が可能になり、日本の寒さに耐えられるようになると定着し、生育場所を広げて行くのである。
これらの主な原因は地球温暖化による気候の変化、都市のヒートアイランド現象などと考えられている。
日本でも外来種のアリは何種類か上陸している。その一種類がアルゼンチンアリである。広島県の廿日市市で93年に初めて確認されている。
現在は神奈川県でも確認されている。
また、琉黄島や沖縄地域には「アカカミアリ」という、毒性は弱いが噛まれると腫れるアカアリの一種が上陸している。
上陸した原因は、米軍などの物質に付帯して侵入してきたと想像されている。これらのアルゼンチンアリもアカカミアリも北米産などの種類であり、アメリカに上陸している種類でもある。また、アカヒアリも南米から侵入し、すでにアメリカでは80名以上の死者も出ている。
これらの殺人アリも問題であるが、日本では「オオスズメバチ」が越冬し始め、早い時期から巣を作るために活動し始めているのである。
通常は夏から初秋にかけて活発に活動するのだが、今年は暖冬ということも有り、夏場の前頃から活発に飛び回ると予想されている。
巣を作り始めるとオオスズメバチは巣(子孫)を守るため、必死に抵抗し、人を刺すのである。
以前に私のブログでも紹介したが、デング熱(ネッタイシマカ)が伝染病をまき散らし、台湾では2005年の夏に3名の死者が出て、世界中を動転させたのである。
それ以上の猛威がこのアカヒアリで有る。25%の絶滅に成功したと台湾政府は語っているが、全滅したわけでないので、この夏が心配である。
もし、この種が沖縄や日本国内に何らかの形で侵入したら、現在の気候では越冬が可能だと考えている。これら猛威がすぐ身近に存在していることを皆様もご理解して欲しいのです。
もし、見慣れないアカっぽいアリを確認したら、手を出さず、市や区役所の環境課に連絡をし、駆除対策を初期段階から行って欲しいのです。
アルゼンチンアリは広島県で初確認されてから10年以上が経ち、益々全国的に広まっている。このままでは日本固有のヤマトオオアリなどが数を減らし、生態系のバランスが崩れ、新型ウイルスの発生なども怪訝されるのである。
このまま地球温暖化が進むと日本にも、外来種の新たな進入や新型のウイルス伝染病など怪訝され、自然環境や生活環境までもが破壊されつつあるのです。
私達は出来ることから初めて、地球環境を守りたいものである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
五感教育研究所、ワークショップのご紹介!
私たちの脳細胞の働きを、解りやすく面白く解説する五感教育講座です。
五感と大きな関わりのある脳の働きを知ることは「自分」を知ること。
子育て中のお父さん、お母さんにぜひ聞いて頂きたい五感と脳の話です。少し疲れを感じている皆さん、あなたの不安や疑問に必ず役立つお話です。
脳の働きを知って、脳力を伸ばしましょう、そして心も身体もすっきりしましょう!
日時:6月23日(土)午前10時~12時30分
テーマ  五感と子どもの心 
     高橋 良寿 (五感教育研究所、室長)
テーマ  五感と脳の働き重要性 
     荒木 行彦 (五感教育研究所、主席研究員)
会場:白山地区センター会議室
会場住所:横浜市緑区白山1-2-1
参加費:800円
*申し込みは、氏名・郵便番号・住所・メールアドレスをお知らせください。
*お申込み・お問い合わせは
高橋pwd3wgz24v@me.point.ne.jpへお願いします。
皆様のお越しをお待ちしています。
(株)五感教育研究所







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新番組紹介!

