センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

「五感の生理学」~ヒトの五感は脳で認識している!

2008-08-30 00:10:29 | 感覚、五感
私達ヒトの五感は、視覚が優位の感覚で80%以上を視覚から得て脳に情報を送っている。
但し、私達ヒトの眼は物を見ているのでなく、光を通して脳で認知しているのである。
実はヒトの眼は像が逆さまで脳が修正して色や形、奥行き、素材までも理解しているのだ。
また、物の認知にも時間差が生じている。0.5秒ほど時間が掛かっている。
ヒトの五感の認知にはそのヒトの体験や経験、記憶などに大きく左右している。
これらは感覚(五感)の鋭さとなって現れる。
例えば、美味しい食べ物を見ても食べたいと思うヒト、その料理が嫌いならば見たくもないはずである。
だから、同じ景色や物を見ていても、ヒトは同じ風景、物を見ているとは限らないのである。
先ほどのように個人差もあるのです。好奇心や好き、嫌いの感情などで見ている事柄が違ってくるのである。勿論脳の認知も違っているのである。
現代人は特にこの視覚が優先され、五感の内でも90%位まで視覚優位の感覚に成っているのである。
賞味期限の問題でも同様に見た目の数字(日数)を信じてしまい、その物の匂いや触った感覚などの感覚が疎かにされている。
私がある小学校で五感と脳の認知についてPTAさん達に講演したときに、ある小学4年生の女児の母親からこんな質問をされたことを思い出す。
私の娘が、台所に置き忘れた腐ったリンゴを食べて気持ち悪くなり、吐いてしまったという経験談でした。
そして、私の娘は「味覚障害」が有るのではないと心配ですという内容の質問です。
覚障害ではないが、腐ったリンゴを見たこともなければ、触ったこともない。勿論、匂いも嗅いだことがないはずです。
つまり、腐ったリンゴがどのような物のなか脳が理解(認知)出来ないで居る。
記憶にないのです。
私達は「危険回避能力」が本能的に働くのですが、最近の子供達や若者にはこの危険回避能力、本能的感覚が欠如し始めております。
実体験不足、認識不足や生活習慣の欧米化など様々な要素が考えられます。
私達ヒトの嗅覚は他の感覚、味覚、触覚、視覚、聴覚と違って、本能的感覚であり、生きて行く上で腐敗や毒性などを嗅ぎ分ける鼻(嗅覚)が身に付いておりますが、視覚優位の現在の感覚では、この嗅覚も若くして衰えているのです。
ヒトの嗅覚だけは直接匂い刺激が脳に送られ「大脳辺緑系」に伝えられ、匂いの情報をキャッチします。
他の四感は「大脳新皮質」という人類で最も新しい脳部で認知されるのです。
つまり、体験記憶などの記憶から引き出し、比較するのです。
見た物や触った感じ、聞いた物など、時には感情を司る「扁桃体」で認知することもあります。
触った感じが気持ち悪い、嫌な音だなどと感じるときに感情が起こります。
この扁桃体はすももの形に似ているのでこのような名前が付きました。
また、私達の記憶には「海馬」シーホース、海の馬と漢字で書きますが、これは「タツノオトシゴ」に似ているのでこのような名前に成ったのです。
海馬は主に短期記憶や瞬間記憶を司っており、電話番号の暗記、ヒトの名前を記憶したりする時に活用されます。
この海馬には記憶が1週間~10日間ほど記憶され、その記憶の中でも最重要課題の物が「大脳新皮質」に記憶され、長い期間(長期間)記憶されるのです。
これらが思い出などに繋がるのです。
ヒトの記憶については私のブログ内で詳しく説明しております。ご参照して下さい。
嗅覚は味覚との「共通感覚」と言われ、料理が美味しいとヒトの味覚が感じるのは、匂い刺激が相乗効果となって料理が美味しいとか、不味いとか感じるのです。現に風邪をひいて鼻が詰まった状態でご飯を食べると美味しくないと感じるのは、体調の悪さより、鼻が詰まって匂いを感じないからです。
私のように嗅覚が鋭いと時には、夏場ヒトの体臭や悪臭などで具合が悪くなることもあります。
これらの感覚こそ「本能的感覚」から来る現象なのです。
私のブログでも紹介している日本の小学生の半数近くに「味覚障害」が疑われると提言している。
それは、身体的な栄養素不足と味覚刺激不足などが考えられるのです。
の達、食の欧米化によって味覚の細胞(味蕾)の栄養素「亜鉛」が不足していることから味覚障害が生じます。
味蕾細胞は新陳代謝する細胞で一度失われた味蕾細胞は再生しません。ですから亜鉛によって新たな味蕾細胞を造りださなければならないのです。
味覚障害の恐ろしいところは、自覚症状が曖昧なことです。ハッキリとした症状がないため、気づかないことがあります。
最近、料理が美味しく感じないとか、薄味が分かりにくいなどの自覚は多少あっても痛みもなければ、重い症状も現れません。
また、子供達が味覚障害に疾患するとヒトの脳の栄養不足にも関わってきます。
つまり、快感出来ないのです。私達が料理を食べて美味しかった。満腹に成ったと自覚します。
ヒトが料理を食べて美味しいと感じるのは快感ですから脳内には「ドーパミン物質が分泌されます」。但し、味覚障害に疾患するとこのドーパミン物質が分泌できないので、快感出来ず、笑い顔が出来ず、常にイライラ状態で脳も興奮状態が抑制出来なくなる可能性もあります。
すぐに切れやすく、興奮しやすい脳になる可能性も高いのです。
味覚障害で詳しく説明しております。
このように私達ヒトの五感は日々の鍛錬で鍛えられ、正常を保てるのです。
また、酷使されている感覚から衰えます。現に老眼は早いヒトでは40歳代の後半から始まります。
ですから、これら五感を鍛錬すれば衰え方を緩やかに出来るのです。
つまり、五感を鍛錬することはヒトの脳の鍛錬でも有るのです。
脳の活性化にも繋がるのです。
「ヒトの五感と脳は深い関わり合いがあります」。
皆様も自己の五感を意識し、今からでも遅くありません。五感を総動員し、脳を鍛錬しましょう!
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦





コメント (3)
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野菜、果物で食道癌など危険半減!

2008-08-29 00:00:15 | 感覚
野菜、果物で食道がんの危険半減 飲酒、喫煙習慣あっても効果 厚労省研究班
記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社【2008年8月14日】
食道がん:野菜、果物で危険半減 飲酒、喫煙習慣あっても効果--厚労省研究班
◇男性3万9000人調査
野菜と果物を多く食べる男性は、あまり食べない男性に比べ、食道がんになる危険性がほぼ半減することが、厚生労働省研究班(担当研究者、山地太樹・国立がんセンター予防研究部研究員)の調査で分かった。今月号のがんに関する国際誌電子版に掲載された。
研究班は95年と98年、8県の45-74歳の男性約3万9000人を対象に、食事に関するアンケートを実施し、野菜と果物の1日あたりの摂取量を推計し た。04年までに、116人が、食道がんのうち日本人の大半を占める「扁平(へんぺい)上皮がん」と診断された。国内の食道がんの患者は、男性が8割以上 とされる。
分析の結果、野菜と果物の合計摂取量が1日平均544グラムと最も多いグループが食道がんになる危険性は、最も少ない同170グラムのグループの52%にとどまった。また摂取量が1日100グラム増えると、危険性は約10%減った。
種類別では、キャベツや大根などのアブラナ科の野菜の摂取と、危険性の低下に関連が認められた。
喫煙、飲酒習慣がある人でも、野菜と果物を多く食べると危険性が減った。喫煙習慣があり、日本酒を1日2合以上飲む人では、多く摂取する人の危険性が、少ない人より6割以上も低かった。
山地研究員は「食道がんの予防には、禁煙、禁酒が第一だが、野菜と果物の摂取にも予防効果が期待できることが分かった。アブラナ科の野菜は、がんを抑制するとされる成分『イソチオシアネート』を多く含むため、効果があるのではないか」と話している。【関東晋慈】

以前にも野菜や果物がヒトの免疫力を高め、病気に対する抵抗力など役立つ栄養素があるのです。
また、キャベツなどには胃酸を中和し、ピロリ菌などを抑制する働きもあり、現にキャベジンという名で胃薬が販売されているほどである。
トンカツにキャベツがついて来るのは、脂濃い食材を中和し、脂肪を中和して呉れる働きがあるのです。
ですから、胃ガンなどの予防にもなるのです。
私は出来る限り、野菜と果物を摂取している。夏場には「スイカ」など特に身体の疲れなどに効力がある。
詳しくは、スイカがバイヤグラの薬に匹敵するという、アメリカでの研究内容を紹介しております。
また、私は脳細胞の活性化にも、野菜と果物のカルシウムにも注目している。
動物性のカルシウムは多く含まれているのは知られているが、植物系のカルシウムの吸収率は動物性のカルシウムに対して少量だが、私は脳細胞の活性化、可塑性に役立つだと考えている。
よく私達がカルシウム不足になるとイライラするという感情になるのは、カルシウムが脳細胞(ニューロン)同士の伝達がスムーズに行かなくなるからである。
ヒトの脳細胞はカルシウムによってニューロン同士の伝達を円滑にしてくれるのです。
他にもカルシウムは心拍(心筋)の活動や脳のパルス(微電流)にも関わっている栄養素である。
私達が病気して、病院に長期入院して運動もせずに寝たきりだと、カルシウムが不足し、骨が脆くなるのはこの訳なのです。
カルシウムは、牛乳や魚を多く摂取していればそれで良いわけではありません。
骨に運動性刺激が大切なのです。つまり、歩いたり、運動したりと骨に伝わる刺激が重要なのです。
私のように毎日、牛乳と魚は週に3回食べ、野菜、果物を摂取していれば本当に健康体を維持できる。
但し、これらの食事内容に何より、定期的な運動、個人差も有りますので自己の運動能力にあった運動に心がけると若さを維持できるはずである。
何より、脳、記憶力も低下しないし、活性化する。
以前にも、私のブログで紹介している。「脳と内臓は繋がっているのです」。
脳がストレスを感じたり、悩み事や心配事を抱え込むと免疫反応や抵抗力が低下し、精神的な疾患、時には胃潰瘍などにも疾患しやすくなります。
食事の好みも、お酒の飲み過ぎやタバコの吸い過ぎなども全ては脳がコントロールしていることです。
ですから、私が提言している「健康脳には健康体が宿る」のです。
今後とも、皆様に健康の話題、健康脳に繋がる話題を提供して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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公立病院「身売り」が止まらない!

2008-08-28 00:07:46 | 感覚
公立病院「身売り」加速 医師不足、19カ所民間譲渡
全国に約千ある公立病院で、医師不足による経営難のため民間に売られたり、運営を任されたりする例が相次いでいる。今春までの6年間に民間譲渡されたのは少なくとも19病院、公設民営化は44病院。国は今年度中に公立病院改革の計画をつくるよう自治体に求めており、この流れが加速するのは必至だ。
千葉県の銚子市立総合病院(393床)が9月末で休止することが決まった。22日、市議会で関連議案が1票差で可決されると、傍聴席に詰めかけた 市民からおえつが漏れ、怒号が飛んだ。病院存続を公約に2年前に初当選した岡野俊昭市長は、「苦渋の決断。責任をすごく感じる」と頭を下げた。
同病院は昨年度、患者数が4年前に比べて4割近く減った。入院と外来の収益は約17億円減り、4割以上減。毎年約9億円を病院に支出し、昨年度は基金を取り崩して15億円まで支援を広げた市も、昨年度以上に収益が悪化しそうな状況下ではこれ以上無理だと判断した。
引き金を引いたのは、医師不足だ。常勤医は06年まで約35人いたが、昨春は22人、今春は17人になった。医師が減るごとに患者も減った。市に よると、医師研修制度の変更を受け、日大医学部が医師を引き揚げたのが原因。昨秋には「今後の派遣は難しい。院長も出せない」と言われた。「翻意をお願い したが、国立の2大学からも派遣依頼がきているという。どの大学も医師不足だ」と岡野市長。
市は公設民営か民間移譲を探っているが、市民の反対はまだ続きそうだ。
佐賀県武雄市は今年5月、累計赤字が約6億4千万円となった市民病院(155床)を、10年2月に民間移譲することを決めた。医師不足のため4月から救急部門を休止、診療時間も短縮。今は、移譲先に決まった福岡県の医療法人から医師派遣を受け、救急を再開している。
だが一部市民は「共有財産を民間に売り渡すのは許せない」と強く反発。差し止めを求めて住民監査請求し、却下されると住民訴訟を検討し始めた。地元医師会も「市との信頼関係が崩れた」と、予防接種や乳幼児健診などから手を引く構えを見せており、混乱は尾を引く。
大阪府南部の忠岡町では、人工透析やリハビリ治療が特色で、地域医療の拠点だった町立病院を昨年3月末、岸和田市民病院と統合再編する形で閉院した。赤 字が膨らみ、「このままでは町本体が財政再建団体に転落する」と判断した。跡地と建物は民間に売却。今年9月から民間診療所として、医師3人体制で外来患 者を受け入れ始める。(桂禎次郎、吉村治彦、龍沢正之)
8月23日デジタル朝日新聞より引用、

私が以前に千葉県健康福祉部、医療整備課、医療体制整備室という部署の担当者に会った時にも、山武郡の県立病院や千葉県内の公立病院の現状を知らされ、ショックを受けたが、私共のような民間企業の支援を受けなければ、現在の全国にある公立病院や県立病院の多くは、廃業か倒産かというギリギリところで頑張っているのである。
但し、医師不足は全国規模で広がっており、医療関係者の不足がこのような状態を招いた一部でもあるのです。
主な原因は、日本政府が全国にある病院への援助金などを廃止したことがこれら公立病院などの運営に影響を与えていることは確かである。
東京都のように豊かな資金源がある地域は少なく、都道府県では資金難で苦労している現状があるのです。
今後も至る地域で銚子市のように公立病院が維持出来なく、廃業や倒産もあり得るのです。
但し、民間企業が後を受け継ぎ、再開したとしてもその負担費用は莫大であり、私共も一番ネックになるのは、施設の老朽化や検査機器の高騰による維持など負担は相当大きくなるのです。
ましてや赤字の病院を黒字にするのには何年もかかるのである。
ですから、余程余力のある企業や地域の財政がない限りは本当に病院の再開は非常に困難になるのです。
私達が特に危惧しているのは病院などの施設の再開には、やはり、医師確保が最大の問題なのです。
これらの問題は民間企業や地域では解決できない問題であり、深刻化しているのです。
ですから私共は海外からの医師派遣、医療スタッフ派遣を強く望んでいるが、日本国内には賛否両論があり、アメリカの医療施設のように事は上手く運ばないのである。
私共が危惧しているのは、医療施設は勿論、医療スタッフの確保も重要であり、これらの問題を速急に解決しないと弱者である子供達と高齢者、一般市民が迷惑と戸惑い、私達の命に関わる問題なので速急に日本政府はこれらの問題解決策を講じて欲しいと強く願っている。
私共は今後とも、民間で出来ること民間でと考え、多くの方々のご理解とご協力を求めて参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦





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北京オリンピックを振り返って!