2007-04-10 07:29:45 | 感覚
私は、あまりテレビは見ないが、それも選択肢してテレビ番組を選んで見ているからである。
現在のように視聴率を得るために、捏造やまやかし、いい加減なデーターで視聴者は信用してしまうが、私達のような研究者は科学的な提唱番組は、少しの時間見ただけでその番組の真意が理解できるが、一般の方々は、例えば、この食品を食べただけで痩せられますとか、血液をサラサラにしてくれる作用が有り、健康に成りました。と目の前にデーターやビデオを見せられると信用してしまい、番組終了後スーパーの店頭からテレビで紹介された商品が消えてしまうのである。
これらは私が提唱している。視覚優位の感覚に陥らないことである。
つまり、疑って掛かることが重要なのである。本当にダイエット出来るのか、疑問に思いながらも信用してしまうのである。
やはり、騙されない「脳」「洞察力」を駆使し、番組の内容を吟味することである。この能力を駆使することで「賢い脳」に繋がるのである。
これはテレビの力でもあるが、これらの力を悪用した番組が最近多すぎると感じている。
特に、提唱番組を制作するスタッフや関係者は今後、最前の注意が必要である。
私が推薦する新番組を紹介致します。
4月14日(土) NHK総合、午後10:00~10:30(毎週土曜日) 解体新ショー
司会、国分太一(TOKIO) 、久保田佑桂(アナウンサー)、
人体の謎を最新の科学で解明する番組。一見素朴に思える疑問も、掘り下げると必ず、驚くべき「人類の進化のメカニズム」に行き当たる。
人体にまつわる、目から鱗のウンチクの数々、気軽に知識を得ながら、見終わった翌日には「人間ってスゴイね」と人に語りたくなる。
そんな、一味違った知的なバライティ番組を目指すというものである。
14日(土)の初回の番組内容は「鳥肌の神秘」17世紀からの難問と題して、劇団ひとり、麒麟さんをゲストに迎え始まる。
私がこの番組に期待しているのは、人体の神秘を固いイメージではなく、バライティ感覚で紹介していることにある。
どうしても、人体や脳などの神秘は科学的に解説したりするとどうしても気難しく成り、一般の方々が難しいと感じてしまうからである。
やはり、これらの説明には専門用語も入ってくるので難しいと皆様が感じてしまうと思うが図や映像を活用すると簡単に説明が出来る。
だから、私の脳の講座でも殆どの時間は映像や3Dの写真、図、スライドなどをフル活用している。
私の所にも、電話取材が多いが、番組プロデューサーやスタッフから人の五感や脳についての質問や問い合わせが有る。
科学や生命などの提唱番組では、取材や資料を集めるために、大学教授や研究者、関係者をランク付けした名簿登録書が存在し、A~Cランクというように取材の人材バンクが有る。
私のような研究者はCランクで主に、電話や問い合わせ程度である。
Aランクともなるとテレビにゲスト出演する。但し、マネージャーが存在しない人は、大学教授も一般人扱いと成り、2万~3万円の交通費程度の出演料である。但し、東方から来られる教授には交通費を全面的に支給してくれる。
私が長野テレビに出演した時には、2万円の出演料で交通費の負担もあったが赤字に成ってしまった。
著名な教授や評論家になるとマネージャーが出演するテレビ局と出演料の交渉をしてくれるので何十万円と跳ね上がるのである。
やはり、有名になり代理人やマネージャーなど芸能事務所に所属していればテレビ局の待遇も違うのである。
だから、芸能人でも同様に売れっ子になるとマネージャーの出演交渉が重要になるのです。
今後とも、解体新ショーのような人体、特に脳の神秘などを題材にした番組が増えてくれることを希望したい。但し、捏造などのいい加減な取材や資料などを基に視聴者を騙すような番組は二度とないようにテレビ関係者には注意を促したい。私共は良い番組には何時でも協力致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

五感教育研究所。ワークショップ、
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五感と大きな関わりのある脳の働きを知ることは「自分」を知ること。
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脳の働きを知って、脳力を伸ばしましょう、そして心も身体もすっきりしましょう!
日時:6月23日(土)午前10時~12時30分
テーマ  五感と子どもの心 
     高橋 良寿 (五感教育研究所、室長)
テーマ  五感と脳の働きの重要性 
     荒木 行彦 (五感教育研究所、主席研究員)
会場:白山地区センター会議室
会場住所:横浜市緑区白山1-2-1
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PS3、ゲーム機が学術演算に協力!