2008-08-27 00:01:02 | 感覚
私が以前に実業団のスポーツ選手達のメンタルトレーナーをしていた頃、第25回バルセロナ大会(スペイン)1992年に代表選手をオリンピックに送り出した事がある。
この頃から体力だけでは世界を相手に闘えないことを日本の代表団は感じ、メンタル面や身体のサポートなど科学的なサポートの重要性を感じていたのである。
今年2008年北京五輪は日本人選手の活躍と歴史に残る快挙を果たしたオリンピックでもある。金メダルの数こそ、9個と私が予想していた10個以上を下回る結果ではあるが、何より、価値あるメダルである。
400mリレーで男子が日本陸上初の短距離での銅メダルに輝いた。
また、フェンシングの大会でも22歳の太田雄貴さんが日本人初の銀メダルに輝いたのである。
日本人初であり、現在フェンシングを行なっている人達は1万人足らずと決してメジャーなスポーツではない。ましてやヨーロッパ発祥の地であるフェンシングが東洋人によって銀メダルに輝いた事は、奇跡に近いものである。
女子ソフトボールの悲願の金メダルと本当に価値あるメダルが続いた一方で期待された種目や選手が北京入りしてから男女のマラソンで怪我などにより出場辞退などのショッキングなニュースも流れた。
逆にカヤックや女子サッカー、女子バトミントンなど女子の活躍も目立った北京オリンピックでも有りました。
平泳ぎの北島選手の2大会連続の金メダルの快挙など目立つ活躍でした。
このように日本選手の活躍の陰で指導者やコーチ、関係者のサポートが有って初めてオリンピックで活躍できるのである。
現在のスポーツは以前のように根性や気合いでは世界では通用しないのである。
科学的なデータ応用や脳生理学、心理学、医学科、栄養学などのサポートがあって初めて世界で闘えるのである。
私はこの文書をオリンピック陸上最終種目「男子マラソン」を拝見しながら文書を作成しているが、私が注目している選手は日本人ではないが、ケニアのサムエル・ワンジル21歳の選手を私は応援し、マラソンでケニア初の金メダルに輝いたのである。
この選手は、ケニアで生まれ、日本で育ったと言って過言ではないのである。
小学生の頃から日本の給食支援で育ち、15歳で日本に留学し、日本の実業団でマラソンの指導を受けたのである。日本語も流暢に話すのである。
今回のマラソンは決して環境は良くないのである。真夏のマラソンは幾ら男子でも2時間10分台と記録は伸びないのだが、今回金メダルに輝いたワンジル選手はオリンピックレコード何と、2時間6分32秒という記録は奇跡に近いものがある。
私も20kmハーフマラソンに無謀にも挑戦したことはあるが、記録は1時間30分以上も時間が掛かってしまった。
私も「マラソンハイ」という苦しい中から気分が良くなる(ハイになる)経験をしたことがある。
私は丁度10km近い場所を走っていたら、左の脇腹が痛み出し、苦しくなってきた。それでも我慢して走っていたら、途中から脳内で快感を感じ始めたのである。
これこそが「マラソンハイ」である。マラソンハイは脳内物質の「ペーターエンドルフェン」が分泌されることで痛みや苦しみから脱出することが出来るのである。
エンドルフェンの効果は、自律神経に働きかけ心拍数の減少、血圧の低下などに繋がるのでこの効果によって長距離を走り抜けることが出来るのである。
他にも、砲丸投げややり投げ、ハンマー投げなどの選手が大声を出して気合いを入れるが、これには大きな理由があるのです。
私達人間の脳は、筋肉や身体の運動性などのコントロールを自発的に脳が行ないます。つまり、脳がコントロールしないと筋肉や骨格など力を入れすぎると壊れてしまい、骨折や肉離れを起こしてしまうから身体防御の心理が働くのです。
ですから100%の能力を発揮できず、常に80%程度の能力が働くのです。
但し、このような状態ではオリンピックで戦えないので大声を出してこの脳のストッパーを解除する訳です。
これらの効果を「シャウトの法則」と言いますが、大声で気合いを入れることで100%の能力を発揮できるのです。
但し、これらも日々の身体能力の鍛錬があって初めて行なわれるのです。
私は今後、特に日本陸上協会や関係者に選手の「科学的なデータ応用や脳生理学、心理学、医学科、栄養学などのサポート」が必要であり、支援も必要と考えている。
確かにオリンピックに参加している選手の多くは何処かに痛みや障害を抱えている選手は多いのだが、私はオリンピック寸前に選手の身体能力をベストの状態に持って行くことを強く提唱している。
幾ら技術的な指導や戦略を取り入れても限界を超えたトレーニングなどで選手生命を縮めてしまうのである。
これらから、今回のマラソンの関係者には反省と新たな科学的な取り組みや組織が必要であると提唱いたします。
やはり、選手がオリンピックという大舞台で活躍できるように身体的にも精神的にもサポートして行くことが必要であり、世界で闘える条件でもある。
今回の北京オリンピックでは異変も起こっている。卓球や短距離走の選手が自国ではなく、国籍を変えて活躍しているのである。卓球では中国籍の選手がオーストラリアの国籍で活躍したのである。短距離走でも同様のことが起きている。国の名誉のためとはいえおかしな話である。
次期2012年ロンドンオリンピックまでに日本が10個以上の金メダルを取得するのには、選手個人の身体的な能力だけではメダルは取れないのである。
コーチ、トレーナーなど科学的、医学的、栄養学、心理学などの指導やチームが必要である。私はこれらから少なくても一人の選手に10名以上のチーム指導者が必要と考えている。
出来れば、私も今後ロンドンオリンピックまでに何処かの種目で選手をサポート出来たらと願っている。
オリンピックのために4年間激しいトレーニングと身体や筋肉をいじめ抜いて、いざ本番で出場辞退しなければならない選手の心理を考えると本当に無念でならない。
やはり、選手自身に責任はないが、私は指導者や関係者などに反省と責任を感じて欲しいとものである。このような事態をロンドンオリンピックで起きない事を願うばかりである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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匂いの効果!

2008-08-26 00:07:11 | 感覚、五感
千葉県内にあるスーパーがある試みをして成功した実例をご紹介致します。
ジャガイモの売り場で、陰からカレーの匂いを発生させ、ジャガイモの販売を伸ばしているのです。
ヒトの五感の内でも嗅覚は直接脳に伝わる感覚であり、具体的には嗅覚以外の感覚は脳の「大脳新皮質」という脳部位に伝わり、認識されます。
嗅覚に関しては(本能的感覚)と言われ、直接「大脳辺縁系」に伝わるのです。
嗅覚は人間が本来持つ潜在的能力であり、自己防衛的な感覚が働くからです。
特に女性は嗅覚に優れている。それは私達の遙か昔の先祖から代々受け繋がれた遺伝子によって男女の五感の相違があるのです。
それは、遙か昔にサルから枝分かれした人類(ホモサピエンス)は、男性は狩りに出掛け、草原を歩き回った。だから「空間認知」に優れ、遠くを見渡す「視覚」に優れているのです。
また、獲物を鏃で捕らえるため、触覚にも優れているのです。
逆に女性は子供を産み、育てる役割があり、家庭を守らなければ成らなかった。
そのため、隣同士仲良く助け合わなければ生き延びる事が出来なかった。
だからコミュニケーション能力に優れ、言語能力にも優れている。
また、男性が狩りから持ち帰った獲物を女性は調理しなければ成らなかった。
その時代には賞味期限などの考え方はなく、腐敗していないか、食べられるか嗅覚と味覚によって認知していたので女性が男性より、嗅覚と味覚に優れているのです。
ですから、現代人の女性が香水やアロマオイルで癒されたりするのである。
また、女性は甘い物が好きである。これも脳との深い関わりがあるのです。
女性は男性と違って、言語能力に優れている。だから、女性が3人集まると賑やかである。
これは男性と女性のある脳部の違いからである。その脳部とは「脳梁」という、左脳と右脳をジョイントしている脳部が男性より、女性の方が1.5倍ほど細胞の数が多いのです。
つまり、女性は左右の脳を使っておしゃべりするのです。
男性は理論的で理屈ぽいので、左脳優位で会話します。
ですから、女性がおしゃべりをした後に甘い物が食べたくなるのは脳のブドウ糖が減少するからです。
これらが女性の「別腹」という現象にもなるのです。
私が大手の自動車会社とのトラボレーションでヒトの嗅覚刺激によって、交通事故防止に役立つシステムを開発、提供したことがある。
私も車の運転をするので分かるが、高速道路などで車が空いて長距離を運転しなければ成らないときなど、つい「居眠り運転」をしてしまいます。
私にも経験がありますが、もし数秒でも眼を閉じた場合、100kmのスピードで車を走らせていれば、その距離は何百メートルに達します。
とても危険な状態なのです。居眠り運転は脳の疲れ現象なのですが、脳が酸欠状態によって瞬きの回数が増加し、居眠り状態に入ります。
これらの状態を防止するのがヒトの嗅覚を刺激することで可能になるのです。
例えば、ヒトの心拍数や瞬きの回数を感知するシステムを開発し、ドライバーが居眠り状態とキャッチしたら、匂いの発生装置にスイッチが入り、ペパーミントのような刺激臭を発生させドライバーを目覚めさせるものです。
車内全体に広がるような強烈な匂いではなく、ドライバーの鼻(嗅覚)を目掛けて空気銃のようなものでペパーミントの匂いを発生させるものです。
それも短時間の発生である。長時間発生させても効果は薄くなるのです。
ヒトの嗅覚は、同じ匂いを長時間嗅いでいると脳が慣れてしまい感じなくなるからです。
また、嗅覚は味覚と深い関わりもあるので、料理など美味しく食べられるのも、嗅覚と味覚の相乗効果なのです。
私が以前に一流のシェフが集まる講習会で味覚について講演したときに、料理人は味覚を鍛錬するためには、ヒトの嗅覚を鍛錬することであると提唱致しました。
このようにヒトの嗅覚は本能的な感覚のため、比較的他の感覚より加齢による衰え方が緩やかではありますが、これも個人差があります。
やはり、私のように色々な匂いを嗅ぎ分け、鍛錬すると嗅覚細胞が人一倍増加するのです。
但し、嗅覚が鋭いと普通の人達が感じられないニオイも感じるようになり、私のように辛い場合もあります。
加齢と共に衰える五感は、鍛錬しなければ若年性の頃から衰え始めます。
つまり、脳の認知にも関わる問題なので、普段から五感を総動員し、感じ取り脳に五感刺激を送ることが脳の鍛錬と脳の活性化に繋がるのです。
現在、環境省が日本全国の「香り風景百選」という本を出しております。全国各地の風景と匂いに関する場所と風景を紹介しております。
この本を手に持って全国各地に匂いを求める旅も楽しいと思います。
例えば、東京を代表する香り風景は、神田の古本屋と木場の木材置き場の香り風景を紹介している。
私は、自然に身を置くことが好きで五感の鍛錬の場所にしている。川のせせらぎや樹木の匂い、植物の匂い、風が肌を伝わる温度、遠くで囀る野鳥の鳴き声など五感を刺激する五感風景が沢山あるからです。
皆様も、このように自己の五感を総動員する場所と時間を設けて、時に嗅覚を駆使して匂いを感じてみては如何でしょうか、何時もと違った感覚と自己の五感が鋭くなった事をきっと実感出来るはずである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦





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人生のやり直しが出来るとしたら、「貴方はどうしますか?」

2008-08-25 06:21:22 | 感覚
やり直すなら医者、看護師 第一生命が大人の夢調査
記事:共同通信社提供:共同通信社【2008年8月11日】
別の人生を歩めるとしたら、何になりたいですか。第一生命保険が全国約52万人の成人を対象に9日までに実施した「大人の夢」アンケートによると、男性は医者、女性が看護師との回答がトップだった。
命にかかわる仕事を挙げる人が多かったことについて第一生命は「子どものころからの夢に加え、社会に貢献したいと考える大人が多いことをうかがわせる」(広報担当)と話している。
調査によると、男性の2位は野球選手、3位は学者・博士。女性の2位は医者、3位が保育園・幼稚園の先生だった。
年代別でみると、女性の20代、30代、40代で「お金持ち」が上位10位内に入った。男性でも20代、30代が同様の傾向で、若年層ほどお金に不自由しない生活を望む人が多いことを示している。
地域別では、北海道・東北や四国、九州・沖縄ではいずれも公務員が3位に浮上。国内景気が悪化する中、大企業が比較的少ない地域で、安定したイメージのある公務員へのあこがれもありそうだ。
アンケートは昨年8月から今年2月にかけて実施した。
これらの結果は、現在の医師不足や医療貧国の事情もあると考えられる。
私が医師を目指した頃は、医師に従事することを目標にした人達は少なく、野球選手やプロスポーツ選手、学者、教授など人気があったことを思い出す。
私のように研究者を目指し、従事しようとする人達は本当に少数なのである。
本当は学者や教授などと同様に面白く、ヒトに貢献できる職業なのだが、研究者は職業としてはイメージが悪いのか人気がないのである。
私が20年前にタイムスリップ出来るとすれば、医師は目指さず、生命科学の研究者を目刺し、今以上に恵まれた環境で研究に励みたいものである。
皆様もよく10~20歳若ければ、あれもやりたい、これもやりたいと思考するが、これはヒトの脳の欲求、つまり欲張りに関わっている。
ヒトの脳の特徴に欲張りなのである。特に好奇心の旺盛な人達に多いのである。
確かに、好奇心が旺盛な人達は脳も活性化しており、衰えないことが私共の研究でも解明されている。
欲求でも知的な欲求は脳を活性化し、発達を促すのである。
逆に金銭欲や性欲など、人間が持つ欲に拘ると脳は偏ってしまい、視野が狭くなり、異常行動を引き起こすことにも繋がるのです。
人間の金銭欲や性欲は本能的な感覚、欲求であり、自己の脳が快感したいからと脳が求めるのである。
この欲求の思考性の強いヒトがお金に拘ったり、お金が目的で無我夢中で働いたり出来るのである。また、賭け事に填るのである。
私は、多くの人達に現状を理解し、幾らハイテクな道具が開発されてもタイムマシンなど開発されていないので何十年前の自分には戻れないのである。
だから、これから出来ることを考えて欲しいと願っている。諦めず、自己の目的や「夢」を諦めず、自分は年だから無理だと諦めず頑張ってみることである。
但し、頑張りすぎは脳や身体にダメージを与えるので、時には休息し、夢と目標を持つ続けることである。
私の夢と目的は、医療施設とオーストラリアの大学を日本に誘致することである。無謀な夢と私は諦めていない、現実化させるために現在も夢と希望を持ち続け取り組んでいる。時間が掛かれば掛かるほど、その達成感は何倍にもなる。
私の研究の集大成がこれらの施設の構想なのである。
皆様も、大人の夢を諦めず、目的と夢を持ち続けることでヒトの脳は何倍も強くなり、頑張れるのである。
ましてや社会貢献し、多くの人達から感謝されることが私の喜びでもある。
今後とも私共は社会貢献を目的に研究に取り組んで参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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ニホンザル渋谷の地下鉄駅に現れる

2008-08-23 15:49:50 | 感覚
体長は50-60cmくらい。最大では全長1.3mに達する。雌より雄の方がやや大きい。同じ仲間にくらべて、尾が短いのが特徴である。また、顔と 尻が赤い。手足の皮膚はむしろ黒い。日本ではサルの顔や尻が赤いのは当たり前だと思われているが、これは実際にはニホンザルの特徴である。雪の中温泉につかるニホンザルは「長野県」のニホンザルである。
サルは「熱帯」を中心に分布しており、世界的に見れば、このような光景は稀有である。北は下北半島から、南は屋久島まで、本州、四国、九州の各地に分布している。米テキサス州では逃げ出した個体群が野生化しているとも言う(en:Japanese Macaque)。本州北部下北半島のニホンザルは、ヒトを除いた全世界の霊長類の中で、最も高緯度に生息していることで有名である(北限のサル)。サルが雪景色の中に生息しているのは珍しい光景であるため、ニホンザルのことを英語でSnow Monkeyと呼ぶこともある。下北半島に生息するニホンザルは、環境省レッドリストの初版(1991年)及び改訂版(2000年)では「絶滅のおそれのある地域個体群」で掲載されていたが2007年8月3日に公表された最新版では掲載されていない。
私が学生時代、生命科学を専攻しておりました関係から、熱帯性のサルの調査に参加し、ボルネオ島のサルから世界最北端のサル「下北半島のニホンザル」の生態などの調査に参加したことがあります。
今回は、都心の渋谷の地下鉄駅に姿を現し、テレビのニュースでも話題になりました。本来、野生のニホンザルは都心などに姿を現すことはなく、関係者も驚いている。
ご存じのように、ニホンザル「保護動物の一種に指定」されている生き物で一般の方々かペット代わりに飼うことも禁止されております。
ニホンザルは他の生き物と違って、一般の人がペット代わりに飼うなどは難しい生き物であり、手に負えないのである。
私が以前から、動物の保護に関する法律の改正や日本にも「アニマルポリス」制度の導入など日本政府に呼びかけてきました。
日本テレビの社屋にハクビシンが現れ、こちらもテレビで話題になりましたが、日本の場合は野生動物などの保護や捕獲、危険動物(ペット)の放置や捕獲は日本の警察官や区や市の職員が担当しますが、皆動物の扱い、捕獲は素人が捕獲するため、時間も費用も無駄が多すぎるのである。
欧米では、野生動物や危険動物の捕獲、保護には専任の警察官「アニマルポリス」が在住し、通報と共に現場に駆けつけ、麻酔銃や専用の道具を使用し、短時間に動物に負担を与えない捉え方をするのである。
普段から教育や訓練を重ねた人達である。つまり、動物捕獲のプロなのである。
日本のように賢いニホンザルを大きな網で捕らえられるほど単純な生き物ではありません。現に警察官や関係者が20名ほど掛かっても未だにニホンザルは捕獲されていないのである。
これら人材の確保、時間などすべて私達の税金で賄われている。実はこれら動物の捕獲には一回の出動に例えば10名の警察官が出動すれば、予想だが1時間あたりの税金投入は5万円以上になり、長時間になると30万円以上の経費もかかっているのである。実際はもっと経費がかかっている。パートカーでの出動、捕獲用具の準備などの経費も必要だからである。
ですから、私は専任の危険動物や野生動物の捕獲にアニマルポリスの導入をすることで、全国で数千人以上の人材も必要だが、何より、急増している危険動物の捕獲や駆除に人材が不足していることを危惧している。
素人が何十人掛かっても野生動物の捕獲や保護は簡単ではないと言うことである。教育と訓練を受けたプロではあれば、今回のニホンザルの捕獲も人材的には2名の担当者と1時間も時間があれば実行されたと思われる。
私も以前にアルバイトではあるが、野生動物や危険生物の駆除、蜂巣の撤去や麻酔銃を使用、これが認可(許可制)なので、日本ではあまり使用されないケースが多いのです。
ですから、私は法の改正と速急の麻酔銃の使用許可を認めて欲しいと願っている。
もし、渋谷の地下鉄に巨大な毒蛇(コブラクラス)の姿を現したらどうなるだろうか、まず興味半分で子供が手でも出したらぞっとするが、けが人や死者も予想される。
現に、千葉県の沼には「噛みつき亀」が野生化し、駆除に担当者が当てられ、多額な税金が投入されている現状があるのです。
野生のニホンザルは意外と臆病な生き物なので人間にはすぐ襲ってここないが、興味は分に、携帯電話のカメラでそれもフラッシュを点けて撮影することは実は危険行為と言えるのである。驚いたサルが襲ってくる可能性もあるのです。
逆にサル公園といわれている。高尾山や猿山のニホンザルの方が危険な場合がある。雄同士のボスの座の争いや繁殖時のなどの時には、顔を赤くして威嚇してくる。
このようなときに面白半分にサルをからかうと襲われる。
サルの怖さは、牙と何より握力は200kg以上あるのです。もし、子供が腕を捕まれたら簡単に腕の骨が折れてしまう。参考にゴリラの握力は500kg近くもあるのです。野生の生き物達は自然の環境で生活と生態を営んでいるからである。つまり、自然に適応するために彼らは進化し、対応しているのである。
今回の渋谷の地下鉄に姿を現したニホンザルは何処から来たのか想像も出来ないが、私の予想では、神奈川県の足柄山周辺に野生のニホンザルが多く居るが、サルの群れから離れた一匹が何百距離も移動することが確認されている。
自然界では食べ物が不足しているため、民家の畑の野菜や果物を食べてしまうのである。都心に入れば、生ゴミなど漁れば食べ物に困る事はない。
ゴミ箱の蓋などサルは簡単に開けてしまうのである。ヒトが威嚇し、驚かしてもニホンザルすぐに逃げ出すが、時間が経てばすぐにまた姿を現す。そこに餌があると認知しれば、簡単には逃げ出さない習性があるのです。
人間が考える以上にニホンザルは賢く、執念深いのである。
私は、ヒトの五感、脳研究以外にも、動物の保護や生態などの研究にも取り組んでいる。私の実績としては2000年の12月に試行された「愛護法」の改正に取り組んだ事がある。
2000年の夏に同時の法務大臣(臼井日出男先生)に一通の手紙とメールを送ったことから始まる。テスト動物やペットの扱いの現状、26年間動物に関する扱いの法律が改正されていない現状を訴え、臼井先生が私の訴えに答えた形になり、同年の10月に臨時国会が開催され、私も招待されました。
全員一致で可決され、同年12月1日から試行され、現在は愛護法と名称も変更になり、現在一部新たに改正もなりました。
今後は、日本にも「アニマルポリス」の制度の導入を目刺し、野生動物や生物たちの保護を呼びかけて参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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我慢できない脳!