2007-04-09 00:06:00 | 感覚
PS3、ゲームの合間に学術演算 がん研究などネットで送信
記事:毎日新聞社、提供:毎日新聞社【2007年4月6日】より引用、
PS3:ゲームの合間に学術演算 がん研究などネットで送信ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション3」(PS3)を海外の医学研究に役立てる取り組みが始まった。ゲーム機として使用していない間、PS3の演算処理能力をインターネットを通じて研究機関に貸すというもので、先月22日、第1弾として、がんやアルツハイマー病の原因究明にかかわる米スタンフォード大の基礎研究への協力がスタートした。
たんぱく質の異常によって引き起こされる疾病の原因究明に関する研究だが、膨大な計算が必要で、大学のコンピューターだけでは能力が足りない。そこで、外部の協力者のパソコンをインターネットでつないで演算処理の一部を肩代わりしてもらう仕組みが導入された。
現在世界で約20万台のパソコンが参加しているが、SCEはさらに全体の処理能力を上げるために、PS3の参加を同大に提案した。
プロジェクトに参加する日米欧のPS3ユーザーは専用ソフトを無料ダウンロードする。電源を入れた状態で、ユーザーが専用ソフトを起動させるか、空き時間に起動するように設定して参加する。割り当てられた計算が終われば、結果が自動的に送られる仕組み。
高性能のCPU(中央演算処理装置)「セル」を搭載したPS3は昨年11月、発売された。スタンフォード大のプロジェクトには、3月22日の参加開始から4月5日までに、20万台以上が登録しているという。
個人のパソコンを学術研究に役立てるプロジェクトは欧米で広く行われており、SCEは今後も医学のほか、環境や社会科学など幅広い学術分野での利用を進める方針。【遠藤和行】
子供達や若者達が携帯ゲーム機を使って、ネットゲームが盛んに行われているが、これらのゲーム機が現在は、医学や科学、宇宙工学などの「学術演算」に役立つのである。
アメリカでは、XBOXが個人所有のパソコンをNASAや研究機関などと連結して、高性能のCPU(中央演算処理装置)が出来上がるのだ。
私共も近年中にDNAや新薬、難病などの研究を行うときには、現在のパソコンでは学術演算が不可能なのである。
スーパーコンピュータが必要になるのだが、1台数億円から数十億円もするスーパーコンピュータを何台も使用するほど余裕のある研究機関は少ないのである。
また、専門職の人材も必要であり、経費は莫大なものになるのだ。
そこで、高性能のCPUを備えた「PS3」などは台数を揃えるとスーパーコンピュータの何倍もの能力が有り、非常に困難な演算も短時間で行えるメリットは非常に高いのである。
何より、コストダウンに繋がり、一般市民が将来の科学研究、医学研究、宇宙工学などの演算に協力する「参加する」という意義深いものである。
現に、PS3は昨年11月、発売された。スタンフォード大のプロジェクトには、3月22日の参加開始から4月5日までに、20万台以上が登録しているという。
新型家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」の国内販売台数が、昨年12月2日の発売からほぼ1カ月で100万台を突破したとの推計を発表した。
これらを考えると日本国内だけでも数百万台の台数である。
世界中では1000万台を超しているのではないかと予想される。これらの数%の方々が電源を入れた状態で、ユーザーが専用ソフトを起動させるか、空き時間に起動するように設定して参加する。割り当てられた計算が終われば、結果が自動的に送られる仕組み。
このような使用の仕方は、我々研究者にとっては心強い味方であり、画期的な事なのである。
今まで、ゲーム機は「ゲーム脳」などの悪影響だけが取りざたされてきたが、このように社会貢献や研究機関への参加は非常に有意義で有り、我々は大歓迎するものである。
皆様のご家族や自分でも携帯ゲーム機をお持ちの方は是非、ご参加下されば幸いです。
私はゲーム音痴の為、全く持っていなので参加出来ないが、パソコンでの参加をするつもりである。
今後、日本の研究機関でも参加の申し出が急増する事だろう!
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
追伸、私共五感教育研究所のワークショップが6月から始まります。
皆様のご参加をお待ちしております。
私たちの脳細胞の働きを、解りやすく面白く解説する五感教育講座です。
五感と大きな関わりのある脳の働きを知ることは「自分」を知ること。
子育て中のお父さん、お母さんにぜひ聞いていただきたい五感と脳の話です。少し疲れを感じている皆さん、あなたの不安や疑問に必ず役立つお話です。
脳の働きを知って、脳力を伸ばしましょう、そして心も身体もすっきりしましょう!
日時:6月23日(土)午前10時~12時30分
テーマ  五感と子どもの心 
高橋 良寿 (五感教育研究所、室長)
テーマ  五感と脳の働きの重要性! 