2008-08-22 00:00:28 | 感覚
先日、私が電車で帰宅途中に男の子の兄弟とお母さんがデズニーランドの帰りか、弟、推定年齢5歳と兄、推定年齢7歳ぐらいの男の子が電車に乗り込み、すぐにその兄弟は座りたいと言いだし、ごねたのである。
弟の方は立ちながら眠ってしまったので母親が抱っこするのかと思ったら、そのままにし、ぐずり始めたのである。
私の横に座っていた女性が立ち上がり席を譲ったのは良いのだが、母親は何も言わずお礼もしなかったのである。
私の信念として子供達には電車で絶対席を譲らないことにしている。
私の二人の娘が幼い頃には、電車では余程席が空いていない限り、座らせなかった。
つまり、我慢をさせたのである。また、我慢を教えたのである。
弟が座ったので兄は、電車内をうろうろして空いている席を探し、座ったのである。
高齢者が立っていてもその子供は関係ないような顔をしていたのである。
このように子供の頃から「我慢」を教えないと、ヒトの脳は体験不足と我慢が出来ない脳に成長してしまうのである。
ヒトが我慢を司っているのは「前頭葉」という脳部位で感じ、我慢をするのである。幼い頃から我が儘に育ち、我慢を教えないとこの前頭葉が未発達のまま成長し、大人になっても我慢が出来ず、忍耐力も低下し、興奮しやすく、切れやすい理性の働きも低下するのです。
ヒトの前頭葉には「我慢中枢」が存在しており、この我慢中枢を鍛錬させるのは幼い子供の頃から我慢を教え、体験させることである。そして、我慢したら今度は褒めてあげることである。
ヒトの前頭葉には五感からの情報を統合判断し、決定する働きもあり、思考性や創造性など高度な思考なども前頭葉が関わっているのです。
勿論、我慢中枢も存在しておりますから、忍耐力にも関係してきます。
特に日本人は昔から忍耐強い民族として知られてきましたが、最近の日本人、特に子供達や若者達ではこの忍耐力や我慢強さが欠如しております。
ですから、前頭葉全体の活動や活性化に繋がらず、正しい判断や理性が出来ない人達も居られます。
私達ヒトの脳は外的情報(五感)から入力(インプット)し、計算→判断→決定→行動(アウトプット)するのですが、幼い頃から忍耐力や我慢強さがないと正しい判断が出来ません。判断は時には理性を伴い、してはいけないこと、行なってもよいことと判断するのです。
勿論、犯罪などもそうです。正しい判断が正しい決定に繋がり、行動になるのです。
これらの脳の働きはヒトの脳の前頭葉が主に働いており、ヒトが人間らしい行動や思考性などを司っているのです。
ですから、私は子供の躾と教育のためにも我慢強さと忍耐力を身につけさせ、頑張ったら褒めてあげることでヒトの前頭葉は発達し、活性化するのです。
皆様のお子様は如何ですか、電車で周りも気にせず、すぐに座りたいとぐずりますか、我が儘を言いませんか?
例えば、アフリカの食糧難で困っている子供達はトウモロコシの粉を引いたものを一日一食しか食べられません。
お腹が空いてもっと食べたい、毎食食べたいと言えないのです。
つまり、我慢しているのです。
アフリカの子供の中には、NGOから支給された食事をわざと残し、兄弟や親にその食事を分けるのです。
このように我慢を体験し、我慢強くなるとヒトへの思いやりや優しさに繋がるのです。
ですから、私は日本の子供達にも我慢を教えるべきであると提唱しているのです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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スポーツ選手の選手生命が伸びている!

2008-08-21 00:00:28 | 感覚
選手寿命延び、30代活躍 練習環境や医療施設も充実
記事:共同通信社提供:共同通信社【2008年8月11日】
選手の競技寿命が延び、北京五輪の日本選手は30代以上が約5分の1となった。バレーボール男子を4大会ぶりの五輪に 導いた38歳の荻野正二(おぎの・まさじ)主将(サントリー)は「体力で負けたとしても、引き出しの多さ、精神面で負けない。自分はまだ20代のつもり」 とプライドをにじませた。
36歳で4度目の五輪となる陸上男子短距離の朝原宣治(あさはら・のぶはる)(大阪ガス)は「おっさんにはきつ い」とレース後に軽口をたたくが、存在感は衰えない。5度目の五輪で3連覇と「ママでも金」に挑む柔道女子の谷亮子(たに・りょうこ)(トヨタ自動車)は 32歳で優勝すれば、日本柔道で初の30代金メダリストになる。
ベテランが競技力を維持できる背景には、練習環境の充実がある。国立スポーツ科学センターには医科学や心理学、栄養学の専門スタッフが常駐する。スポーツ界悲願の強化拠点、ナショナルトレーニングセンターも完成した。ホッ ケー女子で37歳の加藤明美(かとう・あけみ)主将(HANNO)は「けがの治療やリハビリ技術が10年前と比べものにならない」と違いを説明した。
一流選手には協賛企業が付き、最新の練習方法や体の手入れに投資できる環境もある。1992年バルセロナ五輪で14歳の岩崎恭子(いわさき・きょうこ)が 金メダルを獲得した日本の競泳は、かつて10代でピークを迎える選手が多かったが、最近は社会人で活躍する選手も増えた。
現在のスポーツは以前のように根性や気合いでは世界では通用しないのである。
科学的なデータ応用や脳生理学、心理学、医学科、栄養学などのサポートがあって初めて世界で闘えるのである。
平泳ぎの北島選手にはチーム北島というスタッフ、コーチやメンタルトレーナーなど20名からなるスタッフによって支えられ、精神力や身体、栄養などの面からバックアップしているので金メダルがとれたのである。
泳ぎ方も早く効率よく泳ぎ、ハイテク水着を着用し、0.1秒の世界で競い合うのである。つまり、スポーツ科学の見地から考えられているのである。
私はこれらから枢位し、北島選手は次期ロンドンオリンピックでも活躍できると確信している。
以前なら、30歳を過ぎるとオリンピックや選手生命は終わりだとされていた頃がある。
現在は、肉体的にも精神的にも30歳代なら活躍できるのである。
私は、脳の活性化と感覚の鍛錬によって可能になると考えている。私が提唱しているスポーツと五感(感覚)の鍛錬が筋肉や肉体の鍛錬同様に重要な鍵に成るからである。
ヒトの身体は筋肉だけは鍛錬しないと衰えるし、逆に鍛錬すれば、高齢者でも重いバーベルを持ち上げることも可能なのである。
以前にテレビで鉄棒の大車輪をしていた老人は70歳になるが、握力と腕力は私達には真似が出来ないのである。
現に、毎日腕立てを100回以上しているとの話を聞いて私は驚いた、70歳の老人に可能なのかと疑ってしまうが、テレビで鉄棒の大車輪をしている老人は、本当に大車輪を行なっているのである。コンピュータ処理したりはしていないのである。
以前に、私共の研究所と体育大学でスポーツ選手と一般人の脳の活動や働きについてMRI画像による判別を行なったことがある。
特にスポーツに励んでいる人達は「小脳」が著しく発達しており、普通の人の1.5倍位大きくなっているヒトも居られました。
また、筋肉活動の音も大きく活発である。心臓などの心拍数も遅く、中には心臓肥大になるほど大きいヒトも居られました。
私達でも普通に筋肉活動の音を聞くことが出来ます。静かな場所で両耳に人差し指で耳の穴を塞ぐと「ゴォー、ゴォー」と流れているような音が聞こえるはずである。
この音こそが筋肉活動の音なのである。現に筋肉に補聴器を当てて聞いても同様の音がします。
スポーツ選手の多くは、このように自己が発する筋肉の音や肉体の音などが普通の人では発していない音があるのです。
また、心臓を動かすための発電能力も非常に高いことが知られている。
私達の脳では4Wほどの電力を発しますが、心臓では瞬時に脳の何倍もの電力を発するのです。
このようにスポーツ選手やヒトの身体のメカニズムを解明することで、選手生命を伸ばすことも可能に成っているのです。
スポーツに限らず、ヒトの記憶や勉強などでも同様に年齢に関係なく、鍛錬し、脳を活性化させ、五感を総動員して記憶すれば加齢と共に衰えると考えられていた記憶力も向上するのです。
記憶力がアップすれば、脳の若返りも可能なのです。
つまり、ヒトは身体と脳を鍛錬すれば生涯現役で居られることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、




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青森県にスポーツ選手が多い理由!

2008-08-20 00:07:34 | 感覚
今年の北京オリンピックにも重量挙げの堰川選手、10000mの福士加代子選手、レスリングの伊調姉妹 柔道の泉浩、アーチェリーの古川選や卓球の福原愛選手も青森山田高校出身である。生まれは宮城県である。
それから、ソフトボールの日本の監督も青森県出身である。
以前にも柔道の現日本柔道監督、斉藤氏も青森県出身で金メダルに輝いている。
青森県は高校からレスリング、卓球、体操、相撲、ソフトボールとスポーツ王国と言われ、多くの選手を排出している。
ボクシングでは、畑山前チャンピオンなども青森県出身である。
余談ではあるが、私の姪も8年前に高校のインターハイで「少林寺拳法」有段者の部で日本一に成っている。
私が青森県出身だから青森県の選手を取り上げたのですが、今回の北京オリンピックに参加されている選手の多くは、母親の実家が青森県などの人も居られます。女子バレーボールで活躍している。木村沙織選手の母親の実家も私の実家の隣町である。
なぜ、青森県がこのようにスポーツ選手を多く排出しているかというと、それは、風土と環境や文化にもあるのです。
青森県には、津軽弁で「じょぱり」という言葉がある。標準語に訳すと「意地っ張り」や「頑固」などと訳される。
青森県地区は11月の後半から3月にかけて猛吹雪になり、雪の中で生活することになるのである。
だから、野外スポーツより室内の競技やスポーツが熱心に行なわれている。
現在は、雪の中でもサッカーや野球が出来るように私の実家の近くにはミニドームがある。
厳しい寒さに耐え、猛吹雪にも耐えなければならない。このような風土がじょっぱり精神を強くするのである。
他にも、食事環境や夏場の環境が良いのである。スポーツ選手には欠かせない美味しい食事が出来るのである。
何より、空気が澄んでおり、夜になると天の川が見えるほど空気が綺麗である。
食べ物も美味しく、夏場スポーツ関係者、プロの選手達も青森県に夏場合宿する関係者も多いのである。
充実した施設も整い、食事と環境面からサポートできるのである。
また、精神世界で闘う選手達には「精神力を養うのには」青森県が適していると私は考えている。
耐えるという感覚を子供の頃から身につけ、そのように教育されてきました。
勿論、私も同様に寒さに耐え、厳しい冬を乗り越え、私も学生時代バレーボールに励みました。
つまり、青森県人は我慢強く、意地っ張りがスポーツでの戦いにむいているだと思う。
だから、根性があり、世界でも通用するのである。今までメダルに輝いた選手の多くが青森県人なのである。
私は全国でも珍しい県だと提唱している。それは、独特の風土と環境がこのようなスポーツ王国になったのだと感じている。
青森県でもスポーツ施設には力と予算もかけている。充実した施設や指導者の育成などにも取り組んでいる。
現に山田高校は、全国から優秀な人材を集めて、卓球、体操、野球など実績を上げている。
残念ながら相撲王国に陰りが見え始めている。高校のインターハイも以前は青森県が何度も優勝していたが、現在は他の県の高校が優勝している。
私は人の脳の研究から、スポーツで活躍する人とそうでない人との脳レベルで解明したことがあるが、運動神経の良い人と呼ばれる人達は、脳画像などで見るとハッキリと分かるのである。
運動の記憶を司っている「小脳」が普通より大きく発達しているのである。
また、反射神経やニューネットワークの伝達速度など本当に早いのである。
これらは、日々の練習の賜であり、努力の結果なのである。
日本人の多くにプッレシャーに弱い、本場に弱い日本人のスポーツ選手と名指しされたこともあるが、最近のスポーツ選手は大舞台で活躍し、プレッシャーに強くなったのである。
これらは「メンタルトレーニング」を実施しているからでもある。
試合前に音楽を聞いたりしてリラックスしたりと冷静にプレーが出来るように自己コントロールしているのである。
人がプレッシャーや大勢の前で緊張すると「頭が真っ白になった」と表現されるが、これはパニックにも似ているのである。頭の中で空白になり、真っ白になったように感じるのである。
これらの状態では、正しい判断や思考が不可能になり、極度の緊張から自律神経に影響を与え、心拍数の上昇、冷や汗、血圧上昇などの症状が現れるのです。
これらは極度の緊張からパニック状態になると脳の視床下部に影響を与え、自律神経に左右するのです。
つまり、大舞台などで緊張しない、上がらないためにはメンタルトレーニング、自己の脳をコントロールするトレーニングが必要になります。
それは、自己の脳に自信や快感を得ることが重要になるのです。
自信をなくすとヒトの脳は、活動域を狭め、ストレスや極度の緊張などに繋がるのです。
ですから、不快に感じ、益々脳の活動範囲が狭くなるのです。
日々練習に励むのは、スポーツ選手にとってこの自信を取り戻し、自信を身に付けるために日々鍛錬するのです。
青森県人はこの脳の鍛錬、日々の鍛錬を粛々と行なっているから活躍できるのです。
今後、スポーツ関係者の方々で私のブログ拝見している関係者が居られたら、是非、夏場の合宿は青森県で行なって頂ければ効果は上がると思います。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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諦めない(脳)

2008-08-19 05:34:55 | 感覚
現在、北京オリンピックが開催されているが、日本人の若い人達の活躍も目立っている。
フェンシングの大会でも22歳の太田雄貴さんが日本人初の銀メダルに輝いたのである。
日本人初であり、現在フェンシングを行なっている人達は1万人足らずと決してメジャーなスポーツではない。ましてやヨーロッパ発祥の地であるフェンシングが東洋人によって銀メダルに輝いた事は、奇跡に近いものである。
オリンピックに参加している選手の多くは決して楽に勝ち上がり、国内大会を勝ち抜いてきたわけではないのである。
何度も挫折を切り返し、諦めずに頑張ってきた結果なのである。
ましてや世界のトップになれるのには、並大抵の努力では達成できないのである。
ここまで、人は強くなれるかと考えさせられる。
やはり、人が強くなれるのには、今まで努力してきた課程や何より、「諦めない」という思考が重要なのである。
スポーツ界に限らず、仕事や勉強でも同様に頑張るという諦めない思考が大切なのである。
ヒトの脳は、楽なこと、快感、楽しいが大好きで、辛い、不快、楽しくないが嫌いなのです。
ですから、すぐに辛いことや楽しくないことはすぐにヒトの脳は諦めてしまうのである。
やはり、辛いことより楽なこと、楽しくないことより、楽しいことがヒトの脳には快感になるからである。
ヒトの脳内では、快感は脳のご褒美のように脳内に快感物質「ドーパミン物質」が分泌され、快感を感じるのである。
とくにヒトの脳は屈辱や悔しさを感じると次は頑張る。快感したいと思考するのである。
ましてやメダルが欲しい、夢を達成したいと強い思考性を持った人達では、この達成感や快感のために、ヒトの脳は「諦めない」のである。
実は我々人間の脳には秘められた脳力が存在しているのです。
自分では出来ない、駄目だとすぐに諦めてしまいますが、このような自己のボーダーラインのようなものが存在しており、このラインを乗り越えることが諦めない、頑張るということに繋がるのである。
ヒトの脳には「潜在能力」が備わっており、私達はその能力に気づいていないだけなのです。
ですから、頑張ったヒトには理解できるはずである。自分では考えもしなかった事が出来たり、自信に繋がるのも、この潜在能力の結果なのである。
自分では考えもしなかったことが出来たり、可能にしてくれるのも、私達の脳の働きなのです。
ヒトの脳力は神秘的で、小宇宙と言われる由縁はこの脳力の秘めたパワーなのである。
私達ヒトの脳では、誰でもこの潜在能力を秘めており、この脳力を引き出すのが「諦めない、頑張る」という思考なのである。
確かに、夢や目標に対して頑張ることは大変な体力と精神力も必要とする。しかし、諦めず頑張れば誰でも潜在能力を引き出すことは可能であり、優れた才能や能力に繋がるのである。
だから、私は多くの人達に夢と目標を持って、その夢や目標を諦めず、頑張ってみることであると提唱している。
何れ、その頑張った結果が良い方向に向かい、良い結果に繋がるのである。
現在、何かにつまずき、悩んでいる人達に、決して諦めず頑張ってみることである。但し、あまり頑張りすぎて疲れてしまい、精神的に参ってしまっては逆効果なので、時には休息し、充電しながら頑張ってみることである。
私は、これら脳生理学から皆様を応援し続けて参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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日本の農業の未来!