荒木 行彦 (五感教育研究所、主席研究員)
会場:白山地区センター会議室
会場住所:横浜市緑区白山1-2-1
参加費:800円
*申し込みは、氏名・郵便番号・住所・メールアドレスをお知らせください。
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高橋pwd3wgz24vアットマークme.point.ne.jpへお願いします。
(アットマークは、@に変えてメールしてください)
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脳の掃除屋、ミクログリア細胞

2007-04-07 17:45:56 | 感覚
「脳の掃除係」細胞を活性化する物質を発見
病気やけがで傷ついたり死んだりした神経細胞を食べて除去する「脳の掃除係」と呼ばれる細胞を活性化する物質を、井上和秀・九州大教授と小泉修一・山梨大教授らの研究チームが発見し、4日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。
アルツハイマーなど脳の病気の治療に役立つと期待される。神経細胞は、修復不能なほど傷ついたまま放置すると、周囲にある健康な細胞にまで悪影響を及ぼす恐れがある。このためミクログリアという掃除係の細胞は、傷ついた神経細胞を見つけては、食べて除去。壊れた神経回路網が再構築されやすい環境作りに貢献している。
研究チームは、ラットの脳の神経細胞の一部を死滅させ、72時間後に調べた。その結果、死滅した細胞から生体物質UDPが流出し、これがミクログリアの表面にあるたんぱく質を刺激して、死滅細胞を除去する機能を活性化していることが確認された。
研究チームは「ミクログリア」の働きを増すことができれば、アルツハイマーなど脳の病気の治療に役立つ」と話している。
(2007年4月5日 読売新聞)より引用、
以前に私のブログでも紹介した。脳細胞は再生するで紹介した慶應義塾大学医学部、神経生物学者、岡野栄之博士が、脳を再生させる遺伝子を1996年に発見した。
この遺伝子は「12番染色体」に存在し、(ムサシ遺伝子)と名付けた。
この遺伝子の働きで「幹細胞」が活性化し、新たなニューロンネットワークを造るのである。
この「幹細胞」こそ、今回研究チームが発見した「ミクログリア」なのだ。
病気やけがで傷ついたり死んだりした神経細胞を食べて除去する「ミクログリア」細胞は脳の掃除屋でもあるのです。
人の脳の特徴に20歳を過ぎた頃から毎日10万という数の脳細胞が死滅し、淘汰されて行くのである。
但し、死滅する一方ではないのである。人の脳には死滅した細胞(ニューロン)とは別のルートで脳細胞が蘇るのである、この働きを「可塑性」という修復機能が備わっているのです。
この可塑性の働きを促すのが、「ムサシ遺伝子」なのである。ムサシ遺伝子は幹細胞の働きを促進し、「ミクログリア」細胞は壊れた神経回路網を再構築させるのである。
この働きを活発化させることで、脳細胞のニューロンネットワークを広げ、記憶力の向上、脳の活性化に繋がるのである。
睡眠を促すホルモン「プロスタグランジンD2」を作り出す酵素がアルツハイマー病の原因となるたんぱく質「アミロイドベータ」が脳で分解されずに蓄積するのを抑える物質と昨日のブログで紹介致しましたが、この「ミクログリア」細胞の働きを強化させることでアルツハイマー病など治療や新薬の開発に新たな道が開けることに繋がるものである。
人の脳にはこのように隠れた脳力があり、高齢者になると脳細胞は死滅する一方であるという説は、私共は否定している。
決して、脳細胞は死滅するのでなく、淘汰されると私達は表現しておりますが、普段から五感を総動員して脳に刺激を送ったり、脳の栄養素(原料)を摂取することで、ムサシ遺伝子の働きで幹細胞の働きを活性化させ、「可塑性」という脳細胞の働きを促進してくれるのである。
これらの細胞の働きを活性化する方法は、「好奇心」である。前向きに自己が興味のある事柄や、学びなどこれらの行為が脳を活性化させてくれるのだ。
極度のストレスや過労、不摂生は身体のダメージより、真っ先に脳がダメージを受けるのである。脳細胞の死滅を加速させ、脳の疲れ、精神の疲れなど慢性的になり、益々脳は活性化が抑制され、これらの細胞の働きをも抑制させてしまうのである。
これらを未然に防ぐのが、定期的な運動(2kmの散歩)、生活習慣の見直し(暴飲暴食の防止、タバコの吸い過ぎ)などの防止、視覚優位の感覚など偏った感覚でなく、五感を総動員して脳に情報を送ることである。
人の脳は、鍛錬すればするほど活性化する臓器なのです。また、筋肉も日々の鍛錬で鍛えられるのです。これが脳と繋がっており、運動が脳の活性化に最も重要なのである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

追伸、私共五感教育研究所のワークショップが6月から始まります。
皆様のご参加をお待ちしております。
私たちの脳細胞の働きを、解りやすく面白く解説する五感教育講座です。
五感と大きな関わりのある脳の働きを知ることは「自分」を知ること。
子育て中のお父さん、お母さんにぜひ聞いていただきたい五感と脳の話です。少し疲れを感じている皆さん、あなたの不安や疑問に必ず役立つお話です。
脳の働きを知って、脳力を伸ばしましょう、そして心も身体もすっきりしましょう!
日時:6月23日(土)午前10時~12時30分
テーマ  五感と子どもの心 
高橋 良寿 (五感教育研究所、室長)
テーマ  五感と脳の働きの重要性! 
荒木 行彦 (五感教育研究所、主席研究員)
会場:白山地区センター会議室
会場住所:横浜市緑区白山1-2-1
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