2008-08-18 06:20:41 | 感覚
私の実家は農家であるが、現在は昔の日本の農業と大違いである。
機械化も進み、今や農業というより「農産業」と言えるほどである。
つまり、株式会社化されているのである。
日本の農業の自給率が39%から40%に上がり、今後も自給率のアップが期待されているのである。
今まで日本の農家は40年間虐げられてきた現状がある。ところが最近は自給率のアップや外国からの農作物の輸入制限や外国米の課税の見直しなど、世界中で食糧難という課題から世界中が取り組んでいる。
では、未来の日本の農業はどのよう枢位するかというと、ビルで野菜や稲、穀物が育つ時代に入るのである。
現在、テストケース(実験)として、銀座のビルの地下で野菜が育っているのをご存じだろうか?
野菜は、そもそも、太陽光で育つ物だと考えられているが、太陽光だと野菜が育つまでに3ヶ月ほど月日がかかるのである。
勿論、ハウス野菜と言える野菜も同様に日数がかかるのである。
では、建物の地下で野菜が育つというのは、どのような状態で野菜を育てるかというと、光合成を人工的な光によって野菜を育てるという試みである。
現在の研究では、如何に野菜を安定供給出来るかにあるのです。
人工の光で野菜が育つのである。勿論無農薬であり、露地物と言われる野菜の何と6倍ものスピードと栄養素に限っては何倍もの栄養価があることが研究で解明されているのだ。
私達は、これらの野菜や稲作を近未来農業と呼んでおり、銀座で農業が可能なのである。
これら現実化させてくれるのが光り光合成の働きからである。人工光「赤と青」を当てた野菜は、太陽光の6倍ものスピードで育ち、栄養素も高いのである。
勿論、無農薬であり、安定供給が可能なのである。
稲作も同様で、巨大なハウスを利用すると壮大な土地も要らなくなり、冬の期間でも稲作が可能となる夢のような話である。
これら私共は「ハイテク農業」と呼んでいるが、実用化も野菜では5年後ぐらいで可能になり、稲作も研究次第では10年後ぐらいから可能になると考えている。現に「もやし」はこのハイテクな技術を応用し、工場でもやしが生産されているのである。
これらハイテク農業が現実化し、可能になれば、日本の農業の自給率も50%以上になり、世界で一番食の安全な国になるのである。
私は、実家の甥にこのことを話し、近い将来ハイテク農業の指導者になって欲しいと願っている。
日本という国土の狭い国での農業が理想的な農業に変革する可能性もあるのです。
農業のイメージは「汚くて、大変だ」などの悪いイメージばかりありますが、近未来では、農業が格好良く、大袈裟ではないが農業が日本の産業になる可能性もあるのです。
そして、若い方々が日本の農業に従事して頂ければ幸いである。
私の実家でも、甥が跡継ぎをしているので安心だが、多くの日本農家では跡継ぎ問題、後継者の問題、日本の農業の従事者の高齢化問題など、このままの現状が続けば、日本の農業は衰退してしまい、日本の食糧自給率が低下してしまう結果に成りかねないのである。
これらの諸問題を解決するためにも、ハイテク農業が必要であり、急務なのである。
私は多くの人達に日本の農業の「将来は明るい」と提唱している。
それは、今後、食糧自給率の向上が最重要課題であり、農業の後継者を育て上げることが私共の役割と考えている。
これらのシステムを導入することで都心や狭い場所でも農業が可能になり、若い人達が農業に従事する風景がみられることを期待している。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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33年ぶりの同窓会にて!

2008-08-16 22:39:37 | 感覚
私の中学時代はバレーボールで始まり、バレーボールで終わった中学時代でした。
その同級生、懐かしき3年11組の生徒達が20人集まり、中学時代の思い出や現在の仕事ぶり、私の研究内容や私の活動なども紹介致しました。
学校の先生や一度都心に勤務し、実家に戻った人達など様々な人生模様があります。
私の中学時代は、勉強もせず、スポーツばかりしてバレーボールに励んでおりました。私の人生の中でも現在まで健康で若々しく要られるのも、私はバレーボールとの出会いがなければあり得ませんでした。
現在もママさんではありますが、コーチをしており現在も週に二度バレーボールをしている。幾ら仕事が忙しくても、体育館に会社から直行してコーチをしている。
私の日課でもあり、活動の一環でもある。私が実年齢より10歳も若く見られているのは、運動とストレスを溜めないからであると自負している。
何より、同級生が驚いたのは、私の記憶力である。事細かい内容や思い出が走馬燈のように色鮮やかに甦るのである。
丁度、時空空間を逆行し、33年前にタイプスリップしたように脳裏に映像として私の脳には見えるのである。
あこがれのマドンナを自転車の後ろに乗せて、自宅まで送り、自宅で紅茶を飲んだことや、同級生の女性に怪我の治療をして貰ったこと、バレーボールの試合の時に、クラスのみんなから応援されたことなど本当に鮮明に記憶している。
発した言葉や担任の先生から言われたことなど記憶が色あせないのである。
私の特技と言えば其れまでだが、実はヒトの脳は、記憶を辿り、引き出す能力を努力すれば、忘れているのではなく、記憶に気づいていないのである。
私がみんなより記憶力に優れているのではない。記憶の引き出しから記憶を引き出すのが出来るからである。
皆様も、最近記憶力や思いだし能力が低下してきたと悩んでいる人達は、実は諦めが早いのである。
私の場合は、諦めず思い出すまで時間をかけても思い出すように努力しているからである。
つまり、日々、脳を鍛錬しているということである。
皆様も、年内にクラス会などを予定されている方は、是非ご参加し、懐かしい学生時代(青春時代)を思いだし、懐かしく感じて欲しいと思います。
私は今年で50歳に成りますが、クラスの中には病気などで3名の人が亡くなられ、担任の先生も亡くなられたと知り、ショックでした。
中学生時代のイメージがあり、人は老いると強く感じましたが、私は常に感覚だけは若く保つ努力をしている。だから、おしゃれにも気を遣い、感覚的にも同年代と全く違った感覚を持ち得ていると自負している。
そうでなければ大勢の前で感覚の話や五感などの講演、講義、コメントなど出来ないのである。
私は老いは脳からと考えている。自己の脳が衰え、鍛錬を怠ると身体的な衰えよりまず人は脳から衰えるのである。
このことをご理解頂き、私は年だから、無理だと諦めず「好奇心」を持って、幾つになっても夢を持ち続け、それに向かって頑張ることである。
私には、これからやりたいこと、目標、夢、好奇心は勿論持っている。
私には人生の生き方に拘りがあり、「知、体、気」である。つまり、知は知識意欲であり、体は肉体の維持と、気はやる気の気力である。
これらは全て健康脳の維持と健康体の維持に繋がるのである。
だから、私は自分の年齢を50歳と感じてない、都合のよい人間なのである。
つまり、実年齢を自覚していないのである。何時までも若いつもりなのである。
若さを維持するためにも努力は必要である。努力せずお金をかけて若返るのではない。
見た目の若さではなく、「心技一体」の若さの維持なのである。
心と身体は一緒という考え方であり、現在の若い人達には理解が難しいのである。心は脳にありと言われるのは、私達脳生理学者には定説であり、心の挫こそ脳なのである。
つまり、脳と内臓、身体は繋がっているということである。
私は33年ぶりの同窓会に参加し、決意を決めたのである。
私の活動を活かし、地元に残っている同級生の健康管理や健康診断と高齢化に向けて、地元の総合病院への支援、医療関係者の支援派遣など構想している。
近い将来、私の地元(実家)に出来れば、病院など新たに設立したいと夢を見ている。同級生の為にも、私は今後努力して参ります。
3名の友と担任の先生のご冥福をお祈り致しますと同時に、同級生の今後のご多幸とご健康を心からお祈り致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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歌い手(歌手)は聴覚の達人!

2008-08-11 00:00:04 | 感覚
以前に私のブログでも紹介したが、歌い手や音楽家の多くは音楽という、感覚を常に感じながら、人に感動や時には人を励ましている。
※音楽は幼い脳を養う
『Brain』で発表された同研究では、4-6歳の小児12例を対象に、1年間にわたり音楽などの脳の開発手段に対する脳の反応を比較した。
研究の開始時点で、小児の半数がSuzuki音楽スクールに入学し、残りの半数は学校外で音楽レッスンを受けなかった。
その結果、1年間の研究期間中に両群間に発達の差が認められた。
予想通り、音楽レッスンを受けた小児は音楽レッスンを受けなかった小児より、メロディー、ハーモニー、およびリズム処理に大きな向上が認められた。さらに、音楽の訓練を受けた小児の方が、注意および音識別に関わる脳の部位において、バイオリンの音に対する脳の反応が大きかった。
しかし、同研究では、音楽レッスンを受けた小児の方が、数桁の数字を聞いて、それを覚えておき、繰り返すという非音楽的な一般的記憶検査の向上の度合いも大きかったことが認められている。
「これは音楽訓練を受けた低年齢小児と同訓練を受けなかった低年齢小児における脳の反応の変化が1年の訓練期間の後に異なることを示した最初の研究である。こうした変化は音楽訓練に伴ってみられる認知機能向上と関連する可能性がある」とTrainor氏は述べている。
芸術家や音楽家など創造的な能力を必要とする職業では、創造、独創性の新しいものをみずから創りだす能力を必要とする。
これらの能力は、ヒトの脳の巨大化した大脳新皮質、中でも前頭連合野には、創造性を生み出す部分がある。
ヒトの創造性や独創性は、前頭連合野へ向かうA10神経でドーパミン(快感物質)が過剰に分泌され、前頭連合野が過剰に活動し、試行錯誤しながら自由奔放な発想が湧き、創造性や独創性が発揮できると考えられている。
天才と狂気は紙一重である。
創造性などの素はドーパミン(快感物質)が関わっている。このドーパミンの過剰分泌で「創造性」が生じる、このことは、快感と創造性が密接な繋がり、「快感が創造性を創り出す」といっても過言ではない。
また、A10神経を中心としたドーパミンの過剰分泌は幻覚、妄想などの感覚を生み、果ては精神分裂病を生じさせることもある。
この精神分裂病もドーパミンの過剰分泌に関わっている。
実際、歴史的にみても世界的に有名な芸術家、特に画家には分裂気質の人達が多い。
ヒトの脳では、芸術などは「右脳」が関わっている、他に右脳は空間認知なども司っている。
音楽家の脳は、特に五感の内でも「聴覚」が非常に発達している。現にバッハの頭蓋骨が現在まで存在しており、頭蓋骨が変形するほど、聴覚が発達している。
上のスライドを見て頂ければ分かるが、矢印の部分が異常に盛り上がっている。
聴覚野が普通の人より、脳の皺や溝が深く、脳細胞の数も多くあることが理解できる。
また、音楽家は、ピアノなど弾きながら聴覚だけでなく、視覚も刺激されるという実験結果がある。それは、普通の人がピアノを弾いたときには、聴覚や触覚の一部だけが刺激されているがプロの音楽家は、聴覚はもちろん、触覚、視覚までもが刺激されている。そのことにより名曲などを作曲できたのだと想像できる。
つまり、バッハなどはピアノを弾きながらオーケストラが視覚的に脳の中で見えていたのである。だから、複数の楽器の音が忠実に頭の中で浮かんでおり、そのことにより、独創的で創造的な音楽が完成したのである。
だから、作曲するときにはオーケストラが脳の中で見えており、メロディーも脳の中でイメージとして湧いてくるのである。
ある音大の生徒に協力して貰い、MRI(脳波実験)により、面白いデータが出た。
ピアノを弾きながら作曲するのでなく、脳でイメージしながら作曲して貰うという実験です。実験の結果、最も活発に活動している脳部は「聴覚野」(前方大脳側頭極)、この部分は聴覚野でも特別な部分で、作曲を創る時に「複数の楽器の音が忠実に頭の中で再現」されている。
同時に視覚野が刺激されている。音をイメージしている時にオーケストラなどが頭の中で浮かび上がるという。
私のブログを音楽関係者や芸能関係者の方々も閲覧しており、よくメールを頂く事があります。
特に音楽関係者の方々の多くには人の五感の内でも特に聴覚に優れている人達も多いのである。中には「共感覚者」という、五感が同時に働く人達が居られます。
例えば、音楽を聞いていて聴覚が刺激されているのに同時に色が浮かんで見えたり、匂いを感じる人達が居られるのです。
私達では、音楽を聞いても、色が浮かんだり見えたりすることは有りません。
五線譜に色がついて見えるとか、匂いを感じることがあると言います。
これらの感覚が音楽に携わる人達の多くに存在するという事実があります。
プロの歌手や音楽関係者、芸術関係者など「感性」を必要とする人達の多くにこの共感覚者が多いというデータもあります。
私は音楽が好きだが、残念ながら共感覚の持ち主でもなく、歌が下手である。
歌は聴くものだと私に限っては考えている。
私は音楽関係者など「素敵な人達」が多いのに驚いている。
やはり、私達とは違った感覚の持ち主が多いのである。
今後とも音楽関係者、芸能関係者などの方々を応援して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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8月10日は「健康ハートの日」

2008-08-09 00:48:26 | 感覚
8月10日は「健康ハートの日」。1985(昭和60)年、日本心臓財団設
立15周年を記念して、8(ハー)・10(ト)の語呂合わせで制定されたも
のです。心臓が「健康ハート」という愛称で呼ばれると、なんだかそれだけで
も活力がわいてくるような気がします。もちろん、そうはいっても心臓は大切
な臓器。ほかの臓器ともども、日ごろから無理をせず、摂生して大切にするこ
とが必要です。こういった記念日を機会に、定期的に健康診断を受けてみるの
もよいかもしれませんね。
日本心臓財団では「心臓は健康の源」と考え、「健康ハート10ヵ条」を提唱
しています。日ごろの健康管理にも役立つヒントがたくさん盛り込まれている
ので、ここでご紹介します。
●「健康ハート10ヵ条」
1.血圧とコレステロールを正常に。(太りすぎ、糖尿病には注意して)
2.脂肪の摂取は、植物性を中心に。
3.食塩は調理の工夫で、無理なく減塩。(1日、6g未満を目標に)
4.食品は、栄養バランスを考えて。(1日、30食品を目標に)
5.食事の量は、運動量とのバランスで。甘いものには要注意。
6.つとめて歩き、適度な運動。
7.ストレスは、工夫をこらして上手に発散。
8.お酒の量は、自分のペースでほどほどに。
9.タバコは吸わない。頑固に禁煙。
10.定期健診わすれずに。(毎年一度は健康診断)
ところで、心臓は何でできているかご存じですか。実は、筋肉なのです。とは
いっても、手足などにつく筋肉とは異なる、「心筋」という特殊なもの。この
心筋が収縮することで全身に血液を巡らせ、心臓はポンプの役割をするのです。
このときに全身を巡る血液は、体のエネルギー源となる酸素や糖などを含んで
います。体を動かしたり、運動したりすると、体内の細胞はより多くのエネル
ギー源を必要とします。すると、心筋はより多くの血液量を巡らせようと働き
ます。これを繰り返すことで、心筋は徐々に厚くなり、機能が向上していくの
です。
スポーツ選手に多い「スポーツ心臓」とは、運動を続けたことで心筋が厚くな
り、心臓が肥大化したもの。激しい運動が習慣化したために、それに対応でき
る心臓へと変化したのです。
日常生活で心肺機能を高めることは、さほど難しくありません。さまざまな内
臓の中でも、鍛えて強くできる可能性の高いものは心臓と肺です。ただ、それ
ぞれの健康状態に合わせた鍛え方をすること、無理はしないことが前提です。
楽しく続けられるスポーツなどをするのもいいでしょう。また、特別にスポー
ツをしなくても、散歩やウォーキングなどを習慣づければいいですね。少し心
拍数が上がるくらいの無理のないスピードで歩いてみてはいかがでしょうか。
また、「心臓」という言葉は思わぬ使い方をされることもあります。対照的な
のは「ノミの心臓」と「心臓に毛が生える」。「ノミの心臓」とは、気が小さ
くて、プレッシャーやストレスに弱いこと。そのために、いざというときに本
来持っている力を発揮できない場合もあります。一方、「心臓に毛が生える」
とは、恥ずかしがらず平然としている、堂々としている、あるいは、ずうずう
しいという場合にも使います。こんな言葉が誕生したのも、それだけ心臓が重
要なものだからでしょうか。
世界的にも長寿な、日本人の平均寿命。それを支えているのは「健康ハート」
でもあります。それぞれの体の状態に合わせた無理のない運動習慣で、心臓を
大切にしましょう。
東京電力テポーレメルマガより引用、
私達の心臓は1分間に約65回~70回心拍します。像は体も大きいので1分間に約30回程度、ネズミに至っては1分に数百回の心拍があります。
ほ乳類では一生の内で10億回平均と心拍数は同じです。ですから、ネズミの寿命は2~3年、像は60年以上と長生きです。
但し、ペットの犬では、体の小さなチワワが10年以上長生きします。
これらは自然界の生き物ではなく、愛玩用として遺伝子の掛け合わせや外敵が居ないなどの条件があるからです。
例えば、マラソン選手などでは多くの選手に「心臓肥大」が確認されます。
私達が1分間に約70回前後の心拍なのに対して、マラソン選手など持久力を必要とするスポーツでは、心拍数が極端に遅く、少なくなります。
以前に大学のマラソン選手の心拍測定をしたところ、1分間に45回~50回前後と遅いものです。
そして、マラソンで走ったときに私達の心拍数に近づくのです。私達がマラソンをして、長い距離を走れないのは、筋力より心拍数に関係しているのです。
私達では1kmも走れば、1分間に100前後と心拍数が上昇してしまい、心臓が待たず、無理をして走れば、心臓発作や心臓痙攣を起こしかねないのです。
私達の心臓は毎日休むことなく、動き続け、長生きな人の心臓は110年以上も毎日、心拍するのです。
本当に心臓は臓器の中でも、常に動いている臓器で働き者である。時には休ませてあげたいと思うが、休む訳にはいかないのである。
本当にご苦労さまである。
是非、ご自分の心臓を今一度見直し、病院で検査を受診し、心臓を労って欲しいと思います。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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